JPH0571629U - 遠赤外線バーナー - Google Patents
遠赤外線バーナーInfo
- Publication number
- JPH0571629U JPH0571629U JP449592U JP449592U JPH0571629U JP H0571629 U JPH0571629 U JP H0571629U JP 449592 U JP449592 U JP 449592U JP 449592 U JP449592 U JP 449592U JP H0571629 U JPH0571629 U JP H0571629U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiant tube
- burner
- tube
- far
- radiant
- Prior art date
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- Pending
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- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度分布のムラの少ない遠赤外線バ−ナ−を
提供する。 【構成】 放射管内にラインバーナーを焔孔を放射管上
部に向けて設置し、放射管上面を中心に加熱して放射管
の上面・左右側面・下面の順に温度の高低差を設け、放
射管の上部を反射板で覆う。
提供する。 【構成】 放射管内にラインバーナーを焔孔を放射管上
部に向けて設置し、放射管上面を中心に加熱して放射管
の上面・左右側面・下面の順に温度の高低差を設け、放
射管の上部を反射板で覆う。
Description
【0001】
本考案は遠赤外線を利用して物体の加熱や暖房に使用する遠赤外線バーナーに 関するものである。
【0002】
従来の遠赤外線バーナーには、図4に示したように放射管12の入口側にバー ナー11を配置し、放射管の出口側に吸引ファン13を配置し、バーナー11の 燃焼排気を該ファン13で吸引して放射管12を加熱し、放射管12の表面から 遠赤外線を放射させる方式がある。また、図5に示したように放射管12の入口 側に吹込ファン14が付設されたバーナー11を配置し、該ファン14でバーナ ー11の炎を吹き込むことによって放射管12を加熱し、放射管12の表面から 遠赤外線を放射させる方式もある。
【0003】 これらの方式では放射管12の表面温度の分布は、各垂直断面において上下左 右均一であり、軸方向の温度はバーナー側が高く、出口側に向かうに従って低く なる。このような温度勾配を補償して、加熱対象物を均一に加熱するために、図 示のように放射管12をU字に折り返す構造を採用している。
【0004】 しかしながら、放射管12からある距離に置かれた平面状の加熱対象物の表面 温度の分布は、放射管12の断面方向で見ると、放射管12の真下の温度が高く 、放射管12から離れるに従って温度が低下し、温度分布にムラが見られる。
【0005】
従って本考案の目的は、温度分布のムラの少ない遠赤外線バ−ナ−を提供する ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考案の遠赤外線バーナー では、燃焼室を兼ねた放射管2内にラインバーナー1を焔孔3を放射管2の上部 に向けて設置し、放射管上面を中心に加熱して放射管2の上面・左右側面・下面 の順に温度の高低差を設け、放射管2の上部を反射板4で覆う。
【0007】
焔孔3を一直線上に並設したラインバーナー1より高さが等しい直線の炎が得 られ、該炎によって放射管2の上面を均一に加熱する。これにより、放射管2の 表面の温度分布は、断面で見ると上面・左右側面・下面の順に温度の高低差が出 き、軸方向で見ても均一温度になる。
【0008】 放熱管2の上面を覆った反射板4によって、温度の高い放射管上面の放射熱を 放射管2から遠く離れた加熱対象物の平面部に反射し、温度の低い放射管下面の 放射熱を直接真下の加熱対象物の平面部に放射する。このような放射熱の反射に よて、加熱対象物の平面の温度分布は放射管の軸方向と断面方向のいずれにおい てもムラが減少する。
【0009】
図1から図3に示した実施例では、ラインバーナー1は水平配置の放射管2を 貫通しており、所定高さの火炎の形成用空間を確保するために、ラインバーナー 1の軸心は放射管2の軸心より一定距離下方に配置されている。燃焼用ガスは入 口部コック5から供給され、燃焼排気は放熱管2の末端部に装着した排気ファン 6によって排出される。
【0010】 放熱管2の全長さにわたって設けた反射板4は、放熱管2の上面に対面する水 平板部4aと、水平板部4aの両端部に連設され、放熱管2の左右側面に対面す る左右の傾斜板部4b,4cとで構成され、反射板4の垂直断面は底辺が開放さ れた台形状に形成されている。
【0011】 この放射管2の表面温度Tを図2に示した垂直断面の各点で測定したところ、 上面A部位では356℃であり、左側面B部位では300℃であり、右側面C部 位では309℃であり、下面D部位では245℃であった。これらの各部位にお ける放射熱量Wは、ステファン・ボルツマンの法則(W=δT4 )により表1に 示した数値となる。
【表1】
【0012】 加熱対象物7の平面に到達する放射熱量、すなわち加熱対象物の受熱量wは、 放射管表面の放射点と加熱対象表面の入射点と間の距離をxとし、放射熱の入射 角度をθとすると、w= cosθ/x2 ・W)の式で算出され、距離xの二乗に反 比例する。距離xが4mの部位A’と、距離xが3.5mの部位B’と、距離x が3.5mの部位C’と、距離xが3mの部位Dにおける各受熱量は表2に示し た通りである。
【表2】 この遠赤外線バーナーによれば、加熱対象物7の平面の受熱量は互いに近似し ており、温度分布がほぼ均一となる。
【0013】
以上のように本考案の遠赤外線バーナーでは、焔孔を放射管上部に向けたライ ンバーナーを放射管内に設置し、該ラインバーナーによって放射管上面を中心に 加熱して放射管の上面・左右側面・下面の順に温度の高低差を設け、放射管の上 部を覆った反射板によって放射管の前記各面の放射熱を加熱対象物の遠近各面部 に偏りなく反射させるので、加熱対象物の平面の温度分布は放射管の軸方向と断 面方向のいずれにおいてもムラが少なくなり、より均一な加熱が行なえる。
【図1】本考案の一実施例に係る遠赤外線バーナーの斜
視図である。
視図である。
【図2】該遠赤外線バーナーの温度分布を示す模式的な
垂直断面図である。
垂直断面図である。
【図3】該遠赤外線バーナーによる加熱対象物の温度分
布を示す模式的な垂直断面図である。
布を示す模式的な垂直断面図である。
【図4】従来の遠赤外線バーナーの一例を示す模式的な
平面面図である。
平面面図である。
【図5】従来の遠赤外線バーナーの別例を示す模式的な
平面面図である。
平面面図である。
1 ラインバーナー 2 放射管 3 焔孔 4 反射板 5 入口部コック 6 排気ファン 7 加熱対象物
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼室を兼ねた放射管内にラインバーナ
ーを焔孔を放射管上部に向けて設置し、放射管上面を中
心に加熱して放射管の上面・左右側面・下面の順に温度
の高低差を設け、放射管の上部を反射板で覆ったことを
特徴とする遠赤外線バーナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP449592U JPH0571629U (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 遠赤外線バーナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP449592U JPH0571629U (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 遠赤外線バーナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571629U true JPH0571629U (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=11585659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP449592U Pending JPH0571629U (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 遠赤外線バーナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0571629U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269091A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-30 | ボルジヒ ゲ−エムベ−ハ− | 管束式熱交換器 |
JPS6380112A (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | Nippon Chem Plant Consultant:Kk | 遠赤外線放射装置 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP449592U patent/JPH0571629U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269091A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-30 | ボルジヒ ゲ−エムベ−ハ− | 管束式熱交換器 |
JPS6380112A (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | Nippon Chem Plant Consultant:Kk | 遠赤外線放射装置 |
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