JPH057669A - 転滑動移動体遊具 - Google Patents

転滑動移動体遊具

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JPH057669A
JPH057669A JP25272391A JP25272391A JPH057669A JP H057669 A JPH057669 A JP H057669A JP 25272391 A JP25272391 A JP 25272391A JP 25272391 A JP25272391 A JP 25272391A JP H057669 A JPH057669 A JP H057669A
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rolling
fluid
closed container
sphere
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JP25272391A
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English (en)
Inventor
Fumitake Kobayashi
文武 小林
Akiya Ozeki
昭矢 尾関
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の形状をした物体が車輪ももたず、又回
転もせずに滑らかに平板上を滑る様にあらゆる方向に移
動する。 【構成】 透明球体の密閉容器(1)の中に成形体
(2)と比重の異なる3種類の流体(3、4、5)或い
は小球(10)を封入し、密閉容器(1)の表面には固
定脚或いは振り下げ用の突起等がついていない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体があらゆる方向に滑
る様に動く遊具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常球体を転がすと球体自体が回転し、
球体表面に描いた絵、図、文字、記号、模様等を判別す
ることは難しい。又、透明な球の中に水を入れ水鳥等を
浮かベたものがあり(図11)これを転がすと水鳥等は
回転せず形状は判別できる。しかしこのとき、中の水が
前後左右に波立ち、又水鳥等が球体内部に接触し、球体
は滑らかな動きをしない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】種々の形状をした物体
が車輪をもたず、又回転もせずに滑らかに平板上を滑る
様にあらゆる方向に移動できる構造とすることを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、密閉容器(1)を透明にした場合を考えると、例え
ば球体の透明密閉容器(1)の中に絵、図、文字、記
号、模様を表面に描いた成形体(2)を入れ、その間に
摩擦がないようにしておけば、密閉容器(1)が回転し
移動したとき、成形体(2)は回転せず、密閉容器
(1)と共に移動するだけで、あたかも成形体(2)が
滑る様な不思議な動きをする。
【0005】この成形体(2)は外側が透明或いは半透
明の立体、球体又はその一部が球体で、一方密閉容器
(1)は内側は球面とし外側は球体、楕円球体、卵型、
多面体、円筒、円盤、円錐、スポーツボール等の、よく
転がる形をしていればよく、その回転を妨げる様な固定
脚や振り下げ吊り紐用の突起、或いは把手等がついてい
ないことが重要である。
【0006】密閉容器(1)と成形体(2)の間の摩擦
を小さくするためには、密閉容器(1)の内部に流体
(3)を入れ、その流体(3)の中に成形体(2)が中
立状態で保たれる様にすればよい。そのためには図3に
示す様に成形体(2)と流体(3)の比重を同じにする
か、或いは図1、図2に示す様に成形体(2)の天井を
抑える役目をする流体(3)より小さい比重の流体
(4)と、成形体(2)の底を支える役目をする成形体
(2)より大きい比重の流体(5)又は小球(10)と
を流体(3)、成形体(2)と共に密閉容器(1)の中
に入れるとよい。
【0007】このとき比重の小さい流体(4)は空気、
水素、石油ガス、フレオン等の気体或いはアルコール、
石油、有機溶媒、水等の液体であり、比重の大きい流体
(5)は磁性流体、微小粉粒懸濁液、水銀等の液体或い
は微小球からなる粒状体であり、液体(3)の比重は流
体(4)と流体(5)の比重の間にあればよい。
【0008】ここで成形体(2)の重心を中心から大き
く偏心させておくと起き上がり小法師の様な動きをし、
常に上下方向が定まるので、この成形体(2)と流体
(3、4、5)或いは小球(10)を図1、図2の様に
透明球体の密閉容器(1)に封入し構造体となし、この
構造体を平板上等で転がすと、成形体(2)は透明密閉
容器(1)の中で滑り、上下方向が転回しないため、あ
たかも成形体(2)が平板上を滑る様な動きをする。
【0009】成形体(2)に磁石(6)を図4の様に組
み込んでおくと、地磁気の方向を向くので透明球体の密
閉容器(1)がどの様な方向に転回しても成形体(2)
は常に上下、水平方向が同一状態に保たれながら平板上
を滑る様に移動する。磁石(6)や図5に示すコイル
(7)を組み込んだ成形体(2)を外部磁界発生器(1
1)の傍に置く様にすると、図6に示す様に密閉容器
(1)の中の成形体(2)は自転する。又、外部磁界を
付与しながら密閉容器(1)を周回する様にさせると図
7に示す様に成形体(2)に公転と自転の動きをさせる
ことができる。
【0010】図8に示す様に成形体(2)の内部に偏心
重錘をもつ駆動体(12)、電池を組み込み、その密閉
容器(1)が特に楕円球体、或いは卵型、多面体等の場
合は駆動体(12)を回転すると偏心運動により構造体
は不規則に振動し面白い運動をする。密閉容器(1)を
弾性体とすると、それを押し、圧力を加えることにより
駆動体(12)のスイッチを入切できる。又は外部磁
界、音波、光等で入切してもよい。又成形体(2)の内
部に光源を組み込んでもよい。
【0011】一方図9に示す如く、成形体(2)の重心
を偏心させず、内部を空洞とし、その周辺に複数の凹部
(8)を設け、空洞部に小さな重錘体(9)を入れてお
く。そして成形体(2)の表面にサイコロの目、或いは
占い、お告げ、指針決定等の文章を描き、流体(3、
4、5)と共に透明球体の密閉容器(1)に封入する。
これを振って転がすと偶々重錘体(9)の入った凹部
(8)が下になる様に成形体(2)の状態が保たれ滑
り、サイコロ、占い等と同様の機能を果たすことができ
る。
【0012】
【作用】この様な構造体に於いて成形体(2)に種々の
形態を付与すると遊具になる。前項課題を解決するため
の手段に於いて夫々の手段に応じて作用を述べた通りで
ある。例えば成形体(2)を東西南北盤、絨毯に乗った
回教徒、お椀に乗った一寸法師、ダルマ、玉乗り曲芸動
物、乗り物、動物等にするとコンパス(羅針盤)、メッ
カ方向を示す御守護、或いは遊具等として用いることが
できる。透明球体の密閉容器(1)の表面に天球上の星
座を描き成形体(2)を地球儀とすると、天体の勉強具
として用いることができる。又、成形体(2)の表面の
一部に企業、団体のマーク、宣伝文を描いておいてもよ
い。この様に密閉容器(1)或いは成形体(2)に絵、
図、記号、文字、模様等を描くことにより、新たな機能
を付与することができる。
【0013】
【実施例】まず球形の成形体(2)の重心を中心から大
きく偏心させ、その内部に磁石(6)を組み込み透明球
体の密閉容器(1)に入れた例について述べる。成形体
(2)の表面に東西南北を示す記号を記入したもので
は、この透明球体の密閉容器(1)を転がすと、北は常
に北を指し示しながらフラフラとユーモラスに滑って行
く。
【0014】透明の球形成形体(2)の中に回教徒が絨
毯の上でメッカの方向を向いて跪いている姿を入れたも
のでは、この遊具を転がすとメッカの方向を向いてお祈
りしながら空飛ぶ絨毯に乗っている様な面白い動きをす
る。これは回教徒の御守護にもなる。又図(10)に示
す様にお椀の舟に櫂の一寸法師の姿を入れたものは川の
中を漂う様な可愛い動きをする。又、玉乗りの猫、犬等
の動物、道化師等の姿を入れたものでは転ばずに動いて
行く。この他の動物、魚類、爬虫類、虫、鳥類の姿を入
れたものではいずれも生きているかの様に滑らかに動
く。ダルマの姿を入れたものでは常に起き上がり、歩き
出す様に見える。
【0015】透明球体の密閉容器(1)の表面に絵、図
を描くものでは例えばその表面に天球上の星座を描き、
中の成形体(2)を地球儀としたり、サッカーボールの
様に正20面体の模様を描き、中の成形体(2)の中に
ボールを蹴る少年の姿を入れると二重の面白味がある。
【0016】球形の成形体(2)の重心をその中心に一
致させ透明球体の密閉容器(1)に入れた例について述
べる。この場合は成形体(2)はどの向きをとるかわか
らず、偶然性でその向きは決まる。従って成形体(2)
の内部に正6面体方向の凹部(8)をつけ中に小さな重
錘体(9)を入れておく。そしてその凹部(8)に対応
する表面にサイコロの目を入れる。この様にして、この
遊具を振ると小さな重錘体(9)がどこに入るかで目の
出方が変わり、転がすと重錘体(9)の入った凹部
(8)が下になるところで安定し滑る。この様に偶然性
が表れるので御籖、或いは占い等にも用いたところ、手
の中で運命が決まり、転がり出したら常に同じ面を見せ
て変わらないので印象の強い占いとなった。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明した様に構成されてい
るので次の様な効果を呈する。
【0018】密閉容器(1)の内側が球面であり、その
中に入る成形体(2)の外側の大部分は球体であり、そ
の間隙に軽い流体(4)と重い流体(5)或いは重い小
球(10)と流体(4)と流体(5)の間の比重をもつ
流体(3)で満たすことにより、密閉容器(1)と成形
体(2)の間に殆ど摩擦抵抗を発生させなくできる。そ
してこの密閉容器(1)の外側を大略球体とし、これを
固定するための脚、吊り下げ振り下げするための突起、
把手等を一切接続せず、自由に転がる様にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】転滑動移動体遊具の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】転滑動移動体遊具の実施例を示す断面図であ
る。
【図3】転滑動移動体遊具の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】転滑動移動体遊具の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】転滑動移動体遊具の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】転滑動移動体遊具の実施例を示す断面図であ
る。
【図7】転滑動移動体遊具の実施例を示す図である。
【図8】転滑動移動体遊具の成形体の実施例を示す断面
図である。
【図9】転滑動移動体遊具の成形体の実施例を示す断面
図である。
【図10】転滑動移動体遊具の成形体の実施例を示す図
である。
【図11】従来の遊具の断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 成形体 3、4、5 流体 6 磁石 7 コイル 8 凹部或いは空隙 9 重錘体 10 小球 11 外部磁界発生器 12 駆動体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器(1)の中に成形体(2)と流
    体(3)を封入した構造体に於いて成形体(2)の比重
    より小さい流体(4)と成形体(2)の比重より大きい
    流体(5)もしくは小球(10)を流体(3)と共に封
    入し、密閉容器(1)の内側が球面、外側が球体、卵
    型、楕円球体、多面体、円筒、円盤、円錐等の形で容易
    に転がる形態をなし、その転動を妨げる様な突起、把
    手、或いは固定脚等を持たない様にしてなる転滑動移動
    体遊具。
  2. 【請求項2】 密閉容器(1)及び成形体(2)の外殻
    のいずれか或いは双方が透明、半透明或いは一部に模
    様、文字、記号、絵、図を施した剛体或いは弾性体、柔
    軟体からなり成形体(2)の中に乗物、動物、植物、サ
    イコロ、占い表示等を入れた請求項1記載の転滑動移動
    体遊具。
  3. 【請求項3】 成形体(2)の内部に磁石(6)或いは
    コイル(7)を組み込む様にし、成形体(2)の重心を
    その中心に或いは偏心に位置する様にしてなる請求項1
    記載の転滑動移動体遊具。
  4. 【請求項4】 成形体(2)の内部に設けた複数の凹部
    或いは空隙(8)の間を重錘体(9)が移動できる様に
    してなる請求項1記載の転滑動移動体遊具。
  5. 【請求項5】 成形体(2)の重心を移動変化させる為
    の駆動体(12)、或いは成形体(2)を内部から明る
    くする光源を持つ様にしてなる請求項1記載の転滑動移
    動体遊具。
JP25272391A 1991-06-28 1991-06-28 転滑動移動体遊具 Pending JPH057669A (ja)

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JP25272391A JPH057669A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 転滑動移動体遊具

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7636058B2 (en) 2007-02-02 2009-12-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Pulse signal transmitting apparatus, method of adjusting waveform of the same, and DME ground station apparatus
JP2010119504A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Agatsuma:Kk 知育玩具
CN103845908A (zh) * 2014-03-21 2014-06-11 李起武 一种玩具球
USRE45824E1 (en) 1999-10-18 2015-12-22 Turtletech Design, Inc Frictionless self-powered moving display

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