JPH057132Y2 - - Google Patents

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JPH057132Y2
JPH057132Y2 JP11706888U JP11706888U JPH057132Y2 JP H057132 Y2 JPH057132 Y2 JP H057132Y2 JP 11706888 U JP11706888 U JP 11706888U JP 11706888 U JP11706888 U JP 11706888U JP H057132 Y2 JPH057132 Y2 JP H057132Y2
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fruit
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、現在果実の出荷容器として最も広
く使用されている段ボール箱等紙箱に関するもの
で、果実輸送時に於いて出荷容器に求められる鮮
度保持の機能性向上を計つたものである。
前述の通り段ボール箱等紙箱は、その利便性か
ら出荷容器として適切な素材であるが、果実輸送
に関しては、その機能は十分では無かつた。それ
は、果実の輸送中に於ける荷いたみの原因の多く
が出荷容器に起因していると思われるからであ
る。具体的には、紙箱の構造が果実に負荷を掛け
易くなつており物理的損傷を引き起こし易いこと
と、圧縮強度の問題上通気孔が大きく取りにくい
ため予冷が利きにくく、特に長距離輸送の際に生
理的損傷が起き易いこととの二つがあるが、本考
案は以上の二点の問題に可能なかぎり改良を加え
ることを目的とするものである。
本考案を図面について説明すると、第1図は形
成及び組立終了後(即ち、果実梱包時)の本体1
の外観を斜め上方より見た図で、発生した四個の
通気孔3に予冷時の冷気の流れ8が通過してお
り、広い長方形の開口部である通気孔3が示され
ている。第2図のイは本体1を展開する際の一実
施例で、切り目及び切取り線a、山折り線b、谷
折り線cの平面的な位置関係を示しており後述す
る中仕切板2の差し込用耳5を受ける差し込穴4
だけが見えており通気孔3が存在していないこと
も示している。また第2図のロは中仕切板2の展
開図で、各々二個ずつの差し込用耳5と足6の様
子を示している。第3図は第1図に於ける外観の
正投象図でハは上面図、ニは正面図、ホは側面図
で四個の通気孔3の本体1に於ける正確な位置関
係を示している。第4図は果実7の梱包時に於け
る断面図で、ヘは第3図−ホのA−A′線沿いに
切断して矢印方向を見たもので本体1側の差し込
穴4に中仕切板2が固定された様子を示してお
り、形成終了時の中仕切板2は本体1の四隅に間
隙が発生するように作られていて通気孔3の位置
で荷室の上下方向に於ける通気が可能なことを示
している。また、この間隙によつてトラスが組ま
れ本体1の水平方向に於ける変形を防ぐ効果があ
ることも示している。次にトは、第4図−ヘと同
様に第3図−ホのB−B′線沿いに切断して矢印
方向を見たもので本体1の内部に中仕切板2によ
つて通気孔3と二層の荷室が形成され、各々の荷
室に果実7を入れることが可能なことを示してい
るが、この時中仕切板2とその足6は本体1側の
差し込穴4と周囲からの固定によつてこの断面に
於いてラーメン構造になり、上の荷室の果実7の
重圧が下の荷室の果実7にかからないことも示し
ている。次にチは第3図−ハのc−c′線沿いに切
断して矢印方向を見たもので第4図−トと同様の
ことを示しているが、中仕切板2の差し込用耳5
は本体1側の差し込穴4の二点で引つ張られてお
り、この断面に関しては中仕切板2は吊構造にな
ることを示している。第5図は今までに述べてき
たこの考案の単体での特徴を立体透視的に説明し
たもので、上下二層に区切られた荷室と内部を通
過する冷気の流れ8を示している。最後に第6図
であるが、これはこの考案を用いて大量輸送を行
なつた際(差圧通風予冷下に於ける)の効果の発
生の様子を第4図−トを用いて示したもので、こ
の図には三つの効果が示されている。一つ目は文
頭にも述べた物理的損傷に対する対策の効果であ
るが、果実7の荷室がそれぞれ独立しており上段
の果実7の重圧を受けにくい構造になつていて輸
送中の振動衝撃による損傷を最小限にとどめる効
果が期待できるものである。二つ目は前述の効果
を受けて垂直方向に従来より高く積み重ねること
が可能となることで、輸送効率を高める効果も期
待できるものである。三つ目は生理的損傷に対す
る対策の効果であるが、第1図でも示した通り広
い通気孔3と二層の荷室によつて冷気の流れ8が
通り易くなり予冷の効果が期待できるもので、ま
た通気孔3の合わせ目が点と点ではなく面と面で
あることから常に計算通りの予冷効果が期待でき
るものである。
この考案は上記のような構成であるから出荷容
器としての果実輸送時に於ける鮮度保持性は向上
したものと思われ、また荷室が二層であることか
ら寸法上の自由度も大きく実用上有益な考案であ
ると思われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の組み立て完成時の外観斜視
図、第2図は本考案を展開した時の一実施例でイ
は紙箱本体の展開例、ロは中仕切板の展開図、第
3図は第1図の正投象図でハは上面図、ニ及びホ
は同一床面に二つの本考案を並べたもので順にニ
は正面図、ホは側面図、第4図は断面図でヘは第
3図−ホのA−A′線沿いに切断して矢印方向に
見た断面図、ト及びチは第3図−ニ,ホ同様に二
つの本考案断面を同一床面に並べたもので、トは
第3図−ホのB−B′線沿いに切断して矢印方向
に見た横断面図、チは第3図−ハのC−C′線沿い
に切断して矢印方向に見た縦断面図、第5図は本
考案を立体透視的に見た斜視図、第6図は輸送時
に於ける本考案に依る積み荷状態を表した横断面
図で、第4図−トの横断面図を用いて本考案の特
徴を示した説明図。 1……紙箱本体、2……中仕切板、3……通気
孔、4……差し込穴(本体側)、5……差し込用
耳(中仕切板側)、6……足(中仕切板側)、7…
…果実、8……冷気の流れ。(以下、第2図中;
a……切り目及び切取り線、b……山折り線、c
……谷折り線)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切り目、及び山折り谷折りの折り目を付けた折
    たたみ式の紙箱本体1と、紙箱本体1の内部を水
    平に間仕切るための足6及び差し込用耳5を持つ
    中仕切板2の二つの部品で構成される果実輸送用
    の紙箱で、箱を形成する際前述の切り目、及び山
    折り谷折りの折り目によつて通気孔3と、中仕切
    板2を支えるための差し込穴4が発生するもの
    で、これに前述の中仕切板2の差し込用耳5と足
    6を果実7を箱詰めする際に組み込んで、形成終
    了後には二層の果実7用荷室と四個の通気孔3を
    有する組立式の紙箱。
JP11706888U 1988-09-05 1988-09-05 Expired - Lifetime JPH057132Y2 (ja)

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JP11706888U JPH057132Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05

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JP11706888U JPH057132Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05

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Publication Number Publication Date
JPH0237818U JPH0237818U (ja) 1990-03-13
JPH057132Y2 true JPH057132Y2 (ja) 1993-02-23

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ID=31360184

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