JPH057183A - 空間光伝送装置 - Google Patents
空間光伝送装置Info
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- JPH057183A JPH057183A JP3061965A JP6196591A JPH057183A JP H057183 A JPH057183 A JP H057183A JP 3061965 A JP3061965 A JP 3061965A JP 6196591 A JP6196591 A JP 6196591A JP H057183 A JPH057183 A JP H057183A
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- optical
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 光がさえぎられても正常なステレオ再生が行
えるコードレススピーカシステムに適用できる信頼性高
い空間光伝送装置装置を提供する。 【構成】 送信側では、２チャンネル分のディジタルオ
ーディオ信号を時分割多重した光信号を、Ｌｃｈのスピ
ーカ及びＲｃｈのスピーカのそれぞれに設けられた受信
装置７ａ，７ｂへ向けてそれぞれ伝送する。Ｌｃｈ及び
Ｒｃｈの各受信装置は互いに復調前のプリアンプ２２の
出力の送受信を行うようにし、各受信装置は両方の受信
装置のプリアンプ出力を加算した後で復調する。したが
って、Ｌｃｈ、Ｒｃｈいずれかの光信号がさえぎられて
も、加算出力の信号振幅が減少するだけで正常な復調が
行えるので、正常なステレオ再生が可能となる。
えるコードレススピーカシステムに適用できる信頼性高
い空間光伝送装置装置を提供する。 【構成】 送信側では、２チャンネル分のディジタルオ
ーディオ信号を時分割多重した光信号を、Ｌｃｈのスピ
ーカ及びＲｃｈのスピーカのそれぞれに設けられた受信
装置７ａ，７ｂへ向けてそれぞれ伝送する。Ｌｃｈ及び
Ｒｃｈの各受信装置は互いに復調前のプリアンプ２２の
出力の送受信を行うようにし、各受信装置は両方の受信
装置のプリアンプ出力を加算した後で復調する。したが
って、Ｌｃｈ、Ｒｃｈいずれかの光信号がさえぎられて
も、加算出力の信号振幅が減少するだけで正常な復調が
行えるので、正常なステレオ再生が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空間光伝送装置に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】オーディオシステムではアンプ、スピー
カなどの各オーディオコンポーネントはコードで接続さ
れるのが一般的である。しかしながら最近、スピーカと
他のオーディオコンポーネントの間のコードレス化の試
みが行われている。それはコードレススピーカによれ
ば、スピーカの配置が自由となり、手元にコンパクトデ
ィスクプレーヤやアンプをおいて、いながらにして音量
調整や音楽ソースの選択ができるレイアウトが可能とな
るだけでなく、コードが床をはうことにより部屋の美観
をそこねる、あるいは危険であるということがなくなる
からである。
カなどの各オーディオコンポーネントはコードで接続さ
れるのが一般的である。しかしながら最近、スピーカと
他のオーディオコンポーネントの間のコードレス化の試
みが行われている。それはコードレススピーカによれ
ば、スピーカの配置が自由となり、手元にコンパクトデ
ィスクプレーヤやアンプをおいて、いながらにして音量
調整や音楽ソースの選択ができるレイアウトが可能とな
るだけでなく、コードが床をはうことにより部屋の美観
をそこねる、あるいは危険であるということがなくなる
からである。
【０００３】コードレススピーカを実現する方法のひと
つに、空間光伝送でオーディオ信号をスピーカへ伝送す
ることが考えられる。従来の空間光伝送装置の例とし
て、特開昭５９ー１１０２３９号公報に開示された装置
がある。この装置はディジタルオーディオ信号を赤外線
によって伝送するためのものである。図５にその概略構
成図を示す。図において、１ａ及び１ｂはそれぞれ左チ
ャンネル（Ｌｃｈ）及び右チャンネル（Ｒｃｈ）のアナ
ログオーディオ信号入力端子、２ａ及び２ｂはアナログ
ーディジタル（ＡＤ）変換回路、３は多重化回路、４は
変調回路、５はＬＥＤ駆動回路、６はＬＥＤ、７は受光
素子、８は増幅器等のフロントエンド回路、９はＰＬＬ
等により構成されるクロック再生回路、１０は復調回
路、１１は分離回路、１２ａ及び１２ｂはディジタルー
アナログ（ＤＡ）変換回路、１３ａ及び１３ｂはそれぞ
れＬｃｈ及びＲｃｈのアナログオーディオ出力端子であ
る。
つに、空間光伝送でオーディオ信号をスピーカへ伝送す
ることが考えられる。従来の空間光伝送装置の例とし
て、特開昭５９ー１１０２３９号公報に開示された装置
がある。この装置はディジタルオーディオ信号を赤外線
によって伝送するためのものである。図５にその概略構
成図を示す。図において、１ａ及び１ｂはそれぞれ左チ
ャンネル（Ｌｃｈ）及び右チャンネル（Ｒｃｈ）のアナ
ログオーディオ信号入力端子、２ａ及び２ｂはアナログ
ーディジタル（ＡＤ）変換回路、３は多重化回路、４は
変調回路、５はＬＥＤ駆動回路、６はＬＥＤ、７は受光
素子、８は増幅器等のフロントエンド回路、９はＰＬＬ
等により構成されるクロック再生回路、１０は復調回
路、１１は分離回路、１２ａ及び１２ｂはディジタルー
アナログ（ＤＡ）変換回路、１３ａ及び１３ｂはそれぞ
れＬｃｈ及びＲｃｈのアナログオーディオ出力端子であ
る。
【０００４】次にこの従来の空間光伝送装置の動作をま
ず送信側から説明する。アナログオーディオ信号入力端
子１ａ、１ｂに供給されたＬｃｈ及びＲｃｈのオーディ
オ信号はそれぞれＡＤ変換回路２ａ、２ｂでディジタル
信号に変換された後、多重化回路３に入力される。多重
化回路３では、２チャンネルのディジタル信号は時分割
多重化されシリアルデータとして出力される。このシリ
アルデータは変調回路４で同期信号や誤り検出用のパリ
ティ信号が付加され、さらに周知のバイフェーズ変調が
施された後、ＬＥＤ駆動回路５、ＬＥＤ６により光信号
に変換されて送信される。
ず送信側から説明する。アナログオーディオ信号入力端
子１ａ、１ｂに供給されたＬｃｈ及びＲｃｈのオーディ
オ信号はそれぞれＡＤ変換回路２ａ、２ｂでディジタル
信号に変換された後、多重化回路３に入力される。多重
化回路３では、２チャンネルのディジタル信号は時分割
多重化されシリアルデータとして出力される。このシリ
アルデータは変調回路４で同期信号や誤り検出用のパリ
ティ信号が付加され、さらに周知のバイフェーズ変調が
施された後、ＬＥＤ駆動回路５、ＬＥＤ６により光信号
に変換されて送信される。
【０００５】受信側では、受光した光をホトダイオード
等の受光素子７で電気信号に変換する。変換された電気
信号はフロントエンド回路８にて増幅された後クロック
再生回路９と復調回路１０に供給される。クロック再生
回路９では、ＰＬＬ等を用いて受信したディジタル信号
に同期した基準クロックを再生し、復調回路１０ではこ
の基準クロックを利用してバイフェーズ復調を行うとと
もに同期信号の検出を行いディジタルオーディオ信号を
取り出して分離回路１１へ供給する。このディジタルオ
ーディオ信号はさらに分離回路１１でＬｃｈ及びＲｃｈ
の信号に分離された後、チャンネル毎にＤＡ変換回路１
２ａ、１２ｂでアナログ信号に変換されてアナログオー
ディオ信号出力端子１３ａ、１３ｂから出力される。
等の受光素子７で電気信号に変換する。変換された電気
信号はフロントエンド回路８にて増幅された後クロック
再生回路９と復調回路１０に供給される。クロック再生
回路９では、ＰＬＬ等を用いて受信したディジタル信号
に同期した基準クロックを再生し、復調回路１０ではこ
の基準クロックを利用してバイフェーズ復調を行うとと
もに同期信号の検出を行いディジタルオーディオ信号を
取り出して分離回路１１へ供給する。このディジタルオ
ーディオ信号はさらに分離回路１１でＬｃｈ及びＲｃｈ
の信号に分離された後、チャンネル毎にＤＡ変換回路１
２ａ、１２ｂでアナログ信号に変換されてアナログオー
ディオ信号出力端子１３ａ、１３ｂから出力される。
【０００６】この空間光伝送装置を用いることによりコ
ードレススピーカシステムが実現できる。図６は、図５
の空間光伝送装置を用いたときのオーディオシステムの
構成例を示す。コンパクトディスクプレーヤ等の音楽再
生機器１４のステレオ出力信号を空間光伝送の送信装置
１５の入力端子、即ち図５の端子１ａおよび１ｂに入力
し、音楽信号を光として送信する。この光信号を受信装
置１６で受信しアナログオーディオ信号に戻した後、パ
ワーアンプ１７にて各チャンネル毎に電力増幅し、パワ
ーアンプ出力でＬｃｈのスピーカ１８ａ及びＲｃｈのス
ピーカ１８ｂを駆動する。
ードレススピーカシステムが実現できる。図６は、図５
の空間光伝送装置を用いたときのオーディオシステムの
構成例を示す。コンパクトディスクプレーヤ等の音楽再
生機器１４のステレオ出力信号を空間光伝送の送信装置
１５の入力端子、即ち図５の端子１ａおよび１ｂに入力
し、音楽信号を光として送信する。この光信号を受信装
置１６で受信しアナログオーディオ信号に戻した後、パ
ワーアンプ１７にて各チャンネル毎に電力増幅し、パワ
ーアンプ出力でＬｃｈのスピーカ１８ａ及びＲｃｈのス
ピーカ１８ｂを駆動する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の空間光
伝送装置及び従来のコードレススピーカシステムは以上
のように構成されているため、光がさえぎられると大き
な雑音がしたり音楽が途切れるという問題点があった。
伝送装置及び従来のコードレススピーカシステムは以上
のように構成されているため、光がさえぎられると大き
な雑音がしたり音楽が途切れるという問題点があった。
【０００８】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたもので、通常起こり得るような光のさえぎり状態
が生じても正常なステレオ再生が行える空間光伝送装置
を提供することを目的とする。
されたもので、通常起こり得るような光のさえぎり状態
が生じても正常なステレオ再生が行える空間光伝送装置
を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる空間光伝
送装置は、同一の光信号を送信する第１及び第２の光送
信手段と、前記第１及び第２の光送信手段からの光信号
をそれぞれ受信する第１及び第２の光受信手段と、前記
第１の光受信手段によって得られた信号と前記第２の光
受信手段によって得られた信号とを加算あるいは混合す
る信号加算手段とを備え、前記信号加算手段の信号から
前記情報信号を取り出すものである。また、光信号を送
信する光送信手段と、前記光送信手段からの光信号を互
いに離れた位置でそれぞれ受信する第１及び第２の光受
信手段と、前記第１の光受信手段によって得られた信号
と前記第２の光受信手段によって得られた信号とを加算
あるいは混合する信号加算手段とを備え、前記信号加算
手段の信号から前記情報信号を取り出すものである。
いわば、送信側では２チャンネル分のディジタルオーデ
ィオ信号を時分割多重した光信号を、Ｌｃｈのスピーカ
及びＲｃｈのスピーカのそれぞれに設けられた受信装置
へ向けて伝送し、各受信装置は互いに復調前の信号の送
受信を可能とし、各受信装置は両方の受信装置の復調前
の信号を加算あるいは混合して利用する。
送装置は、同一の光信号を送信する第１及び第２の光送
信手段と、前記第１及び第２の光送信手段からの光信号
をそれぞれ受信する第１及び第２の光受信手段と、前記
第１の光受信手段によって得られた信号と前記第２の光
受信手段によって得られた信号とを加算あるいは混合す
る信号加算手段とを備え、前記信号加算手段の信号から
前記情報信号を取り出すものである。また、光信号を送
信する光送信手段と、前記光送信手段からの光信号を互
いに離れた位置でそれぞれ受信する第１及び第２の光受
信手段と、前記第１の光受信手段によって得られた信号
と前記第２の光受信手段によって得られた信号とを加算
あるいは混合する信号加算手段とを備え、前記信号加算
手段の信号から前記情報信号を取り出すものである。
いわば、送信側では２チャンネル分のディジタルオーデ
ィオ信号を時分割多重した光信号を、Ｌｃｈのスピーカ
及びＲｃｈのスピーカのそれぞれに設けられた受信装置
へ向けて伝送し、各受信装置は互いに復調前の信号の送
受信を可能とし、各受信装置は両方の受信装置の復調前
の信号を加算あるいは混合して利用する。
【００１０】
【作用】このため両受信装置に向けて伝送される光信号
の一方がさえぎられても、各受信装置では両方の受信装
置の復調前の信号を加算あるいは混合しているため、十
分な復調前信号の振幅が得られ、いずれのチャンネルの
スピーカにおいても正常な再生が行える。
の一方がさえぎられても、各受信装置では両方の受信装
置の復調前の信号を加算あるいは混合しているため、十
分な復調前信号の振幅が得られ、いずれのチャンネルの
スピーカにおいても正常な再生が行える。
【００１１】
【実施例】実施例１．以下、本発明の一実施例を図につ
いて説明する。図１は本発明の一実施例の構成を示した
もので、伝送するディジタル信号のフォーマットは、デ
ィジタルオーディオインターフェース方式（日本電子機
械工業会ＣＰー３４０規格）に沿うものとする。図にお
いて符号のａ、ｂの補助符号はそれぞれＬｃｈ、Ｒｃｈ
のための回路あるいは素子を表し、例えば５ａ、５ｂは
それぞれＬｃｈ、Ｒｃｈ用ＬＥＤ駆動回路を示す。さら
に２０ａ、２０ｂは送光レンズ、２１ａ、２１ｂは受光
レンズ、２２ａ、２２ｂはプリアンプ、２３ａ、２３ｂ
は加算器、２４ａ、２４ｂは波形整形回路、また２５
ａ、２５ｂはチャンネル選択回路である。
いて説明する。図１は本発明の一実施例の構成を示した
もので、伝送するディジタル信号のフォーマットは、デ
ィジタルオーディオインターフェース方式（日本電子機
械工業会ＣＰー３４０規格）に沿うものとする。図にお
いて符号のａ、ｂの補助符号はそれぞれＬｃｈ、Ｒｃｈ
のための回路あるいは素子を表し、例えば５ａ、５ｂは
それぞれＬｃｈ、Ｒｃｈ用ＬＥＤ駆動回路を示す。さら
に２０ａ、２０ｂは送光レンズ、２１ａ、２１ｂは受光
レンズ、２２ａ、２２ｂはプリアンプ、２３ａ、２３ｂ
は加算器、２４ａ、２４ｂは波形整形回路、また２５
ａ、２５ｂはチャンネル選択回路である。
【００１２】次に本発明の一実施例の動作を説明する。
アナログオーディオ信号入力端子１ａ、１ｂに供給され
たＬｃｈ及びＲｃｈのオーディオ信号はそれぞれＡ／Ｄ
変換回路２ａ、２ｂでディジタル信号に変換され、多重
化回路３に入力される。多重化回路３では、２チャンネ
ルのディジタル信号が時分割多重化されシリアルデータ
として出力される。シリアルデータは変調回路４で同期
信号や誤り検出用のパリティ信号が付加され、さらにバ
イフェーズ変調が施される。即ち、上で述べたディジタ
ルオーディオインターフェースの信号形式にフォーマッ
ト化される。このディジタル信号は２つのＬＥＤ駆動回
路５ａ，５ｂに分岐されＬＥＤ６ａ、６ｂよりそれぞれ
光信号として送出される。送光レンズ２０ａ、２０ｂは
光の広がりを調節するためのものである。
アナログオーディオ信号入力端子１ａ、１ｂに供給され
たＬｃｈ及びＲｃｈのオーディオ信号はそれぞれＡ／Ｄ
変換回路２ａ、２ｂでディジタル信号に変換され、多重
化回路３に入力される。多重化回路３では、２チャンネ
ルのディジタル信号が時分割多重化されシリアルデータ
として出力される。シリアルデータは変調回路４で同期
信号や誤り検出用のパリティ信号が付加され、さらにバ
イフェーズ変調が施される。即ち、上で述べたディジタ
ルオーディオインターフェースの信号形式にフォーマッ
ト化される。このディジタル信号は２つのＬＥＤ駆動回
路５ａ，５ｂに分岐されＬＥＤ６ａ、６ｂよりそれぞれ
光信号として送出される。送光レンズ２０ａ、２０ｂは
光の広がりを調節するためのものである。
【００１３】次に受信側の動作についてＬｃｈの受信装
置に着目して説明する。まず受光レンズ２１ａによって
集光された光信号は、受光素子７ａで電気信号に変換さ
れる。そしてこの信号はプリアンプ２２ａで増幅され加
算器２３ａに供給されるとともに、Ｌｃｈの受信装置の
外部に取り出されＲｃｈの受信装置の加算器２３ｂに入
力される。またこれとは逆に、Ｒｃｈの受信装置のプリ
アンプ２２ｂの出力信号はＲｃｈの受信装置の外部に取
り出され、Ｌｃｈの受信装置の加算器２３ａにも入力さ
れる。
置に着目して説明する。まず受光レンズ２１ａによって
集光された光信号は、受光素子７ａで電気信号に変換さ
れる。そしてこの信号はプリアンプ２２ａで増幅され加
算器２３ａに供給されるとともに、Ｌｃｈの受信装置の
外部に取り出されＲｃｈの受信装置の加算器２３ｂに入
力される。またこれとは逆に、Ｒｃｈの受信装置のプリ
アンプ２２ｂの出力信号はＲｃｈの受信装置の外部に取
り出され、Ｌｃｈの受信装置の加算器２３ａにも入力さ
れる。
【００１４】加算器２３ａは、プリアンプ２２ａの出力
とＲｃｈの受信装置のプリアンプ２２ｂの出力を、例え
ば周知の抵抗加算などの手法により電気的に加算する回
路である。両チャンネルの光信号は同一のものなので、
プリアンプ２２ａとプリアンプ２２ｂの出力も同一であ
って、加算した結果は信号振幅が大きくなるだけであ
る。ここで一方のチャンネル、例えばＬｃｈの光がさえ
ぎられたときにはプリアンプ２２ａの出力が得られなく
なるが、プリアンプ２２ｂの出力は得られるので加算器
２３ａの出力は信号振幅が減少するだけで、その情報内
容は保たれる。
とＲｃｈの受信装置のプリアンプ２２ｂの出力を、例え
ば周知の抵抗加算などの手法により電気的に加算する回
路である。両チャンネルの光信号は同一のものなので、
プリアンプ２２ａとプリアンプ２２ｂの出力も同一であ
って、加算した結果は信号振幅が大きくなるだけであ
る。ここで一方のチャンネル、例えばＬｃｈの光がさえ
ぎられたときにはプリアンプ２２ａの出力が得られなく
なるが、プリアンプ２２ｂの出力は得られるので加算器
２３ａの出力は信号振幅が減少するだけで、その情報内
容は保たれる。
【００１５】加算器２３ａの出力は次段のコンパレータ
などの波形整形回路２４ａでＴＴＬあるいはＣＭＯＳな
どのロジックレベルに変換され、加算器での振幅変動の
影響は除かれる。波形整形出力はクロック再生回路９ａ
と復調回路１０ａに供給され、クロック再生回路９ａで
は、受信したディジタル信号に同期した基準クロックを
再生し、復調及びＤＡ変換に必要なクロックが生成され
る。また復調回路１０ａでは、このクロックを利用して
バイフェーズ復調を行うとともに、同期信号の検出を行
いステレオのディジタルオーディオ信号を取り出してチ
ャンネル選択回路２５ａへ供給する。
などの波形整形回路２４ａでＴＴＬあるいはＣＭＯＳな
どのロジックレベルに変換され、加算器での振幅変動の
影響は除かれる。波形整形出力はクロック再生回路９ａ
と復調回路１０ａに供給され、クロック再生回路９ａで
は、受信したディジタル信号に同期した基準クロックを
再生し、復調及びＤＡ変換に必要なクロックが生成され
る。また復調回路１０ａでは、このクロックを利用して
バイフェーズ復調を行うとともに、同期信号の検出を行
いステレオのディジタルオーディオ信号を取り出してチ
ャンネル選択回路２５ａへ供給する。
【００１６】チャンネル選択回路２５ａはＬｃｈあるい
はＲｃｈのいずれかのディジタルオーディオ信号が選択
される回路で２５ａではＬｃｈの、２５ｂではＲｃｈの
ディジタルオーディオ信号が選択されるように設定され
ている。２５ａで選択されたＬｃｈのディジタルオーデ
ィオ信号はＤＡ変換回路１２ａでアナログ信号に変換さ
れてアナログオーディオ信号出力端子１３ａから出力さ
れる。なお、Ｒｃｈの受信装置の動作もＬｃｈと同様で
ある。
はＲｃｈのいずれかのディジタルオーディオ信号が選択
される回路で２５ａではＬｃｈの、２５ｂではＲｃｈの
ディジタルオーディオ信号が選択されるように設定され
ている。２５ａで選択されたＬｃｈのディジタルオーデ
ィオ信号はＤＡ変換回路１２ａでアナログ信号に変換さ
れてアナログオーディオ信号出力端子１３ａから出力さ
れる。なお、Ｒｃｈの受信装置の動作もＬｃｈと同様で
ある。
【００１７】図２は本発明による空間光伝送装置を用い
たコードレススピーカシステムの構成例である。コンパ
クトディスクプレーヤ等の音楽再生機器１４のステレオ
出力信号を空間光伝送の送信装置１５の入力端子、即ち
図１の端子１ａおよび１ｂに入力し、ＬｃｈとＲｃｈの
２本の光信号として送信する。この光信号をスピーカの
上部に取り付けられた受信装置１６ａ、１６ｂでそれぞ
れ受信しアナログオーディオ信号に戻した後、パワーア
ンプ１７ａ、１７ｂにて各チャンネル毎に電力増幅し、
それぞれのパワーアンプ出力でＬｃｈのスピーカ１８ａ
及びＲｃｈのスピーカ１８ｂを駆動する。
たコードレススピーカシステムの構成例である。コンパ
クトディスクプレーヤ等の音楽再生機器１４のステレオ
出力信号を空間光伝送の送信装置１５の入力端子、即ち
図１の端子１ａおよび１ｂに入力し、ＬｃｈとＲｃｈの
２本の光信号として送信する。この光信号をスピーカの
上部に取り付けられた受信装置１６ａ、１６ｂでそれぞ
れ受信しアナログオーディオ信号に戻した後、パワーア
ンプ１７ａ、１７ｂにて各チャンネル毎に電力増幅し、
それぞれのパワーアンプ出力でＬｃｈのスピーカ１８ａ
及びＲｃｈのスピーカ１８ｂを駆動する。
【００１８】２本のスピーカは通常の使用状態では離し
て設置するので、ＬｃｈとＲｃｈの光信号の距離を保つ
ことができる。したがって、例えば人が横切ったことに
よって光がさえぎられても、どちらか一方の光伝送は可
能なので正常なステレオ再生が行える。
て設置するので、ＬｃｈとＲｃｈの光信号の距離を保つ
ことができる。したがって、例えば人が横切ったことに
よって光がさえぎられても、どちらか一方の光伝送は可
能なので正常なステレオ再生が行える。
【００１９】実施例２．図３は本発明の他の実施例によ
る空間光伝送装置を示す構成図である。図１の例では、
各受信装置においてプリアンプ出力を加算していたが、
この実施例は波形整形した後の信号を加算器２３ａ，２
３ｂに相当する混合器２６ａ、２６ｂで混合し復調回路
へ供給するようにしている。
る空間光伝送装置を示す構成図である。図１の例では、
各受信装置においてプリアンプ出力を加算していたが、
この実施例は波形整形した後の信号を加算器２３ａ，２
３ｂに相当する混合器２６ａ、２６ｂで混合し復調回路
へ供給するようにしている。
【００２０】実施例３．図４は本発明の他の実施例によ
る空間光伝送装置を示す構成図である。この例は各受信
装置において、外乱検出回路２７ａ、２７ｂと、外乱が
検出されたときにそのプリアンプ出力を交流的にミュー
トするミューティング回路２８ａ、２８ｂを設けるよう
にしたものである。これによれば、一方の受光素子に外
光などにより外乱雑音が加わった場合でもその外乱によ
る影響を除くことができる。また過大な受光光が加わっ
た場合の対策としてＡＧＣ（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｇａ
ｉｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ）回路を用いてもよい。
る空間光伝送装置を示す構成図である。この例は各受信
装置において、外乱検出回路２７ａ、２７ｂと、外乱が
検出されたときにそのプリアンプ出力を交流的にミュー
トするミューティング回路２８ａ、２８ｂを設けるよう
にしたものである。これによれば、一方の受光素子に外
光などにより外乱雑音が加わった場合でもその外乱によ
る影響を除くことができる。また過大な受光光が加わっ
た場合の対策としてＡＧＣ（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｇａ
ｉｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ）回路を用いてもよい。
【００２１】実施例４．さらに以上の説明では光送信部
をチャンネル毎に設けたが、ひとつの発光素子で光を拡
散させ、２つの受信装置をカバーできるようにしてもよ
い。即ち、光信号が受信装置に到達する光路が実質的に
２系統あり、それらが互いに離れていることが重要であ
る。
をチャンネル毎に設けたが、ひとつの発光素子で光を拡
散させ、２つの受信装置をカバーできるようにしてもよ
い。即ち、光信号が受信装置に到達する光路が実質的に
２系統あり、それらが互いに離れていることが重要であ
る。
【００２２】なお、上述の説明ではＡＤ変換した信号を
変調したが、ディジタルオーディオインターフェースの
オプティカルリンクあるいは同軸ケーブルで供給される
信号をそのまま光伝送してもよい。
変調したが、ディジタルオーディオインターフェースの
オプティカルリンクあるいは同軸ケーブルで供給される
信号をそのまま光伝送してもよい。
【００２３】また、光伝送の際の信号フォーマットは、
ディジタルオーディオインターフェースに沿ったもので
なくともかまわないし、ディジタルオーディオインター
フェースのバイフェーズ信号をさらにＦＳＫやＰＳＫ変
調したものでもよい。
ディジタルオーディオインターフェースに沿ったもので
なくともかまわないし、ディジタルオーディオインター
フェースのバイフェーズ信号をさらにＦＳＫやＰＳＫ変
調したものでもよい。
【００２４】さらに、伝送する信号はディジタルオーデ
ィオ信号だけでなく映像信号やデータ信号あるいはこれ
らの混合信号でもよいことは明らかであり、ディジタル
信号でなくともアナログ信号の光伝送にも適用できる。
ィオ信号だけでなく映像信号やデータ信号あるいはこれ
らの混合信号でもよいことは明らかであり、ディジタル
信号でなくともアナログ信号の光伝送にも適用できる。
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わる空間
光伝送装置は、送信側では２チャンネル分のディジタル
オーディオ信号を時分割多重した光信号を、Ｌｃｈのス
ピーカ及びＲｃｈのスピーカのそれぞれに設けられた受
信装置へ向けて伝送し、各受信装置は互いに復調前の信
号の送受信を可能とし、各受信装置は両方の受信装置の
復調前の信号を加算あるいは混合して利用するように構
成したので、通常起こり得るような光のさえぎり状態が
生じても正常なステレオ再生が行える信頼性の高い装置
を提供することができる。
光伝送装置は、送信側では２チャンネル分のディジタル
オーディオ信号を時分割多重した光信号を、Ｌｃｈのス
ピーカ及びＲｃｈのスピーカのそれぞれに設けられた受
信装置へ向けて伝送し、各受信装置は互いに復調前の信
号の送受信を可能とし、各受信装置は両方の受信装置の
復調前の信号を加算あるいは混合して利用するように構
成したので、通常起こり得るような光のさえぎり状態が
生じても正常なステレオ再生が行える信頼性の高い装置
を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例による空間光伝送装置を示す
構成図である。
構成図である。
【図２】本発明による空間光伝送装置を用いたコードレ
ススピーカシステムを示す構成図である。
ススピーカシステムを示す構成図である。
【図３】本発明の他の実施例による空間光伝送装置を示
す構成図である。
す構成図である。
【図４】本発明の他の実施例による空間光伝送装置を示
す構成図である。
す構成図である。
【図５】従来の空間光伝送装置を示す構成図である。
【図６】従来の空間光伝送装置を用いたコードレススピ
ーカシステムを示す構成図である。
ーカシステムを示す構成図である。
３ 多重化回路
４ 変調回路
５ ＬＥＤ駆動回路
６ ＬＥＤ
７ 受光素子
１０ 復調回路
２２ プリアンプ
２３ 加算器
２６ 混合器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 石田 雅之
京都府長岡京市馬場図所１番地 三菱電機
株式会社電子商品開発研究所内
(72)発明者 都出 英一
京都府長岡京市馬場図所１番地 三菱電機
株式会社電子商品開発研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 光信号によって情報信号の伝送を行う空
間光伝送装置において、同一の前記光信号を送信する第
１及び第２の光送信手段と、前記第１及び第２の光送信
手段からの光信号をそれぞれ受信する第１及び第２の光
受信手段と、前記第１の光受信手段によって得られた信
号と前記第２の光受信手段によって得られた信号とを加
算あるいは混合する信号加算手段とを備え、前記信号加
算手段の信号から前記情報信号を取り出すことを特徴と
する空間光伝送装置。 - 【請求項２】 光信号によって情報信号の伝送を行う空
間光伝送装置において、前記光信号を送信する光送信手
段と、前記光送信手段からの光信号を互いに離れた位置
でそれぞれ受信する第１及び第２の光受信手段と、前記
第１の光受信手段によって得られた信号と前記第２の光
受信手段によって得られた信号とを加算あるいは混合す
る信号加算手段とを備え、前記信号加算手段の信号から
前記情報信号を取り出すことを特徴とする空間光伝送装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3061965A JPH057183A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 空間光伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3061965A JPH057183A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 空間光伝送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057183A true JPH057183A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13186403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3061965A Pending JPH057183A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 空間光伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6683590B1 (en) | 1998-03-20 | 2004-01-27 | The University Of Hong Kong | Tricolor LED display system having audio output |
| JP2013125975A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | スピーカー装置 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3061965A patent/JPH057183A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6683590B1 (en) | 1998-03-20 | 2004-01-27 | The University Of Hong Kong | Tricolor LED display system having audio output |
| JP2013125975A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | スピーカー装置 |
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