JPH0579364U - 自動製氷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】氷の大きさ毎に貯氷することのできる自動製氷
装置を提供することを目的としている。 【構成】支持アーム６によって回動反転可能に支持され
るとともに、異なる大きさの区画２１、２２を有する製
氷皿２と、この製氷皿２を回動反転させて離氷させるよ
うになされた駆動装置３と、製氷皿２の下方に配置され
た貯氷容器４とを具備し、区画２１、２２に対応して異
なった大きさの氷が貯氷容器４に貯氷されるようになさ
れた自動製氷装置１であって、貯氷容器４内に、製氷皿
２からの氷の落下軌跡を、各区画群Ａ、Ｂ毎に区切るよ
うになされた仕切４１が設けられ、該製氷皿２から落下
する氷が大きさ毎に仕分けされるようになされたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、製氷皿への給水、製氷皿からの離氷、貯氷容器への貯氷を自動的に 行うようになされた製氷装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、図３および図４に示すような自動製氷装置ａが知られている。

【０００３】 すなわち、この自動製氷装置ａは、支持アームｂによって回動反転可能に支持 されるとともに、大きな氷ｃを作るための区画ｄおよび小さな氷ｅを作るための 区画ｆを有する製氷皿ｇと、この製氷皿ｇを回動反転させて離氷させるようにな された駆動装置ｈと、製氷皿ｇの下方に配置された貯氷容器ｉとを具備している 。

【０００４】 そして、従来の自動製氷装置ａは、貯氷容器ｉを単に箱型に形成し、製氷皿ｇ から離氷して落下する氷を一括して受けるようになされていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来の自動製氷装置ａの場合、貯氷容器ｉ内に、製氷皿ｇの各区 画ｄ、ｆで製氷された大きさの異なる氷ｃ、ｅが、入り交じって貯氷されること となる。そのため、たとえば、大きな氷ｃを特定して使用する場合、貯氷容器ｉ 内の大きな氷ｃをその都度より分けなければならず煩わしいといった不都合を生 じる。

【０００６】 本考案は、係る実情に鑑みてなされたもので、氷の大きさ毎に貯氷することの できる自動製氷装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するための本考案の自動製氷装置は、支持アームによって回動 反転可能に支持されるとともに、異なる大きさの区画を有する製氷皿と、この製 氷皿を回動反転させて離氷させるようになされた駆動装置と、製氷皿の下方に配 置された貯氷容器とを具備し、区画に対応して異なった大きさの氷が貯氷容器に 貯氷されるようになされた自動製氷装置であって、貯氷容器内に、製氷皿からの 氷の落下軌跡を、各区画群毎に区切るようになされた仕切が設けられ、該製氷皿 から落下する氷が大きさ毎に仕分けされるようになされたものである。

【０００８】

【作用】

本考案によると、貯氷容器内に、製氷皿からの氷の落下軌跡を、各区画群毎に 区切るようになされた仕切を設けているので、製氷皿から落下する氷が、貯氷容 器内で大きさ毎に仕分けられることとなる。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案に係る実施例を図面を参照して説明する。

【００１０】 図１は自動製氷装置１の全体構成の概略を示し、図２は同自動製氷装置１の離 氷状態を示している。

【００１１】 すなわち、この自動製氷装置１は、製氷皿２と、駆動装置３と、貯氷容器４と を具備し、貯氷容器４内に、仕切４１が設けられている。

【００１２】 製氷皿２には、大きな氷５１を作るための大区画２１と、小さな氷５２を作る ための小区画２２とが形成されている。そして、製氷皿２の長手方向に沿った中 心線を境に、製氷皿２の半分側に大区画２１からなる区画群Ａ、他方の半分側に 小区画２２からなる区画群Ｂが形成されている。また、製氷皿２には、この中心 線に沿って回動軸２３が形成されており、この回動軸２３を中心として回動反転 可能となされている。

【００１３】 すなわち、製氷皿２は、回動軸２３が、駆動装置３と、該駆動装置３から延設 されたＬ字型の支持アーム６との間で支持されている。そして、駆動装置３が、 該駆動装置３内の駆動モータ（図示省略）の動きに連動して、回動軸２３を回動 中心として製氷皿２を回動させるようになされている。これにより、製氷皿２が 、給水時および製氷時に上側に向き、離氷時に下側に向くように反転するように なされている。

【００１４】 また、製氷皿２の回動軌跡には、ストッパ（図示省略）が設けられており、こ のストッパ（図示省略）によって製氷皿２が必要以上に回動しないようになされ ている。すなわち、離氷時に製氷皿２が反転した際に、製氷皿２の短辺の端部を ストッパ（図示省略）が係止して回動軸２３による回動を抑止し、該製氷皿２に ひねりを与えるようになされている。そして、このひねりによって製氷皿２に製 氷された氷５１、５２が、離氷して下方に落下するようになされている。

【００１５】 貯氷容器４は、上方に開口した箱状に形成され、製氷皿２の下方に設けられる ようになされている。また、貯氷容器４内には、製氷皿２からの離氷時に、区画 群Ａおよび区画群Ｂからの氷５１、５２の落下軌跡を区切るように、仕切４１が 設けられている。すなわち、この仕切４１によって、製氷皿２から離氷される氷 ５１、５２を、その大きさ毎に仕分けるようになされている。

【００１６】 なお、本実施例では、貯氷容器４の長手方向に仕切４１を設けて氷５１、５２ を仕分けているが、これに限定されるものではなく、製氷皿２の区画群Ａおよび 区画群Ｂの区画状態に応じて適宜変更することで、貯氷容器４の幅方向に仕切４ １を設けて氷５１、５２を仕分けるようにすることもできる。

【００１７】 また、本実施例では、大きな氷５１と小さな氷５２とを仕分けるように、仕切 ４１によって貯氷容器４を２分割しているが、このような２分割に限定されるも のではなく、貯氷容器４内を３分割するように仕切４１を設けるとともに、製氷 皿２にも３つの区画群を設け、大きさの異なる３種の氷を仕分けるようにするこ ともできる。

【００１８】 さらに、本実施例では、貯氷容器４内に、大きさの異なる氷５１、５２を仕分 けるようになされているが、大きさを仕分けるものに限定されるものではなく、 製氷皿２の各区画群Ａ、Ｂの形状を異ならせることで、形状の異なる氷を仕分け ることもできる。

【００１９】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によると、製氷皿から落下する氷を、貯氷容器内で 大きさ毎に仕分けることができるので、所望の大きさの氷を容易に取り出すこと ができ、使用性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動製氷装置の全体構成の概略を示す斜視図で
ある。

【図２】自動製氷装置の離氷状態を示す要部断面図であ
る。

【図３】従来の自動製氷装置の全体構成の概略を示す斜
視図である。

【図４】従来の自動製氷装置の離氷状態を示す要部断面
図である。

【符号の説明】

１ 自動製氷装置 ２ 製氷皿 ２１ 大区画 ２２ 小区画 ３ 駆動装置 ４ 貯氷容器 ４１ 仕切 ５１ 大きな氷 ５２ 小さな氷 ６ 支持アーム Ａ 区画群 Ｂ 区画群

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支持アームによって回動反転可能に支持
   されるとともに、異なる大きさの区画を有する製氷皿
   と、この製氷皿を回動反転させて離氷させるようになさ
   れた駆動装置と、製氷皿の下方に配置された貯氷容器と
   を具備し、区画に対応して異なった大きさの氷が貯氷容
   器に貯氷されるようになされた自動製氷装置であって、 貯氷容器内に、製氷皿からの氷の落下軌跡を、各区画群
   毎に区切るようになされた仕切が設けられ、該製氷皿か
   ら落下する氷が大きさ毎に仕分けされるようになされた
   ことを特徴とする自動製氷装置。