JPH0579197U - エアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構 - Google Patents
エアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構Info
- Publication number
- JPH0579197U JPH0579197U JP1860492U JP1860492U JPH0579197U JP H0579197 U JPH0579197 U JP H0579197U JP 1860492 U JP1860492 U JP 1860492U JP 1860492 U JP1860492 U JP 1860492U JP H0579197 U JPH0579197 U JP H0579197U
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- JP
- Japan
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- lubricating oil
- air
- light
- light emitting
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑油の供給不足を容易に検出することので
きるエアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構を提供
する。 【構成】 エアオイル潤滑装置の潤滑油供給路(6)を
挟んで発光素子(10)及び受光素子(11)を対向配置す
る。この時、潤滑油供給路(6)は、透明なビニールチ
ューブで構成しておく。
きるエアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構を提供
する。 【構成】 エアオイル潤滑装置の潤滑油供給路(6)を
挟んで発光素子(10)及び受光素子(11)を対向配置す
る。この時、潤滑油供給路(6)は、透明なビニールチ
ューブで構成しておく。
Description
【0001】
本考案は、工作機械の主軸等を回転自在に支持する軸受等に潤滑油を供給する ためのエアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構に関する。
【0002】
工作機械の主軸等を支持する軸受に潤滑油を供給するための潤滑装置として、 従来よりエアオイル潤滑装置が使用されている。
【0003】 このエアオイル潤滑装置は、図4に示すように、油タンク(1)に貯留した潤 滑油を、空気圧作動の定量ポンプ(2)でミキシングバルブ(3)に供給する一 方、エア源(4)からのエアをエアフィルタ(5)を介してミキシングバルブ( 3)に供給し、これらを潤滑油供給路(6)からノズル(7)を介して軸受(8 )に供給するようにしている。前記潤滑油供給路(6)内では、潤滑油(9)が ごく小さい油滴状となって空気流に押されながら流れている。
【0004】
ところで、前記エアオイル潤滑装置では、潤滑油の流量が少ないため、軸受へ の潤滑油の供給状態を目視確認することは困難である。従って、定量ポンプやミ キシングバルブの故障、或いは、管路の目詰まり等によって、潤滑油の供給量が 減少したり或いは完全に停止した場合にも、これを作業者が認識できい場合が多 い。この結果、潤滑不良の状態で工作機械を継続使用することとなり、軸受寿命 の低下を招く場合があった。
【0005】 そこで、本考案は、潤滑油の供給不足を容易に検出することのできるエアオイ ル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的の達成のため、本考案の検出機構は、エアオイル潤滑装置の潤滑油供 給路内を、空気流に押されながら流れる潤滑油の供給量を検出するためのもので あって、前記潤滑油供給路の内部に光を送光するための発光素子と、この発光素 子から送光された光を受光するための受光素子とを備える。
【0007】
発光素子から潤滑油供給路の内部に送光された光は、潤滑油供給路内を間欠的 に流れる油滴状の潤滑油でその一部が遮られる。一方、潤滑油間の隙間を通過し た光は、受光素子で受光される。従って、単位時間あたりの受光素子での受光量 の総和は、当該時間中に供給された潤滑油量の総和に反比例する。ここで、単位 時間あたりの受光量に適当なレベルでしきい値を設定しておけば、現実の単位時 間あたりの受光量がこのしきい値を超えた時点で、潤滑油の供給不足が生じてい ると検知できるようになる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0009】 図1は、本考案にかかるエアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構の基本概 念を示す断面図である。この検出機構は、図示のように、潤滑油供給路(6)を 挟んで、発光素子(10)と受光素子(11)とを対向配置して構成される。前記発 光素子(10)は、例えば、発光ダイオードや赤外光発光器等で構成され、受光素 子(11)は、これらの発光素子(10)から送光される光に対応する光センサ等で 構成される。また、受光素子(11)の出力端子は、図示しない制御装置に接続さ れている。なお、図示のように、発光素子(10)及び受光素子(11)を潤滑油供 給路(6)の外部に配置した場合には、潤滑油供給路(6)は適当な透光性材料 、例えば、透明ビニールチューブで構成する必要がある。
【0010】 このような構成により、発光素子(10)から潤滑油供給路(6)の内部に送光 された光は、一部が潤滑油供給路(6)内を流れる油滴状の潤滑油(9)で遮ら れ、残りが潤滑油(9)間の隙間を通過して受光素子(11)に受光される。従っ て、受光素子(11)における単位時間あたりの受光量の総和と、当該時間中の潤 滑油の供給量の総和との間には、図2に示すような反比例の関係が成り立つ。こ こで、単位時間あたりの受光量の総和に適当なレベルでしきい値(X0)を設定し ておけば、実際の単位時間あたりの受光量がこのしきい値(X0)を超えた時点で 、潤滑油の供給量が軸受(8)で最低限必要とされる潤滑油量(Y0)を下回るこ とになり、潤滑油の供給不足が検出できるようになる。なお、このしきい値(X0 )は、潤滑を行なう軸受(8)で最低限必要とされる潤滑油量(Y0)に合わせて 設定しておく必要がある。
【0011】 このようにして、前記制御手段(図示省略)が潤滑油の供給不足を検知すると 、この制御手段が工作機械の主軸の駆動装置を自動的に停止させる。この結果、 潤滑不足による軸受寿命の低下といった不具合が未然に防止される。また、前記 制御手段により警告灯やブザーといった警告手段を作動させて作業者に警告を与 え、作業者の手作業で前記駆動装置を停止させるようにしてもよい。
【0012】 図3は、本考案の検出機構を実際のエアオイル潤滑装置に組込んだ際の構成例 を示す。この構成では、ビニールチューブ(13)を流れる潤滑油(9)が、管継 手(14)及び適当な連結部材(15)(16)を通ってハウジング(17)に設けた供 給孔(18)に供給される。そして、供給孔(18)に供給された潤滑油(9)は、 間座(19)に設けた径方向供給路(20)を通ってノズル(7)から軸受(8)に 向けて供給される。また、この構成では、発光素子(10)及び受光素子(11)が 、その発光面及び受光面(10a)(11a)を管継手(16)の内径面に露出させて 管継手(16)に装着されている。このように発光面及び受光面(10a)(11a) を管継手(16)の内径面に露出させた場合でも、図1に示すように発光素子(10 )及び受光素子(11)を潤滑油供給路(6)の外部に配置した場合と同様の作用 ・効果が得られる。
【0013】
【考案の効果】 上述のように、本考案によれば、軸受への潤滑油の供給不足が容易に検知でき るので、潤滑不足による軸受寿命の低下といった不具合を確実に防止することが 可能になる。
【図1】本考案の基本概念を示す断面図である。
【図2】単位時間あたりの受光量の総和と潤滑油供給量
の総和との間の関係を示す図である。
の総和との間の関係を示す図である。
【図3】本考案の検出機構を実際のエアオイル潤滑装置
に組込んだ場合を示す断面図である。
に組込んだ場合を示す断面図である。
【図4】一般的なエアオイル潤滑装置の概略図である。
6 潤滑油供給路 9 潤滑油 10 発光素子 11 受光素子
Claims (1)
- 【請求項1】 エアオイル潤滑装置の潤滑油供給路内
を、空気流に押されながら流れる潤滑油の供給量を検出
するための機構であって、前記潤滑油供給路の内部に光
を送光するための発光素子と、この発光素子から送光さ
れた光を受光するための受光素子とを備えることを特徴
とするエアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1860492U JPH0579197U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | エアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1860492U JPH0579197U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | エアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579197U true JPH0579197U (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=11976250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1860492U Pending JPH0579197U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | エアオイル潤滑装置の潤滑油供給量検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579197U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001227996A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Lube Corp | パイプを流れるオイルの検出方法 |
WO2020160911A1 (de) * | 2019-02-07 | 2020-08-13 | Robert Bosch Gmbh | Werkzeugmaschinenvorrichtung |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1860492U patent/JPH0579197U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001227996A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Lube Corp | パイプを流れるオイルの検出方法 |
WO2020160911A1 (de) * | 2019-02-07 | 2020-08-13 | Robert Bosch Gmbh | Werkzeugmaschinenvorrichtung |
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