JPH0577747A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

Info

Publication number
JPH0577747A
JPH0577747A JP26702791A JP26702791A JPH0577747A JP H0577747 A JPH0577747 A JP H0577747A JP 26702791 A JP26702791 A JP 26702791A JP 26702791 A JP26702791 A JP 26702791A JP H0577747 A JPH0577747 A JP H0577747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm shaft
housing
rotary valve
ball bearing
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26702791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunefumi Arita
恒文 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP26702791A priority Critical patent/JPH0577747A/ja
Publication of JPH0577747A publication Critical patent/JPH0577747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォームシャフトとロータリバルブとを別々
にするとともに、スラスト方向の荷重を支えるのに特別
な部品を必要としないパワーステアリング装置を提供す
ることである。 【構成】 ハウジング2とケーシング1との間にスペー
サ23を挟持させる一方、ウォームシャフト8の基端に
大径部24を形成し、この大径部の外周を内輪として機
能させたボールベアリングbを設け、このボールベアリ
ングの外輪28は上記スペーサに嵌合するとともに、そ
の嵌合端はハウジングで押え、しかも、このウォームシ
ャフトとロータリバルブとを分離しつつ多少ガタつきが
許される構造のもとで機械的に連係している

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の操舵力をパワ
ーアシストするパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として実公昭62−112
59号公報に記載されたものが従来から知られている。
この従来の装置と同一のタイプのものとして示したのが
図4である。この図4に示した装置は、アクチュエータ
aのケーシング1とロータリバルブvのハウジング2と
をつき合わせて、それらを図示していないボルトで締結
している。
【0003】ケーシング1は、その中にピストン3を摺
動自在に設けて、一対の圧力室4、5を区画するととも
に、このピストン3に形成したラック6にセクタギヤ7
をかみ合わせている。したがって、圧力室4、5のいず
れか一方をポンプに接続し、他方をタンクに接続する
と、ピストン3が移動するが、このピストン3の移動に
ともなってセクタギヤ7が回動する。セクタギヤ7がこ
のように回動すれば、それに連結した図示していないピ
ットマンアームを回動して、車輪を転舵する。したがっ
て、上記ピストン3及びセクタギヤ7は、パワーアシス
ト力を発揮するアクチュエータaを構成するものであ
る。
【0004】また、ハウジング2には、中空のウォーム
シャフト8を貫通させるともに、その先端をケーシング
1側に突出させている。ケーシング1側におけるウォー
ムシャフト8は上記ピストン3に挿入するとともに、そ
れらウォームシャフト8とピストン3とはボールネジ9
を介してねじ結合している。
【0005】また、ハウジング2におけるウォームシャ
フト8と一体の部分は、ロータリバルブvのスリーブ1
0とするとともに、このスリーブ10の基端には大径部
11を形成し、その外周に環状溝12を形成している。
この環状溝12にはボール13を入れ、これらボール1
3をリテーナ14で保持するとともに、このボール13
の外側に2つ割りにした外輪15を嵌合している。そし
て、上記大径部11、環状溝12、ボール13、リテー
ナ14及び外輪15でボールベアリングbを構成するも
のである。このようにしたボールベアリングbはその外
輪15をハウジング2に嵌合するとともに、このハウジ
ング2の外側からプラグ16をネジ込んでボールベアリ
ングbのスラスト荷重を支えるようにしている。
【0006】上記のようにしたスリーブ10の内側には
スプール17を回動自在に挿入するとともに、このスプ
ール17の中にスタブシャフト18を挿入し、これらス
プール17とスタブシャフト18とをピン19で機械的
に結合して、両者が一体回転するようにしている。そし
て、これらスリーブ10とスプール17とが相まってロ
ータリバルブvを構成する。また、スタブシャフト18
と上記ウォームシャフト8とは、トーションバー20を
介して連結している。つまり、このトーションバー20
の先端はピン21でウォームシャフト8に連結し、反対
端をピン22でスタブシャフト18に連結している。
【0007】上記スタブシャフト18は、図示していな
いハンドルに連係している。したがって、いま、ハンド
ルを回すと、その操舵トルクがスタブシャフト18に伝
達される。このとき、ウォームシャフト8は車輪側の接
地抵抗によって回転しないので、スタブシャフト18の
みがトーションバー20をねじりながら回転し、スプー
ル17とスリーブ10とを相対回転させてロータリバル
ブvを切り換える。ロータリバルブvがこのようにして
切り換えられると、その切り換え位置に応じて、圧力室
4、5のうちのいずれか一方の圧力室がポンプに連通
し、いずれか他方の圧力室がタンクに連通する。したが
って、ピストン3が移動するとともに、セクタギヤ7が
回動して、操舵力をパワーアシストする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、ウォームシャフト8とスリーブ10とを一
体にしているので、ウォームシャフト8に半径方向に曲
がるような力が作用すると、それがスリーブ10に直接
伝達される。そのためにロータリバルブvのバルブ特性
が安定しなくなるという問題があった。また、上記のよ
うにウォームシャフトとスリーブとを一体にするという
ことは、ロータリバルブvとアクチュエータaとの相対
関係も最適条件になるように設定されているので、例え
ば、メンテナンスなどでロータリバルブvを交換するよ
うなときには、同時に、ウォームシャフトを含めたアク
チュエータ側も交換しなければならないという問題があ
った。
【0009】さらに、この従来の装置は、ハウジングに
嵌合したボールベアリングをプラグで押えなければ、そ
のスラスト方向の荷重を支えられないので、プラグは必
須の構成要素になるが、そのために部品数が多くなると
いう問題もあった。この発明の目的は、ウォームシャフ
トとロータリバルブとを別々にするとともに、スラスト
方向の荷重を支えるのに特別な部品を必要としないパワ
ーステアリング装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ロータリバ
ルブを内装したハウジングと、パワーアシスト力を発揮
するアクチュエータのケーシングとを連設し、上記ハウ
ジングにはハンドルに連係したスタブシャフトを設け、
このスタブシャフトは、トーションバーを介してウォー
ムシャフトに連係するとともに、このトーションバー及
びウォームシャフトを介してスタブシャフトとアクチュ
エータとを連係し、トーションバーをねじりながら、こ
れらスタブシャフトとウォームシャフトとを相対回転さ
せてロータリバルブを切り換え、アクチュエータを動作
させるパワーステアリング装置を前提にするものであ
る。上記の装置を前提にしつつ、この発明は、ハウジン
グとケーシングとの間にスペーサを挟持させる一方、ウ
ォームシャフトの基端に大径部を形成し、この大径部の
外周を内輪として機能させたボールベアリングを設け、
このボールベアリングの外輪は上記スペーサに嵌合する
とともに、その嵌合端はハウジングで押え、しかも、こ
のウォームシャフトとロータリバルブとを分離しつつ多
少ガタつきが許される構造のもとで機械的に連係した点
に特徴を有する。
【0011】
【作用】この発明は、上記のようにウォームシャフトと
ロータリバルブとを分離したので、ウォームシャフトの
曲げ方向の力などがロータリバルブに伝達されない。し
かも、ウォームシャフトを支えるボールベアリングは、
スペーサに嵌合しながらハウジングで押えているので、
スラスト荷重はハウジングで支えられる。
【0012】
【発明の効果】この発明の装置によれば、ウォームシャ
フトとロータリバルブとを分離したので、ウォームシャ
フトの曲げ方向の力などがスリーブに伝達されず、それ
だけロータリバルブのバルブ特性が安定する。また、ロ
ータリバルブをメンテナンスなどで交換するときにも、
ウォームシャフトなどのアクチュエータ系の部品まで交
換する必要がなくなる。さらに、ハウジングでスラスト
荷重を支えられるので、従来のようにプラグなどの特別
な部品が不要になる。
【0013】
【実施例】図1〜図3に示した実施例のケーシング1と
ハウジング2とは、その間にはスペーサ23を介在させ
ながら、図示していないタイボルトでしっかりと締めつ
けている。
【0014】また、ウォームシャフト8とロータリバル
ブvのスリーブ10とを別体で構成するとともに、ウォ
ームシャフト8の基端に大径部24を形成するととも
に、その外周には環状溝25を形成している。この環状
溝25にボール26を挿入するとともに、そのボール2
6をリテーナ27で保持している。このようにしたボー
ル26の外側には2つ割りにした外輪28をはめている
が、上記大径部24が内輪として機能しながら、これら
環状溝25、ボール26、リテーナ27及び外輪28が
相まってボールベアリングbを構成している。
【0015】そして、このボールベアリングbの外輪2
8は、上記スペーサ23の内周に形成した段部29に嵌
合するが、この嵌合状態において、外輪28の一部がハ
ウジング2側に突出するようにしている。ただし、ハウ
ジング2にも段部30を形成し、これら両段部29、3
0が相まって環状溝を構成する関係にするとともに、こ
の環状溝に上記外輪28がぴったりと嵌合する構成にし
ている。このように両段部29、30が相まって構成す
る環状溝に外輪28を嵌合するようにしたので、スペー
サ23とハウジング2との軸心は、この外輪28によっ
て一致するとともに、両者の心ずれも防止できる。ま
た、ボールベアリングbに作用するスラスト方向の力
は、外輪28を介してハウジング2の段部30で支えら
れることになる。
【0016】また、上記大径部24にはロータリバルブ
vのスリーブ31の先端を、わずかなゆとりを持たせて
挿入している。そして、スリーブ31に固定したピン3
2を、大径部に24に形成され、かつ端部を開口した切
欠部33に挿入している。したがって、スリーブ31は
ウォームシャフト8と一体回転するが、曲げ方向の力に
対しては上記ゆとり分だけ自由に動ける構造になってい
る。このようにしたスリーブ31には、アクチュエータ
ポート34、35を形成するとともに、一方のアクチュ
エータポート34は、連通路36〜38を経由して圧力
室4に連通している。また、他方のアクチュエータポー
ト35は、中継室39及びボールベアリングbのすき間
を経由して圧力室5に連通するようにしている。そし
て、これら両アクチュエータポート34、35はロータ
リバルブvの切り換え位置に応じてポンプに連通したり
タンクに連通したりする。
【0017】なお、図中符号40はスリーブ31の外周
に設けた複数のシール部材、41はハウジング2に設け
た軸受で、この軸受41はスタブシャフト18を回転自
在に支持している。このようにハウジング2に軸受41
を直接設けられるのは、上記したようにウォームシャフ
ト8のスラスト荷重を支えるためのプラグ16が不要に
なったためである。
【0018】次に、この実施例の作用を説明する。ハン
ドルを回すと、スタブシャフト18とウォームシャフト
8とがトーションバー20をねじりながら相対回転して
ロータリバルブvを切り換える。このときのロータリバ
ルブvの切り換え位置に応じて、例えば、スリーブ31
に形成した一方のアクチュエータポート34がタンクに
連通し、他方のアクチュエータポート35がポンプに連
通したとすると、ロータリバルブvを通過したポンプの
吐出油は中継室39及びボールベアリングbのすき間を
経由して圧力室5に供給される。そして、圧力室4の作
動油は連通路38、37、36、アクチュエータポート
34及びロータリバルブvを経由してタンクに戻され
る。したがって、アクチュエータaは、ピストン3を図
面左方向に移動させて、所期のパワーアシスト力を発揮
することになる。
【0019】上記とは反対にアクチュエータポート34
がポンプに連通し、アクチュエータポート35がタンク
に連通すると、ピストン3が上記とは反対方向に移動す
るので、アクチュエータaはその反対方向でのパワーア
シスト力を発揮することになる。上記のようにボールベ
アリングbのすき間を利用して、中継室39と圧力室5
とを連通させたので、これら両者を連通させるための通
路を特別に設けなくてもよくなる。
【0020】また、ウォームシャフト8にそれを曲げる
ような力が作用したとしても、スリーブ31とウォーム
シャフト8とは、多少ガタつきが許される構造になって
いるので、このウォームシャフトの力がスリーブ31に
作用することがない。したがって、ウォームシャフト側
の力の作用で、ロータリバルブvのバルブ特性に悪影響
を及ぼすようなことがなくなる。さらに、ボールベアリ
ングbの外輪28をスペーサ23の段部29とハウジン
グ2の段部30とで支持しているので、ウォームシャフ
トのスラスト荷重はこのハウジング2で支えられること
になる。したがって、従来のようにスラスト荷重を支え
るためのプラグ16などの特別な部材が不要になる。し
かも、この外輪28を介してスペーサ23とハウジング
2とを一致させているので、それら両者の心ずれも防止
できる。
【0021】さらにまた、スリーブ31の外周を複数の
シール部材40でシールしているので、中継室39とタ
ンクに連通したドレン室42とを、圧力的に完全に遮断
している。したがって、中継室39側の圧力がスリーブ
31の端面に作用してスリーブ31が移動したりするこ
ともなくなる。なお、上記以外の構成はすべて従来例と
同一である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部の断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】従来の装置を示す断面図である。
【符号】
a アクチュエータ 1 ケーシング v ロータリバルブ 2 ハウジング 8 ウォームシャフト b ボールベアリング 18 スタブシャフト 20 トーションバー 23 スペーサ 24 大径部 28 外輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリバルブを内装したハウジング
    と、パワーアシスト力を発揮するアクチュエータのケー
    シングとを連設し、上記ハウジングにはハンドルに連係
    したスタブシャフトを設け、このスタブシャフトは、ト
    ーションバーを介してウォームシャフトに連係するとと
    もに、このトーションバー及びウォームシャフトを介し
    てスタブシャフトとアクチュエータとを連係し、トーシ
    ョンバーをねじりながら、これらスタブシャフトとウォ
    ームシャフトとを相対回転させてロータリバルブを切り
    換え、アクチュエータを動作させるパワーステアリング
    装置において、ハウジングとケーシングとの間にスペー
    サを挟持させる一方、ウォームシャフトの基端に大径部
    を形成し、この大径部の外周を内輪として機能させたボ
    ールベアリングを設け、このボールベアリングの外輪は
    上記スペーサに嵌合するとともに、その嵌合端はハウジ
    ングで押え、しかも、このウォームシャフトとロータリ
    バルブとを分離しつつ多少ガタつきが許される構造のも
    とで機械的に連係してなるパワーステアリング装置。
JP26702791A 1991-09-18 1991-09-18 パワーステアリング装置 Pending JPH0577747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26702791A JPH0577747A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26702791A JPH0577747A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0577747A true JPH0577747A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17439040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26702791A Pending JPH0577747A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0577747A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4063490A (en) Rack and pinion power steering gear mechanism
US4279323A (en) Power steering device for wheeled vehicles
US3709099A (en) Convertible rack and pinion steering gear
US2867284A (en) Hydraulic power steering device with rack and pinion actuating means
US4381799A (en) Changeover valve unit for power-assisted steering systems
US4465101A (en) Changeover valve unit for power-assisted steering systems
US5899293A (en) Hydraulic power steering device
US6363833B1 (en) Piston for hydraulic power assist rack and pinion steering system
JPH0577747A (ja) パワーステアリング装置
US6296018B1 (en) Rack and pinion steering system
US4535798A (en) Rotation control valve of power steering system
US4294325A (en) Power assisted steering system for vehicles
US6769249B2 (en) Low slip steering system and improved fluid controller therefor
US5971093A (en) Power steering device
US4214643A (en) Automotive vehicle power steering system
KR930007215B1 (ko) 동력 조향장치
EP0467333A1 (en) Hydraulic power steering device
US3362248A (en) Power steering gear for motor vehicles
JP2523781Y2 (ja) 動力舵取装置
JP2857909B2 (ja) パワーステアリング装置の操舵比可変機構
EP0922625B1 (en) Power steering assembly
JPH0547740Y2 (ja)
JPH0214535Y2 (ja)
JP2501268Y2 (ja) 動力操舵装置
JPH0133420Y2 (ja)