JPH0571498A - 遠心圧縮機の羽根付きデイフユーザ - Google Patents
遠心圧縮機の羽根付きデイフユーザInfo
- Publication number
- JPH0571498A JPH0571498A JP25958991A JP25958991A JPH0571498A JP H0571498 A JPH0571498 A JP H0571498A JP 25958991 A JP25958991 A JP 25958991A JP 25958991 A JP25958991 A JP 25958991A JP H0571498 A JPH0571498 A JP H0571498A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- fluid
- centrifugal compressor
- plate
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 羽根を迂回する流体の流れを減少させて遠心
圧縮機の効率を向上する。 【構成】 ブロワ扇車２の最外周部とブロワ車室４との
間を連通する狭隘な流路６を形成し得るようブロワ扇車
２の軸心方向に対向配置した一対の側板７，１２のうち
の一方の側板７に、流路６を通過する流体５を昇圧して
ブロワ車室４に導く羽根９を一体に設け、他方の側板１
２を一方の側板７に向け移動自在に構成すると共に他方
の側板１２の裏側に空洞部１４を形成し、流路６の出口
部６ａと空洞部１４とを連通する連通孔１５を他方の側
板１２に穿設する。出口部６ａの昇圧された流体５の一
部が連通孔１５より空洞部１４に流入し、空洞部１４内
の圧力が流路６側の昇圧途中の流体５の圧力以上に高め
られ、この圧力差によって他方の側板１２が一方の側板
７に向け移動されて羽根９に押し付けられる。
圧縮機の効率を向上する。 【構成】 ブロワ扇車２の最外周部とブロワ車室４との
間を連通する狭隘な流路６を形成し得るようブロワ扇車
２の軸心方向に対向配置した一対の側板７，１２のうち
の一方の側板７に、流路６を通過する流体５を昇圧して
ブロワ車室４に導く羽根９を一体に設け、他方の側板１
２を一方の側板７に向け移動自在に構成すると共に他方
の側板１２の裏側に空洞部１４を形成し、流路６の出口
部６ａと空洞部１４とを連通する連通孔１５を他方の側
板１２に穿設する。出口部６ａの昇圧された流体５の一
部が連通孔１５より空洞部１４に流入し、空洞部１４内
の圧力が流路６側の昇圧途中の流体５の圧力以上に高め
られ、この圧力差によって他方の側板１２が一方の側板
７に向け移動されて羽根９に押し付けられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン、産業用
圧縮機、過給機等に使用される遠心圧縮機の羽根付きデ
ィフューザに関するものである。
圧縮機、過給機等に使用される遠心圧縮機の羽根付きデ
ィフューザに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の遠心圧縮機の一例を示すも
ので、１は遠心圧縮機、２はブロワ扇車、３は羽根付き
ディフューザ、４はブロワ車室を示し、前記ブロワ扇車
２により吸引されて遠心力により半径方向に導かれた高
速（低圧）の流体５の流れを羽根付きディフューザ３を
通すことにより高圧（低速）の流れに変換して昇圧し、
該昇圧した流体５をブロワ車室４に導き得るようにして
ある。
ので、１は遠心圧縮機、２はブロワ扇車、３は羽根付き
ディフューザ、４はブロワ車室を示し、前記ブロワ扇車
２により吸引されて遠心力により半径方向に導かれた高
速（低圧）の流体５の流れを羽根付きディフューザ３を
通すことにより高圧（低速）の流れに変換して昇圧し、
該昇圧した流体５をブロワ車室４に導き得るようにして
ある。
【０００３】前記羽根付きディフューザ３は、前記ブロ
ワ扇車２の最外周部とブロワ車室４との間を連通する狭
隘な流路６を形成し得るようブロワ扇車２の軸心方向に
対向配置した一対の側板７，８と、前記流路６を通過す
る流体５の運動エネルギー（速度エネルギー）を効率良
く圧力エネルギーに変換し得るよう図３に示す如く一方
の側板７に一体に形成した複数の羽根９とから構成され
ている。
ワ扇車２の最外周部とブロワ車室４との間を連通する狭
隘な流路６を形成し得るようブロワ扇車２の軸心方向に
対向配置した一対の側板７，８と、前記流路６を通過す
る流体５の運動エネルギー（速度エネルギー）を効率良
く圧力エネルギーに変換し得るよう図３に示す如く一方
の側板７に一体に形成した複数の羽根９とから構成され
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の羽根付きディフューザ３においては、一方の側板７
と羽根９を一体に製作し、他方の側板８を別体に製作し
て夫々をケーシング１０内に組込むことにより対向配置
するようにしていた為、羽根９と他方の側板８との間に
僅かな隙間が生じ、この隙間を通過して流体５が羽根９
を迂回することにより流体エネルギーが損失されて遠心
圧縮機１の効率が低下する問題があった。
来の羽根付きディフューザ３においては、一方の側板７
と羽根９を一体に製作し、他方の側板８を別体に製作し
て夫々をケーシング１０内に組込むことにより対向配置
するようにしていた為、羽根９と他方の側板８との間に
僅かな隙間が生じ、この隙間を通過して流体５が羽根９
を迂回することにより流体エネルギーが損失されて遠心
圧縮機１の効率が低下する問題があった。
【０００５】この問題を解決するには、前記一方の側板
７に形成した羽根９を他方の側板８に溶接する等して２
枚の側板７，８と羽根９とを一体に製作することが考え
られるが、狭隘な２枚の側板７，８間で羽根９を他方の
側板８に溶接する等といった作業は技術的に極めて困難
である。
７に形成した羽根９を他方の側板８に溶接する等して２
枚の側板７，８と羽根９とを一体に製作することが考え
られるが、狭隘な２枚の側板７，８間で羽根９を他方の
側板８に溶接する等といった作業は技術的に極めて困難
である。
【０００６】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、羽根を迂回する流体の流れを減少させて遠心圧縮機
の効率を向上することを目的としている。
で、羽根を迂回する流体の流れを減少させて遠心圧縮機
の効率を向上することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブロワ扇車の
最外周部とブロワ車室との間を連通する狭隘な流路を形
成し得るようブロワ扇車の軸心方向に対向配置した一対
の側板のうちの一方の側板に、前記流路を通過する流体
を昇圧してブロワ車室に導く羽根を一体に設け、他方の
側板を前記一方の側板に向け移動自在に構成すると共に
前記他方の側板の裏側に空洞部を形成し、且つ前記流路
の出口部と前記空洞部とを連通する連通孔を前記他方の
側板に穿設したことを特徴とする遠心圧縮機の羽根付き
ディフューザに係るものである。
最外周部とブロワ車室との間を連通する狭隘な流路を形
成し得るようブロワ扇車の軸心方向に対向配置した一対
の側板のうちの一方の側板に、前記流路を通過する流体
を昇圧してブロワ車室に導く羽根を一体に設け、他方の
側板を前記一方の側板に向け移動自在に構成すると共に
前記他方の側板の裏側に空洞部を形成し、且つ前記流路
の出口部と前記空洞部とを連通する連通孔を前記他方の
側板に穿設したことを特徴とする遠心圧縮機の羽根付き
ディフューザに係るものである。
【０００８】
【作用】従って本発明では、遠心圧縮機の運転を開始し
てブロワ扇車により流体を流路に導くと、該流体は羽根
により昇圧されてブロワ車室に流れ込む。
てブロワ扇車により流体を流路に導くと、該流体は羽根
により昇圧されてブロワ車室に流れ込む。
【０００９】このとき、前記流路の出口部の昇圧された
流体の一部が連通孔を介して空洞部に流入し、該空洞部
内の圧力が流路側の昇圧途中の流体の圧力以上に高めら
れ、この圧力差によって他方の側板が一方の側板に向け
移動されて羽根に押し付けられる。
流体の一部が連通孔を介して空洞部に流入し、該空洞部
内の圧力が流路側の昇圧途中の流体の圧力以上に高めら
れ、この圧力差によって他方の側板が一方の側板に向け
移動されて羽根に押し付けられる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【００１１】図１は本発明の一実施例を示すもので、図
２及び図３と同一の符号を付した部分は同一物を表わし
ている。
２及び図３と同一の符号を付した部分は同一物を表わし
ている。
【００１２】前述した図２及び図３の遠心圧縮機１と略
同様に構成した遠心圧縮機１１において、ブロワ扇車２
の最外周部とブロワ車室４との間を連通する狭隘な流路
６を形成し得るようブロワ扇車２の軸心方向に対向配置
した一対の側板７，１２のうちの一方の側板７をケーシ
ング１０に固定し、前記一方の側板７に前記流路６を通
過する流体５を昇圧してブロワ車室４に導く羽根９を一
体に設け、更に、他方の側板１２をケーシング１０に形
成した凹部１３に摺動自在に嵌合することによって、前
記他方の側板１２を一方の側板７に向け移動自在に構成
すると共に前記他方の側板１２の裏側に空洞部１４を形
成し、前記流路６の出口部６ａと前記空洞部１４とを連
通する連通孔１５を前記他方の側板１２に穿設して羽根
付きディフューザ１６を構成する。
同様に構成した遠心圧縮機１１において、ブロワ扇車２
の最外周部とブロワ車室４との間を連通する狭隘な流路
６を形成し得るようブロワ扇車２の軸心方向に対向配置
した一対の側板７，１２のうちの一方の側板７をケーシ
ング１０に固定し、前記一方の側板７に前記流路６を通
過する流体５を昇圧してブロワ車室４に導く羽根９を一
体に設け、更に、他方の側板１２をケーシング１０に形
成した凹部１３に摺動自在に嵌合することによって、前
記他方の側板１２を一方の側板７に向け移動自在に構成
すると共に前記他方の側板１２の裏側に空洞部１４を形
成し、前記流路６の出口部６ａと前記空洞部１４とを連
通する連通孔１５を前記他方の側板１２に穿設して羽根
付きディフューザ１６を構成する。
【００１３】而して、遠心圧縮機１１の運転を開始して
ブロワ扇車２により流体５を流路６に導くと、該流体５
は羽根９により昇圧されてブロワ車室４に流れ込む。
ブロワ扇車２により流体５を流路６に導くと、該流体５
は羽根９により昇圧されてブロワ車室４に流れ込む。
【００１４】このとき、前記流路６の出口部６ａの昇圧
された流体５の一部が連通孔１５を介して空洞部１４に
流入し、該空洞部１４内の圧力が流路６側の昇圧途中の
流体５の圧力以上に高められ、この圧力差によって他方
の側板１２が一方の側板７に向け移動されて羽根９に押
し付けられる。
された流体５の一部が連通孔１５を介して空洞部１４に
流入し、該空洞部１４内の圧力が流路６側の昇圧途中の
流体５の圧力以上に高められ、この圧力差によって他方
の側板１２が一方の側板７に向け移動されて羽根９に押
し付けられる。
【００１５】従って上記実施例によれば、他方の側板１
２を該側板１２の表裏の圧力差により羽根９に押し付け
て羽根９と他方の側板１２との間の隙間を狭めることが
できるので、羽根９を迂回する流体５の流れを減少させ
ることができ、よって遠心圧縮機１１の効率を向上する
ことができる。
２を該側板１２の表裏の圧力差により羽根９に押し付け
て羽根９と他方の側板１２との間の隙間を狭めることが
できるので、羽根９を迂回する流体５の流れを減少させ
ることができ、よって遠心圧縮機１１の効率を向上する
ことができる。
【００１６】尚、本発明の遠心圧縮機の羽根付きディフ
ューザは、上述の実施例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
ューザは、上述の実施例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】上記した本発明の遠心圧縮機の羽根付き
ディフューザによれば、他方の側板を該側板の表裏の圧
力差により羽根に押し付けて羽根と他方の側板との間の
隙間を狭めることができるので、羽根を迂回する流体の
流れを減少させることができ、よって遠心圧縮機の効率
を向上することができるという優れた効果を奏し得る。
ディフューザによれば、他方の側板を該側板の表裏の圧
力差により羽根に押し付けて羽根と他方の側板との間の
隙間を狭めることができるので、羽根を迂回する流体の
流れを減少させることができ、よって遠心圧縮機の効率
を向上することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の断面図である。
【図２】従来例を示す断面図である。
【図３】図２の一方の側板に形成した羽根の斜視図であ
る。
る。
２ ブロワ扇車 ４ ブロワ車室 ５ 流体 ６ 流路 ６ａ 出口部 ７ 一方の側板 ９ 羽根 １１ 遠心圧縮機 １２ 他方の側板 １４ 空洞部 １５ 連通孔 １６ 羽根付きディフューザ
Claims (1)
- 【請求項１】 ブロワ扇車の最外周部とブロワ車室との
間を連通する狭隘な流路を形成し得るようブロワ扇車の
軸心方向に対向配置した一対の側板のうちの一方の側板
に、前記流路を通過する流体を昇圧してブロワ車室に導
く羽根を一体に設け、他方の側板を前記一方の側板に向
け移動自在に構成すると共に前記他方の側板の裏側に空
洞部を形成し、且つ前記流路の出口部と前記空洞部とを
連通する連通孔を前記他方の側板に穿設したことを特徴
とする遠心圧縮機の羽根付きディフューザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25958991A JPH0571498A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 遠心圧縮機の羽根付きデイフユーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25958991A JPH0571498A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 遠心圧縮機の羽根付きデイフユーザ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571498A true JPH0571498A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17336209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25958991A Pending JPH0571498A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 遠心圧縮機の羽根付きデイフユーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0571498A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100414103B1 (ko) * | 2001-08-17 | 2004-01-07 | 엘지전자 주식회사 | 터보 압축기의 디퓨져 장착구조 |
| WO2016087126A1 (de) * | 2014-12-05 | 2016-06-09 | Continental Automotive Gmbh | Verdichter mit veränderlicher diffusorbreite |
| US9988939B2 (en) | 2010-09-13 | 2018-06-05 | Ihi Corporation | Fixed vane-type turbocharger |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP25958991A patent/JPH0571498A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100414103B1 (ko) * | 2001-08-17 | 2004-01-07 | 엘지전자 주식회사 | 터보 압축기의 디퓨져 장착구조 |
| US9988939B2 (en) | 2010-09-13 | 2018-06-05 | Ihi Corporation | Fixed vane-type turbocharger |
| WO2016087126A1 (de) * | 2014-12-05 | 2016-06-09 | Continental Automotive Gmbh | Verdichter mit veränderlicher diffusorbreite |
| CN106460855A (zh) * | 2014-12-05 | 2017-02-22 | 大陆汽车有限公司 | 具有可变扩压器宽度的压缩机 |
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