JPH0572113B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0572113B2
JPH0572113B2 JP58189579A JP18957983A JPH0572113B2 JP H0572113 B2 JPH0572113 B2 JP H0572113B2 JP 58189579 A JP58189579 A JP 58189579A JP 18957983 A JP18957983 A JP 18957983A JP H0572113 B2 JPH0572113 B2 JP H0572113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
groove
photoelectric conversion
conductive film
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58189579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6081875A (ja
Inventor
Shunpei Yamazaki
Kenji Ito
Satsuki Watabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP58189579A priority Critical patent/JPS6081875A/ja
Publication of JPS6081875A publication Critical patent/JPS6081875A/ja
Publication of JPH0572113B2 publication Critical patent/JPH0572113B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/042PV modules or arrays of single PV cells
    • H01L31/0445PV modules or arrays of single PV cells including thin film solar cells, e.g. single thin film a-Si, CIS or CdTe solar cells
    • H01L31/046PV modules composed of a plurality of thin film solar cells deposited on the same substrate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、PINまたはPN接合を少なくとも
1つ有するアモルフアス半導体を含む非単結晶半
導体が絶縁表面を有する基板上に設けられた光電
変換素子(単に素子ともいう)を複数個電気的に
直列接続して、高い電圧を発生せしめる光電変換
装置の連結部の作製方法に関する。
〔従来の技術〕
従来からレーザ光を用いた加工、即ちレーザス
クライブ方式を用いた集積化された光電変換装置
が知られている。
第1図に従来の光電変換装置の構造の代表的な
例を示す。第1図に示すように、隣会う光電変換
素子31と11との連結部において、透光性導電
膜37の露呈部66は20〜60μmの巾をコンタク
ト部の面積として必要としていた。なお、光電変
換素子というのは、光電変換装置の最小単位を指
すものであり、集積型の光電変換装置はこの光電
変換素子が複数集積化されることによつて構成さ
れる。
第1図に示す従来の構造において、第1のレー
ザスクライブにより第1の導電膜(37,39で
構成される)に設けられた開溝13と、さらに半
導体層3に形成される第2の開溝18とが重なる
場合、第1の開溝13の左端部14より第2の開
溝18の右端部が図面でいうと右側になり、その
間の距離65が負となる構造が知られている。
かかる構造においては、第2の開溝18をレー
ザスクライブによつて形成する際に、斜線領域6
9の半導体(一般にアモルフアス半導体で構成さ
れる)がレーザ光のエネルギーによつて導電性を
有する多結晶となつてしまう。
その結果、第1の素子31の第1の電極37
と、第2の素子11の第2の電極38とが、また
第2の素子11の第2の電極38と第2の素子の
第1の電極39とがシヨートしてしまう。さらに
加えて第2の開溝の作製に必要なレーザスクライ
ブでの走査(スキヤン)の揺らぎが±20μm一般
的には±10μmもあるため、第2の電極とのコン
タクトは66に示すごとく20〜60μmも露呈させ
なければならず、この場合、この第1の素子31
の第1の電極37の上端面66を意図的に残すた
めのレーザ光の出力調整がきわめて微妙になると
いう問題があつた。
結果として第1図に示す構造を実現する作製法
は、工業的にまつたく実用性のない製造方法でし
かなかつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記の従来における光電変換装置の作
製に際する問題を除去し、セルフアライン構造で
作製できる工業的に実用性の高い光電変換装置作
製法、特に光電変換素子の連結部の作製法を得る
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、絶縁表面を有する基板上に設けられ
た第1の電極と、該電極上に設けられたアモルフ
アス半導体と、該半導体上に設けられた第2の電
極とを有する光電変換素子を複数直列に連結した
光電変換装置の作製方法であつて、絶縁表面を有
する基板上に第1の導電膜を形成する工程と、前
記第1の導電膜を複数の第1の電極に分離形成す
る工程と、PNまたはPIN接合を少なくとも有す
るアモルフアス半導体を形成する工程と、前記第
1の開溝に充填されたアモルフアス半導体をレー
ザアニールしないよう前記第1の開溝との間に前
記第1の導電膜を凸状に残存せしめて第2の開溝
をレーザ光の照射によつて形成するとともに前記
第2の開溝部において前記第1の電極の側面およ
び上端部を露呈せしめる工程と、第2の導電膜を
形成し、前記第2の開溝において、前記第2の導
電膜と前記第1の電極の側面および上端部とを接
続する工程と、前記第2の導電膜を前記複数の第
1の電極に対応させて複数の第2の電極に分離形
成する工程とを有することを、その要旨とするも
のである。
この発明は、第1および第2の光電変換素子の
電気的連結を行う第2の開溝を形成する際に、少
なくともPNまたはPIN接合を有する非単結晶半
導体とその下に予め設けられている第1の電極と
を同時にレーザスクライブにより除去して形成す
ることを特徴とする。
上記レーザスクライブによつて、露呈された第
1の素子の第1の電極の側面、および第1の電極
の上端部(上端面または平端部ともいう)のコン
タクトに第2の素子の第2の電極を連結して直列
接続を行うものである。
第1の電極の上端部が露呈するのは、レーザス
クライブの際の非単結晶半導体と透光性導電膜と
のスクライブされる程度(耐熱性、飛散性)の差
に起因するものである。
これは、第1の電極を構成する透光性導電膜と
該透光性導電膜上の非単結晶半導体に対し、同時
にレーザスクライブを行い開溝を形成すると、開
溝が2段階に形成されること、即ち非単結晶半導
体に形成される開溝の巾よりその下の透光性導電
膜に形成される開溝の巾の方が小さく、結果とし
て、透光性導電膜の厚さ以上の巾を有する平坦部
が透光性導電膜上端部に形成される、という実験
事実を利用したものである。
上記のレーザスクライブ方法を用いることによ
つて、透光性導電膜の上端部をセルフアライン
(自己整合的)に開溝部において露呈せしめるこ
とができ、冗長(余裕)度をもたせたことができ
るものである。
そして、隣合つた光電変換素子間の第1の電極
(下側)と他の素子の第2の電極(上側電極)と
が、第2の電極より延在したリード(連結部)に
より第1の電極とその側面および上端面よりなる
コンタクトにおいて電気的に連結することによ
り、スクライブラインの開溝の位置に冗長度を持
たせることができるものである。
また、この第2の開溝を第1の電極を構成する
第1の開溝よりも第1の素子の第1の電極の内部
に入り込ませて設けることによつて、第1および
第2の開溝の間に第1の電極材料の一部を凸部を
有して残存せしめたものである。この凸部は、第
1の開溝に充填された絶縁性を有する半導体がレ
ーザスクライブによつて、多結晶化してしまうの
を防止する機能を有している。
この凸部により、第1の素子、第2の素子のそ
れぞれの第1の電極間の電気的アイソレイシヨン
および第2の素子の第1および第2の電極間での
電気的シヨート(導電性を有するレーザ・アニー
ルで作られた多結晶に起因する)を防止すること
ができる。
さらに、第1の素子の第1の電極を構成する透
光性導電膜の側面および上端部とよりなるコンタ
クトに密接せしめて第2の素子の第2の電極を延
在させることにより、連結部でのコンタクトに必
要な表面積(接触面積)を増加させ、同時に1
Ω/cm(1cmの巾あたり1Ω)以下のコンタクト
抵抗とすることができる。
さらに第2の開溝を、第1の素子の第1の電極
位置上に設けることにより、レーザスクライブの
走査の際の揺らぎ(±20μmを有する)に起因す
る第1の光電変換素子の第1の電極と第2の光電
変換素子の第1の電極とのシヨートを防ぐ構造が
実現できるものである。
以下に図面に従つて本発明の実施例の詳細を示
す。
〔実施例〕
第2図は本発明の実施例である光電変換装置の
製造工程を示す縦断面図である。
第2図Aにおいて、絶縁表面を有する基板例え
ば透光性基板1(本実施例では、ガラス板(例え
ば厚さ1.2mm、長さ(図面では左右方向)60cm、
巾20cm)を用いた)の上面全面にわたつて透光性
導電膜2としてITO(約1500Å)+SnO2(200〜400
Å)、またはハロゲン元素が添加された酸化スズ
を主成分とする透光性導電膜(1500〜2000Å)を
真空蒸着法、LP CVD法、プラズマCVD法また
はスプレー法により形成させた。
この後この基板1の下側または上側より、
YAGレーザ加工機(日本レーザ製)によりレー
ザ光を出力0.5〜2W出力で加えて第1の開溝13
を形成した。
この第1の開溝の形成の際には、レーザー光の
スポツト径を30〜70μmφ代表的には50μmφと
し、マイクロ・コンピユータにより制御して照射
した。
この第1の開溝13によつて、各素子領域
((5)、(31)、(11))に第1の電極2を作製した。
レーザスクライブにより形成された開溝13は
巾約50μm、長さ20cmとし、第1の電極それぞれ
を完全に切断分離して形成した。
さらにこの上面をハロゲン元素を含む気体また
は液体に浸し、低級酸化物を除去した。このハロ
ゲン元素を含む気体としては、CF、Br、CFHF、
SiFを用い、電磁エネルギーを用いたプラズマ・
エツチを行つた。
液体を用いる場合には、1/10HF(水で40%HF
を10倍に希釈)溶液に30秒〜1分浸すことによつ
て低級酸化物のエツチングを行なつた。
かくして第1の素子31および第2の素子11
を構成する巾は10〜20mmとした。その間の開溝は
20〜70μm例えば50μmとしてそれぞれを完全に
アイソレイシヨンさせた。
以上のレーザスクライブ方式により、第1の電
極を構成する透光性導電膜2を切断分離する開溝
(例えば13)を形成した。
この後この上面にプラズマCVD法、光CVD法
またはLP CVD法によりPNまたはPIN接合を有
する非単結晶半導体層3を0.2〜1.0μm代表的に
は0.4〜0.5μmの厚さに形成させた。その代表例
はP型半導体(SixC1-x x=0.8 50〜150Å)−
I型アモルフアスまたはセミアモルフアスのシリ
コン半導体(0.4〜0.5μm)−N型の微結晶(100
〜200Å)を有する半導体よりなる1つのPIN接
合を有する非単結晶半導体、またはP型(Six
C1-x)−I型、N型、P型Si半導体−I型Six
Ge1-x)半導体−N型SiまたはSixC1-x)(0<x
<1)の半導体よりなる2つのPIN接合と1つの
PN接合を有するタンデム型のPINPIN…PIN接
合の半導体である。
かかる非単結晶半導体3を第1の開溝および素
子領域の全面にわたつて均一の膜厚で形成させ
た。さらに第2図Bに示されるごとく、第1の開
溝13の左方向側に第2のレーザスクライブによ
り、第2の開溝18を50μmの巾に50〜300μmの
距離を第1の開溝13から離して、すなわち第1
の開溝13から50〜300μmの距離第1の光電変
換素子31の内部に入り込ませて形成した。
第2の開溝18は第1の電極の側面8,9およ
び上端面6を露呈させた。また、同時に第2の開
溝18と第1の開溝13との間に透光性導電膜の
一部を凸部16として残存させた。
上記第2の開溝18を形成するに際して、第1
の電極2の上端面6を露光させることに関して以
下、第3図並びに第4図を用いて説明する。
第3図は、第2図に示す第2の開溝18部分の
拡大図であり、第4図はレーザ光の照射条件(走
査スピード)と第1の電極である透光性導電膜の
上端面にできる平坦部の巾との関係を示したもの
である。
第3図Aにおいて、第2の開溝18は透光性導
電膜2の端面8,9に加えて、平端面(上端部)
6を存在させコンタクトを構成させている。
第3図Bは、この平端部6の上面図を第3図C
に示した走査電子顕微鏡写真(SEM写真)(倍率
4000倍、加速電圧10KV)に対応して示してい
る。第3図B,Cにおいて、70は基板ガラス1
に生じたクラツク、71はレーザスクライブによ
り生じた開溝周辺部の残存物、6は導電膜の平坦
部である。
この平端部は非単結晶珪素導電膜に比べて透光
性導電膜がレーザ光に対し4倍も強く、スクライ
ブされにくいという性質によるものであり、セル
フアライン的に形成されたものである。
この特性を利用することが側面のみならず上端
部6をも第2の開溝の形成と同時に作製できる理
由である。
そして、平坦部6をコンタクトとして利用する
ことにより、連結部における実質的な接触抵抗を
側面のみの場合の1.5Ω/cmより0.3〜1Ω/cmに
まで下げることができた。
第4図は、第2の開溝を形成するためのレーザ
スクライブを行つた際に形成される第3図Aの6
で示される上端部の巾と、レーザスクライブの際
の走査スピードとの関係を示したものである。
なお、レーザスクライブの条件は、周波数30K
Hz、出力1.1W、光径50μm、レーザ光の走査スピ
ードは60cm/分〜240cm/分である。
この走査スピードを可変した場合の速度が60
cm/分以上を有すると、被膜の厚さ以上に平坦部
の巾を作ることができた。即ちより走査スピード
を高速とすることにより、この巾も大きくとるこ
とができ、その分接触面積を大きくすることがで
きるので、結果として接触抵抗を少なくすること
ができた。
なお、第3図Cに示すのは、第4図における走
査スピードが120cm/分の場合におけるものであ
る。
しかし、平坦部6の巾が5μm以上あると、集
積化にとつては巾が広く成りすぎ、実効面積の減
少を生じてしまいかえつて不都合となる。
以上のように、透光性導電膜2と半導体3とが
ともに基板上を覆つている被加工物に対し、その
上面にレーザ光を照射すると、そのレーザ光の出
力、走査スピードに従つて、透光性導電膜2の膜
厚以上の巾を有する平坦部6を作ることができ
た。
またこの平坦部は第3図CのSEM写真より明
らかなように、半導体とその下の透光性導電膜と
を同時に1回のレーザスクライブを行うことによ
り同時的に即ちセルフアライン的に作られるた
め、その巾の揺らぎも、±0.5μmでおさえること
ができた。
また、第3図Aにおいて、基板1上の透光性導
電膜2に第1の開溝13が設けられ、さらにその
左端部14より第2の開溝18の右端部9は左側
に位置し、その間の距離15は正となつている
(図面では約50μmを有している)。この結果、第
1の素子の第1の電極37(厚さ0.2μm)と同一
材料で構成された凸部16が残存している。
この凸部の存在は重要である。即ち、第2の開
溝18を形成させるに際し、アモルフアス珪素3
はレーザアニールにより斜線領域(69)が多結晶
化され、導電性となつてしまう。しかしこの凸部
の存在により、第1の開溝13に充填された基板
近傍のアモルフアス半導体は多結晶化されず、絶
縁性を有せしめることができる。即ち、この凸部
が残存すると、第1の開溝に充填された半導体の
基板との界面近傍に導電性多結晶半導体領域が作
られることがなく、その結果第2の開溝を形成す
ることにより、第2の素子11の第1および第2
の導電膜39,38が互いにシヨートすることが
ない、という効果を得ることができる。
上記の第2の開溝18を形成した後、全体を1/
10HFに30秒〜1分浸して表面の低級酸化珪素を
除去せしめてコンタクト抵抗を1Ω/cm以下にさ
せた。
本実施例においては、従来のように第1の電極
の表面14(第1図参照)を露呈させるのではな
く、第1の電極にもレーザ光によつて開溝を形成
するので、レーザ光が1.5〜5Wと多少強すぎてし
まつても何等の支障がない。即ちレーザ光の出力
パルスの強さに余裕を与えることができるという
工業的応用の際の有用性を有する。
以上のごとくにして隣合う光電変換素子同士の
連結部を構成する第2の開溝を作製した。
さらに第2図において、この上面に第2図Cに
示されるごとく、裏面の第2の電極4を形成し、
さらに第3のレーザスクライブ法によつて、切断
分離用の第3の開溝20を設けた。
この第2の電極はレーザ光を用いることなくマ
スク端にて作製してもよい。
この第2の電極4は透光性導電膜を500〜1400
Åの厚さにITO(酸化インジユーム・スズ)によ
り形成し、さらにその上面に反射性金属の銀を
300〜3000Åの厚さに形成し、さらにその上面に
アルミニユーム、銅、ニツケルまたはクロムとの
2層膜を形成させたものである。本実施例では
ITOを1050Å、銀を1000Å、さらに銅を1500Åの
3層構造とした。
このITOと銀は裏面側での入射光10の反射を
促し、600〜800nmの長波長光を有効に光電変換
させるためのものである。
さらにこのITOは連結部において第1の光電変
換素子31の第1の電極37とのコンタクト6,
8に直接密接する。即ち透光性導電膜の酸化物導
電膜37と他の酸化物導電膜38とが互いに密接
してコンタクトを側面および上端部において構成
する。このため、このコンタクト部において酸化
物絶縁物が形成されることがなく、信頼性上きわ
めて好ましいものであつた。
これらは電子ビーム蒸着法またはプラズマ
CVD法を用いて半導体層を劣化させない300℃以
下の温度で形成させた。
また、銀の下側にチタンを10〜30Åの厚さに形
成し、銀とITOとの密着性を向上させることは有
効である。
このITOは半導体3と裏面電極4との化学反応
による信頼性低下の防止、即ち信頼性の向上にも
役立つている。
かくのごとき裏面電極(第2の電極)に対し、
レーザ光を上方より照射して第2の電極を切断分
離または酸化絶縁物に変成して第3の開溝20
(巾50μm)を形成した。
このレーザ光は半導体特に上面に密接するNま
たはP型の半導体層を40のように少しねぐりだ
し、隣合つた第1の素子31と第2の素子11と
の間の開溝部での残存金属または導電性半導体に
よるクロストーク(リーク電流)の発生を防止す
る構成とした。
もちろん第2の電極の開溝部を形成するのにス
クリーン印刷法を用いるのでもよい。
かくして第2図Cに示されるごとく、複数の素
子31,11を連結部12で直列接続する光電変
換装置を作ることができた。
第2図Dはさらに本発明を光電変換装置として
完成させんとしたものであり、即ちパツシベイシ
ヨン膜としてプラズマ気相法により窒化珪素膜2
1を500〜2000Åの厚さに形成させ、各素子間の
リーク電流の発生を防ぐ構成としたものである。
さらに外部引き出し端子を周辺部にて設け、こ
れらにポリイミド、ポリアミド、カプトンまたは
エポキシ等の有機樹脂22を充填した。
かくして照射光10に対し、この実施例のごと
き基板(60cm×20cm)において各素子を巾14.35
mm、連結部の巾150μm、外部引出しし電極部の
巾10mm、周辺部4mmにより、有効面積(192mm×
18.35mm×32段1106cm2即ち92.2%)を得ることが
できた。その結果、セグメント(各光電変換素
子)が10.3%の変換効率を有する場合、パネルに
て9.95%(AM1(100mW/cm2)の変換効率を実
現でき、光電変換装置として、10.4Wの出力電力
を有せしめることができた。
またさらにこのパネルを例えば40cm×20cm、60
mm×20cmまたは40cm×120cmを6ケ、4ケまた1
ケを直列にアルミサツシまたは炭素繊維枠内に組
み合わせることによりパッケージさせ、120cm×
40cmのNEDO規格の大電力用のパネルを設ける
ことが可能である。
またこのNEDO規格のパネルはシーフレツク
スにより他のガラス板を本発明の光電変換装置の
反射面側(図面では上側)にはりあわせて合わせ
ガラスとし、その間に光電変換装置を配置し、風
圧、雨等に対し機械強度の増加を図ることも有効
である。
第2図〜第4図において光入射は下側のガラス
板よりとした。しかし本発明はその光の入射側を
上側より照射し、上側電極は透光性ITOとし、基
板には可曲性プラスチツク絶縁基板または金属上
に絶縁膜(アルミニユーム上にアルミナ膜が形成
された基板)が設けられた基板を用いることも同
様に可能である。
〔発明の効果〕
以上の実施例において明らかなように、本発明
を用いることにより、高信頼性を有する隣合う光
電変換素子を連結する連結部を作製することがで
き、レーザスクライブ法を用いた高性能、高信頼
性を有する光電変換装置を得ることができた。
特に、連結部を構成する第2の開溝を形成する
際に、第1の開溝との間に第1の導電膜を凸状に
残存させ、第1の開溝部分において、非単結晶畔
導体が第2の開溝の形成の際にレーザ光により多
結晶化しないようにしたことは、光電変換素子
間、あるいは第1、第2の電極間のアイソレーシ
ヨンを確保する上で重要であつた。
またさらに、連結部の高信頼性を保証する開溝
の形成をレーザスクライブにより自己整合的に行
なうことができ、そこでの接触抵抗を1Ω/cm
(1cmあたり1Ω)以下にすることができた。
さらに連結部においては、実質的に電極同士を
連結させる表面積大きくできたので、連結部(コ
ンタクト部)の必要面積(上または下から見た投
影面積)を従来方法に比べて1/10以下に十分少な
くさせることができた。その結果、パネルの有効
面積の向上に役立つことができた。
以上はYAGレーザのスポツト径をその出力0.5
〜3W(30μm)(1〜5W(50μm)で用いた場合で
あるが、さらにそのスポツト径を技術思想におい
て小さくすることにより、この連結部をより小さ
く、ひいては光電変換装置としての有効面積をよ
り向上させることができることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光電変換装置の連結部の概要を
示すものである。第2図は実施例の光電変換装置
の製造工程を示す縦断面図である。第3図は実施
例の第2の開溝部の拡大図である。第4図は平端
部の巾とレーザ光の走査スピードとの関係を示す
ものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絶縁表面を有する基板上に設けられた第1の
    電極と、該電極上に設けられたアモルフアス半導
    体と、該半導体上に設けられた第2の電極とを有
    する光電変換素子を複数直列に連結した光電変換
    装置の作製方法であつて、 絶縁表面を有する基板上に第1の導電膜を形成
    する工程と、前記第1の導電膜を複数の第1の電
    極に分離形成する工程と、PNまたはPIN接合を
    少なくとも有するアモルフアス半導体を形成する
    工程と、前記第1の開溝に充填されたアモルフア
    ス半導体をレーザアニールしないよう前記第1の
    開溝との間に前記第1の導電膜を凸状に残存せし
    めて第2の開溝をレーザ光の照射によつて形成す
    るとともに前記第2の開溝部において前記第1の
    電極の側面および上端部を露呈せしめる工程と、
    第2の導電膜を形成し、前記第2の開溝におい
    て、前記第2の導電膜と前記第1の電極の側面お
    よび上端部とを接続する工程と、前記第2の導電
    膜を前記複数の第1の電極に対応させて複数の第
    2の電極に分離形成する工程とを有することを特
    徴とする光電変換装置作製方法。
JP58189579A 1983-10-11 1983-10-11 光電変換装置作製方法 Granted JPS6081875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58189579A JPS6081875A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 光電変換装置作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58189579A JPS6081875A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 光電変換装置作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6081875A JPS6081875A (ja) 1985-05-09
JPH0572113B2 true JPH0572113B2 (ja) 1993-10-08

Family

ID=16243688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58189579A Granted JPS6081875A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 光電変換装置作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6081875A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3265718B2 (ja) * 1993-06-23 2002-03-18 株式会社日立製作所 Si転写マスク、及び、Si転写マスクの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753986A (ja) * 1980-07-25 1982-03-31 Eastman Kodak Co

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753986A (ja) * 1980-07-25 1982-03-31 Eastman Kodak Co

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6081875A (ja) 1985-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0572112B2 (ja)
US4764476A (en) Method of making photoelectric conversion device
JPH0419713B2 (ja)
JPH0693515B2 (ja) 半導体装置作製方法
JPH0476227B2 (ja)
JPH0572113B2 (ja)
JPH077840B2 (ja) 光電変換半導体装置の作製方法
JPH0566754B2 (ja)
JP2585503B2 (ja) レ−ザ加工方法
JPH0620152B2 (ja) 光電変換装置
JPH06112514A (ja) 光電変換半導体装置作製方法
JPH0415631B2 (ja)
JPH0518275B2 (ja)
JPH0758797B2 (ja) 光電変換半導体装置の作製方法
JPH0614556B2 (ja) 光電変換装置及びその作製方法
JPH0554274B2 (ja)
JPH0566755B2 (ja)
JPH0558269B2 (ja)
JPH0550152B2 (ja)
JPH0566756B2 (ja)
JPS5996783A (ja) 光電変換装置
JPH11126914A (ja) 集積化太陽電池の製造方法
JPS60211881A (ja) 半導体装置作製方法
JPH0550870B2 (ja)
JPH0570311B2 (ja)