JPH0573505B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0573505B2
JPH0573505B2 JP58076029A JP7602983A JPH0573505B2 JP H0573505 B2 JPH0573505 B2 JP H0573505B2 JP 58076029 A JP58076029 A JP 58076029A JP 7602983 A JP7602983 A JP 7602983A JP H0573505 B2 JPH0573505 B2 JP H0573505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
gas
inert gas
inlet
moving mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58076029A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5942164A (ja
Inventor
Uiriamu Heizuretsuto Robaato
Jei Petori Chaarusu
Daburyuu Puratetsuku Sutanrii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hazelett Strip Casting Corp
Original Assignee
Hazelett Strip Casting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hazelett Strip Casting Corp filed Critical Hazelett Strip Casting Corp
Publication of JPS5942164A publication Critical patent/JPS5942164A/ja
Publication of JPH0573505B2 publication Critical patent/JPH0573505B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • B22D11/0642Nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半密閉のノズル部材すなわちノーズ
ピースを通して鋳物金属を冷却する、間隔を置い
た2つの移動冷却表面の間の移動鋳型の鋳込み領
域に導入された溶融金属から、金属ストリツプ、
シート、厚板、平板、棒あるいは鋼片を、直接連
続的に鋳造するために、溶融金属を供給しかつ連
続的に鋳造する方法及び装置に関する。
従来技術 本発明は、ここでは、溶融金属を、半密閉のノ
ズル部材を通り、鋳型領域を形成する表面をもち
かつ水冷すなわち液体冷却される2つの移動鋳型
の対向する部分の間にある移動式の鋳型すなわち
鋳込み領域に供給する鋳造機の構造及び操作に具
体化して説明される。説明例の移動鋳型は、冷却
表面として作用し、かつそれらの間の移動鋳型に
導入された溶融金属を包囲すなわち閉じ込める柔
軟なバンド又はベルトであり、また移動鋳型は同
時に、溶融金属を漸進的に移動して凝固し、形態
をもつものすなわち製品にする。該製品はストリ
ツプ、シート、厚板、平板、棒あるいは鋼片であ
り、以下においては「鋳造製品」又は「鋳造され
た製品」と呼ぶ。このような柔軟なバンド又はベ
ルトを採用し、しばしば双ベルト鋳造機と呼ばれ
る連続鋳造機は、マレツトベイ、バーモント
(Mallets Bay、Vermont)のハツエレツトスト
リツプ−キヤステイング会社(the Hazelett
Strip−Casting Corporation)によつて長年開発
され、製造されている。もしこのような鋳造機の
種々の面に関する情報を希望するならば、本発明
の譲受人である上記会社から入手できる。
最初に、溶融金属を、概ね水平又は下方へ傾い
た連続鋳造機の移動鋳型に供給すなわち充満させ
る時の、優れた品質でかつ商業上の利用に適した
表面の性質と特徴を持つ鋳込み金属の臨界的な要
素は、導入される溶融金属の速度の急激な変化を
避けること、溶融金属の撹流を避けること、溶融
金属との反応性のある大気あるいは他の反応性の
ある物質への露出を制限すること、及び移動鋳型
表面とこれら表面によつて画成される金属との間
の望ましい相互作用を提供することである。
鋳造される溶融金属を溶解炉すなわち定置炉か
ら鋳造機の鋳型領域に運ぶ溶融金属の処理及び供
給装置は、一般に、障害を避け、溶融金属の自由
大気への露出を制限するように設計され、通常は
各移送において下側注入することによつて達成さ
れる。従つて、溶融金属は開放口の上に注がれ
ず、代りに、酸素や多くの外部からの物質をあと
に残すように、容器内の溶融金属の表面下にうま
く流し込まれる。このような下側注入の技術は、
さらに、動揺を少なくし、大気中のすなわち酸素
をもつている物質に接触することを避ける方法
で、溶融金属を隣りの容器にその溶融金属の表面
の下から移送あるいは導入する。
これらの構成及び技術は、一般に、溶融鉛、亜
鉛、アルミニユウム、銅、鉄及び鋼に、またこれ
らの金属の合金に、さらに他の金属の取扱いにも
採用されている。このような構成および技術を実
施しないと、酸素の無制限な発生となり、この酸
素は鋳造金属の冶金学的な性質に不都合に影響
し、また溶融金属の供給装置と鋳造に支障を起こ
させる。これらの金属のあるものについては、比
較的小量の酸素がこのような支障を起こしかねな
い。水素は、大気中の水が、熱い溶融金属に接触
し、又は水素を生成する燃焼ガスに接触すること
によりその分子に解離して発生し、鋳込み金属内
に溶け込むようになる。このような溶け込んだ水
素は、たとえ少量であつても、好ましくない多孔
性をひき起す。窒素でさえもある条件のもとでは
不都合である。樋、槽及びタンデイツシユ内の酸
素の問題は、一般に、溶融金属の表面に当たる大
気を軽減するとともに、下方注入を行うことによ
つて解決される。この大気の軽減は樋等に供給さ
れる酸素を欠乏させるオイル又はガスの燃焼炎を
通すことによつて得られる。アルミニユウムの場
合には、保護用酸素薄膜は、口の開いた容器の表
面に静かに存続し、その時動揺を最小にするよう
に設計される。この場合の大気の低減は、下方注
入によるアルミニユウム移送の準備段階では要求
されない。
酸素又は他の不純物の捕獲は、頂上部と底部と
で開いた剛体の鋳型を使用する従来の縦型の連続
鋳造法ではほとんどその傾向がない。この縦型の
鋳造法においては、鋳型への注入は、一般に、下
方注入によりかつ比較的おそい速度で行われる。
酸素及び他の不純物は頂上に浮くための時間を持
ち、従つてそれらはそこに形成する頂上部の酸素
層の中に残り、あるいは比較的大きな断面の鋳塊
の中央すなわち芯領域で凍結される傾向がある。
大きい断面の製品の縦型鋳造の場合には、たぶ
ん、捕えられた酸素又は他の不純物は鋳造製品に
害にならず、また容認されないようにはしない。
実質上水平又は下側に傾斜した連続鋳造機によ
る鋳造では、状況がまつたく異なり独特である。
鋳型領域が双ベルト鋳造機のように延ばされてい
るならば、例えば、連続的に移動する鋳型表面は
比較的速い直線速度で正常に運転される。ここ
で、酸素や他の不純物の捕獲の問題はより重要と
なりかつ鋳造製品を容認され難いものにする。
比較的薄い断面で水平に近い状態で鋳造すると
きは、溶融金属を連続鋳造機の移動鋳型領域に導
入するための下方注入の技術は、通常実用的でな
く実施可能性がなく、それは鋳型面の間に不十分
な鉛直遊〓があるからである。このような比較的
薄い断面のものの鋳造の時は、溶融金属が通常半
密閉のノズル部材を通して導入される。実用上の
問題として、このノズル部材は、連続移動鋳型の
入口の避けられない変化及び変動を補償するため
に、鋳型領域の入口近くの移動鋳型表面から僅か
に離して置かれる。ノズル部材を連続移動鋳型の
表面からこのように離して置くことは、溶融金属
の取扱いに必要な事項に対し適当な物理的、化学
的及び熱的性質を有する耐火物質の形成及び成形
に含まれる寸法公差を斟酌する必要がある。この
要求される目的に適した耐火物質は狭くかつ一致
した公差内に形を作り維持することが困難であ
る。
従つて、溶融金属を供給するノズル部材と、連
続移動鋳型の表面との間の適合は、比較的緩く、
新しいノズル部材にとつて通例である0.25mm
(0.010インチ)の初期ギヤツプを有する。しか
し、このギヤツプは摩耗によつて、特にノズル部
材の頂上部において広がりがちである。もし、移
動鋳型の操作者が鋳型領域をノズル部材に逆つて
溶融金属で満たして続けようとすると、ノズル部
材の密閉面のまわりの溶融金属の多くが周期点に
漏れることが避け難い。言い換えれば、鋳型領域
の中に溶融金属をノズル部材に逆つて満たし続け
るようとすることは、通常は実用的でない。実
際、ノズル部材のまわりの0.5mm(0.020インチ)
のギヤツプは、一般には、表面張力の小さいいか
なる溶融金属も洩らし、そのような金属は即座に
すばやく凝固し、又は時機を得ないでフインを凝
結させ、ノズル部材に対して好ましくない押込み
作用を起こさせ、結果的にノズル部材の破壊とな
る。
それ故、通常は、溶融金属のノズル部材へのバ
ツクアツプを避けるため鋳型領域を満たすことを
避けることが必要である。このような試みられた
溶融金属を満たすことは、ギヤツプを通る漏れを
阻止する傾向のある高い表面張力のために、アル
ミニユウムにとつてかなり良いものである。しか
しながら、アルミニユムに対してさえも、上方鋳
型領域よりもかなり高い溶融金属の「ヘツド」は
避けられるべきであり、なぜならば、ノズル部材
近くのギヤツプ内の溶融アルミニユウムの合成圧
力は表面張力を越えて洩れを引起すからである。
それ故、アルミニユウムに対してさえも、操作者
はしばしば鋳型領域の溶融金属のレベルをノズル
部材の前側下端部よりも高くならないように維持
し、その結果かなりのガス空洞が存在するように
なる。
実際、密閉して適合されたノズル部材を使つて
このアルミニユウムを連続的に鋳込み間に、溶融
金属が鋳型領域のいかなる点よりも僅かに高い、
すなわち上記のまだ除去されていないガス空洞の
位置よりも高い、金属圧力の小さなヘツドである
にもかかわらず、小さなガス空洞が存続する。こ
の不本意な残留ガス空洞の現象は、部分的には供
給の動力から起り、また表面張力によつて増加さ
せられた溶融金属の表面上の移動鋳型表面のひき
づりから起る。
それ故、ノズル部材に隣接したギヤツプを通し
て起きる溶融金属の漏れの機会を避けるための故
意の操作の結果として、あるいはそうしようとは
思わない場合でさえも、あるいはこのような動力
ひきずり現象の結果として、通常鋳型領域内にガ
ス空間すなわち空洞が存在する。この空洞は、溶
融金属のレベルよりも上流の鋳型領域の上方部分
で、ノズル部材の前方端部に隣接して位置する。
連続移動鋳型の表面近くの約0.5mm(0.020イン
チ)以内にあるノズル部材の表面のために、操作
者はいかなる時でも鋳型領域にある溶融金属の物
理的状態又はレベルを目による観察で確めること
はできない。かくして、操作者は、溶融金属のレ
ベルの制御又は上述の空洞の寸法の制御を目によ
る観察に頼つて行うことはできない。
注入レベル制御のために操作者が目によつて観
察できないという困難性を解消した新しい方法及
び装置は、米国特許第3864974号及び同第3921697
号に延べられ権利請求されており、これらの開示
事項はここに引例として組込まれている。これら
の特許の方法及び装置は双ベルト鋳造機に具合よ
く応用され、そこでは溶融金属のレベルを目で見
る必要がなくなつている。それらは商業上の製品
の双ベルト鋳造機の制御のために実用に供しうる
ことを立証した。かくして、適当に適合するノズ
ル部材の使用は、金属を鋳込み領域に導入し、一
方ノズル部材と溶融金属との間の鋳型領域の上方
部分の制御された空洞を維持するための実用的な
方法となつた。
溶融アルミニユウム及びアルミニユウム合金は
特にたかい反応性を有する。それは他の金属、ガ
ス及び耐火物質と結合することができる。例え
ば、連続鋳込み中の溶融状態のアルミニユウム合
金は、大気中の酸素、水蒸気と無秩序な反応を行
い、あるいはこれらのものによつて冒され、大気
中のガスの汚れによつて汚される。マグネシユウ
ムを包むアルミニユウム合金の連続鋳込みにおけ
る無秩序な大気との接触は、鋳造物の表面に交替
に酸素スポツト又はしまをつくる反応を起こし、
かつ溶融状態のこの合金の流動性を減少させる。
自由な酸化と溶融金属の反応の問題は、比較的
薄い断面が連続的に鋳造される時に、2つの方法
にて合成される。第1に、すでに指摘したように
金属を連続移動の鋳型領域へ下方注入する装置の
ための遊〓の不足の問題であり、第2は、容積に
対する表面の比がそのような薄い断面によつて増
加させられる。酸化は、一般に、表面すなわち界
面の反応であるから、このような比較的薄い連続
鋳造物の断面の酸素の形成は、厚い断面と対比さ
れるときに、製品のより大きい相対比を構成す
る。また、このような厚い断面に対し、鋳造製品
の表面から酸素を取り出すことは実用的である
が、比較的薄い断面に対してはそうではない。
以上の説明の一部は双ベルト鋳造機の見地から
見たものであるが、同じ問題が水平又は下方に傾
いた状態で比較的薄い断面のものを鋳造する連続
鋳造機の他の型のものにも起る。
ここで使用される「比較的薄い断面」は6mm
(1/4インチ)から51mm(2インチ)の範囲を含む
ものであり、好ましくは6mm(1/4インチ)から
38mm(1 1/2インチ)の範囲を含むものである。
発明の目的 本発明の目手は、溶融金属の供給及び沈降、並
びに水平又は下方に傾いた移動鋳型領域をもつ連
続鋳造機によつて、優れた表面の性質及び特徴及
び優れた内部構造及び性質をもつ金属製品の連続
鋳造のための方法及び装置を提供することであ
る。
発明の構成 溶融金属が、下流方向がほぼ水平か又は下方に
傾いた移動鋳型に導入され、上記溶融金属が対向
する冷された移動鋳型の表面の間に画成される、
溶融金属から直接薄い断面の金属製品を連続鋳造
する方法において、金属供給装置と上記移動鋳型
の表面との間に1.27mm(0.050インチ)より小さ
い遊〓ギヤツプをもたせて、上記金属供給装置を
入口に挿入するステツプと、上記金属供給装置の
下流で下流方向へ延びた少なくとも1本の金属供
給流路を設けるステツプと、上記移動鋳型の入口
の下流で下流方向に延びた少なくとも1つのガス
供給流路を設けるステツプと、さらに不活性ガス
を大気圧より僅かに超えた圧力で上記ガス供給流
路を通して供給するステツプとからなることを特
徴とする方法である。
本発明はまた、溶融金属から直接薄い断面の金
属製品を連続的に鋳造する装置であつて、下流方
向がほぼ水平又は下方に傾いた移動鋳型に溶融金
属を導入し、上記移動鋳型が相対向する冷えた移
動鋳型表面の間に画成された装置において、上記
金属供給装置と上記移動鋳型表面との間に1.27mm
(0.050インチ)より小さい遊〓ギヤツプをもつて
入口に挿入する金属供給装置と、該金属供給装置
がその下流で下流方向に延びる少なくとも1本の
金属供給流路を有していて、溶融金属を上記金属
供給流路を通して上記移動鋳型の入口に供給する
装置と、上記金属供給装置が移動鋳型の入口の下
流方向に延びる少なくとも1本のガス供給流路を
有していて、不活性ガスを大気圧を僅かに超えた
圧力で上記ガス供給流路を通して供給する装置と
を有することを特徴とする装置である。
実施例 本発明並びにその目的、実施態様、利点、特徴
は添付図面と関連してなされる以下の実施例の説
明を斟酌することによりより明確に理解されるだ
ろう。添付の図面においては類似の部材は、各種
の図面の全体を通じて同一の参照符号を付してあ
る。図面に書かれた方向矢印は、移動鋳型に供給
されて上流から下流までの範囲内で鋳造される金
属、及び連続移動鋳型の上端端部に供給される金
属の移動の方向を示す。図面は縮尺が不要であ
り、発明の原理の説明に重点が置かれている。
本発明の有利に使用した連続金属鋳造機の実施
例が第1図及び第2図に示される。この鋳造機に
おいて、溶融金属1は注ぎ箱、取ナベ又は樋2で
ある供給装置によつて供給され、注ぎ口3から下
注ぎ関係でタンデツシユ4に流れ落ちる。タンデ
ツシユ4は適当な耐火物質31で内張りされてい
る。図面を明瞭にするために、タンデツシユ4は
第1図において移動鋳型の入口から僅かに引込ま
せて示している。2で示す樋からタンデツシユ4
への流量は制御ロツド5の下端に設けられたテー
パ形ストツパー(図示せず)によつて制御され
る。タンデツシユ4からの溶融金属1は、耐火物
質のノズルすなわちノーズピース7を通して、あ
るいはチユーブ21を通して、移動鋳型又は鋳込
領域Cの入口Fに供給される。この入口Eは、鋳
込領域Cの上流端にあり、鋳込領域Cは上方及び
下方の可撓性で無端の鋳込みベルト9,10の間
隔をへだてた実質的に平行な表面間で形成され
る。鋳込ベルトは通常一様な性質を有する低炭素
質冷間圧延帯鋼で作られる。そしてテイグ
(TiG)溶接によつて溶接されている。鋳込みベ
ルトは、通常溶融金属と対面する表面を荒すため
に、グリツドクラスト加工が施され、つづいてロ
ーラ掛けとコーテイングが施される。
鋳込みベルト9,10は全体的にU及びLによ
つて示される上方及び下方のキヤリツジで支持さ
れかつ駆動される。両キヤリツジは機械枠11に
設けられている。各キヤリツジは、鋳込みベルト
を直接支持し、駆動しまた操縦する2つの主ロー
ル又はプーリを有する。これらのプーリは、それ
ぞれ上方及び下方の入口すなわち上流プーリ1
2,13と、上方及び下方の出口すなわち下流プ
ーリ14,15とを有する。
鋳込みベルト9,10は複数のフイン付支持ロ
ーラ16(第2図)によつて案内され、従つて互
に対向するベルトの鋳込み表面は鋳込み領域Cの
全域にわたつて予め選定された関係に維持され
る。これらのフイン付支持ローラ16は米国特許
第3167830号に開示されている形式のものがよい。
時々、移動縁ダムと呼ばれる金属保持用の可撓
性無端縁ダム17が、鋳込み領域の両側に配置さ
れて、溶融金属を閉じ込める。無端縁ダム17
(その一方だけを第1図に示す)は、部分的に示
す案内部材35によつて鋳造機の入口すなわち上
流端部で案内され、該案内部材35は、例えば上
記米国特許あるいは米国特許第4150711号に示さ
れているように、下方キヤリツジLに設けられて
いる。
鋳込操作中、2つの鋳込ベルト9及び10は、
例えば上記米国特許第3167830号に延べられてい
るような駆動機構18によつて同じ線速度で駆動
される。第2図に示すように、上方及び下方のキ
ヤリツジU及びLは、下流方向に下方に傾斜し、
従つて鋳込ベルト間の移動鋳型の鋳込領域Cは水
平に関し角度Aで傾斜している。この下方への傾
斜Aは鋳込領域Cの入口Eへの溶融金属の流れを
容易にする。この頃傾斜Aは、通常20°以下であ
り、ジヤツキ機構50によつて調節可能である。
アルミニユウム及びその合金に好都合な角度は6°
ないし9°の範囲内である。
非常に高温の熱の流れは、ノズルヘツダ6から
加えられて上下のベルト9,10のそれぞれの裏
側の冷却表面に沿つて移動する液体冷却剤の高速
移動層によつて、各鋳込みベルトから退かされ
る。液体冷却剤は高速で加えられ、高速で流れる
層は上記特許第3167830号及び米国特許第3041686
号に示されているような方法で維持されるのが現
在望ましい冷却剤は21℃(70〓)から32℃(90
〓)の温度範囲の防錆剤入りの水である。
鋳造製品Pの少なくともその全外表面が固ま
り、鋳造機から出た後鋳造製品はロールコンベア
(図示せず)によつて案内され運び去られる。
例えば鉛、亜鉛又はアルミニユウムのような低
融点の金属を供給するために、ノーズピースはマ
リナイト又は他の適当な耐火物質で作られる。こ
のノーズピース7は、第5図及び第6図に示すよ
うな耐火物質の一体物で作られている。変形例と
してこのノーズピースは耐火物質の複数の一体物
から組立てられてもよい。
全体を通して使用される用語「ノーズピース」
は単一の一体物又は複数の一体物の組立体を意味
する。
この耐火ノーズピース7を支持するために、剛
体の上方及び下方の支持構造物25及び26があ
り、これらはそれぞれノーズピース締付け用構造
物すなわち支持構造物25及び26の間に挟持す
るようノーズピースの上下に留め金によつて位置
決めされる。
第5図及び第6図に示すように、耐火ノーズピ
ース7は少なくとも1本の金属供給流路20を包
含する。この実施例では、このような金属供給流
路20が2つありその間に中央隔壁40を設けて
ノーズピースを貫ぬいて下流方向に縦に延びてい
る。これらの金属供給流路20は矩形断面を有す
る。それらは比較的薄い金属片を鋳込むに適した
比較的広い幅で低い高さである。供給溶融金属を
不当な乱流なしになめらかにかつ静かに移動鋳込
領域C(第2図及び第3図)に供給するために、
これら金属供給流路20の下流端部は、41で示
すように下流方向に関し横方向に徐々に広げて示
されている(第5図及び第6図)。
第3図でわかるように支持構造物25と26と
の耐火ノーズピース7を締付けるため上下の支持
構造物は下方の支持構造物26の形状が逆である
ことを除けば、ほぼ類似の構造である。これらの
支持構造物25及び26は剛体で、例えば鋼製で
ある。
第4図は上方支持締付け構造物25を拡大して
示す。この構造物は剛体の基板28を包含しその
締付け面42は耐火ノズル部材7との堅固な締付
け係合を確保するため横方向に延びた浅いランド
43と溝44とを有する。直立した剛体の後方フ
ランジ又は後方壁45は例えば46及び47で溶
接することによつて基板28に取付けられる。こ
の基板28と後方壁45との組立体は基板28と
後方壁45とにそれぞれ48及び49で溶接され
た斜板33によつて補強される。第3図に示すよ
うに、この斜板33の斜面はその近くの上方鋳込
ベルト9の形状にほぼ一致し、該ベルト9は湾曲
されて上方入口プーリロール12の回りを移動す
る(矢印51)。言い換えれば、この斜板33は
円筒状に湾曲したベルト9の最も近い領域に対し
て線の仮想平面とほぼ平行に傾斜する。
三角形側壁53(第4図)が基板、後方壁45
及び斜板33に気密に固定され、支持締付け構造
物25の他の側にも相応する三角形側壁(図示せ
ず)があり、これによつて差掛け小屋状のプレナ
ム室54を形成する。この差掛け小屋状のプレナ
ム室54を明らかに示すために、締付け構造物2
5の一部を切取つて示し、また下方締付け構造物
26にも類似の差掛け小屋状のプレナム室54が
ある。受け口すなわち取付孔55が、取付プラケ
ツト56(第3図)への取付けのために、この締
付け構造物25に設けられ、該取付ブラケツト5
6は下方キヤリツジLの主枠部材の上流端部57
に取付けられている。タンデツシユ4はブラケツ
ト56から延びたバー部材58に支持されて示さ
れ、またタンデツシユ4のための他の支持取付け
装置65も設けられている。
基板28の前方(下流)端部すなわち唇部は、
その近くの湾曲した無端鋳込ベルト9の表面と一
致させるために、唇部59において斜板33より
も小さい傾斜で面取りされている。第3図でわか
るように、この傾斜した唇部59は、その近くで
湾曲した無端鋳込ベルト9の表面の接線の仮想平
面とほぼ平行である。第3図はノーズピース7の
金属供給流路20から出て60で移動鋳型の鋳込
領域Cの入口領域Eに入る溶融金属を示す。生じ
たガス空間又は空洞8は、ノーズピース7の下流
端部に隣接する移動鋳込領域C内の溶融金属のレ
ベルよりも上で入口領域Eに存在する。
加圧不活性ガスを空洞8に直接導入してそこの
該ガスの容量を制御するために、ノーズピース7
は金属供給流路20の側部に沿つて走る少なくと
も1つの長さ方向に延びたガス供給流路19(第
6図)備えている。このガス供給流路19はノー
ズピースの耐火物質の中央部分40に位置する。
このガス供給流路19はノーズピースの中心線の
上方のレベルに位置し、その出口61はノーズピ
ースの下流端部すなわち終端部62の上端部近く
である。不活性ガスをガス供給流路19と連通す
る鉛直入口63に供給する方法は後で説明する。
ノズル終端部62の高い位置にガス供給出口6
1を設けることによつて、ガス流は概ね供給流路
20からの溶融金属の流出60(第3図)のレベ
ルよりも上流である。かくして不活性ガスは空洞
8に直接入つて、不活性ガスで満たされたこの空
棒を大気圧よりも僅かに高い圧力に維持する。た
とえ入口領域Eの溶融金属のレベルが一時的に不
注意で第3図に示すレベルよりも僅かに上に上る
ことがあつても、ガス供給出口61の高い位置
は、常にガス供給出口61を溶融金属の上に置く
から、ガス供給出口61は常に入口領域E内の溶
融金属によつて塞がれることなく、それ故、ガス
制御空洞8とたえず連通する。ガス供給出口61
は耐火ノーズピース7の終端部に切込まれた水平
に延びた巾狭い横溝すなわちスロツト61−1と
連通して示され、それによつて不活性ガスを低速
度でガス制御の空洞8へ直接供給し、その結果溶
融金属の撹拌又は乱流を最小にする。かくして空
洞8は不活性ガスを大気圧より僅かに高い圧力で
一つまたはそれ以上のガス供給流路19を通して
連続的に供給することによつて制御され続ける。
好ましくないガス、特に酸素又は水蒸気(及び、
さらに2酸化硫黄や炭酸ガスのような大気汚染ガ
ス)の空洞8への侵入は、該空洞に連続的に満た
させることにより防止される。不活性ガスはこの
空洞8を浄化し、その後好ましくないガスを入口
領域Eから追抜う。
鋳込み中、ガス供給流路19を通る不活性ガス
の流量を一定にし、空洞8を大気より僅かに高い
圧力の不活性ガスでいつぱいに保つ。最初の部分
で論じたように、ノーズピースの下流端部と矢印
51及び52で示す方向に連続的に移動する上方
及び下方の鋳込みベルト9,10の表面の間には
上下に僅かな遊〓ギヤツプ22(第3図)があ
る。この鋳造機において、これらの移動鋳型表面
は鋳込みベルト9,10によつて形成される。こ
の不活性ガスの一定の流量のいくらかは前述の狭
い遊〓ギヤツプ22を通して上流に出る。これら
の遊〓ギヤツプ22は1.27mm(0.050インチ)よ
り小さく、通常は0.25mm(0.010インチ)ないし
0.5mm(0.020インチ)の範囲内である。ノーズピ
ース7のまわりにこれらの遊〓ギヤツプ22を通
つて出て来る不活性ガスの水蒸気を含む大気中の
ガスを有利に洗浄し、浄化し、鋳込みベルト9,
10の表面から排除し、かつ該ガスを入口領域E
から放出させる。
上述の移動鋳型表面の近接した流れ、排除、包
囲、浄化作用は、鋳込みベルト9,10の表面が
入口領域Eに向つて近づくとき狭い溝66を形成
することによつて高められ、鋳込みベルト9,1
0の表面の広い面積に及ぼされる。狭い溝66は
斜板33と鋳込みベルト9,10の表面との間に
ある湾曲した遮蔽部材34(第3図)によつてこ
れらの鋳込みベルト9,10の表面に近い流出不
活性ガスを閉込める。遮蔽部材34はそれぞれの
湾曲した鋳込みベルト9,10の表面に近接して
配置されるため円筒形に曲げられ、これらの鋳込
みベルト9,10の表面から6mm(1/4インチ)
以下の間隔を置き、好ましくは3mm(1/8インチ)
以内に非常に近接して配置される。湾曲した遮蔽
部材34の前方(下流)端部は、面取りされた唇
部59の上流側縁部の近くの基板28の稜線部6
4に沿つて溶接される。不活性ガスは、鋳込みベ
ルト9,10に対し近接した流れ、排除、浄化し
ながら該面の動き51及び52と反対の方向に細
い溝を通つて流れた後、遮蔽部材34と極接近し
た鋳込みベルト9との間の細溝66から出口36
(第3図)を通つて排出される。
遮蔽部材34の使用は不活性ガスの消費を有利
にし、また大気ガス排除と浄化のために、鋳込み
ベルト9,10の表面を不活性ガスに露らす時間
を増加させる。
入口領域Eへの大気ガスの侵入抵抗をさらに増
したいならば、ばらの可撓性パツキン材料23を
この細溝66に入れる。適当なばらの可撓性パツ
キンは、例えばバブコツクアンドウイルコツクス
(Babcock & Wilcok)から入手できるグラス
繊維絶縁体又は「カオウール(Kaowool)」セラ
ミツク絶縁体である。このばらのパツキンは鋳込
みベルト9,10の表面に極く軽く接触させても
よい。また、該パツキンは、23で示すように、
細溝66内及び/又はノーズピース7の傾斜唇部
59の前方端部に隣接するのがよい。このばらの
パツキン23は不活性ガスをノーズピース7の流
路19(第6図)を通してガス供給空洞8へ直接
供給する場合についてだけ使用されてもよい。
大気中の酸素や水蒸気のようなたの大気中のガ
スは、鋳込みベルト9,10の表面で、及び/又
は米国特許第3871905号で延べられたまた請求の
範囲に記載されたコーテイングのようなそれらの
コーテイングによつて吸収されることは明らかで
ある。また、グリツドプラスト加工によつて荒さ
れた鋳込みベルト9,10の使用によつて、大気
中の酸素や他のガスは作られた小さなくぼみに随
伴される傾向がある。さらに、吸収に加えて、鋳
込みベルト9,10の表面の荒いコーテイング
は、大気ガスを随伴することもできる。吸収及
び/又は随伴された大気ガスは、移動鋳型の中に
連続的に運ばれ、その結果鋳造される金属に悪影
響を及ぼすが、前述したように、不活性ガスによ
つて鋳込みベルト9,10の表面に有利な洗浄、
拡散および排除作用を生じさせる。
鋳込みベルト9,10の表面に拡散、洗浄作用
を及ぼして出ることに加えて、不活性ガスのある
ものは各側に対して横方向にそれぞれの無端縁ダ
ム17を越えて流出することによつて、加圧ガス
制御の空洞8から出て、大気中のガスを洗浄し、
これらの無端縁ダム17から排除し、かつそれら
のガスの入口領域への侵入を排除する。
この不活性ガスは多くの場合窒素であるが、ア
ルゴン、2酸化炭素あるいは鋳造される特別の金
属又は合金1に対し適当に不活性でかつ不反応で
ある他のガスであつてもよい。アルミニユウム及
びアルミニユウム合金を鋳込むときに有利に使う
ことができる不活性ガスは、水ポンプで吸上げた
すなわちコンプレツサに水密で吸上げられたもの
で、オイルポンプで吸上げられた窒素と異なる、
「乾燥」窒素として知られる予め精製された窒素
である。この「乾燥吸上げ」窒素は通常は遮蔽ガ
スとして溶接業者に売られている。(このような
窒素遮蔽ガスの)代表的な仕様は、酸素が百万分
の2より少なく、水が百万分の6より少ないこと
を要求する。
ガス制御の空洞8に直接連通した出口61を設
けた耐火ノーズピース7の1又はそれ以上のガス
供給路19を通る不活性ガスの供給は、不活性ガ
スの直接注入と呼ばれる。この空洞8へ直接入れ
る利点は、酸素、水蒸気又は他の有害又は汚染ガ
スのいずれをも希釈しかつ入口領域Eから追放す
ることであり、上記ガスは注入される溶融金属の
流れ60から起きる非常に大きい熱放出のもとで鋳
型及びノズルの構成物によつて放出されるもので
ある。
問題のある大気中のガスを適切に制御しかつ排
除するために、不活性ガスを空洞8そのものに直
接注入すること以外のことが要求される。すなわ
ち、鋳込みベルト9,10の表面は、また、上述
したように遮蔽部材34によつて移動鋳型表面に
非常に接近して作られた溝66を通る上流に流れ
るガスによつて包囲され浄化される。
この直接注入に加えて、あるいはこれの変形と
して、有利な不活性ガスの間接供給を採用しても
よい。第4図をよく見ると、不活性ガスGが三角
形側壁53の供給口68に入つて、不活性ガスG
の差掛け小屋状のプレナム室54に供給されるこ
とがわかる。この供給口58にはガス供給配管又
は可撓性導管(図示せず)に連結するためにねじ
山が設けられている。このプレナム室54からで
たガスGは、矢印で示すように、複数の鉛直通路
27−1を通り、それぞれの長い穿孔通路27に
入る。この長孔の通路27−2は基板28内で下
流方向を水平方向に延びて、横方向に穿孔された
ヘツダ流路27−3に連通し、該ヘツダ流路27
−3は基板28の面取された唇部59内の複数の
小孔24に連通している。縦に孔あけされた流路
27−2の上流端は栓67によつて塞がれてい
る。横方向に孔あけされたヘツダ流路27−3も
栓67によつて塞がれている。
もし、ヘツダ流路27−3内の不活性ガスGの
あるものを可撓性無端縁ダム17に横方向から加
えたいのであれば、後者の2つの栓67に小孔2
4−2をあければよい。約25mm(1インチ)の厚
さに鋳造するときには、通常、横方向の流れ小孔
24−2を設ける必要はない。このような厚さま
では、ガス制御空洞に十分な圧力が維持されて、
不活性ガスは移動鋳型の可撓性無端縁ダム17に
向つて横方向に移動し、また基板28の垂直側面
69に沿つて上流に移動し、かつこれらの移動す
る不活性ガスは大気中のガスの鋳型の入口領域E
への侵入を防ぐに十分な流速及び量である。
傾斜した唇部面59の小孔24を通して出る不
活性ガスは、鋳込みベルト9,10の表面をおだ
やかにかつ騒音なしで被い、かぶせ、包みそして
浄化するために、近接した範囲で、それらに有利
に当てられる。もし、直接供給ガス流路19が、
第5図に示すようにノーズピース7から除かれる
と、鋳込みベルト9,10の運動51,52(第
3図)は不活性ガスのいくらかを運んで空洞8に
入れる。有利な装置は、中心間距離が25mm(1イ
ンチ)で、例えば1.6mm(0.062インチ)の比較的
小さい直径の小孔24を水平に並べて設けたもの
である。不活性ガスGとしての「乾燥吸上げ」の
窒素を流路27−1,27−2,27−3及び小
孔24を通して間接供給するアルミニユウム及び
アルミニユウム合金の連続鋳造において、首尾よ
く使用された流量は、鋳物の巾が355mm(14イン
チ)で厚さが25mm(1インチ)までのものに対
し、1時間当り0.28立方メートル(10立方フイー
ト)である。この1時間につき0.28立方メートル
の量は、大気圧かつ室温における不活性ガスの容
量である。小孔24からの不活性ガスの騒音なし
の流入の対応計算速度は秒速約1.5m(秒速約5
フイート)である。差掛け小屋状のプレナム室5
4の中の大気圧よりも高い対応圧力は、0.07キロ
パスカル(1平方インチにつき0.01ポンド)以下
であると思われる。上記小孔24の関係によれ
ば、この低い流れが、薄層流が乱流に対抗したと
きに効果を現わす流体流れのパラメータの範囲内
になるという理論は我々は持つている。薄層流は
定義によつて非乱流であり、非乱流は空気の随伴
を避けるために必要である。速過ぎる速度に伴う
乱流及び動揺による雑音は空気を随伴し、この空
気の随伴は好ましくないものである。薄層流が勝
つているという我々の理論が正しいか否かにかか
わらず、上述の通り、本発明の使用はアルミニユ
ウム及びアルミニユウム合金の連続鋳造に有利な
成果をもたらし、かつ大気中のガスによる鋳造製
品の酸化又は汚染が問題となるような実質上水平
又は下方に傾いた連続機械で他の金属連続鋳造す
るのに有利である。
不活性ガスが小孔24を通つて出るときに乱流
が生じる可能性を減らして空気を随伴する傾向を
少なくするために、これらの小孔24は傾斜面5
9に加工された横方向スロツトすなわち溝24−
1で終つている。
不活性ガスは複数の小孔24から追出されるの
で、該ガスは速度が落ち、かくして、鋳込みベル
ト9,10、唇部59及びノーズピースの前端部
(下流)の間の先端領域の微細な圧力の連続帯域
すなわち「うね部」を生むことは明らかである。
この減速及び圧力うね部の発生は、横方向スロツ
トすなわち溝24−1で小孔24が終るようにす
ることによつて援助される。この圧力うね部から
のガスのいくらかは、遊〓ギヤツプ22を通して
ガス制御空洞8に流入する。この圧力うね部から
の不活性ガスの残りは上流に流れ、言いかえれ
ば、密接して流れ、排除し、浄化しながら溝66
を通つて流出し、上述したように36から出て行
く。
不活性ガスを静かに当てる間接的な方法、すな
わち、上述したように、ノーズピース近しの先端
領域に圧力うね部を形成することによつて、移動
鋳型の入口Eに可聴の動揺を伴わない静かな方法
は、アルミニユウム鋳物製品P及びアルミニユウ
ム合金鋳物製品Pを製造するために、また特にマ
グネシユウム、しかも比較的高い百分率のマグネ
シユウムを含むアルミニユウム合金の製造に好ま
しい方法である。上記マグネシユウムを含む合金
は、望ましくない問題のある表面酸素がなく、か
つ表面及び内部についても優れた品質と特徴を有
するものである。
不活性ガスを導入する直接方法及び間接方法の
両方を同時に使用することは有利である。例え
ば、移動鋳型の入口Eの溶融金属が少なくともノ
ーズピースの下方遊〓ギヤツプ22(第3図及び
第8図)を被うに十分なレベルまで上がることが
予想される時、この下方遊〓ギヤツプ22を、下
方の差掛け小屋状のプレナム室54を通し下方締
付け構造物26のガス供給流路に連通させて、不
活性ガスを間接的に導入することにより、適当に
被われて制御される。このような下方締付け構造
物26のガス供給流路は、上方締付け構造物25
の第4図に示すものと類似する。かくして、下方
遊〓ギヤツプ22(第3図及び第8図)は間接法
によつて被われて制御され、一方上方遊〓ギヤツ
プ22は、同時に、上方遊〓ギヤツプ22(第3
図又は第8図)を通つて空洞8の上流に流れ、さ
らに上方接近流れ溝66を通つて上流に流れる直
接流入の不活性ガスによつて被われて制御され
る。
第6図と第4図において、不活性ガスは、流路
70を孔あけすることによつて流路19に通じる
入口63に供給され、該流路70は基板28を通
し、入口63と一線になりかつ連通する突出部4
3の一つを通して軽く加圧されたプレナム室54
に通じる。
ノーズピース締付支持構造物25,26の近く
の不活性被覆ガスの静かで荒れない流れを増した
いならば、付加の出口用小孔72が斜板33を貫
いて加圧された差掛け小屋状のプレナム室54に
通じるように孔あけされる。
例えば銅、鉄及び鋼の高融点金属を鋳造すると
きは、鋳込みベルト9,10は適当なコーテイン
グ、例えばシリコンオイルタイプ又はアルキルオ
イルタイプのコーテイングで被われる。上記コー
テイングはユニオンカーバイドコーポレーシヨン
(Union Carbide Corporftion)から入手できる
UCON LB−300xのようなものであり、グラフ
アイトの混合物と一緒にあるいは該混合物なしで
使用してもよい。このような高融点金属について
は、通常、第7,8及び9図に示すタンデイシユ
4と関連して複数の平行で再挿入可能な注ぎノズ
ルすなわち管21を有するノーズピース7を使用
すると有利である。これらの再挿入可能な管21
はノーズピース7に挿入されて、第9図に最も明
らかに示すようにタンデイシユ4の中の溶融金属
と連通する。これらの管21は高い耐久温度の耐
火物質でつくられ、この耐火物質は例えば溶解2
酸化シリコン(石英)、2酸化チタン、酸化アル
ミニユウム又は高温耐火窒化物であり、これらは
すべて管の形で商業的に入手可能である。管21
は正確に機械加工されたノーズピース7の平行孔
に埋込まれる。
第6図に示す構成に類似する複数の平行な供給
ガス流路63,19は、ガス制御の空洞8(第8
図)に直接不活性ガスGを流入させるためノーズ
ピース7に孔あけさせる。この不活性ガスは、そ
れぞれ垂直な流路63と連通する適当な位置にあ
る供給通路70を通して、加圧された差掛け小屋
状のプレナム室54から来る。ノズル部材7の下
流端部と近くの遊〓ギヤツプは22で示す。
大気中のガスからガス制御空洞を隔離し、さら
にこのようなガスの侵入に対する抵抗を提供する
ために、上述したばらの可撓性パツキンシール2
3が、支持締付け構造物25,26の基板28の
唇部59(第4図)の下流縁部に隣接したノーズ
ピースの上下に配置される。このパツキン23は
鋳込みベルト9,10に接してもよい。
不活性ガスは、供給ガス流路19に加えて、斜
板33の出口72(第4図)を使うことによつ
て、斜板33(第8図)と移動鋳型表面9,10
との間の細溝に供給してもよい。第8図は曲つた
遮蔽部材34(第3図及び第9図)を示さない
が、そのような遮蔽を第7図及び第8図に示す多
管21による金属供給に使用してもよいことは理
解できることである。また、支持締付け構造物2
5,26の流路27−1,27−2,27−3,
24及び21−1を通して行う活性ガスの間接供
給を採用してもよい。
第2,3及び8図に示す移動鋳込み鋳型Cの入
口Eに溶融金属を供給する方法は「閉プール」
(液だめを密閉した)供給と呼ばれ、それは空洞
8が、上述したように、ノーズピース7の下流端
部に隣接する遊〓ギヤツプ22により実質上閉じ
られるからである。
「閉プール」供給と呼ばれる溶融金属を供給す
る方法に代る方法を第9図に示す。液だめを開放
した供給は近接して取付けたノーズピース7を包
含しないのであるが、その使用は特に厚さが38mm
(1 1/2インチ)より厚い金属断面のものを鋳造
する時に時々適切となる。不活性ガスは供給口6
8を通して漏斗状の形状の差掛け小屋状の室5
4′に供給される。これらの差掛け小屋状の漏斗
型室54′は湾曲した遮蔽部材34、基板28及
び支持締付け構造物25又は26の後壁45によ
り、さらに後壁45と遮蔽部材34との間に溶接
された遮蔽部材支持壁プレート74により構成さ
れる。不活性ガスは漏斗型室54′から出て湾曲
した遮蔽部材34の下流端部に隣接した出口を通
つて下流に流れる。
この不活性ガスのいくらかは移動鋳型Cの入口
領域Eを被うようにして流入する。この不活性ガ
スのいくらかは移動鋳型表面を浄化しながら細溝
66を通つて上流に戻り、かくして36において
この細溝から出て行く。
高温耐火物質でつくられた複数の再挿入可能な
管21からの金属の供給は、高融点をもつ金属又
は合金に使用するとして述べたけれども、このよ
うな複数の管による供給はまた、所望により、低
融点の金属や合金に使用してもよい。
上に述べた方法及び装置の如何なる成果も、米
国特許第3937290号及び第4002197号で述べられ請
求の範囲に記載された、あらかじめ加熱されたベ
ルトを同時に使用することにより、及び/又は
1980年10月22日に米国に出願し本発明の譲受人に
譲渡された出願番号第199619号の出願に述べられ
請求の範囲に記載された、移動鋳型Cの入口Eの
極近い前方で蒸気によりベルトをあらかじめ加熱
することにより、2つのベルトの鋳造機を改良す
るだろう。
本発明は、ほぼ水平又は下方に傾いた配位で、
特にアルミニユウム及びその合金、さらに多くの
マグネシユウムを含むアルミニユウムの合金を鋳
造する場合に、比較的薄い断面の連続鋳造金属製
品Pの表面の品質及び特徴を改良する。本発明は
さらに、このような連続鋳造金属製製品の内部の
品質及び特徴も改良する。本発明はさらにまた、
水平様式又は下方に傾いた様式で鋳造するとき
に、より厚い連続鋳造金属製品Pの品質も改良す
る。
ここで使用したように、用語「下方に傾いた」
は、水平方向に対し45°以下の角度をもつている
ことを意味し、通常は約20°よりも小さい角度で
ある。本発明を有利に使用して連続鋳造ができる
アルミニユウム合金の例: 例 1 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き636Kg(1400ポンド)までの鋳込み速度で使用
するAA1100。
例 2 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き636Kg(1400ポンド)までの鋳込み速度で使用
するAA3003。
例 3 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き少なくとも454Kg(1000ポンド)までの鋳造速
度で使用するAA3105。
例 4 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き少なくとも454Kg(1000ポンド)までの鋳込み
速度で使用するAA7072。
例 5 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き522Kg(1150ポンド)までの鋳型速度で、マグ
ネシユウムを2.8重量%まで含む合金。
例 6 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き少なくとも454Kg(1000ポンド)までの鋳込み
速度で使用され、マグネシユウム3.0重量%まで
含む硬質合金。
例 7 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き少なくとも533Kg(1175ポンド)までの鋳込み
速度で使用され、マグネシユウムを1.8重量%ま
で含む合金。
例 8 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き少なくとも454Kg(1000ポンド)の鋳込速度で
使用され、0.8重量%のマンガンと0.3重量%のマ
グネシユウムを含む以外はAA3105と類似する合
金。
例 9 移動鋳型の幅25.4mm(1インチ)、1時間につ
き少なくとも454Kg(1000ポンド)までの鋳込み
速度で使用され、1.8重量%のマグネシユウム、
0.3重量%のシリコン、0.3重量%の鉄及び0.52重
量%のマンガンを含む合金。
ここでは、本発明の特に望ましい実施例を詳細
に説明したが、本発明のこれらの例が説明のため
に述べられたということは理解されるべきであ
る。この開示は発明の範囲を制限するものとして
解釈されるべきでなく、従つて述べられた方法や
装置は、特許請求の範囲から逸脱することなく、
特別の鋳造機に不活性ガスを適応するために当業
者によつて細部を変更してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の連続鋳造機の上流端
すなわち入口の斜視図で、双ベルトキヤリツジの
上流側から双ベルトキヤリツジの外側を見るもの
である。第2図は本発明の実施例の鋳造機の部分
的断面を含む立面図であり、双ベルトキヤリツジ
の外側を見るもので、所定角度下方に傾斜した鋳
込み領域を示す。 第3図は本機の上流すなわち供給側端部の断面
立面図であり、不活性ガスを供給しながら比較的
薄い金属断面のものを鋳造するための半密閉のノ
ーズピースを備えたものを拡大して示す。第4図
は対をなす耐火物質の支持取付構造物の一方を拡
大して示す斜視図であり、該構造物は、不活性ガ
スを近接した領域の遊〓ギヤツプの一方に向ける
ことによつて供給するように構成されている。第
5図は耐火物質の金属供給ノーズピースすなわち
幅広のノーズピースの斜視図であり、この形は低
融点の溶融金属を供給するために適したものであ
る。第6図は第5図に示すノーズピースの斜視図
であるが、移動鋳型の入口部の空洞に直接不活性
ガスを導入するための流路をもつている。第7図
は高融点の溶融金属の供給に特に適したタンデイ
シユの平面図である。第8図は第7図のタンデイ
ツシユの断面立面図であり、不活性ガスを供給し
ながら比較的薄い金属断面のものを鋳造する連続
鋳造機の上流側すなわち供給端部に関する。第9
図は概ね第3図に類似する断面立面図である。第
9図は不活性ガスを金属供給用開放プールに供給
しながら高融点の金属を連続的に供給する金属供
給組立体と一緒に組立てられるガス遮蔽包囲通風
孔とガス遮蔽流路とを示す。 1……溶融金属、2……樋、4……タンデイツ
シユ、7……ノーズピース、9,10……鋳込ベ
ルト、11……機械枠、17……可撓性無端縁ダ
ム、18……駆動機構、25,26……支持構造
物、43……ランド、44……溝、54……プレ
ナム室、56……据付ブラケツト、61……ガス
供給口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融金属が、下流方向がほぼ水平か又は下方
    に傾いた移動鋳型に導入され、上記溶融金属が対
    向する冷された移動鋳型の表面の間に画成され
    る、溶融金属から直接薄い断面の金属製品を連続
    鋳造する方法において、 金属供給装置と上記移動鋳型の表面との間に
    1.27mm(0.050インチ)より小さい遊〓ギヤツプ
    をもたせて、上記金属供給装置を入口に挿入する
    ステツプと、 上記金属供給装置の下流で下流方向へ延びた少
    なくとも1本の金属供給流路を設けるステツプ
    と、 上記移動鋳型の入口の下流で下流方向に延びた
    少なくとも1つのガス供給流路を設けるステツプ
    と、 さらに不活性ガスを大気圧より僅かに超えた圧
    力で上記ガス供給流路を通して供給するステツプ
    とからなることを特徴とする方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載した溶融金属か
    ら直接薄い断面の製品を連続鋳造する方法におい
    て、上記金属供給装置が耐火物質からなる供給手
    段を包含し、上記耐火物質からなる供給手段に上
    記金属供給流路と、上記ガス供給流路との両方を
    設けることを特徴とする方法。 3 特許請求の範囲第1項に記載した溶融金属か
    ら直接薄い断面の金属製品を連続鋳造する方法に
    おいて、上記支持部材の間に挟まれた上記耐火物
    質を保持するために、上記耐火物質の上下に剛体
    の支持部材を備え、上記金属供給流路の上下の上
    記支持部材の少なくとも一方にガス供給流路を設
    けることを特徴とする方法。 4 特許請求の範囲第3項に記載した溶融金属か
    ら直接薄い断面の金属製品を連続鋳造する方法に
    おいて、いずれかの金属供給流路の下流の移動鋳
    型の入口内の溶融金属のレベルを維持して移動鋳
    型の入口に空洞を設け、また上記空洞を不活性ガ
    スで被つて上記空洞から大気中のガスを排除しか
    つ上記空洞のガス容量を制御するために、少なく
    とも一つの移動鋳型表面に不活性ガスを上記空洞
    に導入することを特徴とする方法。 5 特許請求の範囲第3項又は第4項に記載した
    溶融金属から直接薄い断面の金属製品を連続鋳造
    する方法において、不活性ガスを、それぞれ遊〓
    ギヤツプと、移動鋳型の入口の方向に移動するそ
    れぞれの移動鋳型表面とへ静かに導き、それによ
    り移動鋳型表面の各々に不活性ガスをそれぞれの
    遊〓ギヤツプを通して移動鋳型の入口に導入する
    ために、上記支持部材の各々の下流に延在しそれ
    ぞれの遊〓ギヤツプ近くで終るガス供給流路を設
    けたことを特徴とする方法。 6 特許請求の範囲第3,4又は5項に記載した
    方法において、不活性ガスを上方遊〓ギヤツプ近
    くの金属供給装置上に存在させるために、上記金
    属供給流路の上に空気より重い不活性ガスを静か
    に供給し、かつ不活性ガスを下方遊〓ギヤツプ近
    くの金属供給装置に対し上昇しまた引こませるた
    めに、上記金属供給流路の下に空気より軽い不活
    性ガスを静かに供給することを特徴とする方法。 7 特許請求の範囲第2項記載の方法において、
    移動鋳型の入口の金属供給流路の下流に空洞を形
    成して、移動鋳型の入口に溶融金属が欠如した少
    なくとも1個の小さな空洞を設け、また該空洞を
    大気圧を超えた圧力の不活性ガスで充たして上記
    空洞のガス容量を制御し、不活性ガスを上記ガス
    供給領域から上記空洞に直接供給することを特徴
    とする方法。 8 特許請求の範囲第2又は7項記載の方法にお
    いて、上記遊〓ギヤツプをそれぞれの移動鋳型表
    面と軽く接した柔軟な隔離パツキンで緩く封じる
    ステツプをさらに包含する方法。 9 特許請求の範囲第2ないし8項のうちのいず
    れか一項に記載した方法において、大気中のガス
    が移動鋳型の入口に近づく時に、不活性ガスを移
    動鋳型の入口から流して、移動鋳型表面に極接近
    して上流に流し、大気中のガスが移動鋳型に入る
    前に、不活性ガスに大気中のガスをそれぞれの移
    動鋳型表面から浄化して排除させるステツプをさ
    らに含む方法。 10 特許請求の範囲第2,7,8及び9項のう
    ちのいずれか一項に記載の方法において、上記耐
    火物質からなる供給手段を貫いて互に平行に下流
    方向に延び、溶融金属を上記金属供給流路のすべ
    てを通して上記移動鋳型の入口に供給する複数の
    金属供給流路を設けるステツプと、概ね一対の隣
    接した金属供給流路の間に位置し、これらと平行
    に上記耐火物質からなる供給手段内で下流に延び
    る少なくとも1本のガス供給流路を設けるステツ
    プとをさらに含む方法。 11 特許請求の範囲第10項記載の方法におい
    て、互に隣接したそれぞれの対の金属供給流路の
    間に上記耐火物質内の下流方向に延びた複数のガ
    ス供給流路を設けて、大気圧を超えた圧力の不活
    性ガスを上記ガス供給通路のすべてを通して移動
    鋳型の入口に同時に供給するステツプをさらに含
    む方法。 12 特許請求の範囲第2,7,8,9,10及
    び11項のいずれか一項に記載の方法において、
    移動鋳型の入口の溶融金属のレベルの上のガス制
    御空洞に不活性ガスを直接導入するために、上記
    金属供給流路の出口のレベルの上にガス供給流路
    の出口を設ける段をさらに含む方法。 13 溶融金属から直接薄い断面の金属製品を連
    続的に鋳造する装置であつて、下流方向がほぼ水
    平又は下方に傾いた移動鋳型に溶融金属を導入
    し、上記移動鋳型が相対向する冷えた移動鋳型表
    面の間に画成された装置において、 上記金属供給装置と上記移動鋳型表面との間に
    1.27mm(0.050インチ)より小さい遊〓ギヤツプ
    をもつて入口に挿入する金属供給装置と、 該金属供給装置がその下流で下流方向に延びる
    少なくとも1本の金属供給流路を有していて、溶
    融金属を上記金属供給流路を通して上記移動鋳型
    の入口に供給する装置と、 上記金属供給装置が移動鋳型の入口の下流方向
    に延びる少なくとも1本のガス供給流路を有して
    いて、不活性ガスを大気圧を僅かに超えた圧力で
    上記ガス供給流路を通して供給する装置と を有することを特徴とする装置。 14 特許請求の範囲第13項に記載の溶融金属
    から直接薄い断面の金属製品を連続的に鋳造する
    装置であつて、金属供給装置が耐火物質からなる
    供給手段を包含する装置において、上記金属供給
    流路と上記ガス供給流路の両方が上記耐火物質か
    らなる供給手段内にあることを特徴とする装置。 15 特許請求の範囲第13項記載の溶融金属か
    ら直接薄い断面の金属製品を連続的に鋳造する装
    置であつて、上記支持部材の間に挟まれた耐火物
    質を保持するために、上記耐火物質の上下に剛体
    の支持部材を有する装置において、上記金属供給
    流路の上下の支持部材の少なくとも一方にガス供
    給流路を設けたことを特徴とする装置。 16 特許請求の範囲第15項に記載の溶融金属
    から直接薄い断面の金属製品を連続的に鋳造する
    装置でおいて、移動鋳型の入口の溶融金属のレベ
    ルがいずれかの金属供給流路の下流にあり、これ
    によつて移動鋳型の入口に空洞がつくられ、か
    つ、上記空洞を不活性ガスで被うことによつて上
    記空洞から大気中のガスを排除しまた上記空洞の
    ガス容量を制御し、少なくとも一方の移動鋳型表
    面が不活性ガスを上記空洞に運び込むことを特徴
    とする装置。 17 特許請求の範囲第15又は16項に記載の
    溶融金属から直接薄い断面の金属製品を連続的に
    鋳造する装置において、それぞれの遊〓ギヤツプ
    と移動鋳型の方向に移動する移動鋳型表面のそれ
    ぞれとに不活性ガスを静かに導き、それによつて
    移動鋳型表面の各々に、不活性ガスをそれぞれの
    遊〓ギヤツプを通して移動鋳型の入口に導入し、
    ガス供給流路が、上記支持部材の各々の中を下流
    方向に延びかつそれぞれの遊〓ギヤツプ近くで終
    つていることを特徴とする装置。 18 特許請求の範囲第15,16及び17項の
    うちのいずれか一項に記載の装置において、不活
    性ガスに上方遊〓ギヤツプ近くの金属供給装置上
    に存在させ、空気より重いガスを上記金属供給流
    路の上方に静かに供給する装置と、不活性ガスに
    下方遊〓ギヤツプ近くの金属供給装置に向つて上
    昇し引き込み、空気より軽い不活性ガスを上記金
    属供給流路に静かに供給する装置とを有すること
    を特徴とする装置。 19 特許請求の範囲第14項に記載の装置にお
    いて、移動鋳型の入口の金属供給流路の下流に空
    洞を形成することによつて、移動鋳型の入口に溶
    融金属が欠如する少なくとも1つの領域を設け、
    該空洞を大気圧を超えた圧力で満たし、これによ
    り上記空洞のガス容量を制御して、不活性ガスを
    上記ガス供給領域から直接上記空洞に供給するた
    めの装置を備えたことを特徴とする装置。 20 特許請求の範囲第14又は19項に記載の
    装置において、上記遊〓ギヤツプの各々を緩く塞
    ぐために、それぞれの移動鋳型表面に軽く接触す
    る柔軟な隔離物を備えたことを特徴とする装置。 21 特許請求の範囲第13ないし20項のうち
    のいずれか一項に記載の装置において、大気中の
    ガスが入口に近づくときに、不活性ガス流を移動
    鋳型の入口から流して移動鋳型表面に非常に近接
    しかつこれと反対方向(逆方向)の上流に流し
    て、大気中のガスが移動鋳型に入る前に、不活性
    ガスに、それぞれの移動鋳型表面を浄化して大気
    中のガスを排除させるために、それぞれの移動鋳
    型表面に非常に近接して曲がつた遮蔽部材を設け
    たことを特徴とする装置。 22 特許請求の範囲第14,19,20及び2
    1項のうちのいずれか一項に記載の装置におい
    て、互に平行で上記耐火物質からなる供給手段を
    貫いて延びる複数の金属供給流路と、溶融金属を
    上記金属供給流路のすべてを通して上記移動鋳型
    の入口に供給する装置と、一対の隣接した金属供
    給流路と平行でかつ概ねそれらの間にあつて、上
    記耐火物質からなる供給手段の下流方向に延びた
    少なくとも1つのガス供給流路とを設けたことを
    特徴とする装置。 23 特許請求の範囲第22項に記載の装置にお
    いて、隣接した金属供給流路の各対の間にあつ
    て、上記耐火物質からなる供給手段の中で下流方
    向に延びた複数のガス供給流路と、大気圧を超え
    た圧力の不活性ガスをすべての上記ガス供給流路
    を通して移動鋳型の入口に同時に供給するための
    装置とを設けたことを特徴とする装置。 24 特許請求の範囲第15,21,22,23
    項のいずれか一項に記載の金属製品を連続的に鋳
    造する装置において、移動鋳型の入口の溶融金属
    のレベルより上にあるガス制御空洞に不活性ガス
    を直接導入するために、ガス供給流路の出口が上
    記金属供給流路の出口のレベルより上に位置する
    ことを特徴とする装置。
JP58076029A 1982-04-28 1983-04-28 溶融金属を供給しかつ連続的に鋳造する方法及び装置 Granted JPS5942164A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US37245982A 1982-04-28 1982-04-28
US372459 1982-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5942164A JPS5942164A (ja) 1984-03-08
JPH0573505B2 true JPH0573505B2 (ja) 1993-10-14

Family

ID=23468206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58076029A Granted JPS5942164A (ja) 1982-04-28 1983-04-28 溶融金属を供給しかつ連続的に鋳造する方法及び装置

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0092844B1 (ja)
JP (1) JPS5942164A (ja)
KR (1) KR910006550B1 (ja)
AT (1) ATE25210T1 (ja)
AU (1) AU561611B2 (ja)
BR (1) BR8302178A (ja)
CA (1) CA1208412A (ja)
DE (1) DE3369474D1 (ja)
NO (1) NO161246C (ja)
ZA (1) ZA832935B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3035507U (ja) * 1996-09-06 1997-03-28 株式会社横田製作所 複測式軸心度計測装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1235565A (en) * 1983-11-07 1988-04-26 Hazelett Strip Casting Corp MATRIX COATING METHOD AND DEVICE FOR CONTINUOUS CASTING BELT
US4487157A (en) * 1983-11-07 1984-12-11 Hazelett Strip-Casting Corporation Machine for producing insulative and protective coatings on endless flexible metallic belts of continuous casting machines
CA1252754A (en) * 1984-04-09 1989-04-18 Daniel K. Ai Roll caster apparatus
AU578967B2 (en) * 1984-09-13 1988-11-10 Allegheny Ludlum Steel Corp. Method and apparatus for direct casting of crystalline strip in non-oxadizing atmosphere
KR940008621B1 (ko) * 1985-06-27 1994-09-24 가와사키세이데쓰 가부시키가이샤 엔드레스 스트립의 주조방법 및 그 장치
DE3623937A1 (de) * 1986-07-16 1988-01-21 Didier Werke Ag Feuerfeste kanalverbindung zum ueberfuehren von stahlschmelze in giessrad-stranggiessmaschinen
EP0258469A1 (de) * 1986-08-29 1988-03-09 Fried. Krupp Gesellschaft mit beschränkter Haftung Vorrichtung zum Bandgiessen von Stahl in einer Doppelbandgiesskokille
US4972900A (en) * 1989-10-24 1990-11-27 Hazelett Strip-Casting Corporation Permeable nozzle method and apparatus for closed feeding of molten metal into twin-belt continuous casting machines
FR2654657B1 (fr) * 1989-11-22 1992-03-20 Siderurgie Fse Inst Rech Dispositif de coulee continue de bandes minces de metal entre deux cylindres.
DE102009012984B4 (de) * 2009-03-12 2013-05-02 Salzgitter Flachstahl Gmbh Gießdüse für eine horizontale Bandgießanlage
CN102554157A (zh) * 2010-12-21 2012-07-11 湖南晟通科技集团有限公司 将惰性气体通入铸嘴的方法及铸嘴夹具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4062397A (en) * 1976-03-16 1977-12-13 Cashdollar Sr Robert E Protection against oxidation of molten metal streams in continuous casting
DE2655912C2 (de) * 1976-12-09 1983-11-03 Linde Ag, 6200 Wiesbaden Vorrichtung zum Abschirmen des Gießstrahls einer Gießanlage
FR2403852A1 (fr) * 1977-09-22 1979-04-20 Air Liquide Procede et dispositif de protection d'un jet de coulee verticale de metal fondu au moyen d'un gaz inerte liquefie
JPS58360A (ja) * 1981-04-20 1983-01-05 ヘイズレツト・ストリツプ・キヤステイング・コ−ポレ−シヨン 陽極製造用二重ベルト鋳造機より退去した後の新しく鋳造された銅製品の酸化を防止する方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3035507U (ja) * 1996-09-06 1997-03-28 株式会社横田製作所 複測式軸心度計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5942164A (ja) 1984-03-08
EP0092844A1 (en) 1983-11-02
KR840004376A (ko) 1984-10-15
AU1402383A (en) 1983-11-03
BR8302178A (pt) 1983-12-27
DE3369474D1 (en) 1987-03-05
CA1208412A (en) 1986-07-29
ATE25210T1 (de) 1987-02-15
ZA832935B (en) 1984-01-25
AU561611B2 (en) 1987-05-14
NO831496L (no) 1983-10-31
NO161246B (no) 1989-04-17
EP0092844B1 (en) 1987-01-28
NO161246C (no) 1989-07-26
KR910006550B1 (ko) 1991-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4763953B2 (ja) 薄鋼ストリップの鋳造
KR100533125B1 (ko) 철금속스트립주조방법및주조장치
US4648438A (en) Method and apparatus for feeding and continuously casting molten metal with inert gas applied to the moving mold surfaces and to the entering metal
JPH0573505B2 (ja)
JP3778679B2 (ja) 金属ストリップ鋳造方法及び装置並びにストリップ鋳造装置へ溶融金属を供給する金属供給ノズル
JP3678848B2 (ja) 金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロール鋳造機の鋳造溜めに溶融金属を送給する耐火ノズル
US4593742A (en) Apparatus for feeding and continuously casting molten metal with inert gas applied to the moving mold surfaces and to the entering metal
US6073680A (en) Strip casting
US4715428A (en) Method and apparatus for direct casting of crystalline strip by radiant cooling
JP4373796B2 (ja) 鋼ストリップの鋳造
US4678719A (en) Method and apparatus for continuous casting of crystalline strip
FI78250C (fi) Foerfarande och anordning foer direktgjutning av smaelt metall.
EP0174767B1 (en) Method and apparatus for direct casting of crystalline strip by radiantly cooling
EP0174766B1 (en) Method and apparatus for direct casting of crystalline strip in non-oxidizing atmosphere
KR19990006959A (ko) 스틸 스트립 연속 주조방법 및 금속 스트립 주조장치
US4589472A (en) Process for preventing metal penetrating between a mold wall and a nozzle
AU712322B2 (en) Non-contact heat absorbers for strip casting
JPH10211555A (ja) 金属ストリップ鋳造装置、鋳造溜めへと溶融金属を供給する耐火ノズル及び金属ストリップ連続鋳造方法
MXPA97010390A (en) Metal tape for fun