JPH0577352U - 水道空気弁用の弁カバー - Google Patents

水道空気弁用の弁カバー

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JPH0577352U
JPH0577352U JP2352992U JP2352992U JPH0577352U JP H0577352 U JPH0577352 U JP H0577352U JP 2352992 U JP2352992 U JP 2352992U JP 2352992 U JP2352992 U JP 2352992U JP H0577352 U JPH0577352 U JP H0577352U
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air valve
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滋 垣内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水道空気弁用の弁カバーの機能を高め軽量化
を図る。 【構成】 弁カバーの底蓋4は、長溝42を貫通した円
板41と、この長溝へ着脱自在に嵌合する長板43とよ
りなり、この底蓋、分岐管3の上フランジ31、補修弁
1の下フランジ11を一体的に締結している。補修弁の
上には空気弁2を載せ、底蓋の上には円筒6と給排気口
71の付いた上蓋7を載せて組み立てる。カバーの各部
材は軽量の耐食性金属板で形成する。 【効果】 空気弁から弁カバー内へ噴き出した水を簡単
に抜き取れる。下水の場合には不可欠の消臭ボックスの
ドレンも容易に抜き出せる。迅速な給排気ができる。軽
量にも拘わらず腐食し難いから長く使える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は上下水道用管路の所望の位置へ介装する空気弁2や補修弁1のカバー に懸る。
【0002】
【従来の技術】
上下の水道用の管路は通常、地下に埋設されるが、水管橋などのように本管が 外気中に露出している場合も少なくない。また、地中に埋設されている場合にも 、本管路の補修工事のときに通水を遮断するための補修用仕切弁を取り付けるの で地上から掘削したマンホール内で空気弁を露出している箇所も多い。この場合 には、本管へ取り付けた補修弁の上に空気弁を取り付け、管路を補修するときに 弁を開閉して管内へ空気を出し入れしたり、管内通水中に空気が溜ったときは自 動的に弁が開いて空気を外部へ放出する。また、ポンプが停止したときなどは管 内が真空にならないよう弁が自動的に開いて空気を管に流入させるような調整を 行っている。
【0003】 補修弁、空気弁はともに弁箱の中へ管路からの水が進入することがあるから、 冬季にそのまま露出した状態に置かれていると弁内の水が凍結して膨張し、弁箱 などを破裂してしまう危険性がある。そのために弁は全体を被覆する弁カバーで 保護され、カバーの内面には保温材を全面に添着して外気の影響を受けないよう に施工されている。この弁カバーは、同時に関係者以外の者が弁を開閉する悪戯 を防ぎ、弁が外部に露出して付近の景観を悪化させるのを避け、また、管路が下 水の場合には、空気弁から排気するときに空気と共に汚泥が飛散したり垂れ流し たりして、通行の市民に迷惑のかかることを防止するのにきわめて有効である。
【0004】 図3は従来から使用されている弁カバーの一例を示したものである。図におい て上下の水道本管Pの所望の位置に受け台101を立設し、その受け台の上に円 筒6aを載置し、円筒の上に上蓋7aを被せて補修弁1aと空気弁2aとを全面 的に覆い、これらの三部材の内面に保温材8aを貼り付けて弁を熱的に外界から 保護している。三部材は一般的に比較的板厚の大きな構造用材で製作し、外面を 塗装し腐食性の雰囲気に晒されても長く使用できるように図っている。部材は相 互にボルト締めによって堅牢に組みたてられているから、悪戯によって弁を操作 されることはなく、保温や悪臭の封じ込めの目的に適合している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ここに例示したように、従来の弁カバーは一旦空気弁から故障や通水直後など により水が噴出しても、この水はカバー内に溜まって外へ排出することができず 、カバー内で露出している空気弁などを腐食する原因となりやすい。また、保温 材が濡れたままであると保温作用が低下し目的から外れる結果となりやすい。
【0006】 管路が下水用であるときには、空気とともに噴出する汚泥が付近に飛散したり 垂れ流れたりするのを防ぐために、消臭ボックスを空気弁に取り付け悪臭の公害 から周辺を守っている。この消臭ボックス5の内部には消臭材が充填されていて 悪臭を吸収すると共に、汚泥に含まれる水分はドレンとして下部に開口するドレ ン抜きから排出するように構成されているのが普通である。しかし、図3に示し たような密封の構成ではこのドレン抜きからドレンを排出するためには上蓋7a と円管6aを取り外すより他に方法がなく、保全がきわめて煩瑣であるという課 題がある。
【0007】 従来の弁カバーは耐用年数を長くするために、比較的板厚の大きな鋼材を加工 することが通常であり、製作の工費が嵩むうえ、各部材の重量も大きくなり、取 り扱いに不便であるし、組み立てにおいても多くの時間と労務とを必要とする。 また、重量が大きいために、水管橋の上に乗せたときには橋の本体にかかる荷重 が大きく、この負担に耐え切れずに事故の原因となるおそれさえある。さらにこ のような密封式の構造では各部材をボルトによって強く締め付けておかなければ 地震や台風のときに組み立てが外れるおそれもあるが、あまり締め付けが強過ぎ ると、弁カバー内に充満した空気を外部に排出することができないため、内部の 気圧が異常に高まって空気弁の機能に予期しなかった影響を及ぼすこともあり得 る。
【0008】 本考案は以上に述べた課題を解決するために、内部の水抜きが可能であり、下 水用として消臭ボックスのドレン抜きも簡単にでき、内部の給排気も容易であり 、軽量で取り扱い容易な弁カバーの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る水道管空気弁用の弁カバーは、本管分岐管3の上フランジ31の 下部へ、分岐管3の外径とほぼ等しい幅でほぼ中心に達する長溝42を貫通した 円板41と、該長溝42へ着脱自在に嵌合する長板43とで底蓋4を形成し、該 底蓋4、分岐管3の上フランジ31、補修弁1の下フランジ11を一体的に締結 し、該補修弁1上に空気弁2を載架し、前記底蓋4上には円筒6および給排気口 71付きの上蓋7を載架し、かつ、底蓋4、円筒6、上蓋7を軽量の耐食性金属 板で形成し、その内面すべてに亘って保温材を添着したことによって前記の課題 を解決した。なお、必要あるときには、空気弁2にドレン抜き付きの消臭ボック ス5を装着する構成がより有効である。
【0010】
【作用】
本考案の弁カバーの底蓋4は完全な円形ではなくて、分岐管3の外径とぼほ等 しい長溝42を切り込んでいるから、取り付け工事に当っては、まず、分岐管3 の外周に沿って長溝42を滑動して分岐管外周面の中心付近まで円板41を挿し 込み、その後円板41の長溝42へ長板43を嵌め込んで両者を係合して完全な 円形の底蓋4としている。この後底蓋4、分岐管3の上フランジ31、補修弁1 の下フランジ11を一体的に締結しているから、必要あるときには底蓋4から長 板43を取り外しカバー内部に溜まった管路からの噴出水を抜くことができる。 また、管路が下水の場合には、消臭ボックス5のドレン抜きからドレンを抜くこ ともできるし、内部に汚泥がこぼれているときにはこれも殆ど取り除くことが可 能である。上蓋7には給排気口71が取り付けられているから、空気弁からカバ ー内へ吐き出された空気は容易に外部へ放出され、カバー内は常に一定の気圧を 保って空気弁の機能を一定に維持することができる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す縦断正面図であり、図2は図1のX−X断面図で ある。図において、水道本管Pの所望の位置に取り付けた分岐管3の上フランジ 31の下面に底蓋4が、また同上面に補修弁1の下フランジ11が一体的にボル トで締結している。底蓋4は図2のように長溝42を切り込んだ円板41と、こ の長溝42へ嵌まり込む長板43と、両者を係合する円弧状の係止板44とから 形成されている。管路に立設した補修弁1の外周面へこの長溝42を嵌め、外周 面の中心へ向けて円板41を滑動して中心まで嵌め込み、残った長溝42の開口 部へ長板43を嵌合し円板41と係止板44で両者を確実に係合する。この係止 板44の丁度真上に空気弁2に取り付けた消臭ボックス5のドレン抜き51が対 向していることが望ましい。補修弁1の上フランジ12の上には空気弁2が取り 付けられ、この両弁体を囲んで底蓋4の上に円筒6、円筒の上に上蓋7をそれぞ れボルトで締結している。これら三部材の内面全面に亘って保温材8が必要な厚 さで貼り付けられている。
【0012】 上蓋7の上には給排気口71が取り付けられていて外気と連通しているから、 弁カバーの内部には空気弁から放出された空気が溜まることなく速やかに外部へ 排出されるし、空気弁が空気を吸入するときも外部から必要な空気を直ちに供給 することができる。
【0013】 弁カバーの材料自体は薄い板厚の耐食性金属板、たとえばステンレス鋼板で製 造されているから全体の重量は軽くて、しかも腐食性の雰囲気に長く晒されても 耐え、耐用年数は長く期待することができる。工事に際しても軽量であり構造も 簡単であるから、きわめて有利で時間と労務の節約に繋がる。また、水管橋の上 に取り付けるときには、工事が簡単であるばかりでなく、橋の本体に加わる荷重 が小さいから橋梁構造に与える負担が小さくて済み特に有効性が高い。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る水道空気弁用の弁カバーは、以上に述べたとおり、空気弁から内 部へ噴き出した水を簡単に抜き取ることができるし、保温材が濡れたままで保温 効果に悪影響を残すこともなくなる。下水の場合には不可欠の消臭ボックス5を 取り付けたときに、この中に滞留するドレンを容易に抜き出すこともできる。従 来、上蓋7を取り外して内部から溜まった水を汲み出すか、全体を解体して清掃 するというようなきわめて煩瑣で作業環境の劣悪な手作業で処理していたことに 比べると、改善の効果はきわめて顕著なものがある。また、給排気口71を具え ているから空気弁の給排気に即応して外気から空気を吸引し、または外気へ速や かに放出する。
【0015】 製品はすべて耐食性の材料で形成されているから、軽量にも拘わらず容易に腐 食しないため耐用年数は長く保つことが期待でき、外観上も美麗な金属光沢を保 持して見苦しい変化を免れる。また、軽量であるための工事上の便益については 繰り返し既に述べたとおりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断正面図を示す。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】従来の技術を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 補修弁 2 空気弁 3 分岐管 4 底蓋 5 消臭ボックス 6 円筒 7 上蓋 8 保温材 11 下フランジ 12 上フランジ 31 上フランジ 41 円板 42 長溝 43 長板 44 係止板 51 ドレン抜き 71 給排気口 P 水道本管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道本管へ介装する補修弁と空気弁とを
    保温的に被覆する弁カバーにおいて、本管分岐管3の上
    フランジ31下部へ分岐管3の外径とほぼ等しい幅でほ
    ぼ中心に達する長溝42を貫通した円板41と、該長溝
    42へ着脱自在に嵌合する長板43とで底蓋4を形成
    し、該底蓋4、分岐管3の上フランジ31、補修弁1下
    フランジ11を一体的に締結し、該補修弁1上に空気弁
    2を載架し、前記底蓋4上には円筒6および給排気口7
    1付きの上蓋7を載架し、かつ、底蓋4、円筒6、上蓋
    7を軽量の耐食性金属板で形成し、その内面すべてに亘
    って保温材を添着したことを特徴とする水道空気弁用の
    弁カバー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、空気弁2にドレン抜
    き51付きの消臭ボックス5を装着したことを特徴とす
    る水道空気弁用の弁カバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170475A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Victaulic Co Of Japan Ltd 管路末端機器の漏洩補修継手
JP2016050647A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 株式会社石井鐵工所 呼吸弁の凍結防止装置
JP2020143451A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 日本ヴィクトリック株式会社 バルブカバー、およびエア抜きバルブとバルブカバーの組み合わせ体

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