JPH0576278A - 穀物貯蔵装置 - Google Patents

穀物貯蔵装置

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JPH0576278A
JPH0576278A JP24618491A JP24618491A JPH0576278A JP H0576278 A JPH0576278 A JP H0576278A JP 24618491 A JP24618491 A JP 24618491A JP 24618491 A JP24618491 A JP 24618491A JP H0576278 A JPH0576278 A JP H0576278A
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cooler
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Yasuyuki Nakamura
泰之 中村
Masami Kawasaki
雅美 川崎
Hideo Yoshii
秀夫 吉井
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TONAN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 収納容器7をブラケット11を介して貯蔵庫
に取り付けて、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫
内面及び蓋体下面との間の総てにクーラ風流通空間
12を形成し、収納容器7の下方のクーラ風流通空間1
2a内に袋詰め穀物35を収納すべく貯蔵庫5の一側面
に開閉扉36によって開閉される側開口37を形成す
る。 【効果】 穀物6を収納した収納容器7の外周面、底面
及び上部の総ての面から、クーラ風による穀物貯蔵に必
要な条件の雰囲気で覆って温度制御することができ、極
めて効率的で且つ冷却むらを生じることなく、穀物6を
長期間貯蔵しておくことができ、装置も安価に製作する
ことができ、その上に、収納容器7の下方のクーラ風流
通空間12a内を利用して、袋詰め穀物35を収納して
おくことができ、また貯蔵庫5内のメンテナンスも容易
にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米、麦などの穀物を長
期間貯蔵するための小型の穀物貯蔵装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば稲作農家においては、秋に収穫し
た米の飯米分を翌年の秋まで貯蔵する必要があるため、
虫が付かず、結露、かびなどが発生しない、小型で且つ
安価な穀物貯蔵装置が要求されている。
【0003】この種の従来技術としては、特公昭61−
20256号公報及び実開昭56−131855号公報
などがあり、いずれも貯蔵庫の一側内面に穀物を収納す
る収納容器を取り付け、この収納容器の底部に排風路を
設けて、クーラ機構からのクーラ風を収納容器の上から
穀物内を通して下方へ排風し、これを送風機で循環させ
るように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、クーラ風を穀物内を通して温度及び湿度を制御して
いるが、収納容器の壁際にはクーラ風が通り難く、特に
貯蔵庫の側壁と接している米及び収納容器の底の米には
冷却むらを生じることがあり、また、クーラ風を貯蔵米
内に通すために強力なクーラ機構を必要をし、装置コス
トが高くなっている。
【0005】更に、従来技術においては、貯蔵庫内は収
納容器とクーラ機構とを配置する空間しかなく、そのメ
ンテナンスは行い難い。これは貯蔵庫の容積を大きくす
ることにより解決するが、そのようにすると貯蔵庫内の
空間が無駄になる。また、農家においては、飯米量の総
てを収納容器内に収納できるとは限らず、袋詰め穀物と
して残ることがある。
【0006】本発明は、収納容器を貯蔵庫内に吊り持ち
状に取り付けて、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫内
面及び蓋体下面との間の総てにクーラ風流通空間を形成
し、貯蔵庫の一側面に開閉扉によって開閉される側開口
を形成しすることにより、収納容器の全周を穀物貯蔵に
必要な条件の雰囲気で包囲して、効率的で且つ冷却むら
を生じなく、コストの安い貯蔵ができ、しかも収納容器
の下方のクーラ風流通空間内に袋詰め穀物を収納でき、
且つメンテナンスが容易にできる穀物貯蔵装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋されて
いてそれらの内面に断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、
貯蔵庫5内に配置されていて上部から穀物6を収納する
収納容器7と、この収納容器7の下部に配置されている
計量取り出し機構8と、貯蔵庫3内から出し入れ可能で
且つ計量取り出し機構8で取り出した穀物6を受け取る
引き出し部材9と、貯蔵庫3内の温度を制御するクーラ
機構10とを備えた穀物貯蔵装置において、前記収納容
器7はブラケット11を介して貯蔵庫3内に吊り持ち状
に取り付けて、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫3内
面及び蓋体5下面との間の総てにクーラ風流通空間12
を形成し、収納容器7の下方のクーラ風流通空間12a
内に袋詰め穀物35を収納すべく貯蔵庫5の一側面に開
閉扉36によって開閉される側開口37を形成している
ことである。
【0008】
【作用】クーラ機構10から送り出されたクーラ風は、
収納容器7の下方から収納容器7の外周面と貯蔵庫5の
内周の断熱材3との間を通って、収納容器7の上部と蓋
体2との間にも流れて収納容器7内にも入る。そのた
め、収納容器7の外周面、底面及び上部と貯蔵庫3内面
及び蓋体5下面との間の総てがクーラ風流通空間12と
なり、収納容器7の全面をクーラ風による穀物貯蔵に必
要な条件の雰囲気で覆って、収納穀物6を全面から効率
的に温度制御をする。
【0009】貯蔵庫5の収納容器7の下方にはクーラ風
流通空間12aが形成されていて、貯蔵庫5の一側面の
開閉扉36を開放すると、側開口37から収納容器7の
下方のクーラ風流通空間12a内に袋詰め穀物35を収
納したり取り出したりすることが可能になり、貯蔵庫5
内のメンテナンスをするときも、この側開口37を利用
してクーラ風流通空間12aから行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜4において、穀物貯蔵装置1の本体となる
貯蔵庫5が上部開口の箱形状に形成され、この上部開口
が蓋体2で施蓋されている。貯蔵庫5の内周面及び底面
には断熱材3で被覆され、蓋体2の下面にも断熱材4が
設けられている。貯蔵庫5の底部には車輪13が設けら
れ、前面には把手14が設けられ、可搬式になってい
る。
【0011】貯蔵庫5内には略漏斗形の収納容器7が配
置されており、この収納容器7は上部が開口されてい
て、蓋体2を開放することにより上部から穀物6を投入
可能になっている。この収納容器7は貯蔵庫5の4側壁
(又は対向する2側壁)から突出したブラケット11に
取り付けられ、その外周面、底面及び上部は貯蔵庫3の
内面及び蓋体5の下面との間の総てに間隙を有し、クー
ラ風流通空間12を形成している。
【0012】前記収納容器7は前端下部が取り出し口7
aとなっており、この取り出し口7aの下部には計量取
り出し機構8が設けられている。この計量取り出し機構
8は収納容器7に固定の筒状ケーシング15内に回動筒
16を配置し、この回動筒16の軸17にアーム18を
連結し、このアーム18をモータ19のクランク20と
リンク21を介して連結している。尚、前記軸17は貯
蔵庫5の外部から手動レバーで回動操作するようにして
も良い。
【0013】前記筒状ケーシング15には上下開口2
2、23が形成され、上開口22は収納容器7の取り出
し口7aと連通しており、一方、回動筒16には軸方向
に対して傾斜した開口24が形成されている。26は2
種量の計量取り出し用のスイッチである。
【0014】前記回動筒16の開口24が上開口22と
対向するとき、収納容器7から回動筒16内に一定量の
穀物6が落下し、モータ19を介して回動筒16を約1
80度回動することにより、計量した穀物6を下開口2
3から放出する。回動筒16の容量は例えば1合に設定
されていて、前記スイッチ26を選択して3合、5合の
米を取り出すときは、回動筒16は3回、5回回動され
る。
【0015】計量取り出し機構8の下方には、下開口2
3から放出された穀物6を受けて取り出す引き出し部材
9が配置されている。この引き出し部材9は貯蔵庫5の
前面から出し入れ自在であり、その前面には把手28が
設けられている。10はクーラ機構で、冷却機、フア
ン、温度センサなどを有し、貯蔵庫5内に10〜20°
Cの冷風を供給して温度制御可能であり、好ましくは貯
蔵庫5内を15°C前後に保つようになっている。
【0016】ところで、穀物6の長期貯蔵においては、
温度と湿度とを制御しなくてはならないが、冬期には制
御はほとんど不要であり、春期から秋期にかけて必要に
なる。そして、温度が20°Cを越え、湿度が70%を
越えると、かび、虫が発生し、外気温度20°C以上の
場合に、貯蔵庫5内温度を20°C以下に抑えると、相
対湿度は外気湿度から10〜20%低下して、70%以
下に抑えられることが知られている。
【0017】そこで、前記クーラ機構10には乾燥機及
び強力な冷却機はなく、貯蔵庫5内の温度を15°C前
後に且つ常時略一定に維持する機構のみを設けて、収納
容器7を取り巻く雰囲気を最低限、虫、かびなどが発生
しない条件になるようにしており、安価な装置で効率良
く米の管理ができるようにしている。
【0018】前記貯蔵庫5のクーラ機構10と対向した
一側面には側開口37が形成されている。この側開口3
7は収納容器7の下方のクーラ風流通空間12aに対向
且つ連通しており、そのクーラ風流通空間12a内に袋
詰め穀物35を収納可能にしている。
【0019】前記側開口37は貯蔵庫5内をメンテナン
スできるように、人が出入りできる大きさに形成され、
開閉扉36によって開閉される。この開閉扉36は蝶番
を介して取り付けられ、その内面に断熱材38が張り付
けられ、外面には把手39が設けられている。40は開
閉扉36を閉鎖しておく止め具である。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、側開口
37を貯蔵庫5の背面側に形成したり、開閉扉36をボ
ルトを介して着脱自在に取り付けたり、袋詰め穀物35
を載せて側開口37から出し入れする引き出しを設けた
りしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、収納容器
7はブラケット11を介して貯蔵庫3内に吊り持ち状に
取り付けて、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫3内面
及び蓋体5下面との間の総てにクーラ風流通空間12を
形成し、収納容器7の下方のクーラ風流通空間12a内
に袋詰め穀物35を収納すべく貯蔵庫5の一側面に開閉
扉36によって開閉される側開口37を形成しているの
で、穀物6を収納した収納容器7の外周面、底面及び上
部の総ての面から、クーラ風による穀物貯蔵に必要な条
件の雰囲気で覆って温度制御することができ、極めて効
率的で且つ冷却むらを生じることなく、穀物6を長期間
貯蔵しておくことができ、装置も安価に製作することが
でき、その上に、収納容器7の下方のクーラ風流通空間
12a内を利用して、袋詰め穀物35を収納しておくこ
とができ、また貯蔵庫5内のメンテナンスも容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面正面説明図である。
【図2】同断面平面図である。
【図3】同断面側面図である。
【図4】同外形斜視図である。
【符号の説明】
1 穀物貯蔵装置 2 蓋体 3 断熱材 4 断熱材 5 貯蔵庫 6 穀物 7 収納容器 8 計量取り出し機構 9 引き出し部材 10 クーラ機構 11 ブラケット 12 クーラ風流通空間 12a クーラ風流通空間 35 袋詰め穀物 36 開閉扉 37 側開口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 穀物貯蔵装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米、麦などの穀物を長
期間貯蔵するための小型の穀物貯蔵装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば稲作農家においては、秋に収穫し
た米の飯米分を翌年の秋まで貯蔵する必要があるため、
虫が付かず、結露、かびなどが発生しない、小型で且つ
安価な穀物貯蔵装置が要求されている。
【0003】この種の従来技術としては、特公昭61−
20256号公報及び実開昭56−131855号公報
などがあり、いずれも貯蔵庫の一側内面に穀物を収納す
る収納容器を取り付け、この収納容器の底部に排風路を
設けて、クーラ機構からのクーラ風を収納容器の上から
穀物内を通して下方へ排風し、これを送風機で循環させ
るように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、クーラ風を穀物内を通して温度及び湿度を制御して
いるが、収納容器の壁際にはクーラ風が通り難く、特に
貯蔵庫の側壁と接している米及び収納容器の底の米には
冷却むらを生じることがあり、また、クーラ風を貯蔵米
内に通すために強力なクーラ機構を必要をし、装置コス
トが高くなっている。
【0005】更に、従来技術においては、貯蔵庫内は収
納容器とクーラ機構とを配置する空間しかなく、そのメ
ンテナンスは行い難い。これは貯蔵庫の容積を大きくす
ることにより解決するが、そのようにすると貯蔵庫内の
空間が無駄になる。また、農家においては、飯米量の総
てを収納容器内に収納できるとは限らず、袋詰め穀物と
して残ることがある。
【0006】本発明は、収納容器を貯蔵庫内に取り付け
て、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫内面及び蓋体下
面との間の総てにクーラ風流通空間を形成し、貯蔵庫の
一側面に開閉扉によって開閉される側開口を形成するこ
とにより、収納容器の全周を穀物貯蔵に必要な条件の雰
囲気で包囲して、効率的で且つ冷却むらを生じなく、コ
ストの安い貯蔵ができ、しかも収納容器の下方のクーラ
風流通空間内に袋詰め穀物を収納でき、且つメンテナン
スが容易にできる穀物貯蔵装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋されて
いてそれらの内面に断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、
貯蔵庫5内に配置されていて上部から穀物6を収納する
収納容器7と、貯蔵庫内の温度を制御するクーラ機構
10とを備えた穀物貯蔵装置において、前記収納容器7
はブラケット11を介して貯蔵庫5内に取り付けて、そ
の外周面、底面及び上部と貯蔵庫内面及び蓋体下面
との間の総てにクーラ風流通空間12を形成し、収納容
器7の下方のクーラ風流通空間12a内に袋詰め穀物3
5を収納すべく貯蔵庫5の一側面に開閉扉36によって
開閉される側開口37を形成していることである。
【0008】
【作用】クーラ機構10から送り出されたクーラ風は、
収納容器7の下方から収納容器7の外周面と貯蔵庫5の
内周の断熱材3との間を通って、収納容器7の上部と蓋
体2との間にも流れて収納容器7内にも入る。そのた
め、収納容器7の外周面、底面及び上部と貯蔵庫内面
及び蓋体下面との間の総てがクーラ風流通空間12と
なり、収納容器7の全面をクーラ風による穀物貯蔵に必
要な条件の雰囲気で覆って、収納穀物6を全面から効率
的に温度制御をする。
【0009】貯蔵庫5の収納容器7の下方にはクーラ風
流通空間12aが形成されていて、貯蔵庫5の一側面の
開閉扉36を開放すると、側開口37から収納容器7の
下方のクーラ風流通空間12a内に袋詰め穀物35を収
納したり取り出したりすることが可能になり、貯蔵庫5
内のメンテナンスをするときも、この側開口37を利用
してクーラ風流通空間12aから行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜4において、穀物貯蔵装置1の本体となる
貯蔵庫5が上部開口の箱形状に形成され、この上部開口
が蓋体2で施蓋されている。貯蔵庫5の内周面及び底面
には断熱材3で被覆され、蓋体2の下面にも断熱材4が
設けられている。貯蔵庫5の底部には車輪13が設けら
れ、前面には把手14が設けられ、可搬式になってい
る。
【0011】貯蔵庫5内には略漏斗形の収納容器7が配
置されており、この収納容器7は上部が開口されてい
て、蓋体2を開放することにより上部から穀物6を投入
可能になっている。この収納容器7は貯蔵庫5の4側壁
(又は対向する2側壁)から突出したブラケット11に
取り付けられ、その外周面、底面及び上部は貯蔵庫
内面及び蓋体の下面との間の総てに間隙を有し、クー
ラ風流通空間12を形成している。
【0012】前記収納容器7は前端下部が取り出し口7
aとなっており、この取り出し口7aの下部には計量取
り出し機構8が設けられている。この計量取り出し機構
8は収納容器7に固定の筒状ケーシング15内に回動筒
16を配置し、この回動筒16の軸17にアーム18を
連結し、このアーム18をモータ19のクランク20と
リンク21を介して連結している。尚、前記軸17は貯
蔵庫5の外部から手動レバーで回動操作するようにして
も良い。
【0013】前記筒状ケーシング15には上下開口2
2、23が形成され、上開口22は収納容器7の取り出
し口7aと連通しており、一方、回動筒16には軸方向
に対して傾斜した開口24が形成されている。26は2
種量の計量取り出し用のスイッチである。
【0014】前記回動筒16の開口24が上開口22と
対向するとき、収納容器7から回動筒16内に一定量の
穀物6が落下し、モータ19を介して回動筒16を約1
80度回動することにより、計量した穀物6を下開口2
3から放出する。回動筒16の容量は例えば1合に設定
されていて、前記スイッチ26を選択して3合、5合の
米を取り出すときは、回動筒16は3回、5回回動され
る。
【0015】計量取り出し機構8の下方には、下開口2
3から放出された穀物6を受けて取り出す引き出し部材
9が配置されている。この引き出し部材9は貯蔵庫5の
前面から出し入れ自在であり、その前面には把手28が
設けられている。10はクーラ機構で、冷却機、フア
ン、温度センサなどを有し、貯蔵庫5内に10〜20°
Cの冷風を供給して温度制御可能であり、好ましくは貯
蔵庫5内を15°C前後に保つようになっている。
【0016】ところで、穀物6の長期貯蔵においては、
温度と湿度とを制御しなくてはならないが、冬期には制
御はほとんど不要であり、春期から秋期にかけて必要に
なる。そして、温度が20°Cを越え、湿度が70%を
越えると、かび、虫が発生し、外気温度20°C以上の
場合に、貯蔵庫5内温度を20°C以下に抑えると、相
対湿度は外気湿度から10〜20%低下して、70%以
下に抑えられることが知られている。
【0017】そこで、前記クーラ機構10には乾燥機及
び強力な冷却機はなく、貯蔵庫5内の温度を15°C前
後に且つ常時略一定に維持する機構のみを設けて、収納
容器7を取り巻く雰囲気を最低限、虫、かびなどが発生
しない条件になるようにしており、安価な装置で効率良
く米の管理ができるようにしている。
【0018】前記貯蔵庫5のクーラ機構10と対向した
一側面には側開口37が形成されている。この側開口3
7は収納容器7の下方のクーラ風流通空間12aに対向
且つ連通しており、そのクーラ風流通空間12a内に袋
詰め穀物35を収納可能にしている。
【0019】前記側開口37は貯蔵庫5内をメンテナン
スできるように、人が出入りできる大きさに形成され、
開閉扉36によって開閉される。この開閉扉36は蝶番
を介して取り付けられ、その内面に断熱材38が張り付
けられ、外面には把手39が設けられている。40は開
閉扉36を閉鎖しておく止め具である。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、側開口
37を貯蔵庫5の背面側に形成したり、開閉扉36をボ
ルトを介して着脱自在に取り付けたり、袋詰め穀物35
を載せて側開口37から出し入れする引き出しを設けた
りしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、収納容器
7はブラケット11を介して貯蔵庫に取り付けて、
その外周面、底面及び上部と貯蔵庫内面及び蓋体
面との間の総てにクーラ風流通空間12を形成し、収納
容器7の下方のクーラ風流通空間12a内に袋詰め穀物
35を収納すべく貯蔵庫5の一側面に開閉扉36によっ
て開閉される側開口37を形成しているので、穀物6を
収納した収納容器7の外周面、底面及び上部の総ての面
から、クーラ風による穀物貯蔵に必要な条件の雰囲気で
覆って温度制御することができ、極めて効率的で且つ冷
却むらを生じることなく、穀物6を長期間貯蔵しておく
ことができ、装置も安価に製作することができ、その上
に、収納容器7の下方のクーラ風流通空間12a内を利
用して、袋詰め穀物35を収納しておくことができ、ま
た貯蔵庫5内のメンテナンスも容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面正面説明図である。
【図2】同断面平面図である。
【図3】同断面側面図である。
【図4】同外形斜視図である。
【符号の説明】 1 穀物貯蔵装置 2 蓋体 3 断熱材 4 断熱材 5 貯蔵庫 6 穀物 7 収納容器 8 計量取り出し機構 9 引き出し部材 10 クーラ機構 11 ブラケット 12 クーラ風流通空間 12a クーラ風流通空間 35 袋詰め穀物 36 開閉扉 37 側開口
フロントページの続き (72)発明者 吉井 秀夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口が蓋体(2)で施蓋されていて
    それらの内面に断熱材(3)(4)を有する貯蔵庫
    (5)と、貯蔵庫(5)内に配置されていて上部から穀
    物(6)を収納する収納容器(7)と、この収納容器
    (7)の下部に配置されている計量取り出し機構(8)
    と、貯蔵庫(3)内から出し入れ可能で且つ計量取り出
    し機構(8)で取り出した穀物(6)を受け取る引き出
    し部材(9)と、貯蔵庫(3)内の温度を制御するクー
    ラ機構(10)とを備えた穀物貯蔵装置において、 前記収納容器(7)はブラケット(11)を介して貯蔵
    庫(3)内に吊り持ち状に取り付けて、その外周面、底
    面及び上部と貯蔵庫(3)内面及び蓋体(5)下面との
    間の総てにクーラ風流通空間(12)を形成し、収納容
    器(7)の下方のクーラ風流通空間(12a)内に袋詰
    め穀物(35)を収納すべく貯蔵庫(5)の一側面に開
    閉扉(36)によって開閉される側開口(37)を形成
    していることを特徴とする穀物貯蔵装置。
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