JPH057444U - 印刷機の画像調整装置 - Google Patents

印刷機の画像調整装置

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JPH057444U
JPH057444U JP5553791U JP5553791U JPH057444U JP H057444 U JPH057444 U JP H057444U JP 5553791 U JP5553791 U JP 5553791U JP 5553791 U JP5553791 U JP 5553791U JP H057444 U JPH057444 U JP H057444U
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JP
Japan
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gear
blanket
fixed
differential
shaft
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Pending
Application number
JP5553791U
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English (en)
Inventor
稔 板戸
Original Assignee
ハマダ印刷機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブランケット胴1に固定したブランケット軸
2に版胴ギヤ7に噛合する位相調整ギヤ6を回転自在に
装着するとともにブランケットギヤ10を固定する。こ
のギヤ10に回転自在に取付けたピニオンギヤ9の回転
を位相調整ギヤ6に伝えるギヤ伝達機構Bを設ける。さ
らにブランケット軸2には上記ギヤ10と歯数が僅かに
異なる差動ギヤ22を回転自在に取付ける。印刷機のサ
イドフレーム5にステッピングモータ32を固定し、こ
のモータで減速機構Aの入力軸24を回し、同機構Aの
一対の出力ギヤ28、29を上記ブランケットギヤ10
と差動ギヤ22に噛合させる。 【効果】 構造が簡単で調整に要する時間が短かい。印
刷機が運転中でも停止中でも調整ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は印刷機の版胴とブランケット胴の位相を調整して正確な画像を得る ようにした画像調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として実開昭61−93237号に記載されたものがある。この従来 技術は、ブランケット胴に位相調整ギヤを回転自在に取付けてこのギヤを版胴ギ ヤに噛合させ、ブランケット軸と一体回転するギヤ支持板を設けこのギヤ支持板 の筒状部に逆向きの歯を有するラチェットホイルを回転自在にはめ、前記ブラン ケット軸に回転自在に設けた爪支持板の爪によりラチェットホイルを回転させ、 このラチェツトホイルの回転をギヤ伝達機構により上記位相調整ギヤに伝達する ようにしたものである。
【0003】 また、調和駆動機構(ハーモニックドライブ)を版胴の軸端に連結して差動装 置として用いているものもある。
【0004】 すなわち、調和駆動機構(ハーモニックドライブ)のサーキュラ・スプライン の外側に固定したギヤにブランケットのギヤを噛合させ、位相調整時にのみ調整 用モータでウェーブ・ジェネレータを回すようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術のうち、実開昭61−93237号に記載のものはラチェット ホイルを駆動する際に爪支持板を電磁石により揺動させてその爪をラチェットホ イルに係脱させるなどのきわめて複雑な機構が必要で回転も間欠的となるから調 整に要する時間が長くなる。
【0006】 また、調和駆動機構を用いるものは同機構が印刷機の駆動系統に直接入るため 強度が弱いなどの問題がある。 この考案の課題は、上記のような従来技術の問題点を解決して簡単な機構で迅 速に、しかも運転中でも停止中でも調整できる装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は版胴ギヤと噛み合う位相調整ギヤを ブランケット胴に回転自在に取付け、上記ブランケット胴に固定したブランケッ トギヤの一部に設けたピニオンギヤと上記位相調整ギヤとをギヤ伝達機構で連動 させた位相調整手段を有する印刷機において、上記ブランケットギヤと歯数が僅 かに異なる差動ギヤを上記ブランケットギヤと同軸に回転自在に装着するととも に、この差動ギヤと一体の伝動ギヤを前記ピニオンギヤに噛合させ、ステッピン グモータで駆動される入力軸を有する減速機構の左右の出力ギヤを前記ブランケ ットギヤと差動ギヤとにそれぞれ噛合させた印刷機の画像調整装置および減速機 構としてウェーブ・ジェネレータとフレクスプラインとサーキュラ・スプライン からなる調和駆動機構を用い、そのウェーブ・ジェネレータを前記ステッピング モータの軸に固定し、上記サーキュラ・スプラインに固定した左右の出力ギヤを 前記ブランケットギヤと差動ギヤとにそれぞれ噛合させた印刷機の画像調整装置 を提供する。
【0008】
【作用】
この考案は上記の構成であるから、調整に際してはステッピングモータにより 減速機構への入力軸を駆動し、その一対の出力ギヤを回転させる。この両出力ギ ヤは同一歯車、同一回転速度であるがこれにそれぞれ噛合しているブランケット ギヤと差動ギヤはその歯数が僅かに違っているので、回転に差が生じ、それによ りピニオンギヤが回転し、この回転がギヤ伝達機構を介して位相調整ギヤに伝わ り、位相が調整される。
【0009】
【実施例】
図に示す実施例において、1はブランケット胴で、2はこのブランケット胴に 固定したブランケット軸である。 上記軸2の一端には筒体3を回転自在に装着し、この筒体3をベアリングを介 して印刷機のサイドフレーム5に回転自在に装着する。
【0010】 上記筒体3のブランケット胴側の端部外側の大径部には位相調整ギヤ6を固定 し、このギヤ6を版胴ギヤ7に噛合させる。
【0011】 また、上記ブランケット軸2の外端の一段小径となった部分に短筒体4を固定 し、その内端外側に大径のブランケットギヤ10を一体に設ける。このブランケ ットギヤ10の一部にピニオンギヤ9を回転自在に取付け、このピニオンギヤ9 の軸17と前記位相調整ギヤ6をギヤ伝達機構Bで連動させる。
【0012】 すなわち、上記筒体3にウォームホイル8を固定し、前記ギヤ10の側面には 図3のように一対の軸受11、12を固定してこの軸受間に上記ウォームホイル 8に噛合するウォーム13を位置させてこのウォーム13と一体の軸14を上記 軸受11、12により回転自在に支承させる。
【0013】 上記軸14の一端には小径のウォームホイル15を固定し、前記ピニオンギヤ 9の軸17に固定したウォーム16を上記ウォームホイル15に噛合させる。
【0014】 上記短筒体4の外側には別の筒体20を回転自在に装着し、この筒体20の一 端外周に一体に設けた伝動ギヤ21を上記ピニオンギヤ9に噛合させる。
【0015】 また、上記筒体20の他端外周には前記ギヤ10より歯数が1枚だけ多い差動 ギヤ22が固定してある。
【0016】 23はサイドフレーム5の外側に固定したブラケットで、前記ブランケット軸 2と平行の入力軸24の両端をベアリングにより支承している。
【0017】 この入力軸24の外側には減速機構Aの一例として公知の調和駆動機構(ハー モニックドライブ)を設ける。この機構は図4のように入力軸24に固定した楕 円形のカムとその外周にはめたボールベアリングからなるウェーブ・ジェネレー タ25と、その外周のフレクスプライン26とサーキュラ・スプライン27から なっている。
【0018】 上記フレクスプライン26は薄肉の弾性金属材料からなり外周に歯がきざまれ 、上記サーキュラ・スプライン27の内周にきざまれた同ピッチの歯に噛合して いる。そして、サーキュラ・スプライン27の歯がフレクスプライン26の歯よ り2枚多くなっている。
【0019】 また、図1に示すようにサーキュラ・スプライン27は左右別々で、一方のサ ーキュラ・スプライン27に固定した出力ギヤ28は前記ギヤ10に噛合し、他 方のサーキュラ・スプライン27に固定した出力ギヤ29は前記ギヤ22に噛合 している。
【0020】 図1の31はサイドフレーム5の外側に固定したブラケットで、その外側にス テッピングモータ32を固定し、その軸に出力ギヤ33を固定する。
【0021】 34はサイドフレーム5の外側に回転自在に装着した中間ギヤで、このギヤ3 4を前記ギヤ33と、前記入力軸24に固定したギヤ35に噛合させる。
【0022】 上記の実施例の作用を説明すれば、ステッピングモータ32により出力ギヤ3 3を回転させると、ギヤ34、35を介して入力軸24が回転する。 この入力軸24の回転は、調和駆動機構からなる減速機構Aにより減速されて ギヤ28、29に伝わり、それぞれギヤ10、22を回す。
【0023】 ギヤ28、29は同一歯数、同一回転であるが、ギヤ10、22は歯数が1枚 異なるので、ギヤ10、22の回転に僅かな差を生じる。
【0024】 すなわち、ギヤ10に対してギヤ22が僅かに回り、ギヤ22と一体のギヤ2 1がピニオンギヤ9を回すので、このギヤ9と一体のウォーム16が回り、これ に噛合するウォームホイル15→ウォーム13→ウォームホイル8と回転が伝わ って位相調整ギヤ6が回り、版胴ギヤ7を回して位相を調整する。
【0025】 なお、上記減速機構Aやギヤ伝達機構Bは図示例以外の構成のものを用いても よい。
【0026】
【効果】
この考案は上記のように、印刷機のサイドフレームに設けたステッピングモー タにより減速機の入力軸を回転させることで、ブランケット軸に設けたブランケ ットギヤと差動ギヤの2枚が僅かの差で回転してピニオンギヤを回し、それにギ ヤ伝達機構を介して連動する位相調整ギヤを回すものであるから構造が簡単とな る。また、調整に要する時間も短かくなり、印刷機の運転中でも停止中でも調整 できるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の横断平面図
【図2】同上の一部縦断側面図
【図3】ギヤ伝達機構の拡大側面図
【図4】調和駆動機構の拡大縦断面図
【符号の説明】
1 ブランケット胴 2 ブランケット軸 6 位相調整ギヤ 7 版胴ギヤ 9 ピニオンギヤ 10 ブランケットギヤ 21 伝動ギヤ 22 差動ギヤ 25 ウェーブ・ジェネレータ 26 フレクスプライン 27 サーキュラ・スプライン 28 出力ギヤ 29 出力ギヤ A 減速機構 B ギヤ伝達機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴ギヤと噛み合う位相調整ギヤをブラ
    ンケット胴に回転自在に取付け、上記ブランケット胴に
    固定したブランケットギヤの一部に設けたピニオンギヤ
    と上記位相調整ギヤとをギヤ伝達機構で連動させた位相
    調整手段を有する印刷機において、上記ブランケットギ
    ヤと歯数が僅かに異なる差動ギヤを上記ブランケットギ
    ヤと同軸に回転自在に装着するとともに、この差動ギヤ
    と一体の伝動ギヤを前記ピニオンギヤに噛合させ、ステ
    ッピングモータで駆動される入力軸を有する減速機構の
    左右の出力ギヤを前記ブランケットギヤと差動ギヤとに
    それぞれ噛合させた印刷機の画像調整装置。
  2. 【請求項2】 上記減速機構としてウェーブ・ジェネレ
    ータとフレクスプラインとサーキュラ・スプラインから
    なる調和駆動機構を用い、そのウェーブ・ジェネレータ
    を前記ステッピングモータで駆動される入力軸に固定
    し、上記サーキュラ・スプラインに固定した左右の出力
    ギヤを前記ブランケットギヤと差動ギヤとにそれぞれ噛
    合させた請求項1記載の印刷機の画像調整装置。
JP5553791U 1991-07-17 1991-07-17 印刷機の画像調整装置 Pending JPH057444U (ja)

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JP5553791U JPH057444U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 印刷機の画像調整装置

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JP5553791U JPH057444U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 印刷機の画像調整装置

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JPH057444U true JPH057444U (ja) 1993-02-02

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JP5553791U Pending JPH057444U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 印刷機の画像調整装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911253A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Ryobi Ltd オフセツト印刷機の画像位置調整装置
JPS6117659A (ja) * 1984-07-02 1986-01-25 元旦ビユーティ工業株式会社 建物の面構造体
JPH0224938B2 (ja) * 1985-11-18 1990-05-31 Unitika Ltd

Patent Citations (3)

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