JPH057566A - Mriのrf強度調整法 - Google Patents

Mriのrf強度調整法

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JPH057566A
JPH057566A JP3259938A JP25993891A JPH057566A JP H057566 A JPH057566 A JP H057566A JP 3259938 A JP3259938 A JP 3259938A JP 25993891 A JP25993891 A JP 25993891A JP H057566 A JPH057566 A JP H057566A
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JP
Japan
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intensity
signal
mri
subject
adjustment method
Prior art date
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Pending
Application number
JP3259938A
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English (en)
Inventor
Susumu Kosugi
進 小杉
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRIのRF強度調整法において、被検体か
らのNMR信号が最適となるようなRF強度を効率良く
求める。 【構成】 操作コンソール12からRF強度の初期値、
y=a,n=1(yはRF強度、nはスキャンのビュー
数)を設定し(ステップ1)、1ビュー・スキャンによ
るデータを収集し(ステップ2)、RF強度が大きくな
るのに従ってRF強度を大きな間隔で変化するように再
設定し(ステップ3)、nに1をプラスし(ステップ
4)、nがN(nの最大を示す定数)より大きいか否か
を判断し(ステップ5)、これまでのステップを通して
得られたデータから被検体からのNMR信号が最適とな
るようなRF強度を求める(ステップ6)。 【効果】 RF強度を等差的に大きくしていく調整法よ
りも、広い範囲のRF強度に渡って効率良く最適なRF
強度を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MRI(磁気共鳴イメ
ージング装置)のRF強度調整法に関し、更に詳しく
は、被検体からの核磁気共鳴(NMR)信号が最適とな
るようなRF強度を効率良く求めるMRIのRF強度調
整法に関する。
【0002】
【従来の技術】MRIは、被検体を高静磁場中に載置
し、送信コイルにRF波(RadioFrequenc
y wave)電流を流して、NMR現象による被検体
からのFID(Free Induction Dec
ay)信号やスピンエコー(Spin Echo)信号
等を検出し被検体の断層像を撮像する装置である。送信
コイルに流すRF波電流の振幅を変えると、即ちRF強
度を変えると、NMR現象による被検体からの信号(N
MR信号)の大きさが変わる。そして画質の良い断層像
を得るためには、NMR信号を大きな値で検出すること
が望ましい。又、NMR信号はRF強度に対して約si
θの関数に比例した測定結果として観測されるが、
被検体が変わるとθ=90°におけるNMR信号が最大
となるRF強度が大きく変わることがあり、そのため被
検体毎にθ=90°におけるNMR信号が最大(最適)
となるRF強度を求める必要がある。
【0003】図4は、従来のMRIのRF強度調整法に
おけるRF強度に対するNMR信号の大きさを示す図で
ある。従来のMRIのRF強度調整法は、RF強度を等
間隔(等差的)に大きくしていくもので、従来法によっ
て設定されるRF強度の一例を数1で表す。
【数1】 表1は、スキャンのビュー数に対するRF強度を示した
ものである。
【表1】 図4において、●は従来法によるNMR信号の測定点、
nはスキャン(Scan)のビュー(View)数を示
し、被検体A,Bに対する信号の測定結果を示してい
る。図4を見て分かるように、RF強度をn=1,n=
2,n=3と大きくしていったとき、被検体Aではn=
4で、被検体Bではn=14で、θ=90°における各
々信号の最大値を検出することができる。このようにし
て被検体からのNMR信号が最適となるようなRF強度
を求め、そのRF強度で被検体をスキャンし、画質の良
い断層像を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のMRI
のRF強度調整法にあっては、被検体によって最適のR
F強度が変わるので、最適のRF強度を通り越さないよ
うに比較的広い範囲のRF強度に対して比較的小間隔の
ステップでスキャンを行わざるを得なかった。そのた
め、ビュー数が増えて時間が掛り非効率的であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、被検体からのN
MR信号が最適となるようなRF強度を効率良く求める
MRIのRF強度調整法を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のMRIのRF強
度調整法は、被検体からのNMR信号が最適となるよう
なRF強度を求める際、RF強度が大きくなるのに従っ
てRF強度を大きな間隔で変化させることを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明のMRIのRF強度調整法では、RF強
度が大きくなるのに従ってRF強度を大きな間隔で変化
させるので、RF強度を等差的に大きくしていく調整法
よりも、広い範囲のRF強度に渡って効率良く前記最適
となるようなRF強度を求められる。
【0008】
【実施例】以下、図1、図2、及び図3を参照し本発明
を更に詳しく説明する。尚、これにより本発明が限定さ
れるものではない。図1は本発明が実施されるMRIの
構成を示す図であり、図2は本発明の一実施例によるM
RIのRF強度調整法のフローチャートであり、図3は
本発明の一実施例によるMRIのRF強度調整法におけ
るRF強度に対するNMR信号の大きさを示す図であ
る。本発明によるMRIのRF強度調整法の特徴は、被
検体からのNMR信号が最適となるようなRF強度を求
める際、RF強度が大きくなるのに従ってRF強度を大
きな間隔で変化させる点にある。
【0009】図1において、1は内部に被検体を挿入す
るための空間部分(孔)を有し、この空間部分を取巻く
ようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁場コ
イルと勾配磁場を発生する勾配磁場コイル(勾配磁場コ
イルはx,y,zの3軸のコイルを備えている。)と被
検体内の原子核のスピンを励起するためのRFパルスを
与えるRF送信コイルと被検体からのNMR信号を検出
する受信コイル等が配置されているマッグネットアセン
ブリである。静磁場コイル、勾配磁場コイル、RF送信
コイル、及び受信コイルは、それぞれ静磁場電源2、勾
配磁場駆動回路3、RF電力増幅器4及び前置増幅器5
に接続されている。シーケンス記憶回路6は計算機7か
らの指令に従って任意のビューで、ゲート変調回路8を
操作(所定のタイミングでRF発振回路9のRF出力信
号を変調)し、フーリエ変換法等に基づくRFパルス信
号をRF電力増幅器4からRF送信コイルに印加する。
又、シーケンス記憶回路6は、同じくフーリエ変換法等
に基づくシーケンス信号によって勾配磁場駆動回路3を
操作して、x,y,zの3軸にそれぞれ勾配磁場を供給
する。10はRF発振回路9の出力を参照信号として、
前置増幅器5の受信信号出力を位相検波する位相検波器
である。この出力信号はAD変換器11においてディジ
タル信号に変換され、計算機7に入力される。12は計
算機7に種々のパルス,シーケンスの実現のための指示
及び種々の設定値等の入力をするための操作コントロー
ル、13は計算機7で再構成された画像を表示する表示
装置である。
【0010】次に、上記のように構成された装置の動作
を説明する。操作コントロール12を操作してパルスシ
ーケンスのタイミング、RFパルス幅、後述するRF強
度の初期値等の設定を行い、計算機7に前記設定値に基
づく信号を入力する。計算機7は前記設定値に基づいて
制御信号を発生し、シーケンス記憶回路6に送る。シー
ケンス記憶回路6は前記の信号に基づき勾配磁場駆動回
路3を制御して所定のパルスシーケンスの勾配磁場を作
らせ、又、ゲート変調回路8を制御する。ゲート変調回
路8はRF発振回路9で発振し出力されたRF信号を設
定されたパルス幅、振幅を有する信号に変調し、被変調
RFパルスをRF電力増幅器4に供給する。この被変調
RFパルスはRF電力増幅器4において増幅され、マグ
ネットアセンブリ1の静磁場電源2によって生じる静磁
場中において、勾配磁場駆動回路3によって各軸に与え
られた勾配磁場と相俟って励起パルスによって励起され
たスピンを共鳴させる。共鳴により生じたNMR信号は
受信され、前置増幅器5で増幅され、位相検波器10に
入力される。位相検波器10は、RF発振回路9の出力
を参照信号として入力NMR信号を位相検波し、その出
力信号をAD変換器11に送る。AD変換器11におい
て変換されたディジタル信号に変換されたNMR信号
は、計算機7において処理される。計算機7は、RFパ
ルスの強度を逐次変えて印加するようにプログラムされ
ており、それぞれ異なったRF強度のRFパルスにより
逐次データを取る。
【0011】次に、本装置を用いたRF調整法の手順を
図2のフローチャートを用いて説明する。 [ステップ1]操作コンソール12からRF強度の初期
値、y=a,n=1(yはRF強度、nはスキャンのビ
ュー数を示す)を設定する。 [ステップ2]設定されたシーケンスに基づいて、1ビ
ュー・スキャンによるデータ(被検体からのNMR信
号)を収集する。 [ステップ3]ステップ2でデータを収集したので、R
F強度を変更すべくRF強度を再設定する。再設定する
RF強度を、一例として数2で表す。
【数2】 又、a=5.0%と設定した場合における数2によるス
キャンのビュー数に対するRF強度を前述の表1に示
す。表1を見て分かるように、n=1,2,3に対応し
てy=5.0,7.0,9.7なる値となり、n=10
でy=100%となり、即ち10ビューで全範囲(10
0%)のRF強度のデータを収集することが可能にな
る。このようにRF強度は、RF強度が大きくなるのに
従って大きな間隔で変化するように再設定する。 [ステップ4]nに1をプラスする。 [ステップ5]nがN(nの最大を示す定数)より大き
いか否かを判断する。n≦Nならばステップ2に戻り、
n>Nならばステップ6に進む。 [ステップ6]前述の如く、NMR信号はRF強度に対
して約sinθの関数に比例した測定結果として観測
されるが、これまでのステップを通して得られたデータ
からθ=90°における被検体からのNMR信号が最適
となるようなRF強度を求める。
【0012】図3において、×は本発明による信号の測
定点、nはスキャンのビュー数を示し、被検体A,Bに
対する信号の測定結果を示している。図3を見て分かる
ように、RF強度をn=1,n=2,n=3と大きくし
ていったとき、被検体Aではn=5で、被検体Bではn
=9で、θ=90°における各々信号の最大値を検出す
ることができる。本発明と従来法を比較すると、図3及
び図4で示されたRF強度の範囲のおいて従来法のビュ
ー数はn=20、本発明のビュー数はn=10であり、
本発明は従来法よりも少ないビュー数で被検体からのN
MR信号が最適となるようなRF強度を求めることがで
きる。又、RF強度が大きくなるのに従ってRF強度を
大きな間隔で変化させるので、RF強度を大きい間隔で
変化させたら最適のRF強度を通り越してしまい易いθ
=90°における最適のRF強度が小さいところにある
図3の被検体Aのような場合でも、本発明は被検体Aの
持つ最適なRF強度を求めることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のMRIのRF強度調整法によれ
ば、RF強度が大きくなるのに従ってRF強度を大きな
間隔で変化させるので、RF強度を等差的に大きくして
いく調整法よりも、広い範囲のRF強度に渡って効率良
く被検体からのNMR信号が最適となるようなRF強度
を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるMRIの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例によるMRIのRF強度調整
法のフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例によるMRIのRF強度調整
法におけるRF強度に対するNMR信号の大きさを示す
図である。
【図4】従来のMRIのRF強度調整法におけるRF強
度に対するNMR信号の大きさを示す図である。
【各符号の説明】
4 RF電力増幅器 6 シーケンス記憶回路 7 計算機 12 操作コンソール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被検体からの核磁気共鳴信号が最適とな
    るようなRF強度を求めるMRIのRF強度調整法にお
    いて、 前記RF強度が大きくなるのに従ってRF強度を大きな
    間隔で変化させることを特徴とするMRIのRF強度調
    整法。
JP3259938A 1991-07-04 1991-07-04 Mriのrf強度調整法 Pending JPH057566A (ja)

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JP3259938A JPH057566A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 Mriのrf強度調整法

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