JPH0575166B2 - - Google Patents
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- JPH0575166B2 JPH0575166B2 JP7061987A JP7061987A JPH0575166B2 JP H0575166 B2 JPH0575166 B2 JP H0575166B2 JP 7061987 A JP7061987 A JP 7061987A JP 7061987 A JP7061987 A JP 7061987A JP H0575166 B2 JPH0575166 B2 JP H0575166B2
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は半導体等の電子部品製造工程に用いる
プラズマ処理装置に関するもので、とくに反応性
プラズマによりエツチングを行なうドライエツチ
ング装置あるいはデポジシヨンを行なうCVD装
置に関するものである。
プラズマ処理装置に関するもので、とくに反応性
プラズマによりエツチングを行なうドライエツチ
ング装置あるいはデポジシヨンを行なうCVD装
置に関するものである。
従来の技術
近年、半導体デバイスの集積化に伴い、プラズ
マ処理技術は重要な基幹技術となつている。本発
明を説明するにあたり、まず従来のプラズマ処理
装置について説明する。第7図a,bは平行平板
電極型プラズマ処理装置の概略図である。第7図
a,bにおいて25は陽極、26は陰極であり、
両電極間には高周波電源27および整合器28が
接続されている。29は試料であり、一般に
CVD装置では第7図aに示すように陽極上に試
料を載置し、またドライエツチング装置では同図
bに示すように陰極上に試料を載置してプラズマ
処理を行なう。このように用途により基板電極
は、陽極、陰極に使い分けられる。しかしこれら
従来装置においては反応ガスのイオン化率が低
く、例えばシリコン酸化膜のドライエツチングな
どエツチング速度が低く生産性での問題があつ
た。
マ処理技術は重要な基幹技術となつている。本発
明を説明するにあたり、まず従来のプラズマ処理
装置について説明する。第7図a,bは平行平板
電極型プラズマ処理装置の概略図である。第7図
a,bにおいて25は陽極、26は陰極であり、
両電極間には高周波電源27および整合器28が
接続されている。29は試料であり、一般に
CVD装置では第7図aに示すように陽極上に試
料を載置し、またドライエツチング装置では同図
bに示すように陰極上に試料を載置してプラズマ
処理を行なう。このように用途により基板電極
は、陽極、陰極に使い分けられる。しかしこれら
従来装置においては反応ガスのイオン化率が低
く、例えばシリコン酸化膜のドライエツチングな
どエツチング速度が低く生産性での問題があつ
た。
そこで最近、上記問題点を解決する手段として
マグネトロン放電を利用したプラズマ処理装置の
報告がなされている(例えば特公昭60−11109号
公報)。
マグネトロン放電を利用したプラズマ処理装置の
報告がなされている(例えば特公昭60−11109号
公報)。
以下マグネトロン放電を利用したドライエツチ
ング装置について図を参照しながら説明する。第
8図は上記ドライエツチング装置の構成図であ
る。8図aにおいて第7図と同一構成要素につい
ては同一番号を記している。30は陰極26の裏
面に設置された永久磁石であり、N−S極が間隔
をあけて隣接するようにポールピース31に取り
付けられかつ外部駆動機構より支持棒32をへて
一直線上を往復運動するように構成されている。
ング装置について図を参照しながら説明する。第
8図は上記ドライエツチング装置の構成図であ
る。8図aにおいて第7図と同一構成要素につい
ては同一番号を記している。30は陰極26の裏
面に設置された永久磁石であり、N−S極が間隔
をあけて隣接するようにポールピース31に取り
付けられかつ外部駆動機構より支持棒32をへて
一直線上を往復運動するように構成されている。
上記のように構成されたドライエツチング装置
について動作原理を簡単に説明する。陽極25と
陰極26間に高周波電力を印加しプラズマ放電さ
せると両電極間に電界Eが発生する。陰極裏面の
永久磁石30の磁界Bは上記電界Eの方向に対し
直角方向成分をもつよう設置されている。プラズ
マ放電中の電子は電界Eと磁界BによりE×Bの
ドリフト運動をするため電子が陰極近傍にトラツ
プされマグネトロン放電をおこす。その結果、反
応ガスのイオン化効率を高めることができるわけ
である。従つて従来のマグネトロン放電を用いな
いドライエツチング装置に比べ、エツチング速度
を著しく向上させることができる。また同様にデ
ポジシヨンを行なうCVD装置においてもマグネ
トロン放電を用いてデポジシヨン速度を向上させ
ることが可能である。
について動作原理を簡単に説明する。陽極25と
陰極26間に高周波電力を印加しプラズマ放電さ
せると両電極間に電界Eが発生する。陰極裏面の
永久磁石30の磁界Bは上記電界Eの方向に対し
直角方向成分をもつよう設置されている。プラズ
マ放電中の電子は電界Eと磁界BによりE×Bの
ドリフト運動をするため電子が陰極近傍にトラツ
プされマグネトロン放電をおこす。その結果、反
応ガスのイオン化効率を高めることができるわけ
である。従つて従来のマグネトロン放電を用いな
いドライエツチング装置に比べ、エツチング速度
を著しく向上させることができる。また同様にデ
ポジシヨンを行なうCVD装置においてもマグネ
トロン放電を用いてデポジシヨン速度を向上させ
ることが可能である。
発明が解決しようとする課題
このように試料を載置する陰極裏面に永久磁石
を設置してマグネトロン放電を利用するプラズマ
処理装置の場合、処理速度が著しく向上するとい
う特徴があるが、処理速度すなわちエツチング速
度やデポジシヨン速度が不均一になるという問題
があつた。
を設置してマグネトロン放電を利用するプラズマ
処理装置の場合、処理速度が著しく向上するとい
う特徴があるが、処理速度すなわちエツチング速
度やデポジシヨン速度が不均一になるという問題
があつた。
陰極裏面の永久磁石を固定した場合、N−S極
間にのみマグネトロン放電が発生しイオン化率が
高くなるが、上記磁極間以外の部分ではイオン化
率が低く、従つて処理速度が不均一となる。そこ
でこの均一性を解決すべく第8図aに示すように
磁石29を支持棒32を介して一直線上に往復運
動させる手段が考案された。往復運動によりマグ
ネトロン放電が被処理物上に一様に走査されるた
め処理均一性を高めることができる。
間にのみマグネトロン放電が発生しイオン化率が
高くなるが、上記磁極間以外の部分ではイオン化
率が低く、従つて処理速度が不均一となる。そこ
でこの均一性を解決すべく第8図aに示すように
磁石29を支持棒32を介して一直線上に往復運
動させる手段が考案された。往復運動によりマグ
ネトロン放電が被処理物上に一様に走査されるた
め処理均一性を高めることができる。
しかしながら上記方式においては第8図bに示
すように試料29の径以上に永久磁石30を走査
する必要があり、試料が大型化するに伴つて永久
磁石30の移動空間が増し装置が大型化してしま
うという問題があつた。
すように試料29の径以上に永久磁石30を走査
する必要があり、試料が大型化するに伴つて永久
磁石30の移動空間が増し装置が大型化してしま
うという問題があつた。
また、上記構成においては試料を載置する電極
(基板電極)の裏面に永久磁石が位置するため試
料を搬送するための機構も複雑になるという問題
点をも有していた。
(基板電極)の裏面に永久磁石が位置するため試
料を搬送するための機構も複雑になるという問題
点をも有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、装置を小型化でき
かつ容易に均一処理できるプラズマ処理装置を提
供するものである。
かつ容易に均一処理できるプラズマ処理装置を提
供するものである。
課題を解決するための手段
上記問題点を解決するため、第1の発明は真空
容器内にあつて、試料を載置する基板電極と、前
記基板電極に平行して設置された対向電極と、前
記両電極間に高周波電力を印加する手段と、前記
真空容器内に反応ガスを供給する手段および前記
真空容器内を一定の圧力に保持するための排気手
段とからなるプラズマ処理装置において、前記対
向電極の裏面にあつて前記基板電極側に漏えい磁
界を発生する主磁気発生手段および副磁気発生手
段と、前記主磁気発生手段および前記副磁気発生
手段を同一平面でかつ同軸上で回転させるための
手段とを備え、前記副磁気発生手段を前記主磁気
発生手段の回転周辺部に設置するとともに前記副
磁気発生手段は設置位置が可変としたものであ
る。
容器内にあつて、試料を載置する基板電極と、前
記基板電極に平行して設置された対向電極と、前
記両電極間に高周波電力を印加する手段と、前記
真空容器内に反応ガスを供給する手段および前記
真空容器内を一定の圧力に保持するための排気手
段とからなるプラズマ処理装置において、前記対
向電極の裏面にあつて前記基板電極側に漏えい磁
界を発生する主磁気発生手段および副磁気発生手
段と、前記主磁気発生手段および前記副磁気発生
手段を同一平面でかつ同軸上で回転させるための
手段とを備え、前記副磁気発生手段を前記主磁気
発生手段の回転周辺部に設置するとともに前記副
磁気発生手段は設置位置が可変としたものであ
る。
また第2の発明は真空容器内にあつて、試料を
載置する基板電極と、基板電極に平行して設置さ
れた対向電極と、前記両電極間に高周波電力を印
加する手段と、前記真空容器内に反応ガスを供給
する手段および前記真空容器内を一定の圧力に保
持するための排気手段とからなるプラズマ処理装
置において、前記対向電極の裏面にあつて前記基
板電極側に漏えい磁界を発生する主磁気発生手段
と、前記主磁気発生手段を回転させるための手段
とを有し、前記基板電極周辺の円周上に、径方向
にN−S極を有する副磁気発生手段を所定の間隔
をもつて、かつ隣とは極性が異なるよう複数個配
設してなるものである。
載置する基板電極と、基板電極に平行して設置さ
れた対向電極と、前記両電極間に高周波電力を印
加する手段と、前記真空容器内に反応ガスを供給
する手段および前記真空容器内を一定の圧力に保
持するための排気手段とからなるプラズマ処理装
置において、前記対向電極の裏面にあつて前記基
板電極側に漏えい磁界を発生する主磁気発生手段
と、前記主磁気発生手段を回転させるための手段
とを有し、前記基板電極周辺の円周上に、径方向
にN−S極を有する副磁気発生手段を所定の間隔
をもつて、かつ隣とは極性が異なるよう複数個配
設してなるものである。
作 用
第1の発明の作用は、回転周辺での移動距離に
伴う磁界効果の補正を同軸回転上の副磁気発生手
段により行ない、処理速度の均一化を容易にした
ものである。
伴う磁界効果の補正を同軸回転上の副磁気発生手
段により行ない、処理速度の均一化を容易にした
ものである。
また、第2の発明の作用は、回転周辺部での移
動距離に伴う磁界効果の補正を基板電極周辺の副
磁気発生手段により行ない、処理速度の均一化を
容易にしたものである。
動距離に伴う磁界効果の補正を基板電極周辺の副
磁気発生手段により行ない、処理速度の均一化を
容易にしたものである。
実施例
以下本発明の一実施例のプラズマ処理装置、と
くにドライエツチング装置について図面を参照し
ながら説明する。
くにドライエツチング装置について図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例におけるドライ
エツチング装置の構成を示すものである。第1図
において、1は対向電極(陽極)、2は基板電極
(陰極)で整合器3、高周波電源4が接続されて
いる。対向電極1の裏面には磁気発生手段として
永久磁石5が設置され、永久磁石を回転させるた
めの手段としてモータ6が接続されている。7は
対向電極1および永久磁石5を冷却するための媒
体の出入口、8は基板電極2を冷却するための媒
体の出入口である。9は基板電極を絶縁するため
の絶縁体、10は被エツチング試料となるウエハ
である。11はウエハ10を移載するための昇降
機構であり、12はそれぞれ反応ガス供給口、1
3は排気口であり、排気口13には容器内の圧力
を一定にするための図示しない排気手段が接続さ
れている。
エツチング装置の構成を示すものである。第1図
において、1は対向電極(陽極)、2は基板電極
(陰極)で整合器3、高周波電源4が接続されて
いる。対向電極1の裏面には磁気発生手段として
永久磁石5が設置され、永久磁石を回転させるた
めの手段としてモータ6が接続されている。7は
対向電極1および永久磁石5を冷却するための媒
体の出入口、8は基板電極2を冷却するための媒
体の出入口である。9は基板電極を絶縁するため
の絶縁体、10は被エツチング試料となるウエハ
である。11はウエハ10を移載するための昇降
機構であり、12はそれぞれ反応ガス供給口、1
3は排気口であり、排気口13には容器内の圧力
を一定にするための図示しない排気手段が接続さ
れている。
以上のように構成されたドライエツチング装置
について、以下第1図を用いてその動作を説明す
る。
について、以下第1図を用いてその動作を説明す
る。
まず同図において反応ガスが供給されかつ一定
の圧力で保持された状態で、高周波電源4により
基板電極2に電力が印加される。対向電極1と基
板電極2間において反応ガスがプラズマ化しウエ
ハ10上に形成した被エツチング試料は上記反応
ガスプラズマによりスパツタあるいは化学反応に
より除去排出されエツチングが進行する。
の圧力で保持された状態で、高周波電源4により
基板電極2に電力が印加される。対向電極1と基
板電極2間において反応ガスがプラズマ化しウエ
ハ10上に形成した被エツチング試料は上記反応
ガスプラズマによりスパツタあるいは化学反応に
より除去排出されエツチングが進行する。
第2図は本発明の第1の実施例に用いた装置の
主要部分の構成図で第1図と同一構成要素につい
て同一番号が記してある。
主要部分の構成図で第1図と同一構成要素につい
て同一番号が記してある。
第2図aにおいて、5は主磁気発生手段として
の永久磁石で第3図に示すように、長さ200mmの
直方体磁石(表面5Kガウス)14を2個、N−
Sが対向するように非磁性体(アルミニウム)1
5をはさんで鉄製のポールピース16を取つけた
ものを用いた。17は副磁気発生手段としての永
久磁石であり第3図に示す永久磁石と同一構成で
長さ60mmのものを用いた。
の永久磁石で第3図に示すように、長さ200mmの
直方体磁石(表面5Kガウス)14を2個、N−
Sが対向するように非磁性体(アルミニウム)1
5をはさんで鉄製のポールピース16を取つけた
ものを用いた。17は副磁気発生手段としての永
久磁石であり第3図に示す永久磁石と同一構成で
長さ60mmのものを用いた。
また第2図bは永久磁石取り付け部の詳細図で
ある。同図において18は永久磁石取り付けアー
ムで回転軸19を中心に回転する。前記アームに
は主磁気発生機構としての永久磁石5と副磁気発
生機構としての永久磁石17が固定されるが、永
久磁石17はスリツト20により固定位置が可変
である。
ある。同図において18は永久磁石取り付けアー
ムで回転軸19を中心に回転する。前記アームに
は主磁気発生機構としての永久磁石5と副磁気発
生機構としての永久磁石17が固定されるが、永
久磁石17はスリツト20により固定位置が可変
である。
上記永久磁石を用いて、反応ガス:
CHF390SCCM+CF410SCCM、圧力:300m
Torr、高周波電力:400W、電極間隔:15mmの条
件で6インチSiウエハ上に堆積したSiO2膜(プ
ラズマCVD膜)をレジストマスクを介してエツ
チングを行なつた。第4図は第2図bにおける永
久磁石17の回転軸からの距離とエツチング特性
について示したものである。同図において(i)、
(ii)、(iii)はそれぞれ回転軸と永久磁石17の距離が
40mm、60mm、80mmでのエツチング結果を示す。ま
た点線は永久磁石17を用いない場合のエツチン
グ結果である。図より明らかなように永久磁石1
7の位置を調整することでエツチングの均一性が
異なり本実施例では60mmの距離にて均一性が最も
良かつた。
CHF390SCCM+CF410SCCM、圧力:300m
Torr、高周波電力:400W、電極間隔:15mmの条
件で6インチSiウエハ上に堆積したSiO2膜(プ
ラズマCVD膜)をレジストマスクを介してエツ
チングを行なつた。第4図は第2図bにおける永
久磁石17の回転軸からの距離とエツチング特性
について示したものである。同図において(i)、
(ii)、(iii)はそれぞれ回転軸と永久磁石17の距離が
40mm、60mm、80mmでのエツチング結果を示す。ま
た点線は永久磁石17を用いない場合のエツチン
グ結果である。図より明らかなように永久磁石1
7の位置を調整することでエツチングの均一性が
異なり本実施例では60mmの距離にて均一性が最も
良かつた。
以上のように主磁気発生手段の回転周辺部に副
磁気発生手段を備えることでエツチングの均一性
を高めることができ、また副磁気発生手段の位置
を可変することでエツチング条件の変化によりエ
ツチングが不均一となつた際にも容易に均一性を
補正することができる。
磁気発生手段を備えることでエツチングの均一性
を高めることができ、また副磁気発生手段の位置
を可変することでエツチング条件の変化によりエ
ツチングが不均一となつた際にも容易に均一性を
補正することができる。
なお本実施例においては副磁気発生手段として
の永久磁石の数を2個としたが1個あるいは3個
以上としてもよい。
の永久磁石の数を2個としたが1個あるいは3個
以上としてもよい。
次に本発明の第2実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第5図は本発明の第2の実施例におけるドライ
エツチング装置の主要部分の構成図である。第1
図と同一構成要素について同一番号が記してあ
る。第5図において21は基板電極周辺に配置し
た磁気発生手段としての永久磁石を示す。永久磁
石5のみの場合、第4図の点線に示すようにウエ
ハ中央部に対し周辺部のエツチング速度が低く、
エツチングが不均一となる。本発明で第5図に示
すように基板電極2の周辺の円周上に、径方向に
N−S極を有する永久磁石21を所定の間隔をも
つて、かつ隣とは極性が異なるよう複数個、鉄製
ポールピース22に固定し、基板電極2の周辺に
配置する構成をとつている。永久磁石21により
ウエハ10の周辺部のみに磁界によるマグネトロ
ン放電を発生させることができる。従つて、回転
する永久磁石5の磁界と永久磁石21の磁界を重
畳することにより均一なエツチングが可能とな
る。
エツチング装置の主要部分の構成図である。第1
図と同一構成要素について同一番号が記してあ
る。第5図において21は基板電極周辺に配置し
た磁気発生手段としての永久磁石を示す。永久磁
石5のみの場合、第4図の点線に示すようにウエ
ハ中央部に対し周辺部のエツチング速度が低く、
エツチングが不均一となる。本発明で第5図に示
すように基板電極2の周辺の円周上に、径方向に
N−S極を有する永久磁石21を所定の間隔をも
つて、かつ隣とは極性が異なるよう複数個、鉄製
ポールピース22に固定し、基板電極2の周辺に
配置する構成をとつている。永久磁石21により
ウエハ10の周辺部のみに磁界によるマグネトロ
ン放電を発生させることができる。従つて、回転
する永久磁石5の磁界と永久磁石21の磁界を重
畳することにより均一なエツチングが可能とな
る。
次に本発明の第3の実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
第6図は本発明の第3の実施例におけるCVD
装置の主要構成部を示すものである。同図におい
て第2図aと同一構成要素については同一番号が
記してある。永久磁石5,17の構成は本発明の
第1の実施例で示したものであるが、第1の実施
例と異なるウエハ10を載置する基板電極23を
陽極、対向電極24を陰極として高周波電力が印
加され、また基板電極24にはウエハ10を加熱
するための手段24が取り付けられている点であ
る。
装置の主要構成部を示すものである。同図におい
て第2図aと同一構成要素については同一番号が
記してある。永久磁石5,17の構成は本発明の
第1の実施例で示したものであるが、第1の実施
例と異なるウエハ10を載置する基板電極23を
陽極、対向電極24を陰極として高周波電力が印
加され、また基板電極24にはウエハ10を加熱
するための手段24が取り付けられている点であ
る。
上記構成において反応ガスSiH4+N2+NH4を
導入し、ウエハ温度300〜500℃にて高周波電力を
印加すると反応ガスプラズマによりウエハ上に
Si3N4のデポジシヨン膜が堆積する。本実施例の
装置を用いると、永久磁石を載置しない従来装置
に比べデポジシヨン速度が2〜3倍に増大し、か
つ均一性も著しく向上させることができる。
導入し、ウエハ温度300〜500℃にて高周波電力を
印加すると反応ガスプラズマによりウエハ上に
Si3N4のデポジシヨン膜が堆積する。本実施例の
装置を用いると、永久磁石を載置しない従来装置
に比べデポジシヨン速度が2〜3倍に増大し、か
つ均一性も著しく向上させることができる。
発明の効果
以上述べたように第1の発明によれば回転する
磁気発生手段に副磁気発生手段を併用することに
よつて、また第2の発明では対向電極裏面で回転
する手段を具備した磁気発生手段に基板電極周辺
に配置された副磁気発生手段を重畳することによ
つて容易に処理速度の均一性を高めることができ
る。
磁気発生手段に副磁気発生手段を併用することに
よつて、また第2の発明では対向電極裏面で回転
する手段を具備した磁気発生手段に基板電極周辺
に配置された副磁気発生手段を重畳することによ
つて容易に処理速度の均一性を高めることができ
る。
第1図は本発明の第1の実施例におけるドライ
エツチング装置の断面構成図、第2図aは本発明
の第1の実施例におけるドライエツチング装置の
構成を示す斜視図、第2図bは同装置の永久磁石
取り付け部の詳細図、第3図は同要部構成図、第
4図は本発明の第1の実施例におけるエツチング
特性を示す図、第5図は本発明の第2の実施例に
おけるドライエツチング装置の構成図、第6図は
本発明の第3の実施例におけるCVD装置の構成
図、第7図a,b、第8図a,bは従来のプラズ
マ処理装置の構成図である。 1……対向電極、2……基板電極、4……高周
波電源、5,17,21……永久磁石、6……モ
ータ、10……ウエハ、12……反応ガス供給
口、13……排気口。
エツチング装置の断面構成図、第2図aは本発明
の第1の実施例におけるドライエツチング装置の
構成を示す斜視図、第2図bは同装置の永久磁石
取り付け部の詳細図、第3図は同要部構成図、第
4図は本発明の第1の実施例におけるエツチング
特性を示す図、第5図は本発明の第2の実施例に
おけるドライエツチング装置の構成図、第6図は
本発明の第3の実施例におけるCVD装置の構成
図、第7図a,b、第8図a,bは従来のプラズ
マ処理装置の構成図である。 1……対向電極、2……基板電極、4……高周
波電源、5,17,21……永久磁石、6……モ
ータ、10……ウエハ、12……反応ガス供給
口、13……排気口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 真空容器内にあつて、試料を載置する基板電
極と、前記基板電極に平行して設置された対向電
極と、前記両電極間に高周波電力を印加する手段
と、前記真空容器内に反応ガスを供給する手段お
よび前記真空容器内を一定の圧力に保持するため
の排気手段とからなるプラズマ処理装置におい
て、前記対向電極の裏面にあつて前記基板電極側
に漏えい磁界を発生する主磁気発生手段および副
磁気発生手段と、前記主磁気発生手段および前記
副磁気発生手段を同一平面でかつ同軸上で回転さ
せるための手段とを備え、前記副磁気発生手段を
前記主磁気発生手段の回転周辺部を設置するとと
もに前記副磁気発生手段は設置位置が可変である
ことを特徴とするプラズマ処理装置。 2 真空容器内にあつて、試料を載置する基板電
極と、基板電極に平行して設置された対向電極
と、前記両電極間に高周波電力を印加する手段
と、前記真空容器内に反応ガスを供給する手段お
よび前記真空容器内を一定の圧力に保持するため
の排気手段とからなるプラズマ処理装置におい
て、前記対向電極の裏面にあつて前記基板電極側
に漏えい磁界を発生する主磁気発生手段と、前記
主磁気発生手段を回転させるための手段とを有
し、前記基板電極周辺の円周上に、径方向にN−
S極を有する副磁気発生手段を所定の間隔をもつ
て、かつ隣とは極性が異なるよう複数個配設して
なるプラズマ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061987A JPS63236329A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | プラズマ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061987A JPS63236329A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | プラズマ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63236329A JPS63236329A (ja) | 1988-10-03 |
JPH0575166B2 true JPH0575166B2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=13436802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7061987A Granted JPS63236329A (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 | プラズマ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63236329A (ja) |
-
1987
- 1987-03-25 JP JP7061987A patent/JPS63236329A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63236329A (ja) | 1988-10-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |