JPH0574091A - 磁気ヘツドスライダ - Google Patents
磁気ヘツドスライダInfo
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- JPH0574091A JPH0574091A JP13447291A JP13447291A JPH0574091A JP H0574091 A JPH0574091 A JP H0574091A JP 13447291 A JP13447291 A JP 13447291A JP 13447291 A JP13447291 A JP 13447291A JP H0574091 A JPH0574091 A JP H0574091A
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- Japan
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- magnetic head
- head slider
- slider
- groove
- magnetic
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 磁気ヘッドスライダの浮上面に、磁気ヘッド
スライダの長さ方向に沿って、かつ深さが50μm以下
の凹溝を形成する。又は、さらに、浮上面を磁気記録媒
体に平行かつスライダの幅方向に沿う軸を中心軸して磁
気記録媒体側に突出する円筒面とする。 【効果】 浮上量が大きく、さらに安定した浮上姿勢を
保つことができる。従って、作動時における磁気ヘッド
や磁気記録媒体の破損を回避でき、浮動式磁気ヘッドの
信頼性を向上させることができる。
スライダの長さ方向に沿って、かつ深さが50μm以下
の凹溝を形成する。又は、さらに、浮上面を磁気記録媒
体に平行かつスライダの幅方向に沿う軸を中心軸して磁
気記録媒体側に突出する円筒面とする。 【効果】 浮上量が大きく、さらに安定した浮上姿勢を
保つことができる。従って、作動時における磁気ヘッド
や磁気記録媒体の破損を回避でき、浮動式磁気ヘッドの
信頼性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体に微小の
間隔を保って浮上して相対移動をする浮動式磁気ヘッド
のスライダに関するもので、特に光磁気記録装置の磁界
変調用磁気ヘッドに用いられるものである。
間隔を保って浮上して相対移動をする浮動式磁気ヘッド
のスライダに関するもので、特に光磁気記録装置の磁界
変調用磁気ヘッドに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】浮動式磁気ヘッドは、図9にその一例を
示すように、磁気ヘッドスライダ21の浮上面24に2
本の浮上レール22,22を形成し、側面に磁気コア2
6が形成されている。作動時には、磁気ヘッドスライダ
21は浮上し、浮上面24が微小な間隔をもって磁気記
録媒体と対向し、相対移動をする。
示すように、磁気ヘッドスライダ21の浮上面24に2
本の浮上レール22,22を形成し、側面に磁気コア2
6が形成されている。作動時には、磁気ヘッドスライダ
21は浮上し、浮上面24が微小な間隔をもって磁気記
録媒体と対向し、相対移動をする。
【0003】媒体可搬型の光磁気記録装置に使用する磁
界変調用浮動式磁気ヘッドでは、可搬型媒体に対し、非
密閉容器中で浮上動作を行なう為、磁気ヘッドと磁気記
録媒体の間に塵埃が入り込み、磁気ヘッドや磁気記録媒
体を破損してしまう可能性のあるものであった。従っ
て、この破損を防ぐために浮上量を高くすることが要求
されている。従来一般に、高い浮上量を得るためには磁
気ヘッドスライダに形成される浮上レールの幅を広げる
ことで対応していた。
界変調用浮動式磁気ヘッドでは、可搬型媒体に対し、非
密閉容器中で浮上動作を行なう為、磁気ヘッドと磁気記
録媒体の間に塵埃が入り込み、磁気ヘッドや磁気記録媒
体を破損してしまう可能性のあるものであった。従っ
て、この破損を防ぐために浮上量を高くすることが要求
されている。従来一般に、高い浮上量を得るためには磁
気ヘッドスライダに形成される浮上レールの幅を広げる
ことで対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浮上レ
ールの幅を広げると、磁気ヘッドスライダの重量が増加
するために、振動の発生抑制や作動時の加速動作の不
良、さらには磁気記録媒体の小型化に対応できないなど
の問題が生じてしまうものであった。
ールの幅を広げると、磁気ヘッドスライダの重量が増加
するために、振動の発生抑制や作動時の加速動作の不
良、さらには磁気記録媒体の小型化に対応できないなど
の問題が生じてしまうものであった。
【0005】また、浮上レールを1本にすることで高浮
上量を可能とする磁気ヘッドスライダ(特願平2−18
8399号)も開発されている。しかしながら、この磁
気ヘッドスライダは高浮上量を得ることはできるもの
の、浮上分布特性が不安定な浮上姿勢を生じてしまう単
峰特性であり、特に磁気ヘッドスライダを取り付けるフ
レキシャのロール剛性が大きい場合には、安定で良好な
浮上姿勢を維持することが困難であった。
上量を可能とする磁気ヘッドスライダ(特願平2−18
8399号)も開発されている。しかしながら、この磁
気ヘッドスライダは高浮上量を得ることはできるもの
の、浮上分布特性が不安定な浮上姿勢を生じてしまう単
峰特性であり、特に磁気ヘッドスライダを取り付けるフ
レキシャのロール剛性が大きい場合には、安定で良好な
浮上姿勢を維持することが困難であった。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、高浮上量を実現すると共に、安定で良好な浮
上姿勢を維持できる磁気ヘッドスライダを提供するもの
である。
たもので、高浮上量を実現すると共に、安定で良好な浮
上姿勢を維持できる磁気ヘッドスライダを提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気ヘッ
ドスライダは、後面側に磁気コアが設けられ、磁気記録
媒体上を浮動する磁気ヘッドスライダにおいて、磁気ヘ
ッドスライダの浮上面に、磁気ヘッドスライダの長さ方
向に沿って、かつ深さが50μm以下の凹溝が形成され
ていることを特徴とするものである。
ドスライダは、後面側に磁気コアが設けられ、磁気記録
媒体上を浮動する磁気ヘッドスライダにおいて、磁気ヘ
ッドスライダの浮上面に、磁気ヘッドスライダの長さ方
向に沿って、かつ深さが50μm以下の凹溝が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の磁気ヘッドスライダは、請
求項1記載の磁気ヘッドスライダにおいて、浮上面が磁
気記録媒体に平行かつスライダの幅方向に沿う軸を中心
軸として磁気記録媒体側に突出する円筒面であることを
特徴とするものである。
求項1記載の磁気ヘッドスライダにおいて、浮上面が磁
気記録媒体に平行かつスライダの幅方向に沿う軸を中心
軸として磁気記録媒体側に突出する円筒面であることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の磁気ヘッドスライダでは、浮上面に深
さが50μm以下という凹溝を形成していることで、浮
上面全体で浮力を発生させるので、高浮上を可能とする
ものである。さらに、この構成によれば、従来の2本の
浮上レールをもつ磁気ヘッドスライダのような安定した
浮上姿勢を維持することもできるものである。
さが50μm以下という凹溝を形成していることで、浮
上面全体で浮力を発生させるので、高浮上を可能とする
ものである。さらに、この構成によれば、従来の2本の
浮上レールをもつ磁気ヘッドスライダのような安定した
浮上姿勢を維持することもできるものである。
【0010】さらに、浮上面を磁気記録媒体に平行かつ
磁気ヘッドスライダの幅方向に沿う軸を中心軸として磁
気記録媒体側に突出する円筒面とすることで、より浮上
量を高めることができる。
磁気ヘッドスライダの幅方向に沿う軸を中心軸として磁
気記録媒体側に突出する円筒面とすることで、より浮上
量を高めることができる。
【0011】
(実施例1)実施例1の磁気ヘッドスライダを図1と図
2に示す。尚、図2〜8では磁気コア等は省略してい
る。略直方体の磁気ヘッドスライダ10は、後面12に
磁気ギャップを有する磁気コア26を具設し、作動時に
は磁気記録媒体20上に微小な空間を保って浮上して相
対移動する。磁気ヘッドスライダ10にはセラミック等
の非磁性体の他に、磁気ヘッドのタイプに応じてフェラ
イト材等を加工したものを使用する。
2に示す。尚、図2〜8では磁気コア等は省略してい
る。略直方体の磁気ヘッドスライダ10は、後面12に
磁気ギャップを有する磁気コア26を具設し、作動時に
は磁気記録媒体20上に微小な空間を保って浮上して相
対移動する。磁気ヘッドスライダ10にはセラミック等
の非磁性体の他に、磁気ヘッドのタイプに応じてフェラ
イト材等を加工したものを使用する。
【0012】そして、この実施例1の磁気ヘッドスライ
ダ10の浮上面14(図1では、下面)には、磁気ヘッ
ドスライダ10の長さ方向(図1のX方向)に沿って凹
溝16が形成されている。この際、浮上面14は長さ方
向に沿う中心軸に対して左右対称に形成され、断面が略
円弧状の凹溝16の両側端には突条18,18が形成さ
れている。さらに、図2(a)で示すように、凹溝16
の深さdは、50μm以下であることが必要である。凹
溝16の深さdが50μmより大きいと、浮力が弱ま
り、本発明の目的である高浮上量を達成できなくなって
しまう。
ダ10の浮上面14(図1では、下面)には、磁気ヘッ
ドスライダ10の長さ方向(図1のX方向)に沿って凹
溝16が形成されている。この際、浮上面14は長さ方
向に沿う中心軸に対して左右対称に形成され、断面が略
円弧状の凹溝16の両側端には突条18,18が形成さ
れている。さらに、図2(a)で示すように、凹溝16
の深さdは、50μm以下であることが必要である。凹
溝16の深さdが50μmより大きいと、浮力が弱ま
り、本発明の目的である高浮上量を達成できなくなって
しまう。
【0013】さらに、この実施例1の磁気ヘッドスライ
ダ10では、浮上面14が磁気記録媒体20に平行かつ
磁気ヘッドスライダ10の幅方向(図1のY方向)に沿
う軸を中心軸として磁気記録媒体20側に突出する円筒
面である。即ち、図2(b)で明らかな通り、磁気ヘッ
ドスライダ10の側面図に於ける磁気記録媒体側の一辺
が下方に凸起する略円弧状になっている。特に、この円
弧の曲率半径を8000mm以下とすることで、高浮上量
を得ることをより可能とする。尚、円筒面の曲率は必ず
しも一定に限られるものではなく、例えば、円筒の横断
面形状が楕円であったりしていても差し支えない。
ダ10では、浮上面14が磁気記録媒体20に平行かつ
磁気ヘッドスライダ10の幅方向(図1のY方向)に沿
う軸を中心軸として磁気記録媒体20側に突出する円筒
面である。即ち、図2(b)で明らかな通り、磁気ヘッ
ドスライダ10の側面図に於ける磁気記録媒体側の一辺
が下方に凸起する略円弧状になっている。特に、この円
弧の曲率半径を8000mm以下とすることで、高浮上量
を得ることをより可能とする。尚、円筒面の曲率は必ず
しも一定に限られるものではなく、例えば、円筒の横断
面形状が楕円であったりしていても差し支えない。
【0014】上記形状の磁気ヘッドスライダは従来一般
に用いている加工方法において形成することができる。
に用いている加工方法において形成することができる。
【0015】実施例1の磁気ヘッドスライダの浮力分布
特性を図3に示す。尚、比較例として、従来例である2
本の浮上レールの形成されている磁気ヘッドスライダの
浮力分布特性を図4に示し、さらに1レールタイプの磁
気ヘッドスライダの浮力分布特性を図5に示した。
特性を図3に示す。尚、比較例として、従来例である2
本の浮上レールの形成されている磁気ヘッドスライダの
浮力分布特性を図4に示し、さらに1レールタイプの磁
気ヘッドスライダの浮力分布特性を図5に示した。
【0016】図4に示すように、幅の広い2本の浮上レ
ール22,22を形成し、中央部に深さが50μm以上
の溝23が形成される従来例の磁気ヘッドスライダ21
では、浮上レール22,22のあるところでは浮力があ
るが、中央の浮上レールのないところ(溝23)では浮
力がないために、全体として高い浮上量を得ることがで
きていない。
ール22,22を形成し、中央部に深さが50μm以上
の溝23が形成される従来例の磁気ヘッドスライダ21
では、浮上レール22,22のあるところでは浮力があ
るが、中央の浮上レールのないところ(溝23)では浮
力がないために、全体として高い浮上量を得ることがで
きていない。
【0017】また、図5に示すように、浮上面30に1
つのレールだけを形成した1レールタイプの磁気ヘッド
スライダ28では、高い浮上量を得ることを可能として
いるが、浮力分布特性が急峻な単峰特性であり、安定し
た浮上姿勢を保つことが困難である。
つのレールだけを形成した1レールタイプの磁気ヘッド
スライダ28では、高い浮上量を得ることを可能として
いるが、浮力分布特性が急峻な単峰特性であり、安定し
た浮上姿勢を保つことが困難である。
【0018】しかしながら、図3に示すように、本実施
例の磁気ヘッドスライダ10においては、突条18,1
8の部分では当然のことながら、凹溝16の深さが50
μm以下と小さい為に、浮上面の全体に渡って高い浮上
量を得ることができる。さらに、図5の磁気ヘッドスラ
イダと比較して浮力分布特性が均一であるので、安定し
た浮上姿勢を保つことができる。即ち、図4に示す型の
磁気ヘッドスライダ21の安定した浮上状態と、図5に
示す型の磁気ヘッドスライダ28の高い浮上量の両方の
特性を兼ね備えている。
例の磁気ヘッドスライダ10においては、突条18,1
8の部分では当然のことながら、凹溝16の深さが50
μm以下と小さい為に、浮上面の全体に渡って高い浮上
量を得ることができる。さらに、図5の磁気ヘッドスラ
イダと比較して浮力分布特性が均一であるので、安定し
た浮上姿勢を保つことができる。即ち、図4に示す型の
磁気ヘッドスライダ21の安定した浮上状態と、図5に
示す型の磁気ヘッドスライダ28の高い浮上量の両方の
特性を兼ね備えている。
【0019】よって、本実施例の磁気ヘッドスライダの
ように浮上姿勢が安定してかつ浮上量の大きい磁気ヘッ
ドスライダでは、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間に塵
埃が入り込んだとしても、作動時における磁気ヘッドや
磁気記録媒体の破損を回避でき、浮動式磁気ヘッドの信
頼性を向上させることができる。
ように浮上姿勢が安定してかつ浮上量の大きい磁気ヘッ
ドスライダでは、磁気ヘッドと磁気記録媒体との間に塵
埃が入り込んだとしても、作動時における磁気ヘッドや
磁気記録媒体の破損を回避でき、浮動式磁気ヘッドの信
頼性を向上させることができる。
【0020】尚、本発明は磁気ヘッドスライダの浮上面
に特徴があるものであって、磁気ヘッドの種類、例え
ば、モノリシックタイプ、コンポジットタイプ、薄膜コ
アタイプ等のいずれにも必要に応じて適用できることは
いうまでもない。
に特徴があるものであって、磁気ヘッドの種類、例え
ば、モノリシックタイプ、コンポジットタイプ、薄膜コ
アタイプ等のいずれにも必要に応じて適用できることは
いうまでもない。
【0021】(実施例2)実施例2の磁気ヘッドスライ
ダを図6に示す。この磁気ヘッドスライダ32におい
て、実施例1の磁気ヘッドスライダと異なるところは、
浮上面36に形成される凹溝34が略円弧状でなく、矩
形である点である。この実施例2の磁気ヘッドスライダ
32においても、実施例1の磁気ヘッドスライダと同様
に、浮上面36は長さ方向に沿う中心軸に対して左右対
称に形成され、凹溝34の両側端には突条18,18が
形成されている。さらに、凹溝34の深さdは50μm
以下であることが必要である。この深さの浅い凹溝34
を有する磁気ヘッドスライダ32でも、浮上面の突条1
8,18だけでなく、凹溝34でもある程度の浮力を発
生させることができるので、高い浮上量を得ることを可
能としながらも、安定した浮上姿勢を保つことができ
る。
ダを図6に示す。この磁気ヘッドスライダ32におい
て、実施例1の磁気ヘッドスライダと異なるところは、
浮上面36に形成される凹溝34が略円弧状でなく、矩
形である点である。この実施例2の磁気ヘッドスライダ
32においても、実施例1の磁気ヘッドスライダと同様
に、浮上面36は長さ方向に沿う中心軸に対して左右対
称に形成され、凹溝34の両側端には突条18,18が
形成されている。さらに、凹溝34の深さdは50μm
以下であることが必要である。この深さの浅い凹溝34
を有する磁気ヘッドスライダ32でも、浮上面の突条1
8,18だけでなく、凹溝34でもある程度の浮力を発
生させることができるので、高い浮上量を得ることを可
能としながらも、安定した浮上姿勢を保つことができ
る。
【0022】(実施例3)実施例3の磁気ヘッドスライ
ダを図7に示す。この実施例3の磁気ヘッドスライダ3
8では実施例1や実施例2の磁気ヘッドスライダと異な
り、突条を形成していないことを特徴とする。即ち、浮
上面42に磁気ヘッドスライダ38の長さ方向に沿っ
て、かつ、浮上面42が中心軸に対して左右対称となる
凹溝40を浮上面42の全面に形成する。但し、この実
施例3の磁気ヘッドスライダ38であっても、凹溝40
の深さdが50μm以下であることは必要である。
ダを図7に示す。この実施例3の磁気ヘッドスライダ3
8では実施例1や実施例2の磁気ヘッドスライダと異な
り、突条を形成していないことを特徴とする。即ち、浮
上面42に磁気ヘッドスライダ38の長さ方向に沿っ
て、かつ、浮上面42が中心軸に対して左右対称となる
凹溝40を浮上面42の全面に形成する。但し、この実
施例3の磁気ヘッドスライダ38であっても、凹溝40
の深さdが50μm以下であることは必要である。
【0023】(実施例4)実施例4の磁気ヘッドスライ
ダを図8に示す。この実施例4の磁気ヘッドスライダ4
4では、浮上面50に略円弧状な凹溝46が形成され、
その両側端に磁気記録媒体側により突出する突条48,
48が形成されている。この磁気ヘッドスライダ44で
も他の実施例の磁気ヘッドスライダと同様に、浮上面5
0は、磁気ヘッドスライダ44の長さ方向に沿う軸を中
心に線対称である。さらに、凹溝46の深さdも50μ
m以下である。
ダを図8に示す。この実施例4の磁気ヘッドスライダ4
4では、浮上面50に略円弧状な凹溝46が形成され、
その両側端に磁気記録媒体側により突出する突条48,
48が形成されている。この磁気ヘッドスライダ44で
も他の実施例の磁気ヘッドスライダと同様に、浮上面5
0は、磁気ヘッドスライダ44の長さ方向に沿う軸を中
心に線対称である。さらに、凹溝46の深さdも50μ
m以下である。
【0024】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドスライダは、浮上面
に50μm以下の凹溝を形成することで、浮上量が大き
く、さらに安定した浮上姿勢を保つことができるもので
ある。従って、作動時における磁気ヘッドや磁気記録媒
体の破損(ヘッドクラッシュ等)を回避でき、浮動式磁
気ヘッドの信頼性を向上させることができる。さらに、
磁気ヘッドスライダの浮上面を磁気記録媒体に平行かつ
磁気ヘッドスライダの幅方向に沿う軸を中心軸して磁気
記録媒体側に突出する円筒面とすることで、より浮上量
を大きくすることができる。
に50μm以下の凹溝を形成することで、浮上量が大き
く、さらに安定した浮上姿勢を保つことができるもので
ある。従って、作動時における磁気ヘッドや磁気記録媒
体の破損(ヘッドクラッシュ等)を回避でき、浮動式磁
気ヘッドの信頼性を向上させることができる。さらに、
磁気ヘッドスライダの浮上面を磁気記録媒体に平行かつ
磁気ヘッドスライダの幅方向に沿う軸を中心軸して磁気
記録媒体側に突出する円筒面とすることで、より浮上量
を大きくすることができる。
【図1】実施例1の磁気ヘッドスライダの斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例1の磁気ヘッドスライダであり、図2
(a)は背面図、図2(b)は側面図である。
(a)は背面図、図2(b)は側面図である。
【図3】実施例1の磁気ヘッドスライダの背面図とその
浮力分布特性図である。
浮力分布特性図である。
【図4】比較例の磁気ヘッドスライダの背面図とその浮
力分布特性図である。
力分布特性図である。
【図5】別の比較例の磁気ヘッドスライダの背面図とそ
の浮力分布特性図である。
の浮力分布特性図である。
【図6】実施例2の磁気ヘッドスライダの背面図であ
る。
る。
【図7】実施例3の磁気ヘッドスライダの背面図であ
る。
る。
【図8】実施例4の磁気ヘッドスライダの背面図であ
る。
る。
【図9】従来例の磁気ヘッドスライダの斜視図である。
【符号の説明】 10,21,28,32,38,44 磁気ヘッドスラ
イダ 12 後面 16,34,40,46 凹溝 18,48 突条 20 磁気記録媒体 14,24,30,36,42,50 浮上面 26 磁気コア
イダ 12 後面 16,34,40,46 凹溝 18,48 突条 20 磁気記録媒体 14,24,30,36,42,50 浮上面 26 磁気コア
Claims (2)
- 【請求項1】 後面側に磁気コアが設けられ、磁気記録
媒体上を浮動する磁気ヘッドスライダにおいて、磁気ヘ
ッドスライダの浮上面に、磁気ヘッドスライダの長さ方
向に沿って、かつ深さが50μm以下の凹溝が形成され
ていることを特徴とする磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁気ヘッドスライダにお
いて、浮上面が磁気記録媒体に平行かつスライダの幅方
向に沿う軸を中心軸として磁気記録媒体側に突出する円
筒面であることを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13447291A JPH0574091A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 磁気ヘツドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13447291A JPH0574091A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 磁気ヘツドスライダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574091A true JPH0574091A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=15129121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13447291A Withdrawn JPH0574091A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 磁気ヘツドスライダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574091A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5687042A (en) * | 1994-11-03 | 1997-11-11 | International Business Machines Corporation | Slider having shifted crown peak for reduced fly height sensitivity |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP13447291A patent/JPH0574091A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5687042A (en) * | 1994-11-03 | 1997-11-11 | International Business Machines Corporation | Slider having shifted crown peak for reduced fly height sensitivity |
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Date | Code | Title | Description |
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