JPH0578307U - 板金曲げ加工用ダイ - Google Patents

板金曲げ加工用ダイ

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JPH0578307U
JPH0578307U JP2015692U JP2015692U JPH0578307U JP H0578307 U JPH0578307 U JP H0578307U JP 2015692 U JP2015692 U JP 2015692U JP 2015692 U JP2015692 U JP 2015692U JP H0578307 U JPH0578307 U JP H0578307U
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JP
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sheet metal
die
bending
pair
inclined surfaces
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清 渡辺
博 川島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回のパンチ動作により、板金に対して所望
の曲率による曲げ加工を高精度に行う。 【構成】 加工用ダイ14は分割された一対の右側ダイ
ブロック1と左側ダイブロック2で構成され、各ダイブ
ロック1,2は上下部の相対する側面の端部より平坦面
7A,7B、8A,8Bをなして外方中心に略45°の
傾斜面9A,9B、10A,10Bが形成されている。
板金4の曲げ加工時には、傾斜面9A,9B(10A,
10B)の線分上の交点P0が略90°をなすように一
対のダイブロック1,2を対向配置して固定装置18に
固定する。この時に形成される凹部15(16)を跨ぐ
ように板金4を載置してパンチ5で突く。この際、板金
4は一対のダイブロック1,2における各傾斜面9A,
9B(10A,10B)と一点(P1,P2)で接触
し、板金4に対して内側に曲げ力が働き、スプリングバ
ックが発生することなく、板金4には所望の曲率の曲げ
部4aが形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、板金に対して所望の曲率で曲げ加工を行う際に使用される板金曲げ 加工用ダイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば板金に対して所望の曲率で曲げ加工を行う場合には、図4(a)に示す ような曲げ加工治具が使用されていた。 この曲げ加工治具はダイ100とパンチ101で概略構成され、ダイ100は 板金102が載置可能な水平面103a,104aを形成する厚さの2枚の板1 03,104がスペーサ105を挟むようにして両側に設けられており、各板1 03,104とスペーサ105との間には凹部106が形成されている。この凹 部106は曲げ加工により板金102に形成される曲げ部107の径H5と一致 し、かつ曲げ部107の頭部107aが当たらないように深く形成されている。 また、パンチ101はダイ100の上部に昇降自在に配設され、ダイ100に載 置された板金102が所望の曲率で曲げ加工されるように、先端部101aが曲 げ部107の曲率と一致している。
【0003】 そして、この曲げ加工治具では、ダイ100を構成する板103,104の両 側を図示しない例えば万力等の固定装置によって固定し、ダイ100の凹部10 6を跨ぐように2枚の板103,104の水平面103a,104a上に板金1 02を載置する。この状態で、パンチ101をダイ100の凹部106に向けて 降下し板金102を突くと、板金102は凹部106内に押し込まれてパンチ1 01の曲率で曲げられる。これにより、板金102にはパンチ101の曲率によ る曲げ部107が形成され、所望の曲率による曲げ加工が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の曲げ加工治具では、板金102をパンチ101 で突いて曲げ部107を形成した際の跳ね返りによって曲げ部107の根元10 7bが広がるというスプリングバック現象が必ず発生していた。このスプリング バック現象による曲げ部107の広がり量(図4(b)に一点鎖線で示す)は、 加工される板金102の材質によって異なり、例えばアルミニウムでは、その量 が小さいのに対し、真鍮のようにバネ性のある材質ではその量が大きかった。
【0005】 このため、スプリングバックによる曲げ部107の広がりの程度に応じて曲げ 部107を何度も突き直したり、曲げ部107の側面107cを突く作業を行っ ていたが、曲げ部107が変形するおそれがあり、板金102に対して常に高精 度な曲げ加工を行うことができなかった。
【0006】 そこで、本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、1 回のパンチ動作により、板金に対して所望の曲率による曲げ加工を高精度に行う ことができる板金曲げ加工用ダイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による板金曲げ加工用ダイは、少なくとも上 下一方の相対する面に、端部より平坦面をなして外方に略45°の傾斜面が形成 された一対のダイブロックを備え、 該一対のダイブロックは、板金の曲げ加工時に、前記傾斜面の線分上の交点が 略90°をなすように対向配置されることを特徴としている。
【0008】
【作用】
分割された一対のダイブロックは、少なくとも上下一方の相対する面に、端部 より平坦面をなして外方に略45°の傾斜面が形成されている。 板金の曲げ加工時には、傾斜面の線分上の交点が略90°をなすように一対の ダイブロックを対向配置して板金をパンチで突く。この際、板金は一対のダイブ ロックにおける各傾斜面と一点で接触し、板金に対して内側に曲げ力が働く。
【0009】
【実施例】
図1は本考案による板金曲げ加工用ダイが使用された曲げ加工装置の斜視図で る。 この実施例による曲げ加工装置は、分割された対称形状の右側ダイブロック1 と左側ダイブロック2による一対のダイブロック3と、ダイブロック3上に載置 された被加工材としての板金4を突くパンチ5によって構成されている。
【0010】 まず、ダイブロック3の構成について説明すると、右側ダイブロック1は左側 面が平坦面6Aをなしている。また、右側面は上端部より寸法L1、下端部より 寸法L2だけ平坦面7A,8Aをなしており、各平坦面7A,8Aの内側端部に は、外方中心に向けて略45°の傾斜面9A,10Aを有し、各傾斜面9A,1 0Aを結ぶ面が平坦面11Aをなす台形形状の凸部12Aが一体に形成されてい る。この凸部12Aの幅H1は板金4に形成される曲げ部4aの曲率H2のほぼ 1/2となっている。
【0011】 左側ダイブロック2は右側ダイブロック1と対称形状をなしており、右側ダイ ブロック1と同様に右側面が平坦面6Bをなし、左側面の上端部および下端部よ り寸法L1,L2の平坦面7B,8Bが形成され、各平坦面7B,8B間には略 45°の傾斜面9B,10Bと平坦面11Bで構成される凸部12Bが一体に形 成されている。この凸部12Bの幅H3は右側ダイブロックと同様に板金4に形 成される曲げ部4aの曲率H2のほぼ1/2となっている。
【0012】 右側ダイブロック1と左側ダイブロック2とは、板金4を曲げ加工する場合、 各凸部12A,12Bの平坦面11A,11Bを一致させ重ね合わせて対向配置 した状態(図2参照)、もしくは、平坦面11A,11B間に所定厚さのスペー サ13を介して対向配置した状態(図3参照)で加工用ダイ14を構成しており 、加工用ダイ14の上部と下部には、各々凹部15,16が形成されている。
【0013】 凹部15,16は相対する方向に形成された傾斜面9Aと9B,10Aと10 Bの線分上の交点P0の角度が略90°をなす底面を形成しており、曲げ加工時 には、この凹部15(16)を跨ぐようにして両ダイブロック1,2の上部(あ るいは下部)の水平面17に板金4が載置される。
【0014】 一方、パンチ5は加工用ダイ14の上方に昇降自在に配設され、図1に示すよ うに加工用ダイ14の凹部15(16)に降下し板金4を突いて曲げ加工を行う もので、加工用ダイ14に載置された板金4が所望の曲率で曲げ加工されるよう に、先端部5aが曲げ加工によって板金4に形成される曲げ部4aの曲率H2と 一致した断面形状となっている。
【0015】 次に、上記のように構成される板金曲げ加工用ダイによる曲げ加工動作につい て説明する。 板金4に曲げ加工する場合には、図1および図2に示すように加工用ダイ14 をなす両ダイブロック1,2の傾斜面9A,9B(10A,10B)の線分上の 交点P0が略90°をなすように対向配置して万力等の固定装置18で固定する 。この状態で、加工用ダイ14の凹部15(16)を跨ぐように両ダイブロック 1,2の上部(あるいは下部)の水平面17に板金4を載置する。そして、パン チ5を加工用ダイ14の凹部15(16)に降下して板金4を突く。 これにより、板金4は凹部15(16)内の各傾斜面9A,9B(10A,1 0B)と一つの接触点P1,P2で接触し、板金4には接触点P1,P2より内 側に向けて曲げ力が働いて凹部15(16)の幅の曲率(H2)による曲げ部4 aが形成される。
【0016】 ところで、板金4に加工される曲げ部4aの曲率を大きくしたい場合には、図 3に示すように両ダイブロック1,2間にスペーサ13を挟んで固定装置18に 固定する。このスペーサ13の厚さH4は加工用ダイ14の凹部15(16)の 幅H4が希望する曲率とほぼ一致するように設定されている。
【0017】 従って、この実施例によれば、板金4をパンチ5で突いた際、板金4は凹部1 5(16)内の各傾斜面9A,9B(10A,10B)と一つの接触点P1,P 2で接触し、板金4に対して内側に曲げ力が働くので、スプリングバックの発生 を防ぐことができ、従来のように曲げ加工後に、曲げ部を突き直したり、曲げ部 の側面を突く作業を行う必要がなく、1回のパンチ動作のみで板金に所望の曲率 による曲げ加工を高精度に行うことができる。
【0018】 また、加工用ダイ14の上部および下部に形成される凹部15,16の両側面 は、異なる寸法L1,L2の平坦面7A(7B),8A(8B)を形成しており 、必要に応じて両ダイブロック1,2間にスペーサ13が挟まれる構成なので、 所望の寸法の平坦面を有する曲率で曲げ加工を行うことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の板金曲げ加工用ダイによれば、1回のパンチ動 作のみで板金に対する所望の曲率による曲げ加工を高精度に行うことができると いう効果ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による板金曲げ加工用ダイが使用された
曲げ加工装置の斜視図
【図2】同曲げ加工装置による曲げ加工動作を示す図
【図3】他の実施例による曲げ加工動作を示す図
【図4】(a)従来の曲げ加工治具の構成を示す図 (b)同加工治具によって曲げ加工された板金を示す図
【符号の説明】
1…右側ダイブロック、2…左側ダイブロック、3…ダ
イブロック、4…板金、4a…曲げ部、5…パンチ、9
A,9B,10A,10B…傾斜面、15,16…凹
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下一方の相対する面に、端
    部より平坦面をなして外方に略45°の傾斜面が形成さ
    れた一対のダイブロックを備え、 該一対のダイブロックは、板金の曲げ加工時に、前記傾
    斜面の線分上の交点が略90°をなすように対向配置さ
    れることを特徴とする板金曲げ加工用ダイ。
JP2015692U 1992-04-03 1992-04-03 板金曲げ加工用ダイ Expired - Lifetime JP2549041Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101395838B1 (ko) * 2013-04-04 2014-05-19 현대삼호중공업 주식회사 평판 절곡을 위한 펀치 이동거리 연산 방법
JP2019098426A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 ファナック株式会社 加工システム

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JP2549041Y2 (ja) 1997-09-24

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