JPH0575969B2 - - Google Patents

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JPH0575969B2
JPH0575969B2 JP1145614A JP14561489A JPH0575969B2 JP H0575969 B2 JPH0575969 B2 JP H0575969B2 JP 1145614 A JP1145614 A JP 1145614A JP 14561489 A JP14561489 A JP 14561489A JP H0575969 B2 JPH0575969 B2 JP H0575969B2
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JP1145614A
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English (en)
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JPH0310117A (ja
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Harutoshi Ookai
Juji Nakajima
Rikichi Kubo
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Devices For Executing Special Programs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄鋼プロセスなどの製造プロセスに
おけるプロセス診断方法に関し、現在の操業状況
からプロセス診断特性値の予測と評価を迅速に行
ない、またその対応をとることによりプロセス操
業の安定化をはかるものである。
[従来の技術] 近年、鉄鋼プロセスなどの製造プロセスにおけ
るプロセス診断にルールベース等の知識工学的手
法により定性的な、あるいは断片的な経験則によ
り品質診断などのプロセス診断システムが開発さ
れている。
しかしながら、このタイプのプロセス診断シス
テムに用いられる診断方法には定まつた方法が確
立しておらず、システム毎に異なつているのが現
状である。
これに対して、品質診断方法については、著者
らは特願昭63−265678号で新しい方法を提案して
いる。
[発明が解決しようとする課題] 製造プロセスの専門家の経験則などによりプロ
セス診断を行なうとき、その診断方法に定まつた
方法がない。そのため個々のシステムで、そのシ
ステムに合つた方法を考案して実現している。
そこで本発明は、経験則によるプロセス診断の
ひとつの定型的な方法を提給することを1つの課
題とする。
またプロセス診断は、プロセス実績データの数
が多く、また中間状態を一度推論し、この結果に
基づいて最終のプロセス診断特性値を推論するこ
とも多い。しかし、先に著者らが提案した品質診
断方法では、プロセス実績データとしては取扱う
数が少ないことが望ましく、また中間状態の予測
ができないのでプロセス診断には用いることがで
きなかつた。
そこで本発明は、入力される実績データの数
(種類)が多い場合でも正確な診断ができ、しか
も中間状態を予測しうるプロセス診断方法を提供
することを1つの課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明のプロセス診
断方法においては、製造プロセスにおいて得られ
る複数種類の操業実積データをそれらの狙い値か
らのずれに応じてランク分けし、診断する複数の
一次診断特性項目ごとに、前記操業実積データの
狙い値からのずれに起因する特性の一次減点値
を、操業実積データのランク値と一次減点値との
関係を用いて求め、該一次診断特性項目ごとの減
点値に応じた一次評価値を、それらの狙い値から
のずれに応じてランク分けし、診断する二次診断
特性項目ごとに、前記複数の一次評価値の狙い値
からのずれに起因する二次減点値を、一次評価値
のランク値と二次減点値との関係を用いて求め、
二次減点値に従つて最終評価結果を生成する。
[作用] 本発明のプロセス診断方法においては、階層的
に複数回の診断を実行する。例えば、一次診断で
は、鋼帯温度,水和量,付着量,脱炭性などの
様々な操業実績データを入力してそれらのランク
値を生成し、各々のランク値から一次減点値を生
成し、この一次減点値に応じた評価値を一次評価
値とする。そして、二次診断では、前記一次評価
値を入力してそれらのランク値を生成し、一次評
価値のランク値から二次減点値を生成し、この二
次減点値に基づいて最終評価結果を得る。
入力される操業実積データの種類が多く、それ
らの各々と最終評価結果との相関が比較的小さい
場合であつても、操業実積データとの相関が比較
的大きい中間的な一次評価項目を設けることによ
り、正確な一次診断を行なうことができ、また一
次診断の結果を利用して、それとの相関が比較的
大きな最終評価項目に対する診断を行なうことに
より、正確な二次診断を行なうことができる。つ
まり、一次診断と二次診断とを組合せることによ
り、正確な中間状態の予測を行ない、正確なプロ
セス診断を行なうことができる。
勿論、一次と二次の診断に限らず、3段以上の
階層的な診断を行なつてもよい。
[実施例] 次に本発明の実施例について図面を参照して説
明する。
この実施例では、方向性電磁鋼板プロセス全体
の品質特性(被膜特性などを含む)に関する品質
診断を行なうシステムについて説明する。なお図
示しないが、このシステムでは、ハードウエア装
置として、中央処理装置及び記憶装置を含むコン
ピユータシステム本体と、それに接続された端末
装置を備えている。端末装置には、入力装置であ
るキーボードと出力装置であるデイスプレイが備
わつている。
例えば被膜特性の実際の品質診断は、脱炭ライ
ンの操業実績データを基に、専門家の経験則によ
つて行なわれ、その被膜品質の実積は、約10日後
に得られる。そのため、その間の被膜不良発生
が、この品質診断システムの品質予測によつて防
止される。
第1図に、この品質診断システムに備わつたソ
フトウエアプログラム及び処理又は参照するデー
タの構成の主要部分を示してある。
第1図を参照して、このシステムの処理の概略
を説明する。推論エンジン20は、入力される操
業実積データ10を処理し、品質の評価、即ち診
断を行なう。評価の結果、即ち診断値30は、デ
イスプレイ上にわかり易く表示される。
推論エンジン20の処理は、知識ベース60上
にデータに基づいて実行される。知識ベース60
上のデータは、推論エンジン20の処理に適合す
る形で表記されたルールベースである。従つて、
知識ベース60上のデータは、一般のオペレータ
には理解が困難である。しかし、診断精度の高い
システムを構築にするは、知識ベース60上のデ
ータの更新は不可欠である。
そこでこの実施例では、知識ベース60上に設
けられるデータのうち、それに必要とされる各種
パラメータのみを表形式で表記した知識テーブル
40を設けてある。知識テーブル40上のデータ
は比較的分かり易く、一般のオペレータにも理解
できる。
オペレータが端末装置のキーボードから所定の
操作を行なえば、エデイタ70のプログラムが起
動し、知識テーブル40上のデータを順次にデイ
スプレイ上に表示する。デイスプレイ上に表示さ
れるカーソルを移動してデータの位置を特定し、
更に入力操作を行なうことにより、その位置のデ
ータに対して、訂正,削除,追加などの編集処理
が行なわれる。この編集処理によつて、知識テー
ブル40上のデータが更新される。
エデイタ70の処理が終了すると、データ変換
50のプログラムが起動し、更新された知識テー
ブル40上のデータに基づいて、知識ベース60
上に保持されるデータを再生成する。
また、専問家による実際の品質診断の結果(実
績評価値)が得られた時には、学習処理80のプ
ログラムが起動し、推論エンジン20の出力と、
入力された実績評価値に基づいて、知識テーブル
40上に存在する重みデータを更新する。この知
識テーブルの学習に伴なつて、知識ベース60の
内容も更新される。
第1図の推論エンジン20の処理の流れを概略
で第2図に示す。推論エンジン20の推論処理
は、階層的に構成されており、この例では一次診
断と二次診断の2階層になつている。第2図にお
いて、ステツプ1〜3が一次診断の処理に対応
し、ステツプ4〜6が二次診断の処理に対応して
いる。
第2図のステツプ1では、入力される操業実績
データをその狙い値からのずれの大きさに応じて
ランク分けする。
この例では、第3a図の操業実績項目に示すよ
うに、dp1,dp2,dp3,dp4,鋼帯温度1,
鋼帯温度2,鋼帯温度3,水和性,付着量及び脱
炭性の10種類の操業実績データが入力されるの
で、それらの各々について、それのランク値を求
める。各操業実績項目毎の各ランクの狙い値から
のずれの範囲は、第3a図のように区分されてい
る。第3a図を参照すると、操業実積項目のdp
1は1〜5のランクに区分され、dp2は1〜6
の6ランクに区分され、dp3は1〜7の7ラン
クに区分されることが分かる。
第4a図,第4b図,第4c図及び第4d図は
知識テーブル40上のデータの一部分を示してい
るが、これらのうち第4a図に、第3a図のラン
ク分けの範囲に対応するデータが示されている。
即ち、第4a図の最上部の2行に注目すると、最
初に表記された“dp1”が操業実積項目の区分
を示し、次の“5”がランクの数を示し、それに
続く10個のデータが各ランクの範囲を示してい
る。これら10個のデータは、2つずつ組になつて
おり、5組のデータの各組が各々のランクに対応
付けられている。また、“*”の記号は以上又は
以下を表わしている。従つて例えば、dp1の各
ランクの範囲は、40.0以上,40.0〜38.0,38.0〜
22.0,22.0〜13.0,及び13.0以下になつている。
他の項目についても同様である。
実際のランク分け処理は、知識ベース60上に
データに基づいて実行されるが、そのデータは基
本的に知識テーブル40上のデータと同一であ
る。なお、ランク分けの各範囲は、鋼種規格ごと
に与えられる。
第2図のステツプ2では、診断項目ごとに、減
点値を計算する。この一次診断の診断項目には、
第3c図の中間特性項目に示されるように、“過
酸化A”“過酸化B”,“過酸化C”,“酸化不足
A”,“酸化不足B”,“酸化不足C”,“脱炭異常
A”,及び“脱炭異常B”の8個の項目が存在す
る。
第3b図は、一次診断の中の“過酸化A”に関
する、減点値の計算に利用される知識(知識テー
ブル及び知識ベース上のデータ)を示しており、
具体的には、各操業実績項目ごとの減点値の重み
の値と、診断結果に悪影響を及ぼす特性パターン
を示している。つまり、第3b図の例では、dp
1,dp2,dp3,dp4,……の各々の項目の重
みがそれぞれ、0,70,5,10,……になつてお
り、10項目の重みの合計が100%に設定されてい
る。また、各欄中の☆マークは、その項目のデー
タが診断結果に悪影響を及ぼすことを示してい
る。
第3b図のデータに対応する知識テーブル40
上のデータは、第4b図に示されている。第4b
図においては、最初に、一次診断項目のリストが
表記され、続いて一次診断項目の各々に関する詳
細なデータが表記されている。過酸化Aの項目の
内容を示す欄に注目すると、第1行には、評価結
果の値の変化する範囲(80点〜40点)が示され、
第2行〜第11行には各操業実績項目に関する情報
が示されている。例えば、dp2に続く数値列の
うち、最初の“1”はパターン数、次の“7”は
使用する計算式の番号、続く“6”はランク数、
次の“5”と“6”は悪化パターンのランク区
間、最後の70.0は重み(不良化寄与率(%))を
示している。
この知識に基づいて、減点値が計算される。例
えば、操業実積項目のdp2に関し、操業実積デ
ータのランクが6であれば、それに対する減点値
は、(80−40)×70/100=28点と計算される。こ
こで、80−40は過酸化Aに関する診断結果の変化
範囲に対応し、70/100が重みに対応する。
上記計算は、操業実積データ(dp2)のラン
ク値がそれの変化する範囲1〜6の中で最大6の
場合であるが、ランク値がそれより小さい場合に
は、0〜1.0の範囲の係数が減点値に乗算される。
その係数は、指定された計算式によつて求められ
る。この例では、第7図に示すような計算式が利
用される。なお第7図は一部分を示しており、実
際には7種類の計算式がある。
第4b図を参照すると、過酸化Aのdp2に関
する計算式は7番であるが、仮に3番の計算式を
利用して、dp2の操業実積データのランクが5
の場合の計算を行なうと 28点×log43=22.2が減点値になる。
他の診断項目についても、同様に知識ベース上
のデータを参照しながら計算により求められる。
第2図のステツプ3では、ステツプ2で求めた
各操業実積項目ごとの減点値を、一次診断項目ご
とに合計し、また、一次診断項目ごとの減点値
を、各操業実積項目ごとに合計する。この処理の
結果の一例を第6図に表形式で示す。この情報
は、必要に応じて、第6図に示す形式でデイスプ
レイ上に表示することができる。表示される減点
値は、それが大きいものほどプロセス特性を改善
するのに重要である。デイスプレイ上の減点値の
表示を参照することにより、プロセス特性に悪影
響を及ぼしている項目を瞬時に知ることができ
る。
第2図のステツプ4,5及び6は、それぞれ前
述のステツプ1,2及び3と基本的に同様であ
り、ステツプ1〜3の一次診断で得られた結果、
即ち中間特性項目毎の8種類のデータ(過酸化
A,過酸化B,過酸化C,酸化不足A,酸化不足
B,酸化不足C,脱炭異常A及び脱炭異常B)を
入力データとして、被膜不良,脱炭不良,磁性不
良,及び光沢不良の4つの診断項目について診断
を行なう。
ステツプ4の処理では、第3c図に示すような
ランク分けを行なう。このランク分けに関する知
識テーブル40上のデータの一部分が、第4c図
に示されている。ステツプ5の減点値の計算処理
においては、被膜不良,脱炭不良,磁性不良,及
び光択不良の4つの診断項目について各々減点値
を求めるが、例えば被膜不良の診断項目について
は、第3d図に示すような知識に基づいて、減点
値が求められる。この処理で参照されるデータに
対応する知識テーブル40上のデータの一部分が
第4d図に示されている。
なお第3c図,第3d図,第4c図及び第4d図
の各項目に表記された情報の意味は、それぞれ、
既に説明した第3a図,第3b図,第4a図及び
第4b図のものと同様である。従つてそれらの説
明は省略する。
第2図のステツプ6では、ステツプ5で求めた
各一次診断項目(中間特性項目)ごとの減点値
を、二次診断項目ごとに合計し、また、二次診断
項目ごとの減点値を、各一次診断項目ごとに合計
する。この処理の結果は、第6図の場合と同様
に、必要に応じて、表形式でデイスプレイ上に表
示することができる。
第2図のステツプ7では、ステツプ6で求めた
診断項目ごとの減点値を満点値から減算して、各
診断項目の評価値を求め、また操業実績項目ごと
の減点の合計をそれの大きい順に並べかけ、それ
らをデイスプレイに表示するとともに、修正すべ
き操業条件を表示して、それをオペレータに知ら
せる。
第1図の知識ベース60上のデータの一部分
を、第5a図,第5b図,第5c図及び第5d図
に示す。
まず第5a図を参照する。一番上の部分に表記
された“FINDINGS”の内容は、一次診断で入
力される操業実績項目の名称のリストである。ま
た、次の“INTERMEDIATA−HYPOTHES”
の内容は、操業実績データをランク分けする場合
に参照するデータ及び減点値を求める際に参照す
るデータの名称を定義したリストである。続く
“HYPOTHES”の内容は、一次診断項目の名称
のリストである。また、次の“FH−RULE”の
内容は、ランク分けに関し存在するルールの名称
リストである。
次に第5b図を参照する。一番上の部分に表記
された“HH−RULE”の内容は、減点値及びそ
れの合計値の計算に関し存在するルールの名称リ
ストである。これの下方に、ランク分けに関する
各々のルールの内容が表記してある。例えば、最
初の部分に表記された“##d−dank−dp1−1
##”の内容は、操業実績項目のdp1に関する
ランク1の定義であり、ここでは、dp1の値が
もし40.0以上であれば、“rank−dp1”に1をセ
ツト、即ちdp1のランクを1にする、ことが定
義されている。これに続いて、ランク2,ランク
3,ランク4,……に関する定義が表記されてい
る。
次に第5c図及び第5d図を参照する。これら
の部分には、第5b図の“HH−RULE”に表記
されたルール名称の各々に対応するルールの定義
が表記されている。例えば、第5C図の最初の部
分では、“dp1−不良減点”に関するルールが定
義されており、ここでは、dp1のランクが1〜
5の範囲にある場合に、“THEN”の欄に表記さ
れた処理を実行する。例えば、([dp1][酸化不
足])の減点値は、(func−call15′(3)′,
(2)′,(5)′(50.0)′(0.0)rank−dp1)の
処理結果として計算される。ここで、“func−
call”は、推論エンジン20が実行できるLISP
言語の関数を示し、それに続くデータは関数のパ
ラメータを示している。
また第5c図の##過酸化A減点合計計算
##の内容は、一次診断項目の過酸化Aに関する
減点値の合計計算に関するルールの定義であり、
ここでは、[dp2][過酸化A]のデータが0.0以上
であると、[dp1][過酸化A],[dp2][過酸化
A],[dp3][過酸化A],[dpz][過酸化A],
[鋼温1][過酸化A],[鋼温2][過酸化A],
[鋼温3][過酸化A],[水和量][過酸化A],
[付着量][過酸化A],[脱炭性][過酸化A]の
総和を、“過酸化A減点合計”にストアする。
また第5d図の##dp1−減点合計計算##の
内容は、操業実績項目のdp1の減点値の合計計算
に関するルールの定義であり、この例では、
[dp1][過酸化B]の値が0.0以上であると、
[dp1][過酸化A],[dp1][過酸化B],[dp1]
[酸化不足A],[dp1][過酸化C],[dp1][酸化
不足B],[dp1][酸化不足C],[dp1][脱炭異
常A],[dp1][脱炭異常B]の総和を、“dp1−
減点合計”にストアする。
この知識ベースのデータは、第1図に示すデー
タ変換50の処理によつて、知識テーブル40上
のデータに基づいて自動的に生成される。データ
変換50の処理の概略を第8図に示すので参照さ
れたい。
第9図に、第1図の学習処理80における処理
の概略を示す。第9図において、x1,……xnは
操業実績データのランク値、f1,……fnは乗算係
数関数式(第7図参照)、ω1,……ωnが学習され
る重み、yは品質評価予測値、dはその専問家に
よつて実際に評価された結果、即ち実績評価値を
示している。学習のアルゴリズムとして、直交学
習や誤差逆伝播法などを用いることができるが、
ここでは直交学習法のアルゴリズムが用いられて
いる。
ωiの修正値を△ωiとすると、 △ω=(△ω1,△ω2,………,△ωn)′△ω=
〔k(d−y)/(λ+F′F)〕・F 但し、F=(f1(x1),f2(f2),……,fn(xn))

つまり、各品質特性項目について、実績評価値d
を教師信号として、不良化寄与率、即ち、知識テ
ーブル上の重みの値が学習される。知識テーブル
の学習に伴なつて知識ベースも更新される。
なお上記実施例においては、一次診断と二次診
断との二階層のみの処理について説明したが、同
様の方法で三次診断や四次診断の処理を加え、多
段プロセス診断を行なうように変更してもよい。
[効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数回
の診断を行ない階層的にプロセス診断を実施する
ので、中間的な状態の予測を正確に行なうことが
でき、高精度のプロセス診断が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する品質診断システムの
ソフトウエア及びデータの構成を示すブロツク図
である。第2図は、第1図の推論エンジン20の
処理の概略を示すフローチヤートである。第3a
図,第3b図,第3c図及び第3d図は、実施例
の知識の内容を表形式で示す平面図である。第4
a図,第4b図,第4c図及び第4d図は、第1
図の知識テーブル40上のデータの一部分の内容
のリストを示す平面図である。第5a図,第5b
図,第5c図及び第5d図は、第1図の知識ベー
ス60上のデータの一部分の内容のリストを示す
平面図である。第6図は、デイスプレイに表示さ
れる情報の一例を示す正面図である。第7図は、
減点計算に利用される計算式群の一部分の内容を
示す平面図である。第8図は、第1図のデータ変
換50の処理を示すフローチヤートである。第9
図は、第1図の学習処理80の構成を示すブロツ
ク図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 製造プロセスにおいて得られる複数種類の操
    業実積データをそれらの狙い値からのずれに応じ
    てランク分けし、診断する複数の一次診断特性項
    目ごとに、前記操業実積データの狙い値からのず
    れに起因する特性の一次減点値を、操業実積デー
    タのランク値と一次減点値との関係を用いて求
    め、該一次診断特性項目ごとの減点値に応じた一
    次評価値を、それらの狙い値からのずれに応じて
    ランク分けし、診断する二次診断特性項目ごと
    に、前記複数の一次評価値の狙い値からのずれに
    起因する二次減点値を、一次評価値のランク値と
    二次減点値との関係を用いて求め、二次減点値に
    従つて最終評価結果を生成する、プロセス診断方
    法。
JP1145614A 1989-06-08 1989-06-08 プロセス診断方法 Granted JPH0310117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1145614A JPH0310117A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 プロセス診断方法

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JP1145614A JPH0310117A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 プロセス診断方法

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JPH0310117A JPH0310117A (ja) 1991-01-17
JPH0575969B2 true JPH0575969B2 (ja) 1993-10-21

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ID=15389107

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JP1145614A Granted JPH0310117A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 プロセス診断方法

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