JPH0571178A - 梁床補強構造 - Google Patents

梁床補強構造

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JPH0571178A
JPH0571178A JP25593691A JP25593691A JPH0571178A JP H0571178 A JPH0571178 A JP H0571178A JP 25593691 A JP25593691 A JP 25593691A JP 25593691 A JP25593691 A JP 25593691A JP H0571178 A JPH0571178 A JP H0571178A
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steel
beams
floor
wire rods
wire
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Keiichi Haba
恵一 羽場
Masayoshi Kawada
雅義 川田
Hiroshi Nozaki
博 野崎
Keiko Adachi
桂子 足立
Katsuzo Ohata
克三 大畑
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各鉄骨梁間に一対の線材を順次に挿通して側
視タスキ状に組み込み、施工性とともに補強性能、信頼
性を向上した梁床補強構造を提供するにある。 【構成】 間隔を置き平行に架設された鉄骨大梁及び鉄
骨小梁からなる複数の鉄骨梁1,2、及び鉄骨梁1,2
上に配設された床スラブ3等からなる梁床構造におい
て、一対のワイヤーや鋼線等の線材4,5を各鉄骨梁
1,2のウエブ上、下部に交互にかつ順次に挿通して緊
張し、各鉄骨梁1,2に一対の線材4,5を直交方向に
挿通して側視タスキ状に組み込み形成された補強機構を
具備したことに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛直荷重に対する補強
機構に特徴を有する梁床補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の梁床補強構造は、図5(A),
(B)に示すように柱(図示省略)間に架設された鉄骨
大梁11、桁梁(図示省略)の間に架設された鉄骨小梁
12、及び各鉄骨梁11,12上に配設された床スラブ
13等からなる梁床構造において、図5(A)のように
平行に架設された鉄骨大梁11と鉄骨小梁12の間に斜
材14の両端部を固着して連結し、鉄骨小梁12,12
の間に1対の斜材15,15及び水平材16の各両端部
を固着して連結した補強機構が付設され、又は、図5
(B)のように鉄骨大梁11と鉄骨小梁12の間に斜材
17の両端部を固着して連結した補強機構が付設され、
それらの補強機構により鉛直荷重に対する応力、たわ
み、振動等の耐強度が高められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の梁床補強構造
は、前記のように各鉄骨梁間にそれぞれ斜材や水平材を
個別に連結して配設する構造になつているため、多数の
構成部材が必要となり、梁がロングスパンになると梁部
材が大型化しコスト高となるとともに、装着作業に多く
の手数、手間を要し、各鉄骨梁間の補強強度にバラツキ
が生じ易く、施工性能、信頼性等に問題点がある。
【0004】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、各
鉄骨梁間に一対の線材を順次に挿通して側視タスキ状に
組み込み、施工性とともに補強性能、信頼性を向上した
梁床補強構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、間隔を置き平
行に架設された鉄骨大梁及び鉄骨小梁からなる複数の鉄
骨梁、及び同鉄骨梁上に配設された床スラブ等からなる
梁床構造において、一対のワイヤーや鋼線等の線材を各
鉄骨梁のウエブ上、下部に交互にかつ順次に挿通して緊
張し、各鉄骨梁に一対の前記線材を直交方向に挿通して
側視タスキ状に組み込み形成された補強機構により、組
み込み施工を容易とし鉛直荷重に対する耐強度、その信
頼性を高めている。
【0006】
【作用】間隔を置き平行に架設された複数の鉄骨梁、及
び同鉄骨梁上に配設された床スラブ等からなる梁床構造
において、各鉄骨梁のウエブ上、下部に一対の線材を交
互にかつ順次に挿通して緊張し、各鉄骨梁に一対の前記
線材を直交方向に挿通して側視タスキ状に組み込み補強
機構として容易に組み込み形成され、その補強機構は、
トラス梁と同様な補強機構として効果的に機能するとと
もに、各線材の全長により梁床構造にかかる集中荷重を
支持し、さらに、支持耐力の調節が容易に行われ、既存
の梁床構造にも容易に組み込まれて局部的荷重の増加に
も自由に対応できるなど、鉛直荷重に対する応力、たわ
み、振動等が効果的に支持されて、優れた支持耐力、信
頼性が得られる。
【0007】
【実施例】図1及び図2に本発明の第1実施例、図3及
び図4に第2実施例を示す。図1及び図2の第1実施例
において、1は柱10間に架設された鉄骨梁(鉄骨大
梁)、2は桁梁1a間に架設された鉄骨梁(鉄骨小
梁)、3は鉄骨梁1,2、桁梁1a上に配設された床ス
ラブ、4,5はワイヤーや鋼線等の線材であつて、間隔
を置き平行に架設された鉄骨大梁及び鉄骨小梁からなる
複数の鉄骨梁1,2、及び鉄骨梁1,2上に配設された
床スラブ3等からなる梁床構造において、一対のワイヤ
ーや鋼線等の線材4,5を、鉄骨梁1,2のウエブ上、
下部に設けた挿通孔6a,6bに交互にかつ順次に挿通
して緊張し、線材4,5の各端部を適宜の定着手段7で
固定し各線材4,5に所要の緊張力Fを付加して、鉄骨
梁1,2に一対の線材4,5を直交方向に挿通して側視
タスキ状に組み込み形成された補強機構を具備した梁床
補強構造になつており、一対の線材4,5は、図2に示
すように床スラブ3下の全域にわたり適宜間隔を置き平
行に配設される。
【0008】前記の梁床補強構造は、一対の線材4,5
を各鉄骨梁1,2の上、下部に交互にかつ順次に挿通し
て緊張し、その各端部を定着することにより、各鉄骨梁
1,2に対し直交方向に挿通した側視タスキ状の補強機
構として容易に組み込み形成され、トラス梁と同様な補
強機構として効果的に機能するとともに、各線材4,5
の全長により梁床構造にかかる集中荷重も効果的に支持
され、さらに、支持耐力の調節が容易に行われて、既存
の梁床構造にも容易に組み込まれて局部的荷重の増加に
も自由に対応できるなど、鉛直荷重に対する応力、たわ
み、振動等が効果的に支持されて、優れた支持耐力、信
頼性が得られる。さらに、前記梁床補強構造は、床スラ
ブ3下の各鉄骨梁の間に容易にかつコンパクトに組み込
まれ、梁丈を小さくでき、階高が小さく設定されるな
ど、架構全体の設計が極めて経済的、合理的になる。
【0009】図3及び図4に示す本発明の第2実施例
は、第1実施例に比べると線材4と5を、図示のように
間隔を置き平行に配設して、各鉄骨梁1,2にその隣接
した各一対の線材4,5を直交方向に挿通して側視交互
に組み込み形成された補強機構を具備した構成に特徴を
有し、その他の構成は第1実施例と同様な構成になつて
おり、このような構成にしても、各線材4,5の強度等
の調節により基本的に第1実施例と同様な作用、効果が
得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上述のような構成からなり、
各鉄骨梁の上、下部に一対の線材を交互にかつ順次に挿
通して緊張し、各鉄骨梁に対し直交方向に挿通して形成
された側視タスキ状の補強機構として容易に組み込ま
れ、トラス梁と同様な補強機構として効果的に機能する
とともに、各線材の全長により梁床構造にかかる集中荷
重も効果的に支持されて、支持耐力の調節が容易に行わ
れ、既存の梁床構造にも容易に組み込まれ局部的荷重の
増加にも自由に対応できるなど、鉛直荷重に対する応
力、たわみ、振動等が効果的に支持されて、優れた支持
耐力、信頼性が得られる。 さらに、床スラブ下の各鉄
骨梁の間に容易にかつコンパクトに組み込まれ、梁丈を
小さくでき、階高が小さく設定されるなど、架構全体の
設計が極めて経済的、合理的になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図2Xa−Xa部分
の側視機構図(A)と要部の拡大側視機構図(B)
【図2】第1実施例の線材配置を示す平面機構図
【図3】第2実施例を示す図3Ya−Ya部分の側視機
構図(A)と図3Yb−Yb部分の側視機構図(B)
【図4】第2実施例の線材配置を示す平面機構図
【図5】従来例を示す各側視機構図(A),(B)であ
る。
【符号の説明】
1,2 鉄骨梁 3 床スラブ 4,5 線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 桂子 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 大畑 克三 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を置き平行に架設された鉄骨大梁及
    び鉄骨小梁からなる複数の鉄骨梁、及び同鉄骨梁上に配
    設された床スラブ等からなる梁床構造において、一対の
    ワイヤーや鋼線等の線材を各鉄骨梁のウエブ上、下部に
    交互にかつ順次に挿通して緊張し、各鉄骨梁に一対の前
    記線材を直交方向に挿通して側視タスキ状に組み込み形
    成された補強機構を具備したことを特徴とする梁床補強
    構造。
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JP4499957B2 (ja) * 2001-06-08 2010-07-14 新日本製鐵株式会社 床の構造および構築方法
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