JPH0572411A - 入射角調整装置 - Google Patents

入射角調整装置

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Publication number
JPH0572411A
JPH0572411A JP3141913A JP14191391A JPH0572411A JP H0572411 A JPH0572411 A JP H0572411A JP 3141913 A JP3141913 A JP 3141913A JP 14191391 A JP14191391 A JP 14191391A JP H0572411 A JPH0572411 A JP H0572411A
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JP
Japan
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narrow band
angle
holder
band filter
incident
Prior art date
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Pending
Application number
JP3141913A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kaneko
進一 金子
Junichiro Yamashita
純一郎 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3141913A priority Critical patent/JPH0572411A/ja
Publication of JPH0572411A publication Critical patent/JPH0572411A/ja
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の入射角によって特性が変化する光学部品
を有する光学装置において、或る限定角度の光の入射角
を微調整して望ましい入射角に細かく設定し固定する構
造を得る。 【構成】 狭帯域フィルタ1を保持するホルダ13は、
コリメータ支持筒9に同心円筒状に回転自在になってお
り、任意の円転位置で固定できる。そして、ホルダがフ
ィルタ1を回転軸5の垂線に対して保持する傾き角をα
度として取付面を形成することで、同心円筒の半回転を
調整角の±α度に対応させて微調整できる構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光の入射角を拡大し
て微調整可能とする装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば、公開特許公報 平2−
223815に示された光学部品の角度調整・固定手段
を用いた狭帯域フィルタ・モジュールの構造図である。
図において、1は光の入射角によって特性が変化する狭
帯域フィルタ、2は狭帯域フィルタ1の入射面の法線を
示す矢印、3は狭帯域フィルタ1を保持するホルダ、4
はホルダ3の回転方向を示す矢印、5はホルダ3の回転
軸、6は光ファイバ、7は光ファイバ6からの出射光を
平行光にする(または平行光を光ファイバ5に集光す
る)コリメート・レンズ、8はコリメート・レンズ7に
よって平行光に変換されたのち狭帯域フィルタ1に入射
する光線を示す矢印、9は光ファイバ6とコリメート・
レンズ7からなるファイバ・コリメータ、10は偏心ピ
ンで、ホルダの回転軸5を中心に4方向に角度をかえて
微調整する。
【0003】次に狭帯域フィルタの特性、およびその入
射角依存性について説明する。図5は、狭帯域フィルタ
の透過特性の計算例を示す図である。図5に示されてい
るように、狭帯域フィルタは、ある波長の光のみ透過さ
せ、それ以外の波長の光を遮る特性を持っている。この
ため狭帯域フィルタ・モジュールは、光ファイバ増幅器
などにおいて、信号光を透過させ、雑音の原因であり信
号光とは波長が異なる自然放出光を遮ることに用いられ
る。図5において、透過率の最も大きな波長を透過中心
波長λ0 と言う。なお、図5の計算は、Si2 とTi
2 の29層の誘電体膜による狭帯域フィルタという条
件で行った。この計算例では、透過中心波長λ0の透過
率に対して透過率が−3dB以上の波長範囲は約1.5
nmである。
【0004】図6は、上記計算条件による狭帯域フィル
タの透過中心波長λ0 の入射角依存性についての計算結
果である。光ファイバ増幅器などにおける信号光の波長
は、1535nmや1553nmである。図6において、よ
り入射角依存性の小さい1553nmの信号光について透
過中心波長の入射角依存性を調べる。図6より透過中心
波長が1553nmとなる入射角は5°であり、5°付近
における透過中心波長の入射角依存性は、約−1nm/deg
である。このため、透過中心波長を1553±0.5nm
にするためには、入射角を5±0.5°と非常に狭い範
囲内に調整しなければならい。
【0005】従来の光学装置は上記のように、狭帯域フ
ィルタのホルダ3が矢印4の方向に回転可能な構造とな
っている。また、ホルダの回転軸5に対して光学部品へ
の入射光線8および光学部品の入射面の法線2が直面を
なすような構造となっている。このため、ホルダ3の回
転がそのまま光学部品の入射角変化となり、透過中心波
長を調整する。透過中心波長の調整後、回転軸調整手段
である10により回転軸は調整されて、光学装置は組み
立てられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学装置は上記
のような構造なので、ホルダの回転がそのまま光学部品
への入射角の変化になるため、微妙な角度の調整が困難
である。また、固定時のピンのゆがみによる角度ずれが
そのまま光学部品への入射角ずれになってしまった。ま
た、ピンのゆるみにより固定後の信頼性にも問題があっ
た。
【0007】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、光学部品への狭い入射角の範囲
の微妙な調整を大幅な変化で可能とし、また組み立て時
の光学部品への入射角ずれが小さく、また、調整後の変
化が少ない高信頼な構造を得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る入射角調
整装置は、光学部品のホルダが回転可能で、かつ、任意
回転位置で固定可能な構造とし、かつ、入射光軸に対し
て調整したい角度範囲を±α度とすると、ホルダが光学
部品を支持する面の回転軸に対する傾きをα度傾けた構
造とした。
【0009】
【作用】この発明においては、光学部品のホルダの調整
角を180°とし、これにより光学部品への入射角の調
整角度に対応させたので、ホルダの回転に対して入射角
が緩やかに変化する。
【0010】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明による狭帯域フィルタ・モ
ジュールの一実施例を示した構造図である。図におい
て、1〜9は、従来の狭帯域フィルタ・モジュールにお
ける同一符号のものと同様の機能を果たすものである。
13のホルダは9のコリメータ支持筒と同心円筒状にな
っており、一部が中空円で、その部分に狭帯域フィルタ
1貼り付けてある。また、貼付部分13aは回転軸と垂
直な面に対し、調整角±αの半分の角度αだけ傾けた構
造とする。さらに、13のホルダには、回転調整後、固
定するネジがある。
【0011】次に動作について説明する。図2は、狭帯
域フィルタのホルダ13を回転したときの入射角変化の
説明図である。ホルダの回転軸5に対して狭帯域フィル
タの法線2は傾けているため、ホルダ13を回転させる
と狭帯域フィルタの法線2は、図2に点線で示されたよ
うに変化する。狭帯域フィルタへの入射角は、狭帯域フ
ィルタの法線2と狭帯域フィルタへの入射光線8のなす
角度である。ホルダの回転軸5に対して狭帯域フィルタ
への入射光線8は傾いているので、ホルダ13の回転に
ともなう狭帯域フィルタの法線2の変化により、狭帯域
フィルタへの入射角を変えることができる。αを調整し
たい範囲の調整角度±αから計算し設定することで、調
整のために同心円方向、つまり図1の4の方向に180
度回転させることで、入射角は±α度変化する。
【0012】図3は、ホルダ13の回転角を変えたとき
の狭帯域フィルタへの入射角変化を計算した結果であ
る。なお、ホルダの回転軸に対する狭帯域フィルタの法
線および狭帯域フィルタへの入射光線の傾き角は、それ
ぞれ2°および5°とした。図3より、ホルダの180
°の回転に対して狭帯域フィルタへの入射角は3°〜7
°と緩やかに変化していることがわかる。図2におい
て、ホルダの回転軸5と狭帯域フィルタへの入射光線8
が紙面内にあるとすればわかるように、一般に、ホルダ
の回転軸に対する狭帯域フィルタの法線および狭帯域フ
ィルタへの入射光線の傾き角をα、βとすると、ホルダ
の180°の回転に対して狭帯域フィルタへの入射角は
|β−α|〜|β+α|の範囲で変化する。α、βを選
ぶことにより、微妙な入射角の調整が可能となる。
【0013】この発明による狭帯域フィルタ・モジュー
ルでは、回転のための特別な機構が不要なため小形・高
信頼な構造である。また、狭帯域フィルタのホルダ13
をファイバ・コリメータ9にネジ止め、接着またはYA
Gレーザ溶接でのメタル固定などの方法により固定する
ことで、組み立て後の狭帯域フィルタへの入射角の経年
変化が起こりにくく、高信頼な狭帯域フィルタ・モジュ
ールが得られる。
【0014】なお、特開平3−22226にレーザ光の
円板への照射光の範囲調整のためにプリズム軸のまわり
に回転させる構造が考えられているが、180度の回転
を調整角±αの狭い範囲に変換する思想は全くない。な
お、上記実施例においては、光の入射角によって特性が
変化する光学部品として狭帯域フィルタを有する狭帯域
フィルタ・モジュールについて述べたが、狭帯域フィル
タ以外の光学部品についても利用できるということはい
うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光学
部品のホルダの回転軸に対してホルダの支持面を調整角
の半分に対応した角度だけ傾けたので、ホルダの大幅な
回転に対して入射角が緩やかに変化する。このため、光
学部品への微妙な入射角の調整ができる。しかも組み立
て時にホルダのホルダの回転ずれがおこっても光学部品
への入射角ずれに影響する割合が少なく、固定が容易で
経年変化が少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す狭帯域フィルタ・モ
ジュールの構造図である。
【図2】ホルダを回転させたときの狭帯域フィルタへの
入射角変化の説明図である。
【図3】この発明の一実施例のホルダを回転させた時の
狭帯域フィルタへの入射角変化を計算した結果である。
【図4】従来の狭帯域フィルタ・モジュールの構造図で
ある。
【図5】狭帯域フィルタの透過特性を示す図である。
【図6】狭帯域フィルタの透過中心波長の入射角依存性
についての計算結果である。
【符号の説明】
1 狭帯域フィルタ 6 光ファイバ 7 コリメート・レンズ 9 ファイバ・コリメータ支持筒 11 ホルダ固定ネジ 13 狭帯域フィルタ1を保持するホルダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光の入射角を微調整
可能とする装置の構造に関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る入射角調
整装置は、光学部品のホルダが回転可能で、かつ、任意
回転位置で固定可能な構造とし、ホルダの回転軸に対し
て入射光線および光学部品の入射面の法線が傾くような
構造とした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】この発明においては、光学部品のホルダの回転
角が、直接、光学部品の入射角の変化にはならず、ホル
ダの回転に対して入射角の変化が緩らかに起こる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【実施例】 実施例1.図1は、この発明による狭帯域フィルタ・モ
ジュールの一実施例を示した構造図である。図におい
て、1〜9は、従来の狭帯域フィルタ・モジュールにお
ける同一符号のものと同様の機能を果たすものである。
13のホルダは9のコリメータ支持筒と同心円筒状にな
っており、一部が中空円で、その部分に狭帯域フィルタ
1貼り付けてある。また、貼付部分13aは回転軸と垂
直な面に対し、調整角度αだけ傾けた構造とする。さら
に、13のホルダには、回転調整後、固定するネジがあ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に動作について説明する。図2は、狭帯
域フィルタのホルダ13を回転したときの入射角変化の
説明図である。ホルダの回転軸5に対して狭帯域フィル
タの法線2は傾けているため、ホルダ13を回転させる
と狭帯域フィルタの法線2は、図2に点線で示されたよ
うに変化する。狭帯域フィルタへの入射角は、狭帯域フ
ィルタの法線2と狭帯域フィルタへの入射光線8のなす
角度である。ホルダの回転軸5に対して狭帯域フィルタ
への入射光線8は傾いているので、ホルダ13の回転に
ともなう狭帯域フィルタの法線2の変化により、狭帯域
フィルタへの入射角を変えることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を受ける光学部品のホルダを入射
    光軸にほぼ平行な回転軸に対して回転自在とし、かつ任
    意の回転位置で固定可能な構造とし、かつ上記ホルダが
    支持する光学部品の支持面を入射光軸に対して調整した
    い角度範囲の半分の角度だけ上記回転軸に対して傾けた
    構造を備えた入射角調整装置。
JP3141913A 1991-06-13 1991-06-13 入射角調整装置 Pending JPH0572411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141913A JPH0572411A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 入射角調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3141913A JPH0572411A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 入射角調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0572411A true JPH0572411A (ja) 1993-03-26

Family

ID=15303081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3141913A Pending JPH0572411A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 入射角調整装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0572411A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08254609A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Nec Corp 光フィルタ
JP2009175751A (ja) * 2009-03-31 2009-08-06 Citizen Holdings Co Ltd 液晶可変波長フィルタ装置
JP2013536452A (ja) * 2010-06-29 2013-09-19 セントレ ナショナル デ ラ ルシェルシェ サイエンティフィック−シーエヌアールエス サブ波長スケールでの構造化膜を有するスペクトルフィルタおよびそのようなフィルタの製造方法
US10625398B2 (en) 2012-05-22 2020-04-21 Satisloh Ag Centering machine for workpieces, particularly optical lenses
WO2022102548A1 (ja) * 2020-11-13 2022-05-19 湖北工業株式会社 光フィルタデバイス

Cited By (5)

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