JPH057565U - 荷重応動型制動液圧制御装置 - Google Patents

荷重応動型制動液圧制御装置

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JPH057565U
JPH057565U JP6274291U JP6274291U JPH057565U JP H057565 U JPH057565 U JP H057565U JP 6274291 U JP6274291 U JP 6274291U JP 6274291 U JP6274291 U JP 6274291U JP H057565 U JPH057565 U JP H057565U
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睦朗 山越
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自動車機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサスプリングに過剰な負荷がかからない
ようにした荷重応動型制動液圧制御装置の提供。 【構成】 センサスプリングをセンサレバーとプランジ
ャとの間に介装させ、センサレバーの自由端をリンクの
一端に係合させ、該リンクの他端を車両の車軸に係合さ
せる荷重応動型制動液圧制御装置であって、上記リンク
25にスプリング26を介在させて、該リンク25に最
大積載荷重より大きな力が作用したとき、該リンク25
を伸長させるようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は荷重応動型制動液圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の荷重応動型制動液圧制御装置を示している。この装置は、車両に 設置し、車両の積載荷重に応じて前輪に対する後輪のブレーキ圧を変えるもので 、プロポーショニングバルブ1とセンサレバー2とリンク3とを備えている。
【0003】 このプロポーショニングバルブ1は、図7に示したように、2組のプロポーシ ョニング機構を備えている。このバルブ1は、ハウジング4内にプランジャ5を 備えている。プランジャ5は、差圧ピストン6を有し、該ピストン6によってシ リンダ内を入力圧室7と出力圧室8とに画成している。この差圧ピストン6は、 両室7,8を連通する通路9を有している。また、プランジャ5は、先端に弁体 10を有している。この弁体10は、ハウジング4のシリンダ内に設置された弁 座11に当接したとき、入力圧室7と出力圧室8との連通を断つ。また、このバ ルブ1では、プランジャ5とセンサレバー2との間にセンサスプリング12が介 装されている。そして、プランジャ5は、スプリング12の付勢力Fx によって 下方へ付勢され、バルブ1の非作動状態で、弁体10が弁座11から離反した状 態、即ち開弁状態に維持されている。なお、上記付勢力Fx は、後述する車両の 積載荷重に対応した力である。
【0004】 この荷重応動型制動液圧制御装置は、図6に示したように、プロポーショニン グバルブ1を車両のシャーシフレーム13に設置し、リンク3の端部を車軸14 に係止させている。また、プロポーショニングバルブ1の入力ポート7aは図示 しないマスタシリンダに接続され、出力ポート8aは図示しないホイールシリン ダに接続される。
【0005】 ブレーキ操作を行うと、マスタシリンダの油液は、入力ポート7aを介して入 力圧室7に供給され、さらに通路9,弁体10と弁座11との間を経て出力圧室 8に送給される。そして、この出力圧室8の油液は、出力ポート8aを介してホ イールシリンダに送給される。
【0006】 ところで、プランジャ5には、常に該プランジャ5を上方へ移動させようとす る圧力が作用している。しかしながら、プランジャ5には、積載荷重に応じた付 勢力Fx が生じているため、該付勢力Fx に打勝つまでは、プランジャ5はそこ に留められる。この間は、弁体10は弁座11に当接せず開弁したままであるた め、出力圧室8の圧力は入力圧室7とほぼ等しく増圧される。
【0007】 そして、出力圧室8の圧力が上昇し、プランジャ5を上動する力がスプリング 12の付勢力Fx に打勝つと、プランジャ5は上方へ移動し、弁体10が弁座1 1に当接して閉弁する。その後は、入力圧室7の圧力が増大すると、その圧力に よってプランジャ5が下動され、弁体10が弁座11から離反されて開弁し、出 力圧室8の圧力が増大すると再び閉弁する。
【0008】 即ち、上記バルブ1では、プランジャ5の上動する力が積載荷重に応じた付勢 力Fx に打勝つまでは、入力圧と出力圧がほぼ等しい圧力で増大し、その後は、 出力圧は入力圧に対して減圧された状態で増大する。
【0009】 なお、スプリング12の付勢力Fx は、センサレバー2の位置(状態)によっ て決定される。図6に示したように、車両が空荷状態にあるとき、リンク3の端 部はA位置にある。車両が最大積載状態になったときには、リンク3の端部はB 位置まで移動するため、それに伴ってセンサレバー2が矢印方向へ移動される。 したがって、図7におけるスプリング12が圧縮されて、付勢力Fx が大きくな る。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、このような荷重応動型制動液圧制御装置は、特に積載荷重が大きい 状態にある車両がバウンドした際には、見掛けの積載荷重が最大積載荷重Bより 大きくなる場合がある。このような場合には、センサスプリング12が相当量ま で圧縮される。
【0011】 したがって、センサスプリング12は、その圧縮量まで見込んで設計をしなく てはならず、スプリング12の設計自由度が小さくなるばかりでなく、プランジ ャ5にも過剰な付勢力Fx がかかり、好ましくない。
【0012】 そこで、本考案の目的は、センサスプリングに過剰な応力がかかることのない 荷重応動型制動液圧制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の荷重応動型制動液圧制御装置では、センサスプリングをセンサレバー とプランジャとの間に介装させ、上記センサレバーの自由端をリンクの一端に係 合させ、該リンクの他端を車両の車軸に係合させる荷重応動型制動液圧制御装置 において、上記リンクにスプリングを介在させて、該リンクに最大積載荷重より 大きな力が作用したとき、該リンクを伸長させるようにしている。
【0014】
【作 用】
本考案の荷重応動型制動液圧制御装置では、車両がバウンドして見掛けの積載 荷重が最大積載荷重を越えた場合には、リンクが伸長する。したがって、センサ スプリングへの影響は少ない。
【0015】
【実施例】
図1乃至図5は、本考案に係る荷重応動型制動液圧制御装置を示している。
【0016】 この装置のプロポーショニングバルブ21は上記した従来のものと同じ機構を 備えており、作動も変るところはない。また、センサレバー22も上記した従来 のものと同一である。ただ、この装置のプロポーショニングバルブ21では、図 2に示したように、ハウンジング23にストッパ24が設置され、該ストッパ2 4によって、図5に示したように、センサレバー22の変位量を規制し、車両が 最大積載荷重状態のときのセンサレバー22の位置を越えないようにしている。
【0017】 また、この装置では、リンク25が引張スプリング26と該スプリング26を 引張った状態に保持するリテーナ27から構成されている。
【0018】 リテーナ27は合成樹脂によって形成され、両端部にボス部27a,27aを 備えている。これらのボス部27aには、図3に示したように、スプリング26 の線径よりも大きな孔27bが形成されており、該孔27bはスリ割27cによ って外部に開放されている。また、このリテーナ27は、ストッパリング28を 備えている。ストッパリング28は金属材料によって形成されている。このスト ッパリング28は、図4に示したように、スプリング26に嵌合させ、カシメ2 8aによってスプリング26に固定される。
【0019】 そして、このリテーナ27は、スリ割27cを介し、スプリング26のフック 26a,26bにボス部27a,27aを嵌合させることによって、スプリング 26に保持させる。この状態におけるスプリング26は、リテーナ27の孔27 b内で自由に動き得る状態にある。また、ストッパリング28,28を、フック 26a,26bの先端からそれぞれ嵌合し、リテーナ27のボス部27aの外側 にそれぞれ位置させる。次いで、スプリング26のフック26a,26bを引張 って、スプリング26を所定の長さLに伸ばし、ストッパリング28,28をリ テーナ27に接触させた状態で、ストッパリング28,28をスプリング26, 26bのフック26a,26bに固定する。
【0020】 このようにリテーナ27が装着されたスプリング26は、伸長した状態(所定 の長さL)に維持され、フック26bが所定の力よりも大きな力で引張られた場 合に、所定の長さLよりも伸長する。
【0021】 上記プロポーショニングバルブ21は図1に示したようにブラケット31を介 して車両のシャーシフレーム32に設置される。次いで、スプリング26のフッ ク26a,26bがセンサレバー22の端部22aと車軸33に固定したブラケ ット34とにそれぞれ掛けられる。
【0022】 この装置では、図1に示した状態が空荷状態である。最大積載状態では、ブラ ケット34がシャーシフレーム32に対して相対的に移動し、ブラケット34に おけるフック26bの取付部位34aが図1のB点に移動する。この間のフック 26bの移動では、図2に示したように、スプリング26は伸長されることなく 、図2に示したように長Lを維持したままセンサレバー22が矢印方向に移動さ れ、プロポーショニングバルブ21のハウジング23内の図示しないセンサスプ リングが圧縮される。
【0023】 車両がバウンドして、ブラケット34におけるフック26bの取付部位34a が最大積載位置Bを越えた場合には、センサレバー22は図5に示したストッパ 24に当接し、それ以上の回動が阻止される。したがって、この場合には、図5 に示したように、スプリング26が伸びて、ブラケット34におけるフック26 bの取付部位34aとセンサレバー22の端部22aとの間の距離の増大分ΔL を吸収する。即ち、この装置では、ブラケット34におけるフック26bの取付 部位34aが空荷位置Aから最大積載位置Bの範囲にある間は、リンク25が従 来と同様に剛体として働き、取付部位34aが最大積載位置Bを越えた場合には 、リンク25のスプリング26が伸びて、過剰変位分ΔLを吸収する。したがっ て、センサスプリングに無理な力が生じることはない。
【0024】 なお、上記実施例で示したリンク25は、スプリング26のほぼ全長に亘って リテーナ27を添設し、それによってスプリング26に剛体性を付与するととも に、リテーナ27によってスプリング26を伸長方向にのみ移動可能に保持させ ている。しかし、本考案で採用するリンクは、上記実施例のものに限定されない 。例えば、スプリング26としてコイルを密着させたものも使用できる。この場 合はストッパ28は不要になる。また、リンクを2本のパイプで構成し、それら のパイプをテレスコープ式に嵌合させるとともに、それらのパイプの周囲にスプ リングを配装し、かつ該スプリングによってそれらのパイプを互に結合させても よい。
【0025】
【考案の効果】
上記したように、本考案に係る荷重応動型制動液圧制御装置では、車両がバウ ンドした際に見掛けの積載荷重が最大積載荷重を越えた場合にも、センサスプリ ングには無理な力がかかることはない。したがって、センサスプリングは小さく て済み、設計自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る荷重応動型制動液圧制御装置の設
置状態を示した図である。
【図2】本考案の装置の通常動作を示した図である。
【図3】図2におけるIII-III 線拡大断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線拡大断面図である。
【図5】本考案の装置において、見掛けの積載荷重が最
大積載荷重を越えた場合の装置の動作を示した図であ
る。
【図6】従来の荷重応動型制動液圧制御装置の設置状態
を示した図である。
【図7】従来の装置のプロポーショニングバルブを示し
た断面図である。
【符号の説明】
21 プロポーショニングバルブ 22 センサレバー 22a 端部 23 ハウジング 24 ストッパ 25 リンク 26 スプリング 26a,26b フック 27 リテーナ 27a ボス部 27b 孔 27c スリ割 28 ストッパリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 センサスプリングをセンサレバーとプラ
    ンジャとの間に介装させ、上記センサレバーの自由端を
    リンクの一端に係合させ、該リンクの他端を車両の車軸
    に係合させる荷重応動型制動液圧制御装置において、上
    記リンクにスプリングを介在させて、該リンクに最大積
    載荷重より大きな力が作用したとき、該リンクを伸長さ
    せるようにしたことを特徴とする荷重応動型制動液圧制
    御装置。
JP1991062742U 1991-07-12 1991-07-12 荷重応動型制動液圧制御装置 Expired - Fee Related JP2560088Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100941556B1 (ko) * 2004-12-15 2010-02-10 기아자동차주식회사 차량의 제동력 설정을 위한 로드센싱프로포셔닝 밸브스프링 설치구조

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63155879U (ja) * 1987-03-31 1988-10-13
JPH0297155U (ja) * 1989-01-19 1990-08-02

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