JPH0571408A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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Publication number
JPH0571408A
JPH0571408A JP25415791A JP25415791A JPH0571408A JP H0571408 A JPH0571408 A JP H0571408A JP 25415791 A JP25415791 A JP 25415791A JP 25415791 A JP25415791 A JP 25415791A JP H0571408 A JPH0571408 A JP H0571408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
pressure
internal combustion
combustion engine
misfire
Prior art date
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Pending
Application number
JP25415791A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shibahara
篤 芝原
Tomoji Kobayashi
智次 小林
Satoru Goto
悟 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP25415791A priority Critical patent/JPH0571408A/ja
Publication of JPH0571408A publication Critical patent/JPH0571408A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一個の圧力センサを用いて排気脈動の圧力を
測定し、各シリンダの失火を検出する内燃機関の失火検
出装置を得る。 【構成】 ロータリエンコーダ13はクランク角度に対
応してパルス信号を出力し、内燃機関における各シリン
ダの爆発タイミングに対応した検出範囲A〜Fを設定す
る。各シリンダの排気管が合流する部分に設けられた1
個の圧力センサ11は、各検出範囲において対応するシ
リンダによる排気脈動の最大圧力を検出する。制御手段
は、機関の負荷から算出される各シリンダによる圧力と
前記最大圧力を比較し、当該シリンダが失火しているか
否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気脈動を
利用して各シリンダの失火を検出することのできる内燃
機関の失火検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多気筒の内燃機関においては、噴射ノズ
ル・燃料ポンプ等の故障による燃料供給の停止や、点火
装置の故障等の原因によって、運転中に一又は二以上の
シリンダが失火してしまうことがある。このような失火
を検出するため、従来は各シリンダごとに圧力センサを
設け、各シリンダの内圧を直接計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の失火検出装置に
よれば、高価な圧力センサを各シリンダごとに直接設け
なければならないため、装置全体が複雑化するとともに
高価になってしまうという問題があった。また、爆発圧
力の高い内燃機関では、圧力センサの耐久性からみて長
期間の使用は困難であった。
【0004】本発明は、多数の圧力センサを用いること
なく、機関の排気脈動を利用して単一の圧力センサで各
シリンダの失火を検出することのできる失火検出装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決すための手段】本発明に係る内燃機関の失
火検出装置は、複数のシリンダを有する内燃機関からの
排気脈動を検出する圧力検知手段と、内燃機関のクラン
ク角度を検出することにより各シリンダの爆発タイミン
グに対応して前記排気脈動の検出範囲を設定するクラン
ク角度検出手段と、前記各検出範囲内において検出され
た圧力を基準圧力と比較して当該シリンダの失火を判断
する制御手段とを具備している。
【0006】
【作用】内燃機関が作動すると、各シリンダの爆発タイ
ミングに対応した排気脈動が生じる。クランク角度検出
手段は、各シリンダの爆発に対応するように排気脈動の
検出範囲を設定する。各検出範囲ごとに、圧力検知手段
は各シリンダの排気脈動による圧力を検出する。制御手
段は、圧力検知手段の検知した圧力と基準圧力を比較し
て、各検知範囲に対応するシリンダが失火しているか否
かを判断する。
【0007】
【実施例】図1は本実施例の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の内燃機関10はシリンダ1〜6を有する
6気筒であり、各シリンダの排気管が合流する部分、例
えば排気タービンの排気入口部等には、圧力検知手段と
しての圧力センサ11が一個設けられている。
【0008】また、内燃機関10には、クランク角度検
出手段としてのロータリエンコーダ12,13が設けら
れている。図3に示すように、ロータリエンコーダ12
は、特定のシリンダの爆発にタイミングを合せてトリガ
信号を出力する。図3に示すように、ロータリエンコー
ダ13は、各シリンダ1〜6の爆発タイミングに対応し
た排気脈動の検出範囲A〜Fを設定するようにパルス信
号を出力する。
【0009】また図1に示すように、内燃機関10に
は、負荷センサ14が設けられている。
【0010】図1に示すように、前述した圧力センサ1
1とロータリエンコーダ12,13と負荷センサ14
は、制御手段15に接続されている。図3に示すように
内燃機関10の運転時には、ロータリエンコーダ13に
よって設定される各検出範囲A〜Fごとに、共通の圧力
センサ11が各シリンダによる排気脈動を順次圧力とし
て検出し、この検出結果を制御手段15に出力する。制
御手段15は、負荷センサ14からの信号に基づき、負
荷に対応した爆発時の基準圧力を算出する。そして、制
御手段15はこの基準圧力と前記排気脈動の圧力を比較
して当該シリンダが失火しているか否かを判断するよう
に構成されている。なお、CRT16は本装置による失
火検出の状況を随時表示するようになっている。
【0011】次に、以上の構成における作用を説明す
る。図2において、S1でロータリエンコーダ12から
制御手段15にトリガ信号が入力する。次にS2におい
て、ロータリエンコーダ13からの信号が入力すると、
共通の圧力センサ11が検出範囲に対応して排気脈動の
圧力計測を開始し、さらにロータリエンコーダ13から
の信号が入力することによって同検出範囲における圧力
計測が終了する。この間、圧力センサ11から次々と送
られてくる計測値は、制御手段15において記憶値と比
較される。そして記憶値が大きければそのまま記憶値が
保持され、計測値の方が大きければ記憶値が更新され
る。このようにして、ロータリエンコーダ13の信号で
設定された検出範囲において、これに対応する特定のシ
リンダによる排気脈動の圧力の最大値が検出される。
【0012】特定の検出範囲に対応する特定のシリンダ
について圧力測定が終ると、S3においてシリンダ数が
カウントされる。次にS4に示すように、さらに制御手
段15は負荷センサ14からの信号によって内燃機関1
0の負荷を計測し、この計測結果及びカウントされたシ
リンダ数から前記特定のシリンダによる爆発圧力の最大
値を計算する。
【0013】なお、圧力センサ11は各シリンダの排気
管が合流している位置に設けられているので、この位置
から各シリンダまでの距離はシリンダごとに異なってい
る。従って、負荷に応じた各シリンダ内の圧力値はほぼ
同じであっても、排気タービンの排気入口等における排
気脈動の各最大圧力値は各シリンダごとに異なるのであ
る。
【0014】そしてS5において、制御手段15は、検
出範囲における最大圧力である前記記憶値とS4で算出
した計算圧力値を比較する。
【0015】負荷等から算出した計算圧力値よりも前記
記憶値の方が小さい時は、S6に示すように当該シリン
ダは失火していると判断されて失火カウントが1つ繰上
りこの失火カウントがあらかじめ定めた設定回数を越え
た場合には失火警報がCRT16等に表示・出力され
る。
【0016】負荷等から算出した計算圧力値よりも前記
記憶値の方が大きい時は、S7に示すように正常燃焼と
判断されて失火カウントはクリアされる。
【0017】そしてS8に示すように、正常燃焼してい
るシリンダ数のカウントが6以下である場合にはS2以
下の手順を繰返して各シリンダの計測を順次行なってい
くが、正常燃焼の判断が7回目になった時には前記シリ
ンダ数のカウントをクリアし、トリガ信号入力によって
各シリンダの一連の計測が再び開始される。
【0018】本実施例では、検出した圧力の最大値と負
荷から算出した基準圧力を比較していたが、圧力波形の
面積によって比較するようにしてもよい。
【0019】本発明に係る内燃機関の失火検出装置によ
れば、単一の圧力検知手段で排気脈動を計測している
が、クランク角度検出手段によって測定タイミングを設
定しているので、排気脈動による圧力の各ピーク値がど
のシリンダの爆発に対応しているか判別でき、さらに負
荷から定まる各シリンダの基準圧力との比較によって容
易に失火の判断を行なうことができる。このように本発
明によれば、簡単かつ安価な構成で内燃機関の失火を確
実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】同実施例の作用を示す流れ図である。
【図3】同実施例において制御手段に入力してくる各種
信号の波形図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 11 圧力検知手段としての圧力センサ 12 制御手段 13 クランク角度検出手段としてのロータリエンコー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダを有する内燃機関からの
    排気脈動を検出する圧力検知手段と、内燃機関のクラン
    ク角度を検出することにより各シリンダの爆発タイミン
    グに対応して前記排気脈動の検出範囲を設定するクラン
    ク角度検出手段と、前記各検出範囲内において検出され
    た圧力を基準圧力と比較して当該シリンダの失火を判断
    する制御手段とを具備する内燃機関の失火検出装置。
JP25415791A 1991-09-06 1991-09-06 内燃機関の失火検出装置 Pending JPH0571408A (ja)

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JP25415791A JPH0571408A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 内燃機関の失火検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11226264B2 (en) * 2019-08-30 2022-01-18 Volkswagen Aktiengesellschaft Method for the diagnosis of engine misfires in an internal combustion engine
WO2022255442A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 三菱重工業株式会社 内燃機関の失火検知装置、および、失火検知方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03246351A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Nippondenso Co Ltd 内燃機関の失火検出装置

Patent Citations (1)

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