JPH057400Y2 - - Google Patents

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JPH057400Y2
JPH057400Y2 JP1986122411U JP12241186U JPH057400Y2 JP H057400 Y2 JPH057400 Y2 JP H057400Y2 JP 1986122411 U JP1986122411 U JP 1986122411U JP 12241186 U JP12241186 U JP 12241186U JP H057400 Y2 JPH057400 Y2 JP H057400Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は扉等開閉器に関する。さらに詳しく
は、観音開き式の窓や扉を開けたとき確実に開状
態を保持することができ、しかも開閉操作が簡単
な扉等開閉器に関する。
[従来の技術] 従来の扉等開閉器としては、たとえば第22図
に示されたものがある。この開閉器Dは窓51側
に取付金具52で回動自在に取りつけられたステ
ー53と窓枠54側に固定されたストツパ55と
からなり、ストツパ55上部のネジ56を指で廻
せば、ステー53がストツパ55内の孔を摺動し
て動き、ネジ56を逆方向に廻せばステー53が
ストツパ55内で固定されるようになつている。
使用するときは、ネジ56を廻し窓51を押し
引きすれば、ステー53がそれに追随して動き窓
51が開閉され、窓51を開けた位置でネジ56
を閉め込めば、ストツパ55が効いて、窓51が
その位置で保持されるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の扉等開閉器では、扉等を開けた位置でス
テー53を固定しても、風が吹くと窓が急に閉ま
つたり、またいちいちネジ56を指で回さなけれ
ばならないので操作が面倒であるという問題があ
る。
本考案は、かかる事情に鑑み、窓や扉を開けた
とき確実に開状態に保持することができ、かつ開
閉操作が簡単な扉等開閉器を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の扉等開閉器は、 (a) 実質的に扁平C字状断面を呈する長尺の外筒
と、 (b) 該外筒内に伸縮自在に挿入された長尺の内挿
部材と、 (c) 該内挿部材にその基部が取りつけられ、かつ
その係合端が外筒の両内側壁に向かつて突出す
るように形成された係合部材とを備え、 (d) 少なくとも内挿部材を外筒から最大に引き出
した位置で、前記係合部材が弾発的に係合する
係合凹部が外筒内の両側壁部に形成されてお
り、 (e) さらに内挿部材を外筒から最大に引き出した
位置で、内挿部材と外筒とを磁着する磁石が内
挿部材の端部近辺と外筒の端部近辺とにそれぞ
れ設けられている。
なお前記係合部材はどのようなタイプのもので
あつてもよく、内挿部材を外筒に対し係合し固定
しうるものであれば足りる。さらに本考案の扉等
開閉器は、窓、ドアー、その他の扉の類であつ
て、観音開き式のもの一般に適用することができ
る。しかして本明細書においては、とくに断わら
ない限り「窓」とはあらゆる種類の観音開き式の
窓、ドアー、扉類をさし、「窓枠」とはそれらの
枠体をさすものとして用いられている。
[作用] 本考案では、内挿部材を外筒から最大に引き出
した位置、すなわち窓を開けきつたとき係合部材
の板バネが磁石の吸引力に助けられてスムーズに
係合凹部に係合する。さらに内挿部材と外筒に設
けられた磁石同士がたがいに磁着して、その位置
を保持する。したがつて窓を開閉するときに窓に
少し力を加えると、自動的に係合部材が作用して
窓を開閉することができる。すなわち本考案では
直接開閉器を操作する必要性はまつたく存しな
い。単に窓を手で持つて開け閉めするだけでよ
い。
[実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわる開閉器の
取付状態における斜視図、第2〜3図は同開閉器
の平面図および正面図、第4〜5図は外筒の平面
図および部分斜視図、第6図は外筒の側面図、第
7〜8図は内挿部材の平面図および部分斜視図、
第9〜10図は係合部材の平面図および断面図、
第11〜12図は他の係合部材の平面図および断
面図、第13〜14図は外筒に内挿部材を挿入し
た状態の説明図、第15図は外筒の他の例の平面
図、第16〜17図は他の外筒の例の説明図、第
18図はつまみ部材を示す斜視図、第19図は本
考案の他の実施例にかかわる開閉器の斜視図、第
20〜21図は同開閉器の平面図および正面図で
ある。
第1〜3図において、1は開閉器、2は窓、3
は窓枠である。
開閉器1は長尺の外筒5、長尺の内挿部材6を
有しており、取付金具7,8で窓枠3と窓2に取
りつけうるようになつている。なお取付金具7,
8は取付けるべき窓2や窓枠3に合わせて、任意
の形状のものを用いることができ、たとえば第1
9〜21図に示されたものであつてもよい。同図
における取付金具8aは内挿部材6を窓2の下部
切欠き部に裏面から取りつける形式のものとなつ
ている。また取付金具7aは八字状の脚部を有
し、取付位置を高くしうるものとなつている。
前記外筒5を第4〜5図に基づき説明する。こ
の外筒5は、長手方向の大部分にわたつて断面が
幅広い〓字状に形状されている。外筒5の両サイ
ドの側壁11は長手方向に真直ぐに延びており、
該側壁11の上縁はわずかに内側へ延出してい
る。その上縁は中央部11aと両端部11cとで
幅が異なつており、中央部11aは幅が狭く、両
端部11cは幅が広くなつている。中央部の上縁
11aは内挿部材6を外筒5内に挿入したとき、
内挿部材6が外筒5から飛び出さないようにする
規制部材としての役割を有する。2カ所の両端部
11cには係合凹部11d,11eがそれぞれ設
けられている。係合凹部11dは内挿部材6が外
筒5内に完全に挿入されたときに係合部材が係合
する位置に形成されており、係合凹部11eは内
挿部材6が外筒5から最大に引き出されたとき係
合部材が係合する位置に形成されている。前記係
合凹部11eは窓を開けたとき係合部材が係合す
るので必須であるが、前記係合凹部11dは窓を
閉じたとき係合部材を係合するものであるので、
必須ではなく必要に応じ設けるとよい。第15図
には係合凹部11eのみを設けた外筒5が示され
ている。
係合凹部11eが形成されている側の端部11
cの末端部には突出片11bが設けられている。
該突出片11bの下面には、第6図に示されるよ
うに磁石31が取りつけられている。磁石31と
しては小形で磁力の強いものが好ましく、たとえ
ばKS鋼、クロム鋼、MK鋼などの永久磁石が用
いられる。磁石31を外筒5に取りつける方法と
しては、リベツト32などで外筒5の突出片11
bにかしめつける方法など任意の方法が採用され
る。なお第6図に示されるように、磁石31の下
面には、内挿部材6が通過しうる空間が形成され
る。
前記外筒5は鉄、ステンレス鋼、アルミニウム
などの金属により、プレス加工により形成するの
が、充分な強度を維持し、低コストで製造するの
に好ましい。
前記内挿部材6を第7〜8図に基づき説明す
る。内挿部材6は外筒5と同程度の長尺部材であ
り、前記外筒5の内部に伸縮自在に挿入しうる断
面形状と寸法を有している。図示の内挿部材6の
断面は幅広い〓状となつており、外筒5と同様に
鉄、ステンレス鋼、アルミニウムなどの金属によ
りプレス加工して製作するのが、充分な強度と低
コストを実現するうえに好ましい。
前記内挿部材6の一端近傍には板バネ9と弾性
部材25とからなる係合部材が取りつけられてい
る。なおこの係合部材は一例であつて、他のどの
ような係合部材であつても本考案の係合部材とし
て採用しうる。前記板バネ9は、取付部9aと係
合部9bからなり、取付部9aは断面U字状とな
つていて、リベツト9cにより内挿部材6の底面
に固定されている。係合部9bは取付部9aから
延びた細板状のバネ板からなり、その先端部が円
筒状に巻かれており、その内部には頭付きのピン
9dが下方から挿入されている。このピン9dは
係合時に力が加わつても係合部9bの円筒がつぶ
れないようにする働らきを奏する。該係合部9b
は内挿部材6の両側の切欠き部13に臨んでお
り、前記外筒5の上縁11aに摺接し、また係合
凹部11d,11eに弾力的に係合するようにな
つている。
前記板バネ9の2枚の係合部9bの間には、弾
性部材25を介在してもよい。その弾性部材25
は板バネ9を撓わめようとするとき、それに抵抗
力を与えるためのもので、必須ではないが、それ
を設けておくばあいは、板バネ9の係合部9bが
外筒5の係合凹部11d,11eに係合したとき
その係合力を生じ、また係合部9bが係合凹部1
1d,11eに嵌合しようとするとき、さらにそ
こから外れようとするとき所要の抵抗力を与える
ことができる。
弾性部材25は、窓の開閉のたびに撓められる
ので充分な強度と、必要な弾力性とを備えていな
ければならない。そのため用いられる材料として
は、ナイロンなどの合成樹脂や種々のゴムが適当
であり、それらのうちから要求性能を満足するも
のを選択するとよい。なおナイロンとしては66ナ
イロンを好適に使用することができる。
弾性部材25の形状や取付方法は板バネ9の形
状などに合わせて適宜選択される。第9〜10図
に示された弾性部材25は長方体であり、リベツ
ト29で内挿部材6に固着されている。また第1
1〜12図に示された弾性部材26は断面T字形
に形成されており、下部が2枚の係合部9bの間
に挿入されるとともに上部が板バネ9の上面に載
置されて、板バネ9のカバーを兼ねている。この
弾性部材26もリベツト29で内挿部材6に固着
されている。
前記板バネ9の取付部9aの後部には磁石33
が取つけられている。磁石33としては外筒5に
取りつけられた磁石31と同様の永久磁石が用い
られ、前記磁石31とはたがいに異種の磁極が向
き合うように配置される。すなわち内挿部材6の
磁石33と外筒5の磁石31とはたがいに引力が
生じるように配置されている。なお磁石33の内
挿部材6への取りつけ方法は、たとえばリベツト
34などでかしめつけるとよい。
第13〜14図には、前記内挿部材6を外筒5
内に挿入した状態が示されている。第13図では
内挿部材6が外筒5に一杯に挿入され、板バネ9
の係合部9bが係合凹部11dに係合している。
第14図では内挿部材6が外筒5から一杯に引き
出されており、係合部9bが係合凹部11eに係
合するとともに、磁石31と磁石33とがたがい
に吸引され、磁着されている。
本考案では内挿部材6を外筒5から一杯に引き
出すときは、最終ストローク付近において磁石3
1,33の吸引力が作用するので、前記係合部9
bが係合凹部11eに係合しようとするとき、パ
チンと引き込まれ、軽快に係合する。または係合
したのちは、磁石31,33の吸引力が係合の離
脱を阻止するように作用するので、軽いストツパ
の働きをする。
つぎに叙上のごとき開閉器1の作用を説明す
る。窓2を手で持つて動かせば係合部9bは係合
凹部11dから外れて、内挿部材6は外筒5内を
自由に動き、窓2が開けられる。その際、内挿部
材6は外筒5内に出没するだけであるので、窓枠
3の内側へ開閉器が突出することはない。窓2を
開けきつた状態になると板バネ9の係合部9bは
係合凹部11eに嵌合するとともに、磁石31,
33が吸着しあつて、確実に内挿部材6は動きを
拘束される。そのため窓2は開状態のまま保持さ
れ、たとえば窓2が風などの外力で開閉しようと
しても、不意に窓2が開けられたり閉じられたり
する不都合はまつたく生じない。また窓の開閉は
手で窓を持つて押し引きすると磁石31,33が
離れ、係合部9bも係合凹部11eから外れるの
でネジなど操作する必要がなく非常に簡単であ
る。さらに本考案では窓の開閉時に開閉器が内側
へ突出することがないので、配設スペースが小さ
くてすみ、窓の内側へ別の内窓などを自由に取り
つけることができるという利点がある。
つぎに他の実施例を説明する。
第16〜17図に示された外筒5は、上縁11
aのほぼ全長にわたつて係合凹部となる波形を形
成したものである。この外筒5を用いるばあい
は、板バネ9の係合部9bが内挿部材6がどの位
置にあつても、係合凹部と係合することができ
る。そして第18図に示されるつまみ部材5のク
サビ19が2枚の係合物9bの間に挿入されると
係合がロツクされるので、窓を任意の開度で保持
することができる。
なお第16図は外筒5に内挿部材6を一杯に挿
入した状態であり、第17図は内挿部材6を一杯
に引き出した状態である。そしてこの状態では、
内挿部材6に取りつけられた磁石33が外筒5に
取りつけられた磁石31とたがいに吸引しあつ
て、その位置を保持することができる。
したがつて本実施例においても前記実施例と同
様に窓を開状態で確実に保持することができ、し
かも軽快に開閉操作することができる。
[考案の効果] 本考案においては、窓を開けた状態でそれを確
実に保持することができ、しかも窓の開閉操作を
簡単に行ないうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわる開閉器の
取付状態における斜視図、第2〜3図は同開閉器
の平面図および正面図、第4〜5図は外筒の平面
図および部分斜視図、第6図は外筒の側面図、第
7〜8図は内挿部材の平面図および部分斜視図、
第9〜10図は係合部材の平面図および断面図、
第11〜12図は他の係合部材の平面図および断
面図、第13〜14図は外筒に内挿部材を挿入し
た状態の説明図、第15図は外筒の他の例の平面
図、第16〜17図は他の外筒の例の説明図、第
18図はつまみ部材を示す斜視図、第19図は本
考案の他の実施例にかかわる開閉器の斜視図、第
20〜21図は同開閉器の平面図および正面図、
第22図は従来の窓開閉器の取付状態における斜
視図である。 図面の主要符号、1……窓開閉器、5……外
筒、6……内挿部材、9,10……板バネ、9
b,10b……係合部、11d,11e……係合
凹部、25,26……弾性部材、31,33……
磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 実質的に扁平C字状断面を呈する長尺の外筒
    と、 (b) 該外筒内に伸縮自在に挿入された長尺の内挿
    部材と、 (c) 該内挿部材にその基部が取りつけられ、かつ
    その係合端が外筒の両内側壁に向かつて突出す
    るように形成された係合部材とを備え、 (d) 少なくとも内挿部材を外筒から最大に引き出
    した位置で、前記係合部材の係合端が弾発的に
    係合する係合凹部が外筒内の両側壁に形成され
    ており、 (e) さらに内挿部材を外筒から最大に引き出した
    位置で、内挿部材と外筒とを磁着する磁石が内
    挿部材の端部近辺と外筒の端部近辺とにそれぞ
    れ設けられてなる扉等開閉器。
JP1986122411U 1986-08-09 1986-08-09 Expired - Lifetime JPH057400Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986122411U JPH057400Y2 (ja) 1986-08-09 1986-08-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986122411U JPH057400Y2 (ja) 1986-08-09 1986-08-09

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Publication Number Publication Date
JPS6328768U JPS6328768U (ja) 1988-02-25
JPH057400Y2 true JPH057400Y2 (ja) 1993-02-24

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ID=31012574

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JP1986122411U Expired - Lifetime JPH057400Y2 (ja) 1986-08-09 1986-08-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436821U (ja) * 1977-08-18 1979-03-10
JPS594129U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 三洋電機株式会社 コントロ−ルパネルの静電気保護装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436821U (ja) * 1977-08-18 1979-03-10
JPS594129U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 三洋電機株式会社 コントロ−ルパネルの静電気保護装置

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JPS6328768U (ja) 1988-02-25

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