JPH057851A - バケツトコンベヤにおけるバケツト及び排出機構 - Google Patents

バケツトコンベヤにおけるバケツト及び排出機構

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JPH057851A
JPH057851A JP19055791A JP19055791A JPH057851A JP H057851 A JPH057851 A JP H057851A JP 19055791 A JP19055791 A JP 19055791A JP 19055791 A JP19055791 A JP 19055791A JP H057851 A JPH057851 A JP H057851A
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bucket
transfer path
chains
goods
electromagnetic solenoid
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JP19055791A
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Masao Soe
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的] どの位置からでも品物を投入でき、リセット
手段が不用で、品物の商品価値を良好に保ち、水はけが
よく、品物の排出が容易で、しかも重量別に仕分けして
排出することができ、処理能力も増大することの容易な
バケットコンベヤにおけるバケット及び排出機構を提供
する。 [構成] 略三角形状でスリット及び突条を設けたバケ
ット35の両側壁部を、チェーン33、33に支軸によ
り回動自在に支持させ、この懸吊状態で、バケット35
を上向き傾斜とし、かつ、側壁部にガイド片37を取付
ける。バケットコンベヤは複数列配設し、垂直ガイド部
材55を設けることにより、バケット35は、走行姿勢
が安定となる。品物の排出には、品物重量に対応する電
磁ソレノイドを励磁し、これにより係合位置となった係
合部材に該当するバケットのガイド片37を当接させ
る。バケット内の品物は突条により案内され、落下し、
付着した水分は、移送中スリットから下方に落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバケットコンベヤにおけ
るバケット及び排出機構に関するもので、詳しくは、チ
ェーンコンベヤを縦型に配置してなるバケットコンベヤ
におけるバケット及び排出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】一般に、農産物及び海産
物等は各市場で荒選別され、品物によってはその後、加
工工場に送られている。市場や加工工場では、これらの
品物を大きさや重量等により一定の枠内に仕分ける場合
がある。その場合、例えば、ホタテ貝の貝柱、あるいは
タラコ等の小形の海産物は1個づつ計重して、搬送しな
がら一定の枠内に自動的に仕分けられることが好まし
い。
【0003】ところで、この種の品物を縦型に配置され
るバケットコンベヤで搬送する場合、バケットは、従
来、品物の搬入、搬出用開口に2ケ所の支持部を両側に
設け、これら左右一対の支持部に取付軸を挿通し、2本
の取付軸によりチェーン間に取り付けられていた。
【0004】図11はこのように一対のチェーンによ
り、水平、垂直の搬送を循環させる従来のバケットコン
ベヤによる搬送装置の一例を示したものである。
【0005】この搬送装置1では、アングル2により構
成された矩形の架台3内に、歯車装置4、5、6、7が
支持されている。歯車装置4に設けられたプーリ8には
図示しないモータによる回転力がベルトを介して伝達さ
れ、該歯車装置4を介して搬送手段9に駆動力が伝達さ
れる。
【0006】搬送手段9は、図12に示したように、一
対の2条チェーン10、11からなるもので、これら2
条チェーン10、11には、所定間隔ごとに一対の軸係
止部12、12及び13、13が配設されている。これ
ら2条チェーン10、11の内方側には、各々プレート
14、15がチェーンに隣接して配置されている。
【0007】一方、バケット16は、一方面が開口し断
面が略台形状であり、2条チェーン10、11に平行に
配置される両側壁部16a、16bの各両端部には、軸
取付用のボス17a、17b、17c、17dが形成さ
れている。
【0008】このようなボスが形成されたバケット16
には、図11、12において矢印で示す搬送方向Aに対
し前方側のボス17b、17dに長軸18が挿通され、
該長軸18の両端部は、2条チェーン10、11にまで
挿通されて上記軸係止部12、13に各々係止されてい
る。他方、搬送方向Aに対し後方側のボス17a、17
cには、短軸19が挿通され、該短軸19の両端部はプ
レート14、15に係止されている。
【0009】このようにバケット16は、2本の軸1
8、19を挿通して所定間隔おきに連続して架台3にセ
ットされる。架台3にセットされた一連のバケット16
により、品物を搬送する場合、品物は架台3の上方位置
から、水平状態にあるバケット16内に順次投入され
る。そして、品物を集積する場所に上記プレート14、
15の端部14a、15aを配置することにより、ここ
を通過するバケット16の短軸19をプレート14、1
5から外し、バケット16を他方の長軸18を支点に回
動させ、品物を下方に落下させている。
【0010】ところで、このようなバケットコンベヤに
よる搬送装置では、搬送終了後、空となったバケット1
6は、その後、架台3の下方移送路部を長軸1本で懸吊
されて走行し、更に縦方向に上動移動し、上動移動終了
付近で適宜な手段によりプレート14、15上に短軸1
9がリセットされる。
【0011】したがって、従来のバケットコンベヤで
は、バケット16の垂直移動する姿勢は開口が横方向を
むいた懸吊姿勢であり、このような姿勢で移動する部分
では、品物を投入することができない。よって、バケッ
トコンベヤを使用する作業スペース等に制限があった。
【0012】又、垂直移送路部からバケット16内に品
物を投入し得るようにするには、例えば、バケットを巾
方向の中間位置で一軸により支持し、かつ、そのバケッ
トが不用意に回動しないようにし、重心の回動に対する
安定性を考慮して巾方向より縦方向を長く形成したバケ
ットを用いることが考えられるが、この場合、バケット
が大型化する問題がある。バケットが大型化すると、バ
ケットから品物を排出させる機能等も大型化する不具合
がある。
【0013】更に、この搬送装置1では、搬送途上で重
量別に品物を仕分けることができない。今、この装置で
重量別に仕分けようとする場合には、バケットコンベヤ
を複数列、架台3にセットし、かつ、これらのバケット
コンベヤに予め計重された品物を仕分けてから投入しな
ければならない。従って、該装置では、自動化が非常に
困難である。又計重及び搬送のために装置が大型になる
問題がある。
【0014】又、上記搬送装置では、短軸19がプレー
ト14、15上を摺動移動するため、この摺動部への潤
滑手段が必要であり、この潤滑手段で用いられる作動油
がバケット内に付着すると、搬送される品物の商品価値
が損われるという問題がある。又、品物に水分が多量に
付着していると、バケット全体が重くなり、駆動源の負
荷を大きくする。又、品物が周囲に付着し易い性状を有
しているとバケットに引っかかり、品物が排出されない
問題があった。
【0015】一方、無端ベルトにより食品等の品物を搬
送する搬送装置も知られている。
【0016】図13及び図14に示した搬送装置100
では、海産物等の食品を多量に収容する貯蔵部101内
に、モータ102によって循環駆動する2つの無端ベル
ト103、104が配設され、海産物等は、これら無端
ベルトの搬送面に連続的に配設された断面V字形状の搬
送板105、105により係止されて斜め方向に上昇す
る。無端ベルト103、104により上方位置まで搬送
された海産物等は、この上方位置で、水平方向に循環す
る無端ベルト122、123上に供給される。無端ベル
ト122、123の下方には、計重機124、125が
配設され、品物はこれら無端ベルト122、123で搬
送される際に重量が各々計重される。計重結果は制御部
106に記憶され、かつ計重後の品物は、更に幅広で水
平方向に循環駆動する下流の無端ベルト107に供給さ
れる。無端ベルト107による搬送域には、図15に示
したように、複数組のワイパー手段108a、108
b、109a、109b・・・・が配設され、例えばワ
イパー手段108a、108bは、制御器からの指令に
応じて各々支点108c、108dを介して所定角度回
動自在に配設されている。
【0017】一方、これらワイパー手段108a、10
8b、109a、109b・・・・の側方には、各ワイ
パー手段で振り払われた品物を受けるためのシュート1
20が対応して配設され、その下方にはコンテナ121
等がセットされている。
【0018】搬送装置100では、モータ102を駆動
すると、貯蔵部101内の海産物等が、無端ベルト10
3、104の搬送板105、105に係止されて2列で
上方に搬送され、上方の水平位置で各々重量が計重さ
れ、次いで無端ベルト107上に移送される。無端ベル
ト107上を走行する際、品物は、その計重結果に応じ
て作動する上記いずれか一つのワイパー手段の作用によ
り側方に振り払われ、シュート120を通って下方のコ
ンテナ121等に収容される。これにより、貯蔵部10
1内に収容された海産物等の品物は、所定範囲内の重量
に選別されて仕分られる。なお、左右一組のワイパー手
段、例えばワイパー手段108a、108bの作動を、
同一範囲内の計重結果の品物を振り払うように設定し、
かつこれらに対応する各シュートを合流させれば、一つ
のコンテナ内に同一範囲内の品物を収容することができ
る。
【0019】ところで、このように無端ベルトにより品
物を搬送する場合には、ワイパー手段により左右に品物
を落下させる構造であるため、搬送路を2連を越えて多
くすることはできず、処理能力に限界がある。また、貯
蔵部101から品物を拾い上げる部分では、搬送板10
5、105に複数個の品物が係止される場合がままあ
り、個別の品物を正確に計重するためには搬送板105
に付随して係止される品物を人手により下方に落さなけ
ればならない。従ってこの搬送装置100を多数設置し
た場合等の人手は甚大である。また、この搬送装置10
0では、丸みを帯びた品物は、転がり易いため搬送する
ことができない。
【0020】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、縦型に配置されるバケットコンベヤであ
っても、品物の供給位置が限定されることなく、よって
作業スペース等の多様化が図れ、かつ、水平移送路部に
移る以前に複雑なリセット手段を設ける必要もなく、更
に丸みを帯びた品物であっても搬送が可能で潤滑油等の
付着により商品価値を損わすことがなく、容易な構造で
品物の搬送処理能力を適宜設定でき、小型化に寄与し処
理能力の増大化が図れ、品物に水分が多量に付着してい
ても駆動源の負荷を大とすることがなく、又、品物の排
出が容易で、更にコンパクトで所定範囲内の重量に選別
して仕分ける上で完全自動化が達成されるバケットコン
ベヤにおけるバケット及び排出機構の提供を目的として
いる。
【0021】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、バケット
は断面が略三角形状であり、その両側壁部でループ状に
立設した一対のチェーンに回動自在に支軸により支持さ
れ、この懸吊状態で前壁部及び後壁部が上向き傾斜であ
り、これら両壁部の両外縁部間に並列する複数のスリッ
トを形成させ、かつこれら各スリット間に並列して突条
を形成させ、前記チェーンを等間隔で複数列ループ状に
立設し、これらチェーンは相隣るバケットの支持に兼用
し、一つの駆動手段で全チェーンを駆動させるととも
に、前記両側壁部の少なくとも一方に前記懸吊状態でほ
ぼ垂直に延びるガイド片を取付け、前記バケットコンベ
ヤの垂直移送路部に沿って設けられた垂直ガイド部材
に、前記ガイド片を当接させるようにし、かつ、前記バ
ケットコンベヤの水平移送路部に沿って所定の位置間隔
で複数の電磁ソレノイドを静止部にそれぞれ設け、該各
電磁ソレノイドの作動子に下方に延在する係合部材を取
り付けて前記各電磁ソレノイドの励磁、非励磁により前
記作動子の往復動で、前記係合部材は係合位置と非係合
位置とを選択的にとるようにし、前記垂直移送路部で前
記ループ状で複数列配設された前記バケットに供給され
る各1個の品物は計重機により計重されており、該計重
機の計重結果がいかなる大きさの範囲内にあるかに応じ
て、これに対応する前記電磁ソレノイドを励磁するよう
にし、前記係合部材に係合位置をとらせることにより、
前記バケットが前記計重された品物を収容し、前記水平
移送路部を移送されながら前記ガイド片を前記対応する
電磁ソレノイドの前記係合部材に係合させて、前記バケ
ットを前記支軸のまわりに回動させて収容している前記
範囲内にある品物を下方へと落下、排出するようにした
ことを特徴とするバケットコンベヤにおけるバケット及
び排出機構、によって達成される。
【0022】また、上記目的はバケットは断面が略三角
形状であり、その両側壁部でループ状に立設した一対の
チェーンに回動自在に支軸により支持され、この懸吊状
態で前壁部及び後壁部が上向き傾斜であり、これら両壁
部の両外縁部間に並列する複数のスリットを形成させ、
かつこれら各スリット間に並列して突条を形成させ、前
記チェーンを等間隔で複数列ループ状に立設し、これら
チェーンは相隣るバケットの支持に兼用し、一つの駆動
手段で全チェーンを駆動させるとともに、前記両側壁部
の少なくとも一方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガ
イド片を取付け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部
に沿って設けられた垂直ガイド部材に、前記ガイド片を
当接させるようにし、かつ、前記バケットコンベヤの水
平移送路部に沿って所定の位置間隔で複数の電磁ソレノ
イドを静止部にそれぞれ設け、該各電磁ソレノイドの作
動子に下方に延在する係合部材を取り付けて前記各電磁
ソレノイドの励磁、非励磁により前記作動子の往復動
で、前記係合部材は係合位置と非係合位置とを選択的に
とるようにし、前記垂直移送路部で前記ループ状で複数
列配設された前記バケットに供給される各1個の品物は
計重機により計重されており、該計重機の計重結果が<
a、<b、<c、<d、<e・・・・・(a<b<c<
d<e<・・・・・)のどれに相当するかに応じてa、
b、c・・・・・・に対応して下流側に向けて順次配設
されている前記電磁ソレノイドを励磁するようにし、前
記係合部材に係合位置をとらせることにより、前記バケ
ットが前記計重された品物を収容し、前記水平移送路部
を移送されながら前記ガイド片を前記対応する電磁ソレ
ノイドの前記係合部材に係合させて、前記バケットを前
記支軸のまわりに回動させて収容している前記順位にあ
る計重結果により順次下流側に移送しながら順次品物を
下方に排出するようにしたことを特徴とするバケットコ
ンベヤにおけるバケット及び排出機構、によって達成さ
れる。
【0023】
【作用】支軸により回動自在に支持されたバケットは、
懸吊状態で常に開口部が上方を向いているので、どの位
置からでも投入することができ、特に、垂直移送路部で
は垂直ガイド部材にガイド片が当接されるのでバケット
の姿勢は、より安定する。又、品物の排出は、品物の計
重結果に対応して励磁される電磁ソレノイドの作動によ
り、品物の重量に応じた所定場所でバケットが係合部材
に係合し、品物が下方に落下する。品物を排出すると、
バケットは自重により開口が上方を向く。更にスリット
から品物に付着した水分を下方に落下させることができ
るので、品物を搬送するバケットの全重量を小とし、よ
って駆動源の負荷を小とすることができる。又バケット
を傾けて品物を排出するときは、突条により円滑に排出
される。又、品物の計重結果に対応して励磁される電磁
ソレノイドを、計重結果の大きさにより順次下流側に配
設することにより、計重結果の順位に従って品物を下方
に仕分けることができる。
【0024】又、バケットをループ状に立設した複数列
のチェーン間に支軸により回動自在に支持し、一つのチ
ェーンにより相隣るバケットの支持を兼用させ、全チェ
ーンを一つの駆動手段で駆動させるので、多列に配設し
ても構造が複雑になることはなく、チェーンの数を増や
すことにより更に多列化することが可能であり、処理能
力を容易に向上させることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるバケットコン
ベヤにおけるバケット及び排出機構について図面を参照
して説明する。
【0026】図1は本発明に係るバケットコンベヤにお
けるバケット及び排出機構が設置された搬送装置を示し
たものである。
【0027】この搬送装置20は、アングル21により
横手方向に長い矩形状の架台22と、モータ27と、図
3に示すバケットコンベヤ32等からなる。
【0028】架台22内には、歯車装置23、24、2
5、26が配設され、モータ27の駆動力は、プーリ2
8及び歯車装置23のプーリ29に、各々ベルト30、
31を介して伝達される。
【0029】各歯車装置23、24、25、26には、
例えば図2に示した歯車装置23、24のように、所定
間隔おきに5つの歯車45a、45b、45c、45
d、45e、46a、46b、46c、46d、46e
が軸47、42を介して一体的に軸支されており、歯車
装置25、26の軸43、44にも同様に5つの歯車が
軸支されている。
【0030】各歯車装置23、24、25、26に差し
渡された搬送手段は、図3に示したように、一対の2条
チェーン33、33からなるもので、これら2条チェー
ン33、33間に複数個のバケット35が支持されてい
る。
【0031】又、歯車装置23と歯車装置26との間に
形成される垂直移送路部には各2条チェーン33に近接
して図1、図2及び図6に示したようにL字状の垂直ガ
イド部材55、55、55、55が装置フレームに支持
されており、これら垂直ガイド部材55の一端面55a
には、テフロン等の低摩擦材のシート56が貼着されて
いる。又、歯車装置23と歯車装置24との間、及び歯
車装置25と歯車装置26との間に形成される各水平移
送路部には、図7に示したように2条チェーン33の下
部に、断面略凸形状のチェーンガイド78、78が走行
方向に沿って配設され、2条チェーン33の緩みが防止
されている。
【0032】バケット35は、図4に示したように、断
面が略三角形状であり、例えば塩化ビニール樹脂により
真空成型で一体に成型されている。又、このバケット3
5の両側壁部35a、35bには、開口部に沿って2つ
の孔36a、36bと、これらの孔とにより略正三角形
を形成する孔36cとが各々形成されている。バケット
35の底壁は、前壁部35cと、該前壁部35cより若
干長い後壁部35dとから成っている。
【0033】このように断面が略三角形状に形成された
バケット35の両側壁部35a、35bは、略垂直に延
びるガイド片37と略L字形状のチェーン取付片38と
が取付けられる。ガイド片37は上下端部に湾曲部37
a、37bを備え、かつ湾曲部37a、37b間の直線
状の垂直案内板部37dと、該垂直案内板部37dの側
部に折曲して形成された取付用板部37e及び軸係止用
板部37fとからなる。取付用板部37eには、上記バ
ケット35に形成された孔36a、36b、36cに対
応する孔38a、38b、38cが形成され、又軸係止
用板部37fには軸係止孔39が形成されている。他
方、L字状のチェーン取付片38には、上記バケット3
5に形成された孔36a、36bに対応する孔38a、
38bと、軸係止孔40とが形成されている。ガイド片
37はバケット35の側壁部35aに当接させ、孔38
a、38b、38cを孔36a、36b、36cに合致
させ、リベット91、91、91等により取付けられ
る。又、チェーン取付片38は、バケット35の側壁部
35bに当接させ、孔38a、38bを孔36a、36
bに合致させ、同様にリベット91、91等により取付
けられる。図3に示したように、ガイド片37及びチェ
ーン取付片38が取付けられたバケット35は、2条チ
ェーン33の所定間隔おきに形成された一対の軸係止部
41、41に、ガイド片37、チェーン取付片38の軸
係止孔39、40を合致させる。そして、ガイド片37
と、2条チェーン33との間は図7に示すようにスペー
サ49、50を介して軸51を挿通し、かつ、チェーン
取付片38と2条チェーン33との間はスペーサ52、
50を介して軸51を挿通し、これにより、バケット3
5は2条チェーン33、33に位置決めされ、かつ回動
自在に支持される。このようなバケット35の懸吊状態
では、前壁部35c及び後壁部35dは重心位置により
上向き傾斜となっている。
【0034】このようにして、実施例の搬送装置20で
は、歯車装置23、24、25、26に巻回された5つ
の2条チェーン33、33、33、33、33間に4列
の連続したバケットコンベヤが構成されている。
【0035】なお、このように、バケットコンベヤを多
連式にする場合には、互いに隣り合うバケット35、3
5間に、1本の2条チェーン33を配置し、該2条チェ
ーン33により隣り合うバケット33、33の支持が兼
用される。従って実施例では5本の2条チェーンにより
4列のバケットが支持されている。
【0036】一方、架台22における上部の水平移送路
部には、一対の2条チェーン33、33の上方位置に図
8及び図9に示したように、各々断面コ字状でチェーン
搬送方向に沿って延び、かつ取付フランジ59a、59
bを開口部に設けたソレノイド取付部材59が装置フレ
ーム等の静止部に固定設置されている。ソレノイド取付
部材59の底板59cには、所定間隔で大形の孔60と
小形の孔61とが対をなして複数組形成されている。ソ
レノイド取付板59は、取付フランジ部59a、59b
と装置フレームとの間をボルト止めすることにより一体
的に組付けられ、長孔62で位置の調整がなされる。
【0037】ソレノイド取付部材59に画成される空間
63内には、所定数(実施例では8個)の電磁ソレノイ
ド64が収容され、これらの電磁ソレノイドは、取付部
材59の底板59cにねじにより固定されている。図1
0に示したように、電磁ソレノイド64の作動子65に
は、係合部材66が取付けられている。係合部材66
は、回動軸67を備えた連結部72を境に、短辺アーム
部73と長辺アーム部68とから略L字形に形成されて
いる。回動軸67は、ソレノイド取付部材59から垂下
して配設された図示しない固定板に回動自在に支持され
ている。係合部材66の長辺アーム部68の先端部に
は、切欠部69を備えた略L字形状のフック部70と、
該フック部70から下方に延びるロッド部71とが形成
されている。又、連結部72には、ねじりコイルスプリ
ングが内蔵されている。
【0038】このように形成された係合部材66は、ソ
レノイド取付部材59の下方から短辺アーム部73が大
形の孔60内に挿通され、又長辺アーム部68のフック
部70が小形の孔61内に挿通されてソレノイド取付部
材59に設置されている。係合部材66は、長辺アーム
部68に図10において、回動軸67を中心に反時計方
向に回動する外力が作用しても、その力が解除されると
上記ねじりコイルスプリングのばね力により時計方向に
復動し、ねじりコイルスプリングの自然状態に復帰す
る。なお、係合部材66が回動すると、フック部70の
一端部70aとロッド部71の一端部71aとがソレノ
イド取付部材59の底板59cと当接し、これにより係
合部材66の回動域が規制される。
【0039】このように、下方に係合部材66が取付け
られた各電磁ソレノイド64は、図示しない制御器に接
続され、該制御器からの指令に応じて励磁される。電磁
ソレノイド64は、通常の非励磁状態において作動子6
5が図10において破線位置にあり、その際、係合部材
66の長辺アーム部68は、ロッド部71の一端部71
aがソレノイド取付部材59の底板59cに当接してい
る。すなわち、上方位置にある。このような非励磁状態
から電磁ソレノイド64に通電すると、作動子65は実
線位置となり、同時に係合部材66は図示したように下
方位置となる。その際、フック部70の一端部70aが
取付部材59の底板59cと当接するが、フック部70
の一端部70aと当接する部分にウレタンゴム等の緩衝
材58を貼着することにより衝突による異音の発生が防
止される。又、同様に、係合部材66が上方位置となっ
た際にロッド部71の一端部71aと当接する部分に緩
衝材74を貼着すれば、励磁を終了した時点での衝突に
よる異音の発生を防止することができる。
【0040】このようにソレノイド取付部材59の所定
位置に配設された各電磁ソレノイド64の下方には、仕
切板75により複数部分に仕切られた集合シュート76
が配設され、集合シュート76の各シュートは上方の電
磁ソレノイド64のいずれかと対応している。又これら
シュートの下方位置にはコンテナ等が配置されている。
【0041】本発明の一実施例によるバケットコンベヤ
におけるバケット及び排出機構を設置した搬送装置20
は以上のように構成されるが、該搬送装置20は、例え
ばホタテ貝の貝柱あるいはタラコ等の海産物の重量によ
る仕分装置として用いられている。以下に、このような
同一種類の海産物を重量別に仕分ける搬送装置20の作
用について説明する。
【0042】今、モータ27が駆動され、歯車装置23
から5列の2条チェーン33、33、33、33、33
を介して、他の歯車装置24、25、26に動力が伝達
されている。従って、2つの2条チェーン33、33間
に支持されて、4列のバケットコンベヤが搬送装置20
内を図1及び図2において矢印B方向に移送されてい
る。8個の電磁ソレノイド64、64・・・・64は、
全て非励磁状態にあり、これに対応する係合部材66も
全て上方位置にある。一方、ホタテ貝の貝柱などは図外
の計重手段により1個宛計重される。そして、計重後の
貝柱等は、搬送装置20における歯車装置26と歯車装
置23との間の垂直移送路部を搬送しているバケット3
5内に、1個宛供給される。この垂直移送路部でバケッ
ト35は、図6に示したようにガイド片37の湾曲部3
7a、37bが、垂直ガイド部材55に当接し、これに
より縦方向の走行が案内されるので、姿勢が一定に保持
される。すなわち、このように垂直移送路部から貝柱等
の品物がバケット35内に投入されても、バケット35
が揺動することはない。なお、実施例においてバケット
35内に投入される貝柱等は、8つのグループに分けら
れており、計重により、貝柱等がどのグループ内に属す
るかは、制御器に入力されている。そして、計重された
ホタテ貝の貝柱等は、この搬送装置20により重量別に
仕分けられて、下方のコンテナ内にグループ別に収容さ
れるのであるが、以下にその仕分け作用について説明す
る。
【0043】重量別によるグループはいずれかの電磁ソ
レノイドに対応されている。バケット内に貝柱等を収容
した後、対応する電磁ソレノイドに到達するまでの2条
チェーン33の走行距離はパルスエンコーダ等で演算さ
れ、所定時間後、該当する電磁ソレノイド64が所定時
間励磁されるようになっている。電磁ソレノイド64が
励磁されると、図10における作動子65及び係合部材
66は図示の状態となり、直下を通過しようとする所望
のバケット35の後壁部35dの進行方向前方にロッド
部71が配置される。よって当該バケット35は、係合
部材66のロッド部71に後壁部35dを当接させて走
行するので、バケット35は図10において軸51、5
1を中心に反時計方向に回動し、これにより、収容され
ていたホタテ貝の貝柱は下方の集合シュート76の適宜
な位置に落下し、コンテナ等に収容される。
【0044】以後、同様に、後続するバケットも、所定
の電磁ソレノイドが励磁されて、貝柱がシュートを通っ
て重量別のコンテナ等に収容される。よって、ホタテ貝
の貝柱は、所定範囲内の重量別に選別されてコンテナ等
内に収容される。
【0045】なお、バケット35が収容物の搬送を終え
ると、自重により前壁部に35c、後壁部35dが上向
き傾斜に復帰し、残りの水平移送路部から下方への垂直
移送路部及び、下位の水平移送路部を走行して、再度、
ガイド片37により姿勢が保持されて、歯車装置26と
歯車装置23との間の垂直移送路部を移送される。
【0046】本発明の実施例のバケットコンベヤにおけ
るバケット及び排出機構が備えられた搬送装置は、以上
のような作用を行なうのであるが、以下のような効果を
奏する。すなわち、海産物等を搬送する場合、衛生上、
定期的な洗浄が行なわれるが、電気的な電磁ソレノイド
64は、装置の上方位置にあるので、水等による洗浄が
容易である。又、モータ27の回転力及びバケットコン
ベヤの配列数等により、処理能力を自由に設定できる。
【0047】又、上記実施例では、品物すなわちホタテ
貝の貝柱をバケットコンベヤの垂直移送路部で投入する
ようにしたが、上方の水平移送路部に投入することも可
能であり、投入位置を適宜設定することができる。
【0048】又、上記実施例では、バケット35は垂直
移送路部から水平移送路部に移るとき、この逆、及びホ
タテ貝の貝柱を落下させるときに、軸51、54を支点
として自動的に回動し、前壁部35c及び後壁部35d
を上向き傾斜とするので、複雑なリセット手段は一切必
要としない。
【0049】又、バケット35には複数のスリットSが
形成されているので、品物に付着している水はここから
下方へ滴下するので、搬送中のバケット35全体の重量
を小とし、よって駆動負荷も小とすることができる。更
に上方から水を吹き付けて水洗いするときにも水が底に
たまることがない。
【0050】更にリブrを設けているので、品物によっ
てはスリットSに引っかかるのを防ぎ、又摩擦力を小と
して円滑に下方へ排出することができる。
【0051】以上、本発明の一実施例によるバケットを
備えた搬送装置について説明したが、勿論、本発明は上
記実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に
基き種々の変形が可能である。
【0052】例えば、以上の実施例では、バケット35
は該バケット35の側壁部35a、35bから突出する
2つの軸51、54により回動自在に支持したが、これ
らの軸を1つとし、バケット35の両側壁部35a、3
5b間に差し渡しても良い。
【0053】又、以上の実施例では、海産物の搬送装置
に本発明を適用したが、他の品物、例えば栗等の農産物
にも勿論適用可能である。
【0054】又、以上の実施例では、バケットコンベヤ
を4列構成したが、単列でもよく、又それ以上更に増や
すこともでき、又、電磁ソレノイド及びシュート等も適
宜設定数を変えることができる。
【0055】又、以上の実施例では、ほぼ垂直に延びる
ガイド片37と、L字状のチェーン取付片38とをバケ
ット35に取り付けたが、2つ共、ほぼ垂直に延びるガ
イド片37、37としても良い。その場合には垂直移送
路部において、垂直ガイド部材55を、バケット1つに
対し2つ設ける必要があるが、品物の投入時に、バケッ
ト35を更に安定に保持することができる。又、2つ共
ガイド片37を用いる場合、バケット35には新たに孔
を形成する必要はなく、孔36a、36b、36cを用
いることにより取り付けられる。
【0056】又、以上の実施例では、特に計重結果の大
小に順位を定めることなく、計重機の結果がいかなる大
きさの範囲内にあるかに応じて、これに対応する電磁ソ
レノイド64を励磁するようにしたが、これに代えて、
上流側から順次、計重結果が小から大なるように、すな
わち、計重結果が<a、<b、<c、<d・・・・・
(a<b<c<d・・・・・)以下、同様に下流側に向
けて、より重い品物を仕分けしてこれに対応するシュー
トにより外部に排出するようにしても良い。
【0057】この場合には、明らかに下流側のシュート
から上流側に向けて順次、品物重量がa以下、aからb
の範囲、bからcの範囲、cからdの範囲、・・・・・
・以下、同様にして実施例のように多数の電磁ソレノイ
ドを配設する場合には、きめ細かくそれぞれの所定重量
内の品物、例えばホタテを外部に排出し、よって、きめ
細かく箱詰めし、その価格を定めることができる。
【0058】又、以上の実施例では、多数の電磁ソレノ
イドをバケットの水平移送路部に沿って配設したが、こ
れを2個設けるのみとし、重量aより小なる品物がバケ
ットに収容されて搬送されてきたときには、上流側のソ
レノイドを励磁し、重量a以下の品物をこれに対応する
シュートから外部に排出し、次いでb(b>a)より小
なる品物を収容しているバケットが、下流側のソレノイ
ドに到来したときには該下流側のソレノイドを励磁し
て、該当する品物を排出して、これに対応するシュート
から外部に排出するようにしても良い。そして、更にこ
の下流側には電磁ソレノイドではなくて単に係合部材を
固定しておけば全てのバケットが空にされて、図1にお
いて右方の垂直移送路部に導かれる。このようにして、
下流側のシュートからは所定範囲内(a<M<b)の重
量Mの、例えばホタテの箱詰めのために供給することが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバケ
ットコンベヤにおけるバケット及び排出機構によれば、
バケットが垂直移送路部であっても品物を投入すること
ができ、従って当該バケットコンベヤを使用する作業ス
ペースの多様化が図れる。又、懸吊状態において、回動
自在であり、かつ前壁部及び後壁部が上向き傾斜である
ため、品物を排出した後に、自然に開口が上向きとなる
ので、バケットが品物を受ける姿勢に変更するためのリ
セット手段は何ら必要とせず、全体の構造を簡素化する
ことができる。また、ほぼ垂直に延びるガイド片が垂直
移送路部でガイドされて移送されるので、バケットを縦
方向に特に長くしなくても品物の投入時における不用意
な回動を防止することがでる。又、バケットの搬送に際
して摺動部分が存在しないので、潤滑手段の作動油が品
物に付着する恐れは全くなく、品物を常に良好な状態で
搬送することができる。更に品物に付着している水をス
リットから下方に落下させることができるので、バケッ
ト全体の重量を小として駆動負荷を小とし、又、水洗い
も容易とする。更に突条を設けているので、品物によっ
てはスリットSに引っかかるのを防ぎ、又摩擦力を小と
して円滑に下方へ排出することができる。
【0060】又、計重されてバケット内に収容されてい
る品物は、その重さの属する範囲に対応して励磁、非励
磁される電磁ソレノイドを作動させることにより、所定
の順序で定められた場所に排出することができるので、
搬送しながら一定の範囲内に自動的に仕分けることがで
き、自動化が達成され、装置全体もコンパクトである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバケットコンベヤにお
けるバケット及び排出機構が備えられた搬送装置の側面
図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同装置におけるバケットの支持部を示す斜視図
である。
【図4】バケットの取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】ガイド片を取付けたバケットの斜視図である。
【図6】バケットの垂直移送路部での搬送姿勢を示す斜
視図である。
【図7】バケットとチェーンとの取付構造を示す図1に
おける[7]−[7]線方向断面図である。
【図8】電磁ソレノイドを取付けるソレノイド取付部材
の平面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向断面図であ
る。
【図10】電磁ソレノイドと係合部材との設置態様を示
す側断面図である。
【図11】従来のバケットコンベヤにおけるバケット及
び排出機構を備えた搬送装置の破断側面図である。
【図12】同従来の搬送装置におけるバケットの支持部
を示す斜視図である。
【図13】従来の搬送装置の他例を示す斜視図である。
【図14】同平面図である。
【符号の説明】
27 モータ 32 バケットコンベヤ 33 2条チェーン 35 バケット 35a 側壁部 35b 側壁部 35c 前壁部 35d 後壁部 37 ガイド片 51 軸 55 垂直ガイド部材 64 電磁ソレノイド 65 作動子 66 係合部材 S スリット e 縁部 r リブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/40 8010−3F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットは断面が略三角形状であり、そ
    の両側壁部でループ状に立設した一対のチェーンに回動
    自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及び
    後壁部が上向き傾斜であり、これら両壁部の両外縁部間
    に並列する複数のスリットを形成させ、かつこれら各ス
    リット間に並列して突条を形成させ、前記チェーンを等
    間隔で複数列ループ状に立設し、これらチェーンは相隣
    るバケットの支持に兼用し、一つの駆動手段で全チェー
    ンを駆動させるとともに、前記両側壁部の少なくとも一
    方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイド片を取付
    け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部に沿って設け
    られた垂直ガイド部材に、前記ガイド片を当接させるよ
    うにし、かつ、前記バケットコンベヤの水平移送路部に
    沿って所定の位置間隔で複数の電磁ソレノイドを静止部
    にそれぞれ設け、該各電磁ソレノイドの作動子に下方に
    延在する係合部材を取り付けて前記各電磁ソレノイドの
    励磁、非励磁により前記作動子の往復動で、前記係合部
    材は係合位置と非係合位置とを選択的にとるようにし、
    前記垂直移送路部で前記ループ状で複数列配設された前
    記バケットに供給される各1個の品物は計重機により計
    重されており、該計重機の計重結果がいかなる大きさの
    範囲内にあるかに応じて、これに対応する前記電磁ソレ
    ノイドを励磁するようにし、前記係合部材に係合位置を
    とらせることにより、前記バケットが前記計重された品
    物を収容し、前記水平移送路部を移送されながら前記ガ
    イド片を前記対応する電磁ソレノイドの前記係合部材に
    係合させて、前記バケットを前記支軸のまわりに回動さ
    せて収容している前記範囲内にある品物を下方へと落
    下、排出するようにしたことを特徴とするバケットコン
    ベヤにおけるバケット及び排出機構。
  2. 【請求項2】 バケットは断面が略三角形状であり、そ
    の両側壁部でループ状に立設した一対のチェーンに回動
    自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及び
    後壁部が上向き傾斜であり、これら両壁部の両外縁部間
    に並列する複数のスリットを形成させ、かつこれら各ス
    リット間に並列して突条を形成させ、前記チェーンを等
    間隔で複数列ループ状に立設し、これらチェーンは相隣
    るバケットの支持に兼用し、一つの駆動手段で全チェー
    ンを駆動させるとともに、前記両側壁部の少なくとも一
    方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイド片を取付
    け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部に沿って設け
    られた垂直ガイド部材に、前記ガイド片を当接させるよ
    うにし、かつ、前記バケットコンベヤの水平移送路部に
    沿って所定の位置間隔で複数の電磁ソレノイドを静止部
    にそれぞれ設け、該各電磁ソレノイドの作動子に下方に
    延在する係合部材を取り付けて前記各電磁ソレノイドの
    励磁、非励磁により前記作動子の往復動で、前記係合部
    材は係合位置と非係合位置とを選択的にとるようにし、
    前記垂直移送路部で前記ループ状で複数列配設された前
    記バケットに供給される各1個の品物は計重機により計
    重されており、該計重機の計重結果が<a、<b、<
    c、<d、<e・・・・・(a<b<c<d<e<・・
    ・・・)のどれに相当するかに応じてa、b、c・・・
    ・・・に対応して下流側に向けて順次配設されている前
    記電磁ソレノイドを励磁するようにし、前記係合部材に
    係合位置をとらせることにより、前記バケットが前記計
    重された品物を収容し、前記水平移送路部を移送されな
    がら前記ガイド片を前記対応する電磁ソレノイドの前記
    係合部材に係合させて、前記バケットを前記支軸のまわ
    りに回動させて収容している前記順位にある計重結果に
    より順次下流側に移送しながら順次品物を下方に排出す
    るようにしたことを特徴とするバケットコンベヤにおけ
    るバケット及び排出機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103651724A (zh) * 2013-11-27 2014-03-26 河南中宏康馨农业有限公司 一种禽类屠宰生产线用运输、清洗系统

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