JPH0574363A - シヤドウマスク形カラー受像管 - Google Patents
シヤドウマスク形カラー受像管Info
- Publication number
- JPH0574363A JPH0574363A JP23775991A JP23775991A JPH0574363A JP H0574363 A JPH0574363 A JP H0574363A JP 23775991 A JP23775991 A JP 23775991A JP 23775991 A JP23775991 A JP 23775991A JP H0574363 A JPH0574363 A JP H0574363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shadow mask
- slit
- axis direction
- picture tube
- color picture
- Prior art date
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シャドウマスクの曲率を小さくしても、なおか
つドーミング現象の増加を低減させると共に、機械的強
度を確保する。 【構成】長軸(22)方向に多数配列され、短軸(2
1)方向に平行な方向に配列された多数のスリット状開
口からなる開口列(20)の間隔が短軸近傍で短軸方向
両端へ向って漸次減少した配列を有し、また、スリット
状開口列間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向
って漸次増加した配列を有し、さらに、開口列間隔が短
軸(21)から離れた部分で長軸方向両端へ向って増加
し、増加する割合が、短軸方向両端へ向って漸次増加す
る配列を有する。 【効果】シャドウマスク周辺部の曲率を中心部領域の曲
率よりも大きくすることができ、ドーミング現象の改善
と共にシャドウマスクの機械的強度の向上を大幅に図る
ことができる。
つドーミング現象の増加を低減させると共に、機械的強
度を確保する。 【構成】長軸(22)方向に多数配列され、短軸(2
1)方向に平行な方向に配列された多数のスリット状開
口からなる開口列(20)の間隔が短軸近傍で短軸方向
両端へ向って漸次減少した配列を有し、また、スリット
状開口列間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向
って漸次増加した配列を有し、さらに、開口列間隔が短
軸(21)から離れた部分で長軸方向両端へ向って増加
し、増加する割合が、短軸方向両端へ向って漸次増加す
る配列を有する。 【効果】シャドウマスク周辺部の曲率を中心部領域の曲
率よりも大きくすることができ、ドーミング現象の改善
と共にシャドウマスクの機械的強度の向上を大幅に図る
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャドウマスク式カラー
受像管にかかり、特にそのシャドウマスクに形成するス
リット状開口を新規な配列とすることにより、所謂フラ
ットパネルに対応したドーミング現象の低減と機械的強
度とを十分に確保可能としたシャドウマスクを備えたシ
ャドウマスク形カラー受像管に関する。
受像管にかかり、特にそのシャドウマスクに形成するス
リット状開口を新規な配列とすることにより、所謂フラ
ットパネルに対応したドーミング現象の低減と機械的強
度とを十分に確保可能としたシャドウマスクを備えたシ
ャドウマスク形カラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスク形カラー受像管における
色選択電極であるシャドウマスクは、一般に、球面ある
いは非球面で構成されている。このシャドウマスクは、
ドーミング現象と呼ばれる熱膨張によるシャドウマスク
の変形によって発生するランディングエラーがシャドウ
マスクの曲率が大きい程、小さくなる傾向がある。
色選択電極であるシャドウマスクは、一般に、球面ある
いは非球面で構成されている。このシャドウマスクは、
ドーミング現象と呼ばれる熱膨張によるシャドウマスク
の変形によって発生するランディングエラーがシャドウ
マスクの曲率が大きい程、小さくなる傾向がある。
【0003】最近のシャドウマスク形カラー受像管で
は、画面上の再生映像の見やすさからフラットフェース
化(すなわち、フラットパネル化)の傾向にある。した
がって、対応するシャドウマスクの曲率も小さくする必
要がある。しかし、シャドウマスクの曲率を小さくする
と、前記のごとく、ドーミング現象も大きくなる。
は、画面上の再生映像の見やすさからフラットフェース
化(すなわち、フラットパネル化)の傾向にある。した
がって、対応するシャドウマスクの曲率も小さくする必
要がある。しかし、シャドウマスクの曲率を小さくする
と、前記のごとく、ドーミング現象も大きくなる。
【0004】従来、シャドウマスクの曲率を小さくする
方法としては、シャドウマスクのスリット状開口列間隔
をシャドウマスク周辺で増加させるものがある。例え
ば、特開昭60−262335号公報では、スリット状
開口列間隔をシャドウマスクの中心から端縁まで、その
中心からの距離の約4乗に比例して増加させることによ
り、シャドウマスクの曲率をペリフェリ部で大きくする
というものが報告されている。
方法としては、シャドウマスクのスリット状開口列間隔
をシャドウマスク周辺で増加させるものがある。例え
ば、特開昭60−262335号公報では、スリット状
開口列間隔をシャドウマスクの中心から端縁まで、その
中心からの距離の約4乗に比例して増加させることによ
り、シャドウマスクの曲率をペリフェリ部で大きくする
というものが報告されている。
【0005】なお、これに関連する従来技術を開示した
ものとしては、特開昭60−257042号公報、特開
昭60−262335号公報、あるいは特開昭61−2
14332号公報を挙げることができる。
ものとしては、特開昭60−257042号公報、特開
昭60−262335号公報、あるいは特開昭61−2
14332号公報を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、バネルの曲率が小さくなる程(すなわちパネルの曲
率半径が大きくなる程)、対向して配置されたシャドウ
マスクの曲率も小さくなる。特にフラット感を出す目的
でパネルの曲率を小さくしたものでは、パネルのペリフ
ュリ部での曲率を軸上より小さくしている。そのため、
周辺でのドーミング現象の増加と、シャドウマスク曲面
の機械的な強度の低下が生起するという問題がある。
は、バネルの曲率が小さくなる程(すなわちパネルの曲
率半径が大きくなる程)、対向して配置されたシャドウ
マスクの曲率も小さくなる。特にフラット感を出す目的
でパネルの曲率を小さくしたものでは、パネルのペリフ
ュリ部での曲率を軸上より小さくしている。そのため、
周辺でのドーミング現象の増加と、シャドウマスク曲面
の機械的な強度の低下が生起するという問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消し、シャドウマスクの曲率を全体的に小さくしても、
なおかつドーミング現象の増加を低減させると共に、機
械的強度を確保することができるシャドウマスクを備え
たカラー受像管を提供することにある。
消し、シャドウマスクの曲率を全体的に小さくしても、
なおかつドーミング現象の増加を低減させると共に、機
械的強度を確保することができるシャドウマスクを備え
たカラー受像管を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、内面に蛍光体スクリーンが形成され、こ
の蛍光体スクリーンに近接してシャドウマスクを支持し
た略々矩形をなすフェースプレートパネル部と、複数の
電子ビームを発射する電子銃を収容する管状ネック部お
よび前記フェースプレートパネル部と管状ネック部とを
連結するファンネル部とを具備したシャドウマスク形カ
ラー受像管において、前記シャドウマスクは、短軸に平
行な方向に配列された多数のスリット状開口からなる開
口列が長軸方向に多数配列されてなり、前記スリット状
開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両端へ向って漸次
減少した配列を有せしめたことを特徴とする。
め、本発明は、内面に蛍光体スクリーンが形成され、こ
の蛍光体スクリーンに近接してシャドウマスクを支持し
た略々矩形をなすフェースプレートパネル部と、複数の
電子ビームを発射する電子銃を収容する管状ネック部お
よび前記フェースプレートパネル部と管状ネック部とを
連結するファンネル部とを具備したシャドウマスク形カ
ラー受像管において、前記シャドウマスクは、短軸に平
行な方向に配列された多数のスリット状開口からなる開
口列が長軸方向に多数配列されてなり、前記スリット状
開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両端へ向って漸次
減少した配列を有せしめたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は前記スリット状開口列間隔
が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って漸次増加
した配列を有せしめたことを特徴とする。さらに、本発
明は前記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方
向両端へ向って漸次減少すると共に、前記スリット状開
口列間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って
漸次増加し、かつ前記スリット状開口列間隔が短軸から
離れた部分で長軸方向両端へ向って増加し、前記増加す
る割合が、短軸方向両端へ向って漸次増加する配列を有
せしめたことを特徴とする。
が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って漸次増加
した配列を有せしめたことを特徴とする。さらに、本発
明は前記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方
向両端へ向って漸次減少すると共に、前記スリット状開
口列間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って
漸次増加し、かつ前記スリット状開口列間隔が短軸から
離れた部分で長軸方向両端へ向って増加し、前記増加す
る割合が、短軸方向両端へ向って漸次増加する配列を有
せしめたことを特徴とする。
【0010】
【作用】短軸に平行な方向に配列された多数のスリット
状開口からなる開口列が長軸方向に多数配列されなり、
前記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両
端へ向って漸次減少させたことにより、また前記スリッ
ト状開口列間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ
向って漸次増加した配列としたことにより、あるいは前
記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両端
へ向って漸次減少すると共に、前記スリット状開口列間
隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って漸次増
加し、かつ前記スリット状開口列間隔が短軸から離れた
部分で長軸方向両端へ向って増加し、前記増加する割合
が、短軸方向両端へ向って漸次増加する配列としたこと
により、シャドウマスク長軸断面での曲率を大きくする
ことができ、ドーミング現象の改善が図られる。
状開口からなる開口列が長軸方向に多数配列されなり、
前記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両
端へ向って漸次減少させたことにより、また前記スリッ
ト状開口列間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ
向って漸次増加した配列としたことにより、あるいは前
記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両端
へ向って漸次減少すると共に、前記スリット状開口列間
隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って漸次増
加し、かつ前記スリット状開口列間隔が短軸から離れた
部分で長軸方向両端へ向って増加し、前記増加する割合
が、短軸方向両端へ向って漸次増加する配列としたこと
により、シャドウマスク長軸断面での曲率を大きくする
ことができ、ドーミング現象の改善が図られる。
【0011】また、ドーミング現象がそれ程問題になら
ない短軸上では、スリット状開口列間隔を短軸上端へ向
かうにつれて減少させることで、シャドウマスク長辺近
傍での長軸方向のスリット状開口列間隔の増加を大きく
し、シャドウマスクの曲率を大とすることができ、ドー
ミング現象の改善が図られる。また、これにより、短軸
と平行な方向のシャドウマスク曲率も大きくすることが
でき、ドーミング現象の改善に有効である。
ない短軸上では、スリット状開口列間隔を短軸上端へ向
かうにつれて減少させることで、シャドウマスク長辺近
傍での長軸方向のスリット状開口列間隔の増加を大きく
し、シャドウマスクの曲率を大とすることができ、ドー
ミング現象の改善が図られる。また、これにより、短軸
と平行な方向のシャドウマスク曲率も大きくすることが
でき、ドーミング現象の改善に有効である。
【0012】さらに、シャドウマスクの曲率を大きくす
ることができることにより、シャドウマスクの機械的な
強度が向上し、外力によって生ずるシャドウマスクの変
形による色ずれも改善される。
ることができることにより、シャドウマスクの機械的な
強度が向上し、外力によって生ずるシャドウマスクの変
形による色ずれも改善される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明によるシャドウマス
ク形カラー受像管の1実施例の構造を説明する断面図で
あって、1は矩形状のフェースプレートパネル、2は管
状ネック部、3はフェースプレートパネル1と管状ネッ
ク部2を連結するファンネル部、4は蛍光体スクリー
ン、5はシャドウマスク、6はフェースプレートパネル
1とファンネル部3とを封着する低融点ガラスからなる
封着部、7は管状ネック部2に収納された電子銃、8は
偏向ヨーク、9は電子ビームである。
して詳細に説明する。図1は本発明によるシャドウマス
ク形カラー受像管の1実施例の構造を説明する断面図で
あって、1は矩形状のフェースプレートパネル、2は管
状ネック部、3はフェースプレートパネル1と管状ネッ
ク部2を連結するファンネル部、4は蛍光体スクリー
ン、5はシャドウマスク、6はフェースプレートパネル
1とファンネル部3とを封着する低融点ガラスからなる
封着部、7は管状ネック部2に収納された電子銃、8は
偏向ヨーク、9は電子ビームである。
【0014】同図に示したように、フェースプレートパ
ネル1の内側には蛍光体スクリーン4に対して所定の間
隔でシャドウマスク5が取付けられており、管状ネック
部2内に収納された電子銃7がから発射された電子ビー
ム9が偏向ヨーク8で水平方向および垂直方向に偏向さ
れ、シャドウマスク5を通って蛍光体スクリーン4に導
かれる。
ネル1の内側には蛍光体スクリーン4に対して所定の間
隔でシャドウマスク5が取付けられており、管状ネック
部2内に収納された電子銃7がから発射された電子ビー
ム9が偏向ヨーク8で水平方向および垂直方向に偏向さ
れ、シャドウマスク5を通って蛍光体スクリーン4に導
かれる。
【0015】図2は本発明によるシャドウマスク形カラ
ー受像管に用いるシャドウマスクの第1実施例を説明す
るスリット状開口列間隔の模式図であって、5はシャド
ウマスク、20はそのスリット状開口配列、21は垂直
方向軸すなわち短軸(Y−Y軸)、22は水平方向軸す
なわち長軸(X−X軸)である。また、d1 はシャドウ
マスク5の中心部の開口列間隔、d2は短軸端の開口列
間隔である。
ー受像管に用いるシャドウマスクの第1実施例を説明す
るスリット状開口列間隔の模式図であって、5はシャド
ウマスク、20はそのスリット状開口配列、21は垂直
方向軸すなわち短軸(Y−Y軸)、22は水平方向軸す
なわち長軸(X−X軸)である。また、d1 はシャドウ
マスク5の中心部の開口列間隔、d2は短軸端の開口列
間隔である。
【0016】この実施例では、シャドウマスク5の中心
部の開口列間隔d1と短軸端の開口列間隔d2とがd1 >
d2の関係となるように配列したものである。例えば中
心部の開口列間隔d1 を0.80mm、短軸端開孔列間
隔8を0.74とすることで、フェースプレートパネル
内面周辺におけるシャドウマスク5の曲率を大きくで
き、ドーミング現象の発生を低減し、シャドウマスクの
機械的強度を向上できる。
部の開口列間隔d1と短軸端の開口列間隔d2とがd1 >
d2の関係となるように配列したものである。例えば中
心部の開口列間隔d1 を0.80mm、短軸端開孔列間
隔8を0.74とすることで、フェースプレートパネル
内面周辺におけるシャドウマスク5の曲率を大きくで
き、ドーミング現象の発生を低減し、シャドウマスクの
機械的強度を向上できる。
【0017】図3は本発明によるシャドウマスク形カラ
ー受像管に用いるシャドウマスクの第2実施例を説明す
るスリット状開口列間隔の模式図であって、前記図2と
同一符号は同一部分に対応し、d3 ,d4 は短軸21か
ら離れた部分における開口列間隔で、d3 はd4 よりも
短軸21側に近い側の開口列間隔すなわち長軸端開口列
間隔を示す。
ー受像管に用いるシャドウマスクの第2実施例を説明す
るスリット状開口列間隔の模式図であって、前記図2と
同一符号は同一部分に対応し、d3 ,d4 は短軸21か
ら離れた部分における開口列間隔で、d3 はd4 よりも
短軸21側に近い側の開口列間隔すなわち長軸端開口列
間隔を示す。
【0018】この実施例では、短軸21から離れた部分
の開口列間隔が短軸21から離れるにつれて漸次増加す
るd1 <d3 <d4 の関係となるような配列としたもの
である。例えば、短軸付近の開口列間隔d1 を0.80
としたとき、長軸端開口列間隔d4 は0.96とするこ
とで、フェースプレートパネル内面周辺におけるシャド
ウマスク5の曲率を中心部領域すなわちフェースプレー
トパネルの主画面領域の曲率よりさらに大きくでき、ド
ーミング現象の発生を低減し、シャドウマスクの機械的
強度をより向上できる。
の開口列間隔が短軸21から離れるにつれて漸次増加す
るd1 <d3 <d4 の関係となるような配列としたもの
である。例えば、短軸付近の開口列間隔d1 を0.80
としたとき、長軸端開口列間隔d4 は0.96とするこ
とで、フェースプレートパネル内面周辺におけるシャド
ウマスク5の曲率を中心部領域すなわちフェースプレー
トパネルの主画面領域の曲率よりさらに大きくでき、ド
ーミング現象の発生を低減し、シャドウマスクの機械的
強度をより向上できる。
【0019】図4は本発明によるシャドウマスク形カラ
ー受像管に用いるシャドウマスクの第3実施例を説明す
るスリット状開口列間隔の模式図であって、前記図2,
図3と同一符号は同一部分に対応する。この実施例で
は、シャドウマスク5の中心部の開口列間隔d1 と短軸
端の開口列間隔d2とがd1 >d2の関係となるように配
列すると共に、短軸21から離れた部分の開口列間隔が
短軸21から離れるにつれて漸次増加するd1<d3 <
d4 の関係となるような配列としたものである。
ー受像管に用いるシャドウマスクの第3実施例を説明す
るスリット状開口列間隔の模式図であって、前記図2,
図3と同一符号は同一部分に対応する。この実施例で
は、シャドウマスク5の中心部の開口列間隔d1 と短軸
端の開口列間隔d2とがd1 >d2の関係となるように配
列すると共に、短軸21から離れた部分の開口列間隔が
短軸21から離れるにつれて漸次増加するd1<d3 <
d4 の関係となるような配列としたものである。
【0020】例えば中心部の開口列間隔d1 を0.80
mm、短軸端開口列間隔d2を0.74、長軸端開口列
間隔d4 を0.96とすることで、シャドウマスク5の
曲率さらになお大きくでき、ドーミング現象の発生を低
減し、シャドウマスクの機械的強度をより大きく向上で
きる。このように、本発明の実施例で説明した開口列間
隔をもつシャドウマスクとすることにによって、シャド
ウマスク周辺部の曲率を中心部領域の曲率よりも大きく
することができ、ドーミング現象の改善と共にシャドウ
マスクの機械的強度の向上を大幅に図ることができる。
mm、短軸端開口列間隔d2を0.74、長軸端開口列
間隔d4 を0.96とすることで、シャドウマスク5の
曲率さらになお大きくでき、ドーミング現象の発生を低
減し、シャドウマスクの機械的強度をより大きく向上で
きる。このように、本発明の実施例で説明した開口列間
隔をもつシャドウマスクとすることにによって、シャド
ウマスク周辺部の曲率を中心部領域の曲率よりも大きく
することができ、ドーミング現象の改善と共にシャドウ
マスクの機械的強度の向上を大幅に図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー受像管の主画面領域に対応するシャドウマスクの
中心領域の曲率を小さくして,所謂フラットフェースパ
ネルの受像管に適合するフラット形シャドウマスクを形
成できると共に、そのペリフェリ部すなわちフェースプ
レートパネルの周辺部に対応する部分の曲率を大きくで
きるので、ドーミング現象の発生を低減し、機械的強度
を大幅に向上した優れた機能のシャドウマスクをもつシ
ャドウマスク形カラー受像管を提供することができる。
カラー受像管の主画面領域に対応するシャドウマスクの
中心領域の曲率を小さくして,所謂フラットフェースパ
ネルの受像管に適合するフラット形シャドウマスクを形
成できると共に、そのペリフェリ部すなわちフェースプ
レートパネルの周辺部に対応する部分の曲率を大きくで
きるので、ドーミング現象の発生を低減し、機械的強度
を大幅に向上した優れた機能のシャドウマスクをもつシ
ャドウマスク形カラー受像管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャドウマスク形カラー受像管の
1実施例の構造を説明する断面図である。
1実施例の構造を説明する断面図である。
【図2】本発明によるシャドウマスク形カラー受像管に
用いるシャドウマスクの第1実施例を説明するスリット
状開口列間隔の模式図である。
用いるシャドウマスクの第1実施例を説明するスリット
状開口列間隔の模式図である。
【図3】本発明によるシャドウマスク形カラー受像管に
用いるシャドウマスクの第2実施例を説明するスリット
状開口列間隔の模式図である。
用いるシャドウマスクの第2実施例を説明するスリット
状開口列間隔の模式図である。
【図4】本発明によるシャドウマスク形カラー受像管に
用いるシャドウマスクの第3実施例を説明するスリット
状開口列間隔の模式図である。
用いるシャドウマスクの第3実施例を説明するスリット
状開口列間隔の模式図である。
1・・・・矩形状のフェースプレートパネル、2・・・
・管状ネック部、3・・・・フェースプレートパネル1
と管状ネック部2を連結するファンネル部、4・・・・
蛍光体スクリーン、5・・・・シャドウマスク、6・・
・・フェースプレートパネル1とファンネル部3とを封
着する低融点ガラスからなる封着部、7・・・・管状ネ
ック部2に収納された電子銃、8・・・・偏向ヨーク、
9・・・・電子ビーム、20・・・・スリット状開口
列、21・・・・短軸、22・・・・長軸。
・管状ネック部、3・・・・フェースプレートパネル1
と管状ネック部2を連結するファンネル部、4・・・・
蛍光体スクリーン、5・・・・シャドウマスク、6・・
・・フェースプレートパネル1とファンネル部3とを封
着する低融点ガラスからなる封着部、7・・・・管状ネ
ック部2に収納された電子銃、8・・・・偏向ヨーク、
9・・・・電子ビーム、20・・・・スリット状開口
列、21・・・・短軸、22・・・・長軸。
Claims (3)
- 【請求項1】内面に蛍光体スクリーンが形成され、この
蛍光体スクリーンに近接してシャドウマスクを支持した
略々矩形をなすフェースプレートパネル部と、複数の電
子ビームを発射する電子銃を収容する管状ネック部およ
び前記フェースプレートパネル部と管状ネック部とを連
結するファンネル部とを具備したシャドウマスク形カラ
ー受像管において、 前記シャドウマスクは、短軸におおむね平行な方向に配
列された多数のスリット状開口からなる開口列が長軸方
向に多数配列されてなり、 前記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両
端へ向って漸次減少した配列を有することを特徴とする
シャドウマスク形カラー受像管。 - 【請求項2】内面に蛍光体スクリーンが形成され、この
蛍光体スクリーンに近接してシャドウマスクを支持した
略々矩形をなすフェースプレートパネル部と、複数の電
子ビームを発射する電子銃を収容する管状ネック部およ
び前記フェースプレートパネル部と管状ネック部とを連
結するファンネル部とを具備したシャドウマスク形カラ
ー受像管において、 前記シャドウマスクは、短軸に平行な方向に配列された
多数のスリット状開口からなる開口列が長軸方向に多数
配列されなり、 前記スリット状開口列間隔が短軸から離れた部分で長軸
方向両端へ向って漸次増加した配列を有することを特徴
とするシャドウマスク形カラー受像管。 - 【請求項3】内面に蛍光体スクリーンが形成され、この
蛍光体スクリーンに近接してシャドウマスクを支持した
略々矩形をなすフェースプレートパネル部と、複数の電
子ビームを発射する電子銃を収容する管状ネック部およ
び前記フェースプレートパネル部と管状ネック部とを連
結するファンネル部とを具備したシャドウマスク形カラ
ー受像管において、 前記シャドウマスクは、短軸に平行な方向に配列された
多数のスリット状開口からなる開口列が長軸方向に多数
配列されなり、 前記スリット状開口列間隔が前記短軸近傍で短軸方向両
端へ向って漸次減少すると共に、前記スリット状開口列
間隔が短軸から離れた部分で長軸方向両端へ向って漸次
増加し、かつ前記スリット状開口列間隔が短軸から離れ
た部分で長軸方向両端へ向って増加し、前記増加する割
合が、短軸方向両端へ向って漸次増加する配列を有する
ことを特徴とするシャドウマスク形カラー受像管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23775991A JPH0574363A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | シヤドウマスク形カラー受像管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23775991A JPH0574363A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | シヤドウマスク形カラー受像管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574363A true JPH0574363A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17020031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23775991A Pending JPH0574363A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | シヤドウマスク形カラー受像管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045118A1 (en) * | 2000-11-28 | 2002-06-06 | Orion Electric Co., Ltd. | Shadow mask for color cathode ray tube |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP23775991A patent/JPH0574363A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002045118A1 (en) * | 2000-11-28 | 2002-06-06 | Orion Electric Co., Ltd. | Shadow mask for color cathode ray tube |
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