JPH0572224B2 - - Google Patents

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JPH0572224B2
JPH0572224B2 JP62194839A JP19483987A JPH0572224B2 JP H0572224 B2 JPH0572224 B2 JP H0572224B2 JP 62194839 A JP62194839 A JP 62194839A JP 19483987 A JP19483987 A JP 19483987A JP H0572224 B2 JPH0572224 B2 JP H0572224B2
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JP
Japan
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adsorbent
solution
artificial organ
compatible
filled
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62194839A
Other languages
English (en)
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JPS6437960A (en
Inventor
Kazuo Kuki
Toshiaki Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP62194839A priority Critical patent/JPS6437960A/ja
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Publication of JPH0572224B2 publication Critical patent/JPH0572224B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、人工臓器の吸着剤充填方法に関す
る。さらに詳しくは、無菌操作が可能でかつ一定
量の吸着剤を簡便に人工臓器に充填する方法に関
する。
[従来の技術および発明が解決しようとする問題
点] 吸着型人工臓器は、その内部に充填された吸着
剤によつて血漿中に存在する人体に有害な成分を
選択的に吸着除去することにより、病気の治療や
症状の軽減の目的に用いられている。
人工臓器に吸着剤を充填する方法は種々の方法
が知られており、充填量の定量性と人工臓器使用
時の安全性の確保を必須の要件とする。
従来、人工臓器に吸着剤を充填する方法として
は、吸着剤と溶液、たとえばゲル状吸着剤と生理
食塩水との相溶体を容器に流し込む方法、または
沈澱している吸着剤をスプーンなどですくつて容
器につめる方法などが用いられていると考えられ
る。
しかしながら、吸着剤が溶液との相溶体を形成
しているばあいには、通常吸着剤と溶液が分離で
きない状態で混合しているため、一定量の吸着剤
を計量、採取することはきわめて困難である。た
とえば吸着剤(相溶体としての性質を維持した状
態)と溶液の見かけ比重がほとんど同じであるば
あいは、自然沈降法などの重量差による分離方法
は適用が困難である。かりに、この相溶体を静置
し、自然沈降法により吸着剤と溶液とを見かけ上
分離しえたとしても、わずかな振動を加えたり、
静止していた相溶体に外乱を加えると、吸着剤と
溶液との新たな混合が生じ、この状態から一定量
の吸着剤を実用上許容される程度に正確に採取
し、人工臓器内に充填するのはきわめて困難であ
る。また吸着剤が沈降したのち、上澄み液を除去
してから沈降している吸着剤をすくい取る方法な
ども考えられるが、一定量の吸着剤の採取には多
くの工夫が必要である。加えて、これらの方法で
はばあいによつてはゲル状の吸着剤から溶液が抜
け、吸着剤が相溶体でなくなり、吸着剤の担体と
吸着除去に有効な成分(基)とのイオン結合が外
れるなどのため、吸着性能を著しく損なうという
問題点がある。
また、吸着剤が微粒子状のばあい、血漿を人工
臓器に通過させる際には、その出口でフイルター
によつて濾過して、吸着剤が血漿中に混入して人
体内に入ることのないようにする必要がある。吸
着剤を濾過するために人工臓器の出口側に目開き
の小さいフイルターを使用したばあい、吸着剤を
充填する際に無雑作に液を張るとフイルターの前
後に気泡が生じる。このため、従来の吸着型人工
臓器では大量の気泡が混入しているばあいがあつ
た。
さらに、吸着剤を充填した人工臓器は医療用機
器に使用されることから、これらの操作は安全性
の高い、いわゆる無菌操作および無パイロゼン操
作(発熱性物質を発生または混入させない操作)、
あるいはそれに近い操作でなければならないので
さらに実現性に問題がある。
本発明者らは、かかる実情に鑑み、鋭意研究を
重ねた結果、吸着剤が比重差の少ない溶液との相
溶体状態であつても、一定量の吸着剤を、サツク
ドライによる吸着性能の低下をおこすことなく、
また、目開きの小さいフイルターを使用したばあ
いでも、人工臓器内に大量の気泡を生じさせるこ
となく、無菌および無パイロゼン操作が可能な方
法で吸着剤を人工臓器に充填する方法を見出し、
本発明を完成するに至つた。
[問題を解決するための手段] 本発明は、人工臓器の一方の開口部に計量用補
助容器を密着接続して一体の容器となし、もう一
方の開口部に吸着剤は通過しえないが溶液は自由
に通過する大きさの目開きを有するフイルターを
装着し、この中に所定容積の溶液を充填し、これ
に既知の一定濃度の吸着剤と溶液との相溶体を、
先の溶液と該相溶体との混合液の容積の和が別の
所定容積になるまで充填し、ついで前記人工臓器
のフイルターを装着した開口部を開き、前記混合
液中から過剰の溶液のみを重力により落下させ、
人工臓器外に排出することによつて吸着剤を高い
濃度の相溶体として人工臓器内に沈降させたの
ち、前記人工臓器から計量用補助容器を取り外す
ことからなる人工臓器の吸着剤充填方法に関す
る。
[作用] 計量用補助容器を用いることによつて充填すべ
き吸着剤の量を正確に計量し充填することができ
る。
すなわち、人工臓器と計量用補助容器とを接続
して一体の容器となして溶液を一定量充填したの
ち、溶液中での吸着剤濃度が既知の一定値である
相溶体状態の吸着剤を該溶液との混合液量が一定
量になるまで導入し、該混合液中から過剰の溶液
を該混合液の液面位置が予め設定した位置まで低
下したことを検知して溶液の排出を停止するなど
の方法により人工臓器外に一定量排出することに
よつて、吸着剤を人工臓器内に沈降充填し、溶液
と相溶体をなす吸着剤を人工臓器内に一定量充填
することができる。また、前記の操作を行なうこ
とにより、吸着剤を溶液と分離せずに充填できる
ので、いわゆるサツクドライ状態の発生を防ぎ、
相溶体状態が保たれ、溶液がなくなるために生じ
る吸着剤の性能低下がない。また、目開きの小さ
いフイルターをとりつけたばあいでも、フイルタ
ーに親液処理をほどこした上、あらかじめフイル
ター装着部分を溶液で充満しておくことなどによ
り、残存気体による気泡の発生を最小限にするこ
とができる。
また、この方法によれば充填の機械操作が可能
となり、相溶体状態の吸着剤が外気に触れること
もない。すなわち無菌および無パイロゼン操作が
可能となり、この充填方法で作成される吸着型人
工臓器の安定性が増す。
[実施例] 本発明の方法においては、人工臓器の一方の開
口部に計量用補助容器を密着接続して一体の容器
として用いる。
本発明に用いる人工臓器は、血漿中の有害成分
を吸着除去することを目的としたものであればと
に限定されるものではない。
また、計量用補助容器としては、人工臓器の開
口部と密着接続しうるものであればよいが、通常
は人工臓器の上方に設置されたものであり、ポン
プなどで吸引されるばあいにも用いられうるもの
でもよく、とくに限定されるものではない。
かかる一体となつた容器に、計量用補助容器の
検出部によつて確認された所定容積の溶液を充填
し、ついで計量用補助容器の別の検出部によつて
確認された既知の一定濃度の吸着剤と溶液との相
溶体を、先の溶液と該相溶体との混合液の容積の
和が別の所定容積になるまで充填し、混合液中か
ら過剰の溶液を計量用補助容器の他の(第三の)
検出部(ばあいによつては先に述べた下の液面位
置検出部を兼用してもよい)によつて確認された
量まで人工臓器外に排出することによつて吸着剤
を高い濃度の相溶体として人工臓器の容器内に沈
降させたのち、人工臓器から計量用補助容器を取
り外す。
計量用補助容器の検出部としては、たとえば光
電式または静電容量式などの液面位置検出機構な
どがあげられる。
また過剰の溶液を人工臓器外に排出する方法と
しては、ポンプで吸引する、加圧により押し出
す、重力により自然落下させるなどがある。
本発明に用いる吸着剤は、特定の溶液と相溶体
を構成して吸着性能を保持するものであればとく
に限定されるものではない。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるもの
ではない。
一方に、吸着剤は通過しえないが溶液は自由に
通過する大きさの目開きを有するフイルターを装
着した密封可能な開口部を持ち、他方に、計量用
補助容器と密着接続のできる密封可能な開口部を
持つ吸着型人工臓器を、フイルター部を下にして
設置した。計量用補助容器に上、下2箇所に液面
位置検出部を装着し、この上、下2個所の液面位
置の検出部にはさまれる計量用補助容器の内部容
積が人工臓器に充填すべき吸着剤の量と相溶体中
の吸着剤濃度から計算した容積になるよう(たと
えば充填すべき吸着剤の量が200mlで相溶体中の
吸着剤の濃度が40%なら設定容積は500mlである)
および下の液面位置検出部が吸着剤の沈降終了時
の混合液の液面と一致するように液面位置の検出
端をあらかじめ設定し、人工臓器に密着接続させ
た。この装置を用いてまず、人工臓器の下の開口
部を密封して溶液が流出しないようにしたのち、
計量用補助容器の下の液面位置検出部まで溶液を
人工臓器内に充填した。つぎに計量用補助容器の
上の液面位置検出部まで相溶体(吸着剤と溶液と
のゲル化したもの)を充填した。ついで人工臓器
の下の開口部を開き、この相溶体と溶液の混合液
中の溶液のみを重力により落下させ、フイルター
を通して人工臓器の外部に排出した。これら一連
の操作により、人工臓器のフイルター上には吸着
剤が溶液と混在したまま相溶体の状態で、沈降、
充填され、混合液が所定位置、すなわち先に述べ
た下の液面位置検出部までさがつた時、下の開口
部を再び密閉し、一定量の吸着剤が人工臓器内に
沈降、充填されているのを確かめたのち、人工臓
器と計量用補助容器との接続を解除して計量用補
助容器を取り外した。その後この人工臓器の上の
開口部に、吸着剤は通過させず溶液は自由に通過
する大きさの目開きを有する、親液処理をほどこ
したフイルターを、沈降した高い濃度の相溶体と
溶液との境界面に固定し、上部開口部を封じる、
血漿の流出(入)口を有する蓋を装着し、充填を
終了した。
[発明の効果] 本発明は、人工臓器に吸着剤を充填する際、吸
着剤が比重値が極めて近い値の溶液と吸着剤の相
溶体状態をなすものであつても計量用補助容器を
用いることによつて正確に計量充填しうる効果を
奏する。
また、本発明では溶液と吸着剤とを分離せずに
充填することができるため、いわゆるサツクドラ
イ状態の発生を防ぎ、吸着体は相溶体状態を保つ
ことができるので吸着剤の性能低下がみられな
い。
さらに、目開きの小さいフイルターをとりつけ
たばあいでもフイルターに親液処理をほどこした
上、あらかじめフイルター装着部分に溶液を充填
しておくことなどにより気泡の発生を最小限にす
ることができる。
さらにまた、本発明は機械操作が可能なので、
充填操作の自動化、閉鎖系化が実現でき、人手の
介在を最小限にできるので吸着型人工臓器製造の
無菌化、無パイロゼン化が容易となり、その結
果、吸着型人工臓器の安全性が増すという効果を
奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 人工臓器の一方の開口部に計量用補助容器を
    密着接続して一体の容器となし、もう一方の開口
    部に吸着剤は通過しえないが溶液は自由に通過す
    る大きさの目開きを有するフイルターを装着し、
    この中に所定容積の溶液を充填し、これに既知の
    一定濃度の吸着剤と溶液との相溶体を、先の溶液
    と該相溶体との混合液の容積の和が別の所定容積
    になるまで充填し、ついで前記人工臓器のフイル
    ターを装着した開口部を開き、前記混合液中から
    過剰の溶液のみを重力により落下させ、人工臓器
    外に排出することによつて吸着剤を高い濃度の相
    溶体として人工臓器内に沈降させたのち、前記人
    工臓器から計量用補助容器を取り外すことからな
    る人工臓器の吸着剤充填方法。
JP62194839A 1987-08-04 1987-08-04 Method for filling artificial organ with adsorbent Granted JPS6437960A (en)

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JP62194839A JPS6437960A (en) 1987-08-04 1987-08-04 Method for filling artificial organ with adsorbent

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JP62194839A JPS6437960A (en) 1987-08-04 1987-08-04 Method for filling artificial organ with adsorbent

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Publication Number Publication Date
JPS6437960A JPS6437960A (en) 1989-02-08
JPH0572224B2 true JPH0572224B2 (ja) 1993-10-08

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JP62194839A Granted JPS6437960A (en) 1987-08-04 1987-08-04 Method for filling artificial organ with adsorbent

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519445Y2 (ja) * 1990-01-24 1996-12-04 東芝エンジニアリング株式会社 電動ー油圧式調速装置

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
AFFINITY CHROMATOGRAPHY PRINCIPLES&METHODS=1982 *
GEL FILT RATION THEORY AND PRACTICE=1981 *
GEL FILTRATION THEORY AND PRACTICE=1985 *

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JPS6437960A (en) 1989-02-08

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