JPH0578255U - 防火遮蔽物の閉止障害報知装置 - Google Patents

防火遮蔽物の閉止障害報知装置

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JPH0578255U
JPH0578255U JP3230592U JP3230592U JPH0578255U JP H0578255 U JPH0578255 U JP H0578255U JP 3230592 U JP3230592 U JP 3230592U JP 3230592 U JP3230592 U JP 3230592U JP H0578255 U JPH0578255 U JP H0578255U
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範夫 坂井
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株式会社ジャパンメンテナンス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防火遮蔽物の閉止障害報知装置に関し、防火
遮蔽物の閉止の障害となる障害物が置かれたことを検知
して報知するようにした防火遮蔽物下障害報知装置を提
供することを目的とする。 【構成】 防火遮蔽物8の下方の床面に電波反射帯6を
敷設し、防火遮蔽物8が設けられる開口部9の上または
横側部に上記電波反射帯6に向かって監視電波を出力す
る出力部2と、前記電波反射帯6からの反射電波を検出
する検出部3と、報知器5と、検出部3で検出された反
射電波量が所定値を下回る状態が一定時間以上連続した
時にに報知器5を作動させる制御部4とを備える構成と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防火遮蔽物の閉止障害報知装置に関し、特に防火遮蔽物が設置され た開口部に防火遮蔽物の閉止の障害になる障害物が置かれていることを検出して 報知するようにした防火遮蔽物の閉止障害報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大規模な建築物においては火災が全体に広がるのを防止するため、例え ば階段の出入口等に防火シャッター、防火扉等の防火遮蔽物を設けることが義務 付けられている。この防火遮蔽物は火災時に確実に閉止される必要があるが、実 際には防火遮蔽物の閉止の障害となる位置に商品等の物品が置かれていたため初 期の目的が達成されないことがある。
【0003】 このような問題を解決するためには、防火遮蔽物の閉止の障害となる位置に商 品等の物品を置かないように建物の利用者を指導したり、定期的に、あるいは抜 き打ち的に防火遮蔽物の閉止の障害となる位置に商品等の物品が置かれていない か否かを検査したりしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、防災意識が高まるように建物の利用者を指導しても、現実の利 用においてはその指導が無視されることがある。
【0005】 また、かかる指導を徹底するため定期的にあるいは随時に検査をする場合には 、その検査の時を予め知って、検査の時だけ防火遮蔽物の閉止の障害となる位置 に置いている商品等の物品を撤去し、検査が終われば商品等の物品を防火遮蔽物 の閉止の障害となる位置に置き戻すという検査逃れが行われることがある。
【0006】 実際に、防火扉が閉止できないように商品を置いていたために予期せずして発 生した火災の拡大を防止できず、多数の生命や健康を損ねる事故が発生した事件 があったことは、未だに記憶に新しく、また、痛ましく思われる。
【0007】 本考案は、上記の事情を鑑みて、防火遮蔽物の閉止に障害となる状況が発生し た場合に周囲にその状態を報知し、障害物の撤去を促すようにした防火遮蔽物下 障害報知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る防火遮蔽物下障害報知装置は、この目的を達成するため、防火遮 蔽物の下方の床面に電波反射帯を敷設する一方、防火遮蔽物が設けられる開口部 の上または横側部に上記電波反射帯に向かって監視電波を出力する出力部と、前 記電波反射帯からの反射電波を検出する検出部と、報知器と、検出部で検出され た反射電波量が所定値を下回る状態が一定時間以上連続した時に報知器を作動さ せる制御部とを備える事を特徴とするものであり、更に詳細に説明すれば、以下 の通りである。
【0009】 本考案において、防火遮蔽物とは、防火シャッター、防火扉など、通常は開か れているが、火災発生時に火災の拡大を防止するために屋内あるいは内外を連通 させる開口部を閉止する物を言う。
【0010】 本考案の電波反射帯は電波を反射する性質を有しておればよく、例えばアルミ ニウム、ステンレス鋼等の箔、板等で構成することが可能である。また、電波反 射帯は建物の敷居などを兼用したり、建物の床に接着剤、粘着剤等によって貼着 されるテープあるいは帯材で構成したりすればよい。
【0011】 本考案において出力部は電波反射帯に向かって電波を放射できるように設置し てあればよく、例えば防火遮蔽物が設置される開口部の上側、あるいは、横側に 設置される。
【0012】 出力部が電波を放射する方向は、電波反射帯の設置方向が含まれておれば特に 限定されず、また、電波反射帯を長手方向に走査するようにしてもよく、一定の 範囲内に出力方向を固定してもよい。
【0013】 検出部は、電波反射帯からの反射電波を検出できる位置に設置してあればよく 、例えば防火遮蔽物が設置される開口部の上側、あるいは、横側に設置すればよ く、出力部の近傍であっても、出力部から離れた位置であってもよい。
【0014】 本考案で用いる報知器は、例えば防災管理所など防火遮蔽物の設置箇所から離 れた所に設置してもよいが、障害物の除去を防火遮蔽物の設置箇所からある程度 の範囲にいる特定の、あるいは、不特定の人に促せるように防火遮蔽物の設置箇 所ないしその近傍に設置してもよい。
【0015】 また、本考案で用いる報知器としては、特に限定はしないが、聴覚に訴えて報 知するものと、視覚に訴えて報知するものが含まれる。
【0016】 聴覚に訴えて報知するものとしては、録音された人の声や合成された声で報知 する音声報知器とその他の音で報知する音報知器とが考えられ、音報知器として は断続音で報知する断続音報知器、連続音で報知する連続音報知器等がある。
【0017】 視覚に訴える報知器としては、灯火の点灯あるいは点滅によって報知する灯火 報知器、表示色の切換によって報知する変色式報知器などが考えられる。
【0018】 本考案においてはこれらの種々の報知器の1種または2種以上が使用され、複 数種類の報知器を用いる場合には、それらを同時に作動させても、順次に作動さ せてもよい。
【0019】 例えば、報知器を音声、断続音等によって軽度の警報を与える軽度警報器と、 連続音等によってそれよりも重大な警報を与える重度警報器とで構成し、検出部 で検出された反射電波量が所定値を下回る状態が所定の短時間連続した時に軽度 報知器を作動させ、検出部で検出された反射電波量が所定値を下回る状態がさら に所定の長時間連続した時に軽度報知器に代えて重度報知器を作動させるように することが可能である。
【0020】 報知器の設置箇所は、特に限定されず、例えば防災管理所等、防火遮蔽物の設 置箇所から遠く離れた所に設置したり、防火遮蔽物の設置箇所の近傍に設けたり することができる。防火遮蔽物の設置箇所の近傍に報知器を設置する場合、出力 部及び検出部と離れた箇所に設置してもよく、また、出力部、検出部あるいはこ れらの両方の近傍に設置してもよい。
【0021】 上記制御部は、検出部で検出された反射電波量が所定値を下回る状態が一定時 間連続した時に報知器を作動させるように構成してあればよいが、検出部で検出 された反射電波量が所定値を下回る状態が所定の短時間連続した時に軽度報知器 を作動させ、検出部で検出された反射電波量が所定値を下回る状態がさらに所定 の長時間連続した時に軽度報知器に代えて重度報知器を作動させるように構成す ることも可能である。
【0022】 制御部の設置箇所も特に限定されず、例えば防災管理所など防火遮蔽物の設置 箇所から離れた所に設置したり、障害物の除去を防火遮蔽物の設置箇所ないしそ の近傍に設置したりできる。
【0023】
【作 用】
本考案においては、出力部から電波反射帯に電波が放射され、その反射電波が 検出部によって検出される。電波反射帯上に物品が載せられると検出部において 検出される反射電波量が減少する。この電波反射量が減少することに基づいて、 あるいは、この電波反射量が減少する状態が一定期間連続することに基づいて防 火遮蔽物の閉止に対する障害が発生したことを制御部が認識し、報知器を作動さ せ、障害物の除去を促すことになる。
【0024】
【実施例】
以下、防火シャッターの閉止障害報知装置に適用された本考案の一実施例に係 る防火遮蔽物の閉止障害報知装置を図面に基づき具体的に説明する。 図1のブロック図に示すように、この装置は、例えば100Vの商用電源に接 続される電源部1と、これにより駆動される出力部2、検出部3、制御部4及び 警報器5と、電波反射帯6とを備えている。
【0025】 電源部1、出力部2、検出部3、制御部4及び報知器5は図2の2面図に示す ケース7内に組み込まれ、例えば図3の模式図に示すように、防火シャッター8 が設置される開口部9の上側に設置され、電波反射帯6は開口部9の下側の床面 に開口部9の幅一杯に貼着される。
【0026】 上記出力部2は電波反射帯5を含む一定範囲の方向に固定的に電波を放射する ように構成され、検出部3はその電波反射帯5からの反射電波を検出できるよう にしてある。
【0027】 上記制御部4は検出部5が検出する電波反射帯5からの反射電波量を連続して 、あるいは、周期的に監視し、電波反射帯5からの反射電波量が一定値を下回る 状態が所定の時間、例えば3分以内で任意に設定される時間以上連続する時に警 報器5を作動させるように構成される。
【0028】 上記警報器5はたとえば80dB以上の高さが異なる電子音を発生する電子警 報回路で構成される。
【0029】 電波反射帯6は、アルミニウム箔からなるテープからなり、その表面は十分に 電波を乱反射するように粗荒面にしてある。
【0030】 この装置において、物品が開口部9に置かれると、出力部2から出力された電 波及び電波反射帯6からの反射電波が物品によって遮られ、検出部3が検出する 反射電波量が所定値以下になる。
【0031】 この状態が所定の時間以上連続する場合には、物品が開口部9に放置されてい るものと推断して、警報器5が作動し、周囲の特定の、あるいは、不特定の人に 物品が開口部9に放置さないることを放置するとともに、物品の移動を促すこと になる。
【0032】 そして、周囲の特定の、あるいは、不特定の人が物品を開口部9から他の所に 移動させることにより、上記の状態が解除され、報知器5の作動が停止するとと もに、防火シャッター8の閉止に対する障害が除去されることになる。
【0033】 また、この装置では、電源部1、出力部2、検出部3、制御部4及び報知器5 が1つのケース7内に組み込まれているので、電源部1、出力部2、検出部3、 制御部4及び報知器5の間の配線作業は不要になり、これらを組み込んだケース 7と電波反射帯6とを設置すればよく、設置工事が簡単で、しかも、短時間で完 了でき、作業性が高い。
【0034】 本考案の他の実施例では、警報器5が、音声警報器と音警報器とからなり、制 御部4が、電波反射帯5からの反射電波量が一定値を下回る状態が3〜5秒以上 連続する場合には音声警報器を作動させて物品を開口部9に置かないように注意 報を出力させ、反射電波量が一定値を下回る状態が10〜30秒以上連続する場 合には音声警報器を作動させて物品を開口部9から除去するように促し、更に、 反射電波量が一定値を下回る状態が3分以上連続する場合には、音警報器を連続 作動させるように構成される。
【0035】 この実施例によれば、最初は障害物の放置を防止する注意を与え、それが無視 された場合には、ソフトに障害物の移動を促し、更に無視されるような悪質な場 合に限って強く障害物の移動を促すことになる。
【0036】 この実施例のその他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例のそれらと同様 であるので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0037】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、防火遮断物が設置される開口部に物品が所定 時間以上放置されると、報知器を作動させて障害物の放置を報知するとともに、 障害物の移動を促すことができる。そして、この促しに従って障害物を開口部か ら移動させることにより、防火遮断物が支障なく閉止できるようになり、火災が 広がることを確実に防止できるようになる。
【0038】 本考案において、特に出力部、検出部、報知器及び制御部が1つのケース内に 組み込まれる場合には、出力部、検出部、報知器及び制御部間の配線作業が不要 になるので、設置作業が簡単になるとともに、短時間で設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回路を示すブロック図である。
【図2】本考案のケースの側面及び平面の2面図であ
る。
【図3】本考案の設置例を示す模式図である。
【符号の説明】
2 出力部 3 検出部 4 制御部 5 報知器 6 電波反射帯 7 ケース 8 防火シャッター 9 開口部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火遮蔽物の下方の床面に電波反射帯を
    敷設する一方、防火遮蔽物が設けられる開口部の上また
    は横側部に上記電波反射帯に向かって監視電波を出力す
    る出力部と、前記電波反射帯からの反射電波を検出する
    検出部と、報知器と、検出部で検出された反射電波量が
    所定値を下回る状態が一定時間以上連続した時にに報知
    器を作動させる制御部とを備える事を特徴とする防火遮
    蔽物の閉止障害報知装置。
  2. 【請求項2】 出力部、検出部、報知器及び制御部が1
    つのケース内に組み込まれる請求項1に記載の防火遮蔽
    物下障害報知装置。
JP3230592U 1992-03-31 1992-03-31 防火遮蔽物の閉止障害報知装置 Expired - Lifetime JP2569449Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016131028A (ja) * 2011-10-19 2016-07-21 能美防災株式会社 防災設備および障害物検知装置

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JP2016131028A (ja) * 2011-10-19 2016-07-21 能美防災株式会社 防災設備および障害物検知装置

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