JPH057216U - 止血用パツト - Google Patents

止血用パツト

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JPH057216U
JPH057216U JP6075791U JP6075791U JPH057216U JP H057216 U JPH057216 U JP H057216U JP 6075791 U JP6075791 U JP 6075791U JP 6075791 U JP6075791 U JP 6075791U JP H057216 U JPH057216 U JP H057216U
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JP
Japan
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pad
silicone gel
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hemostasis
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JP6075791U
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正 東都
博信 小浜
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Fuji Systems Corp
Kanae Corp
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Fuji Systems Corp
Kanae Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主に透析用血管留置針抜去による出血を防止
するもので、従来の指触圧法による出血防止の作業が全
く不要となり、止血効果が大きくて医療作業の合理化を
図ることができる止血用パットを提供すること。 【構成】 透明なプラスチックフィルムによって下端開
口のドーム状に形成され、内部にシリコーンゲル3を充
填したパット本体2の下端開口部が、該開口部を覆うよ
うに配置されたプラスチックシート13に固着されたプラ
スチックフィルム6に切目9によって離脱可能に接続さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に透析用血管留置針抜去による出血を防止する止血用パットに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
血管留置針の抜去時、抜去痕から血管内の血液が飛び散ることがある。そのた め、従来は医師、看護婦が患者による個人差あるも10〜20分位、指触圧にて抜去 痕を押さえ出血を止めていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような指触圧法の場合、医師、看護婦の医療作業がその間にできず、後続 の医療作業が遅れてしまう。また指触圧という経験からくる勘に頼るため、時に は出血がうまく止まらず、作業が長引いてしまうという問題点もあった。
【0004】 この考案は、前記のような従来の問題点を排除し、指触圧法による出血防止の 作業が全く不要となり、止血効果が大きくて医療作業の合理化を図ることができ る止血用パットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案の止血用パットは、透明なプラスチックフ ィルムによって下端開口のドーム状に形成され、内部にシリコーンゲルを充填し たパット本体の下端開口部が、該開口部を覆うように配置されたプラスチックシ ートに切目によって離脱可能に接続されている。シリコーンゲルは付加型の透明 ゲルとなっている。パット本体の下端開口部には外向きの環状フランジが連設さ れ、該フランジの一部にはパット本体をプラスチックシートから離脱させる際に つまむつまみ部が設けられている。つまみ部の下面には注射針の先端部がパット 本体内のシリコーンゲルの中に入り易くするための溝部が設けられている。
【0006】
【作用】
使用に際しては、まずパット本体の下端開口部を切目に沿って切り離し、パッ ト本体をプラスチックシートから離脱させる。次に、この離脱したパット本体を 充填されたシリコーンゲルごと止血すべき血管留置針のある位置へ持っていき、 該注射針の抜去部をシリコーンゲルで覆うように上から押しつける。次に、絆創 膏など止め具によりパット本体をしっかりと補助固定する。しかる後に注射針を 抜去するが、抜去痕は抜去とともにパット本体内のシリコーンゲルによって塞が れ、抜去痕からの出血は確実に防止される。
【0007】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す平面図、図2はその側面図、図3は図1のA 部の拡大平面図、図4は図1のB−B線に沿う拡大断面図である。図1において 1は止血用パットで、透明なプラスチックフィルムによって下端開口のドーム状 に形成されたパット本体2を複数個(図面では6個)具えている。パット本体2 を形成するプラスチックフィルムとしてはポリオレフィン系フィルムによる真空 成型可能な100〜200ミクロン厚みの柔軟性があり溶出物などを含まない複合フィ ルムが好ましい。この複合フィルムの例としては特に図示省略したが、例えば厚 さが50ミクロンのポリエチレン、100ミクロンのポリプロピレン、50ミクロンの ポリエチレンを重ね合わせた重合体が考えられる。パット本体2内にはシリコー ンゲル3が充填されている。このシリコーンゲルは付加型の透明ゲルとなってい る。
【0008】 パット本体2の下端開口部には外向きの環状フランジ5が連設され、該フラン ジの一部にはパット本体2を透明プラスチックフィルム6から離脱させる際につ まむ半円形のつまみ部7が一体に設けられている。つまみ部7のフランジ5側の 下面には血管留置の注射針の先端部がパット本体2内のシリコーンゲル3の中に 入り易くするための溝部8が設けられている。そしてフランジ5とつまみ部7の 外周に沿う線が切目9になっており、この切目を介してパット本体2がプラスチ ックフィルム6から離脱されるようになっている。
【0009】 プラスチックフィルム6の切目9のある部分は非固着部10となっており、それ 以外の図1で横細線で示す部分はシールされた固着部11となっている。そしてこ の固着部11が透明な方形プラスチックシート13の上に固着されている。したがっ て、離脱される前のパット本体2内のシリコーンゲル3の下端開口側の面はプラ スチックシート13の上面と接触した状態となっている。
【0010】 使用に際しては、まず図1の離脱前の状態から使用しようとする任意のパット 本体2のつまみ部7を指でつまんで持ち上げ、パット本体2を切目9に沿って切 り離し、パット本体2をプラスチックフィルム6から離脱させる。次に、この離 脱したパット本体2を充填されたシリコーンゲル3ごと例えば図5に示すように 止血すべき血管留置針15のある位置へ持っていき、該注射針の先端部が溝部8に 位置するようにして抜去部16をシリコーンゲル3のほぼ中央部で覆うように上か ら押しつける。次に、絆創膏17をパット本体2の上から貼り、パット本体をしっ かりと補助固定する。しかる後に注射針15を抜去するが、抜去痕は抜去とともに パット本体2内のシリコーンゲル3によって塞がれ、抜去痕からの出血は確実に 防止される。
【0011】 前記においてシリコーンゲル3は皮膚に対して無刺激であり、長時間にわたり 皮膚に接触していても全く安全である。また、パット本体2をはじめ、シリコー ンゲル3等も透明となっているので、パット本体2の固定に際して注射針15の抜 去部16をシリコーンゲル3のほぼ中央部で覆うことが容易となり、出血防止効果 がさらに高くなる。
【0012】 前記実施例は好ましい一例を示したにすぎず、パット本体2をプラスチックシ ート13の上に何個設けようがその個数は任意である。またパット本体2の形状や 構造も図示のものに限定されることなく、この考案はその細部の設計は実施に際 し要旨を変えない範囲で適宜に変更しうるものである。
【0013】
【考案の効果】
請求項1の考案は前記のような構成からなるので、プラスチックシートから離 脱させたパット本体内のシリコーンゲルで注射針の抜去部を上から覆い、かつパ ット本体を絆創膏など止め具により補助固定するだけで、注射針を抜去した痕を シリコーンゲルによって塞ぎ、抜去痕からの出血を確実に防止することができる 。したがって、止血効果が大きくて医療作業の合理化を図ることが可能となる。 しかも従来の指触圧法のような出血防止作業が全く不要となるので、後続の医療 作業に迅速に取りかかることができるとともに、止血も確実性が増す。請求項2 の考案はシリコーンゲルが透明となっているので、パット本体の固定に際して注 射針の抜去部をシリコーンゲルのほぼ中央部で覆うことが容易となり、出血防止 効果がさらに高くなる。請求項3の考案はフランジがあるので、パット本体の固 定時に下端開口部が皮膚に当っても縁で当る場合に比し痛みを和らげることがで き、またつまみ部があるので、離脱を容易に行なうことができる。請求項4の考 案は溝部があるので、注射針をシリコーンゲルの中に入れ易く、止血効果がさら に高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】図1のA部の拡大平面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図5】作用説明図である。
【符号の説明】
1 止血用パット 2 パット本体 3 シリコーンゲル 5 環状フランジ 6 プラスチックフィルム 7 つまみ部 8 溝部 9 切目 13 プラスチックシート 15 注射針 17 絆創膏

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なプラスチックフィルムによって下
    端開口のドーム状に形成され、内部にシリコーンゲルを
    充填したパット本体の下端開口部が、該開口部を覆うよ
    うに配置されたプラスチックシートに切目によって離脱
    可能に接続されていることを特徴とする止血用パット。
  2. 【請求項2】 シリコーンゲルが付加型の透明ゲルとな
    っている請求項1記載の止血用パット。
  3. 【請求項3】 パット本体の下端開口部に外向きの環状
    フランジが連設され、該フランジの一部にパット本体を
    プラスチックシートから離脱させる際につまむつまみ部
    が設けられている請求項1又は2記載の止血用パット。
  4. 【請求項4】 つまみ部の下面に注射針の先端部がパッ
    ト本体内のシリコーンゲルの中に入り易くするための溝
    部が設けられている請求項3記載の止血用パット。
JP6075791U 1991-07-08 1991-07-08 止血用パット Expired - Lifetime JPH0730022Y2 (ja)

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JPH057216U true JPH057216U (ja) 1993-02-02
JPH0730022Y2 JPH0730022Y2 (ja) 1995-07-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196018A (ja) * 2007-04-20 2007-08-09 Nippon Zeon Co Ltd 止血用具
WO2012029383A1 (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 小津産業株式会社 圧迫止血綿及びその製造方法

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JPH0730022Y2 (ja) 1995-07-12

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