JPH0578800U - 目地溶接具 - Google Patents

目地溶接具

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JPH0578800U
JPH0578800U JP2546292U JP2546292U JPH0578800U JP H0578800 U JPH0578800 U JP H0578800U JP 2546292 U JP2546292 U JP 2546292U JP 2546292 U JP2546292 U JP 2546292U JP H0578800 U JPH0578800 U JP H0578800U
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政夫 諸田
栄一 田島
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株式会社タジマ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 目地溶接具11の圧接部15を具えた軟化室
13からは、ガイド管21および熱風管31が延設され
ている。熱風管31は軟化室13の手前で開口部33を
形成し、この開口部33に予熱用の分岐管61が垂設さ
れ、その下端面が床材83のわずか上方で予熱用熱風吹
出口43を形成している。 【効果】 ガイド管21を通して溶接棒71を軟化室1
3に導き、熱風管31から熱風を軟化室13に供給し、
軟化室13で溶接棒71を軟化ないし溶融させて、圧接
部15により目地溝85に充填して床材83を溶接す
る。A方向に目地溶接具11を移動させながら、目地溶
接を行なう。このとき、熱風の一部が分岐管61に分流
され、予熱用熱風吹出口43から溶接前の床材83に吹
き当てられ床材83を予備加熱するので、冬期等の冷え
きった床材でもしっかりと溶接でき、過度の加熱により
溶接棒71の溶けすぎもない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、床材の目地形成に用いる目地溶接具に関する。
【0002】
【従来の技術】
塩化ビニル樹脂などのプラスチック床材においては、敷設された床材の間に 埃などが留まるのを防止するため、水が浸み込むのを防止するため、装飾の ため、導電性床において電気的に床材を連結するため、出隅や入隅の処理の ためなどの理由から、目地が形成される。
【0003】 図9は従来の目地溶接具11′および目地材充填法を示す断面図、図10は目 地溝85を横切る方向での目地形成法の説明断面図である。
【0004】 図10(A)に示すように、床下地81上にプラスチック製の床材83,83 を敷設したのち、目地溝85を切刻する。ついで、図10(B)に示すように、 断面円形の合成樹脂製の溶接棒71を軟化して目地溝85に充填する。さらに、 図10(B)で床材より上方に突出している溶接棒71を包丁などで切り落とし 、図10(C)に示すように目地を完成させる。
【0005】 上記の目地充填工程(図10(B))においては、図9に示すように、目地溶 接具11′の軟化室13に溶接棒71を導き、熱風を軟化室13に導入して溶接 棒71を軟化、溶融せしめ、圧接部15で目地溝85に圧入、充填するとともに 床材83に接着していた。
【0006】 しかし、施工環境条件によっては、目地溶接作業が困難な場合があった。一般 に床内装工事は、建物の建設後に未だ空調施設が完成していないときに行なわれ るため、冬期等においては床材は冷えきっている。そのため、図9に示したよう に熱風を供給しても、溶接棒71のみが昇温し、床材83は冷えたままであり、 溶接棒71が均一に軟化、溶融しにくい。一方、均一軟化すべく熱風温度を上げ ると、溶接棒71の溶けすぎや“焼け”(外観不良)を招く。また、溶接棒71 のみが軟化、溶融し、床材は軟化溶融しないため、床材83との接着強度が低下 する。床材83を十分加熱すべく熱風温度を上げると、前述のように溶接棒71 の溶けすぎや“焼け”が生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、床材が冷えている低温下の作業条件においても、上記の問題を克服 して目地溶接が可能な目地溶接具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の目地溶接具は、 軟化した溶接棒を床材の目地溝に圧入して充填する圧接部を具えた軟化室と、 軟化室に溶接棒を導くガイド管と、 軟化室から圧接部と逆方向に延び、軟化室に熱風を供給する熱風管とを有する 目地溶接具において、 軟化室に至る手前から軟化室までにわたって熱風管の下面が開口し、この開口 部から囲繞壁が熱風管に垂設され、囲繞壁の下端面が熱風を床材表面に向かって 吹き当てる予熱用熱風吹出口を形成することを特徴とする。
【0009】 また、上記の囲繞壁に代え、軟化室に至る手前で熱風管から分岐管を垂設し、 この分岐管の下端面が熱風を床材表面に向かって吹き当てる予熱用熱風吹出口を 形成するようにしてもよい。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の目地溶接具11を示す斜視図であり、図2はこれを用いる目地 充填法を示す説明断面図である。
【0011】 この目地溶接具11では、圧接部15を有する軟化室13から、ガイド管21 および熱風管31が延設されている。図示を省略してあるが、目地溶接に際して は、熱風管31に熱風を供給する熱風送風器が取り付けられる。熱風管31は、 軟化室13に至る手前から軟化室13にかけて、その下面が開口部33を形成し 、この開口部33から囲繞壁41が垂設されている。囲繞壁41の下端面は、予 熱用熱風吹出口を形成する。
【0012】 目地溶接に際しては、ガイド管21に溶接棒71を挿通して軟化室13に導き 、目地溝85内に当てがい、熱風管31からの熱風により溶接棒71を軟化、溶 融させ、圧接部15で目地溝85内に圧入しつつ充填する。この操作を図2の矢 印A方向に目地溶接具11を移動させつつ連続して行なうことにより、目地充填 が行なわれる。
【0013】 このとき、熱風の多くは、溶接棒71に当たったのち囲繞壁41の内部に回流 し、滞留しつつ予熱用吹出口43から目地溝85の近傍の床材83に吹き当てら れる。また、熱風の一部は、熱風管31の開口部33から直接的に囲繞壁41の 内部に流れ込み、予熱用熱風吹出口43から床材83の表面に吹き当てられる。 よって、溶接棒71の充填が行なわれる以前に、床材83が加熱、昇温され、冬 場等の低温作業時の冷えきっている床材であっても、昇温下に溶接棒71の充填 が行なえることになる。そのため、適度の熱風で溶接棒71が軟化、溶融し、溶 接棒71の溶けすぎや“焼け”が発生せず、良好な仕上りが得られる。また、溶 接時に床材83も少なくともある程度軟化し、あるいは溶融状態となるので、軟 化、溶融した溶接棒71と床材83とがしっかりと溶接され、大きな接着強度が 得られる。
【0014】 図2に示したように、囲繞壁41は、予熱用熱風吹出口43が床材83に接触 せず、その直上となる長さが好ましい。 図3は、本考案の目地溶接具の他の実施例を示す断面図である。
【0015】 この実施例の目地溶接具11は、流れ規制部材45を設けた以外は図1,2に 示した目地溶接具11と同じである。
【0016】 流れ規制部材45は囲繞壁41の側壁の内面間に固定され、これにより、熱風 管31を流れてくる熱風は、軟化室13に向かう熱風と、予熱用熱風吹出口43 に直接向かう熱風とに分流される。開口部33から予熱用熱風吹出口43を経て 床材53に直接吹き当てられる熱風は温度低下が少なく高温であり、それだけ床 材83を効率的に加熱することができる。また、分流することにより、溶接棒7 1の加熱と床材83との予熱を個々に制御することができ、両者の加熱バランス を最適値に制御しやすくなる。流れ規制部材45を設ける位置を調整することに より、熱風の分流の程度を制御することができる。
【0017】 図4および図5は本考案の他の実施例を示すものであり、図3に示した固定型 の流れ制御部材45に代えて可動流れ制御部材47を用いた以外は図3に示した 実施例と同じである。一端側にネジヘッド49aが形成され他端側に雄ネジが刻 設された調整軸49bに対して可動流れ規制部材47が固定されている。可動流 れ規制部材47の傾きを調整することにより、軟化室13に向かって流れる風量 と予熱用熱風吹出口43に直接向かって流れる風量との割合を調整することがで きる。可動流れ規制部材47の傾きの調整は、囲繞壁41の側面(図示されてい る反対側の面)から突出している調整軸49bの雄ネジ部にボルトを螺合・締結 することにより行なわれる。ネジヘッド49aの溝の刻設方向と、可動流れ規制 部材47の調整軸49bに対する固定方向とを一致させておくことにより、外部 から一目で可動流れ規制部材47の傾きが判る。
【0018】 図6および図7は本考案の目地溶接具の他の実施例を示す図面である。この実 施例では、熱風管31の開口部33に分岐管61が連設されて、予熱用熱風吹出 口43が形成されており、図3の場合と同様に、軟化室13へ向かう熱風と予熱 用熱風吹出口流路43に向かう熱風とに分流される。
【0019】 図8は、さらに他の実施例を示す断面図であり、分流調整部材65を設けた以 外は図6、7に示した目地溶接具と同じである。
【0020】 予熱用の分岐管61の内壁に沿った板状の分流規制部材65が、ネジ67によ って分岐管61の内周面に取り付けられている。分岐管61に穿たれた長穴63 を利用し、分流調整部材65の熱風管31への突出長さを制御でき、これにより 分岐管61に分流されてくる熱風量を制御できる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、熱風管を流れる熱風の一部を目地溶接される前の床材に吹き 当てて床材を予熱することにより、低温作業時においても、溶接時には床材が適 温まで昇温しており、目地充填作業が容易に行なえ、良好な仕上りで接着強度に 優れた目地が形成できる。しかも、床材の予備加熱用に別途の熱源を必要としな いで、作業が煩雑になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の目地溶接具の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の目地溶接具およびその使用状態を示す
断面説明図である。
【図3】本考案の目地溶接具およびその使用状態を示す
断面説明図である。
【図4】本考案の目地溶接具の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】本考案の目地溶接具およびその使用状態を示す
断面説明図である。
【図6】本考案の目地溶接具の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】本考案の目地溶接具およびその使用状態を示す
断面説明図である。
【図8】本考案の目地溶接具およびその使用状態を示す
断面説明図である。
【図9】従来の目地溶接具およびその使用状態を示す断
面説明図である。
【図10】目地形成寸法を示す説明図である。
【符号の説明】
11,11′ 目地溶接具 13 軟化室 15 圧接部 21 ガイド管 31 熱風管 33 開口部 41 囲繞壁 43 予熱用熱風吹出口 45 流れ規制部材 47 可動流れ規制部材 59a ネジヘッド 59b 調整軸 61 分岐管 63 長穴 65 分流調整部材 67 ネジ 71 溶接棒 81 床下地 83 床材 85 目地溝 87 目地

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟化した溶接棒を床材の目地溝に圧入し
    て充填する圧接部を具えた軟化室と、 軟化室に溶接棒を導くガイド管と、 軟化室から圧接部と逆方向に延び、軟化室に熱風を供給
    する熱風管とを有する目地溶接具において、 軟化室に至る手前から軟化室までにわたって熱風管の下
    面が開口し、この開口部から囲繞壁が熱風管に垂設さ
    れ、囲繞壁の下端面が熱風を床材表面に向かって吹き当
    てる予熱用熱風吹出口を形成することを特徴とする目地
    溶接具。
  2. 【請求項2】 前記開口部ないしはその近傍に、軟化室
    へ向かう熱風と予熱用熱風吹出口に直接向かう熱風と
    に、熱風を分流する流れ規制部材が設けられている請求
    項1に記載の目地溶接具。
  3. 【請求項3】 軟化した溶接棒を床材の目地溝に圧入し
    て充填する圧接部を具えた軟化室と、 軟化室に溶接棒を導くガイド管と、 軟化室から圧接部と逆方向に延び、軟化室に熱風を供給
    する熱風管とを有する目地溶接具において、 軟化室に至る手前で熱風管の下面が開口し、この開口部
    から分岐管が熱風管に垂設され、分岐管の下端面が熱風
    を床材表面に向かって吹き当てる予熱用熱風吹出口を形
    成することを特徴とする目地溶接具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113119477A (zh) * 2021-03-22 2021-07-16 劲旅环境科技股份有限公司 焊接工装及其焊接方法

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JP2578005Y2 (ja) 1998-08-06

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