JPH0573316U - 直線運動用ボールベアリング - Google Patents

直線運動用ボールベアリング

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JPH0573316U
JPH0573316U JP1912593U JP1912593U JPH0573316U JP H0573316 U JPH0573316 U JP H0573316U JP 1912593 U JP1912593 U JP 1912593U JP 1912593 U JP1912593 U JP 1912593U JP H0573316 U JPH0573316 U JP H0573316U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
bearing body
bearing
balls
linear motion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1912593U
Other languages
English (en)
Inventor
勝利 伊東
Original Assignee
株式会社椿本精工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社椿本精工 filed Critical 株式会社椿本精工
Priority to JP1912593U priority Critical patent/JPH0573316U/ja
Publication of JPH0573316U publication Critical patent/JPH0573316U/ja
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性の高い直線運動用ボールベアリングを提
供する。 【構成】 ベアリング本体10の両側面外向きに軸方向
のボール転走面11,11’を形成するとともにベアリ
ング本体10内部にボール転走面11,11’に対応さ
せて軸方向のボール戻り孔12を形成し、ボール転走面
11,11’とボール戻り孔12とをつなぐボール方向
変換路32を有する保持器30,30’をベアリング本
体10に固着することによりボール無限循環路を形成
し、ボール無限循環路に転動自在に配された多数のボー
ル20のうち、ベアリング本体10のボール転走面1
1,11’とその両外側に配列された軌道台70,7
0’に設けたボール転走面71,71’間に挟まれるボ
ールが負荷を分担する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械のテーブル、位置決めテーブル等の直線運動部分の案内 に用いられる直線運動用ボールベアリングに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
従来のこの種ボールベアリングは、殆んど例外なく下が開いたコ字型をしたベ アリング本体が軌道台に跨るような形状をしており、ベアリング本体の内向き側 面に設けたボールの転走面と軌道台の外向き両側面に設けたボールの転走面との 間にボールを挟むようになっている。従って、負荷が加わった場合には、前記下 が開いたコ字型をした両スカート部が外方向に曲げられる傾向になり、ベアリン グとしての剛性が充分に得られない欠点があった。
【0003】
【問題点を解決するための手段】
この考案は、ベアリング本体の両側面外向きに軸方向のボール転走面を形成す るとともに前記ベアリング本体内部に前記ボール転走面に対応させて軸方向のボ ール戻り孔を形成し、前記ボール転走面と前記ボール戻り孔とをつなぐボール方 向変換路を有する保持器を前記ベアリング本体に固着することによりボール無限 循環路を形成し、該ボール無限循環路に転動自在に配された多数のボールのうち 、前記ベアリング本体のボール転走面とその両外側に配列された軌道台に設けた ボール転走面間に挟まれるボールが負荷を分担するという構成によって、前記問 題点を解決した。
【0004】
【作用】
本考案の直線運動用ボールベアリングの基本的機能は従来のものと同様である が、ベアリング本体が外向き両端面にボール転走面を有し、その外側に配列した 軌道体に設けたボール転走面との間にボールを挟むようにしているので、従来の ようにスカート部が外方向に曲げられることによる剛性低下がなくなり、ベアリ ングの剛性を高めることができる。
【0005】
【実施例】
図1において、符号10はベアリング本体で、その外向き両端面にボール転走 面11,11’が複列設けてある。このボール転走面は単列であることもある。
【0006】 複列の場合にはサーキュラーアーク溝形を、単列の場合にはゴチックアーク溝 形を採用することにより、上下左右及びモーメントつき荷重を受けられるように することができるのは、従来のこの種のベアリングと同様である。
【0007】 ボール20に無限循環運動をさせるため、ベアリング本体10にはボール戻り 穴12(4つのうち1つのみ図示)を加工してある。
【0008】 そして、ボール20を方向転換させ、ボールの脱落を防止するため、相対向す るJ字状をしたパイプ30,30’を前記ボール戻り穴の端部に設けた溝13, 13’に組み込む。この相対向するJ字状のパイプ30,30’の先端曲がり部 は、ボール転走面11,11’とボール戻り孔12とをつなぐボール方向変換路 32となっている。なお、この相対向するJ字状のパイプ30,30’は、実用 新案登録請求の範囲の「ボール方向変換路を有する保持器」に該当している。こ のパイプは、図1ではベアリング本体10の手前端面にのみ設けた状態を示して いる。
【0009】 ベアリング本体10の長手方向端部には、両方向からパイプ30,30’の端 部を固定する溝41,41’を設けたエンドキャップ40を装着し、そのさらに 外側からシール50をかぶせてボルト60で固定する。なお、上下パイプの間に スペーサを介装することもある。
【0010】 軌道台70,70’は、ベアリング本体10を外側両方向から押し付けるよう な関係で設けられ、ベアリング本体10に設けたボールの転走面11,11’と 相補う形状のボール転走面71,71’を有している。
【0011】 相対向するJ字状をしたパイプ30,30’は、図2に示すように、ボール2 0が露出する窓状部分31を有しており、この部分におけるボールが、ベアリン グ本体のボール転走面11,11’と軌道台70,70’のボール転走面71, 71’との間に挟まれて負荷を分担する。そして、この部分においてボールは保 持部33によってベアリング本体10側に保持され円周の約4分の1に相当する 部分が露出しているだけなので、ベアリング本体10と軌道台70,70’を離 してもボール20は脱落しない。
【0012】 なお、このパイプ30,30’は、2つ割り形状のものを合わせて用いること もできる。
【0013】 次に、図4及至図6は、本考案の直線運動用ボールベアリングの具体的使用例 を示すものである。 図4の場合は、3本の軌道台70A,70B,70Cの間に2個のベアリング 本体10A,10BがテーブルTにボルト止めされて挟まれている。そのうちの 一方10Bは、ボールねじ機構を内蔵したものになっているが、この点は本考案 の要旨ではないので説明は省略する。
【0014】 図5のものは、1個のベアリング本体10Cが2本の軌道台70D,70Eに 挟まれているもので、この場合もベアリング本体はボールねじ内蔵のものである 。
【0015】 最後に図6のものは、ベアリング本体10Dがフランジ部分を備えていること と、軌道台70F,70Gが第4図と第5図のものと異なり、溝に嵌合されてい ないことが違っているが他の点は同じである。
【0016】
【考案の効果】 ベアリング本体の外向き両端面にボール転走面を形成しているので、ベアリ ングの剛性が高くなる。 ボール転走面の加工も容易になる。 ベアリング本体の中間部分をボールナットにする等の応用が可能となる。 ベアリングの移動、停止位置合わせが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施例を示す分解斜視図。
【図2】 パイプの上面図。
【図3】 パイプの正面図。
【図4】 本考案の異なる利用例を示す正面図。
【図5】 本考案のさらに異なる利用例を示す正面図。
【図6】 本考案のさらに異なる利用例を示す正面図。
【符号の説明】
10 ベアリング本体 11,11’ 転走面 70,70’ 軌道台 71,71’ ボール転走面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベアリング本体の両側面外向きに軸方向
    のボール転走面を形成するとともに前記ベアリング本体
    内部に前記ボール転走面に対応させて軸方向のボール戻
    り孔を形成し、前記ボール転走面と前記ボール戻り孔と
    をつなぐボール方向変換路を有する保持器を前記ベアリ
    ング本体に固着することによりボール無限循環路を形成
    し、該ボール無限循環路に転動自在に配された多数のボ
    ールのうち、前記ベアリング本体のボール転走面とその
    両外側に配列された軌道台に設けたボール転走面間に挟
    まれるボールが負荷を分担することを特徴とする、直線
    運動用ボールベアリング。
JP1912593U 1993-03-24 1993-03-24 直線運動用ボールベアリング Pending JPH0573316U (ja)

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JPH0573316U true JPH0573316U (ja) 1993-10-08

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JP1912593U Pending JPH0573316U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 直線運動用ボールベアリング

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142019A (ja) * 1982-02-13 1983-08-23 Hiroshi Teramachi 無限摺動ベアリングと該ベアリングユニツト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142019A (ja) * 1982-02-13 1983-08-23 Hiroshi Teramachi 無限摺動ベアリングと該ベアリングユニツト

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