JPH057173U - 額縁及びコーナー具 - Google Patents

額縁及びコーナー具

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JPH057173U
JPH057173U JP6257991U JP6257991U JPH057173U JP H057173 U JPH057173 U JP H057173U JP 6257991 U JP6257991 U JP 6257991U JP 6257991 U JP6257991 U JP 6257991U JP H057173 U JPH057173 U JP H057173U
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JP
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frame
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frames
corner wall
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JP6257991U
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JPH0742366Y2 (ja
Inventor
類三郎 山本
Original Assignee
株式会社大昌
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は戸や家具等の框としても使用できる
額縁とこれらを連結して枠組みとなすコーナー具に関す
るものであり、使用時に堅牢で解体時に容易な額縁や框
組を得ることを目的とする。 【構成】 矢筈矧付き相欠き手法でコーナー具と框の仕
口を整え、その細部はコーナー具の隅壁、連結梁及びビ
ス受けボス、これらに嵌合する穴と溝を框側に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は戸や家具等の框としても使用できる額縁(広く一般に絵画、衝立障子 、ふすま障子等に使用される額縁。)と、これらを留めに連結するコーナー具に 関するものであり、樋(ひ)ばたとは、框の縁に長手方向に亙って形設させた鍔 状の突出物を指し、留(と)め切りとは、材の先端をその材軸に対して45°に 切り落としたことを指し、矢筈矧(やはずはぎ)とは、板傍(そば)をV字形に 加工して成す矧ぎ合わせ部を指したものとして以下、説明する。
【0002】
【従来の技術】
従来框や額縁は枠に組まれる。その隅角部は留(とめ)、相欠き、組み継ぎ等 の仕口で収め、補強金具を添えたり、千切(ちぎり)で緊着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、千切やステープルを打ち込む作業は熟練と手間を要し、仕口の合わせ 目が口を開けて見苦しくなったり、隅角部は特に損傷し易く、角が損傷しただけ で枠全体を廃棄し、新たに調製しなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は上記の欠点を除去するため、樋ばた付き框の先端部を留め切り にし、該先端部から適宜長さに亙って前記樋ばたを矢筈矧形状に框から切除し、 框側の切除面に凹溝とビス受けボスの嵌合穴を穿設させたことを特徴とする額縁 と、コーナー板の裏面において、その隅には隅壁を立ち上げ、片にはビス受けボ ス及びこれと前記隅壁とを連結する連結梁とを突設し、片の先端部を矢筈矧形状 に成したことを特徴とするコーナー具とを提供しようとするものである。
【0005】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にもとづいて説明すると、框(5)からの樋ばた(4 )の切除は、コーナー板(1)との相欠き組手を前提とした切除によるものであ り、框(5)から鍔状に突出する樋ばた(1)の鍔だけを切除するのではない。 コーナー板(1)の裏面のそれぞれの片(6)には、2本のビス受けボス(7) を立設し、これらと前記の隅壁(2)を連結梁(8)で連結する。この連結梁( 8)は框(5)側に穿設する凹溝(9)に嵌合するものである。隅壁(2)の内 面はコーナー板(1)の隅角に、火打金物のように135°の角度に渡して垂直 に立設する。框(5)の裏面に開口するビス受けボスの嵌合穴(10)には、ビ ス頭が納まる程の円形の棚(11)を設ける。コーナー板(1)の隅壁(2)の の外面を唐戸(から)面に形成させたり、コーナー板(1)の表面に彫物(3) を形成させても良い。
【0006】 上述のコーナー板(1)のビス受けボス(7)を、框(5)のビス受けボスの 嵌合穴(9)に挿通し、連結梁(8)を框(5)側に穿設する凹溝(9)に嵌合 させるが、コーナー板(1)と框(5)は相欠き組手を前提として、互いの一部 分を切り欠いているので、組まれたとき両者は厚みが等しく連続する框組又は額 縁となる。このように両者を填め込んだ場合、2本のビス受けボス(7)はこれ に嵌合する框(5)の嵌合をガイドしたり、嵌合した框(5)の横ズレを防止す る位置決めとしての役割を果たすが、ここに横方向の曲げ力が強く作用すると、 ビス受けボス(7)を支点として剪断力が発生し、框(5)が破断し易いであろ うが、框(5)の先端の留め切り(12)は隅壁(2)に、片(6)の矢筈矧( 13)は框の矢筈矧(14)と、それぞれ面と面で衝止していおるので、ビス受 けボスの嵌合穴(10)周辺に応力(剪断力)が集中することがない。従って框 (5)に剪断力による割れや破断も発生しない。隅壁(2)、留め切り(12) 、矢筈矧(13)(14)、ビス受けボス(7)、嵌合穴(10)、凹溝(9) 及び連結梁(8)で組み手された接合部は、しっかり位置決めされて一分のズレ も発生しない。
【0007】 ところが、ビス受けボス(7)の材軸方向の曲げモーメントのうち、+の曲げ モーメントを受けると図2のように容易に仕口部が口を開く。反対に−の曲げモ ーメントに対しては前述のごとくに一分のズレも発生しない。
【0008】 框(5)の裏面に開口するビス受けボスの嵌合穴(10)の円形の棚(11) 方向よりネジをビス受けボスにネジ込んで、框(5)とコーナー板(1)とを螺 着して、+の曲げモーメントに抵抗させるのである。
【0009】
【考案の効果】
これにより、即座に框とコーナー板のそれぞれの部品を使って、框組又は額縁 を製作できる。またこの作業は熟練を要さず、流れ作業の中の単純作業で短時間 に大量に生産できる。最後のビス止めをして完全強固な框組又は額縁が完成する が、ビスを外して、+のモーメント荷重をかけてやれば、その接合部は至って簡 単に口を開き、後は自然にばらせるので、框等のみが損傷した場合の交換修理が 簡単に行なえる。使用中にはコーナー板と框との仕口部に割れやズレが生じて体 裁を損ねることもないし、角はコーナー板の外面(隅壁の外面)がガードするの で外的要因により容易に損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図。
【図2】本考案の作用を示す斜視図。
【図3】本考案の正面図。
【図4】本考案の背面図。
【符号の説明】 1 コーナー板 2 隅壁 3 彫物 4 樋ばた 5 框 6 片 7 ビス受けボス 8 連結梁 9 凹溝 10 嵌合穴 11 棚 12 留め切り 13 矢筈矧 14 矢筈矧

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋ばた付き框の先端部を留め切りにし、
    該先端部から適宜長さに亙って前記樋ばたを矢筈矧形状
    に框から切除し、框側の切除面に凹溝とビス受けボスの
    嵌合穴を穿設させたことを特徴とする額縁。
  2. 【請求項2】 コーナー板の裏面において、その隅には
    隅壁を立ち上げ、片にはビス受けボス及びこれと前記隅
    壁とを連結する連結梁とを突設し、片の先端部を矢筈矧
    形状に成したことを特徴とするコーナー具。
JP6257991U 1991-07-11 1991-07-11 額 縁 Expired - Lifetime JPH0742366Y2 (ja)

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JP6257991U JPH0742366Y2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 額 縁

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JP6257991U JPH0742366Y2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 額 縁

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JPH057173U true JPH057173U (ja) 1993-02-02
JPH0742366Y2 JPH0742366Y2 (ja) 1995-10-04

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JP (1) JPH0742366Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200466099Y1 (ko) * 2012-09-17 2013-04-03 서성대 조립식 액자
KR101490464B1 (ko) * 2013-08-07 2015-02-09 황미경 조립식 액자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200466099Y1 (ko) * 2012-09-17 2013-04-03 서성대 조립식 액자
KR101490464B1 (ko) * 2013-08-07 2015-02-09 황미경 조립식 액자

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JPH0742366Y2 (ja) 1995-10-04

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