JPH0575057B2 - - Google Patents

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JPH0575057B2
JPH0575057B2 JP60079540A JP7954085A JPH0575057B2 JP H0575057 B2 JPH0575057 B2 JP H0575057B2 JP 60079540 A JP60079540 A JP 60079540A JP 7954085 A JP7954085 A JP 7954085A JP H0575057 B2 JPH0575057 B2 JP H0575057B2
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Tatsuo Suzuki
Eiji Zenho
Masaru Ogasawara
Tadataka Noguchi
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/16Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force
    • G01L5/161Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance
    • G01L5/1627Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance of strain gauges
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/16Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force
    • G01L5/161Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance
    • G01L5/162Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance of piezoresistors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は直交するX,Y,Z方向の力とこれら
の方向まわりのモーメントとの6方向の力の検出
を行う多方向検出器に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来、6方向の力の検出を行なうには、直交す
る三方向の力およびこれらの方向まわりのモーメ
ントに対して撓みを易い起歪体を6個使用し、こ
の起歪体の撓みの大きな位置に歪ゲージを貼着す
るが、あるいは、金属等の単一のブロツク体を削
り出して三方向の力およびこれらの方向まわりの
モーメントに対して撓み易い部分を形成し、歪ゲ
ージを貼着して出力を得るものである。
しかしながら、前者の検出器にあつては起歪体
の数が多く、検出器全体が大きく、かつ複雑とな
るため起歪体の連結が難しい、という問題点があ
る。又、後者の検出器にあつては全ての撓み部分
が繋がつているため、一の方向の力に対して、そ
の力を検出する歪ゲージのみならず、他の方向の
力を検出する歪ゲージもクロストークとして出力
される。このため、このクロストークの影響を消
去する必要があり、前以つて較正を行つて較正定
数を定め、この較正定数を介して演算処理を行う
ため、リアルタイムで出力ができない、という問
題点がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点に鑑みなされ、コンパクト
な構成とすることができ、かつ、X,Y,Z方向
の力のみならず、各方向まわりのモーメントの力
をリアルタイムで出力ができる多方向力検出器を
提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明による多方向
力検出器は、平行な2枚の板ばねの両端部に剛性
の高いスペーサを取り付けて、所謂、ロバーバル
機構に構成された2つの検出器ユニツトを組み合
わせたものであり、各検出器ユニツトのスペーサ
が他の検出器ユニツトの中空部内を直交するよう
に貫通すると共に、この貫通したスペーサが十字
状を交差した状態で相互に一体化され、かつ十字
状態に交差したスペーサおよび前記板ばねにX,
Y,Z方向の力を検出する応力検出素子およびこ
れらの方向まわりのモーメントを検出するモーメ
ント検出素子を取り付けたことを特徴としてい
る。
〔実施例〕
以下、本発明による多方向力検出器を添付図面
を参照して詳述する。
第1図は本発明の一実施例を分解斜視図、第2
図はその組付け状態の斜視図である。この実施例
の検出器は円盤状の固定フランジ1と、力が作用
する円盤状の負荷フランジ2と、これらのフラン
ジ1,2間に配設される第1の検出器ユニツトお
よび第2の検出器ユニツトとからなつている。第
1の検出器ユニツトは上下に位置した2枚の平行
な板ばね7,7aと、この板ばね7,7aの左端
部にプレート14およびねじ15によつて固着さ
れるスペーサ3と、同様に右端部に固着される十
字形スペーサ5とからなつている。ここで、十字
形スペーサ5は縦スペーサ5aと、この縦スペー
サ5aに直交するように前後の水平方向にねじあ
るいは溶接等で取り付けられる横スペーサ5bと
からなり、縦スペーサ5aが上下に位置した前記
板ばね7,7aに連結されている。従つて、板ば
ね7,7a、スペーサ3および十字形スペーサ5
の縦スペーサ5aによつてロバーバル機構が形成
されるものである。そして、このロバーバル機構
においては、スペーサ3,5aの剛性は板ばね7
に比べて十分に高く撓みが少なくなるようになつ
ている。さらに上方の板ばね7の表・裏面の2箇
所に4枚の歪ゲージ等の応力検出素子9が貼着さ
れ、この応力検出素子9間にブリツジ回路を形成
してモーメントの影響が消去されるようになつて
いる。この応力検出素子9は後述するようにX方
向の力FXを検出するものである。
第2の検出器ユニツトは前後方向に位置した2
枚の板ばね6,6aと、この板ばね6,6aの右
端部に水平方向に取り付けられる剛性の大きなス
ペーサ4と、前記第1の検出器ユニツトに連結さ
れた前記十字形スペーサ5とからなつており、十
字形スペーサ5の横スペーサ5bが板ばね6,6
aの左側部に連結されている。従つて、この検出
器ユニツトもロバーバル機構をなしているが、十
字形スペーサ5がスペーサ3および4の内側に位
置しており、その縦スペーサ5aと横スペーサ5
bは外側のスペーサ3,4に対して内側に位置す
る内側スペーサとなつている。又、板ばね内、前
方の板ばね6の表・裏面の2箇所にブリツジ回路
が形成された歪ゲージ等の応力検出素子8が4枚
貼着され、Y方向の力Frを検出するようになつて
いる。なお、かかる板ばね6,6aとスペーサ4
および5bとの連結は第1の検出器ユニツトと同
様にプレート14およびねじ15を介して行われ
るものである。
前記固定フランジ1は第1の検出器ユニツトの
外側のスペーサ3に、又、負荷フランジ2は第2
の検出器ユニツト外側のスペーサ4にそれぞれね
じ16によつて取り付けられる。そして、これら
の外側スペーサ3,4の内側十字形スペーサ5の
縦スペーサ5aの前後に位置する面の上下にはブ
リツジ回路を形成する4枚の歪ゲージ等の応力検
出素子10が貼着されてZ方向の力Fzの検出を行
うようになつている。さらに、この縦スペーサ5
aの左右に位置する面の上下にはY方向まわりの
モーメントMyを検出するモーメント検出素子1
2が取り付けられ、十字形スペーサ5の横スペー
サ5bの左右に位置する面の両端部にはX方向ま
わりのモーメントMxを検出するモーメント検出
素子11が取り付けられている。そして、縦スペ
ーサ5aと横スペーサ5bとが十字状に交わる連
設部分の前後の面に、Z方向まわりのモーメント
Mzを検出するモーメント検出素子13が取付け
られている。これらのモーメント検出素子11,
12,13はいずれも前記応力検出素子と同様に
歪ゲージが使用され、1のモーメント検出素子に
つきブリツジ回路を形成する4枚の歪ゲージが対
称位置に貼着されるものである。なお、かかるモ
ーメント検出素子の内、モーメントMx,Myを検
出する歪ゲージ11,12はZ方向の力Fzによる
曲げ歪みも検出するが、この曲げ歪みは消去する
ようにブリツジ回路が形成され、モーメントMz
を検出する歪ゲージ13は捩り歪みを検出するよ
うにブリツジ回路が形成されている。
さらに、外側に位置するスペーサ3および4
の、内側の十字形スペーサ5と対向する内側々面
部分には切欠き3a,4aがそれぞれ形成され、
切欠き3a,4a内に十字形スペーサ5の縦スペ
ーサ5aおよび横スペーサ5bが間隔を有して入
り込んでいる。これにより、過負荷がかかつたと
き、内側のスペーサが外側のスペーサに切欠き3
a,4aに係合して、ストツパーとすることがで
きると共に、X方向およびY方向の板ばねに設置
するそれぞれの応力検出素子の長手方向の位置ず
れを小さくでき、力の検出誤差が小さくなり、
又、検出器全体の長さも短くなつている。
次に、以上のように構成された本実施例によつ
て直交するX,y,Zの3方向の力Fx,Fy,Fz
を検出する作動を説明する。
X方向板ばね7に対して垂直方向の力Fxが負
荷フランジ2に作用すると、その力Fxはスペー
サ4を介してY方向板ばね6,6a、十字形スペ
ーサ5,X方向板ばね7,7aへと順に伝わつて
いく。その際、力の伝達通路にあるスペーサ4Y
方向板ばね6,6aおよび十字形スペーサ5は、
力Fxに対して十分な剛性を有しているので撓み
は無視できる程微小であり、力Fxに対して十分
な剛性を有していないX方向板ばね7のみに曲げ
歪みが生じ、その結果、このX方向板ばね7に貼
着されている歪ゲージ9aのブリツジ回路のバラ
ンスがくずれて出力が取り出される。
また、Y方向板ばね6に対して垂直方向の力
Fyが負荷フランジ2に作用すると、その力Fy
力Fxの場合と同様に、スペーサ4を介してY方
向板ばね6,6a、十字形スペーサ5、X方向板
ばね7,7aへと順に伝わつていくが、スペーサ
4、十字形スペーサ5およびX方向板ばね7,7
aへ力Fyに対して十分な剛性を有しているので、
撓みは極めて無視できる程微小で、従つて、力
Fyに対して十分な剛性を有していないY方向板
ばね6のみが撓んで曲げ歪みを生じ、その結果、
このY方向板ばね6に貼着している歪ゲージ8b
のブリツジ回路のバランスがくずれて出力が取り
出される。そして、このような力FxおよびFy
検出位置とも力の負荷位置からの距離が短くモー
メントの影響を無視でき、従つて、力とモーメン
トを分離する演算が不要で、リアルタイムで検出
値を出力することができる。
さらに力Fx,Fyに垂直な力Fzが負荷フランジ
2に作用すると、この力FzはFxと同様な経路で
十字形スペーサ5まで伝わる。この十字形スペー
サ5は力Fx,Fyに対しては十分な剛性を有して
いるためほとんど撓まないが、力Fzに対する剛性
はこれらに比べて弱く撓むため、剪断歪みと曲げ
歪みが生じる。そして、歪ゲージ10が十字形ス
ペーサの縦スペーサ5aの前後の面に貼着されて
いるため、この剪断歪みを検出し、力Fzが検出さ
れる。なお、いずれの方向の力においても、モー
メントの影響はブリツジ回路を組む方法によつて
容易に消去されるものである。
次に、X,Y,Z方向まわりのモーメントMx
My,Mzを検出する作動について説明する。
力FxまわりのモーメントMxが負荷フランジ2
に作用すると、力Fyと平行な十字形スペーサ5
の横スペーサ5bに曲げ歪みを生じ、横スペサー
5bに貼着された歪ゲージ11のブリツジ回路に
よつてモーメントMxが検出される。この場合、
十字形スペーサ5は力Fzによつても曲げ歪みを生
じるが、この歪みの影響を消去するようにブリツ
ジ回路が形成されているため検出することがな
い。又、前後位置に平行に設けられた板ばね6,
6aにも、モーメントMyにより単純な引張歪み、
圧縮歪みが生じるが、板ばね6に貼着された4枚
の歪ゲージ8は曲げ歪みのみを検出するようにブ
リツジ回路が形成されているからモーメントMx
の影響を受けることがない。
力FyまわりのモーメントMyが負荷フランジに
作用すると、モーメントMxの場合と同様に、力
Fxと平行な十字形スペーサ5の縦スペーサ5a
に曲げ歪みを生じ、4枚の歪ゲージ12からなる
ブリツジ回路によつて検出される。この場合、十
字形スペーサ5はFzによつても曲げ歪みを生じる
が、この歪みの影響を消去するようにブリツジ回
路が形成されているため検出することができな
い。また、モーメントMyによつて上下に位置し
た板ばね7,7aに単純な引張や圧縮歪みが生じ
るが、板ばね7に貼着された4枚の歪ゲージ9は
曲げ歪みのみを検出するようにブリツジ回路が形
成されているからモーメントMyの影響を受けな
い。
さらに、力FzまわりのモーメントMzが負荷フ
ランジ2に作用すると、十字形スペーサ5の縦ス
ペーサ5aと横スペーサ5bとの連設部分に捩り
歪みが発生し、貼着された4枚の歪ゲージ13に
よつてモーメントMzが検出される。なお、この
連設部分の歪ゲージ13は剪断歪みを受けること
から、直交状に重ねた2枚の歪ゲージを1組と
し、これを縦スペーサ5aの前後の面に貼着して
もよい。同様に縦スペーサ5aに貼着された歪ゲ
ージ10も直交状に重ねた歪ゲージを使用するこ
とができる。
第3図ないし第5図はそれぞれ本発明の別の実
施例を示す斜視図であり、前記実施例と同一の部
分は同一の符号で対応させてある。
第3図の実施例は歪ゲージの貼着位置を変更し
た実施例である。この実施例では力Fx,Fyを検
出する歪ゲージ9,8は前記実施例と同一箇所に
貼着されるが、縦スペーサ5aの左右の面に貼着
される歪ゲージ20が力Fzを検出する応力検出素
子となつている。又、モーメントMxを検出する
モーメント検出素子である歪ゲージ22は、力
Fyを検出する板ばね6と平行な板ばね6aの
表・裏に2箇所ずつ貼着され、モーメントMy
検出する歪ゲージ21は力Fxを検出する板ばね
7と平行な板ばね7aに貼着され、モーメント
Mzを検出する歪ゲージ23が横スペーサ5bの
上下面に貼着されている。
この実施例では力Fx,Fyは前記実施例と同様
に検出されるから、その説明を省略するが、以
下、Fz、モーメントMx,My.Mzの検出につい
て説明する。
まず、力Fzが負荷フランジ2に作用すると、板
ばね6を介して十字形スペーサ5および板ばね7
へ伝わる。ここで、各板ばね6,7は十字形スペ
ーサ5の縦スペーサ5aに対して十分な剛性があ
り、その撓みが小さく無視され、十字形スペーサ
5の縦スペーサ5aが撓んで曲げ歪みを生じる。
このため、縦スペーサ5aに貼着してある4枚の
歪ゲージ20のブリツジ回路で力Fzが検出され
る。この場合、十字形スペーサ5の縦スペーサ5
aは力FyまわりのモーメントMyによつても曲げ
歪みを生じるが、歪ゲージのブリツジ回路の形成
においてモーメントMyの影響を消去でき、又、
力FxまわりのモーメントMxに対しても歪ゲージ
20が感度を生じない方向に貼着してあるので、
モーメントMx,Myの影響を受けることはない。
負荷フランジ2にFxまわりのモーメントMx
作用すると平行な2枚の板ばね6,6aにそれぞ
れ引張、圧縮歪みを生じるが、板ばね7,7aや
十字形スペーサはこの方向には十分な剛性がある
ため、撓みが小さく無視できる。一方、板ばね6
aに貼着された歪ゲージ22により、引張歪みが
検出され、モーメントMxの検出が行われる。こ
こで同時に曲げ歪みも発生するが、歪ゲージ22
のブリツジ回路により、この曲げ歪みは消去され
る。
負荷フランジ2にFyまわりのモーメントMy
作用すると板ばね7,7aにそれぞれ引張、圧縮
歪みを生じるが、板ばね6,6aや十字形スペー
サはこの方向には十分な剛性があるので撓みが小
さく無視できる。一方、板ばね7aに貼着された
歪ゲージ21により、引張歪み、圧縮歪みが検出
され、モーメントMyの検出が行われる。ここで
同時に曲げ歪みも発生するが、この曲げ歪みは歪
ゲージ21のブリツジ回路によつて消去される。
負荷フランジ2にFzまわりのモーメントMzが作
用すると十字形スペーサ5の横スペーサ5bに最
も大きな曲げ歪みが生じるので、貼着してある4
枚の歪ゲージ23からなるブリツジ回路によりモ
ーメントMzが検出される。この場合において、
各板ばね6,6a,7,7aおよび縦スペーサ5
aに貼着してある歪ゲージはいずれもモーメント
Mzに対して感度を持たない方向なので影響は受
けることがない。
第4図の実施例は十字形スペーサ5の縦スペー
サ5aと横スペーサ5bとが金属ブロツク材の削
り出しで一体的に形成されており、一体構造のた
め、負荷時における板ばねおよびスペーサ間のず
れが全くなくなり、高負荷時における検出精度が
高くなつている。ここで、各板ばねはねじでそれ
ぞれスペーサに取り付けられる構造であり、歪ゲ
ージの取り付けが精度よく、かつ容易に行われ
る。なお、この実施例では外側のスペーサ3,4
には切欠きが形成されず、各スペーサと内側スペ
ーサである十字形スペーサ5との間に一定の隙間
が形成されるように組み立てられている。
第5図の実施例は、板ばねおよび、スペーサか
らなる第1に検出器ユニツト、第2の検出器ユニ
ツト全体が金属ブロツク材からの削り出しで一体
的に形成されている。従つて、この実施例におい
ても板ばね、スペーサ間のずれがなくなり、検出
精度は高くなる。
なお、本発明のそれぞれの実施例においては、
十字状に交差するスペーサの一方の相手側スペー
サと接する突部を設けスペーサ間に間隔を設けて
連設部を形成し、これにより、力の負荷位置とX
方向又はY方向の力の検出位置との距離を短く
し、モーメントの影響を小さくすると共に、X方
向およびY方向板ばねに設置するそれぞれの応力
検出素子の長手方向の位置ずれを小さくし、方向
による力の検出誤差を小さくしているが、第3図
に示される実施例においては前記突部に歪みゲー
ジを貼着しないで、この突部は必ずしも設ける必
要はない。又、本発明においては応力検出素子お
よびモーメント検出素子として歪ゲージを使用し
ないで、半導体ゲージ等の他の応力検出素子を使
用してもよく、板ばねに貼着しないで金属膜を板
ばねに直接に蒸着してもよい。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、ロバーバル機
構に形成された検出器ユニツトのスペーサを他の
検出器ユニツトに中空部内を直交するように十字
状に組み立てたから直交する三方向の力および三
方向まわりのモーメントの検出することができる
と共に、それぞれの力の検出点の長手方向に位置
ずれを非常に小さくして検出することができ、リ
アルタイムで出力することもでき、かつ方向によ
る力の検出誤差を小さくして力を検出することが
できる。また、直交する三方向の力およびこれら
のモーメントも検出することができ、しかもこれ
らの多方向の力の検出を非常にコンパクトな構造
で行うことができる。さらにコンパクトな構造で
あるため、例えば産業用ロボツトの手首に取り付
け、負荷フランジにグリツパ等の加工具を取り付
けることもできる。
そして、加工具によつて、例えば嵌め合い作業を
行わせると、平行な位置誤差は押し込む方向の力
として検出でき、傾き誤差はモーメントとして検
出できるので、検出器からの信号によりロボツト
の動作を修正して、短時間のうちに嵌め合い作業
を完了することができる。従つて、組み立て作業
等においてワークの位置精度やロボツトの停止精
度を高めることなく作業効率を向上できる。更
に、本発明の検出器は一の力に対する他の力やモ
ーメントへのクロストークが小さいのでこれらの
値を較正する計算機等が不要となり、較正のため
の処理時間も必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の多方向力検出器
の一実施例の分解斜視図およびその組み立て斜視
図、第3図は別の実施例の分解斜視図、第4図お
よび第5図はいずれもさらに別の実施例の斜視図
である。 1……固定フランジ、2……負荷フランジ、
3,4……スペーサ、5……十字形スペーサ、5
a……縦スペーサ、5b……横スペーサ、6,6
a,7,7a……板ばね、8,9,10,20…
…応力検出素子、11,12,13,21,2
2,23……モーメント検出素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平行な2枚の板ばね間の両端部にそれぞれ剛
    性の高いスペーサを設けて構成したロバーバル機
    構の第1および第2の検出器ユニツトからなり、
    これらの第1および第2の検出器ユニツトのそれ
    ぞれの一方のスペーサが相手方検出器ユニツトの
    中空部内を貫通しかつ垂直の位置関係に配設され
    るとともに、それぞれの中空部内を貫通したそれ
    ぞれのスペーサがスペーサの中央部において十字
    状に交差した状態で一体的に構成され、前記第1
    および第2の検出器ユニツトの板ばねおよび十字
    状に交差したスペーサの適宜の箇所にX,Y,Z
    方向の力を検出する応力検出素子およびX,Y,
    Z方向まわりのモーメントを検出するモーメント
    検出素子を設置したことを特徴とする多方向力検
    出器。 2 前記第1および第2の検出器ユニツトにおけ
    る板ばねおよびスペーサをそれぞれ別個に形成
    し、ねじ締めで構成している特許請求の範囲第1
    項記載の多方向力検出器。 3 十字状に交差させ、かつ固定する2つのスペ
    ーサを金属ブロツクからの削り出しで一体構成し
    ている特許請求の範囲第2項記載の多方向力検出
    器。 4 前記第1項および第2の検出器ユニツト全体
    を、金属ブロツク材から削り出しで一体構成して
    いる特許請求の範囲第1項記載の多方向力検出
    器。 5 十字状に交差するそれぞれのスペーサを、間
    隔を設けて一体的に構成している特許請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかの項に記載の多方
    向力検出器。 6 十字状に交差するそれぞれのスペーサのいず
    れか一方の、相手側スペーサと接する部分に突部
    を設けている特許請求の範囲第2項もしくは第5
    項に記載の多方向力検出器。 7 第1および第2の検出器ユニツトのそれぞれ
    の外側スペーサの、他方側検出器ユニツトの内側
    スペーサと対向する内側々面部分に切欠きを設
    け、これらの切欠き内に間隔を隔てて他方側検出
    器ユニツトの内側スペーサを入り込ませている特
    許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかの項
    に記載の多方向力検出器。 8 第1および第2の検出器ユニツトのそれぞれ
    の外側スペーサの外側面に取付フランジを取り付
    けている特許請求の範囲第1項ないし第7項いず
    れかの項に記載の多方向力検出器。 9 前記モーメント検出素子がいずれも十字状に
    交差したスペーサに取り付けられている特許請求
    の範囲第1項ないし第8項いずれかの項に記載の
    多方向力検出器。 10 X,Y方向まわりのモーメントの検出を行
    うモーメント検出素子が板ばねに取り付けられ、
    Z方向まわりのモーメントの検出を行うモーメン
    ト検出素子が十字状に交差したスペーサに取り付
    けられている特許請求の範囲第1項ないし第8項
    のいずかの項に記載の多方向力検出器。 11 応力検出素子およびモーメント検出素子が
    歪ゲージである特許請求の範囲第1項ないし第1
    0項のいずれかの項に記載の多方向力検出器。
JP60079540A 1985-04-15 1985-04-15 多方向力検出器 Granted JPS61237029A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60079540A JPS61237029A (ja) 1985-04-15 1985-04-15 多方向力検出器

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