JPH0579490A - ブラシ付ｄｃモータ - Google Patents
ブラシ付ｄｃモータInfo
- Publication number
- JPH0579490A JPH0579490A JP26254091A JP26254091A JPH0579490A JP H0579490 A JPH0579490 A JP H0579490A JP 26254091 A JP26254091 A JP 26254091A JP 26254091 A JP26254091 A JP 26254091A JP H0579490 A JPH0579490 A JP H0579490A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- brush
- commutator
- contact surface
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラシ付ＤＣモータのコミュテータのブラシ
接触面部分には複数の整流子片の間隙にスリットが存在
し、このスリットの形状をスリットに堆積しようとする
ブラシ摩耗粉等の物体がスリットから排出され易い又は
堆積され難い形状にすることを課題とする。 【構成】 コミュテータの軸心に垂直な端面をブラシ接
触面となし、ブラシ接触面部分には複数の整流子片の間
隙にスリットが形成され、スリットの長手方向が、スリ
ットの各部分に堆積される物体に作用する遠心力とモー
メント反力との合成力の方向とほぼ一致するように構成
される。使用中にブラシ摩耗粉等の物体がブラシ接触面
部分のスリットに入って堆積しようとすると、ブラシ摩
耗粉等の物体に遠心力とモーメント反力との合成力が作
用する。このとき、スリットの長手方向が前記合成力の
方向とほぼ一致するように構成されているので、ブラシ
摩耗粉等の物体はスリットの壁面によって妨げられるこ
となく、スリットの長手方向に沿ってスリット外に排出
され、スリット内には堆積され難い。
接触面部分には複数の整流子片の間隙にスリットが存在
し、このスリットの形状をスリットに堆積しようとする
ブラシ摩耗粉等の物体がスリットから排出され易い又は
堆積され難い形状にすることを課題とする。 【構成】 コミュテータの軸心に垂直な端面をブラシ接
触面となし、ブラシ接触面部分には複数の整流子片の間
隙にスリットが形成され、スリットの長手方向が、スリ
ットの各部分に堆積される物体に作用する遠心力とモー
メント反力との合成力の方向とほぼ一致するように構成
される。使用中にブラシ摩耗粉等の物体がブラシ接触面
部分のスリットに入って堆積しようとすると、ブラシ摩
耗粉等の物体に遠心力とモーメント反力との合成力が作
用する。このとき、スリットの長手方向が前記合成力の
方向とほぼ一致するように構成されているので、ブラシ
摩耗粉等の物体はスリットの壁面によって妨げられるこ
となく、スリットの長手方向に沿ってスリット外に排出
され、スリット内には堆積され難い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コミュテータの軸心に
垂直な端面をブラシ接触面となし、ブラシ接触面部分に
は複数の整流子片の間隙にスリットが形成された、電動
燃料ポンプ等に使用されるブラシ付ＤＣモータに関す
る。
垂直な端面をブラシ接触面となし、ブラシ接触面部分に
は複数の整流子片の間隙にスリットが形成された、電動
燃料ポンプ等に使用されるブラシ付ＤＣモータに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車等のエンジンへ燃料を供給するた
めに利用される電動燃料ポンプの一つとして、特開平３
−２３３５９号公報に記載されるようなウエスコ型の電
動燃料ポンプがある。図１は電動燃料ポンプの全体図で
あり、従来の電動燃料ポンプと本発明の実施例の電動燃
料ポンプとの共通部分が示されている。円筒状のケーシ
ング１の一端（右端）に吐出カバー部２が連結され、ケ
ーシング１の他端（左端）にボディ３・カバーボディ16
等が連結されている。ケーシング１の内部にはブラシ付
ＤＣモータのモータ部４のアーマチュア６が配設され、
ケーシング１の内壁に一対のマグネット９，10が固定さ
れ、そしてアーマチュア６の回転軸11がアーマチュア６
の両端部から突出している。回転軸11のアーマチュア６
一端（右端）に突出する部分は軸受12により支承され、
軸受12は吐出カバー部２の中央穴によって支持される。
回転軸11のアーマチュア６他端（左端）に突出する部分
は軸受13により支承され、軸受13はボディ３の中央穴に
よって支持される。ボディ３とカバーボディ16との間に
はインペラ14、スペーサ、インペラ15が連設され、回転
軸11のアーマチュア６他端（左端）に突出する部分はイ
ンペラ14及びインペラ15に連結され、これらによってポ
ンプ部５が構成される。流体がカバーボディ16の吸込口
17を通して吸い込まれ、ボディ３の流通路18を通してケ
ーシング１の内部に導かれるように構成される。吐出カ
バー部２の端部（右端）には、ケーシング１の内部に導
かれた流体を外部に吐出するための逆止弁20及び吐出口
19が配設され、吐出口19の軸線はケーシング１の軸線と
ほぼ平行である。また、吐出カバー部２に設けられたと
ころの、ケーシング１の軸線と平行な２個の保持穴に
は、一対のカーボン製のブラシ８が軸方向に移動可能に
挿入され、ブラシ８はコネクタ21等を通して直流電源に
接続される。回転軸11のアーマチュア６一端（右端）に
突出する部分には、アーマチュア６のコミュテータ７が
取り付けられ、コミュテータ７の端面にブラシ８の端部
が圧接される。
めに利用される電動燃料ポンプの一つとして、特開平３
−２３３５９号公報に記載されるようなウエスコ型の電
動燃料ポンプがある。図１は電動燃料ポンプの全体図で
あり、従来の電動燃料ポンプと本発明の実施例の電動燃
料ポンプとの共通部分が示されている。円筒状のケーシ
ング１の一端（右端）に吐出カバー部２が連結され、ケ
ーシング１の他端（左端）にボディ３・カバーボディ16
等が連結されている。ケーシング１の内部にはブラシ付
ＤＣモータのモータ部４のアーマチュア６が配設され、
ケーシング１の内壁に一対のマグネット９，10が固定さ
れ、そしてアーマチュア６の回転軸11がアーマチュア６
の両端部から突出している。回転軸11のアーマチュア６
一端（右端）に突出する部分は軸受12により支承され、
軸受12は吐出カバー部２の中央穴によって支持される。
回転軸11のアーマチュア６他端（左端）に突出する部分
は軸受13により支承され、軸受13はボディ３の中央穴に
よって支持される。ボディ３とカバーボディ16との間に
はインペラ14、スペーサ、インペラ15が連設され、回転
軸11のアーマチュア６他端（左端）に突出する部分はイ
ンペラ14及びインペラ15に連結され、これらによってポ
ンプ部５が構成される。流体がカバーボディ16の吸込口
17を通して吸い込まれ、ボディ３の流通路18を通してケ
ーシング１の内部に導かれるように構成される。吐出カ
バー部２の端部（右端）には、ケーシング１の内部に導
かれた流体を外部に吐出するための逆止弁20及び吐出口
19が配設され、吐出口19の軸線はケーシング１の軸線と
ほぼ平行である。また、吐出カバー部２に設けられたと
ころの、ケーシング１の軸線と平行な２個の保持穴に
は、一対のカーボン製のブラシ８が軸方向に移動可能に
挿入され、ブラシ８はコネクタ21等を通して直流電源に
接続される。回転軸11のアーマチュア６一端（右端）に
突出する部分には、アーマチュア６のコミュテータ７が
取り付けられ、コミュテータ７の端面にブラシ８の端部
が圧接される。
【０００３】図３には、従来の電動燃料ポンプにおけ
る、ブラシ側から見たブラシ付ＤＣモータのコミュテー
タ７の端面、即ちコミュテータ７の軸心に垂直なブラシ
接触面が示されている。コミュテータ７は多数の銅製の
整流子片（セグメント）22と絶縁片とを交互に組み合わ
せて円筒形に締めつけたものであり、コミュテータ７の
ブラシ接触面部分には複数の整流子片22の間隙にスリッ
ト（溝、スロット）23が存在する。スリット23は、軸11
を中心とした放射方向（コミュテータ７の半径方向）に
直線状に伸びており、通電時にはＡ方向（時計方向）に
回転される。スリット23にブラシ摩耗粉24が堆積する
と、このブラシ摩耗粉24にはＡ方向の回転により生ずる
遠心力Ｆ1 とそれに直角方向のモーメント反力Ｆ2 が作
用し、遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが
ブラシ摩耗粉24の受ける力となる。合成力Ｆの方向は、
図３に示される通り、スリット23の壁面に対して斜めの
方向であるので、ブラシ摩耗粉24とスリット23の壁面と
の間で摩擦力が発生し、ブラシ摩耗粉24はスリット23か
ら排出され難い。スリット23にブラシ摩耗粉24が堆積し
排出され難いと、これによりスリット23が短絡し易く、
短絡するとモータの性能が悪化する。
る、ブラシ側から見たブラシ付ＤＣモータのコミュテー
タ７の端面、即ちコミュテータ７の軸心に垂直なブラシ
接触面が示されている。コミュテータ７は多数の銅製の
整流子片（セグメント）22と絶縁片とを交互に組み合わ
せて円筒形に締めつけたものであり、コミュテータ７の
ブラシ接触面部分には複数の整流子片22の間隙にスリッ
ト（溝、スロット）23が存在する。スリット23は、軸11
を中心とした放射方向（コミュテータ７の半径方向）に
直線状に伸びており、通電時にはＡ方向（時計方向）に
回転される。スリット23にブラシ摩耗粉24が堆積する
と、このブラシ摩耗粉24にはＡ方向の回転により生ずる
遠心力Ｆ1 とそれに直角方向のモーメント反力Ｆ2 が作
用し、遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが
ブラシ摩耗粉24の受ける力となる。合成力Ｆの方向は、
図３に示される通り、スリット23の壁面に対して斜めの
方向であるので、ブラシ摩耗粉24とスリット23の壁面と
の間で摩擦力が発生し、ブラシ摩耗粉24はスリット23か
ら排出され難い。スリット23にブラシ摩耗粉24が堆積し
排出され難いと、これによりスリット23が短絡し易く、
短絡するとモータの性能が悪化する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ブラシ付ＤＣモータの
コミュテータのブラシ接触面部分には複数の整流子片の
間隙にスリットが存在するが、本発明は、このスリット
の形状を、スリットに堆積しようとするブラシ摩耗粉等
の物体がスリットから排出され易い又は堆積され難い形
状にすることを課題とする。
コミュテータのブラシ接触面部分には複数の整流子片の
間隙にスリットが存在するが、本発明は、このスリット
の形状を、スリットに堆積しようとするブラシ摩耗粉等
の物体がスリットから排出され易い又は堆積され難い形
状にすることを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のブラシ付ＤＣモータでは、コミュテータの
軸心に垂直な端面をブラシ接触面となし、ブラシ接触面
部分において複数の整流子片の間隙にスリットが形成さ
れ、このスリットの長手方向（軸の近傍からコミュテー
タの外周に伸びる方向）が、スリットの各部分に堆積さ
れる物体に作用する遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 と
の合成力Ｆの方向とほぼ一致するように構成される。こ
こに、ほぼ一致とは、スリットの各部分に堆積される物
体が、遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが
スリット壁面から受ける摩擦力に打ち勝って、スリット
から排出される程度に一致していることを意味する。そ
して、スリットの形状を、ラジアル（半径）方向に伸
び、かつ回転方向（Ａ方向）に突出したアール形状（丸
みの付いた弓形形状）とすることができ、スリットの
溝幅をコミュテータの軸心（軸の近傍）から外径方向に
向かって徐々に広くする（スリットの溝幅を、軸心部分
よりも外径部分の方を大きくする）ことができる。
に、本発明のブラシ付ＤＣモータでは、コミュテータの
軸心に垂直な端面をブラシ接触面となし、ブラシ接触面
部分において複数の整流子片の間隙にスリットが形成さ
れ、このスリットの長手方向（軸の近傍からコミュテー
タの外周に伸びる方向）が、スリットの各部分に堆積さ
れる物体に作用する遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 と
の合成力Ｆの方向とほぼ一致するように構成される。こ
こに、ほぼ一致とは、スリットの各部分に堆積される物
体が、遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが
スリット壁面から受ける摩擦力に打ち勝って、スリット
から排出される程度に一致していることを意味する。そ
して、スリットの形状を、ラジアル（半径）方向に伸
び、かつ回転方向（Ａ方向）に突出したアール形状（丸
みの付いた弓形形状）とすることができ、スリットの
溝幅をコミュテータの軸心（軸の近傍）から外径方向に
向かって徐々に広くする（スリットの溝幅を、軸心部分
よりも外径部分の方を大きくする）ことができる。
【０００６】
【作用】ブラシ付ＤＣモータを使用していると、回転す
るコミュテータのブラシ接触面にブラシが圧接されて、
僅かではあるがブラシ摩耗粉が発生する。そして、この
ブラシ摩耗粉等の物体がブラシ接触面部分のスリットに
入って堆積しようとすると、ブラシ摩耗粉等の物体に遠
心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが作用す
る。このとき、スリットの長手方向が、前記合成力Ｆの
方向とほぼ一致するように構成されているので、ブラシ
摩耗粉等の物体はスリットの壁面によって妨げられるこ
となく、スリットの長手方向に沿ってスリット外に排出
され、スリット内に堆積され難い。
るコミュテータのブラシ接触面にブラシが圧接されて、
僅かではあるがブラシ摩耗粉が発生する。そして、この
ブラシ摩耗粉等の物体がブラシ接触面部分のスリットに
入って堆積しようとすると、ブラシ摩耗粉等の物体に遠
心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが作用す
る。このとき、スリットの長手方向が、前記合成力Ｆの
方向とほぼ一致するように構成されているので、ブラシ
摩耗粉等の物体はスリットの壁面によって妨げられるこ
となく、スリットの長手方向に沿ってスリット外に排出
され、スリット内に堆積され難い。
【０００７】
【実施例】図面に基づいて本発明の実施例の説明をす
る。図１は電動燃料ポンプの全体図であり、前記のとお
り、従来の電動燃料ポンプと本発明の実施例の電動燃料
ポンプとの共通部分が示されている。その構造は、「従
来の技術」の項において説明した通りである。
る。図１は電動燃料ポンプの全体図であり、前記のとお
り、従来の電動燃料ポンプと本発明の実施例の電動燃料
ポンプとの共通部分が示されている。その構造は、「従
来の技術」の項において説明した通りである。
【０００８】図２には、ブラシ側から見たブラシ付ＤＣ
モータのコミュテータ７の端面、即ちコミュテータ７の
軸心に垂直なブラシ接触面が示されている。コミュテー
タ７のブラシ接触面部分には複数の整流子片25の間隙に
スリット（溝、スロット）26が形成される。スリット26
の形状は、図２に示されるとおり、概ねラジアル（半
径）方向に伸び、かつ回転方向（Ａ方向）に突出したア
ール形状（丸みの付いた弓形形状）とされる。そして、
スリット26にブラシ摩耗粉等の物体27が入り堆積しよう
とすると、その物体にはＡ方向の回転により生ずる遠心
力Ｆ1 とそれに直角方向のモーメント反力Ｆ2 が作用
し、遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが物
体の受ける力となる。そこで、このスリット26の長手方
向（軸の近傍からコミュテータの外周に伸びる方向）
が、スリット26の各部分に位置する物体に作用する遠心
力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆの方向とほぼ
一致するように構成される。
モータのコミュテータ７の端面、即ちコミュテータ７の
軸心に垂直なブラシ接触面が示されている。コミュテー
タ７のブラシ接触面部分には複数の整流子片25の間隙に
スリット（溝、スロット）26が形成される。スリット26
の形状は、図２に示されるとおり、概ねラジアル（半
径）方向に伸び、かつ回転方向（Ａ方向）に突出したア
ール形状（丸みの付いた弓形形状）とされる。そして、
スリット26にブラシ摩耗粉等の物体27が入り堆積しよう
とすると、その物体にはＡ方向の回転により生ずる遠心
力Ｆ1 とそれに直角方向のモーメント反力Ｆ2 が作用
し、遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが物
体の受ける力となる。そこで、このスリット26の長手方
向（軸の近傍からコミュテータの外周に伸びる方向）
が、スリット26の各部分に位置する物体に作用する遠心
力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆの方向とほぼ
一致するように構成される。
【０００９】スリット26の溝幅をコミュテータの軸心
（軸の近傍）から外径方向に向かって徐々に広くする
（スリット26の溝幅を、軸心部分よりも外径部分の方を
大きくする）ことができる。このようにすると、ブラシ
摩耗粉等の物体27の排出が更に容易となる。
（軸の近傍）から外径方向に向かって徐々に広くする
（スリット26の溝幅を、軸心部分よりも外径部分の方を
大きくする）ことができる。このようにすると、ブラシ
摩耗粉等の物体27の排出が更に容易となる。
【００１０】
【発明の効果】本発明のブラシ付ＤＣモータでは、コミ
ュテータの軸心に垂直な端面をブラシ接触面となし、ブ
ラシ接触面部分において複数の整流子片の間隙にスリッ
トが形成され、このスリットの長手方向が、スリットの
各部分に堆積される物体に作用する遠心力Ｆ1 とモーメ
ント反力Ｆ2 との合成力Ｆの方向とほぼ一致するように
構成されるので、ブラシ摩耗粉等の物体がブラシ接触面
部分のスリットに入って堆積しようとすると、物体に遠
心力Ｆ1とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが作用す
る。このとき、スリットの長手方向が、前記合成力Ｆの
方向とほぼ一致するように構成されているため、物体は
スリットの壁面によって妨げられることなく、スリット
の長手方向に沿ってスリット外に排出され、スリット内
に堆積され難い。従って、スリットが短絡することがな
く、短絡により起こるモータ性能の悪化が発生すること
もない。
ュテータの軸心に垂直な端面をブラシ接触面となし、ブ
ラシ接触面部分において複数の整流子片の間隙にスリッ
トが形成され、このスリットの長手方向が、スリットの
各部分に堆積される物体に作用する遠心力Ｆ1 とモーメ
ント反力Ｆ2 との合成力Ｆの方向とほぼ一致するように
構成されるので、ブラシ摩耗粉等の物体がブラシ接触面
部分のスリットに入って堆積しようとすると、物体に遠
心力Ｆ1とモーメント反力Ｆ2 との合成力Ｆが作用す
る。このとき、スリットの長手方向が、前記合成力Ｆの
方向とほぼ一致するように構成されているため、物体は
スリットの壁面によって妨げられることなく、スリット
の長手方向に沿ってスリット外に排出され、スリット内
に堆積され難い。従って、スリットが短絡することがな
く、短絡により起こるモータ性能の悪化が発生すること
もない。
【図１】電動燃料ポンプの全体図である。
【図２】本発明の実施例のブラシ側から見たブラシ付Ｄ
Ｃモータのコミュテータの端面、即ちコミュテータの軸
心に垂直なブラシ接触面を示す図である。
Ｃモータのコミュテータの端面、即ちコミュテータの軸
心に垂直なブラシ接触面を示す図である。
【図３】従来の電動燃料ポンプにおける、コミュテータ
の軸心に垂直なブラシ接触面を示す図である。
の軸心に垂直なブラシ接触面を示す図である。
７ コミュテータ 25 整流子片 26 スリット 27 物体
Claims (1)
- 【請求項１】 コミュテータの軸心に垂直な端面をブラ
シ接触面となし、ブラシ接触面部分には複数の整流子片
の間隙にスリットが形成されたブラシ付ＤＣモータにお
いて、スリットの長手方向が、スリットの各部分に堆積
される物体に作用する遠心力Ｆ1 とモーメント反力Ｆ2
との合成力Ｆの方向とほぼ一致するように構成されたこ
とを特徴とするブラシ付ＤＣモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26254091A JPH0579490A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ブラシ付ｄｃモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26254091A JPH0579490A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ブラシ付ｄｃモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0579490A true JPH0579490A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17377232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26254091A Pending JPH0579490A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ブラシ付ｄｃモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0579490A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7012352B2 (en) | 2001-08-31 | 2006-03-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Motor |
| JP2008536464A (ja) * | 2005-04-11 | 2008-09-04 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ファンシステムおよびファンモータを制御する方法 |
| JP2010119258A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Toyota Central R&D Labs Inc | 回転電機用ブラシ摺接機構 |
| KR101226133B1 (ko) * | 2012-02-10 | 2013-01-25 | (주)모토닉 | 브러시 리테이너를 지니는 모터 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP26254091A patent/JPH0579490A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7012352B2 (en) | 2001-08-31 | 2006-03-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Motor |
| JP2008536464A (ja) * | 2005-04-11 | 2008-09-04 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ファンシステムおよびファンモータを制御する方法 |
| JP2010119258A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Toyota Central R&D Labs Inc | 回転電機用ブラシ摺接機構 |
| KR101226133B1 (ko) * | 2012-02-10 | 2013-01-25 | (주)모토닉 | 브러시 리테이너를 지니는 모터 |
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