JPH11253450A - スキャニング装置 - Google Patents

スキャニング装置

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Publication number
JPH11253450A
JPH11253450A JP10065725A JP6572598A JPH11253450A JP H11253450 A JPH11253450 A JP H11253450A JP 10065725 A JP10065725 A JP 10065725A JP 6572598 A JP6572598 A JP 6572598A JP H11253450 A JPH11253450 A JP H11253450A
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JP
Japan
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mirror member
scanning device
reflection mirror
rotating body
scanning
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Withdrawn
Application number
JP10065725A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Oba
克行 大場
Satoru Nakagawa
哲 中川
Yutaka Ishihara
豊 石原
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空構造物、体腔内、血管内等の検査、修
理、診断、治療に用いる超音波診断装置、治療用レーザ
装置、内視鏡等の前方スキャニングを可能にする装置で
あって、信号線断線の虞れを回避し、良好な前方のスキ
ャニングを行うことができるスキャニング装置を提供す
る。 【解決手段】 カテーテル本体1内に、カテーテル本体
軸方向とほぼ直角方向に揺動軸2を設ける。揺動軸2は
カテーテル本体1の内壁で支持され、ミラー面3aを有
する反射ミラー部材3を揺動自在に支持する。反射ミラ
ー部材3の基端部側の端面にスリット16を形成し、こ
のスリット16に、回転体4に設けられた接触子9を係
合させることにより揺動力を受けるようにする。回転手
段7によって回転体4を回転することにより、反射ミラ
ー部材3を揺動させ、同時にミラー面3aも揺動運動さ
せる。これにより、超音波振動子5からの超音波は揺動
されるミラー面3aにて反射され、前方扇形の範囲でス
キャンされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空構造物、体腔
内、血管内等の検査、修理、診断、治療に用いる前方の
スキャニングを行うスキャニング装置に関する。また本
発明は、特に、超音波診断装置、治療用レーザ装置、内
視鏡等に用いられる管状体の先端部にて前方のスキャニ
ングを行うスキャニング装置に関し、とりわけ超音波診
断装置への利用に適する。
【0002】
【従来の技術】血管内狭窄部の診断には、血管造影、血
管内視鏡、血管内超音波診断等による方法がある。その
なかでも血管造影による方法は最もよく利用される方法
であり、カテーテルを通して狭窄部位付近の血管内に造
影剤を流出させ、X線撮影を行うことで血管内の狭窄部
位を診断する。この方法は、一般的に利用されている診
断方法ではあるが、得られる情報が投影像のみであるた
めに、造影の画像を観察するだけでは適切な治療手技を
選択することが難しい場合がある。
【0003】そこで、より詳細な診断を目的として用い
られる方法としては、血管内視鏡、血管内超音波診断等
による方法が挙げられる。
【0004】血管内視鏡による方法は、光ファイバを血
管内に挿入し、狭窄部位付近を光学的に診断する方法で
ある。この方法によれば、狭窄部位の色、形状等の直接
観察を行うことができるため、狭窄部位の状態を観察し
た上でその状態に合った治療手技を選択することが可能
である。
【0005】また、血管内超音波診断による方法は、カ
テーテル型の超音波探触子を血管内狭窄部位付近に挿入
して診断する方法である。血管、アテローム等の断面画
像が得られ、血管壁の厚さ、アテロームの肉厚等が観察
できるために、その状態に合った治療手技を選択でき
る。その方式は大きく分けて、側方視型と、前方視型と
が挙げられる。
【0006】側方視型血管内超音波診断装置としては、
例えば図18に示されるようなものがある。この方式に
よれば、カテーテル50の軸方向と平行に設置した超音
波振動子5を、カテーテル50の軸を中心に回転させな
がら、カテーテル50の軸方向と垂直方向の血管70内
組織に対して、超音波エコーの送受信を行うことにより
血管断面画像を得ることができる。しかし、この方式で
は、血管70の軸方向に垂直な断面像しか得られず、完
全閉塞部に対しては、カテーテルを挿入することが困難
なことから診断を行うことができない。また、完全閉塞
部の治療をレーザで行う場合にあっては、治療対象部位
が前方であるためにレーザ照射時のモニタリングを行う
ことができず、レーザ誤照射による血管突孔や正常組織
焼失の虞れがある。
【0007】一方、前方視型血管内超音波診断装置とし
ては、以下のような超音波振動子揺動型、カテーテル軸
と平行に回転軸を有するミラー回転型、カテーテル軸と
垂直に回転軸を有するミラー回転型等のものが知られて
いる。
【0008】超音波振動子揺動型としては、例えば図1
9に示されるようなものがある。すなわち、管状体51
内において、フレキシブルワイヤー13を図外のモータ
で回転させることにより、アクチュエータ52がその一
部である接触子とともに回転する。その結果、接触子と
係合する溝54を有する揺動体55が、揺動軸56を中
心として、図中矢印方向に揺動運動を行う。超音波振動
子5は揺動体55の前方に取り付けられているため、揺
動体55とともに揺動運動を行い、前方扇形の範囲の画
像を得ることができる(特開平5−237113号公報
参照)。
【0009】次に、カテーテル軸と平行に回転軸を有す
るミラー回転型としては、例えば図20に示されるよう
なものがある。反射ミラー部材58と接続しているフレ
キシブルワイヤー13を図外のモータで回転させること
により、反射ミラー部材58が回転する。管状体51に
固定された超音波振動子5から送信された超音波を反射
ミラー部材58がカテーテル前方に反射することで、前
方のスキャニングが可能になり、おおよそ前方の画像を
得ることができる(米国特許第5606975号明細書
参照)。これの特徴としては、機構が単純で構成部品が
少ないことが挙げられる。またこれとは逆に、図21に
示されるような、反射ミラー部材58を固定して、その
周りを超音波振動子5が回転する振動子回転型が知られ
ている。この場合には、フレキシブルワイヤー13を図
外のモータで回転させることにより、超音波振動子5を
有する回転体59が反射ミラー部材58の周りを回転
し、上述したミラー回転型と同様に超音波振動子5から
送信した超音波を反射ミラー部材58がカテーテル前方
に反射することで前方のスキャニングを行う(米国特許
第5606975号明細書参照)。
【0010】さらに、カテーテル軸と垂直に回転軸を有
するミラー回転型としては、例えば図22に示されるも
のがある。すなわち、カテーテル軸と垂直方向に回転軸
を有する反射ミラー部材58を、それと同じ回転軸を有
する、管状体51に固定されたモータ60で回転させ
る。そして、管状体51に固定された超音波振動子5か
ら送信した超音波が、反射ミラー部材58によりカテー
テル前方に反射され前方扇形の範囲の画像が得られる
(特開平6−70930号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように前方視型血
管内超音波診断装置としては、従来よりいくつかの方法
が知られているが、それぞれ以下のような問題があっ
た。
【0012】すなわち、上記超音波振動子揺動型のもの
は、揺動体上に振動子を固定しているために、揺動体の
揺動運動とともに超音波振動子が揺動運動を行い、この
揺動運動に伴って超音波振動子に接続した信号線も屈曲
運動することとなるために、信号線断線の虞れがある。
【0013】また、カテーテル軸と平行に回転軸を有す
るミラー回転型のものは、ミラー面と振動子との幾何学
的な位置関係によって走査面が曲面(略円錐面の一部)
になるという欠点がある。さらに、超音波の反射ビーム
がカテーテル軸から離れた方向(画像端部)では、ミラ
ー面が振動子の方向ではなく横を向いたようになってミ
ラー面に対し浅い角度でビームが入射することから、画
像解像度が悪くなって画像の劣化が起こる。また、反射
ミラー部材を固定してその周りを振動子が回転する振動
子回転型(図21参照)では、走査面は平面となるもの
の、上記と同様の理由により画像の劣化が起こる。
【0014】また、カテーテル軸と垂直に回転軸を有す
るミラー回転型のものは、カテーテル軸と垂直方向に回
転軸を有する反射ミラー部材を、これと同じ回転軸を有
するモータで回転させるため、微小化がきわめて困難に
なり、カテーテルの口径が大きくなってしまうという欠
点があった。
【0015】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされたものであり、本発明の目的は、信号線断線の
虞れを回避し、良好な前方のスキャニングを行うことが
できるスキャニング装置を提供することにある。
【0016】また本発明の別の目的は、超音波診断に利
用することにより、信号線断線の虞れを回避しつつ、振
動子の面積を有効に利用した良好な前方画像が得られる
超音波診断装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のスキャニング装置は、管状体の先
端部にて前方のスキャニングを行うスキャニング装置に
おいて、前記管状体に対して固定される走査ビーム発生
部と、該走査ビーム発生部より照射されたビームを反射
するミラー面を備えた反射ミラー部材とを有し、該反射
ミラー部材が揺動運動を行うことにより前記ビームを前
方にスキャンすることを特徴としたものである。
【0018】請求項2に記載の発明は、上記請求項1の
記載の装置において、前記反射ミラー部材を揺動可能に
支持する揺動支持部材を備えることを特徴としたもので
ある。
【0019】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の装置において、前記揺動支持部材に前記走査ビー
ム発生部が固定されていることを特徴としたものであ
る。
【0020】請求項4に記載の発明は、上記請求項2に
記載の装置において、前記揺動支持部材は、前記反射ミ
ラー部材を揺動可能に支持する揺動軸であることを特徴
としたものである。
【0021】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の装置において、前記管状体に前記揺動軸が固定さ
れ、かつ前記揺動軸に前記走査ビーム発生部が固定され
ていることを特徴としたものである。
【0022】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5のいずれか1項に記載の装置において、前記反射ミラ
ー部材は金属材料からなることを特徴としたものであ
る。
【0023】請求項7に記載の発明は、上記請求項6に
記載の装置において、前記反射ミラー部材は、放電加
工、レーザ加工、エッチングおよび粉体射出成形よりな
る群から選ばれた一つまたは複数の方法により加工され
ていることを特徴としたものである。
【0024】請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜
5のいずれか1項に記載の装置において、前記反射ミラ
ー部材のミラー面は、金属により形成されていることを
特徴としたものである。
【0025】請求項9に記載の発明は、上記請求項8に
記載の装置において、前記反射ミラー部材のミラー面
は、蒸着、スパッタリングおよびメッキよりなる群から
選ばれた一つまたは複数の方法により形成した金属薄膜
からなることを特徴としたものである。
【0026】請求項10に記載の発明は、上記請求項1
〜9のいずれか1項に記載の装置において、前記反射ミ
ラー部材のミラー面の揺動中心軸に対する角度は略45
°であることを特徴としたものである。
【0027】請求項11に記載の発明は、上記請求項1
に記載の装置において、前記反射ミラー部材はその基端
部側にスリットを有し、該スリットに係合する接触子
と、該接触子を所定半径で回転させる回転体とを備える
ことを特徴としたものである。
【0028】請求項12に記載の発明は、上記請求項1
1に記載の装置において、前記スリットは凹溝であり、
前記スリットの長手方向と揺動中心軸方向とのなす角度
が0°〜60°であることを特徴としたものである。
【0029】請求項13に記載の発明は、上記請求項1
1または12に記載の装置において、前記反射ミラー部
材は、一部球面状部を有することを特徴としたものであ
る。
【0030】請求項14に記載の発明は、上記請求項1
1〜13のいずれか1項に記載の装置において、前記回
転体は、前記反射ミラー部材が揺動運動する場合に前記
一部球面状部から概想した球面の中心位置を該回転体に
対して略一定に保つための係合部を有することを特徴と
したものである。
【0031】請求項15に記載の発明は、上記請求項1
1〜14のいずれか1項に記載の装置において、前記管
状体に固定され前記管状体末端部側から前記反射ミラー
部材を支持する末端支持部材と、前記管状体に固定され
前記管状体基端部側から前記回転体を支持する基端支持
部材とを備えることを特徴としたものである。
【0032】請求項16に記載の発明は、上記請求項1
1〜15のいずれか1項に記載の装置において、前記接
触子は、略球形またはその一部であることを特徴とした
ものである。
【0033】請求項17に記載の発明は、上記請求項1
1〜16のいずれか1項に記載の装置において、前記接
触子は、前記回転体と一体的に形成されることを特徴と
したものである。
【0034】請求項18に記載の発明は、上記請求項1
1〜16のいずれか1項に記載の装置において、前記接
触子は、前記回転体と別体として形成され前記回転体に
固着されることを特徴としたものである。
【0035】請求項19に記載の発明は、上記請求項1
1〜16のいずれか1項に記載の装置において、前記接
触子は、前記回転体に形成された凹部に該回転体とは分
離された状態で収容保持されていることを特徴としたも
のである。
【0036】請求項20に記載の発明は、上記請求項1
1〜19のいずれか1項に記載の装置において、前記回
転体に接続されるフレキシブルワイヤと、該フレキシブ
ルワイヤを回転させる回転手段とを備えたことを特徴と
したものである。
【0037】請求項21に記載の発明は、上記請求項1
に記載の装置において、前記走査ビーム発生部は超音波
振動子であることを特徴としたものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスキャニング
装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0039】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である前方視型超音波診断装置の概略構成を示す
要部断面図、図2は、同装置の概略構成を示す要部分解
斜視図である。なお、図2では、後述する回転体4、接
触子9、および反射ミラー部材3の構造の理解を容易に
するために、回転体4と反射ミラー部材3との距離を離
した状態で描いてある。
【0040】図1に示す前方視型超音波診断装置は、反
射ミラー部材3の揺動運動を可能にする揺動軸2を有
し、この揺動軸2は、管状体としてのカテーテル本体1
に固定されている。図示のように、揺動軸2は、反射ミ
ラー部材3を揺動可能に支持する二本の揺動軸2a,2
bからなり、カテーテル本体1の軸方向とほぼ直交する
方向に配置され、それぞれカテーテル本体1の内壁に片
端が固定されている。
【0041】超音波振動子5は、その表面が揺動軸2の
軸方向とほぼ平行となる法線を有するように、揺動軸2
の所定箇所に、反射ミラー面3aと対向するように固定
される。そして、この超音波振動子5には、信号線6を
介して電圧が印加されるようになっている。なお、超音
波振動子5は送受信部が単体のものであっても、複数配
置したものであってもよい。また、信号線6は、例えば
図示しない外層等に埋設することができる。
【0042】図1では、超音波振動子5を揺動軸2の一
部に固定した例を示したが、超音波振動子5をカテーテ
ル本体1に直接固定することも可能である。また、カテ
ーテル本体1の先端に音響特性を向上させるためのレン
ズをキャップ状に設けるようにしてもよい。
【0043】図2に示すように、反射ミラー部材3は、
その図中下方に位置する基端部側に、係合溝としてのス
リット16を有している。そして、このスリット16
に、円板状を呈する回転体4上に設けられた接触子9が
係合している。接触子9は、略球形またはその一部に形
成され、これにより反射ミラー部材のスリットと良好な
係合状態を実現することが可能となり、反射ミラー部材
3のスムーズな揺動運動を実現することができる。
【0044】接触子9は、回転体4と別体として形成さ
れ、回転体4に固着される(図3参照)。但し、回転体
4と一体的に形成することも可能である。また、接触子
9を回転体4に形成された凹孔4aに回転体4とは分離
された状態で収容保持するように構成してもよい(図4
参照)。
【0045】回転体4の図中下面の中央には、フレキシ
ブルワイヤ13の先端が固定されており、一方、このフ
レキシブルワイヤ13の後端は、例えばモータなどの回
転手段7に接続されている。但し、フレキシブルワイヤ
13を手動で回転させる構成を採ることも可能である。
【0046】反射ミラー部材3は、金属材料からなり、
例えば放電加工等の加工方法により作製される。これに
より、前方への超音波の高い反射効率が可能になる。な
お、反射ミラー部材3は、放電加工による方法の他に、
レーザ加工、エッチング、粉体射出成形、切削、研削等
での加工方法により作製することも可能である。また、
反射ミラー部材3のミラー面3aは、金属を仕上げ加工
することより形成される。あるいは蒸着、スパッタリン
グ、メッキ等の金属薄膜を成膜する等の方法により形成
するようにしてもよい。このミラー面3aは、金属材料
からなる反射ミラー部材3の一部として一体的に形成さ
れる。但し、反射ミラー部材3を非金属材料、例えば樹
脂により形成し、その端面に金属により形成されるミラ
ー面3aを有する板部材を取り付けた構成とすることも
可能である。
【0047】反射ミラー部材3の反射ミラー面3aの角
度については、例えば揺動軸2に対して、その角度を略
45°とすることで、カテーテル本体1に固定した超音
波振動子5から送信したビームをほぼカテーテル前方に
スキャンすることが可能になる。
【0048】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。
【0049】まず、前方視型超音波診断装置のカテーテ
ル本体1をその先端側から例えば血管内に挿入し、診断
対象である例えば血管内狭窄部の手前の所定位置に、カ
テーテル本体1の先端を位置させる。
【0050】次いで、フレキシブルワイヤ13を回転手
段7によって回転させることにより、回転体4が回転
し、回転体4上の接触子9がカテーテル本体軸まわりに
回転する。そして、接触子9がスリット16の内面に摺
動接触して係合しながら回転体4とともに回転されるこ
とにより、接触子9の回転運動は、反射ミラー部材3の
揺動運動に変換され、反射ミラー部材3は、揺動軸2回
りに揺動される。
【0051】この反射ミラー部材3の揺動運動により、
超音波振動子5から反射ミラー部材3の反射ミラー面3
aに送信された超音波は、図2に示すように、前方扇形
にスキャンされる。ここで、超音波の反射ミラー面3a
への入射角は揺動位置にかかわらず一定となるので画像
の劣化を招くことなく、前方扇形の範囲の全域において
良好な前方超音波画像が得られる。
【0052】このように本実施の形態によれば、反射ミ
ラー部材3を揺動運動させることにより、前方扇形の範
囲で超音波ビームをスキャンさせることが可能となり、
振動子の面積を有効に利用した画像の劣化のない良好な
前方超音波画像を得ることができる。このため、特に血
管内狭窄部等の診断に用いて好ましいものとなる。しか
も、超音波振動子5が固定されているので、その信号線
6が振られて断線する虞れを確実に回避することが可能
となる。
【0053】なお、上述した実施の形態において、超音
波振動子5で送受信される超音波の音響特性を向上させ
るため、バッキング、整合層、レンズ等を超音波振動子
5に取り付けることは周知技術である。また、超音波診
断のための機構が構成されているカテーテル本体1内
に、人体とのマッチングをとるために生理食塩水等が充
満されていることも周知のことである。
【0054】実施の形態1と同様な揺動軸を有するもの
の変形例としては、図5や図6の断面図に示した構造を
採用することも可能である。図5に示す装置は、反射ミ
ラー部材3の揺動運動を可能にする揺動軸2として、径
の異なる二本の揺動軸2a,2bを備えており、超音波
振動子5を径の大きい方の揺動軸2aの端面に取り付け
るようにしたものであり、一方、図6に示す装置では、
一本の揺動軸2を反射ミラー部材3に挿通して揺動可能
に支持したものである。このような構成によっても、上
記と同様な効果を得ることができる。
【0055】図7は、実施の形態1のさらに別の変形例
を示す要部断面図である。図7に示す装置は、一部球面
状部を有して略球状を呈する反射ミラー部材3を備えて
いる。この反射ミラー部材3は、より詳しくは球体を略
V字状を形成する面で切断除去した形状を呈しており、
切断面の一方にはミラー面3aが形成されている。ま
た、他方の切断面には、超音波振動子5から発せられる
超音波をミラー面3aに導くための超音波送信孔3bが
貫通して形成されている。このように、反射ミラー部材
3の形状を略球形にすることにより、カテーテル本体1
の内管スペースを有効に使うことができ、装置の小型化
を図ることができる。
【0056】また、図7に示すように、超音波振動子5
と反射ミラー面3aとの間に超音波をほとんど吸収しな
い程度の厚さで樹脂部品等の中間部材14を挿入しても
よい。このようにすれば、カテーテル本体1に流体を満
たした場合に、超音波振動子5と反射ミラー面3aとの
間の反射ミラー部材3内の超音波送信孔3bを中間部材
14でふさぐことによって、反射ミラー部材3の揺動運
動時の流体による抵抗を減少させることができる利点が
ある。
【0057】(実施の形態2)図8は、本発明の実施の
形態2である前方視型超音波診断装置の概略構成を示す
要部断面図である。なお、上記実施の形態と共通する機
能を有する部材には同一の符号を付し、その説明を省略
する(以下の実施の形態において同じ)。
【0058】この実施の形態2は、反射ミラー部材3の
揺動運動を可能にする揺動軸2を有する点は実施の形態
1と同様であるが、揺動軸2をカテーテル本体1に固定
している実施の形態1に対し、実施の形態2では揺動軸
2を反射ミラー部材3に固定している点で相違してい
る。
【0059】図8に示すように、反射ミラー部材3の揺
動運動を可能にする揺動軸2は、カテーテル本体1の軸
方向とほぼ直交する方向に配置され、反射ミラー部材3
に固定されている。カテーテル本体1の内壁には、揺動
軸2が挿入されて揺動可能に支持する溝1aが形成され
ている。超音波振動子5は、その表面が揺動軸2の軸方
向とほぼ平行となる法線を有するように、カテーテル本
体1の内壁に、反射ミラー面3aと対向するように固定
される。この実施の形態2によっても、反射ミラー部材
3が揺動可能に支持され、結果として上記実施の形態と
同様な効果を得ることができる。
【0060】実施の形態2と同様な構造を有するものの
変形例としては、図9の断面図に示したようなものがあ
る。図9に示す装置は、略球状を呈する反射ミラー部材
3を有しており、反射ミラー部材3の対向する側面に一
対の突部2cが形成されている。この突部2cがカテー
テル本体1の内壁に形成される溝1aに挿入されること
により、反射ミラー部材3の揺動運動が可能とされてい
る。
【0061】(実施の形態3)図10(A)は、本発明
の実施の形態3である前方視型超音波診断装置の概略構
成を示す要部断面図、図10(B)は、反射ミラー部材
の概略斜視図である。
【0062】この実施の形態3では、図10(A)に示
すように、反射ミラー部材3の揺動運動を可能にする揺
動支持部材として、平板を利用した揺動支持板8を有し
ている。図10(B)に示すように、反射ミラー部材3
は、略球状を呈し、揺動中心軸方向端部において互いに
平行な一対の摺動面3cを有する。揺動支持板8は、二
枚が平行になるようにカテーテル本体1の内壁に一対固
定されており、一対の摺動面3cとそれぞれ摺動接触し
て反射ミラー部材3を支持する。超音波振動子5は、こ
の揺動支持板8またはカテーテル本体1の内壁に、反射
ミラー面3aに対向するように固定される。この実施の
形態3によっても、反射ミラー部材3が揺動可能に支持
され、結果として上記実施の形態と同様な効果を得るこ
とができることに加えて、スキャニング機構の構造を作
製し易くすることができるといった効果を奏する。但
し、このような平板を利用した揺動支持板8を使用する
場合には、反射ミラー部材3および回転体4を、カテー
テル本体軸方向に支持する部材を別途設ける必要がある
(図15参照)。
【0063】(実施の形態4)図11(A)は、本発明
の実施の形態4である前方視型超音波診断装置の概略構
成を示す要部断面図、図11(B)は、反射ミラー部材
の概略斜視図、図11(C)は、(B)に示される反射
ミラー部材の変形例を示す概略斜視図である。
【0064】この実施の形態4もまた、図11(A)に
示すように、反射ミラー部材3の揺動運動を可能にする
揺動支持部材として、平板を利用した揺動支持板8を有
している。実施の形態3では、反射ミラー部材3の摺動
面3cが平面であるのに対し、この実施の形態4では、
反射ミラー部材3の摺動面3cに凹部3dが形成されて
いる点で相違している。但し、その他の点では、実施の
形態3と同様の構成とされている。
【0065】この実施の形態4によれば、上記実施の形
態と同様な効果を奏することができることに加えて、接
触面積を減らすことで摺動部の抵抗を減少させることが
できるという利点がある。なお、本実施の形態は、この
ような形状に限らず、揺動支持部材として、例えばカテ
ーテル本体1に固定される複数部材の頂部の点により包
絡面を形成し、これらの複数の点で支持した機構、また
は、その他の反射ミラー部材3のカテーテル本体軸まわ
りの回転を押さえつつ揺動方向の摺動が可能な各種機構
が含まれる。
【0066】上述のように、反射ミラーの揺動を可能に
する各種の手段を挙げたが、反射ミラー部材の摺動機構
は両側同じ機構である必要はなく、上述した機構の組み
合わせも可能である。
【0067】(実施の形態5)図12は、本発明の実施
の形態5である前方視型超音波診断装置の概略構成を示
す要部断面図、図13は、反射ミラー部材および回転体
の概略斜視図である。
【0068】この実施の形態5では、反射ミラー部材3
は一部球面状部17を有して略球形を呈しており、ま
た、回転体4は、反射ミラー部材3が揺動運動する場合
に一部球面状部17から概想した球面の中心19の位置
を回転体4に対して略一定に保つための、一部球面状部
17に摺動接触する環状の係合部18を有している。
【0069】この実施の形態5によれば、上記実施の形
態と同様な効果を奏することができることに加えて、揺
動軸2におけるガタ等を抑えて安定性を向上させること
ができる利点がある。なお、一部球面状部17を有する
反射ミラー部材3を揺動可能に支持する機構としては、
すでに述べた各種機構を採用することが可能であり、図
12に示す機構のほかに、例えば図14(A)〜(C)
に示す反射ミラー部材3を備えた機構等を採用すること
ができる。すなわち、揺動支持部材として平板を利用し
た揺動支持板を使用し、反射ミラー部材3の摺動面3c
を平面としたもの(図14(A)参照)や、その反射ミ
ラー部材3の摺動面3cに凹部3dを形成したもの(図
14(B)参照)を採用することができる。また、カテ
ーテル本体1の内壁に片端が固定されている一本の片持
ちの揺動軸2aのみで反射ミラー部材3を揺動可能に支
持し、超音波振動子5を揺動軸2aの端面に取り付ける
ようにした機構を採用してもよい(図14(C)参
照)。
【0070】(実施の形態6)図15は、本発明の実施
の形態6である前方視型超音波診断装置の反射ミラー部
材および回転体周辺を示す概略斜視図である。
【0071】この実施の形態6は、末端支持部材10に
より反射ミラー部材3をカテーテル本体1の末端部側か
ら支持し、同時に、基端支持部材11により回転体4を
カテーテル本体1の基端部側から支持したものである。
これに上記実施の形態5の機構を組み合わせることによ
り、上記実施の形態と同様な効果を奏することができる
ことに加えて、カテーテル本体1に対して反射ミラー部
材3、回転体4の位置関係を概ね一定に常に保つことが
できる利点がある。このため、フレキシブルワイヤ13
の回転運動が反射ミラー部材3へとスムーズに伝わり、
むらの少ない揺動運動、およびむらの少ないスキャニン
グが期待できる。
【0072】(実施の形態7)図16は、本発明の実施
の形態7である前方視型超音波診断装置の反射ミラー部
材をその基端部側から見た図である。
【0073】この実施の形態7では、反射ミラー部材3
の基端部側に形成されたスリット16の長手方向と揺動
中心軸方向15との間の角度が0°より大きい所定の角
度αに設定されている点で、α=0°に設定した上記実
施の形態と相違している。なお、反射ミラー部材3の形
状は、略円柱形あるいは略球形のいずれでもよい。
【0074】この角度αを適切な角度に設定することに
より、前方スキャン範囲を拡大することが可能となる。
但し、反射ミラー部材3の良好な揺動運動を確保するた
めには、0°≦α≦60°に設定することが望ましい。
【0075】以上、本スキャニング機構を超音波ビーム
のスキャニングに応用した例を示したが、他方面の応用
としては以下のような例があげられる。
【0076】(実施の形態8)図17は、本発明の実施
の形態8である治療用レーザ装置の概略構成を示す要部
分解斜視図である。図17では、図2と同様の理由によ
り、回転体4と反射ミラー部材3との距離を離した状態
で描いてある。
【0077】図17に示す装置は、本発明に係るスキャ
ニング装置を治療用レーザ装置に適用したものである。
この実施の形態8では、カテーテル本体1の内部に、治
療レーザ用光ファイバ12を固定する。この装置によれ
ば、光ファイバ12から反射ミラー部材3に向けて治療
用レーザを照射し、揺動軸2のまわりに揺動される反射
ミラー部材3のミラー面3aで反射させることにより、
治療用レーザを照射スキャンすることができるため、広
範囲の病変に対してレーザでの治療が可能になる。
【0078】(実施の形態9)本発明の実施の形態9
は、図示省略するが、本発明に係るスキャニング装置を
内視鏡に適用したものである。この実施の形態9では、
カテーテル本体の内部に内視鏡用光ファイバーを固定す
る。この装置によれば、反射ミラー部材で反射した病変
部の像を内視鏡用光ファイバでとらえることができ、反
射ミラー部材を少しずつ揺動させながら画像を得ること
で、今まで得られなかった内視鏡先端部近傍の広い範囲
にわたってその内視鏡画像をとらえることができるよう
になる。
【0079】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
を限定するために記載されたものではなく、本発明の技
術的思想内において当業者により種々変更が可能であ
る。例えば上述した実施の形態では、管状体としては、
血管内等に挿入されるカテーテル本体の場合について説
明したが、本発明はこのような場合に限られるものでは
なく、管状体として直腸に挿入されるような硬質のもの
を使用する場合にも適用することができる。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、反
射ミラー部材を揺動運動させることにより、前方扇形の
範囲でビームをスキャンさせることが可能となり、狭窄
部の診断等に用いて好ましいものとなる。しかも、走査
ビーム発生部が固定されているので、その信号線が振ら
れて断線する虞れを確実に回避することができる。
【0081】また、反射ミラー部材を支持する揺動軸を
用いることにより、反射ミラー部材の揺動軸まわりの揺
動運動が可能になる。
【0082】また、揺動支持部材の形状を工夫すること
により、スキャニング機構の構造を作製し易くすること
ができるといった効果を奏する。
【0083】また、反射ミラー部材に金属材料を用いる
ことにより、前方への超音波の高い反射効率が可能にな
る。また、金属部材をミラー面として利用したり、成膜
した金属薄膜をミラー面とした場合にも同様の効果が得
られる。このような反射ミラー部材の作製については放
電加工、レーザ加工、エッチング、粉体射出成形等の手
段により複雑な形状のミラーの作製を容易に行うことが
でき、同様に反射ミラー面を蒸着、スパッタリングある
いはメッキにより作製した金属薄膜を利用することで容
易にミラー面の形成を行うことができるといった効果を
奏する。
【0084】また、反射ミラーの角度を揺動軸に対し略
45°に設定することにより、超音波振動子を管状体軸
方向に対してその法線が概ね垂直になるように固定し
て、前方のスキャニングを行うことができる。
【0085】また、回転体の運動を接触子およびスリッ
トを介して反射ミラー部材の揺動運動に変換するように
したので、反射ミラー部材の揺動運動を容易確実に実現
させることができる。さらに、スリットの長手方向と揺
動中心軸とのなす角度を適切な角度に設定することによ
り、大きいスキャニング角度を実現できるといった効果
が期待される。
【0086】また、反射ミラー部材を、一部球面状部を
有して略球形にすることにより、管状体の内管を有効に
使うことができるために微小な装置にすることができ
る。また、回転体が、反射ミラー部材の一部球面状部か
ら概想した球面中心位置を該回転体に対して略一定に保
つための係合部を有することにより、揺動軸等の揺動支
持部材におけるガタ等を抑えて安定性を向上させること
ができる利点がある。さらに、末端支持部材と基端支持
部材とにより、反射ミラー部材と回転体とを支持するこ
とにより、反射ミラー部材と回転体との位置関係を概ね
一定に常に保つことができ、これにより、回転体の回転
むらが少ないスキャニング機構を実現可能ならしめ、む
らの少ないスキャニングを行うことができるといった効
果を奏するる。
【0087】また、接触子を略球形またはその一部にす
ることにより、反射ミラー部材のスリットと良好な係合
状態を実現することが可能となり、反射ミラー部材のス
ムーズな揺動運動を実現することができるという効果が
ある。
【0088】また、超音波診断に利用すれば、信号線断
線の虞れを回避しつつ、振動子の面積を有効に利用した
良好な前方画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の概略構成を示す要部
断面図である。
【図2】 同装置の概略構成を示す要部分解斜視図であ
る。
【図3】 接触子が回転体に固着されている様子を示す
斜視図である。
【図4】 接触子が回転体に形成された凹孔に回転体と
は分離された状態で収容保持されている様子を示す斜視
図である。
【図5】 実施の形態1の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図6】 実施の形態1の別の変形例を示す要部断面図
である。
【図7】 実施の形態1のさらに別の変形例を示す要部
断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2の概略構成を示す要部
断面図である。
【図9】 実施の形態2の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図10】 (A)は、本発明の実施の形態3の概略構
成を示す要部断面図、(B)は、反射ミラー部材の概略
斜視図である。
【図11】 (A)は、本発明の実施の形態4の概略構
成を示す要部断面図、(B)は、反射ミラー部材の概略
斜視図、(C)は、(B)に示される反射ミラー部材の
変形例を示す概略斜視図である。
【図12】 本発明の実施の形態5の概略構成を示す要
部断面図である。
【図13】 反射ミラー部材および回転体の概略斜視図
である。
【図14】 (A)(B)(C)は、一部球面状部を有
する反射ミラー部材の例を示す断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態6の反射ミラー部材お
よび回転体周辺を示す概略斜視図である。
【図16】 本発明の実施の形態7の反射ミラー部材を
その基端部側から見た図である。
【図17】 本発明の実施の形態8の概略構成を示す要
部分解斜視図である。
【図18】 従来の側方視型超音波診断装置を示す斜視
図である。
【図19】 従来の前方視型超音波診断装置を示す斜視
図である。
【図20】 従来の前方視型超音波診断装置を示す斜視
図である。
【図21】 従来の前方視型超音波診断装置を示す斜視
図である。
【図22】 従来の前方視型超音波診断装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…カテーテル本体(管状体)、 2…揺動軸(揺動支持部材)、 3…反射ミラー部材、 3a…ミラー面、 3d…凹部、 4…回転体、 5…超音波振動子(走査ビーム発生部)、 6…信号線、 7…回転手段、 8…揺動支持部板(揺動支持部材)、 9…接触子、 10…末端支持部、 11…基端支持部、 12…治療レーザ用光ファイバ(走査ビーム発生部)、 13…フレキシブルワイヤ、 14…中間部材、 15…揺動中心軸、 16…スリット、 17…一部球面状部、 18…係合部、 19…一部球面状部から概想した球面の中心。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状体の先端部にて前方のスキャニング
    を行うスキャニング装置において、前記管状体に対して
    固定される走査ビーム発生部と、該走査ビーム発生部よ
    り照射されたビームを反射するミラー面を備えた反射ミ
    ラー部材とを有し、該反射ミラー部材が揺動運動を行う
    ことにより前記ビームを前方にスキャンすることを特徴
    とするスキャニング装置。
  2. 【請求項2】 前記反射ミラー部材を揺動可能に支持す
    る揺動支持部材を備えることを特徴とする請求項1に記
    載のスキャニング装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動支持部材に前記走査ビーム発生
    部が固定されていることを特徴とする請求項2に記載の
    スキャニング装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動支持部材は、前記反射ミラー部
    材を揺動可能に支持する揺動軸であることを特徴とする
    請求項2に記載のスキャニング装置。
  5. 【請求項5】 前記管状体に前記揺動軸が固定され、か
    つ前記揺動軸に前記走査ビーム発生部が固定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のスキャニング装置。
  6. 【請求項6】 前記反射ミラー部材は金属材料からなる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    スキャニング装置。
  7. 【請求項7】 前記反射ミラー部材は、放電加工、レー
    ザ加工、エッチングおよび粉体射出成形よりなる群から
    選ばれた一つまたは複数の方法により加工されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載のスキャニング装置。
  8. 【請求項8】 前記反射ミラー部材のミラー面は、金属
    により形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載のスキャニング装置。
  9. 【請求項9】 前記反射ミラー部材のミラー面は、蒸
    着、スパッタリングおよびメッキよりなる群から選ばれ
    た一つまたは複数の方法により形成した金属薄膜からな
    ることを特徴とする請求項8に記載のスキャニング装
    置。
  10. 【請求項10】 前記反射ミラー部材のミラー面の揺動
    中心軸に対する角度は略45°であることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のスキャニング装
    置。
  11. 【請求項11】 前記反射ミラー部材はその基端部側に
    スリットを有し、該スリットに係合する接触子と、該接
    触子を所定半径で回転させる回転体とを備えることを特
    徴とする請求項1に記載のスキャニング装置。
  12. 【請求項12】 前記スリットは凹溝であり、前記スリ
    ットの長手方向と揺動中心軸方向とのなす角度が0°〜
    60°であることを特徴とする請求項11に記載のスキ
    ャニング装置。
  13. 【請求項13】 前記反射ミラー部材は、一部球面状部
    を有することを特徴とする請求項11または12に記載
    のスキャニング装置。
  14. 【請求項14】 前記回転体は、前記反射ミラー部材が
    揺動運動する場合に前記一部球面状部から概想した球面
    の中心位置を該回転体に対して略一定に保つための係合
    部を有することを特徴とする請求項11〜13のいずれ
    か1項に記載のスキャニング装置。
  15. 【請求項15】 前記管状体に固定され前記管状体末端
    部側から前記反射ミラー部材を支持する末端支持部材
    と、前記管状体に固定され前記管状体基端部側から前記
    回転体を支持する基端支持部材とを備えることを特徴と
    する請求項11〜14のいずれか1項に記載のスキャニ
    ング装置。
  16. 【請求項16】 前記接触子は、略球形またはその一部
    であることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1
    項に記載のスキャニング装置。
  17. 【請求項17】 前記接触子は、前記回転体と一体的に
    形成されることを特徴とする請求項11〜16のいずれ
    か1項に記載のスキャニング装置。
  18. 【請求項18】 前記接触子は、前記回転体と別体とし
    て形成され前記回転体に固着されることを特徴とする請
    求項11〜16のいずれか1項に記載のスキャニング装
    置。
  19. 【請求項19】 前記接触子は、前記回転体に形成され
    た凹部に該回転体とは分離された状態で収容保持されて
    いることを特徴とする請求項11〜16のいずれか1項
    に記載のスキャニング装置。
  20. 【請求項20】 前記回転体に接続されるフレキシブル
    ワイヤと、該フレキシブルワイヤを回転させる回転手段
    とを備えたことを特徴とする請求項11〜19のいずれ
    か1項に記載のスキャニング装置。
  21. 【請求項21】 前記走査ビーム発生部は超音波振動子
    であることを特徴とする請求項1に記載のスキャニング
    装置。
JP10065725A 1998-03-16 1998-03-16 スキャニング装置 Withdrawn JPH11253450A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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