JPH0572427A - 交差形光導波路 - Google Patents
交差形光導波路Info
- Publication number
- JPH0572427A JPH0572427A JP23651391A JP23651391A JPH0572427A JP H0572427 A JPH0572427 A JP H0572427A JP 23651391 A JP23651391 A JP 23651391A JP 23651391 A JP23651391 A JP 23651391A JP H0572427 A JPH0572427 A JP H0572427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- waveguides
- optical waveguide
- coupling
- width
- Prior art date
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 交差形光導波路においてクロストーク特性を
改善する。 【構成】 光導波路１１，１２の導波路交差部１３にお
いて光導波路１２の交差部分１２ａの導波路幅を光導波
路１１の交差部分１１ａより広くして、両者の伝搬定数
を異なるようにし、光導波路１１，１２間の結合を低減
する。
改善する。 【構成】 光導波路１１，１２の導波路交差部１３にお
いて光導波路１２の交差部分１２ａの導波路幅を光導波
路１１の交差部分１１ａより広くして、両者の伝搬定数
を異なるようにし、光導波路１１，１２間の結合を低減
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クロストーク特性のよ
い交差形光導波路に関する。
い交差形光導波路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に従来の交差形光導波路の構造例を
示す。図中、１は入出力用光導波路、２は外部導波路で
あり、両者は同一平面上にない状態で交差している。
示す。図中、１は入出力用光導波路、２は外部導波路で
あり、両者は同一平面上にない状態で交差している。
【０００３】ところで、光導波路が接近した場合、導波
路間の相互作用によって結合を生じる。そして、２つの
導波路ａ，ｂがある場合の２つの導波路の結合は数１の
式で表される。
路間の相互作用によって結合を生じる。そして、２つの
導波路ａ，ｂがある場合の２つの導波路の結合は数１の
式で表される。
【０００４】
【数１】
【０００５】ここで、光はｚ方向に伝搬して行くものと
する。Ａは導波路ａの導波路の電界強度、Ｂは導波路ｂ
の電界強度、βa は導波路ａの伝搬定数、βb は導波路
ｂの伝搬定数、κは結合係数、Ｍは結合による伝搬定数
の変化を表す項である。この式より、導波路の伝搬定数
が異なる場合には導波路間の結合が弱くなることがわか
る。導波路が平行になっている場合においては、数１の
式より導波路ｂに光を入射した場合には、各導波路から
の光出力は近似的に数２の式のように表される。なお、
ここでδ≒βa −βbで、光はｚ方向に伝搬するものと
する。
する。Ａは導波路ａの導波路の電界強度、Ｂは導波路ｂ
の電界強度、βa は導波路ａの伝搬定数、βb は導波路
ｂの伝搬定数、κは結合係数、Ｍは結合による伝搬定数
の変化を表す項である。この式より、導波路の伝搬定数
が異なる場合には導波路間の結合が弱くなることがわか
る。導波路が平行になっている場合においては、数１の
式より導波路ｂに光を入射した場合には、各導波路から
の光出力は近似的に数２の式のように表される。なお、
ここでδ≒βa −βbで、光はｚ方向に伝搬するものと
する。
【０００６】
【数２】
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の交差形
光導波路においては、数２の式より、一方の導波路を伝
搬する光は図４に示すような交差部分の長さＬに応じて
各導波路からの出力が決定する。すなわち、Ｌによって
は他の導波路から出射してしまい、このため、クロスト
ーク特性が劣化するという欠点がある。
光導波路においては、数２の式より、一方の導波路を伝
搬する光は図４に示すような交差部分の長さＬに応じて
各導波路からの出力が決定する。すなわち、Ｌによって
は他の導波路から出射してしまい、このため、クロスト
ーク特性が劣化するという欠点がある。
【０００８】本発明はこのような事情に鑑み、同一平面
上になく交差する光導波路において導波路間の結合を低
減し、クロストーク特性を改善した交差形光導波路を提
供することを目的とする。
上になく交差する光導波路において導波路間の結合を低
減し、クロストーク特性を改善した交差形光導波路を提
供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る交差形光導波路は、少なくとも２本の光導波路
が同一平面上にない状態で交差する交差形光導波路にお
いて、交差部付近のそれぞれの光導波路の幅、厚み、屈
折率の少なくとも１つに差を持たせることにより各光導
波路の結合を低減したことを特徴とする。
明に係る交差形光導波路は、少なくとも２本の光導波路
が同一平面上にない状態で交差する交差形光導波路にお
いて、交差部付近のそれぞれの光導波路の幅、厚み、屈
折率の少なくとも１つに差を持たせることにより各光導
波路の結合を低減したことを特徴とする。
【００１０】
【作用】光導波路の幅、厚み、屈折率の少なくとも１つ
に差があると、両者の伝搬定数が異なるので、交差部に
おける結合が低減する。すなわち、前記数１及び数２の
式において、導波路ａ，ｂの伝搬定数βa ，β b が異な
る場合（｜δ｜≫κのとき、すなわち導波路の伝搬定数
が結合係数よりも大きい場合）には導波路ａから出射す
る光強度は非常に弱くなる。つまり、結合が弱くなる。
に差があると、両者の伝搬定数が異なるので、交差部に
おける結合が低減する。すなわち、前記数１及び数２の
式において、導波路ａ，ｂの伝搬定数βa ，β b が異な
る場合（｜δ｜≫κのとき、すなわち導波路の伝搬定数
が結合係数よりも大きい場合）には導波路ａから出射す
る光強度は非常に弱くなる。つまり、結合が弱くなる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【００１２】図１には一実施例に係る交差形光導波路の
構成図である。図中、１１，１２は互いに交差する光導
波路、１３は導波路交差部であり、光導波路１２の交差
部分１２ａの導波路幅を広くに光導波路１１の交差部分
１１ａ導波路幅と差をもたせている。この結果、２つの
導波路の伝搬定数に差が出る。
構成図である。図中、１１，１２は互いに交差する光導
波路、１３は導波路交差部であり、光導波路１２の交差
部分１２ａの導波路幅を広くに光導波路１１の交差部分
１１ａ導波路幅と差をもたせている。この結果、２つの
導波路の伝搬定数に差が出る。
【００１３】前記数１及び数２に式において導波路ａ，
ｂの伝搬定数βa ，βb が異なる場合（｜δ｜≫κ、導
波路の伝搬定数が結合定数よりも大きい場合）には、導
波路の結合が非常に弱くなり、他の導波路に移る光は非
常に弱くなる。
ｂの伝搬定数βa ，βb が異なる場合（｜δ｜≫κ、導
波路の伝搬定数が結合定数よりも大きい場合）には、導
波路の結合が非常に弱くなり、他の導波路に移る光は非
常に弱くなる。
【００１４】図２は導波路幅の比と導波路の結合、つま
り他の導波路に移動する光の割合との関係を示したもの
である。この図より、導波路交差部において導波路の幅
に差を付けることによって、導波路の結合を低減するこ
とができ、クロストーク特性を改善することができる。
り他の導波路に移動する光の割合との関係を示したもの
である。この図より、導波路交差部において導波路の幅
に差を付けることによって、導波路の結合を低減するこ
とができ、クロストーク特性を改善することができる。
【００１５】また、導波路交差部において、光導波路の
幅、厚み、屈折率、あるいはこれらの２つ以上を変化さ
せても光導波路の伝搬定数に差を付けることができ、こ
れによっても同様に導波路の結合を低減することがで
き、クロストーク特性の改善をすることができる。
幅、厚み、屈折率、あるいはこれらの２つ以上を変化さ
せても光導波路の伝搬定数に差を付けることができ、こ
れによっても同様に導波路の結合を低減することがで
き、クロストーク特性の改善をすることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の交差形光
導波路は、導波路の交差部において導波路の幅、厚み、
屈折率の少なくとも１つに差をもたせることにより各導
波路の結合を防ぐことができるため、導波路間のクロス
トーク特性を改善できるという効果を奏するものであ
る。
導波路は、導波路の交差部において導波路の幅、厚み、
屈折率の少なくとも１つに差をもたせることにより各導
波路の結合を防ぐことができるため、導波路間のクロス
トーク特性を改善できるという効果を奏するものであ
る。
【図１】一実施例に係る交差形光導波路の構成図であ
る。
る。
【図２】導波路の幅の比と導波路の結合との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図３】従来技術に係る交差形光導波路の構成図であ
る。
る。
【図４】従来の交差形光導波路の交差部長さと各導波路
からの出力強度を示す説明図である。
からの出力強度を示す説明図である。
１１，１２ 光導波路 １１ａ，１２ａ 交差部分 １３ 導波路交差部
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも２本の光導波路が同一平面上
にない状態で交差する交差形光導波路において、交差部
付近のそれぞれの光導波路の幅、厚み、屈折率の少なく
とも１つに差をもたせることにより各光導波路の結合を
低減したことを特徴とする交差形光導波路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23651391A JPH0572427A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 交差形光導波路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23651391A JPH0572427A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 交差形光導波路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572427A true JPH0572427A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17001822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23651391A Withdrawn JPH0572427A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 交差形光導波路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0572427A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009204736A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Toshiba Corp | 光導波回路及びそれを用いたマルチコア中央処理装置 |
| US20170254951A1 (en) * | 2016-03-05 | 2017-09-07 | Huawei Technologies Canada Co., Ltd. | Waveguide Crossing Having Rib Waveguides |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23651391A patent/JPH0572427A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009204736A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Toshiba Corp | 光導波回路及びそれを用いたマルチコア中央処理装置 |
| US20170254951A1 (en) * | 2016-03-05 | 2017-09-07 | Huawei Technologies Canada Co., Ltd. | Waveguide Crossing Having Rib Waveguides |
| US10620371B2 (en) * | 2016-03-05 | 2020-04-14 | Huawei Technologies Canada Co., Ltd. | Waveguide crossing having rib waveguides |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |