JPH0576530A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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Publication number
JPH0576530A
JPH0576530A JP3237709A JP23770991A JPH0576530A JP H0576530 A JPH0576530 A JP H0576530A JP 3237709 A JP3237709 A JP 3237709A JP 23770991 A JP23770991 A JP 23770991A JP H0576530 A JPH0576530 A JP H0576530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
bearing
hollow
guide wire
ultrasonic
Prior art date
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Pending
Application number
JP3237709A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Ueno
進一郎 植野
Akihisa Adachi
明久 足立
Masahiko Hashimoto
雅彦 橋本
Haruo Omori
治男 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3237709A priority Critical patent/JPH0576530A/ja
Priority to US07/941,580 priority patent/US5377682A/en
Publication of JPH0576530A publication Critical patent/JPH0576530A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 血管内に挿入し使用するカテーテル内に小型
超音波振動子とこの振動子をラジアル方向に回転させる
走査機構を組み込んだ超音波探触子に関し、微細管での
組み込みを可能とし、ガイドワイヤをカテーテルの外径
を増加させることなくまた、カテーテルと独立させて移
動させることにより診断上すぐれた超音波探触子を提供
する。 【構成】 中空のカテーテル2の先端に硬質材料製の中
空のジョイント3を接続し、ジョイント3のカテーテル
2との接続端と反対側に軸受4を挿入固定し、軸受4内
側に中空のミラー5を反対側から止め具6で軸受4の内
面に対し回転運動させるように固定させ、ミラー5の先
端部に中空の超音波振動子1を配置させる。これにより
細管状のカテーテル2に超音波振動子1をラジアル方向
に回転駆動させると共にガイドワイヤ9を回転駆動スプ
リング7、ミラー5及び振動子1内を通過させカテーテ
ル2前方に通すことで、カテーテル2と独立させてガイ
ドワイヤ9を移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波送波方向を機械
式に変更させながら被検体内に超音波信号を送受波し、
反射信号より超音波断層像を得る超音波診断装置の特
に、血管のような極めて細い管の中に挿入可能な超音波
探触子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、血管内の狭窄や閉塞などの疾患に
対し血管内に挿入したカテーテルを用い診断し、治療す
る血管形成手術が、開胸手術による血管バイパス手法に
比較して簡便であり、患者に与える苦痛が低くまたある
程度の効果を得ていることから注目されている。この血
管内部から狭窄などの疾患を診断ならびに治療する方法
は、例えば特開昭62−270140号公報に「血管内
の2次元超音波検査のためのカテーテル装置および方
法」として記載されてる構成が知られている。
【0003】以下図4を用いて従来の血管内の2次元超
音波検査のためのカテーテル装置および方法に関して説
明する。図4は2次元超音波検査のためのカテーテル装
置の先端部である超音波探触子の透視図である。図4に
おいて61はカテーテル、62は超音波振動子、63は
回転駆動軸、64は切り欠き部、65はカッタ、66は
ガイドワイヤ、67はバルーン、68は空隙部である。
【0004】以上のように構成された2次元超音波検査
のためのカテーテル装置について、以下その動作につい
て説明する。図示されてない外部の駆動装置により回転
駆動軸63は回転される。回転駆動軸63上に配置され
た超音波振動子62は、回転駆動軸63の回転により回
転動作する。更に超音波振動子62を回転動作させなが
ら回転駆動軸63をカテーテル前方に移動させることに
より、超音波振動子62は切り欠き部64の位置に移動
され、この位置において超音波を送受波することで、ラ
ジアル方向の2次元の超音波断層像を得ることが可能と
なる。診断した部位においてアテローマのような狭窄部
分が存在した場合には、一端超音波振動子62を元の位
置に戻し、切り欠き部64と反対側にあるバルーン67
を膨らますことにより狭窄部分を切り欠き部64内に入
れるようにする。すなわち狭窄部分に切り欠き部64を
バルーン67で押しつけるようにすることで実現でき
る。
【0005】この状態で、再び回転駆動軸63を回転さ
せ、カテーテル前方に移動させる。回転駆動軸63の回
転によりカッタ65も同時に回転し前方に移動され、切
り欠き部64内の狭窄部分であるアテローマを削除す
る。このように切りとられたアテローマは、カテーテル
前方の空隙部68に格納されこの状態でカテーテル61
を血管内から取り出すことで削り取ったアテローマの断
片を血管内に残すことなく治療することができる。カテ
ーテル61の血管への挿入は、特に細い血管では困難で
あるが、ガイドワイヤ66により容易にしている。すな
わち、最初に非常に細いガイドワイヤ66で目的とする
血管を探し挿入することで、カテーテル61を目的とす
る血管に移動させることが可能となる。
【0006】別の治療方法として現在多く用いられてい
るものは、カテーテル全周方向にバルーンを配置に狭窄
部分でバルーンを膨らますことにより狭窄部分を押し広
げる方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ガイドワイヤがカテーテル先端に接続さ
れているため、ガイドワイヤを用いて細い血管を探す場
合に、カテーテル全体も血管内で動作させなければなら
ない。また目的部位にカテーテル先端を移動させると同
時にガイドワイヤも更に先に移動し、ガイドワイヤが通
過できない程度に細い血管が存在した場合には移動でき
ないと言う課題を有していた。
【0008】また、図4に示されているように超音波振
動子が配置されている位置は非常に狭く、特に厚み方向
には超音波振動子を大きくすることが不可能である。カ
テーテルを心臓の冠状動脈に挿入しようとした場合、カ
テーテル外径は2グφ以下にしなければならず、この場
合には超音波振動子を非常に薄くする必要がある。超音
波振動子を薄くすることは概して発信周波数が高くな
り、希望の周波数の超音波振動子を構成することが困難
であると言う課題を有していた。更に、上記構成では複
雑な形状の部品を多く有し、例えば外径2φのカテーテ
ル内で構成することは非常に難しいと言う課題を有して
いた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ガイドワイヤをカテーテル内部を通す構成によりガ
イドワイヤとカテーテルを独立して移動させることがで
き、更に簡易な構成により超音波振動子より送波する超
音波をラジアル方向に走査できるカテーテル組み込み型
超音波探触子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の超音波探触子は、中空細管であるカテーテル
と、カテーテル先端に接続固定されたジョイントと軸
受、更に軸受に挿入された中空構造のミラーと、ミラー
先端部に位置する中空構造の超音波振動子と、ミラーに
接続固定された回転駆動スプリングと、回転駆動スプリ
ングの中空部分に挿入されたガイドワイヤからなる構成
を有している。
【0011】また、別の構成としては、中空細管である
カテーテルと、カテーテルの先端部に接続固定されたジ
ョイントと軸受、軸受に挿入されたスリーブと、スリー
ブに接続固定された中空構造部分を有する振動子ホルダ
と、振動子ホルダに分割設置された超音波振動子と、振
動子ホルダの先端部に位置するキャップと、振動子ホル
ダに挿入固定された中空構造の回転駆動スプリングと、
回転駆動スプリングからキャップまでの中空部分に挿入
されたガイドワイヤからなる構成を有している。
【0012】更に、別の構成としては、中空細管である
カテーテルと、カテーテルの先端部に接続固定されたジ
ョイントと軸受と、軸受に挿入されたスリーブと、スリ
ーブに接続固定された振動子ホルダと、振動子ホルダに
固定された中空部分を有する裏打ち材と圧電板と整合層
からなる超音波を送受波する超音波振動子と、超音波ホ
ルダの先端部に位置するキャップと、振動子ホルダに挿
入固定された中空構造の回転駆動スプリングと、回転駆
動スプリングの中空部分に挿入されたガイドワイヤから
なる構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、ガイドワイヤがカテーテル
内を自由に前後方向に移動可能となるため、ガイドワイ
ヤにより目的とする細い血管を探す時もカテーテルに束
縛されることがなく、また一度ガイドワイヤを目的とす
る血管内に挿入することによりこのガイドワイヤに沿わ
せてカテーテルを目的とする血管まで進ますことができ
る。このガイドワイヤは回転駆動スプリング内を通すた
め、カテーテルの外径を増加させることはなく、また超
音波振動子部分においてもカテーテルの外径を増加させ
ない。更に超音波振動子部分ではある程度の空間を有
し、厚みのある超音波振動子を組み込むことも可能であ
る。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例における超音
波探触子の構成図である。1は超音波を送受波する超音
波振動子、2はカテーテル、3はカテーテル先端部に接
続されたジョイント、4はジョイント3に接続された軸
受、5は軸受4の内面に接触し回転動作する中空構造の
ミラー、6はミラー5を軸受4から外れなくするための
止め具、7はミラー5の内面に挿入固定された回転駆動
スプリング、8はミラー5の前方に位置する振動子ホル
ダで超音波振動子1はこの振動子ホルダに固定されてい
る。9はガイドワイヤ、10はジョイント3、軸受4お
よび振動子ホルダ8に被せられたチューブ、11は超音
波振動子に設けられたガイドワイヤ案内孔、12はミラ
ー5に設けられたガイドワイヤ案内孔である。
【0016】以上のような構成要素からなる超音波探触
子について、更に詳しくその構造を説明する。樹脂、例
えばテフロンやポリエチレン等の中空構造のカテーテル
2の先端に硬質の材料で構成された中空構造のジョイン
ト3を接続固定し、ジョイント3のカテーテル2との接
続端と反対側には軸受4が挿入固定されている。すなわ
ちカテーテル2と軸受4はジョイント3によって接続さ
れる。中空構造の軸受4の内側には、ミラー5が軸受4
に挿入され後端部は止め具6により接続固定され、ミラ
ー5は軸受4に対して自由に回転動作する。このミラー
5の先端部には振動子ホルダ8に固定された超音波振動
子1が位置する。振動子ホルダ8の形状は先端にいくほ
ど細くなり、血管へのカテーテル2の挿入を容易にして
いる。この振動子ホルダ8は軸受4と共に極めて薄いチ
ューブ10が被せられている。このチューブ10は熱収
縮性の材料を用いることで先端部が細くなる形状の振動
子ホルダ8にも良好に被せることが可能である。このチ
ューブ10により、カテーテルを細い血管内を移動させ
ている時でも、例えば軸受4の鋭角な部分により血管内
壁を傷つけることがなく、安全な診断治療が可能とな
る。
【0017】回転駆動スプリング7はカテーテル2内に
挿入されミラー5に接続固定されている。ガイドワイヤ
9は、駆動スプリング7内の中空部分に挿入され、ミラ
ー5に設けられたガイドワイヤ案内孔12および超音波
振動子1に設けられたガイドワイヤ案内孔11を通過
し、カテーテル2先端部から血管内に出される。ガイド
ワイヤ9は、カテーテル2先端部分において固定されて
いる所はなく、カテーテル2に束縛されることなく自由
に移動することができる。
【0018】超音波振動子1は図示されてない信号線と
接続されている。この信号線は超音波振動子1からミラ
ー5と軸受4の間を通り、回転駆動スプリング7内のガ
イドワイヤ9との隙間または回転駆動スプリング7の外
側を沿うように配置することで、回転駆動スプリング7
の回転でも捻れることがない。
【0019】以上のように構成された超音波探触子につ
いて、以下その動作を説明する。最初に、カテーテル2
を目的とする患部に移動させるために、カテーテル2外
径より極めて細いガイドワイヤ9を用い目的とする血管
内に挿入し、患部より先の位置までガイドワイヤ9を移
動させる。このガイドワイヤ9に沿ってカテーテル2を
移動させることで、ガイドワイヤ9より太いカテーテル
2を目的とする患部まで移動させることができる。カテ
ーテル2が患部近傍に位置したら、ガイドワイヤ9先端
部を一端ミラー5のガイドワイヤ案内孔12より後端側
まで戻す。この状態にて、カテーテル2後端に位置した
図示してない駆動部より回転駆動スプリング7を回転さ
せる。この回転駆動力は回転駆動スプリング7を伝達
し、ミラー5を回転させる。
【0020】この状態で図示してない信号線より超音波
振動子1に超音波送信信号を送る。超音波送信信号を受
けた超音波振動子1は超音波を送波し、超音波振動子1
から送波された超音波はミラー5でカテーテル2の径方
向に反射されチューブ10を通り血管内を伝搬する。血
管内を伝搬する超音波は音響インピーダンスの差から種
々の位置で反射され再びミラー5にて超音波振動子1に
反射させ超音波振動子1にて電気信号に変換される。こ
の反射信号は信号線を通りカテーテル2後端部にある本
体部に送られ、2次元の超音波断層像を表示装置に表示
する。
【0021】このような極めて細い血管に挿入可能な超
音波探触子は、冠状動脈を目的部位とするにはカテーテ
ル2外径を2グφ以下にする必要がある。本発明の超音
波探触子の構成部品は比較的大きく、数百ミクロンのオ
ーダでの加工で構成することが可能であり、放電加工機
等により製作可能である。またカテーテル2内径は、お
およそ1グφ程度となるが、この内空を通す回転駆動ス
プリング7は、数十ミクロンの線材を複数条に層状に構
成することにより、ガイドワイヤ9を通すのに十分な領
域を確保しながら回転駆動力を伝達できる。更にカテー
テル2の先端部に位置する超音波振動子1としてはカテ
ーテル内径に近い大きさを確保できる。
【0022】以上のように、樹脂、例えばテフロンやポ
リエチレン等の中空構造のカテーテル2の先端に硬質の
材料で構成された中空構造のジョイント3を接続固定
し、ジョイント3のカテーテル2との接続端と反対側に
軸受4を挿入固定し、軸受4にミラー5を挿入し、止め
具6にて軸受4の内面に対しミラー5を自由に回転運動
させるように固定させることで、非常に簡易な構成と少
ない部品点数により細管カテーテル2に超音波振動子1
をラジアル方向に回転駆動させる機構を構成でき、更
に、ガイドワイヤ9を回転駆動スプリング7ならびにミ
ラー5に設けられたガイドワイヤ案内孔12と超音波振
動子1に設けられたガイドワイヤ案内孔11に通すこと
で、カテーテル2と独立させてガイドワイヤ9を移動さ
せることができる。
【0023】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0024】図2は本発明の第2の実施例における超音
波探触子の構成図である。図2において、21は超音波
を送受波する超音波振動子、22はカテーテル、23は
カテーテル先端部に接続されたジョイント、24はジョ
イント23に接続された軸受、25は軸受24の内面に
接触し回転動作するスリーブ、26はスリーブ25と共
に軸受24を挟み込む振動子ホルダ、27は振動子ホル
ダ26に設けられたガイドワイヤ案内孔、28は振動子
ホルダ26の先端部に位置するキャップ、29は振動子
ホルダ26に接続された回転駆動スプリング、30はガ
イドワイヤ、31は軸受24とキャップ28に被せられ
たチューブである。
【0025】以上のような構成要素からなる超音波探触
子について、更に詳しくその構造を説明する。樹脂、例
えばテフロンやポリエチレン等の中空構造のカテーテル
22の先端に硬質の材料で構成された中空構造のジョイ
ント23を接続固定し、ジョイント23のカテーテル2
2との接続端と反対側には軸受24が挿入固定されてい
る。すなわちカテーテル22と軸受24はジョイント2
3によって接続される。中空構造の軸受24の内側に
は、スリーブ25が軸受24とジョイント23との接続
前に挿入されている。スリーブ25の先端部は軸受24
より先に出ており、この先端部に振動子ホルダ26が接
続固定される。すなわち、スリーブ25と振動子ホルダ
26により軸受24は挟み込まれ、これにより振動子ホ
ルダ26は軸受24に対して自由に回転動作する。
【0026】超音波振動子21は振動子ホルダ26のガ
イドワイヤ案内孔27の両側に分割されて配置されてい
る。キャップ28は振動子ホルダ26の先端部に位置
し、振動子ホルダ26の回転時の軸ブレを低減してい
る。回転駆動スプリング29はカテーテル22内に挿入
され振動子ホルダ26に接続固定されている。ガイドワ
イヤ30は、駆動スプリング29内の中空部分に挿入さ
れ、振動子ホルダ26に設けられたガイドワイヤ案内孔
27を通過し、カテーテル22先端部から血管内に出さ
れる。ガイドワイヤ30は、カテーテル22先端部分に
おいて固定されている所はなく、カテーテル22に束縛
されることなく自由に移動することができる。超音波振
動子21は実施例1と同様に図示されてない信号線によ
り、2次元の超音波断層像取得に必要な電気信号の送受
信をしている。
【0027】以上のように構成された超音波探触子につ
いて、以下その動作を説明する。最初に、カテーテル2
2を目的とする患部に移動させるために、カテーテル2
2内より極めて細いガイドワイヤ30を用い目的とする
血管内に挿入し、患部より先の位置までガイドワイヤ3
0を移動させる。このガイドワイヤ30に沿ってカテー
テル22を移動させることで、ガイドワイヤ30より太
いカテーテル22を目的とする患部まで移動させること
ができる。この状態にて、カテーテル22後端に位置し
た駆動部より回転駆動スプリング29を回転させる。
【0028】この回転駆動力は回転駆動スプリング29
を伝達し、スリーブ25と振動子ホルダ26と振動子ホ
ルダ26に設置された分割された超音波振動子21を回
転させる。このように超音波振動子21をカテーテル2
2のラジアル方向に走査している間に図示してない信号
線より超音波振動子21に超音波送信信号を送る。超音
波送信信号を受けた超音波振動子21は超音波を送波し
血管内を伝搬する。血管内を伝搬した超音波は、音響イ
ンピーダンスの差から種々の位置で反射され再び超音波
振動子21に戻り電気信号に変換される。この反射信号
は信号線を通りカテーテル22後端部にある本体部に送
られ、2次元の超音波断層像を表示装置に表示する。
【0029】以上のように、樹脂、例えばテフロンやポ
リエチレン等の中空構造のカテーテル22の先端に硬質
の材料で構成された中空構造のジョイント23を接続固
定し、ジョイント23のカテーテル22との接続端と反
対側に軸受24を挿入固定し、軸受24の内側にはスリ
ーブ25が挿入され、反対側は振動子ホルダ26が挿入
固定され、軸受24の内面に対し自由に回転運動させる
ことで、非常に簡易な構成と少ない部品点数により超音
波振動子21をラジアル方向に回転走査させる機構を構
成でき、更に、ガイドワイヤ30を回転駆動スプリング
29ならびに振動子ホルダ26に設けたガイドワイヤ案
内孔27内を通過させカテーテル22前方に通すこと
で、カテーテル22と独立させてガイドワイヤ30を移
動させることができる。
【0030】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0031】図3は本発明の第3の実施例における超音
波探触子と駆動部の構成図である。図3において、41
は超音波を送受波する超音波振動子、42はカテーテ
ル、43はカテーテル先端部に接続されたジョイント、
44はジョイント43に接続された軸受、45は軸受4
4の内面に接触し回転動作するスリーブ、46はスリー
ブ45に接続固定された中空構造の振動子ホルダ、47
は振動子ホルダ45の先端に位置するキャップ、48は
振動子ホルダ46に接続された回転駆動スプリング、4
9はガイドワイヤ、50は軸受44とキャップ47に被
せられたチューブ、51は裏打ち材、52は裏打ち材に
設けられたガイドワイヤ案内孔、53は圧電板、54は
整合層で裏打ち材51と圧電板53と整合層54で超音
波振動子41は構成されている。
【0032】以上のような構成要素からなる超音波探触
子について、更に詳しくその構造を説明する。樹脂、例
えばテフロンやポリエチレン等の中空構造のカテーテル
42の先端に硬質の材料で構成された中空構造のジョイ
ント43を接続固定し、ジョイント43のカテーテル4
2との接続端と反対側には軸受44が挿入固定されてい
る。すなわちカテーテル42と軸受44はジョイント4
3によって接続される。中空構造の軸受44の内側に
は、スリーブ45が軸受44とジョイント43との接続
前に実施例2で説明した方法で挿入され、軸受44に対
し自由に回転動作するように挿入されている。
【0033】超音波振動子41は振動子ホルダ46に接
続固定され、裏打ち材51に設けられたガイドワイヤ案
内孔52は振動子ホルダ46の中空部分と接合される。
キャップ47は超音波振動子41の先端部に位置し、チ
ューブ50が軸受44と共に被せられている。回転駆動
スプリング48はカテーテル42内に挿入され振動子ホ
ルダ46に接続固定されている。ガイドワイヤ49は、
駆動スプリング48内の中空部分に挿入され、振動子ホ
ルダ46の中空部分に挿入され更に、裏打ち材51に設
けられたガイドワイヤ案内孔52を通過し、カテーテル
42先端部から血管内に出される。ガイドワイヤ49
は、カテーテル42先端部分において固定されている所
はなく、カテーテル42に束縛されることなく自由に移
動することができる。超音波振動子41は実施例1と同
様に図示されてない信号線により、2次元の超音波断層
像取得に必要な電気信号の送受信をしている。
【0034】以上のように構成された超音波探触子につ
いて、以下その動作を説明する。最初に、カテーテル4
2を目的とする患部に移動させるために、カテーテル4
2内より極めて細いガイドワイヤ49を用い目的とする
血管内に挿入し、患部より先の位置までガイドワイヤ4
9を移動させる。このガイドワイヤ49に沿ってカテー
テル42を移動させることで、ガイドワイヤ49より太
いカテーテル42を目的とする患部まで移動させること
ができる。この状態にて、カテーテル42後端に位置し
た駆動部より回転駆動スプリング48を回転させる。
【0035】この回転駆動力は回転駆動スプリング48
を伝達し、スリーブ45と振動子ホルダ46および振動
子ホルダ46に設置された超音波振動子41を回転させ
る。このように超音波振動子41をカテーテル42のラ
ジアル方向に走査している間に図示してない信号線より
超音波振動子41に超音波送信信号を送る。超音波送信
信号を受けた超音波振動子41は超音波を送波し血管内
を伝搬する。血管内を伝搬した超音波は、音響インピー
ダンスの差から種々の位置で反射され再び超音波振動子
41に戻り電気信号に変換される。この反射信号は信号
線を通りカテーテル42後端部にある本体部に送られ、
2次元の超音波断層像を表示装置に表示する。
【0036】以上のように、樹脂、例えばテフロンやポ
リエチレン等の中空構造のカテーテル42の先端に硬質
の材料で構成された中空構造のジョイント43を接続固
定し、ジョイント43のカテーテル42との接続端と反
対側に軸受44を挿入固定し、軸受44の内側にはスリ
ーブ45と振動子ホルダ46が挿入され、軸受44の内
面に対し自由に回転運動させることで、非常に簡易な構
成と少ない部品点数により超音波振動子41をラジアル
方向に回転走査させる機構を構成でき、更に、ガイドワ
イヤ49を回転駆動スプリング48、振動子ホルダ46
ならびに裏打ち材51に設けたガイドワイヤ案内孔52
内を通過させカテーテル42前方に通すことで、カテー
テル42と独立させてガイドワイヤ49を移動させるこ
とができる。
【0037】以上のように説明した第1、第2および第
3の実施例において超音波振動子をラジアル方向に回転
させる走査機構を有するカテーテル先端部もしくはそれ
より後端側に従来のようなバルーンを配置することで治
療も行える構成にできる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、細管内に挿入可
能な中空細管であるカテーテルと、カテーテルの先端部
に接合可能な細管構造のジュイントと軸受、さらに軸受
に挿入され回転動作をガイドワイヤ案内孔を有するミラ
ーと、同様にガイドワイヤ案内孔を有する超音波を送受
波する超音波振動子と、超音波振動子の先端に位置する
振動子ホルダと、軸受ならびに振動子ホルダに被せられ
た極めて厚みの薄い膜で構成されたチューブと、ミラー
に接続され回転駆動力を伝達するた中空の回転駆動スプ
リングと、回転駆動スプリングの中空部に挿入可能なガ
イドワイヤの簡便な構成を有することで、カテーテル内
に構成された超音波振動子をラジアル方向に回転駆動
し、血管内から血管内の2次元情報を取得、表示するこ
とができ、なおかつガイドワイヤをカテーテル内の回転
駆動スプリング内に挿入し、ガイドワイヤをカテーテル
と独立させて移動させることができ、診断上極めて優れ
た超音波探触子を実現できる。
【0039】また別の構成としては、細管内に挿入可能
な中空細管であるカテーテルと、このカテーテルの先端
部に接合可能な細管構造のジュイントと軸受と、この軸
受に挿入され回転動作するスリーブと、スリーブに接続
固定された振動子ホルダと、この振動子ホルダのガイド
ワイヤ案内孔の両側に分割配置された超音波振動子と、
振動子ホルダの先端部に位置するキャップと、振動子ホ
ルダに接続固定された回転駆動スプリングと、回転駆動
スプリングの中空部と振動子ホルダのガイドワイヤ案内
孔に挿入可能なガイドワイヤの簡便な構成を有すること
で、カテーテル内に構成された超音波振動子をラジアル
方向に回転駆動し、血管内から血管内の2次元情報を取
得、表示することができ、なおかつガイドワイヤをカテ
ーテル内の回転駆動スプリング内に挿入し、ガイドワイ
ヤをカテーテルと独立させて移動させることができ、診
断上極めて優れた超音波探触子を実現できる。
【0040】更に別の構成としては、細管内に挿入可能
な中空細管であるカテーテルと、このカテーテルの先端
部に接合可能な細管構造のジュイントと軸受と、この軸
受に挿入され回転動作するスリーブと、このスリーブに
接続固定された振動子ホルダと、この振動子ホルダに接
続された超音波振動子と、振動子ホルダに接続固定され
た回転駆動スプリングと、回転駆動スプリングの中空部
と超音波振動子の裏打ち材に設けられたガイドワイヤ案
内孔に挿入可能なガイドワイヤの簡便な構成を有するこ
とで、カテーテル内に構成された超音波振動子をラジア
ル方向に回転駆動し、血管内から血管内の2次元情報を
取得、表示することができ、なおかつガイドワイヤをカ
テーテル内の回転駆動スプリング内に挿入し、ガイドワ
イヤをカテーテルと独立させて移動させることができ、
診断上極めて優れた超音波探触子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例における超音波探触子の断
面図
【図2】本発明第2の実施例における超音波探触子の断
面図
【図3】本発明第3の実施例における超音波探触子の断
面図
【図4】従来の2次元超音波検査のためのカテーテル装
置断面図
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 カテーテル 3 ジョイント 4 軸受 5 ミラー 6 止め具 7 回転駆動スプリング 8 振動子ホルダ 9 ガイドワイヤ 10 チューブ 11 ガイドワイヤ案内孔 12 ガイドワイヤ案内孔 21 超音波振動子 22 カテーテル 23 ジョイント 24 軸受 25 スリーブ 26 振動子ホルダ 27 ガイドワイヤ案内孔 28 キャップ 29 回転駆動スプリング 30 ガイドワイヤ 31 チューブ 41 超音波振動子 42 カテーテル 43 ジョイント 44 軸受 45 スリーブ 46 振動子ホルダ 47 キャップ 48 回転駆動スプリング 49 ガイドワイヤ 50 チューブ 51 裏打ち材 52 ガイドワイヤ案内孔 53 圧電板 54 整合層 61 カテーテル 62 超音波振動子 63 回転駆動軸 64 切り欠き部 65 カッタ 66 ガイドワイヤ 67 バルーン 68 空隙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 治男 神奈川県横浜市緑区竹山1丁目6番1号 竹山団地1601−124

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細管内に挿入可能な中空細管であるカテ
    ーテルと、前記カテーテル先端部に接続された中空構造
    のジョイントと、前記ジョイントに接続された中空構造
    の軸受と、前記軸受の内側に挿入された中空構造のミラ
    ーと、前記ミラーの後端部に接続固定された止め具と、
    前記ミラーの前方に位置する振動子ホルダと、前記振動
    子ホルダに挿入固定された超音波を送受波する超音波振
    動子と、前記ジョイントと軸受と振動子ホルダに被せら
    れたチューブと、前記ミラーに挿入固定された中空の回
    転駆動スプリングと、前記回転駆動スプリングから振動
    子ホルダまでの中空部分に挿入されたガイドワイヤを備
    えた超音波探触子。
  2. 【請求項2】 細管内に挿入可能な中空細管であるカテ
    ーテルと、前記カテーテルの先端部に接続固定されたジ
    ョイントと、前記ジョイントに接続固定された軸受と、
    前記軸受に挿入され回転動作をするスリーブと、前記ス
    リーブに接続固定された中空構造部分を有する振動子ホ
    ルダと、前記振動子ホルダに分割設置された超音波を送
    受波する超音波振動子と、前記振動子ホルダの先端部に
    位置するキャップと、前記軸受とキャップに被せられた
    チューブと、前記振動子ホルダに挿入固定された中空構
    造の回転駆動スプリングと、前記回転駆動スプリングか
    らキャップまでの中空部分に挿入されたガイドワイヤを
    備えた超音波探触子。
  3. 【請求項3】 細管内に挿入可能な中空細管であるカテ
    ーテルと、前記カテーテルの先端部に接続固定されたジ
    ョイントと、前記ジョイントに接続固定された軸受と、
    前記軸受に挿入され回転動作をするスリーブと、前記ス
    リーブに接続固定された振動子ホルダと、前記振動子ホ
    ルダに固定された中空部分を有する裏打ち材と圧電板と
    整合層からなる超音波を送受波する超音波振動子と、前
    記超音波ホルダの先端部に位置するキャップと、前記軸
    受と前記キャップに被せられたチューブと、前記振動子
    ホルダに挿入固定された中空構造の回転駆動スプリング
    と、前記回転駆動スプリングから前記キャップの中空部
    分に挿入されたガイドワイヤを備えた超音波探触子。
JP3237709A 1991-09-05 1991-09-18 超音波探触子 Pending JPH0576530A (ja)

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JP3237709A JPH0576530A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 超音波探触子
US07/941,580 US5377682A (en) 1991-09-05 1992-09-04 Ultrasonic probe for transmission and reception of ultrasonic wave and ultrasonic diagnostic apparatus including ultrasonic probe

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JP (1) JPH0576530A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016531641A (ja) * 2013-10-01 2016-10-13 マフィン・インコーポレイテッドMuffin Incorporated ワイヤ外挿式超音波システム
US9623373B2 (en) 2012-04-05 2017-04-18 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Electrically heatable honeycomb body assembly having an electrical connection of a plurality of sheet metal layers

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9623373B2 (en) 2012-04-05 2017-04-18 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Electrically heatable honeycomb body assembly having an electrical connection of a plurality of sheet metal layers
JP2016531641A (ja) * 2013-10-01 2016-10-13 マフィン・インコーポレイテッドMuffin Incorporated ワイヤ外挿式超音波システム
US10314560B2 (en) 2013-10-01 2019-06-11 Muffin Incorporated Over-the-wire ultrasound system

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