JPH0579868B2 - - Google Patents

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JPH0579868B2
JPH0579868B2 JP28802589A JP28802589A JPH0579868B2 JP H0579868 B2 JPH0579868 B2 JP H0579868B2 JP 28802589 A JP28802589 A JP 28802589A JP 28802589 A JP28802589 A JP 28802589A JP H0579868 B2 JPH0579868 B2 JP H0579868B2
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Yasuyuki Shingu
Eiji Mitsugi
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体流路の開閉切換を行なう電磁切
換弁の励磁電流を切換指令信号によつて制御する
ための駆動回路に関するものであり、特に切換時
の流体シヨツクを低減するために切換時の励磁電
流を漸増・漸減させるように制御する電磁切換弁
駆動回路に関するものである。
[従来の技術] 流体流路の開閉切換を行なう電磁切換弁におい
て、弁体の移動が急激に行なわれると流体中に圧
力衝撃が生じて機器に思わぬトラブルを引き起こ
すので、従来より種々の対策、所謂シヨツク防止
策がとられている。
従来のシヨツク防止策の代表的なものは、ソレ
ノイド装置で駆動されるスプール弁の形状を工夫
したり、スプール弁の移動によつて生じる流体流
れを絞ることによつてスプール弁の切換り速度を
変えるなどの方式で行なわれているが、この方式
では機械構造上の複雑化のみならず、可変調整が
不能な固定制御要素で構成されるので、使用圧力
や流量及び負荷条件の違いによりスプール弁の切
換時間が変動し、満足な結果が得られないことが
多い。
この欠点は、例えば比例電磁制御弁のような平
行吸引特性のソレノイド装置と、ストロークに応
じて開閉流路の開度が滑らかに変化するように流
路開閉制御部の形状に工夫を加えたスプール弁組
立体とを用い、オンオフ時のソレノイド装置の励
磁電流を徐々に増減してスプール弁をゆつくり移
動させるように電気的に制御することにより解決
され、このようなものの従来例としては、例えば
特願昭62−217035(特開昭64−058890号公報)な
どを挙げることができる。
すなわち、この電気制御方式のシヨツクレス型
電磁切換弁の駆動回路においては、ステツプ状の
切換指令信号に対してオン時の立上りとオフ時の
立下りとの各々に対して個々の時定数回路を設け
ると共に、コンパレータ回路と組み合わせて、オ
ン時用の時定数回路の出力電圧レベルが所定値以
上になつたときに電源電荷を前記オフ時用の時定
数回路に蓄積しておき、オフ時にはこの蓄積電荷
を前記オフ時用の時定数回路で放電させることに
より、オンオフ各々で所望の漸増・漸減信号を得
るようにし、この漸増・漸減信号によりソレノイ
ド励磁電流のパワースイツチング素子をパルス幅
変調することによつてスプール弁をゆつくり切換
ることを実現し、またオン時用の時定数回路に抵
抗分圧回路を導入することによりオン時とオフ時
の瞬間に前記漸増・漸減信号に対して分圧比に応
じたオフセツトを与え、これによりスプール弁の
流路開閉制御部の開き始め及び閉じ始めまでのオ
ーバラツプ部通過時間を短くして所謂不感帯時間
を短縮することを実現している。
[発明が解決しようとする課題] 前述の従来例に挙げた電気制御方式のシヨツク
レス電磁切換弁の駆動回路では、オン時用の時定
数回路の出力レベルをコンパレータによつて検出
してオフ時以後の電流制御のための電荷を電源か
ら供給してオフ時用の時定数回路に蓄積しておく
方式であるため、オン時用の時定数回路の時定数
を大きく設定すると切換え周期中にオフ時用の時
定数回路の電荷蓄積が充分に行なわれなくなるこ
とがあり、短い切換え周期での動作時にオフ時の
シヨツクレス動作が損なわれる恐れがあつた。
またオン時とオフ時のオフセツト電圧について
もオン時用の時定数回路に分圧回路を組み合わせ
てオンオフ同一電圧をオフセツトとして与えるた
め、オフセツトの大きさをオン時とオフ時で別々
に調整することができないという問題を残してい
た。
更にこの方式では、回路構成上の理由から両ソ
レノイド型電磁切換弁用にするには各ソレノイド
装置に各々独立したスイツチング制御回路を設け
る必要があり、共用回路部分が少なく、回路構成
が複雑大型化するきらいがあつた。
従つて本発明の課題は、これら残された問題点
を解消することのできる電磁切換弁駆動回路を提
供することである。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の発明に係る電磁切換弁駆動回
路では、前述の課題を解決するために、切換指令
信号によりパワースイツチング素子を介して電磁
弁切換のソレノイド装置の励磁電流をオンオフ制
御することにより前記電磁切換弁の切換動作を制
御する電磁切換弁駆動回路において、 前記切換指令信号を受け取つたときに直ちに所
定レベルのホールド出力を生じて切換指令信号の
消失後もリセツト信号の到来までホールド出力を
生じ続けるホールド回路と、 前記切換指令信号に応じて立上りと立下りで漸
増・漸減するパターンの信号出力を生じるパター
ン発生器と、 前記切換指令信号の立上りとともに前記パター
ン発生器の信号出力と前記ホールド回路のホール
ド出力との加算信号を出力する加算回路手段と、 前記切換指令信号が消失したときに、それまで
の前記加算回路手段からの加算信号をステツプ状
に実質的に減じるように前記加算回路手段におけ
る前記ホールド回路からのホールド出力の入力条
件を切換える入力切換回路と、 前記加算回路手段からの前記加算信号出力によ
つてパルス幅変調したスイツチング制御信号によ
り前記パワースイツチング素子をスイツチング駆
動する電流駆動回路とを備えてなるものである。
また請求項2に記載の発明に係る電磁切換弁駆
動回路では、一対のソレノイド装置によつて両方
向の切換を行なう両ソレノイド型電磁切換弁のた
めに請求項1に記載の発明に従う構成を備えるも
のであり、この場合、前記ホールド回路は、一方
のソレノイド装置のための第1の切換指令信号を
受け取る第1のホールド回路と、他方のソレノイ
ド装置のための第2の切換指令信号を受け取る第
2のホールド回路とからなり、第1のホールド回
路には前記第2の切換指令信号がリセツト信号と
して与えられ、第2のホールド回路には前記第1
の切換指令信号がリセツト信号として与えられ、 前記パターン発生器と前記加算回路手段とが前
記第1及び第2のホールド回路に共用され、 前記電流駆動回路と前記パワースイツチング素
子との間には、前記第1のホールド回路が出力を
生じているときは電流駆動回路の出力を前記一方
のソレノイド装置のみに与え、前記第2のホール
ド回路が出力を生じているときは電流駆動回路の
出力を前記他方のソレノイド装置のみに与えるよ
うに前記第1と第2のホールド回路の出力によつ
て制御される出力切換回路が設けられている。
[作用] 本発明の電磁切換弁駆動回路において、電磁切
換弁のソレノイド励磁電流をスイツチング制御す
るパワースイツチング素子は最終的に電流駆動回
路のパルス出力でパルス駆動され、このパルス出
力は切換指令信号の立上り・立下り時にパルス幅
変調により平均電流を漸増・漸減制御される。
さて外部から微小電流信号または光信号などの
形態で信号線を介して与えられる切換指令信号は
ステツプ状の電圧信号であり、その立上りでソレ
ノイド励磁電流の供給を開始させ、また立下りで
ソレノイド励磁電流の遮断を開始させるためのも
のである。
請求項1に記載の発明に係る電磁切換弁駆動回
路において、ソレノイド装置の励磁を開始すべく
この切換指令信号が与えられると、前記ホールド
回路は直ちに所定レベルのホールド出力を生じて
切換指令信号の消失後も別に与えられるリセツト
信号の到来までホールド出力を生じ続ける。この
場合、前記リセツト信号としては、単一ソレノイ
ド型の電磁切換弁では外部から別に与えたり、或
は内部の適宜なタイマー回路で所定時限の後に与
えたりすればよく、両ソレノイド型の電磁切換弁
の場合はこの他に一方のソレノイド装置に対する
切換指令信号で他方のソレノイド装置に属するホ
ールド回路をリセツトするようにしても良い。
一方、パターン発生器は、前記切換指令信号に
応じて立上りと立下りで漸増・漸減するパターン
の信号出力を生じ、この信号出力の立上りと立下
りの開始時点は切換指令信号のそれと同期してい
る。このパターン発生器には、立上りと立下りの
漸増・漸減パターンを各々所定の時定数で変化す
るように別々に時定数の設定調整が可能であるも
のを用いるが、そのようなパターン発生器は既存
技術で容易に構成可能である。
加算回路手段は前記パターン発生器の信号出力
と前記ホールド回路のホールド出力とを加算入力
として受取り、前記切換指令信号の立上りととも
に前記パターン発生器の信号出力と前記ホールド
回路のホールド出力との加算信号を出力する。す
なわち、この加算信号は、前記切換指令信号の立
上りと同時に前記ホールド出力の値に対応したオ
フセツト量だけステツプ状に立上り、その後、前
記パターン発生器の信号出力の変化に従つて漸増
して行き、所定の立上り時定数による時間経過後
に一定レベルに到達することになる。
このような信号パターンで変化する加算回路手
段からの加算信号出力は前記電流駆動回路に入力
され、電流駆動回路はこの加算信号出力のレベル
変化に応じてパルス幅を徐々に大きくするように
パルス幅変調されたパルス出力を生じ、このパル
ス出力によつてパワースイツチング素子のスイツ
チング制御を行なう。
従つてソレノイドへの平均励磁電流は切換指令
信号の立上りと同時に先ず前記オフセツト量に相
当する電流値となり、次いでパターン発生器の信
号出力の変化に従つて漸増する電流となる。これ
に応じて電磁切換弁のスプール弁は前記オフセツ
ト量に応じた初期速度で移動し始めて流路開閉制
御部のオーバーラツプ部を通過し、開閉制御開始
位置に達した後は移動速度を徐々に増加させなが
ら切換位置へと向かうことになる。
逆にスプール弁を切換位置から元の位置へ復帰
させるべく前記切換指令信号をオフにして消失さ
せると、前記入力切換回路がそれまでの前記加算
回路手段からの加算信号をステツプ状に実質的に
減じるように前記加算回路手段における前記ホー
ルド回路からのホールド出力の入力条件を切換え
る。このとき前記ホールド回路は依然としてホー
ルド出力を生じているが、入力切換回路は例えば
このホールド出力を別に減算入力として前記加算
回路手段に与える。加算回路手段では先に与えら
れている加算入力としてのホールド出力を新たに
与えられた減算入力としてのホールド出力によつ
てステツプ状に減じ、この減少がオフ時のオフセ
ツト量となる場合、両ホールド出力の利得と極性
を種々に設定調整することにより、前記オフ時の
オフセツト量を独立して任意に設定することがで
きる。
従つて加算回路手段からの出力は、切換指令信
号の消失と同時に前記オフ時のオフセツト量だけ
ステツプ状に減少し、次いでパターン発生器の信
号出力の漸減パターンに従つて徐々に減少して行
くことになり、前述と同様にして電磁切換弁のス
プール弁は前記オフ時のオフセツト量に応じた初
期速度で移動し始めて流路開閉制御部のオーバー
ラツプ部を通過し、開閉制御開始位置に達した後
は移動速度を徐々に増加させながら元の位置へと
復帰して行くことになる。
一般に切換弁ではオン時あるいはオフ時におい
てスプール弁が流量制御部を充分に開いた状態ま
たは閉じた状態から移動を開始し、実際に流量が
変化し始めるまでに比例制御弁の場合よりも長い
距離を移動する。この移動距離をオーバーラツプ
距離と呼ぶ場合、オン時とオフ時のオーバーラツ
プ距離は切換弁によつて同じ場合も異なる場合も
あり、またソレノイド装置の出力トルクと弁戻し
ばねの力およびフローフオースの関係も一致しな
いことが多いので、前述のようにオン時とオフ時
の各オフセツト量を個々に設定調整できることは
意味が大きい。
請求項2に記載の発明に係る電磁切換弁駆動回
路では、一対のソレノイド装置によつて両方向の
切換を行なう両ソレノイド型電磁切換弁のため、
前記ホールド回路が一方のソレノイド装置のため
の第1の切換指令信号を受け取る第1のホールド
回路と、他方のソレノイド装置のための第2の切
換指令信号を受け取る第2のホールド回路とから
なつている。第1のホールド回路は前記第2の切
換指令信号をリセツト信号として受取り、第2の
ホールド回路は前記第1の切換指令信号をリセツ
ト信号として受取り、これによつて交互に相手側
の切換指令信号の立上りでホールド回路がリセツ
トされるようになつている。
前記パターン発生器と前記加算回路手段とは前
記第1及び第2のホールド回路に共用され、それ
ぞれ単一のパターン発生器と加算回路手段で一対
のソレノイド装置に対するシヨツク駆動制御が行
なわれる。
前記電流駆動回路もまた両ソレノイド装置に共
用され、そのため電流駆動回路と前記パワースイ
ツチング素子との間には出力切換回路が介装され
ている。この出力切換回路は、前記第1と第2の
ホールド回路の出力によつて制御され、前記第1
のホールド回路が出力を生じているときは電流駆
動回路の出力で制御される励磁電流を前記一方の
ソレノイド装置のみに与え、前記第2のホールド
回路が出力を生じているときは逆に前記他方のソ
レノイド装置のみに与えるものである。
この場合の切換指令信号によるソレノイド励磁
電流の漸増・漸減制御自体は前記請求項1に記載
の発明の場合と同様である。
本発明の特徴と利点を一層明確にするために本
発明の実施例を図面と共に説明すれば以下の通り
である。
[実施例] A:回路構成 第1図は両ソレノイド型の電磁切換弁のため
の本発明の一実施例に係る駆動回路の基本構成
を示すブロツク回路図で、ソレノイド装置aと
bは直流24V電源にパワースイツチングトラン
ジスタQa,Qbを介して接続され、これらパワ
ースイツチングトランジスタのスイツチング動
作により励磁電流を制御されるようになつてい
る。各パワースイツチングトランジスタQa,
Qbの制御電極には出力切換回路12を介して
パルス幅変調電流駆動回路14の出力端子に接
続され、この電流駆動回路14には両ソレノイ
ド装置a,bから電流フイードバツク回路15
を介して電流帰還が掛けられており、ソレノイ
ド装置の温度上昇による抵抗値変化や電源電圧
変動による変化に対して安定化が計られてい
る。
出力切換回路12はa側とb側のパワースイ
ツチングトランジスタQa,Qbのベース側でこ
れらトランジスタを選択的に遮断状態にするス
イツチング素子12a,12bを含み、これら
スイツチング素子は、後述するように各々の所
属するaまたはb側のホールド回路20a,2
0bのホールド出力によつて制御されて、a側
のソレノイド装置aを励磁するときにはスイツ
チング素子12bでトランジスタQbを遮断状
態にし、b側のソレノイド素子12aでトラン
ジスタQaを遮断状態にするものである。
電流駆動回路14は、具体的には入力信号の
電圧レベルに応じて変化する可変パルス幅の
PWM波形出力を生じる電圧制御可変パルス幅
発振回路とベースドライブ回路とで構成でき、
入力電圧レベルが高いほどパルス幅が広くなる
パルス出力を生じる一種のパルス幅変調装置で
ある。
電流駆動回路14への入力信号は加減算回路
16から与えられ、この実施例では加減算回路
16は三つの加算入力端と二つの減算入力端と
を備えている。この加算入力端の一つにはパタ
ーン発生器18からの信号出力が入力され、残
りの二つの加算入力端には、ソレノイド装置a
に属する信号ホールド回路20aとソレノイド
装置bに属する信号ホールド回路20bからの
ホールド出力が各々入力されている。また各減
算入力端には各々入力切換回路22a,22b
を介してホールド回路20a,20bからのホ
ールド出力が別に入力されている。これら各加
算入力端と減算入力端は各々利得調整可能なも
のである。
一方のホールド回路20aは入力回路24a
から切換指令信号を受取り、他方のホールド回
路20bは別の入力回路24bから別の切換指
令信号を受け取り、各々切換指定信号の立上り
と同時に所定レベルのホールド出力を生じて、
以後リセツト信号でリセツトされるまでホール
ド出力を保持する。各ホールド回路の出力は、
前述のように加減算回路16への加算または減
算入力となり、更に各々の所属するソレノイド
装置aまたはbの相手側に属する出力切換スイ
ツチング素子12aまたは12bに対する制御
信号となる。
入力回路24a,24bは例えばフオトカプ
ラと波形整形回路からなり、一方の入力回路2
4aは、ソレノイド装置aのための切換信号入
力端子26aに与えられるステツプ状の微小電
流信号又は光フアイバーを介して外部から与え
られる光信号を電気信号に変換したうえで整形
して出力し、また他方の入力回路24bは、ソ
レノイド装置bのための切換信号入力端子26
bに別に与えられるステツプ状の微小電流信号
又は光フアイバーを介して外部から与えられる
光信号を電気信号に変換したうえで整形して出
力する。
一方の入力回路24aから出力される切換指
令信号は一方のホールド回路20aのほかにパ
ターン発生器18と一方の入力切換回路22a
にも与えられ、更に他方のホールド回路20b
にリセツト信号として与えられている。同様に
他方の入力回路24bから出力される切換指令
信号は他方のホールド回路20bのほかにパタ
ーン発生器18と他方の入力切換回路22bに
も与えられ、更に一方のホールド回路20aに
リセツト信号として与えられている。
パターン発生器18は、一方の入力回路24
aからの切換指令信号の立上りに対するオン時
間調整器28aおよび立下りに対するオフ時間
調整器29aと、他方の入力回路24bからの
切換指令信号の立上りに対するオン時間調整器
28bおよび立下りに対するオフ時間調整器2
9bとを有しており、各切換指令信号が入力さ
れたときにこれら調整器で個々に設定された滑
らかな漸増・漸減パターンの信号出力を生じる
ようになつている。
入力切換回路22aは制御要素32aとスイ
ツチング要素34aとを含み、入力回路24a
からの切換指令信号が与えられているときは、
所属するホールド回路20aからのホールド出
力が加減算回路16の減算入力端へ供給される
のを遮断しており、自身が受け取つている切換
指令信号がオフされて消失するときにその立下
りに同期して所属のホールド回路20aのホー
ルド出力を加減算回路16の減算入力端へ供給
する。
他方の入力切換回路22bも同様であり、対
応する要素には相当する符号にサフイツクスb
を付して示してあるので詳細な説明は省略する
が、その作動はソレノイド装置bのための切換
指令信号によつて行なわれる点に注意すべきで
ある。
B:動作説明 第2図には上述の回路構成をもつ本実施例回
路の動作説明のための各部波形が示されてい
る。
第2図において、Aは入力回路24aからの
切換指令信号波形、Bはパターン発生器18の
信号出力波形、Cはホールド回路20a又は2
0bから加減算回路16の加算入力端に与えら
れたホールド出力波形、Dはホールド回路20
a又は20bから加減算回路16の減算入力端
に与えられたホールド出力波形、Eは加減算回
路16の出力波形、Fは入力回路24aからの
切換指令信号波形である。
今、ソレノイド装置aの切換信号が入力端子
26aに到来した場合について動作を説明する
と、入力端子26aに与えられた光信号は入力
回路24aで電気信号に変換され、波形整形さ
れて第2図にAで示すようなステツプ状の切換
指令信号としてa側のホールド回路20a、パ
ターン発生器18、入力切換回路22aに入力
され、同時にb側のホールド回路20bをリセ
ツトする。
a側のホールド回路20aは前記切換指令信
号の立上りで直ちに第2図のCにVaで示す設
定電圧値のホールド出力を生じ、以後は自分が
リセツト信号(第2図のFに示したb側の入力
回路24bからの切換指令信号)を受け取るま
で前記ホールド出力Vaを保持し続ける。この
ホールド出力を受けて出力切換回路12はホー
ルド出力の存在する間に亙りb側のスイツチン
グ素子12bによつてb側のパワースイツチン
グトランジスタQbを遮断状態に保持する。
入力切換回路22aは切換指令信号の立上り
と同時に制御要素32aを介してスイツチング
要素34aによつて加減算回路16の減算入力
端をホールド回路20aから遮断し、切換指令
信号が消失するまでその状態を保つ。
パターン発生器18は切換指令信号の立上り
で第2図にBで示すようなパターン信号出力を
生じ始めるが、その立上りはオン時間調整器2
8aで設定された時定数に従つて徐々に出力レ
ベルが増加する漸増パターンである。
加減算回路16には、その加算入力端の一つ
に切換指令信号の立上りと同時にホールド回路
20aのホールド出力Vaが与えられると共に、
別の加算入力端にパターン発生器18からの漸
増パターン信号出力が与えられ、従つてその加
算出力は第2図にEで示すように切換指令信号
の立上りと同時にVaだけ急峻に立上り、次い
でパターン発生器18の信号出力の漸増パター
ンに従つて徐々にレベル上昇する信号となる。
電流駆動回路14は加減算回路16からの出
力信号のレベル上昇に応じてパルス幅を徐々に
広げつつPWM波形のパルス出力を生じる。
出力切換回路12は、前述のように、この場
合はa側のホールド回路20aからのホールド
出力をスイツチング素子12bが受け取つてお
り、このホールド出力によつてスイツチング素
子12bがパワースイツチングトランジスタ
Qbのベース電位を制御してトランジスタQbを
遮断状態に保持している。
従つて電流駆動回路14の出力パルスはパワ
ースイツチングトラジスタQaのみをパルス駆
動し、前述したような漸増パターンのPWM波
形のスイツチング制御信号によつてトランジス
タQaのみが動作する。
トランジスタQaによつてソレノイド装置a
に供給される励磁電流は切換指令信号の立上り
と同時にホールド出力レベルVaに相当するオ
フセツト量の平均電流値で流れ、これによりス
プール弁は対応する速度でオーバーラツプ部を
通過する。次いで励磁電流の平均値はパターン
発生器18による漸増パターンで徐々に増加
し、従つて前記ホールド出力レベルを適当に設
定しておくことでスプール弁は例えば流路を開
き始める位置から速度を漸増させてシヨツクな
く流路を開いてゆくことになる。
切換指令信号をオフにして例えば戻しばねに
よりスプール弁を元の位置に戻す場合は切換指
令信号の立下りと同時に入力切換回路22aが
加減算回路16の減算入力端へ第2図にDで示
すように電圧レベルVbのホールド出力を与え、
これにより加減算回路16の出力レベルが第2
図のEのように減算値Vbだけ急峻に下降する。
次いでパターン発生器18の信号出力がオフ
時間調整器29aで設定した時定数に従つて漸
減してゆき、加減算回路16の出力もそれに追
従して漸減してゆく。
この切換指令信号がオフになつた後はb側の
ホールド回路20bのリセツト信号が消失し、
従つて以後いつでもb側の切換指令信号が与え
られても良い状態となる。
このようなレベルVbの急峻な立下りとそれ
に続く漸減パターンの信号入力を受けて電流駆
動回路14はパワースイツチングトランジスタ
Qaのスイツチング制御を対応して行ない、従
つて平均励磁電流は先ず始めにオフセツト量
Vbに対応した急激な低下をしてその後パター
ン発生器18の漸減パターンに従つて徐々に減
少する。その結果としてスプール弁は戻しばね
の力で戻されるが、これに対応するソレノイド
装置の力がその励磁電流の減少パターンに従つ
て減少するので、スプール弁の移動の最初はオ
フセツト量Vbに対応した速度で、次いで例え
ば流路を絞り始める位置から漸減する励磁電流
値に応じて徐々に速度を増加させ、流路開閉部
を流体シヨツクなしに例えば閉じてゆくことに
なる。
a側のホールド回路20aのリセツトは、b
側の入力端子26bに切換信号が到来してb側
の入力回路24bから切換指令信号が生じたと
きに行なわれる。
尚、b側の回路の動作もほぼ同様であり、そ
の場合、パターン発生器18と加減算回路16
及び電流駆動回路14はa側と共用である。
[発明の効果] 以上に述べたように、本発明によれば、切換指
令信号の立上りから所定電圧レベルのホールド出
力を継続的に生じるホールド回路を設けたので、
短い切換周期でのシヨツクレス動作が安定に実現
でき、オンオフ各々の場合のオーバーラツプ部通
過による不感帯時間低減のためのオフセツト量を
個々に調整可能であり、両ソレノイド型の電磁切
換弁に用いる場合にも回路の共用部分を多くして
小型簡略な回路構成で実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は両両ソレノイド型の電磁切換弁に適用
する場合の本発明の一実施例に係る駆動回路の構
成を示すブロツク図、第2図は動作説明のための
各部波形を示す線図である。 (主要部分の符号の説明)、a,b:ソレノイ
ド装置、Qa,Qb:パワースイツチングトランジ
スタ、12:出力切換回路、14:電流駆動回
路、16:加減算回路、18:パターン発生器、
20a,20b:ホールド回路、22a,22
b:入力切換回路、24a,24b:入力回路、
26a,26b:入力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 切換指令信号によりパワースイツチング素子
    を介して電磁切換弁のソレノイド装置の励磁電流
    をオンオフ制御することにより前記電磁切換弁の
    切換動作を制御する電磁切換弁駆動回路におい
    て、 前記切換指令信号を受け取つたときに直ちに所
    定レベルのホールド出力を生じて切換指令信号の
    消失後もリセツト信号の到来までホールド出力を
    生じ続けるホールド回路と、 前記切換指令信号に応じて立上りと立下りで漸
    増・漸減するパターンの信号出力を生じるパター
    ン発生器と、 前記切換指令信号の立上りとともに前記パター
    ン発生器の信号出力と前記ホールド回路のホール
    ド出力との加算信号を出力する加算回路手段と、 前記切換指令信号が消失したときに、それまで
    の前記加算回路手段からの加算信号をステツプ状
    に実質的に減じるように前記加算回路手段におけ
    る前記ホールド回路からのホールド出力の入力条
    件を切換える入力切換回路と、 前記加算回路手段からの前記加算信号出力によ
    つてパルス幅変調したスイツチング制御信号によ
    り前記パワースイツチング素子をスイツチング駆
    動する電流駆動回路、 とを備えてなることを特徴とする電磁切換弁駆動
    回路。 2 一対のソレノイド装置によつて両方向の切換
    を行なう両ソレノイド型電磁切換弁のための請求
    項1に記載の電磁切換弁駆動回路であつて、 前記ホールド回路が、一方のソレノイド装置の
    ための第1の切換指令信号を受け取る第1のホー
    ルド回路と、他方のソレノイド装置のための第2
    の切換指令信号を受け取る第2のホールド回路と
    からなり、第1のホールド回路には前記第2の切
    換指令信号がリセツト信号として与えられ、第2
    のホールド回路には前記第1の切換指令信号がリ
    セツト信号として与えられ、 前記パターン発生器と前記加算回路手段とが前
    記第1および第2のホールド回路に対して共用さ
    れ、 前記電流駆動回路と前記パワースイツチング素
    子との間には、前記第1のホールド回路が出力を
    生じているときは電流駆動回路の出力を前記一方
    のソレノイド装置のみに与え、前記第2のホール
    ド回路が出力を生じているときは電流駆動回路の
    出力を前記他方のソレノイド装置のみに与えるよ
    うに前記第1と第2のホールド回路の出力によつ
    て制御される出力切換回路が設けられていること
    を特徴とする電磁切換弁駆動回路。
JP28802589A 1989-11-07 1989-11-07 電磁切換弁駆動回路 Granted JPH03149476A (ja)

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