JPH0579098B2 - - Google Patents

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JPH0579098B2
JPH0579098B2 JP60054099A JP5409985A JPH0579098B2 JP H0579098 B2 JPH0579098 B2 JP H0579098B2 JP 60054099 A JP60054099 A JP 60054099A JP 5409985 A JP5409985 A JP 5409985A JP H0579098 B2 JPH0579098 B2 JP H0579098B2
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JP
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azetidino
dioxo
benzene
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carbon atoms
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JP60054099A
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JPS60212426A (ja
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Jei Gurosuman Suchiibun
Ondaa Kemaru
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Dow Chemical Co
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Dow Chemical Co
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Publication date
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Publication of JPH0579098B2 publication Critical patent/JPH0579098B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/14Lactams
    • C08G69/16Preparatory processes
    • C08G69/18Anionic polymerisation
    • C08G69/20Anionic polymerisation characterised by the catalysts used

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の分野 本発明はラクタムのアニオン重合によるポリア
ミドの製造に関するものであり、さらに特定的に
いえばその重合方法の改善に関するものである。 従来技術の説明 相当するポリアミドを生成させる環状ラクタム
のアニオン性塩基触媒重合は広く知られ、文献に
記載されている。広範な種類の物質を重合の開始
剤または促進剤として使用できる。N,N′−テ
レフタロイルまたはN,N′−イソフタロイルビ
スカプロラクタムのようなアシルラクタムの使用
はいくつかのN−置換環状イミド(ドイツ公報
1294020参照)とともにこの応用において古くか
ら知られている(米国特許3234152参照)。 ラクタムのアニオン重合における新しい種類の
促進剤の使用がきわめて有用でかつ上記の従来法
促進剤と異なる結果を生ずることを我々はここに
発見したのである。 発明の要約 本発明は塩基触媒と促進剤との存在下でラクタ
ムを重合することによるポリアミドの改良製造方
法から成り、その際、その改良はアゼチジン−
2,4−ジオン成分を促進剤として含む化合物を
用いることから成る。 用語ラクタムは相当するナイロン型ポリアミド
へ重合することができる脂肪族ラクタムのいずれ
かを意味し、例示すれば、ピロリジノン、バレロ
ラクタム、カプロラクタム、カプリラクタム、デ
カノラクタム、ラウロラクタム、などを含む。 用語「アゼチジン−2,4−ジオン成分を含む
化合物」は式
【式】 をもつ少くとも一つのアゼチジン−2,4−ジオ
ン環を含む化合物を意味し、式中、RとR1は単
独では、水素と炭化水素基とから成る群から独立
に選ばれ、RとR1はそれらが結合している炭素
原子と一緒になつて4個から8個の環炭素原子を
もつシクロアルカンを表わし、Yは炭化水素基、
1個または1個より多くのアゼチジン−2,4−
ジオニル環によつて置換された炭化水素基、およ
び、式
【式】 (式中、RとR1が上記定義のとおりでありZ
は−CO−,−O−,SO2−、および1個から4個
の炭素原子をもつアルキレンから成る群から選ば
れる。)をもつ基、から成る群から選ばれる。 用語「炭化水素基」は1個から18個の炭素原子
をもつ親炭化水素から1個の水素原子を取除くこ
とによつて得られる1価の基を意味する。炭化水
素基の例はメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシ
ル、ヘキサデシル、オクタデシル、などおよびそ
れらの異性体を含むようなアルキル;ビニル、ア
リル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、オク
テニル、デセニル、ウンデセニル、トリデセニ
ル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、などおよ
びそれらの異性体を含むようなアルケニル;ベン
ジル、フエネチル、フエニルプロピル、ベンズヒ
ドリル、ナフチルメチル、などのようなアルアル
キル:フエニル、トリル、キシリル、ナフチル、
ビフエニリル、などのようなアリール:シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロ
ヘプチル、シクロオクチル、などおよびそれらの
異性体を含むようなシクロアルキル:並びに、シ
クロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプ
テニル、シクロオクテニル、などおよびそれらの
異性体を含むようなシクロアルケニルである。 基R,R1およびYを形成する炭化水素基は1
個または複数個の不活性置換基によつて置換する
ことができる。用語「不活性置換基」は重合工程
の条件下で不活性であることを意味し、そうでな
くてもその工程を妨害しない。このような置換基
の例はハロすなわち、クロロ、ブロモ、フルオ
ロ、およびヨード;メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシなどおよび
それらの異性体を含むような1個から8個の炭素
原子のアルコオキシ;メチルメルカプト、エチル
メルカプト、プロピルメルカプト、ブチルメルカ
プト、ペンチルメルカプト、ヘキシルメルカプ
ト、ヘプチルメルカプト、オクチルメルカプト、
などおよびそれらの異性体を含むような1個から
8個の炭素原子のアルキルメルカプト;並びにシ
アノである。 「4個から8個の環炭素原子をもつシクロアル
カン」の例はシクロブタン、3−メチルシクロブ
タン、シクロペンタン、3−メチルシクロペンタ
ン、シクロヘキサン、3−メチルシクロヘキサ
ン、4−メチルシクロヘキサン、シクロヘプタ
ン、4−メチルシクロヘプタン、シクロオクタ
ン、5−メチルシクロオクタン、などである。 発明の詳細説明 本発明の改良方法はラクタムの塩基触媒アニオ
ン重合における重合法で通常用いられる手順に実
質上従つて実施され、その新規な特徴は促進剤と
してアゼチジン−2,4−ジオン化合物を使用す
ることである。 本発明に従う重合に好適なラクタムはカプロラ
クタムである。 本発明の方法において使用する好ましい促進剤
は式
【化】 をもち、式中、RとR1は上記定義とおりであり、
Xはメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オク
チレンおよびそれらの異性体のような1個から8
個の炭素原子をもつアルキレン;1,3−シクロ
ペンチレン、1,3−シクロヘキシレン、1,4
−シクロヘキシレンのような5個から6個の炭素
原子をもつシクロアルキレン;フエニレン、トリ
レン、ナフチレン、ジフエニレンのような6個か
ら8個の炭素原子をもつアリーレン;並びに式
【式】 をもちZが上記で定義される2価の基;から成る
群から選ばれる。 最も好ましい種類の促進剤はXが上記定義のア
リーレンでありRとR1とが1個から4個の炭素
原子をもつ同種または異種の低級アルキル基であ
るものである。 例示的ではあるが限定を示すものではないアゼ
チジンジオン化合物は、N−メチルアゼチジン−
2,4−ジオン、N−メチル−3,3−ジメチル
アゼチジン−2,4−ジオン、N−メチル−3,
3−ジメチルアゼチジン−2,4−ジオン、N−
フエニル−3,3−ジメチルアゼチジン−2,4
−ジオン、N−フエニル−3−エチル−3−ブチ
ルアゼチジン−2,4−ジオン、N−アリル−
3,3−ジメチルアゼチジン−2,4−ジオン、
N−シクロヘキシル−3,3−ジメチルアゼチジ
ン−2,4−ジオン、など;1,2−ビス(3,
3−ジメチル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)
エタン、1,4−ビス(3,3−ジメチル−2,
4−ジオキソ−アゼチジノ)ブタン、1,6−ビ
ス(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソ−アゼ
チジノ)ヘキサン、1,2−ビス(3−メチル−
3−ベンジル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)
エタン、1,2−ビス(3−メチル−3−フエニ
ル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)エタン、
1,2−ビス(3−メチル−3−シクロヘキシル
−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)エタン、1,
4−ビス(3−メチル−3−アリル−2,4−ジ
オキソ−アゼチジノ)ブタン、1,4−ビス(3
−メチル−3−フエニル−2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)ブタン、1,6−ビス(3−メチル−
3−ブチル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ヘ
キサン、1,6−ビス(3−ベンジル−3−フエ
ニル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ヘキサ
ン、1,6−ビス(3,3−ジエチル−2,4−
ジオキソ−アゼチジノ)ヘキサン、など;1,3
−ビス(3−メチル−3−フエニル−2,4−ジ
オキソ−アゼチジノ)シクロペンタン、1,4−
ビス(3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)シクロヘキサン、1,4−ビス(3−
p−クロロベンジル−3−フエニル−2,4−ジ
オキソ−アゼチジノ)シクロヘキサン、など;
1,4−ビス(2,4−ジオキソ−アゼチジノ)
ベンゼン、1,4−ビス(3,3−ジメチル−
2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン、1,
4−ビス(3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ
−アゼチジノ)ベンゼン、1,4−ビス(3−エ
チル−3−ブチル−2,4−ジオキソ−アゼチジ
ノ)ベンゼン、1,3−ビス(3,3−ジメチル
−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン、
1,3−ビス(3−エチル−3−ブチル−2,4
−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン、1,3−ビ
ス(3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−アゼ
チジノ)−2−メチル−および−6−メチルベン
ゼンとそれらの混合物、1,3−ビス(3−エチ
ル−3−ブチル−2,4−ジオキソ−アゼチジ
ノ)−2−メチル−および−6−メチルベンゼン
とそれらの混合物、1,3−ビス(3,3−ジブ
チル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)−2−メ
チル−および−6−メチルベンゼンとそれらの混
合物、1,3−ビス(3−メチル−3−フエニル
−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)−2−メチル
−および−6−メチルベンゼンとそれらの混合
物、1,3−ビス(3−メチル−3−アリル−
2,4−ジオキソ−アゼチジノ)−2−メチル−
および−6−メチルベンゼンとそれらの混合物、
1,3−ビス(3−メチル−3−ベンジル−2,
4−ジオキソ−アゼチジノ)−2−メチル−およ
び−6−メチルベンゼンとそれらの混合物、1,
1′−メチレンビス〔4−(2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチレンビス
〔4−(3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチレンビス
〔4−(3,3−ジエチル−2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチレンビス
〔4−(3,3−ジブチル−2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチレンビス
〔4−(3−エチル−3−ジブチル−2,4−ジオ
キソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチレ
ンビス〔4−(3−メチル−3−ブチル−2,4
−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−
メチレンビス〔4−(3−メチル−3−フエニル
−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、
1,1′−メチレンビス〔4−(3−メチル−3−
ベンジル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ベン
ゼン〕、1,1′−メチレンビス〔4−(3,3−テ
トラメチレン−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)
ベンゼン〕、1,1′−メチレンビス〔4−(3,3
−ペンタメチレン−2,4−ジオキソ−アゼチジ
ノ)ベンゼン〕、1,1′−カルボニルビス〔4−
(3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−アゼチ
ジノ)ベンゼン〕、1,1′−カルボニルビス〔4
−(3−エチル−3−ブチル−2,4−ジオキソ
−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−オキシビス
〔4−(3,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−ア
ゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−オキシビス〔4
−(3−エチル−3−ブチル−2,4−ジオキソ
−アゼチジノ)ベンゼン〕、などである。 上述化学種の中で好ましいのは、1,1′−メチ
レンビス〔4−(3,3−ジメチル−2,4−ジ
オキソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチ
レンビス〔4−(3,3−ジエチル−2,4−ジ
オキソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,1′−メチ
レンビス〔4−(3−エチル−3−ブチル−2,
4−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,
1′−カルボニルビス〔4−(3,3−ジメチル−
2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼン〕、1,
1′−カルボニルビス〔4−(3−エチル−3−ブ
チル−2,4−ジオキソ−アゼチジノ)ベンゼ
ン〕、などである。 アゼチジンジオンは既知化合物であり、米国特
許3265684に示される方法を使つて容易につくら
れるが、その場合、適切に置換した酸塩化物を適
当なイソシアネートと四級アミン存在下で反応さ
せてアゼチジンジオンを形成させる。適切なジイ
ソシアネートと2モル部分の酸塩化物との使用は
ジアゼチジンジオンを提供する。上記特許の教示
はここに文献として組入れられている。 あるいはまた、アゼチジンジオンはマーチンら
によりジヤーナル オブ オルガニツク ケミス
トリー(J.Organic Chemistry)36,1971,
p.2205およびその次において示されているとお
り、適切な置換ケテンとモノ−およびジ−イソシ
アネートとの反応によつてつくることができる。
もう一つの製法はエブネーテルからの方法、ヘル
ベチカ シミー アクタ(Helivetica Chemica
Acta)42,1959,p.918〜955、に従つて、適切
なアミンと適切に置換されたマロニルクロライド
との反応を含む。 本発明の方法を実施する際には、出発ラクタム
は実質上無水状態で用いられ、通常は窒素または
その他の不活性ガス雰囲気の下で融点まで加熱さ
れ、その後、塩基触媒および促進剤で以て処理さ
れる。触媒と促進剤はどちらの順序でもあるいは
同時に添加することができ、工程収量に著しい影
響をもたない。得られる混合物を次に、ラクタム
重合が所望段階に達するまで約80℃から約250℃
の範囲内の温度へ加熱しその温度に保つ。反応温
度は上述範囲のどこででも保つことができるが、
約80℃から約155℃の範囲において維持するのが
好ましい。 重合の進行はきわめて早く、一般的にいえば、
数分で終る。この特色は、インジエクシヨン・モ
ールド(RIM)技法の場合のとおりポリカプロ
ラクタムを迅速にリアクシヨン・モールドにする
ことを望むときには、本発明に従う方法を特に有
用なものとする。 本発明の方法で用いる塩基触媒はラクタムのア
ニオン重合を触媒うる当業に使用するものの何れ
であつてもよい。この種の触媒の例は、金属の形
態かあるいは水素化物、硼水素化物、酸化物、水
酸化物、炭酸塩、アミドなどの形態かのいずれか
の、アルカリ金属およびアルカリ土類金属、例え
ばナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ム、マグネシウムなどである。アルカリ金属およ
びアルカリ土類金属の有機金属誘導体もまた触媒
として有用であり;この種の誘導体の例はナトリ
ウム−、カリウム−、およびリチウム−アルキル
およびアリール、例えば、ブチルリチウム、ブチ
ルナトリウム、ナトリウムフエニルなど、および
エチルマグネシウムクロライド、メチルマグネシ
ウムブロマイド、エチルマグネシウムブロマイド
のようなグリニア試薬、などである。 塩基触媒の使用量は広い範囲にわたつて変るこ
とができ、有利なのはラクタム基準で約0.1モル
%から約10モル%である。しかし好ましくは、塩
基触媒の量はラクタム基準で約0.2モル%から約
5モル%の範囲内である。 本発明の方法で使用するアゼチジンジオン促進
剤の量も広い限度にわたつて変り得る。有利なの
は、上記アゼチジンジオンの量はラクタムを基準
に約0.3モル%から約5.0モル%である。好ましく
は、上記アゼチジンジオンの量は約0.6モル%か
ら約2.0モル%である。 本発明で固有の驚くべきかつ有利な特徴はラク
タムが重合し得る速度である。カプロラクタムの
重合を促進するための、当業での既知の最も早い
促進剤の一つはイソフタロイルビスカプロラクタ
ムである。しかし、一つの比較試験において(以
下の実施例2参照)、本発明による方法はイソフ
タロイルビスカプロラクタムを使用する従来法よ
りも早い重合反応をもたらすことが発見された。
本発明の方法をRIM過程に特に適当なものにさ
せるのはこの特徴である。 以下の実施例は本発明を形成および使用する様
式と方法を記述するものであり、本発明の実施に
ついて発明者が期待する最良様式を述べている。 実施例 1 以下の実施例は本発明に従うカプロラクタム重
合法を述べている。 新たに蒸溜したカプロラクタムの26.91g
(0.238モル)の装填物をアルゴン下で、温度測定
用熱電対を備えた、乾燥窒素パージを行なつた側
管付試験管へ移した。カプロラクタムを油浴中で
130℃へ加熱し、ジエチルエーテル中のエチルマ
グネシウムブロマイドの3.1モル溶液の0.2ml
(0.00062モルのエチルマグネシウムあるいはカプ
ロラクタム基準で0.27モル%)をこの熔融物質へ
添加した。エチルマグネシウムブロマイド添加後
約1分で、0.99gの1,1′−メチレンビス〔4−
(3−エチル−3−ブチル−2,4−ジオキソ−
アゼチジノ)ベンゼン〕(0.0019モルまたはカプ
ロラクタム基準で0.83モル%)を熔融混合物へ添
加した。 約5分後、熔融カプロラクタムがゲル化し、澄
明熔融体は白色固体凝結体に変つた。温度はアゼ
チジノジオン添加後、約71/2分間にわたつて初 めの130℃から190℃へ上昇した。 130℃において1時間加熱後、試験管を浴から
取出して室温へ冷却させた。25.74gの収量のポ
リカプロアミドが得られ、1.1dl/gの内部粘度
(η内部)(30℃における88%蟻酸中の0.5%溶液)
をもつていた。 実施例 2 次の実施例は、4種の活性化剤を制御された加
熱条件下のカプロラクタム重合において使用した
一連の8個の重合実験(表)を示している。試
験1から5は本発明に従うものであるが、試料6
から8はそうでない。示差走査熱量測定(DSC)
方式に対して設定したデユポン990熱分析計中の
DSC試料カツプを各試料についての重合反応器
として使用した。 用いる標準方式は次のとおりであり、試料1を
例示的に詳細にのべた。実施例1において示した
装置と手順を使用して、カプロラクタムの14.74
g(0.13モル)の試料を90℃へ加熱した。このカ
プロラクタムを実施例1で記載のエチルまたはブ
ロマイド触媒溶液および1,1′−メチレンビス
〔4−(3−エチル−3−ブチル−2,4−ジオキ
ソ−アゼチジノ)ベンゼン〕のそれぞれ1.15モル
%部分および0.3モル%部分と混合した。完全混
合を行なわせるよう熔融物質中に約半分から1分
間、アルゴンを気泡通過させたのち、熔融混合物
のアリコート部分をDSCカツプへ90℃(はじめ
の温度)において移し、窒素雰囲気下でカツプの
温度を10℃/分の計画速度で上げ、DSCを追跡
記録した。DSC結果から、重合がはじまる(ポ
リマー開始)温度が185℃であることが観察され
た。この点は、ポリマー塊が結晶化しながら重合
が平行しておこる発熱現象の開始であつた。重合
の終点はDSC曲線が正常の基底線へ戻る(すな
わち発熱がおわる)点として記録された。試料1
の場合においては、6分12秒が重合が本質上完了
する時間であつた。これらの実験1についての結
果を第1表に示す。 試料2から8について、カプロラクタムのそれ
ぞれの量は17.92g(0.159モル)、13.52g(0.119
モル)、16.68g(0.148モル)、17.1g(0.151モ
ル)、20.19g(0.179モル)、17.61g(0.156モ
ル)、および13.63g(0.121g)であつた。各試
料は上述と同じ割合の触媒量を使用して実施例1
と同様に処理したが、それぞれの活性剤の割合と
はじめの温度が表に示されている。 試料2,4,6および7は試料1と同じく90℃
において混合し、小部分を90℃においてDSC試
料カツプへ移して計画加熱をはじめさせた。試料
3,5および8は試料1と同じくただし80℃の混
合温度とDSCカツプ温度において混合した。ポ
リマー開始時間とポリマー終了時間は表に示
す。 試料1から5と試料6から8との同一活性剤濃
度とはじめの温度における比較は、カプロラクタ
ムがすべての試料についてほぼ同じ点で重合しは
じめることを示す。しかし、試料1から5は0.3
モル%の低活性化剤水準においても、試料6から
8よりもすべて比較的早い。0.6モル%の水準に
おいては、試料2から5は試料7および8より約
24%から約30%早く重合する。
【表】
【表】 * 3個の別実験からの3個の読みの平均。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アニオン重合触媒と促進剤との存在下でラク
    タムを重合させることによるポリアミド製造方法
    において、促進剤としてアゼチジン−2,4−ジ
    オン成分を含む化合物を用いることから成るポリ
    アミドの製造方法。 2 ラクタムがカプロラクタムである、特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 3 促進剤が式 【式】 (式中、RとR1はそれぞれ単独では、水素と
    炭化水素基から成る群から独立に選ばれ、Rと
    R1はそれらが結合している炭素原子と一緒にな
    つて、4個から8個の環炭素原子をもつ環状アル
    カンを表わし、Xは1個から8個の炭素原子をも
    つアルキレン、5個から6個の炭素原子をもつ環
    状アルキレン、6個から18個の炭素原子をもつア
    リーレン、および、式 【式】 (式中、Zは−CO−,−O−,SO2−、および
    1個から4個の炭素原子をもつアルキレン、から
    成る群から選ばれる。)をもつ2価の基、から成
    る群から選ばれる。)を有する特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 4 塩基触媒がエチルマグネシウムブロマイドで
    ある、特許請求の範囲第2項に記載の方法。 5 促進剤をカプロラクタム基準で0.3から0.5モ
    ル%の量で用いる、特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。 6 重合を80℃から250℃の範囲内の温度におい
    て実施する、特許請求の範囲第2項に記載の方
    法。 7 促進剤が式 【化】 をもつ、特許請求の範囲第2項に記載の方法。 8 促進剤が式 【化】 をもつ、特許請求の範囲第2項に記載の方法。 9 促進剤が式 【化】 をもつ、特許請求の範囲第2項に記載の方法。
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