JP2019012473A - データフィルタリング装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の経験の度合いに依存せず、高い精度の診断が可能な解析対象データの絞り込みを可能にする技術を提供する。【解決手段】教師データ生成部は、複数の時系列信号の中から診断に有用であることが予め分かっている時系列信号を判定信号とし、過去に取得された判定信号のデータに基づいて監視対象が正常である正常期間と監視対象が異常である異常期間とを決定し、正常期間および異常期間に基づいて、過去に取得された複数の時系列信号のデータから正常データおよび異常データを含む教師データを生成する。モデル生成部は、教師データの機械学習を行うことにより、複数の時系列信号の1つ以上を入力とし監視対象が正常か異常かを示す信号を出力するモデルを生成する。入力削減部は、モデルの構造に基づいて複数の時系列信号の中から無用信号を抽出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、データ解析を行う情報処理技術に関する。
プロセスデータの解析により異常の予兆を検出する予兆診断に関する技術を開示した文献として特許文献1がある。特許文献1には、診断対象装置から得られる複数のパラメータのパラメータ間の相関の変化から異常の予兆をとらえる手法が記載されている。
また、故障診断において、診断対象の機器に関する事前知識によって、診断に用いるデータの範囲を絞り込むアルゴリズムを診断処理に組み込むことにより、診断の精度を向上する手法が特許文献2に開示されている。
非特許文献1は可塑型ニューラルネットワークについて開示している。
特開2014−238852号公報 特開2016−161475号公報
瀧田他、"パルスニューラルネットワークにおけるネットワーク拡張型強化学習アルゴリズム"、信学技報、NC99−116(2000−03)、電子情報通信学会
特許文献1に開示された、相関の変化にから異常の予兆をとらえる手法では診断対象のシステムが大規模であると診断の精度があがらない。これは発電プラントのような大規模プラントから得られるデータは、検出すべき異常に関係のないデータが大半を占めるためである。
また、特許文献2の手法では、解析対象データを絞り込むアルゴリズムの診断処理への組み込みは人がその経験に基づいて行う作業である。そのため、解析対象データの絞り込みの精度はアルゴリズムの組み込みを実施した人の経験の度合いに依存する。経験の浅い人がアルゴリズムの組み込みを実施した場合、診断に有用なデータまでも解析対象から除外してしまう可能性がある。有用なデータを解析対象から除外してしまうと、例えば、診断において異常を見落としてしまう恐れもある。
本発明の目的は、人の経験の度合いに依存せず、高い精度の診断が可能な解析対象データの絞り込みを可能にする技術を提供することである。
本発明に一態様によるデータフィルタリング装置は、監視対象に関連して取得される複数の時系列信号を用いて前記監視対象が正常か異常かの診断を行う診断システムにおいて前記診断に用いない無用信号を抽出するデータフィルタリング装置であって、前記複数の時系列信号の中から前記診断に有用であることが予め分かっている時系列信号を判定信号とし、過去に取得された前記判定信号のデータに基づいて前記監視対象が正常である正常期間と前記監視対象が異常である異常期間とを決定し、前記正常期間および前記異常期間に基づいて、過去に取得された前記複数の時系列信号のデータから正常データおよび異常データを含む教師データを生成する教師データ生成部と、前記教師データの機械学習を行うことにより、前記複数の時系列信号の1つ以上を入力とし前記監視対象が正常か異常かを示す信号を出力するモデルを生成するモデル生成部と、前記モデルの構造に基づいて前記複数の時系列信号の中から前記無用信号を抽出する入力削減部と、を有する。
本発明によれば、人の経験の度合いに依存せず、高い精度の診断が可能な解析対象データの絞り込みが可能になる。
実施例1によるデータフィルタリング装置のブロック図である。 実施例1によるデータフィルタリング処理のフローチャートである。 プロセスデータの一例が示されている。 操作表示部1600のGUIの一例を示す図である。 プロセスデータの1つの属性項目のトレンドグラフの一例である。 教師データ生成処理のフローチャートである。 教師データ生成処理について説明するための図である。 実施例1におけるNNモデルの構造のを示す模式図である。 入力層と属性項目との対応関係を示す模式図である。 実施例1におけるNN学習処理を説明するためのフローチャートである。 実施例1によるNNの更新ルールの一例を示す図である。 中間層にニューロンを追加するための条件の一例を示す図である。 新たに生成された中間層ニューロンを理解するための概念図である。 無用信号抽出処理を理解するための概念図である。 実施例2におけるNNの学習処理のループ処理に用いる一次元ベクトルY(n,m)について説明するための図である。 実施例2におけるNN学習処理により生成されたNNの一例を示す図である。 実施例2における無用信号表示画面の中央下画面の表示例を示す図である。 実施例3による診断システムのブロック図である。 診断テスト画面の一例を示す図である。
本発明のいくつかの実施例について図面を参照して説明する。
図1は、実施例1によるデータフィルタリング装置のブロック図である。データフィルタリング装置1000は、演算処理部1100、データ入力部1500、操作表示部1600、正常異常判定条件格納部1400、作業用ニューラルネットワーク(NN)モデル格納部1300、および無用信号リスト格納部1200を有している。演算処理部1100は教師データ生成部1110、ニューラルネットワーク(NN)構造生成部1120、および入力削減部1130を有している。
本実施例によるデータフィルタリング装置1000は、不図示のプラントを診断対象とする不図示の診断システムに利用される。診断システムはプラントから得られる入力信号に基づいてプラントの状態を診断する。例えば、診断システムはプラントが正常な状態か異常な状態かを検知する。プラントから得られる入力信号には様々な信号がある。診断システムにおける診断精度を高めるために、プラントの状態診断に用いる入力信号(有用信号)を予め絞り込んでおくこと、つまり、プラントの状態診断に用いない無用信号を予め抽出しておくことが有効である。データフィルタリング装置1000は、プラントから得られる複数の入力信号の中からプラントの状態診断に用いない入力信号(無用信号)を抽出する装置である。
データ入力部1500は、演算処理部1100で処理する教師データの生成に用いる元データを入力する入力部である。元データには、診断対象のプラントから過去に時系列に取得された各種入力信号が含まれる。元データに属性項目として含まれる信号には、例えば、プラントに含まれる機器や設備あるいはプラントに関連する機器や設備にて測定された各種の温度、圧力、流量、水位、電圧、電流など測定値を示す測定信号が含まれる。
操作表示部1600は、演算処理部1100による元データに対する演算処理に用いるデータ条件を設定するオペレータによる操作を受け付け、また演算処理部1100による演算処理の結果を画面に表示する装置である。ここでいう演算処理とは、上述した教師データ生成部1110、NN構造生成部1120、および入力削減部1130により実行される処理である。データ条件には、例えば、測定信号が示す測定値が異常な値か正常な値かを判断するための正常異常判定条件が含まれる。操作表示部1600から設定された正常異常判定条件の情報は正常異常判定条件格納部1400に格納され、演算処理部1100による演算処理に利用される。
演算処理部1100は、元データに含まれる信号を有用信号と無用信号に分け、無用信号のリストを無用信号リスト格納部1200に記録する。その際、演算処理部1100は、教師データ生成部1110により元データから教師データを生成し、NN構造生成部1120により作業用のNNモデルを生成し、入力削減部1130によりNNモデルを用いて入力信号から無用信号を抽出する。教師データとは、説明変数を入力とし目的変数を出力とする予測モデルを機械学習により生成するためのデータである。ここでいう教師データは作業用NNモデルを生成するためのデータである。教師データおよびその生成方法については図6および図7等を用いて後述する。作用用NNモデルとは入力信号を絞り込む作業、すなわち、無用信号を抽出する作業に用いる予測モデルである。作業用NNモデルおよびその生成方法については、図8、図9、および図10等を用いて後述する。無用信号の抽出方法については図14等を用いて後述する。
無用信号リスト格納部1200は、演算処理部1100の演算処理の結果である無用信号のリストを記憶する記憶部である。
作業用NNモデル格納部1300は、演算処理部1100による処理の過程で生成される作業用NNモデルを記憶する。
正常異常判定条件格納部1400は、操作表示部1600から入力された正常異常判定条件の情報を記憶する記憶部である。
図2は、実施例1によるデータフィルタリング処理のフローチャートである。以下、発明の第1の実施形態を図2の処理手順にしたがって、逐次説明する。
図2を参照すると、まずステップ2020にて、データフィルタリング装置1000は教師データ生成用の設定値と、教師データ生成用のプロセスデータを入力する。次にステップ2030にて、データフィルタリング装置1000は教師データ生成用の設定値と教師データ生成用のプロセスデータを用いて教師データを生成する。続いてステップ2040にて、データフィルタリング装置1000は教師データを用いてNN学習を行い、作業用のNNモデルを生成する。続いてステップ2050にて、データフィルタリング装置1000はNNモデルの構造解析を行い、無用信号を抽出する。最後にステップ2060にて、データフィルタリング装置1000は無用信号のリストを記録する。
以下、図2の各ステップについて詳細に説明する。
<ステップ2020>
ステップ2020では、データフィルタリング装置1000は、データフィルタリング処理に用いる教師データ生成用の設定値(1)と教師データ生成用のプロセスデータ(2)を取得する。
(1)教師データ生成用のプロセスデータ
教師データ生成用のプロセスデータは、オペレータの操作によりデータ入力部1500が入力する。プロセスデータには、複数の属性項目のそれぞれについて一定時間間隔で取得された時系列値(信号)が含まれている。属性項目は取得される情報の種類である。図3は、プロセスデータの一例が示されている。図3の例では、P1〜P11という11個の属性項目がある。例えば、日時2016/12/11/1:00に取得された属性項目P1の値は17.8であり、属性項目P2の値は11300である。また、日時2016/12/12/1:00に取得された属性項目P1の値は19.2であり、属性項目P2の値は10820である。
(2)教師データ生成用の設定値
操作表示部1600が、オペレータの操作により教師データ生成用の設定値を入力する。教師データ生成用の設定値は、教師データの生成において、プロセスデータの各属性項目の値が異常か正常かを判定する閾値である。閾値は属性項目ごとに設けられている。図4は、操作表示部1600のGUIの一例を示す図である。図4には、無用信号を抽出するときにオペレータが利用する無用信号抽出画面が表示されている。無用信号抽出画面には、左画面14100、中央上画面14200、中央下画面14300、および右画面14400が含まれている。左画面14100が教師データ生成用の設定値を入力する画面である。左画面14100には、診断内容を入力するテキストボックス、閾値等を設定するプロセスデータの属性項目を入力する「決定プロセス量」ボックス、教師データの生成に用いる閾値を入力する「閾値」ボックス、教師データに用いる閾値を入力する「教師データ用閾値」ボックス、教師データの生成に用いるデータ範囲を入力する「教師データ生成用データ範囲」ボックスが設置されている。これらのボックスは、オペレータがテキストや数値を入力するテキストボックスであってもよいし、オペレータが複数の候補の中からいずれかを選択するドロップダウンリストであっても良いし、テキストボックスとドロップダウンリストを兼ねたコンボボックスであっても良い。
オペレータは「診断内容」ボックスに診断すべき内容を入力する。診断すべき内容がNNモデルの目的変数となる。オペレータは「決定プロセス量」ボックスにデータ条件等を設定する属性項目を入力する。図3の例ではP1〜P11のいずれか1つが入力される。ここで入力される属性項目は作業用のNNモデルの説明変数となる。更に、オペレータは、「閾値」ボックスに、教師データの生成において、プラントが正常か異常かを判断するための閾値を入力する。「教師データ用閾値」ボックスに教師データが正常か異常かを判定するための閾値を入力する。「教師データ生成用データ範囲」ボックスに教師データの生成に用いるデータ範囲を入力する。「決定プロセス量」ボックスに入力された属性項目の時系列値のうち、どの範囲を教師データの生成に用いるかが設定される。ここでは、「決定プロセス量」ボックスに入力された属性項目と、「閾値」ボックスに入力された教師データ生成用の閾値とを対応付けて、正常異常判定条件格納部1400に記録される。
再び図3を詳しく見ると、1行目には属性項目の項目名が記載され、2行目以降に各日時に取得された属性項目の値が記載されている。1列目にはデータが取得された日時が記載され、2列以降に、各属性項目の項目名とその1日間隔で取得された時系列の値とが記載されている。2列目以降のP1〜P11の11項の属性項目は、プラントの各測定点で測定された温度、圧力、流量、水位、電圧、電流などの測定値である。
図5は、プロセスデータの1つの属性項目のトレンドグラフの一例である。図5は、図3における属性項目P1のトレンドグラフが示されている。ここでは属性項目P1には閾値「25」が設定されているものとする。図5には閾値の「25」が破線で示されている。測定値が閾値を超えた期間が括弧で囲って示されている。例えば、2016/12/20から2016/12/22までの測定値が閾値「25」を超えていることが[2016/12/20,2016/12/22]と示されている。
<ステップ2030>
ステップ2030では、データフィルタリング装置1000は教師データ生成部1110により教師データを生成する。
図6は、教師データ生成処理のフローチャートである。図7は、教師データ生成処理について説明するための図である。
図6を参照すると、まずステップ6020にて、教師データ生成部1110は、プラントが正常か異常かの判定に必ず用いることが予め分かっている属性項目(判定信号)を選択し、データ入力部1500から入力された過去のプロセスデータが取得された期間を、選択した属性項目の時系列の測定値が連続して閾値を超えている期間(異常期間)と、測定値が連続して閾値を超えていない期間(正常期間)に分割する。ここではプロセスデータが取得された過去の全体の期間のプロセスデータを教師データの生成に用いる例を示すが、本発明がこれに限定されることはない。他の例として、教師データの生成に用いる過去の期間をオペレータが指定することにしてもよい。
一般にプラントなどの診断対象あるいはその関連設備からは様々な属性に関する測定値など複数の属性項目の測定値が得られる。その複数の属性項目の中には診断対象が正常か異常かを判定するのに必ず用いられることが予め分かっている項目が含まれているのが通常である。本実施例では、プラントが正常か異常かの判定に必ず用いることが予め分かっている属性項目としてP1が選択された例を示す。閾値は、例えば、判定信号として選択した属性項目に基づきプラントが正常か異常かを判定するための判定条件として適切な値に設定すればよい。
ここで分割によって生成された期間をTiとする。図7を参照すると、プロセスデータが取得された全体の期間は期間T1〜T7という7つの期間に分割される。ここでは判定信号である属性項目P1の測定値は値が大きいほど異常の程度が高いものとする。期間T1、T3、T5、T7は測定値が閾値を超えない期間つまり正常期間である。期間T2、T4、T6は測定値が閾値を超える期間つまり異常期間である。
各期間には、測定値が閾値を超えない期間であるか否かを示すラベルが付加される。測定値が閾値を超えない正常期間にはラベル「0」が付加され、測定値が閾値を超える異常期間にはラベル「1」が付加される。図7の例では、測定値が閾値を超えない期間T1、T3、T5、T7にはラベル「0」が付加され、測定値が閾値を超える期間T2、T4、T6にはラベル「1」が付加される。期間TxのラベルをL(Tx)と表すことにすると、L(T1)=L(T3)=L(T5)=L(T7)=0であり、L(T2)=L(T4)=L(T6)=1である。L(Ti)=0ならL(Ti+1)=1となり、L(Ti)=1ならL(Ti+1)=0となる。
次にステップ6030にて、教師データ生成部1110は学習用の教師データのうちの正常データを生成する。
期間Tiのうち0にラベル付けされた正常期間の集合をRとする。図7の例では、R={1,3,5,7}となる。Rに属するiに対応する期間Tiに含まれるプロセスデータをまとめて1つの正常データとする。図7の例では、期間T1、T3、T5、T7のそれぞれについて1つずつ正常データが生成され、合計p=4個の正常データができる。各正常データの期間はそれぞれに長さが異なる。例えば、期間T1には2016/12/11と2016/12/12の2つの測定日時が含まれる。期間T1に含まれる測定日時の個数は2である。期間T3には2016/12/14から2016/12/19までの6つの測定日時が含まれる。このように期間に含まれる測定日時の個数を時間点数と呼ぶことにする。ここで述べた正常データおよび後述する異常データのうち最も長いつまり時間点数が最も多いものの期間に含まれる測定日時の個数を最大時間点数と呼ぶことにする。ここで最大時間点数−1=Δを定義する。Δは期間の長さあるいは時間幅を表す。なお、異常データの期間については説明の都合上、後述することにする。
属性項目Piの測定値をpiとし、各期間Tiに含まれる最後の測定日時をtとし、その1つ前の測定日時をt−1とし、…、最初の測定日時をt−Δとすると、各期間Tiにおける各測定日時の各属性項目P1〜P11の測定値p1(t),p2(t),…,p11(t),p1(t−1),p2(t−1),…,p11(t−1),…,p1(t−Δ),p2(t−Δ),p3(t−Δ),…,p11(t−Δ)が1つの正常データとなる。つまり、正常データd(i)=〔p1(t),p2(t),…,p11(t),p1(t−1),p2(t−1),…,p11(t−1),…,p1(t−Δ),p2(t−Δ),p3(t−Δ),…,p11(t−Δ)〕という正常データの一次元ベクトルが定義される。なお、正常データの一次元ベクトルは最大時間点数×属性項目数に相当するサイズ(要素数)なので、その一次元ベクトルには測定値が存在しない要素がある。ここでは正常データの一次元ベクトルにおいて測定値が存在しない要素には値「0」を入れるものとする。
次にステップ6040にて、教師データ生成部1110は学習用の教師データのうちの異常データを生成する。
測定値が閾値を超えるにはそれ以前に原因あるいは予兆が起きている可能性があるので、本実施例では、測定値が閾値を超えた異常期間とその直前の測定値が閾値を超えない正常期間を合わせた期間を異常データの期間とする。図7の例では、e1,e2,e3の3つの期間にそれぞれ対応するq=3個の異常データが生成される。異常データは、正常データと同様の一次元ベクトルで表される。
図7の例では、e2の期間では測定日時は閾値を超えた測定値と閾値を超えない測定値を合わせて9個である。このe2の期間が、正常データおよび異常データの期間の中で最も長い期間である。そのため最大時間点数は9であり、Δ=9−1=8である。上述した正常データの一次元ベクトルおよび異常データの一次元ベクトルにおいてΔ=8である。
図7の例では、それぞれが9(最大時間点数)×11(属性項目数)の要素からなる、p=4個の正常データと、q=3個の異常データが生成される。その正常データと異常データとを合わせて教師データとなる。
<ステップ2040>
図2のステップ2040では、ステップ2030で生成された教師データを用いてNNの機械学習を実行し、作業用のNNモデルを生成する。NNモデルは、可塑型ニューラルネットワークの構造を有するモデルである。この可塑型ニューラルネットワークのNNモデルは、機械学習の過程において必要に応じてニューロン(ノード)およびシナプス(リンク)が追加される。また、リンクの結合荷重が時間的に変化する。作業用のNNモデルは、プラントの診断に用いない無用信号を抽出する作業に用いるNNモデルである。
図8は、本実施例におけるNNモデルの構造の一例を示す模式図である。図8を参照すると、NNモデルには入力層と中間層と出力層がある。入力層は図中のInput Layerであり、出力層は図中のOutput Layerである。中間層は隠れ層とも呼ばれ、図中のHidden Layerである。中間層は、1層であってもよいし、複数層であってもよい。本実施例では説明を簡単にするために、中間層が1層である例を用いて説明する。各層に存在するニューロンが図中では丸印で示されている。
入力層には教師データの属性項目数分だけニューロンを準備する。図9に示すように、本実施例では入力層のニューロン数は11である。図9は、入力層と属性項目との対応関係を示す模式図である。本実施例は、プラントが異常か否かを診断することを目的とする診断システムが対象なので、出力層のニューロンはプラントの異常の有無を出力する1個のニューロンだけとする。中間層はまず初期状態ではニューロンなしに設定する。
各ニューロンiに対して、時刻tにおける内部電位Vi(t)について閾値θvが定められている。内部電位Vi(t)が閾値θv以上のときニューロンiの出力Oi(t)は1となり、内部電位Vi(t)が閾値θvより小さいときニューロンiの出力Oi(t)は0となる。
図10は、実施例1におけるNN学習処理を説明するためのフローチャートである。このNN学習処理はNN構造生成部1120が実行する。なお、以下の説明において、属性項目のそれぞれはプラントの各種属性を示す。
ステップ8020では、NN構造生成部1120は、教師データ生成部1110が生成した正常データおよび異常データを含む教師データを、属性数×最大時間点数Tmaxの長さ(要素数)を有するベクトルXi(i=1,…,p+q)の形式で不図示の記憶領域に格納する。本実施例では、4個の正常データの一次元ベクトルと3個の異常データの一次元ベクトルが記憶領域に格納される。また、本実施例では、属性数は11であり、最大時間点数Tmaxは9であるので、一次元ベクトルの要素数は99である。各教師データは期間がそれぞれ異なるが、測定値を左寄せして要素に当て嵌め、当て嵌める測定値の存在しない要素の値は0とする。
また、NN構造生成部1120は、正常データXiにはラベル0を付加する。これをLT(Xi)=0と略記する。また、NN構造生成部1120は、異常データXjにラベル1を付加する。これをLT(Xj)=1と略記する。つまり、各Xiにおいて、i=1,…,pではLT(Xi)=0となり、i=p+1,…,p+qではLT(Xi)=1となる。
ステップ8030では、NN構造生成部1120は、ステップ8020で不図示の記憶領域に格納した教師データのベクトルXi(i=1,…,p+q)のうち、先頭にあるp個のベクトルと末尾にあるq個のベクトルとを入れ替える。これにより、不図示の記憶領域において教師データは、先頭のq個のベクトルが異常データであり、末尾のp個のベクトルが正常データであるという配置となる。ベクトルがあらたな順序で配置された教師データをYi(i=1,…,p+q)とする。ここで前後のベクトルを入れ替えるのは機械学習を効率よく行うためである。ここでp+q回の繰り返し処理における繰り返し回数をカウントするカウンタを初期値n=1に設定する。
ステップ8040において、NN構造生成部1120は、1から最大時間点数Tmaxまでの時間ステップの区切りをTとし、ステップ8030で生成された各教師データの一次元ベクトルY(n)=〔p(1),p(2),…,p(11×Tmax)〕を、対応するプロセスデータの測定日時が早い順番に、属性項目数に等しい要素数を有するTmax個のベクトルY(n,T)(T=1,…,Tmax)に分割する。
以下のステップ8050から8140までの一連の処理は、n、T、tを更新しながら各データY(n,T)を読み込んで行う学習処理である。
ステップ8050では、NN構造生成部1120はループのカウンタ変数と内部処理に用いる変数とを初期値に設定する。つまり、n=1、T=1、t=1を設定する。Tは、プロセスデータから必要な教師データの要素を抽出するための引数となる。tは、プロセスデータ全体における経過時間であり、NN学習の内部処理に用いられる。ループ処理の中でTはステップ8110において最大値Tmaxまで更新される。またnはステップ8130において最大値p+qまで更新される。
ステップ8060では、NN構造生成部1120は、ベクトルY(n,T)の各要素p(1),…,p(11)の値を入力層の各ニューロンI(1),…,I(11)の入力値に設定し、各ニューロンの出力値を閾値にしたがって決定し、NNの結合に従ってニューロン間で信号を伝達することを出力層ニューロンOの出力値が得られるまで行う。
ステップ8070では、NN構造生成部1120は、教師データが報酬を得られるものであるか否か判定する。具体的には、NN構造生成部1120は、ラベルLT(Y(n))=1の教師データつまり異常データを入力層ニューロンに入力して出力層ニューロンの出力値として1が得られた場合またはラベルLT(Y(n))=0の教師データつまり正常データを入力層ニューロンに入力し出力層ニューロンの出力値として0が得られた場合にYesと判定し、それ以外の場合をNoと判定する。
ステップ8070にてYesと判定された場合には、NN構造生成部1120は、ステップ8080にてNNモデルに報酬1を付与する。つまり、時刻tにおける報酬値S(t)=1を設定する。一方、ステップ8070にてNoと判定された場合には、NN構造生成部1120は、ステップ8090にてNNモデルに報酬0を付与する。つまり、時刻tにおける報酬値S(t)=0を設定する。
そして、NN構造生成部1120はステップ8100にてNNの拡張処理を行った後、ステップ8110にて所定の更新ルールに従ってNNを更新する。NNの拡張処理については後述する。
以下、ステップ8110におけるNNの更新について説明する。
ニューラルネットワークにおけるニューロンiの時刻tにおける内部電圧Vi(t)は、外部からの入力の影響Pi(t)と、不応性による影響Ri(t)と、フラストレーション値F(t)に依存したパルスの影響λi(t)の和により、Vi(t)=Pi(t)+Ri(t)+λi(t)と表すことができる。Pi(t)、Ri(t)、λi(t)はそれぞれの直前の時刻t−1における値Pi(t−1)、Ri(t−1)、λi(t−1)、およびニューロンi自身の出力値Oi(t−1)によって決まる。その関係を示す式が、時刻t−1にから時刻tへNNの状態を更新する更新ルールである。図11は実施例1によるNNの更新ルールの一例を示す図である。図11の更新ルールは、Vi(t)=Pi(t)+Ri(t)+λi(t)という関係式と、その関係式に登場するPi(t)、Ri(t)、λi(t)のそれぞれを表す関係式とを含んでいる。
ここでdvとdrは、内部遷移と不応性の減衰率とである。kdは、パルス伝搬の遅延を表す。Wij(t−kd)は、時刻t−kdにおけるニューロンiからjへの結合荷重である。r(Fi(t))は、−Fi(t)〜Fi(t)の範囲を一様分布するランダムパルスの大きさを示す。また、fi(t)は、時刻tにおけるフラストレーション値Fi(t)の時刻t−1での値Fi(t−1)と比べた増加量を示す。隠れ層ニューロンと出力層ニューロンではfi(t)の初期値を正の微少値kfに設定し、入力層ニューロンではfi(t)の初期値を0に設定する。また、D(t)は、時刻tにおけるフラストレーション値Fi(t)の解消を調整する変数である。D(t)は、初期値をDinit(例えば0.05)とし、所定時間の経過と共に少しずつ(例えば0.01ずつ)増加していくように設定する。
以下、ステップ8100におけるNNの拡張処理について説明する。
拡張処理では、NN構造生成部1120は中間層のニューロンを追加する。図12は、中間層にニューロンを追加するための条件の一例を示す図である。図12には中間層にニューロンを追加するための4つの条件が示されている。NN構造生成部1120は条件1〜4の全てが満たされたら中間層にニューロンを追加する。
条件1は、時刻tにおいて、正の報酬が与えられていることである。本実施例では条件1はS(t)=1であることである。条件2は、出力層ニューロンkの時刻tにおける不反性の値Rko(t)の絶対値が閾値θrより大きいことである。条件3は、いずれかの入力層ニューロンjの不反性の値Rki(t)の絶対値が閾値θrより大きいことである。条件4は、出力層ニューロンと結合する隠れ層ニューロンjの中に、RjH(t)の絶対値が閾値θrより大きく、かつ、ニューロンjと接続するすべての入力層ニューロンについて条件3がなりたつ隠れ層ニューロンjが存在しないことである。
条件1〜4がなりたつと、NN構造生成部1120は、条件3を満たす全ての入力層ニューロンおよび出力層ニューロンとの間に結合をもつ新たな隠れ層ニューロンを生成する。生成されたニューロンmの入力層との結合荷重WIHは定数WIHとする。ニューロンmと出力層ニューロンとの結合荷重WHOはWHO=θvとする。fm(t)の初期値は、kfとする。
図13は、新たに生成された中間層ニューロンを理解するための概念図である。図13を参照すると、新たに生成された中間層ニューロン(新規生成中間層ニューロン)は、2つの入力層ニューロンおよび出力層ニューロンと結合されている。新規生成中間層ニューロンと結合された2つの入力層ニューロンが条件3を満たした入力層ニューロンである。新規生成中間層ニューロンは、入力層ニューロンと結合荷重WIHで結合され、出力層ニューロンと結合荷重WHOで結合されている。
以上説明したステップ8060〜8140の一連の処理は、各Y(n,T)(n=1,…,p+q,T=1,…,Tmax)のそれぞれに対して行われる。この繰り返し処理おいては、Y(n,T)の値を読み込んで一連の処理を行うたびに、NNの内部処理のための時刻tは1ずつ増加してくことに注意を要する。これら一連の処理により生成され、更新されるNNは、作業用NNモデル格納部1300に逐次、格納され、更新される。
<ステップ2050>
ステップ2050では、データフィルタリング装置1000は、ステップ2040で生成したNNモデルの構造解析を行い、無用信号を抽出する。その際、入力削減部1130が無用信号抽出処理を実行する。図14は、無用信号抽出処理を理解するための概念図である。図9に示したように、入力層ニューロンのそれぞれがプロセスデータの属性項目P1〜P11のそれぞれに対応している。一方、生成されたNNモデルにおいては全ての入力層ニューロンが中間層ニューロンと結合しているわけではない。中間層ニューロンと結合されていない入力層ニューロンに対応する属性項目の信号はNNモデルの処理に利用されないものとして無用信号とすることができる。このようにして入力削減部1130は無用信号を抽出する。
<ステップ2060>
ステップ2060では、データフィルタリング装置1000は、ステップ2050で抽出した無用信号のリストを無用信号リスト格納部1200に記録するとともに、ステップ240で生成されたNNモデルを作業用NNモデル格納部1300に格納する。また、操作表示部1600は抽出された無用信号の情報を画面に表示する。
図4には無用信号を表示する画面の一例が示されている。中央上画面14200には、NNモデルの模式図が表示されている。中央下画面14300には、無用信号リストが表示されている。無用信号リストには、無用信号の名称または識別情報が表示される。本実施例では、オペレータは中央下画面14300のGUIにより無用信号リストの中からいずれかの無用信号を選択することができる。図4の例では、無用信号Px111が選択されており、選択された無用信号Px111が中央下画面14300において破線で囲われている。右画面14400にはプラント系統図が示され、そのプラント系統図中にオペレータにより選択された無用信号の測定位置が×(バツ印)で示されている。
以上説明したように、本実施例によれば、教師データ生成部1110が、複数の時系列信号の中から診断に有用であることが予め分かっている時系列信号を判定信号とし、過去に取得された判定信号のデータに基づいて監視対象(プラント)が正常である正常期間と監視対象が異常である異常期間とを決定し、正常期間および異常期間に基づいて、過去に取得された複数の時系列信号のデータから正常データおよび異常データを含む教師データを生成する。モデル生成部(NN構造生成部)1120は、教師データの機械学習を行うことにより、複数の時系列信号の1つ以上を入力とし監視対象が正常か異常かを示す信号を出力するモデルを生成する。入力削減部1130は、モデルの構造に基づいて複数の時系列信号の中から無用信号を抽出する。このように、機械学習で生成したモデルの構造に基づいて無用信号を抽出するので、作業する人の経験の有無に依存せず、高い精度の診断が可能な解析対象データの絞り込みが可能となる。
また、入力削減部1130は、複数の時系列信号のうち、モデルにて算出される監視対象の異常の程度を示す指標値の変動に関わらない信号を無用信号とする。モデルにおいて算出される監視対象の異常を示す指標値の変動に関わらない時系列信号を無用信号とするので、モデルの構造から無用信号を簡単に抽出することができる。
また、モデル生成部1120は、可塑型ニューラルネットワークによる機械学習を行うことによりモデルを生成する。可塑型ニューラルネットワークの機械学習により時系列信号を用いて、モデルにニューロンやリンクを追加して更新するので、高精度のモデルにより高精度で無用信号を抽出することができる。
また、モデル生成部1120は、複数の時系列信号のそれぞれに対応する複数の入力層ニューロンを初期設定して機械学習を行い、入力削減部1130は、機械学習により生成されたモデルにおいて中間層ニューロンと結合の無い入力層ニューロンに対応する時系列信号を無用信号として抽出する。複数の時系列信号に対応する入力層ニューロンを初期設定して機械学習を行うので、複数の時系列信号の異常検知への関わりの有無を、中間層ニューロンとの結合の有無により評価して、無用信号を決めることができ、作業する人の経験の有無に依存せずに無用信号を決めることができる。
また、教師データ生成部1110は、過去に取得された判定信号の値を閾値と比較することにより、複数の時系列信号の過去の値が取得された期間を、連続して監視対象が正常であった正常期間と、連続して監視対象が異常であった異常期間とに分割し、正常期間および異常期間に基づいて正常データおよび異常データを生成する。診断に有用であることが予め分かっている判定信号により正常期間と異常期間を区分けするので、適切に正常期間と異常期間を設定して機械学習を行い、無用信号を適切に抽出することができる。
また、異常データは、異常期間に取得された複数の時系列信号の値と、その異常期間の直前の正常期間に取得された複数の時系列信号の値を含む。異常期間のデータとその原因が含まれている可能性のある正常期間とを合わせて異常データとして機械学習に用いるので、異常検知の精度を高く維持しながら無用信号を抽出することができる。
実施例2は実施例1とは教師データの一次元ベクトルの構成が異なる。実施例2では、実施例1のものと構成の異なる教師データを用いて、実施例1と同様の処理により無用信号を抽出する。その結果、実施例2では、無用信号の抽出において時間の遅れ幅も考慮される。
プラントから得られるプロセスデータの解析においては、各属性項目の測定値を、どの時間範囲の分まで用いるかがデータ処理の効率および精度の観点から重要である。実施例1では、教師データの一次元ベクトルの長さ(要素数)は、(属性項目数)×(最大時間点数)であるが、NN学習処理におけるループ処理に用いる教師データの一次元ベクトルの長さ(要素数)は属性項目数である。最大時間点数というのは正常データおよび異常データの期間に含まれる測定日時の最大数である。一方、実施例2では、NN学習のループ処理に用いる教師データの一次元ベクトルの長さが実施例1のものと異なり、(属性項目数)×(最大時間点数)である。
実施例2によるデータフィルタリング装置の基本的な構成は図1に示した実施例1のものと同様である。また、実施例2によるデータフィルタリング装置が実行するデータフィルタリング処理も基本的には、図2に示した実施例1のものと同様であるが、図10に示したNN学習処理におけるステップ8040の処理が異なる。
図15は、実施例2におけるNNの学習処理のループ処理に用いる一次元ベクトルY(n,m)について説明するための図である。実施例1では、図10のステップ8040に示したように、ステップ8030で生成された属性数×最大時間点数の要素数を有する一次元ベクトルベクトルY(n)を、属性数に等しい要素数を有する最大時間点数個の一次元ベクトルY(n,m)に分割したが、実施例2では、ステップ8030で生成された属性数×最大時間点数の要素数を有する一次元ベクトルY(n)から、そのY(n)と同じ要素数(属性数×最大時間点数)の一次元ベクトルY(n,m)を最大時間点数個分だけ生成する。
図15に示すように、実施例2ではNN学習処理に用いるNNモデルとして入力層に教師データの属性項目数×最大時間点数分だけのニューロンを準備する。各測定値の測定時刻の教師データ内での時間位置毎にニューロンを設けることで、各測定値の測定時刻の教師データ内での時間位置がNN学習処理に反映され、最新の測定日時(例えば現在時刻)T*から最大時点数に相当する遅れ時間の日時までの測定値の必要性を評価することが可能となる。
ステップ8030で生成される一次元ベクトルY(n)は入力層ニューロンに対応する属性項目数×最大時間点数の要素を有している。以下、入力層ニューロンに対応する要素を有する一次元ベクトルY(n)から、NN学習のループ処理に用いるY(n,m)を生成する処理について説明する。
まず、一次元ベクトルY(n,1)は、最初の属性項目数(11個)の各属性項目P1〜P11に相当する要素へはY(n)における同じ位置の要素の値を設定し、それ以外の要素へは0を設定する。例えば、一次元ベクトルY(n)の最初の属性項目数(11個)の各属性項目P1〜P11に相当する要素以外の要素をマスクすることにより生成することができる。次の一次元ベクトルY(n,2)は、Y(n)のうち、12番目から22番目の各属性項目P1〜P11に相当する要素へはY(n)における同じ位置の要素の値を設定し、それ以外の要素へは0を設定する。同様に、一次元ベクトルY(n,k)は、(k−1)*11+1番目からk*11番目の各属性項目P1−P11に相当する要素へはY(n)における同じ位置の要素の値を設定し、それ以外の要素へは0を設定する。このようにしてY(n,1)からY(n,Tmax)までの一次元ベクトルを作成する。
実施例2のNN学習処理は、図10に示した実施例1のものと同様である。実施例2では、図10に示したNN学習処理において、上述したように作成した一次元ベクトルY(n,1)〜Y(n,Tmax)を用いる。
図16は、実施例2におけるNN学習処理により生成されたNNの一例を示す図である。入力層の各ニューロンに対応する属性項目の必要性は中間層のニューロンとのリンクに基づいて判断される。図16を参照すると、属性項目p2については、最新の測定日時から時間遅れ(Tmax−1)までのすべての測定値が必要である。一方、属性項目p1については、最新の測定日時の測定値のみが必要とされる。このように属性項目p1と属性項目p2とではプラントの診断における必要性の程度が異なる。本実施例の入力削減部1130は、この必要性の程度に基づいて無用信号であるか否かを判定することにしてもよい。また、入力削減部1130は、無用信号リストにおいて、各無用信号の信号名だけでなく、不要とされた遅れ時間の範囲の情報も記録することにしてもよい。更に、操作表示部1600は、無用信号リストを表示するとき、不要とされた遅れ時間の範囲の情報も表示することにしてもよい。
図17は、実施例2における無用信号表示画面の中央下画面の表示例を示す図である。実施例1では図4の中央下画面14300の無用信号リストには、無用信号の信号名のみが表示されているが、本実施例では図17に示すように、無用信号の信号名とともに、不要な遅れ時間の範囲を表示することにしてもよい。
本実施例によれば、モデル生成部(NN構造生成部)1120は、複数の時系列信号の複数時刻分に対応する複数の入力層ニューロンを設けて機械学習を行い、入力削減部1130は、機械学習により生成されたモデルにおける入力層ニューロンと中間層ニューロンとの結合の程度に基づいて複数の時系列信号から無用信号を抽出する。時系列信号の複数時刻分に対応する入力層ニューロンを初期設定して機械学習を行い、得られたモデルの構造から無用信号を決めるので、作業する人の経験の有無に依存せず、時間遅れも考慮して、無用信号を決めることができる。
実施例1では、プラントから得られる様々な時系列信号からプラントの診断に用いる信号を絞り込むデータフィルタリング装置を例示した。それに対し、実施例3では、実施例1と同様の構成および方法で絞り込んだ信号を用いてプラントを診断する診断処理を実行し、その診断の性能を評価することが可能なデータフィルタリング装置について説明する。絞り込んだ時系列信号を用いた診断の性能を評価することにより、時系列信号の絞り込みが適切に行われたかどうかを知ることができる。
図18は、実施例3によるデータフィルタリング装置のブロック図である。データフィルタリング装置2000は、演算処理部18100、データ入力部1500、評価用データ入力部18700、操作表示部18800、正常異常判定条件格納部1400、作業用NNモデル格納部1300、および無用信号リスト格納部1200を有している。演算処理部18100は、教師データ生成部18110、NN構造生成部18120、入力削減部18130、診断処理部18140、および診断性能評価部18150を有している。データ入力部1500、正常異常判定条件格納部1400、作業用NNモデル格納部1300、および無用信号リスト格納部1200は図1に示した実施例1のものと同じである。
また、教師データ生成部18110、NN構造生成部18120、および入力削減部18130は、図1に示した実施例1の教師データ生成部1110、NN構造生成部1120、および入力削減部1130と同様の機能を有し、更に操作表示部18800からオペレータの操作により入力された指示に基づきインタラクティブに処理を実行することができる。
本実施例の評価システムでは、診断処理部18140は、教師データ生成部18110、NN構造生成部18120、および入力削減部18130の処理により無用信号が除かれ絞り込まれた属性項目の信号を用いて診断を行う。
評価用データ入力部18700は、評価用データを入力する入力部である。評価用データ入力部18700は、元データを入力するデータ入力部1500と同様の構成を有してもよいし、データ入力部1500と共用されてもよい。評価用データは、元データと同様の属性項目の信号を含んでいる。
診断性能評価部18150は、評価用データを用いて、無用信号を除いた診断処理と、無用信号を除かない診断処理とを実行し、それらの診断結果を比較することで、無用信号を除いた場合の診断性能を評価する。無用信号を除いた診断処理の結果が、無用信号を除かない診断処理の結果とどの程度一致したかにより、診断性能を評価することができる。
診断処理部18140によるプラントの診断処理の結果に基づいて診断処理の性能を評価する。
教師データ生成部18110、NN構造生成部18120、および入力削減部18130による無用信号の抽出と、診断処理部18140による評価用データを用いた診断処理と、診断性能評価部18150による診断性能の評価とが、操作表示部18800を操作するオペレータへの情報の表示を伴い、またオペレータによる操作入力に基づき、インタラクティブに連動する。
操作表示部18800は、図1に示した実施例1の操作表示部1600と同様に図4に例示した無用信号抽出画面を表示し、また診断処理の性能を評価するための診断テスト画面を表示することができる。
図19は、診断テスト画面の一例を示す図である。図19を参照すると、診断テスト画面には、オペレータが診断用データ範囲を指定するための「評価用データ」ボックスが表示されている。例えば、評価用データの範囲を測定日時で指定することができる。また、診テスト画面には、診断性能の評価結果として、「検知率」、「誤検知率」、および「事前検知時間」が表示されている。
検知率は、プラントに発生した異常の回数に対する検知された異常の回数の割り合いである。検知率は高いほど診断性能が高いと言える。誤検知率は、プラントに発生した異常を検知した回数に対する、プラントの異常が発生していないのに異常を検知した回数の割合である。誤検知率は低いほど診断性能が高いと言える。
事前検知時間は、異常の程度を示す信号が実際の閾値が超える時点よりもどれだけ早く異常を検知ができたかの評価値である。評価用データ入力部18700から入力された評価用データと決定プロセスの閾値とに基づき指標値が閾値が超える時刻を探索し、その時刻と、無用信号を除いた診断処理において異常を検知した時刻とを比較して、事前検知時間を評価することができる。
なお、診断処理部18140における診断処理には、無用信号を抽出する処理で生成された作業用のNNモデルをそのまま用いてもよいし、他の診断アルゴリズムを用いてもよい。
オペレータは、診断テスト画面の表示を見て十分な診断性能が得られているか否か検討し、必要に応じて、図4に示した無用信号抽出画面に移動して閾値の設定を調整するなどが可能である。インタラクティブに無用信号の抽出と診断性能の表示を繰り返しながら、適切な無用信号の抽出が可能である。
本実施例によれば、実施例1のデータフィルタリング装置の構成に加え、入力削減部1130により抽出された無効信号を除いた前記時系列信号を用いて前記監視対象における異常の有無を診断する診断処理部18140と、診断処理部18140による診断の性能を評価する診断性能評価部18150と、診断性能評価部18150による評価結果を画面表示し、操作入力に基づき、教師データ生成部18110、モデル生成部(NN構造生成部)18120、および入力削減部18130を制御する操作表示部18800と、を更に有する。無用信号を除いた時系列信号を用いて診断処理を行って診断性能を評価し、画面表示および操作入力を経て、インタラクティブに無用信号の抽出精度を向上させることができる。
また、診断性能評価部18150は、無用信号を除いた時系列信号を用いた診断処理における、発生した異常の回数に対する検知された異常の回数の割り合いである検知率、発生した異常を検知した回数に対する、異常が発生していないのに異常を検知した回数の割合である誤検知率、および、異常の程度を示す信号が実際の閾値が超える時点よりもどれだけ早く異常を検知ができたかを示す事前検知時間を算出する。操作表示部18800は、検知率、誤検知率、および事前検知時間を表示する。発生した異常を確実に検知でき、また異常でないときに異常を検知せず、しかも十分に早い段階で異常を検知できるようにしながら、診断に用いる時系列信号を削減することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1000…データフィルタリング装置、1100…演算処理部、1110…教師データ生成部、1120…ニューラルネットワーク構造生成部(モデル生成部)、1130…入力削減部、1200…無用信号リスト格納部、1300…作業用ニューラルネットワークモデル格納部、1400…正常異常判定条件格納部、1500…データ入力部、1600…操作表示部、2000…データフィルタリング装置、14100…左画面、14200…中央上画面、14300…中央下画面、14400…右画面、18100…演算処理部、18110…教師データ生成部、18120…ニューラルネットワーク構造生成部、18130…入力削減部、18140…診断処理部、18150…診断性能評価部、18700…評価用データ入力部、18800…操作表示部

Claims (12)

  1. 監視対象に関連して取得される複数の時系列信号を用いて前記監視対象が正常か異常かの診断を行う診断システムにおいて前記診断に用いない無用信号を抽出するデータフィルタリング装置であって、
    前記複数の時系列信号の中から前記診断に有用であることが予め分かっている時系列信号を判定信号とし、過去に取得された前記判定信号のデータに基づいて前記監視対象が正常である正常期間と前記監視対象が異常である異常期間とを決定し、前記正常期間および前記異常期間に基づいて、過去に取得された前記複数の時系列信号のデータから正常データおよび異常データを含む教師データを生成する教師データ生成部と、
    前記教師データの機械学習を行うことにより、前記複数の時系列信号の1つ以上を入力とし前記監視対象が正常か異常かを示す信号を出力するモデルを生成するモデル生成部と、
    前記モデルの構造に基づいて前記複数の時系列信号の中から前記無用信号を抽出する入力削減部と、
    を有するデータフィルタリング装置。
  2. 前記入力削減部は、前記複数の時系列信号のうち、前記モデルにて算出される前記監視対象の異常の程度を示す指標値の変動に関わらない信号を前記無用信号とする、請求項1に記載のデータフィルタリング装置。
  3. 前記モデル生成部は、可塑型ニューラルネットワークによる機械学習を行うことにより前記モデルを生成する、請求項1に記載のデータフィルタリング装置。
  4. 前記モデル生成部は、前記複数の時系列信号のそれぞれに対応する複数の入力層ニューロンを初期設定して前記機械学習を行い、
    前記入力削減部は、前記機械学習により生成された前記モデルにおいて中間層ニューロンと結合の無い入力層ニューロンに対応する時系列信号を前記無用信号として抽出する、
    請求項3に記載のデータフィルタリング装置。
  5. 前記モデル生成部は、前記複数の時系列信号の複数時刻分に対応する複数の入力層ニューロンを設けて前記機械学習を行い、
    前記入力削減部は、前記機械学習により生成された前記モデルにおける前記入力層ニューロンと中間層ニューロンとの結合の程度に基づいて前記複数の時系列信号から前記無用信号を抽出する、
    請求項3に記載のデータフィルタリング装置。
  6. 前記教師データ生成部は、前記過去に取得された前記判定信号の値を閾値と比較することにより、前記複数の時系列信号の過去の値が取得された期間を、連続して前記監視対象が正常であった正常期間と、連続して前記監視対象が異常であった異常期間とに分割し、前記正常期間および前記異常期間に基づいて前記正常データおよび前記異常データを生成する、請求項1に記載のデータフィルタリング装置。
  7. 前記異常データは、前記異常期間に取得された前記複数の時系列信号の値と、該異常期間の直前の正常期間に取得された前記複数の時系列信号の値を含む、請求項6に記載のデータフィルタリング装置。
  8. 前記入力削減部により抽出された前記無効信号を除いた前記時系列信号を用いて前記監視対象における異常の有無を診断する診断処理部と、
    前記診断処理部による前記診断の性能を評価する診断性能評価部と、
    前記診断性能評価部による評価結果を画面表示し、操作入力に基づき、前記教師データ生成部、前記モデル生成部、および入力削減部を制御する操作表示部と、
    を更に有する、
    請求項1に記載のデータフィルタリング装置。
  9. 前記診断性能評価部は、前記無用信号を除いた時系列信号を用いた診断処理における、発生した異常の回数に対する検知された異常の回数の割り合いである検知率、発生した異常を検知した回数に対する、異常が発生していないのに異常を検知した回数の割合である誤検知率、および、異常の程度を示す信号が実際の閾値が超える時点よりもどれだけ早く異常を検知ができたかを示す事前検知時間を算出し、
    前記操作表示部は、前記検知率、前記誤検知率、および前記事前検知時間を表示する、
    請求項8に記載のデータフィルタリング装置。
  10. 監視対象に関連して取得される複数の時系列信号を用いて前記監視対象が正常か異常かの診断を行う診断システムにおいて前記診断に用いない無用信号を抽出するためのデータフィルタリング方法であって、
    教師データ生成手段が、前記複数の時系列信号の中から前記診断に有用であることが予め分かっている時系列信号を判定信号とし、過去に取得された前記判定信号のデータに基づいて前記監視対象が正常である正常期間と前記監視対象が異常である異常期間とを決定し、前記正常期間および前記異常期間に基づいて、過去に取得された前記複数の時系列信号のデータから正常データおよび異常データを含む教師データを生成し、
    モデル生成手段が、前記教師データの機械学習を行うことにより、前記複数の時系列信号の1つ以上を入力とし前記監視対象が正常か異常かを示す信号を出力するモデルを生成し、
    入力削減手段が、前記モデルの構造に基づいて前記複数の時系列信号の中から前記無用信号を抽出する、
    データフィルタリング方法。
  11. 前記入力削減手段は、前記複数の時系列信号のうち、前記モデルにて算出される前記監視対象の異常の程度を示す指標値の変動に関わらない信号を前記無用信号とする、請求項10に記載のデータフィルタリング方法。
  12. 前記モデル生成手段は、可塑型ニューラルネットワークによる機械学習を行うことにより前記モデルを生成する、請求項10に記載のデータフィルタリング方法。
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