JPH057549Y2 - - Google Patents

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JPH057549Y2
JPH057549Y2 JP2787584U JP2787584U JPH057549Y2 JP H057549 Y2 JPH057549 Y2 JP H057549Y2 JP 2787584 U JP2787584 U JP 2787584U JP 2787584 U JP2787584 U JP 2787584U JP H057549 Y2 JPH057549 Y2 JP H057549Y2
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electromagnetic flowmeter
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Description

【考案の詳細な説明】 <考案の属する技術分野> 本考案は、低周波3値励磁方式の電磁流量計に
関する。
<従来技術> 電磁流量計は、流体の流れ方向に対して直角方
向に磁界を与え、同時に流体流路中の電気的信号
の変化を検出し、これに基づいて流体の流量を計
測するように構成されている。最近の電磁流量計
は、ゼロ点が安定し、精度よく流量が測定できる
ものとして、励磁電流の定常値が零・正・零・負
の順で繰り返す3値の励磁波形を有し、それに同
期したサンプリング値に基く演算により出力を求
めている。そのための演算式としてはいくつか提
案されており、例えば、1次遅れノイズ等の影響
を除去して高精度に流量を測定するための(1)式の
演算式や、残留磁界の影響を受け難い(2)式の演算
式などが知られている。
eS1=1/2(−e1+e2+e3−e4) (1) eS2=1/2(−1/2e1+e2−e4+1/2e5) (2) (1),(2)式において、e1,e2,e3,e4.e5は励磁
電流の定常値が零・正・零・負・零の各期間の信
号電圧のサンプリング値である。そして本来は、
(1)式の演算結果es1と、(2)式の演算結果es2とは同
じであるべき値であるが、1次遅れノイズや直流
電位の変化の影響、残留磁界の影響などにより、
多少値が異る。一方、電磁流量計発信器の電極間
に生ずる起動力esと、流速vおよび励磁電流Iと
の間には、 es=KMvI (3) の関係がある。ここでKMは発信器固有の定数で、
バラツキを有しているため、実用上は発信器毎に
実流校正により求めている。この校正は流速を一
定vsにして、(1)式または(2)式で流量測定を行い、
その結果から発信器定数を決定する。したがつて
(1)式に基づいて求めた発信器定数KM1(=es1/vs
I)と、(2)式に基づいて求めた発信器定数KM2
(=es2/vsI)とでは値が異なる。しかも(1)式の
演算式を用いる電磁流量計ではKM1のみしか求め
られておらず、(2)式の演算式を用いる電磁流量計
ではKM2のみしか求めていない。このため従来の
電磁流量計においては、演算式を(1)式から(2)式
へ、また(2)式から(1)式へ変更しようとすると、ス
パン誤差を生ずるので、その都度実流校正を行い
演算式にあつた発信器定数を決定しなおさなけれ
ばならず、現場に設置した後は、精度よく演算式
を変更することは困難であつた。
<考案の目的> 本考案は、発信器定数を求めた演算式から他の
演算式へ変更する場合にも、実流校正なしに精度
よくできる電磁流量計を実現するにある。
<考案の構成> 本考案は、電磁流量計発信器の励磁コイルに定
常値が正・負・零の3値を有する励磁電流を供給
するとともに、電磁流量計発信器からの誘起電圧
を先の各定常値においてサンプリングし、かつ
A/D変換してマイクロコンピユータに与えるよ
うにした電磁流量計において、一定流速の下で先
のサンプリングにより得られたサンプルデータを
用いて所定の第1代数演算式により求めた流速信
号と先の励磁電流と先の一定流速とから第1発信
器定数を算出する定数算出手段と、先の定数算出
手段で第1発信器定数の決定に使用された第1代
数演算式を用いて流速信号の算出を行う第1信号
演算モードと、先の第1代数演算式とは異なる第
2代数演算式で流速信号を算出する第2信号演算
モードとを有し、同一時間に測定したデータに基
づいて先の第1代数演算式と第2代数演算式でそ
れぞれ求めた演算結果の比と先の第1代数演算式
に基づて求められている第1発信器定数とから先
の第2代数演算式に応じた第2発信器定数を決定
することを特徴としたものである。
<実施例> 第1図は本考案電磁流量計の一実施例を示す接
続図である。図において、1は電磁流量計発信器
で、励磁コイル11と流体Fが流れる管路12お
よび電極13a,13bとを有しいる。2は励磁
回路で、定電流回路21と、定電流回路の出力を
オンオフして励磁コイル11に周波数が(例え
ば商用周波数の1/8)の励磁電流Iを流すための
スイツチ22a,22bとを有している。3は信
号処理回路で、電磁流量計発信器1の電極13
a,13b間に誘起する電圧eaを増幅する増幅器
31と、増幅器31の出力をデイジタル量に変換
するA/D変換器32と、A/D変換器32から
のデイジタル量を取込み、デイジタル演算を行う
マイクロコンピユータ33と、マイクロコンピユ
ータ33の演算結果を出力電流I0に変換するD/
A変換器34と、マイクロコンピユータ33の演
算結果の表示やパラメータの設定を行う表示設定
部35とを有している。
マイクロコンピユータ33は、マイクロプロセ
ツサ33aと、ROM(リードオンリイメモリ)
とRAM(ランダムアクセスメモリ)とを有する
メモリ部33bと、入出力インタフエイス33c
と、表示設定インタフエイス33dおよびデータ
バース33eとから構成されている。マイクロプ
ロセツサ33aはA/D変換器32,D/A変換
器34の制御、励磁回路2のスイツチ22a,2
2bの制御およびデイジタル演算、自己診断等を
メモリ部33bのROMに格納されているプログ
ラムに基づいて行う。メモリ部33bのRAMは
データの一時記憶等に用いるメモリで、バツテリ
33fでバツクアツプされている。入出力インタ
ーフエイス33cは、マイクロプロセツサ33a
と周辺回路用の信号のやりとりを行うものであ
る。表示設定インタフエイス33dは表示設定部
35のキースイツチ35aによる入力の読込み
と、表示器35bの駆動を行うものである。表示
設定部35のキースイツチ35aには、演算モー
ド切換スイツチS1が設けられている。
このように構成した本考案の動作を第2図の波
形図および第3図のフローチヤートを参照して以
下に説明する。まず励磁回路2のスイツチ22
a,22bはマイクロコピユータ33からの駆動
パルスP1,P2で第2図イ,ロに示すようにオン
オフが制御され、励磁コイル11には第2図ハに
示すように1サイクルに定常値が零の休止期間
T1,T3と、正の励磁期間T2および負の励磁期間
T4を有する励磁電流Iが供給される。このサイ
クルの周期rは160msで、各期間T1,T2,T3
T4はそれぞれ40msに選ばれて、商用電源周期の
整数倍になつている。なお励磁電流Iはスイツチ
22a,22bで切換えられたとき、励磁コイル
11のインダクトタンスと抵抗による時定数で実
際には立上り、立下り部分で遅れを伴つたのち定
常値となるが図では省略してある。電磁流量計発
信器1の電極13a,13b間には励磁電流Iに
応じた誘起電圧eaが発生する。この誘起電圧ea
信号処理回路3の増幅器31で増幅され、第2図
ニに示すような信号電圧ebとなる。この信号電圧
ebには、管路12を流れる流体の流速vと励磁電
流Iとに比例した信号成分の外に、励磁電流の切
換えに伴うノイズ成分、電気化学的な直流電位や
回路によるオフセツト成分および残留磁界成分と
が重畳されている。マイクロコンピユータ33は
第2図ニに斜線で示すように信号電圧ebを一定間
隔Δtで各期間に1回づつサンプリングしたとき
の電圧e1,e2,e3,e4,e5をA/D変換器32を
介してデイジタル量としてRAMに読込む。
一方マイクロコンピユータ33のRAMには、
あらかじめ実流校正を行い、(1)式に基いて決定し
た発信器定数KM1がデイジタル量として格納され
ている。
したがつて、演算モード切換スイツチS1がオフ
で、(1)式の演算を行う第1の演算モードAを選択
していると、マイクロコンピユータ33は(1)式の
演算結果es1と発信器定数KM1とから流速vに関連
した出力値eO1を求め、RAMに格納する。また演
算モード切換スイツチS1をオンにし、(2)式で演算
を行う第2の演算モードBを選択すると、マイク
ロコンピユータ33はまず読込んだ同一時間の測
定データにより、(1)式と(2)式の演算をそれぞれ行
い、その演算結果es10とes20の比を求め、RAMに
格納されている発信器定数KM1を補正し、次式に
より発信器定数KM2を求めてRAMに格納する。
KM2=KM1es20/es10 (4) その後マイクロコンピユータ33は測定データ
により(2)式の演算を行い、その演算結果es2と補
正して得た発信器定数KM2とから流速vに関連し
た出力値eO2を求めRAMに格納する。このように
演算モードBでは発信器定数を補正しているの
で、演算式に変更によるスパンに誤差を生じな
い。
RAMに格納された出力値は、必要に応じてデ
イジタルフイルタ等で安定化された後D/A変換
器34に与えられ、アナログの出力電流IOとして
出力されるとともに、表示設定部35に与えられ
表示器35bで表示される。
なお上述では、(1)式の演算式に基づいて求めた
発信器定数KM1を補正して、(2)式の演算式に応じ
た発信器定数KM2を求める場合を例示したが、(2)
式の演算式に基づいてあらかじめ発信器定数KM2
が求められている場合には、es10/es20によりKM2
を補正することにより、(1)式の演算式に応じた発
信器定数KM1を決定できる。また上述では、演算
式が(1)式と(2)式の場合について説明したが、3値
励磁方式で励磁周波数が同じであれば、その他の
演算式であつても同様に発信器定数を補正でき
る。
<考案の効果> 本考案においては、演算式の変更を実流校正な
しで精度よく(スパン誤差を生ずることなく)で
きるため、すでに現場に設置されている電磁流量
計でも容易に演算式の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電磁流量計の一実施例を示す接
続図、第2図はその動作説明のための波形図、第
3図は動作説明のためのフローチヤートである。 1……電磁流量計発信器、2……励磁回路、3
……信号処理回路、32……A/D変換器、33
……マイクロコンピユータ、34……D/A変換
器、s1……演算モード切換スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁流量計発信器の励磁コイルに定常値が正・
    負・零の3値を有する励磁電流を供給するととも
    に、電磁流量計発信器からの誘起電圧を前記各定
    常値においてサンプリングし、かつA/D変換し
    てマイクロコンピユータに与えるようにした電磁
    流量計において、一定流速の下で前記サンプリン
    グにより得られたサンプルデータを用いて所定の
    第1代数演算式により求めた流速信号と前記励磁
    電流と前記一定流速とから第1発信器定数を算出
    する定数算出手段と、前記定数算出手段で第1発
    信器定数の決定に使用された第1代数演算式を用
    いて流速信号の算出を行う第1信号演算モード
    と、前記第1代数演算式とは異なる第2代数演算
    式で流速信号を算出する第2信号演算モードとを
    有し、同一時間に測定したデータに基づいて前記
    第1代数演算式と第2代数演算式でそれぞれ求め
    た演算結果の比と前記第1代数演算式に基づいて
    求められている第1発信器定数とから前記第2代
    数演算式に応じた第2発信器定数を決定すること
    を特徴とした電磁流量計。
JP2787584U 1984-02-28 1984-02-28 電磁流量計 Granted JPS60139227U (ja)

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JPS60139227U JPS60139227U (ja) 1985-09-14
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