JPH057660Y2 - - Google Patents

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JPH057660Y2
JPH057660Y2 JP8389186U JP8389186U JPH057660Y2 JP H057660 Y2 JPH057660 Y2 JP H057660Y2 JP 8389186 U JP8389186 U JP 8389186U JP 8389186 U JP8389186 U JP 8389186U JP H057660 Y2 JPH057660 Y2 JP H057660Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は本体内部を保護する構造を有する電子
式キヤツシユレジスタ(以下ECRと称す)のキ
ヤビネツトに関する。
(ロ) 従来の技術 一般に電子機器等のキヤビネツトを上下のキヤ
ビネツトの係合で形成する場合、係合が正確でス
ムーズに行われしかもその係合部の外観をよくす
るために、係合部の全周にわたつてそれぞれ係合
片が形成された上下のキヤビネツトを、下キヤビ
ネツトに上キヤビネツトを被せるようにして係合
した全周係合型のものが従来よく知られている
(例えば実公昭56−11154号公報) ECR本体も上述の全周係合型のキヤビネツト
を用いて、例えばドロワー上面に下キヤビネツト
を固着し、下キヤビネツトにキーボード、プリン
タ、種々の回路基板等を配置し、その上から上キ
ヤビネツトを被せて係合し、所定位置をビス止め
して構成したものが一般的である。従つてビスを
はずし上キヤビネツトを取外せば本体内部を露出
できる。
ところで、第4図に示すように上下キヤビネツ
ト2,3を全周係合し、ボルト17で締めつけし
て固定し、ボルト17の頭部に鉛を流し込んで封
印し、通常上キヤビネツト2の取外しを禁止した
特殊なECRもある。このECRはある国で使用さ
れるもので、この国では脱税を防止すべく日々の
売上げ額を記憶する売上げ額記憶装置を本体に設
け、この記憶装置に不正操作を加えることができ
ない構造であることが義務づけられているので、
第4図に示すような封印手段を設けて上キヤビネ
ツトの取外しを禁止する構造となつている。従つ
て鉛の封印をとりさりボルトを抜きとらなければ
上キヤビネツトを取外すことはできない。
しかしキヤビネツトを合成樹脂等の弾性変形可
能な材質で形成した場合は、封印をとらなくても
上キヤビネツトの隅部等を上方へ引つ張つてその
弾性限界内で変形させ上下キヤビネツト間に隙間
を開けることができる。この隙間がドライバー、
ピンセツト等の工具あるいは指等が入るほどの大
きさの場合は、前記記憶装置等に不法な操作が加
えられる可能性がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は合成樹脂の上下キヤビネツトを全周係
合してキヤビネツトを形成した場合、その係合部
に生じる隙間を所定の範囲内におさえ、キヤビネ
ツト内部に操作を加えることができないECRの
キヤビネツトを提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上下キヤビネツトの係合部全周の内側
に対面するように内周壁を設け、この内周壁及び
キヤビネツト側板の内側の所定位置にフツク片と
係止片よりなる係止部を複数設け、該複数の係止
部は上キヤビネツトの垂直及び水平の移動で引つ
掛り可能な位置に配せられ、且つ上キヤビネツト
の上下の移動を、係合の際要する所定の範囲内で
規制するように構成している。
(ホ) 作 用 本考案は上述のように構成しているので、封印
後上キヤビネツトの隅部あるいは一側板が上方に
持ち上げられ係合が部分的に解除された場合で
も、係止片にフツク片が引つ掛り上キヤビネツト
のそれ以上の持ち上げを阻止し、上下キヤビネツ
ト間に生じる隙間を所定範囲内におさえ、さらに
内周壁はその隙間からの不正操作を防ぎ本体内部
を保護する。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図、第2図において1はECRのキヤビネツ
トで、合成樹脂の上下キヤビネツト2,3で形成
されており、内部にECR本体を収容する。上キ
ヤビネツト2の周側板下端及び下キヤビネツト3
の周側板上端にはそれぞれ全周にわたつて高さa
を有する係合片4,4,5,5が形成されてい
る。したがつて上キヤビネツト2と下キヤビネツ
ト3を係合しあるいは係合を解除するために、上
キヤビネツト2を少なくとも前記高さaの距離上
下に移動する必要がある。そして上キヤビネツト
2の下向きの移動でそれぞれの係合片4,4,
5,5が係合すると係合部が全周に形成され上下
キヤビネツト2,3の全周係合が行われる。上キ
ヤビネツト2の左右側板及び後側板には前記係合
片4,4と近接した位置に内方に突出するフツク
片6,6,7,7が形成されている。8はキヤビ
ネツト1の周側板に対面するように設けられた内
周壁で、下キヤビネツト3の取付体3′,3′,
3′,3′にビス止めして固定されている。この内
周壁8によつてECR本体内部を保護することが
できる。内周壁8の左右側壁9,9には、前記フ
ツク片6,6を矢印A,B,Cの順で導く段状の
切欠き10,10が形成されている。この切欠き
10,10によつて前記フツク片6,6の上方へ
の移動を規制するための係止片11,11が形成
される。又内周壁8の後側壁12には前記フツク
片7,7の上方への移動を規制するための係止片
13,13が外方に突出して形成されている。こ
れらの係止片11,11,13,13は、上キヤ
ビネツト2が係合位置にある時、係止片11,1
1,13,13の下端と前記フツク片6,6,
7,7の上端がそれぞれ前記係合片4,4、5,
5の高さaと同じあるいはaよりわずかに大なる
間隙bを有するように形成されている。従つて各
係止片11,11,13,13は、フツク片6,
6,7,7の上方への移動を距離bの範囲内に規
制する。14は上キヤビネツト2を取付けた後、
その取外しを禁止するための封印部で、封印金具
15、封印受け金具16、ボルト17で構成され
ている。封印金具15は外径大なる頭部18を有
する円筒状に形成されており、上キヤビネツト2
の上面に穿設された孔より挿入される。封印受け
金具16は下キヤビネツト3に固定して設けられ
ている。封印金具15及び封印受け金具16に
は、それぞれ内周面にネジ溝が設けられており、
ボルト17の締めつけで結合される。封印金具1
5の頭部18には空間19が形成されており、ボ
ルト17を締め終つたあと鉛等を流し込んでボル
ト17の頭部をふさぐようになつている。又図中
20は現金等を納めるドロワである。
以上の構成における上キヤビネツト2の取付け
を第3図を参照して説明する。まず上キヤビネツ
ト2を下キヤビネツト3上の第1図に一点鎖線で
示される位置からフツク片6を切欠き10内に導
くように矢印Aに従つて垂直に移動する。この移
動は上キヤビネツト2の係合片4の先端が下キヤ
ビネツト3の係合片5の先端とほぼ同じ位置に選
するまで行う。このときフツク片6はDの位置か
らEの位置まで移動し、一方フツク片7はD′の
位置からE′の位置まで移動する。次にフツク片
6,7の上端の一部が係止片11,13の下端の
真下に位置するように矢印Bに従つて前方に水平
移動する。この移動はフツク片7が後側壁12に
当接するまで行う。このときフツク片6はEから
Fの位置まで移動し、フツク片7はE′からF′の位
置まで移動する。最後に係合片4,4と係合片
5,5を係合するように矢印Cに従つて垂直に移
動する。そして係合片4,4と係合片5,5の係
合で全周に係合部が形成されると、上キヤビネツ
ト2と下キヤビネツト3の係合は終了する。この
ときフツク片6はGの位置に、一方フツク片7は
G′の位置に達している。
上キヤビネツト2の係合が終わると、次に封印
金具15をはめ込み、ボルト17によつて封印受
け金具16に締めつけた後、頭部18の空間19
に鉛を流し込んで封印を行うと上キヤビネツト2
の取付けが終了する。
このように構成されたECRの本体内部を、封
印後不正に操作しようと企てた場合、例えば係合
部にドライバー等をこじ入れ、係合を解除するよ
うに上方に持ち上げようとすると、係合片4が距
離a持ち上げられた時係合は部分的に解除される
が、距離bの持ち上げでいずれかのフツク片6,
6,7,7がいずれかの係止片11,11,1
3,13に引つ掛り、それ以上の持ち上げは阻止
される。このとき上下キヤビネツト2,3の間に
は、ドライバーのこじ入れられた位置の係合が部
分的に解除されたことによつてごくわずかの隙間
が生じるが、係合部の内側に内周壁8を設けてい
るので、わずかな隙間に対しても本体内部を完全
に保護することができる。
(ト) 考案の効果 以上述べた様に本考案は、上下のキヤビネツト
の係合部と対面する内周壁を設け、この内周壁と
キヤビネツト側板の所定位置に、上キヤビネツト
の上下の移動を下キヤビネツトとの係合の際要す
る所定の範囲内に規制する複数の係止片とフツク
片を設けたので、上キヤビネツトの側板の持ち上
げを所定位置で阻止し、キヤビネツト間に生じる
隙間を所定範囲内におさえることができる。さら
にキヤビネツト間に生じる上述の如きわずかな隙
間に対しても内周壁を設けているので、本体内部
を完全に保護することができる等その効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部断面から見た側
面図、第2図は同実施例の要部断面から見た正面
図、第3図はフツク片6,7の移動を説明するた
めの側面図、第4図は従来例の断面図である。 1……キヤビネツト、6,7……フツク片、8
……内周壁、10……切欠き、11,13……係
止片、15……封印金具、16……封印受け金
具、17……ボルト、20……ドロワ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下キヤビネツトの全周係合によつてキヤビネ
    ツトを形成するとともに、上キヤビネツトの取外
    しを禁止する封印手段を具備する電子式キヤツシ
    ユレジスタのキヤビネツトにおいて、前記上下キ
    ヤビネツトの係合部の内側に対面するように内周
    壁を設け、該内周壁及び前記キヤビネツト側板の
    所定位置にフツク片と係止片からなる係止部を複
    数設け、該複数の係止部は前記上キヤビネツトの
    垂直及び水平の移動で引つ掛り可能な位置に配さ
    れ、且つ前記上キヤビネツトの上下の移動を係合
    の際要する所定の範囲内で規制するように構成し
    たことを特徴とする電子式キヤツシユレジスタの
    キヤビネツト。
JP8389186U 1986-06-02 1986-06-02 Expired - Lifetime JPH057660Y2 (ja)

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JP8389186U JPH057660Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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JP8389186U JPH057660Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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JPS62195892U JPS62195892U (ja) 1987-12-12
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