JPH0573296U - 送風機の吸込騒音防止装置 - Google Patents

送風機の吸込騒音防止装置

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JPH0573296U
JPH0573296U JP1208692U JP1208692U JPH0573296U JP H0573296 U JPH0573296 U JP H0573296U JP 1208692 U JP1208692 U JP 1208692U JP 1208692 U JP1208692 U JP 1208692U JP H0573296 U JPH0573296 U JP H0573296U
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JP
Japan
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suction
wall surface
air passage
blower
sound insulation
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Withdrawn
Application number
JP1208692U
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English (en)
Inventor
順二 森野
秀オ 岡田
Original Assignee
株式会社大氣社
株式会社タニヤマ
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Abstract

(57)【要約】 送風機の吸込騒音防止装置 【目的】 壁面に近接して配置された送風機の吸込騒音
を防止する。 【構成】 機器、建物等の壁面11の後方に、羽根車24収
容ケーシング22を、その前向き吸込口21を同壁面11と近
接させて配置する。同壁面11とケーシング22の間に、円
形状整流板31および円環状整流板32を互いの間に吸込空
気通過間隙33をおいて前後に配置固定する。円形状整流
板31および円環状整流板32の外径を互いに等しくなす。
吸込空気通過間隙33内に遮音壁42,43を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば半導体工場、食品工場のクリーンルームで使用される送風 機の吸込騒音を防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器、建物等の壁面の後方に、羽根車収容ケーシングがその前向き吸込口を同 壁面と近接させて配置されている送風機は知られている。
【0003】 上記のように送風機が配置される理由は、送風機の配置スペースの都合による ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、送風機の吸込騒音防止装置としては、種々のタイプの消音装置が知ら れているが、周知の消音装置を、吸込口付近の狭いスペースに設置するには無理 があり、無理して設置すると、送風機の吸込効率の著しい低下を来すため、従来 では、そのような防止対策は何等取られていなかった。
【0005】 この考案の目的は、上記の送風機の吸込騒音を、送風機の吸込効率を低下させ ることなく防止できる吸込騒音防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案による送風機の吸込空気流整流装置は、機器、建物等の壁面の後方に 、羽根車収容ケーシングがその前向き吸込口を同壁面と近接させて配置されてい る送風機の吸込騒音を防止する装置であって、同壁面とケーシングの間に、円形 状整流板および円環状整流板が互いの間に吸込空気通過間隙をおいて前後に配置 固定され、円形状整流板および円環状整流板の外径が互いに等しくなされ、吸込 空気通過間隙内に遮音壁が設けられているものである。
【0007】
【作用】
この考案による送風機の吸込騒音防止装置は、同壁面とケーシングの間に、円 形状整流板および円環状整流板が互いの間に吸込空気通過間隙をおいて前後に配 置固定され、円形状整流板および円環状整流板の外径が互いに等しくなされてい るから、円形状整流板および円環状整流板の外周縁間の隙間が全周にわたって一 定であり、この一定の隙間から吸込空気通過間隙に空気が流入するため、流入す る空気流に乱流が生じることがない。
【0008】 さらに、吸込空気通過間隙内に遮音壁が設けられているから、吸込口から発生 する騒音が吸込空気通過間隙を通って外部に洩れようとしても、これを遮音壁が 阻止する。
【0009】
【実施例】
この考案の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。この明細書において、 前後とは、図1の右側を前、これと反対側を後というものとする。
【0010】 図1を参照すると、機器、建物等の壁面11の後方に、送風機12が配置されてい る。
【0011】 上記機器、建物の壁面11以外に、送風機12が図示しない配管ダクト内に配置さ れるような場合、ダクトの側壁内面が、上記壁面となる。
【0012】 送風機12は、遠心型のものであって、前壁に吸込口21を有するケーシング22と 、前後方向にのびた回転軸23の後端部をケーシング22の後壁を貫通させるように ケーシング22内に収容されている羽根車24と、回転軸23の後端部に出力軸を連結 したモータ25とよりなる。
【0013】 吸込口21は、回転軸23の軸線を中心とする円形である。吸込口21の縁部には、 ケーシング22の奥に行く程小径となされたテーパ筒状ガイドベーン26が設けられ ている。
【0014】 同壁面11とケーシング22の間には、円形状整流板31および円環状整流板32が互 いの間に吸込空気通過間隙33をおいて前後に配置固定されている。円形状整流板 31および円環状整流板32は、互いに同心かつ回転軸23の軸線とも同心である。円 形状整流板31および円環状整流板32の外径は互いに等しい。円環状整流板32の内 径は、吸込口21の内径にほぼ等しい。吸込口21の縁部と円環状整流板32の内縁部 の間には接続輪34が介在されている。
【0015】 円形状整流板31後面中央部には水平短円柱状遮音壁支持体41が、そのまわりに 長短2種類の複数個ずつの遮音壁42,43が、いずれも円形状整流板31と直交状に 設けられている。
【0016】 図2を参照すると、長遮音壁42の数は6つ、短遮音壁43の数は5つである。両 遮音壁42,43は、いずれも円形状整流板31の中心から放射状にのびた線上に位置 させられているが、長遮音壁42は同線上の全長にわたって、短遮音壁43は同線上 の外寄りの吸込空気通過間隙33相当部分にのみ存在させられている。また、長短 遮音壁42,43は1つ置きに交互に配されているが、両遮音壁42,43の数の相異、 さらには偶数と奇数の相異により、1か所のみ、2つの長遮音壁42が隣り合って 並んでいる。
【0017】 長短遮音壁42,43のうち、短遮音壁43は、円形状整流板31および円環状整流板 32間のスペーサとして、両整流板31,32の補強部材の作用をする。
【0018】 モータ25によって羽根車24が回転させられると、その遠心力によりケーシング 22内の空気が図示しない吐出口から吐出され、一方、吸込口21からケーシング22 内に空気が吸込まれる。ケーシング22内に吸い込まれる空気は、吸込空気通過間 隙33を通過して吸込口21から吸い込まれるが、吸込空気通過間隙33に空気が流入 する際、吸込空気通過間隙33の外縁、すなわち両整流板31,32の外周縁間を通過 するが、同外周縁間の間隙は全周にわたって一定である。したがって、吸込空気 通過間隙33の全周から均等に空気が吸込空気通過間隙33に流入するため、流入す る空気に乱流が生じることがない。
【0019】 吸込空気通過間隙33に流入した空気は、両遮音壁42,43の間を通過することに なるが、上記したように、両遮音壁42,43が放射線上にあるため、両遮音壁42, 43が流入抵抗になることがない。
【0020】 一方、吸込口21から発生する騒音が吸込空気通過間隙33を通って外部に洩れよ うとしても、これを遮音壁42,43が阻止する。
【0021】 図3および図4を参照すると、長短遮音壁42,43が吸音体で形成されている。 すなわち、吸音体は、多孔表面板51と、これに詰められたグラスウールのような 吸音芯材52とよりなる。長短遮音壁42,43が吸音体で形成されると、とくに高周 波音の吸収に効果がある。
【0022】 遮音壁42,43が吸音体の場合、強度面で難があるため、円形状整流板31および 円環状整流板32間に棒状スペーサ53が設けられている。
【0023】 図5を参照すると、図1に示す短円柱状遮音壁支持体41に代わり、円錐状状遮 音壁支持体61が設けられている。
【0024】 このような円錐状支持体61が設けられることにより、吸込空気通過間隙33を通 過した空気が、円錐状支持体61で案内されて吸込口21へ乱流を生じることなく向 かわされる。
【0025】 つぎに、円形状整流板31および円環状整流板32の具体的な大きさについて、再 び図1を参照して、説明する。
【0026】 羽根車24の径dを500mmとすると、吸込口21の径すなわち円環状整流板32の 内径D1 は400mm程度、円形状整流板31および円環状整流板32の外径D2 は5 80mm程度であることが好ましい。この場合、壁面11とケーシング22前面間の距 離Lは200mm以上、円形状整流板31および円環状整流板32の隙間Cは100mm 程度であることが好ましい。また、ケーシング22と円環状整流板32間の距離lは 20mm程度であることが好ましい。
【0027】 実験結果によると、上記数値のうち、とくに乱流防止効果を左右するものは、 D1 、D2 およびCである。D1 を基準にすると、D2 /D1 =580/400 =1.45であり、この比R1 は、1<R1 <2であることが好ましく、これ以 上であると、通気抵抗が増加し、これ以下であると、乱流防止効果が少ない。ま た、C/D1 =100/400=0.25であり、この比R2 は、0.15<R 2 <0.35であることが好ましく、今度は逆に、これ以上であると、乱流防止 効果が少なく、これ以下であると、通気抵抗が増加する。
【0028】 上記において、長短遮音壁42,43を加えた数は、11であるが、この数は、7 〜13が適当で、しかも奇数であることが好ましい。さらに、、長短遮音壁42, 43を加えた数が、上記のように奇数でなく、偶数であると、騒音が遮音壁42,43 の間を素通りする恐れがある。
【0029】 また、長短遮音壁42,43の遮音効果は、長遮音壁42の方が大きいため、短遮音 壁43は無くてもよい。
【0030】
【考案の効果】
この考案によれば、円形状整流板および円環状整流板の外周縁間の隙間が全周 にわたって一定であり、この一定の隙間から吸込空気通過間隙に空気が流入する ため、流入する空気流に乱流が生じることがないから、送風機の吸込効率の向上 を図ることができる。
【0031】 さらに、吸込口から発生する騒音が吸込空気通過間隙を通って外部に洩れよう としても、これを遮音壁が阻止するから、吸込騒音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す横断面図である。
【図2】図1のIIーII線にそう断面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す図1相当の横断面
図である。
【図4】図3の一部を拡大して示す斜視図である。
【図5】この考案のさらに他の実施例を示す図1相当の
横断面図である。
【符号の説明】
11 壁面 21 吸込口 22 ケーシング 24 羽根車 31 円形状整流板 32 円環状整流板 33 吸込空気通過間隙 42 遮音壁 43 遮音壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器、建物等の壁面11の後方に、羽根車
    24収容ケーシング22がその前向き吸込口21を同壁面11と
    近接させて配置されている送風機の吸込騒音を防止する
    装置であって、 同壁面11とケーシング22の間に、円形状整流板31および
    円環状整流板32が互いの間に吸込空気通過間隙33をおい
    て前後に配置固定され、円形状整流板31および円環状整
    流板32の外径が互いに等しくなされ、吸込空気通過間隙
    33内に遮音壁42,43が設けられている送風機の吸込騒音
    防止装置。
JP1208692U 1992-03-11 1992-03-11 送風機の吸込騒音防止装置 Withdrawn JPH0573296U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19960606