JPH0579853A - アブソリユート型ロータリエンコーダ - Google Patents

アブソリユート型ロータリエンコーダ

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JPH0579853A
JPH0579853A JP3241859A JP24185991A JPH0579853A JP H0579853 A JPH0579853 A JP H0579853A JP 3241859 A JP3241859 A JP 3241859A JP 24185991 A JP24185991 A JP 24185991A JP H0579853 A JPH0579853 A JP H0579853A
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rotating disk
magnetic
disk
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Hiroyuki Okuno
博行 奥野
Kenji Matsui
健次 松井
Ikuo Takeda
郁夫 武田
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Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源停止後の電池によるバッアップ作動時に
多くの消費電流を費やすことなく低消費電流により回転
数を常に正確に検出すること。 【構成】 光電素子19により回転ディスクの一回転内
の絶対回転位置を定量的に検出する絶対回転位置検出手
段以外に、回転ディスクに磁性体部27をその回転方向
に関して部分的に設け、これを磁気抵抗素子31により
検出して回転ディスクが前記絶対回転位置検出手段によ
り原点位置を検出される回転位相およびその回転方向両
側に連続する所定位相範囲にあることを見い出す。電源
オフ時には電池により磁気抵抗素子31と回転ディスク
の回転数を計数する電気回路のオン状態を維持して磁気
抵抗素子31により回転ディスクが絶対回転位置検出手
段によって原点位置を検出される回転位相の回転方向両
側に連続する所定位相範囲にあることが検出されている
時にのみ光電素子をオン状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の一回転乃至多
回転に亘って回転体の絶対回転位置を定量的に検出する
と共に回転体の回転数を検出するアブソリュート型ロー
タリエンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転体の一回転乃至多回転に亘って回転
体の絶対回転位置を定量的に検出すると共に回転体の回
転数を検出することができるアブソリュート型ロータリ
エンコーダは既に提案されている。このアブソリュート
型ロータリエンコーダとしては、回転体の一回転内の絶
対回転位置を光学式に定量的に検出するための回転ディ
スク以外に、これと減速歯車機構により駆動連結された
回転数検出用の回転ディスクを設け、この回転ディスク
の絶対回転位置の光学式検出により回転数を検出するよ
う構成されたものが知られている。
【0003】また減速歯車機構を用いずに、回転体の回
転数を検出することができるアブソリュート型ロータリ
エンコーダとして、これの絶対回転位置検出の原点位置
を始端した180度展開のMSB(最上位ビット)スリ
ットパターンと、MSBスリットパターンとは所定角
度、例えば90度回転変位し、MSBスリットパターン
の終端位置に重複して延在する180度展開のMSB−
1スリットパターンとを有する回転ディスクと、MSB
スリットパターン、MSB−1スリットパターンとを各
々個別に検出する発光素子と受光素子とによる光電素子
とを用い、MSBスリットパターンの受光素子の出力信
号とMSB−1スリットパターンの受光素子の出力信号
より、回転ディスクの正転時にはアップカウントし、回
転ディスクの逆転時にはダウンカウントし、回転体の回
転数を計数するよう構成されたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】減速歯車機構により減
速回転される回転ディスクを用いたものは、回転ディス
クの一回転内の絶対回転位置を光学式に定量的に検出す
るためと回転数を検出するために、高価で、大きいスペ
ースを必要とする光学式のアブソリュート検出部を個別
に二つ必要とする欠点を含んでおり、これはアブソリュ
ート型ロータリエンコーダの低廉化、小型化を阻害す
る。
【0005】またこのアブソリュート型ロータリエンコ
ーダに於いては、絶対回転位置検出の零原点位置にて検
出回転数が切り換わるためには、減速歯車機構は大きい
バックラッシュ等を含まない極めて精度が高いものであ
ることを要求され、また回転ディスクの一回転内の絶対
回転位置を定量的に検出するアブソリュート検出部と回
転数を検出するアブソリュート検出部との相互の位置関
係も高精度に設定される必要がある。またこれに於いて
は、減速歯車機構は機械的運動部であるから、減速歯車
機構がいくら高精度に製作されたものであっても、これ
の摩耗による精度劣化が生じることを避けられない。
【0006】これに対し、MSBスリットパターンとM
SB−1スリットパターンとを用いたのものに於いて
は、光学式のアブソリュート検出部を二つ用いたものに
比してアブソリュート型ロータリエンコーダの低廉化、
小型化を促進し、減速歯車機構を必要しないので、検出
精度の経時的低下がなく、優れた性能を示す。
【0007】しかし、通常、アブソリュート型ロータリ
エンコーダは、電源停止後も回転数をカウントする状態
を維持し、常に実際の回転数を認知、記憶しておく必要
があるため、光学式のアブソリュート型ロータリエンコ
ーダに於いては、電池等によるバックアップ電源により
回転数計数用のカウンタ回路のオン状態を維持し、また
発光素子をパルス点滅する必要がある。この発光素子の
パルス点滅は、電源停止時、常時行われるため、多くの
消費電流を費やし、電池等によるバックアップ電源の寿
命を短くする原因になる。また、発光素子は消費電流の
節約のために連続点灯ではなくてパルス点滅するため、
回転ディスクがこの時に高速回転されると、即ちパルス
点滅間隔の間に回転ディスク回転数が一回転以上回転す
ると、その回転が正確にカウントされなくなる。回転デ
ィスクが高速回転されても、その回転が正確にカウント
されるためには、発光素子のパルス点滅の間隔を短く設
定すればよいが、しかし、これに伴い消費電流が増大
し、電池等によるバックアップ電源の寿命がより一層短
くなる。
【0008】本発明は、従来のアブソリュート型ロータ
リエンコーダに於ける上述の如き問題点に着目してなさ
れたものであり、絶対回転位置検出の原点位置にて検出
回転数が正確に切り換わり、また電源停止後の電池等に
よるバックアップ電源によるバッアップ作動時に多くの
消費電流を費やすことなく低消費電流により回転数を常
に正確に検出することができるアブソリュート型ロータ
リエンコーダを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、光電素子により回転ディスクの一回転内の
絶対回転位置を定量的に検出する絶対回転位置検出手段
と、回転ディスクにその回転方向に関して部分的に設け
られた磁性体部と、前記回転ディスクが前記絶対回転位
置検出手段により原点位置を検出される回転位相および
その回転方向両側に連続する所定位相範囲にあるかその
反対の場合に前記磁性体部の接近を検出すべく前記磁性
体部の配置位置に対して設定された位置に固定配置され
て磁気検出手段と、前記絶対回転位置検出手段による回
転ディスクの一回転内の絶対回転位置の検出と前記磁気
検出手段による前記磁性体部の近接の検出とにより回転
ディスクの回転数を計数するカウンタ回路と、電源オフ
時には電池等によるバックアップ電源により前記磁気検
出手段と回転ディスクの回転数を計数する電気回路のオ
ン状態を維持して前記磁気検出手段により前記回転ディ
スクが前記絶対回転位置検出手段によって原点位置を検
出される回転位相の回転方向両側に連続する所定位相範
囲にあることが検出されている時にのみ前記光電素子を
オン状態にする電源制御回路とを備えていることを特徴
とするアブソリュート型ロータリエンコーダによって達
成される。
【0010】
【作用】上述の如き構成によれば、カウンタ回路による
回転ディスクの回転数の計数が絶対回転位置検出手段に
よる回転ディスクの一回転内の絶対回転位置の検出と前
記磁気検出手段による前記磁性体部の近接の検出とによ
り行われ、検出回転数が絶対回転位置検出の原点位置に
て正確に切り換わる。
【0011】電源オフ時には、電源制御回路により、電
池等によるバックアップ電源により磁気検出手段と回転
ディスクの回転数を計数する電気回路がオン状態に維持
され、磁気検出手段により回転ディスクが絶対回転位置
検出手段によって原点位置を検出される回転位相の回転
方向両側に連続する所定位相範囲にあることが検出され
ている時にのみ光電素子がオン状態され、これにより電
源オフ時にも回転数の検出が正確に行われる。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0013】図1および図2は本発明によるアブソリュ
ート型ロータリエンコーダの機械的構成の一実施例を示
している。アブソリュート型ロータリエンコーダは、ベ
ース部材1とカバー部材3とによるケーシング5を有し
ている。
【0014】ベース部材1にはボール軸受7により入力
回転軸9が回転可能に取り付けられており、ケーシング
5内に位置する入力回転軸9の一端部には回転ディスク
11が固定されている。回転ディスク11には、図2に
示されている如く、エンコーダのディスク一回転のアブ
ソリュート番地信号を発生するために回転ディスク11
を最小刻みにて分割する360度展開のLSB(最下位
ビット)スリットパターン13乃至回転ディスク11を
二分割すべく180度の回転角範囲に亘って連続した光
透過性スリット部を有するMSB(最上位ビット)スリ
ットパターン15が各々同心にパターン印刷等により形
成されている。
【0015】尚、この実施例に於いては、ディスク一回
転の絶対位置検出は1024分割とされ、ディスク一回
転のアブソリュート番地の最小番地、即ち原点位置番地
は零、最大番地は1023となっており、MSBスリッ
トパターン15の光透過性スリット部の開始端はディス
ク一回転の絶対位置検出の原点位置と整合している。
【0016】ケーシング5内には、ホルダ17により回
転ディスク11の一方の盤面、即ち図1にて上面に対し
光を照射する発光素子(LED)19とレンズ21とが
固定配置されている。
【0017】またケーシング5内の回転ディスク11の
他方の側、即ち下方にはホトダイオード等による受光素
子(PD)アレイ23が固定配置されている。受光素子
アレイ23の各受光部は、発光素子19より放射されて
回転ディスク11の光透過性スリット部を通過した光を
受光するようになっており、この受光位置は、以降、光
学的検出位置と称する。
【0018】ケーシング5内に位置する入力回転軸9の
一端部にはもう一つの回転ディスク25が固定されてい
る。回転ディスク25の一方の盤面、即ち図1にて上面
には、図2に示されている如く、所定角度、例えば45
程度の回転角範囲に亘って回転ディスク25と同心の円
弧帯状の磁性体部27が付与されている。磁性体部27
は、図示の実施例に於いては、ディスク一回転の絶対位
置検出の原点位置を中央位置として回転方向両側に2
2.5度の回転角範囲に亘って設けられている。
【0019】ケーシング5内には、ホルダ29により磁
気抵抗素子31が回転ディスク25の図1にて上面に微
小間隔をおいて固定状態にて対向配置されている。磁気
抵抗素子31は磁性体部27と対向接近することにより
感応し、オン−オフするようになっている。
【0020】この実施例に於いては、磁気抵抗素子31
はディスク回転方向に見て前記光学的検出位置と同一位
置に配置されており、これにより磁気抵抗素子31は回
転ディスク11、25が前記光学的検出位置にて原点位
置を検出される回転位相およびその回転方向両側に連続
する所定位相範囲にある時に磁性体部27の接近を検出
してオン状態になる。
【0021】ケーシング5内には、発光素子19、磁気
抵抗素子31等の電源回路、受光素子アレイ23、磁気
抵抗素子31よりの信号を処理する信号処理回路、カウ
ンタ回路等のプリント基盤を含む電気回路部33が固定
配置されている。
【0022】図3は発光素子19と磁気抵抗素子31の
電源回路例を示している。この電源回路は、電源オン時
に所定の時間遅れTresをもってリセット信号RES
を出力する電源リセット回路35と、バッテリ電源37
と、ツェナダイオード39、トランジスタ41、43、
ダイオード45、47により構成された自動電源切替回
路と、リセット信号RESに対しオンディレーのオンデ
ィレーリセット信号RES−ONDを出力するオンディ
レー回路49とを有し、前記自動電源切替回路は電源オ
ン時には外部電源電流を出力し、電源オフ時にはバッテ
リ電源37の電流を出力するようになっている。
【0023】図4は発光素子19のドライブ回路と受光
素子アレイ23のうちのMSB用の受光素子23msb
の出力回路と磁気抵抗素子31の出力回路をなす回路例
を示している。発光素子19のドライブ回路は、トラン
ジスタ51と、後述のLEDドライブ信号を入力してト
ランジスタ51のスイッチングを制御するゲート信号を
出力するインバータ53を有し、トランジスタ51のス
イッチング動作により前記電源回路による電源電圧を発
光素子19に選択的に印加するようになっている。
【0024】受光素子23msbの出力回路は、コンパ
レータ55を有し、比較基準電圧(Vref1 )と受光
素子23msbの出力電圧との比較によりオンオフ信号
としてのMSB信号を出力するようになっている。
【0025】磁気抵抗素子31の出力回路は、コンパレ
ータ57を有し、比較基準電圧(Vref2 )と磁気抵
抗素子31の出力電圧との比較によりオンオフ信号とし
ての磁気検出信号を出力するようになっている。
【0026】図5はLEDドライブ信号の出力回路と回
転数検出用のアップダウンカウンタ制御回路の回路例を
示している。この回路は、入力端子59にRES出力
を、入力端子61にRES−OND出力を、入力端子6
3に磁気抵抗素子31による磁気検出信号を、入力端子
65にMSB信号を各々与えられ、インバータ67、6
9と、アンドゲート71、73と、入力信号の立ち上が
りエッジによりオン出力を出力するワンショットディレ
ー回路75、79と、入力信号の立ち下がりエッジによ
りオン出力を出力するワンショットディレー回路77、
79と、ノアゲート83、85と、ナンドゲート87、
89と、ノアゲート91、93と、インバータ95、9
7、99と、ナンドゲート101と、インバータ103
と、入力信号の立ち下がりエッジによりオン出力を出力
するワンショットディレー回路105、107と、ナン
ドゲート109、111、113、115と、第一フリ
ップフロップ117と、第二フリップフロップ119
と、入力信号の立ち下がりエッジによりオン出力を出力
するワンショットディレー回路211、213と、ノア
ゲート125、127とを有し、インバータ103より
LEDドライブ信号を、ノアゲート125よりカウント
アップ信号を、ノアゲート127よりカウントダウン信
号を各々出力するようになっている。
【0027】この場合、ノアゲート125は、電源オン
時の正転(図2にて時計廻り方向)時にはワンショット
ディレー回路105より、電源オフ時の正転時にはワン
ショットディレー回路121よりオン信号を与えらるこ
とにより、図6に示されている如きカウントアップ信号
を出力し、これに対しノアゲート127は、電源オン時
の逆転(図2にて反時計廻り方向)時にはワンショット
ディレー回路107より、電源オフ時の逆転時にはワン
ショットディレー回路123よりオン信号を与えらるこ
とにより、図6に示されている如きカウントダウン信号
を出力するようになる。このカウントアップ信号とカウ
ントダウン信号は回転数計数用のカウンタ回路129に
入力される。
【0028】上述の如き構成によれば、電源オン時に
は、外部電源により、発光素子19は連続点灯し、また
磁気抵抗検出素子31、その他すべての回路に対し連続
通電が行われる。この状態下にて、磁気抵抗検出素子3
1が磁性体部27の接近を検出していることにより、磁
気検出信号がオン状態である時に、MSB信号がオン状
態よりオフ状態に変化した時には、正転状態にてMSB
スリットパターン15の光透過性スリット部の開始端、
換言すればディスク一回転の絶対位置検出の原点位置が
光学的検出位置を通過したとして、カウントアップ信号
によりカウンタ回路129のカウント値を1カウントア
ップすることが行われる。
【0029】これに対し、磁気検出信号がオン状態であ
る時に、MSB信号がオフ状態よりオン状態に変化した
時には、逆転状態にてMSBスリットパターン15の光
透過性スリット部の開始端、即ちディスク一回転の絶対
位置検出の原点位置が光学的検出位置を通過したとし
て、カウントダウン信号によりカウンタ回路129のカ
ウント値が1カウントダウンが行われる。
【0030】上述のカウントアップ、カウントダウン
は、回転ディスク11、25の回転位置が原点位置にあ
る時に正確に行われる。
【0031】電源がオフされると、発光素子19に対す
る通電を除いて、磁気抵抗検出素子31およびカウンタ
回路129を含む上述の回転数計数用の電気回路に対す
る連続通電がバッテリ電源37により行われ、これらの
オン状態が引続き維持され、発光素子19は、図5に示
されている如く、磁気抵抗検出素子31による磁気検出
信号がオフ状態よりオン状態に変化した時と、この磁気
検出信号がオン状態よりオフ状態に変化した時に各々L
EDドライバ信号が所定時間に亘って反転することによ
り、この反転期間のみバッテリ電源37により電圧を印
加されて発光作動する。
【0032】上述の作動下にて、磁気検出信号がオフ状
態よりオン状態に変化した時にMSB信号がオン状態に
なると、ディスク正転により磁性体部27の一方の端縁
部27aが光学的検出位置を通過した時であり、次に磁
気検出信号がオン状態よりオフ状態に変化した時にMS
B信号がオフ状態を維持すると、磁性体部27の他方の
端縁部27bが光学的検出位置を通過した時である。こ
の時は、ディスク正転によりディスク一回転の絶対位置
検出の原点位置が光学的検出位置を通過したとして、カ
ウントアップ信号によりカウンタ回路129のカウント
値を1カウントアップすることが行われる。
【0033】尚、磁気検出信号がオン状態よりオフ状態
に変化した時にもMSB信号がオン状態になると、ディ
スク回転が戻されて磁性体部27の一方の端縁部27a
が光学的検出位置を再び通過した時であり、この時はカ
ウントアップ信号の出力されず、カウント数に変化は生
じない。
【0034】即ち、磁気検出信号がオフ状態よりオン状
態へ、またオン状態よりオフ状態へ変化する際の二回の
発光素子19の発光時に、MSB信号が、その一回目に
オン、二回目にオフであれば、カウントアップを行い、
一、二回目共にオンであれば、現カウント数を維持する
ことが行われる。
【0035】これに対し、上述の作動下にて、磁気検出
信号がオフ状態よりオン状態に変化した時にMSB信号
がオフ状態であると、ディスク逆転により磁性体部27
の他方の端縁部27bが光学的検出位置を通過した時で
あり、次に磁気検出信号がオン状態よりオフ状態に変化
した時にMSB信号がオン状態になると、磁性体部27
の一方の端縁部27aが光学的検出位置を通過した時で
ある。この時は、ディスク逆転によりディスク一回転の
絶対位置検出の原点位置が光学的検出位置を通過したと
して、カウントダウン信号によりカウンタ回路129の
カウント値を1カウントダウンすることが行われる。
【0036】尚、磁気検出信号がオン状態よりオフ状態
に変化した時もMSB信号がオフ状態あれば、ディスク
回転が戻されて磁性体部27の他方の端縁部27bが光
学的検出位置を再び通過した時であり、この時はカウン
トダウン信号の出力されず、カウント数に変化は生じな
い。
【0037】即ち、磁気検出信号がオフ状態よりオン状
態へ、またオン状態よりオフ状態へ変化する際の二回の
発光素子19の発光時に、MSB信号が、その一回目に
オフ、二回目にオンであれば、カウントダウンを行い、
一、二回目共にオフであれば、現カウント数を維持する
ことが行われる。
【0038】上述の如き電源オフ状態より電源オン状態
に切り換わった時には、その切り換わり時点にて、カウ
ンタ回路129を除くその他のすべての記憶回路をクリ
アして電源オン時モードへ移行することが行われる。但
し、この切り換わり時点にて、磁気検出信号がオン状態
で、発光素子19の一回目の発光作動が完了していれ
ば、既にディスク回転が原点位置を通過して行われてい
る可能性があるから、電源オン時の発光素子19の点灯
を、これを電源オフ時の二回目の発光作動と同様に取り
扱って電源オフ時の上述のカウント制御と同様のカウン
ト制御を行い、この後に電源オン時モードへ移行するこ
とが行われる。
【0039】また逆に、磁気検出信号がオン状態で、電
源オン状態より電源オフ状態に切り換わった時には、そ
の切り換わり時点にて発光素子19の点灯させて上述の
電源オフ時モードへ移行することが行われる。
【0040】尚、上述の実施例に於いては、磁性体部2
7はディスク一回転の絶対位置検出の原点位置を中央位
置として回転方向両側に22.5度の回転角範囲に亘っ
て設けられているが、磁性体部27の配設位置は、この
反対で、上述の範囲を除いて設けられていてもよく、ま
た磁気抵抗素子31は必ずしもディスク回転方向に見て
前記光学的検出位置と同一位置に配置されている必要は
なく、これの配設位置は回転ディスク25に於ける磁性
体部27の配設位置との兼ね合いに於いて、回転ディス
クが光学的に原点位置を検出される回転位置付近にある
ことを検出する位置であればよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるアブソリュート型ロータリエンコーダによれば、
カウンタ回路による回転ディスクの回転数の計数が絶対
回転位置検出手段によるMSB信号の如き回転ディスク
の一回転内の絶対回転位置の検出信号と磁気抵抗素子の
如き磁気検出手段による磁性体部の検出信号とにより行
われ、検出回転数が絶対回転位置検出の原点位置にて切
り換わるようになり、これにより正確な回転数検出が行
われるようになる。電源オフ時には、電池等によるバッ
クアップ電源により磁気検出手段と回転ディスクの回転
数を計数する電気回路がオン状態に維持され、磁気検出
手段により回転ディスクが絶対回転位置検出手段によっ
て原点位置を検出される回転位置付近にあるが検出され
ている時にのみ光電素子が必要最小限度にてオン状態さ
れ、これにより低消費電流にて電源オフ時にも、またこ
の時に幾ら高速回転されても回転数の検出が正確に行わ
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアブソリュート型ロータリエンコ
ーダの機械的構成の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の線II-II に沿った断面図。
【図3】本発明によるアブソリュート型ロータリエンコ
ーダに用いられる発光素子と磁気抵抗素子の電源回路の
一実施例を示す回路図。
【図4】本発明によるアブソリュート型ロータリエンコ
ーダに用いられる発光素子のドライブ回路と受光素子ア
レイのうちのMSB用の受光素子の出力回路と磁気抵抗
素子の出力回路をなす電気回路の一実施例を示す回路
図。
【図5】本発明によるアブソリュート型ロータリエンコ
ーダに用いられるLEDドライブ信号の出力回路と回転
数検出用のアップダウンカウンタ制御回路をなす電気回
路の一実施例を示す回路図。
【図6】本発明によるアブソリュート型ロータリエンコ
ーダの動作状態を示すタイムチャート。
【符号の説明】
5 ケーシング 9 入力回転軸 11 回転ディスク 19 発光素子 23 受光素子アレイ 25 回転ディスク 27 磁性体部 31 磁気抵抗素子 35 電源リセット回路 37 バッテリ電源 129 カウンタ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電素子により回転ディスクの一回転内
    の絶対回転位置を定量的に検出する絶対回転位置検出手
    段と、 回転ディスクにその回転方向に関して部分的に設けられ
    た磁性体部と、 前記回転ディスクが前記絶対回転位置検出手段により原
    点位置を検出される回転位相およびその回転方向両側に
    連続する所定位相範囲にあるかその反対の場合に前記磁
    性体部の接近を検出すべく前記磁性体部の配置位置に対
    して設定された位置に固定配置されて磁気検出手段と、 前記絶対回転位置検出手段による回転ディスクの一回転
    内の絶対回転位置の検出と前記磁気検出手段による前記
    磁性体部の近接の検出とにより回転ディスクの回転数を
    計数するカウンタ回路と、 電源オフ時には電池等によるバックアップ電源により前
    記磁気検出手段と回転ディスクの回転数を計数する電気
    回路のオン状態を維持して前記磁気検出手段により前記
    回転ディスクが前記絶対回転位置検出手段によって原点
    位置を検出される回転位相の回転方向両側に連続する所
    定位相範囲にあることが検出されている時にのみ前記光
    電素子をオン状態にする電源制御回路と、 を備えていることを特徴とするアブソリュート型ロータ
    リエンコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1571426A2 (en) 2004-03-04 2005-09-07 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Displacement encoder
US7635975B2 (en) 2004-05-21 2009-12-22 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Absolute multi-revolution encoder
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KR20190007546A (ko) * 2017-07-12 2019-01-23 전자부품연구원 전원 모드에 따른 위치 검출 장치 및 이를 이용한 모터 장치

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