JPH0579062A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JPH0579062A
JPH0579062A JP26537791A JP26537791A JPH0579062A JP H0579062 A JPH0579062 A JP H0579062A JP 26537791 A JP26537791 A JP 26537791A JP 26537791 A JP26537791 A JP 26537791A JP H0579062 A JPH0579062 A JP H0579062A
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JP
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pressure
hydraulic
hydraulic cylinder
differential pressure
pump
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JP26537791A
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Masami Ochiai
正巳 落合
Takashi Kanai
隆史 金井
Hideyo Kato
英世 加藤
Tsukasa Toyooka
司 豊岡
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロードセンシングシステムにおける油圧シリ
ンダ系の発振の抑制。 【構成】 油圧シリンダ11A、11Bには流量制御弁
13A、13Bおよび圧力制御器14A、14Bを介し
て油圧ポンプ10の圧油が供給される。このときパイロ
ット管路15には最大負荷圧が現れる。演算器20では
油圧ポンプ10の吐出圧と最大負荷圧との差圧が演算さ
れる。制御器21はポンプ吐出圧に応じて差圧の設定値
を低減せしめ、演算された実際の差圧が低減された設定
値に一致するようにレギュレータ10Rを制御する。こ
れにより、負荷圧変化に対する流量変化の比が負とな
り、油圧シリンダ系の発振が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種建設機械の油圧アク
チュエータの駆動にロードセンシングシステムを用いた
建設機械の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、油圧アクチュエータと、この油圧
アクチュエータを駆動する可変容量油圧ポンプと、油圧
アクチュエータに供給される圧油の量を制御する流量制
御弁とを備え、流量制御弁の入口圧と出口圧との差圧が
所定の規定値になるように制御することにより油圧アク
チュエータの負荷圧の変動に影響されない安定した流量
を油圧アクチュエータに供給するロードセンシングシス
テムが提案されている。このようなロードセンシングシ
ステムは、例えば特願平1−263022号、特開平2
−261902号公報等に記載され公知である。上記ロ
ードセンシングシステムの良く知られた一方式として、
流量制御弁の上流側に圧力補償弁を設け、この圧力補償
弁により流量制御弁の上記差圧が規定値になるように補
償し、これにより油圧アクチュエータに供給する流量が
流量制御弁の開口面積にのみ依存するように補償し、一
方、可変容量油圧ポンプに対しては、流量制御弁と前記
圧力補償弁とにおける圧損分を確保するだけの一定差
圧、即ち負荷圧力より一定圧分だけポンプ吐出圧を高め
るように可変容量油圧ポンプの傾転を制御する方式があ
る。
【0003】ところで、上記方式において、油圧アクチ
ュエータとして油圧シリンダが用いられている場合、こ
のロードセンシングシステムの減衰特性は極めて悪くな
る。これを図および数式により説明する。図4は油圧シ
リンダの構成図である。図で、1は油圧ポンプ、2は油
圧シリンダ、2aはそのピストン、3は油圧シリンダ2
により駆動される負荷体を示す。ここで、 負荷体3の質量:m 油圧シリンダ2の作動による変位:x 油圧シリンダ2の作動速度:dx/dt 油圧シリンダ2の加速度:d2 x/dt2 重力の加速度:g 油圧シリンダ2のボトム室内の圧力:P 圧力Pの変化率:dP/dt 油圧シリンダ2に供給される流量:Qi ピストン2aの受圧面積:A 油圧シリンダ2のボトム室内の体積:V 油圧シリンダ2のボトム室内に導かれる圧油の体積弾性
率:K とすると、
【数1】
【数2】 が成立し、これら(1)、(2)式から、dx/dt、
2 x/dt2 を消去して整理すると、
【数3】 となる。この(3)式は良く知られた理論により、
【数4】 ならば発振的であり、
【数5】 ならば減衰的であることを示している。
【0004】このような油圧シリンダ系の減衰特性を考
えた場合、上記方式では、圧力補償弁は流量制御弁を通
過する流量が一定となるように制御を行っているので、
流量制御弁の開口が一定であると前記差圧の関数である
通過流量Qi (P)も一定であり、
【数6】 となる。油圧シリンダ2の内部の減衰係数は小さいの
で、上記(6)式は、一旦振動が発生すると当該振動は
減衰せず、自由振動が継続されることを示す。即ち、上
記方式では、例えば流量制御弁を急操作して油圧シリン
ダを作動させたとき、当該油圧シリンダに振動が発生
し、この振動により油圧シリンダの制御精度が低下して
建設機械のオペレータの意図する操作が困難になるおそ
れがある。そして、当該振動は負荷圧又は油圧ポンプの
吐出圧が大きいほど発生し易くなる。従来、このような
油圧シリンダ操作時の振動発生は、例えば特願平1−2
63022号に提示されているように、圧力補償弁のス
プールにおける負荷圧(流量制御弁の出口圧)導入端部
に段差を形成して反対側端部に対して微小面積差を作る
ことにより防止されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に圧力補償
弁に上記微小面積差を作るためには、そのスプールに所
定の精度で段差を形成する必要があり、加工が困難であ
った。さらに、このような圧力補償弁を使用する場合、
次のような問題も生じる。これを図5により説明する。
図5は当該圧力補償弁の流量特性図である。図で、横軸
には負荷圧、縦軸には流量がとってある。直線Q1 は流
量制御弁の開度が大きい場合の特性、直線Q2 は流量制
御弁の開度が小さい場合の特性を示す。図から明らかな
ように、流量は圧力補償弁で定まる特性により、負荷圧
が大きくなるに従って低減し、その低減の割合は流量制
御弁のどのような開度に対しても一定である。このた
め、開度が小さい場合、直線Q2 に示すように、ある負
荷圧P0 以下では本来必要とする圧力補償の特性が損な
われることとなり不都合である。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、弁のスプールの加工を不要とし、かつ、流
量制御弁の開度の如何にかかわらず圧力補償の機能を失
わずに油圧シリンダ系の発振を抑制することができる建
設機械の油圧駆動装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも1つの油圧シリンダを含む複
数の油圧アクチュエータと、これら各油圧アクチュエー
タを駆動する可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧
ポンプのおしのけ容積可変機構を駆動するレギュレータ
と、前記各油圧アクチュエータの駆動をそれぞれ制御す
る各流量制御弁と、前記各油圧アクチュエータと前記各
流量制御弁との間に介在する圧力制御器とを備えた建設
機械の油圧駆動装置において、前記可変容量油圧ポンプ
のポンプ吐出圧と前記各油圧アクチュエータの負荷圧の
うちの最大負荷圧との差圧の規定値を、前記ポンプ吐出
圧又は前記最大負荷圧に応じその増大に伴って低減さ
せ、実際の前記差圧が前記低減せしめられた規定値に一
致するように前記レギュレータの駆動を制御する制御部
を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】油圧アクチュエータ駆動中、制御部では可変容
量油圧ポンプのポンプ吐出圧と各油圧アクチュエータの
負荷圧のうちの最大負荷圧との差圧が演算される。一
方、予め定められた当該差圧の規定値はそのときのポン
プ吐出圧又は最大負荷圧の増大に伴って低減される。次
いで、制御部は演算された実際の差圧が低減された規定
値に一致するようにレギュレータに対して制御指令を出
力する。油圧シリンダが駆動されている場合、上記差圧
の規定値の低減により、その低減分だけ油圧シリンダへ
の圧油の供給量が減少し、結局、負荷圧力の変化に対す
る流量変化の比を負とすることができ、油圧シリンダの
発振が抑制される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説
明する。図1は本発明の建設機械の油圧駆動装置の油圧
回路および電気回路の回路図である。図で、10は可変
容量油圧ポンプ(以下単に油圧ポンプという)、10a
は油圧ポンプ10のおしのけ容積可変機構、10Rはお
しのけ容積可変機構10aの傾転を制御するレギュレー
タである。11A、11Bは油圧ポンプ10の圧油によ
り駆動される油圧シリンダである。ここで、油圧シリン
ダ11Bに関連する構成は油圧シリンダ11Aに関連す
る構成と同じであるので、以下の説明では油圧シリンダ
11Aに関連する構成についてのみ説明し、油圧シリン
ダ11Bに関連する構成についての説明は、対応する構
成に同一数字を用い、これに添字Bを付することにより
省略する。12Aは油圧シリンダ11Aの操作レバーで
あり、操作レバー12Aの操作量と操作方向に応じてパ
イロットポンプ10Pからの圧油による圧力が発生す
る。それらの圧力がPA1、PA2として示されている。1
3Aは油圧ポンプ10と油圧シリンダ11Aとの間に介
在する流量制御弁であり、操作レバー12Aの操作に応
じて駆動され油圧シリンダ11Aへの圧油の供給流量を
制御する。14Aは圧力制御器であり、制御室14A1
およびばね14A2 を有する。制御室14A1の一方側
には流量制御弁13Aの出口側からの圧油が供給され、
他方側には後述する最大負荷圧が加えられる。ばね14
2 は最大負荷圧が加えられている側に設置される。1
5は圧力制御器14Aおよび圧力制御器14Bの出力側
の圧力(負荷圧)を導くパイロット管路であり、いずれ
か高い方の圧力(最大負荷圧)が現れる。16Aは圧力
制御器14Aの出力側とパイロット管路15との間のパ
イロット管路に介在する逆止弁、17Aはパイロット管
路15とタンクとの間に設けられた切換弁であり、切換
弁17A、17Bは直列に接続されている。
【0010】18は油圧ポンプ10の吐出圧PS を検出
する圧力検出器、19はパイロット管路15の最大負荷
圧PLmaxを検出する圧力検出器であり、いずれも検出し
た圧力に比例した電気信号を出力する。20は圧力検出
器18、19の信号を入力し両者の差圧ΔPLS(=PS
−PLmax)を演算しこれに比例した信号を出力する演算
器である。21は演算器20の演算値や図示しない種々
の制御値を入力し所定の演算、制御を行う制御器であ
り、その演算、制御の結果は指令信号としてレギュレー
タ10Rに出力される。レギュレータ10Rはこれに応
じておしのけ容積可変機構10aの傾転を制御する。以
上の構成により、ロードセンシングシステムが構成され
る。
【0011】次に、本実施例の動作を説明する。今、操
作レバー12A、12Bが同時に操作され、それら操作
量に応じたパイロット圧PA1、PB1が出力されていると
する。流量制御弁13Aはパイロット圧PA1に応じた開
度に駆動される。その開度に対応する絞りが流量制御弁
13Aの絞り13A1 で表されている。油圧ポンプ10
から吐出された圧油は流量制御弁13Aの絞り13A
1 、管路a、圧力制御器14A、管路b、流量制御弁1
3A、管路cを経て油圧シリンダ11Aに供給され、油
圧シリンダ11Aは伸長方向に駆動される。油圧シリン
ダ11Bもこれに準じた動作で駆動される。このとき、
切換弁17A、17Bは流量制御弁13A、13Bの作
動により切換えられ、パイロット管路15とタンクとの
間は遮断されている。
【0012】このように油圧シリンダ11A、11Bが
駆動されているとき、パイロット管路15には油圧シリ
ンダ11A、11Bの負荷圧のうち大きい方の負荷圧
(最大負荷圧PLmax)が現れる。この最大負荷圧は圧力
制御器14A、14Bの制御室14A1 、14B1 に加
えられるので、圧力制御器14A、14Bの流路は流量
制御弁13A、13Bの出口圧(管路aの圧力)と、最
大負荷圧とばね14A2、14B2 のばね圧の和の圧力
とがバランスする開度となる。今仮に、油圧シリンダ1
1Aの負荷圧が油圧シリンダ11Bの負荷圧より大きい
とすると、圧力制御器14Aの開度は圧力制御器14B
の開度より大きくなる。これにより、油圧ポンプ10の
圧油が負荷圧の小さい油圧シリンダ11Bの方へ一方的
に流れるのを防止し、各油圧シリンダ11A、11Bへ
の適切な分流が達成される。さらに、各圧力制御器14
A、14Bの上記動作および油圧ポンプ10の流量制御
により、各流量制御弁13A、13Bの入口側と出口側
の差圧が一定値に保持されるが、この点については後述
する数式により説明する。
【0013】一方、油圧ポンプ10の吐出圧PS は圧力
検出器18で検出され、又、パイロット管路15の最大
負荷圧PLmaxは圧力検出器19で検出され、それら各検
出信号は演算器20に導入される。演算器20は差圧Δ
LS(=PS −PLmax)を演算する。レギュレータ10
Rには、本来、この差圧ΔPLSを予め定められた規定値
に一致せしめるような信号が入力され、これにより油圧
ポンプ10の傾転が制御されるが、本実施例では演算さ
れた差圧ΔPLSとその規定値との比較を行わず、制御器
21で、そのときの油圧ポンプ10の吐出圧PS に応じ
て差圧の規定値を低減させ、この低減させた規定値と実
際の差圧ΔPLSとを比較して油圧ポンプ10の傾転を制
御する。
【0014】ここで、流量制御弁13Aの出口圧を
a1、流量制御弁13Bの出口圧をPb1、各圧力制御器
14A、14Bの制御室14A1 、14B1 のばね側の
受圧面積をS、ばね14A2 、14B2 のばね力をFと
すると、各圧力制御器14A、14Bに作用する力の釣
り合いから、
【数7】
【数8】 が成立する。又、前述のように、PS −PLmax=ΔPLS
であるから、流量制御弁13A、13Bの入口側と出
口側の差圧は、
【数9】
【数10】 となる。上記(9)、(10)式から、PS −Pa1=P
S −Pb1=一定、即ち、前記差圧はいずれも一定に保持
される。
【0015】ところで、本実施例では、前述のように、
差圧の規定値を油圧ポンプ10の吐出圧PS に応じて低
減し、これに基づいた制御を行うのであるから、結果と
して上記(9)、(10)式における値ΔPLSを低減す
ることとなり、(PS −Pa1)、(PS −Pa1)の値、
即ち、各流量制御弁13A、13Bの差圧は小さくな
り、油圧シリンダ11A、11Bへの圧油の供給流量は
減少する。この結果、例えば最大負荷圧が増加方向に変
化しても、油圧シリンダへの圧油の流入流量はそれほど
大きく増加せず、結局、最大負荷圧PLmaxの変化(dP
Lmax)に対する油圧シリンダ11A、11Bへの流入流
量の変化(dQ)の比を負とする(即ち前記(5)式と
する)ことができ、油圧シリンダ11A、11B駆動系
の減衰性能を向上して発振を抑制し、安定した駆動を実
施することができる。
【0016】次に、差圧ΔPLSを低減させるため制御器
21で実施される動作を図2に示すフローチャートを参
照しながら説明する。制御器21は、先ず、演算器20
の演算値ΔPLSおよび現在の油圧ポンプ10の吐出圧P
S を読込む(図2に示す手順S1 )。次に、目標差圧Δ
LS00が設定される(手順S2 )。この目標差圧は、予
め定められた差圧の規定値C1 (ΔPLS0 )から、予め
定められた所定の係数C2 (例えば、0.05以下のあ
る値)を吐出圧PS に乗算した値を差し引くことにより
決定される。次に、目標差圧ΔPLS00と読込んだ実際の
差圧ΔPLSとが比較され(手順S3)、両者が等しくな
い場合、何れが大きいかが比較される(手順S4 )。目
標差圧ΔPLS00が大きい場合、実際の差圧ΔPLSを目標
差圧ΔPLS00に一致させるべく、レギュレータ10Rに
対して油圧ポンプ10の傾転量を大きくする指令を出力
する(手順S5 )。逆に、目標差圧ΔPLS00が小さい場
合にはレギュレータ10Rに対して油圧ポンプ10の傾
転量を小さくする指令を出力する(手順S6 )。次い
で、制御停止の指令の有無を適当な手段で判断し(手順
7 )、停止指令がない場合、手順S3 〜手順S7 の処
理が繰返される。手順S3 で実際の差圧ΔPLSが目標差
圧ΔPLS00に達したと判断されると、処理は再び手順S
1 に戻り、新たな状態に備えられる。なお、上記処理に
おいて、油圧ポンプ10の吐出圧PS を用いる代わりに
最大負荷圧PLmaxを用いることもできる。
【0017】図3は目標差圧の特性図である。図で、横
軸には油圧ポンプ10の吐出圧が、又、縦軸には差圧が
とってある。目標差圧ΔPLS00は直線D1 に示すよう
に、係数C2 に従い、吐出圧が大きくなるにつれて低減
せしめられる。図では、ポンプ吐出圧がPS0のときの差
圧目標値ΔPLS00が示されている。なお、流量制御弁1
3A、13Bの開口がある値以下の場合には差圧をそれ
ほど低減させる必要はないので、係数C2 としてさらに
小さな値を用いるようにすることができる。この場合の
目標差圧の特性が直線D2 で示されている。係数C2
変更は、操作レバー12A、12Bの操作量を制御器2
1に入力することにより行うことができる。
【0018】なお、上記実施例の説明では、演算器20
と制御器21とを別個の装置として説明したが、演算器
20の演算を制御器21で行わせることができるのは当
然であり、その場合には演算器20は省略することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、可変容
量油圧ポンプのポンプ吐出圧と各油圧アクチュエータの
負荷圧のうちの最大負荷圧との差圧の規定値を、ポンプ
吐出圧又は最大負荷圧に応じその増大に伴って低減さ
せ、実際の差圧を、低減せしめられた規定値に一致させ
るようにレギュレータの駆動を制御するようにしたの
で、負荷圧力の変化に対する油圧シリンダ流入量の変化
の比を負とすることができ、これにより、弁に対する加
工を施さなくても、かつ、流量制御弁の開度がどのよう
な開度であっても、圧力補償の機能を失わずに油圧シリ
ンダ系の発振を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る建設機械の油圧駆動装置
の油圧回路および電気回路の回路図である。
【図2】図1に示す制御器の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図3】図1に示す制御器から出力される差圧の特性図
である。
【図4】油圧シリンダ系の構成図である。
【図5】従来装置による油圧シリンダへの流量特性図で
ある。
【符号の説明】
10 油圧ポンプ 10a おしのけ容積可変機構 10R レギュレータ 11A、11B 油圧シリンダ 12A、12B 操作レバー 13A、13B 流量制御弁 14A、14B 圧力制御器 15 パイロット管路 18、19 圧力検出器 20 演算器 21 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊岡 司 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立建機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの油圧シリンダを含む複
    数の油圧アクチュエータと、これら各油圧アクチュエー
    タを駆動する可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧
    ポンプのおしのけ容積可変機構を駆動するレギュレータ
    と、前記各油圧アクチュエータの駆動をそれぞれ制御す
    る各流量制御弁と、前記各油圧アクチュエータと前記各
    流量制御弁との間に介在する圧力制御器とを備えた建設
    機械の油圧駆動装置において、前記可変容量油圧ポンプ
    のポンプ吐出圧と前記各油圧アクチュエータの負荷圧の
    うちの最大負荷圧との差圧の規定値を、前記ポンプ吐出
    圧又は前記最大負荷圧に応じその増大に伴って低減さ
    せ、実際の前記差圧を当該低減せしめられた規定値に一
    致するように前記レギュレータの駆動を制御する制御部
    を設けたことを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
JP26537791A 1991-09-18 1991-09-18 建設機械の油圧駆動装置 Pending JPH0579062A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720271B1 (ko) * 2005-04-14 2007-05-22 현대중공업 주식회사 굴삭기용 압력전환밸브
CN104947734A (zh) * 2014-03-28 2015-09-30 株式会社久保田 作业机械的液压系统

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