JPH05721U - オゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置

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JPH05721U
JPH05721U JP7554491U JP7554491U JPH05721U JP H05721 U JPH05721 U JP H05721U JP 7554491 U JP7554491 U JP 7554491U JP 7554491 U JP7554491 U JP 7554491U JP H05721 U JPH05721 U JP H05721U
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貴清 芹澤
昭 岡村
一郎 山本
博 山岡
忍 大野
荘 都築
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オーシーエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高濃度のオゾンを効率良く発生させることを
目的とする。 【構成】 吸気口2及び排気口3を有するケーシング1
内に固定電極9と該固定電極9に放電用の空隙部8を介
して回転電極7が対面して設けられ且つ前記吸気口2か
ら吸入されたエアが排気口3から外部に排気されるオゾ
ン発生装置に於いて、前記固定電極9と回転電極7とが
夫々板状体で構成されてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオゾン発生装置、さらに詳しくは放電作用によってオゾンを生成させ ることができるオゾン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種オゾン発生装置としては、例えば所謂二重円筒型のものや本件出 願人による実開平2−69939号公報所載の考案(回転電極型)のものが存在 する。
【0003】 即ち、前者のものは、図4に示すように吸気口2aと排気口3aとを有する円 筒状のケーシング1a内の軸長方向に、円柱状の回転電極7aを軸20を介して 回転自在に設け、且つこの回転電極7aに相対面させて固定電極9aを設けたも のである。
【0004】 また、後者のものは、図5の如くモーター4bの回転軸5bに設けられた回転 電極7bを一方の電極とし、この回転電極7bの内側に誘電体21を被覆した固 定電極9bを設け、両電極間に放電場を形成してオゾンを継続的に発生及び送給 し得るように構成したものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般にこの種オゾン発生装置に於いて、高濃度(約3000〜40 00ppm)のオゾンを得るには供給電流を増大させればよいが、この電流の増 大に伴い各電極7a,9a…が過剰に加熱されるために、長時間の連続運転には 適さず、結果的にはオゾンの発生効率を低下せしめるという不都合があった。
【0006】 従って、例えば前者のものにあっては、回転電極7aを中空状にしたり固定電 極9aを二重構造にして、これらに空気を流通せしめる等の手段を別途設けなけ ればならず、装置自体の構成が極めて複雑になったり大型化してコストが著しく 嵩むという致命的な問題点を有していたのである。
【0007】 また、オゾンの発生効率は両電極間の空隙幅に大きく影響されるのであるが、 これらの加工誤差等に起因して両電極7a,9aに芯ずれが発生し易く、前者の ものは両電極7a,9aが円筒或いは円柱状に形成されてなるため、その運転時 に於いて前記空隙幅に大小のバラツキ、即ち空隙幅が常に小さい所と常に大きな 所が生じる結果、オゾンの発生効率を著しく低下せしめるという難点があり、ま たこれを加工修正することは非常に煩雑なものであった。
【0008】 一方、後者のものは、電流の流れる経路をできるだけ短くしてモーター4bの 軸受(図示せず)等に電触が発生しないように、カーボン等からなる接触子17 bを回転電極7bに直接接触させてなるため、接触子17bの摩耗により生じた その粉末が回転電極7bに付着することとなる。しかるに、かかる粉末は導電体 であるために、これが付着した回転電極7bの部位に於いて放電が集中して行わ れる結果、局部加熱が生じ、よってオゾンの発生効率の低下や回転電極7bを被 覆する誘電体21の寿命を短命化せしめるという大なる問題点を有していたので ある。
【0009】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 高濃度のオゾンを効率良く発生させることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために、本考案は吸気口2及び排気口3を有するケ ーシング1内に固定電極9と該固定電極9に放電用の空隙部8を介して回転電極 7が対面して設けられ且つ前記吸気口2から吸入されたエアが排気口3から外部 に排気されるオゾン発生装置に於いて、前記固定電極9と回転電極7とが夫々板 状体で構成されてなるオゾン発生装置である。
【0010】
【作用】
従って、上記構成を特徴とするオゾン発生装置に於いては、回転電極7及び固 定電極9に一定電圧を印加して該両者間の空隙部8で放電を行わせた状態で、ケ ーシング1の吸気口2からエアを供給すると、該エアが空隙部8の放電場を通過 する際にオゾンが生成され、かかるオゾンは回転電極7の回転によりケーシング 1の排気口3から排気されることとなる。
【0011】 この場合に於いて、両電極7,9は板状体からなるために、たとえこれら電極 7,9の加工誤差等により両者間の平行度が保てずに空隙部8の幅が不均一とな っても、回転電極7は回転するために、この幅が結果的には均一化されることと なり、放電とエアの流れが交互に行われてオゾン発生効率を低下せしめることは ない。
【0012】 また、回転電極7の回転により空隙部8を通過するエアの粘性により渦が発生 し乱流となるために、両電極7,9の熱交換が促進されて冷却効果が得られる結 果、各電極7,9の電流を増大せしめてもその発熱を抑制できて高濃度のオゾン が得られるのである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。
【0014】 図1及び図2に於いて、1は吸気口2及び排気口3とを有するケーシングを示 し、該ケーシング1内にはモーター4の回転軸5にボス6を介して取付けられた 円板状の回転電極7と、該回転電極7に約0.5〜2mm程度の幅を有する空隙 部8を介して略矩形状の固定電極9が対面するように設けられている。
【0015】 10は固定電極9の外側表面に設けられたシリコン樹脂等の絶縁材からなる誘 電体で、11は固定電極9の背面側に突設した放熱用のフィンである。12はケ ーシング1内からのオゾンの漏洩を防止すべくモーター4の回転軸5に装着され たシール用のU字型シールで、その離脱はシール押え13により図られている。
【0016】 14はモーター4の背面部に突設したブラシケースで、該ブラシケース14内 にはカーボンブラシ17が挿着され、該カーボンブラシ17はブラシケース14 の先端に螺合したビス15によりバネ16を介して一定の押圧力を受けている。 18は固定電極9とビス15とに配線ケーブル19を介して接続されたトランス を示す。
【0017】 本考案に係るオゾン発生装置は以上のような構成からなり、次にこれを使用し てオゾンを生成する場合について説明する。
【0018】 先ず、モーター4を始動して回転電極7を回転させると共に、ケーシング1の 吸気口2からエア(酸素)を供給する。そして、トランス18により固定電極9 と、ビス15,カーボンブラシ17,回転軸5を介して回転電極7とに所定電圧 を印加して両電極7,9の相互間に放電を生じさせておけば、空隙部8を通過す るエアがオゾンとして生成され、これが回転電極7の回転によりケーシング1の 排気口3から排気されることとなる。
【0019】 この場合に於いて、たとえ回転電極7及び固定電極9の表面部に加工誤差等に より、両者間の平行度が保てずに空隙部8の幅が不均一となっても、図3の如く モーター4の回転軸5を回転中心とする回転電極7の回転により空隙部8の幅の 均一化、即ち空隙部8の幅の狭いLの地点では放電が行われオゾンが生成され 、空隙部8の幅の広いLの地点では放電は行われずにオゾンが通過して全体的 には平均してオゾンを生成できることとなる。
【0020】 また、回転電極7の回転により空隙部8を通過するエアの粘性により渦が発生 し乱流となるために、両電極7,9との熱交換が促進されて該電極7,9の冷却 が図れるという利点がある。その結果、両電極7,9が異常に加熱するようなこ ともなく常時良好な状態で行えることとなり、よって高濃度のオゾンを生成でき るのである。
【0021】 さらに、回転電極7にはカーボンブラシ17により回転軸5を介して電流が供 給されることとなるが、該カーボンブラシ17はケーシング1の外部に設けたブ ラシケース14内に挿着されてなるため、カーボンブラシ17の摩耗により生じ たその粉末がケーシング1内に侵入して回転電極7等に付着するようなことはな く、また電流はモーター4の回転軸5のみを流れて該回転軸5の軸受(図示せず )に電触を生ぜしめる不都合もないのである。
【0022】 さらに、回転電極7及び固定電極9は夫々板状体で構成してなるために、装置 全体としても小型化が図れると共に、安価に製作できる利点もある。
【0023】 尚、上記実施例に於いては、回転電極7を略円板状に形成すると共に、固定電 極9を略矩形板状に形成してなるが、これら両者の具体的な形状は問わず、要は 板状体にて構成されればよい。
【0024】 また、該実施例では固定電極9の背面部に放熱用のフィン11を設けたが、こ れは必ずしも設けなくてもよく、必要に応じて設ければよい。
【0025】 さらに、空隙部8の幅は極力狭くすることが望ましいが、具体的な空隙幅は限 定されるものではない。
【0026】 その他、ケーシング1の形状等の具体的な構成も本考案の意図する範囲内に於 いて任意に設計変更自在である。
【0027】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案は回転電極及び固定電極が夫々板状体で構成されてなるた めに、これらの表面部に加工誤差により、両者間の平行度が保てずに空隙部の幅 が不均一となっても、回転電極の回転により空隙部の幅の均一化が図れることと なり、よって従来の如く局部的に加熱が生じるという不都合はなく、全体的には 平均してオゾンを効率良く生成することが可能になるという格別の効果を得るに 至った。
【0028】 また、回転電極の回転により空隙部を通過するエアの粘性により渦が発生して 乱流が生じるために、該回転電極と固定電極との熱交換が促進されて冷却効果が 得られる結果、各電極の電流を増大せしめても異常加熱が生じるような不都合も なく、高濃度のオゾンを連続的に発生させ得ることとなる。従って、従来のよう に別途煩雑な冷却手段は必要がなくなって、装置自体の構成が簡易になり且つ安 価に製作できるという実用的な効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例を示すオゾン発生装置の
断面図。
【図2】本考案に係る一実施例を示すオゾン発生装置の
斜視図。
【図3】(イ)及び(ロ)は回転電極と固定電極との作
動状態を示す要部拡大正面図。
【図4】従来例を示す二重円筒型のオゾン発生装置の断
面図。
【図5】他の従来例を示す回転電極型のオゾン発生装置
の断面図。
【符号の説明】
1…ケーシング 2…吸気口 3…排気口 5…回転軸 7…回転電極 8…空隙部 9…固定電極 11…フィン 17…接触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大野 忍 堺市三原台2丁7番1棟−240号 (72)考案者 都築 荘 枚方市岡南町5番18−35号

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口2及び排気口3を有するケーシン
    グ1内に固定電極9と該固定電極9に放電用の空隙部8
    を介して回転電極7が対面して設けられ且つ前記吸気口
    2から吸入されたエアが排気口3から外部に排気される
    オゾン発生装置に於いて、前記固定電極9と回転電極7
    とが夫々板状体で構成されてなることを特徴とするオゾ
    ン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング1の外部に突出させた回
    転電極7の回転軸5に接触子17を接触せしめて該回転
    軸5を介して前記回転電極7に電圧を印加する構成にし
    てなる請求項1記載のオゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記固定電極9の背面部に放熱用のフィ
    ン11が設けられてなる請求項1又は2記載のオゾン発
    生装置。
JP1991075544U 1991-06-14 1991-06-14 オゾン発生装置 Expired - Lifetime JPH0745539Y2 (ja)

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JP1991075544U JPH0745539Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 オゾン発生装置

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JPH05721U true JPH05721U (ja) 1993-01-08
JPH0745539Y2 JPH0745539Y2 (ja) 1995-10-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63134503A (ja) * 1986-11-25 1988-06-07 Inparu:Kk 回転式オゾン発生装置
JPH01177241U (ja) * 1988-05-30 1989-12-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63134503A (ja) * 1986-11-25 1988-06-07 Inparu:Kk 回転式オゾン発生装置
JPH01177241U (ja) * 1988-05-30 1989-12-18

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JPH0745539Y2 (ja) 1995-10-18

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