JPH0570599A - 多糖誘導体及びその製造法、並びに分離剤 - Google Patents

多糖誘導体及びその製造法、並びに分離剤

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JPH0570599A
JPH0570599A JP4032528A JP3252892A JPH0570599A JP H0570599 A JPH0570599 A JP H0570599A JP 4032528 A JP4032528 A JP 4032528A JP 3252892 A JP3252892 A JP 3252892A JP H0570599 A JPH0570599 A JP H0570599A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた分割能力を有し、担体に担持すること
なくそのまま分取液体クロマトグラフィーの固定相とし
て用いられる分離剤を提供する。 【構成】 多糖芳香族カルバメート又は多糖芳香脂肪族
カルバメートを先ず有機溶媒に溶解させ、次いで先の有
機溶媒に対し0〜0.5 倍容量の炭素数4〜22の炭化水素
を添加し、更にこの溶液を十分に撹拌している界面活性
剤水溶液に徐々に加え、撹拌を継続しながら有機溶媒を
除去し、固体粒子を単離し、洗浄、乾燥して、平均直径
1〜200 μm 及び比表面積0.5〜300 m2/gを有する微
粒状多糖芳香族カルバメート又は多糖芳香脂肪族カルバ
メートを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多糖誘導体及びその製造
法、並びに分離剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多糖の
エステルおよびカルバメートをシリカゲルに担持して固
定相とする液体クロマトグラフィー充填剤が優れた光学
分割能力を有することは既に知られている(特開平2−
289601号公報)。しかし、担体として用いられているシ
リカゲルは非常に高価なものである。又、微粒状の、芳
香族または芳香脂肪族カルボン酸のセルロースエステル
の製造法が知られている(特開平1−152101号公報)。
しかし、微粒状多糖芳香族カルバメート又は多糖芳香脂
肪族カルバメートは、その溶解性およびその溶媒が限ら
れていたため調製が困難であり製造されていなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、微粒状多糖芳香族カルバメ
ート又は多糖芳香脂肪族カルバメートの粒子が容易に得
られ且つ、粒子化によって優れた分割能力を有し、特に
分離係数が担体に担持したものに比べ大きく、分取液体
クロマトグラフィーに適していることを見出し、本発明
を完成した。即ち、本発明は、平均粒径1〜200 μm 及
び比表面積0.5 〜300 m2/gを有する微粒状多糖芳香族
カルバメート又は多糖芳香脂肪族カルバメートからなる
多糖誘導体、及びその製造法、並びにその多糖誘導体か
らなる、ラセミ化合物、構造異性体混合物を分離するた
めの分離剤、特にクロマトグラフィーにおける固定相と
して用いられる分離剤を提供するものである。
【0004】本発明における多糖誘導体の粒子の平均粒
径は、用途により異なるが、1〜200μm 、好ましくは分
析用としては3〜20μm 、分取用としては10〜200 μm
である。また、平均粒径を非常に狭い範囲にするには、
通常の方法、例えば沈降、篩別またはサイクロン等によ
る遠心分離により分別することにより可能である。本発
明における多糖誘導体の比表面積は、0.5 〜300 m2
g、好ましくは1〜80m2/gである。粒子形状として
は、球状あるいは破砕状で、好ましくは球状である。粒
子の表面状態としては、多孔あるいは無孔で、好ましく
は吸着面積を大きくし、分離性能を向上させるために多
孔が好ましい。粒径分布としては、クロマトグラフィー
分離剤に用いるためには、分布範囲が狭いものが好まし
い。
【0005】本発明の多糖芳香族カルバメート又は多糖
芳香脂肪族カルバメートは、下記(1)式又は (2)式 R−N=C=O (1) R−X−N=C=O (2) (式中、Rはヘテロ原子を含んでもよい1価の芳香族炭
化水素基であり、非置換であっても、又は炭素数1〜12
のヘテロ原子を含んでもよい炭化水素、シアノ、ハロゲ
ン、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ及びジ(炭素数1〜8
のアルキル)アミノ基からなる群から選ばれた1つ以上
の基によって置換されていてもよい。Xは炭素数1〜4
の2価の炭化水素基であり、二重結合あるいは三重結合
を含んでいてもよい。)で表されるイソシアネートから
誘導される。
【0006】上記Rで示される1価の芳香族炭化水素基
を例示するならば、フェニル、ナフチル、フェナントリ
ル、アントラシル、インデニル、インダニル、フリル、
チオニル、ピリル、ベンゾフリル、ベンズチオニル、イ
ンジル、ピリジル、ピリミジル、キノリニル及びイソキ
ノリニル等の基が挙げられる。またRで示される1価の
芳香族炭化水素基の置換基としては、例えば炭素数1〜
12のアルキル、炭素数1〜12のアルコキシ、炭素数1〜
12のアルキルチオ、シアノ、ハロゲン、炭素数1〜8の
アシル、炭素数1〜8のアシルオキシ、ヒドロキシ、炭
素数1〜12のアルコキシカルボニル、ニトロ、アミノお
よびジ(炭素数1〜8のアルキル)アミノなどの基が挙
げられる。
【0007】Xは炭素数1〜4の2価の炭化水素基であ
り、二重結合あるいは三重結合を含んでいてもよい。例
示すれば、メチレン、エチレン、エチリデン、エテニレ
ン、エチニレン、 1,2−または 1,3−プロピレン、 1,1
−または 2,2−プロピリデンなどである。
【0008】本発明における多糖とは天然多糖、合成多
糖、天然物変性多糖のいずれかを問わず、光学活性であ
ればいかなるものであっても良いが、好ましくは結合様
式の規則性の高いものである。例示すれば、β−1,4 −
グルカン(セルロース)、α−1,4 −グルカン(アミロ
ース、アミノペクチン、シクロデキストリン)、α−1,
6 −グルカン(デキストラン)、β−1,6 −グルカン
(プスツラン)、β−1,3 −グルカン(例えばカードラ
ン、シゾフィラン等)、α−1,3 −グルカン、β−1,2
−グルカン(クラウンガル多糖)、β−1,4 −ガラクタ
ン、β−1,4 −マンナン、α−1,6 −マンナン、β−1,
2 −フラクタン(イヌリン)、β−2,6 −フラクタン
(レバン)、β−1,4−キシラン、β−1,3 −キシラ
ン、β−1,4 −キトサン、β−1,4 −N −アセチルキト
サン(キチン)、プルラン、アガロース、アルギン酸等
であり、さらに好ましくは高純度の多糖を容易に得るこ
とのできるセルロース、アミロース、β−1,4 −キトサ
ン、β−1,4 −マンナン、β−1,4 −キシラン、イヌリ
ン、キチン、キトサン、カードランである。これら多糖
の数平均重合度(一分子中に含まれるピラノースあるい
はフラノース環の平均数)は5以上、好ましくは10以上
であり、特に上限はないが 500以下であることが取り扱
いの容易さにおいて好ましい。
【0009】本発明で用いられる多糖芳香族カルバメー
ト又は多糖芳香脂肪族カルバメートは、上記 (1)式又は
(2)式で表されるイソシアネートと、多糖とから公知の
方法により、製造することができる。多糖の置換基の導
入率は10〜 100%、好ましくは80〜 100%である。
【0010】本発明の平均粒径1〜200 μm 及び比表面
積0.5 〜300 m2/gを有する微粒状多糖芳香族カルバメ
ート又は多糖芳香脂肪族カルバメートは、多糖芳香族カ
ルバメート又は多糖芳香脂肪族カルバメートを先ず有機
溶媒に溶解させ、次いで先の有機溶媒に対し0〜0.5 倍
容量の炭素数4〜22の炭化水素を添加し、更にこの溶液
を十分に撹拌している界面活性剤水溶液に徐々に加え、
撹拌を継続しながら有機溶媒を除去し、固体粒子を単離
し、洗浄、乾燥することにより得られる。得られる多糖
誘導体の粒径は、上記記載の方法において、撹拌速度が
10〜1000rpm 、好ましくは100 〜500rpmであって、有機
溶媒と水溶液の量の比率、多糖誘導体の濃度、有機溶媒
の添加速度、容器および撹拌羽根の形状により左右され
る。
【0011】ここで用いられる有機溶媒は、多糖カルバ
メートが溶けるものであれば如何なるものであってもよ
いが、特に水に不溶のものがよい。また、水に可溶なも
のでも水に不溶の溶剤を混合して使用することもでき
る。有機溶媒に溶解した多糖誘導体の溶液に添加する炭
化水素は、先の有機溶媒量に対し、0〜0.5 倍容量、好
ましくは0.1 〜0.3 倍容量である。炭化水素の炭素数は
2〜22個、好ましくは4〜10個である。具体例として
は、ブタン、ペンタン、ヘプタン、ヘキサン、オクタ
ン、ノナン、デカン等である。 〔有機溶媒+多糖誘導体+炭化水素〕:〔界面活性剤水
溶液〕の比率は1:10〜1:1(容量比)が好ましい。
【0012】本発明における界面活性剤とは、酸、二塩
基酸〜四塩基酸、又はそのヘミエステル、あるいはその
塩であり、好ましくは炭素数4〜18のアルキル硫酸塩、
特に好ましくはラウリル硫酸塩である。
【0013】上記のようにして得られた本発明の微粒状
多糖誘導体は、ラセミ化合物、構造異性体混合物を分離
するための分離剤、特にガスクロマトグラフィー、液体
クロマトグラフィーの充填剤として有用である。
【0014】
【発明の効果】本発明の多糖誘導体は機能材料として極
めて有用であり、特にラセミ化合物、構造異性体混合物
の分離に有効である。本発明の多糖誘導体は微粒状であ
るため、高価な担持剤(シリカゲル)を必要とせず、大
量・安価に製造でき、しかも表面を多孔性にすることで
比表面積が増大し分離係数を大きくすることができるた
め、経済的で、且つ効率的に分離することができる。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例によって記述するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0016】実施例1 セルロース−3,5 −ジメチルフェニルカルバメート 8.7
gを酸化メシチル300mlに溶解させる。これを約400rpm
で撹拌している600ml の0.75%ラウリル硫酸ナトリウム
水溶液中へ徐々に滴下した。同速度で撹拌を続けなが
ら、温度を90℃に加熱、減圧し、途中蒸留水250ml を追
加することにより酸化メシチルを留去した。残渣を濾過
により単離し、蒸留水およびエタノールで洗浄した。得
られた粉末を 140℃、16時間真空乾燥した。得られた粉
末の収量は 8.1g(収率93%)であった。得られた粉末
を篩別、および沈降法により分級し直径3〜6μm の球
状粒子を得、その比表面積は3.4 m2/g(BET法)で
あった。
【0017】実施例2 実施例1で得られた粉末を内径4.6 mm、長さ125mm のカ
ラムに充填し、HPLCにより表1に示す各種ラセミ化
合物の分離を行った。表1にその結果を示す。
【0018】実施例3 セルロース−3,5 −ジメチルフェニルカルバメート10.0
gを酸化メシチル250ml、アセトン50ml混合溶媒に溶解
させ、これにn−ノナン50mlを添加する。この溶液を約
400rpmで撹拌している600ml の0.75%ラウリル硫酸ナト
リウム水溶液中へ徐々に滴下した。同速度で撹拌を続け
ながら、温度を90℃に加熱、減圧し、途中蒸留水200ml
を追加することにより酸化メシチル、アセトンを留去し
た。残渣を濾過により単離し、蒸留水およびエタノール
で洗浄した。得られた粉末を140℃、16時間真空乾燥し
た。得られた粉末の収量は7.83g(収率78.3%)であっ
た。得られた粉末を篩別、および沈降法により分級し直
径3〜8μm の球状粒子を得、その比表面積は4.8 m2
g(BET法)であった。
【0019】実施例4 実施例3で得られた粉末を内径4.6 mm、長さ100mm のカ
ラムに充填し、HPLCにより表1に示す各種ラセミ化
合物の分離を行った。表1にその結果を示す。
【0020】実施例5 セルロース−3,5 −ジメチルフェニルカルバメート10.0
gを酸化メシチル 250ml、アセトン50ml混合溶媒に溶解
させ、これにn−ノナン50mlを添加する。この溶液を約
200rpmで撹拌している600ml の0.75%ラウリル硫酸ナト
リウム水溶液中へ徐々に滴下した。同速度で撹拌を続け
ながら、温度を90℃に加熱、減圧し、途中蒸留水200ml
を追加することにより酸化メシチル、アセトンを留去し
た。残渣を濾過により単離し、蒸留水およびエタノール
で洗浄した。得られた粉末を140℃、16時間真空乾燥し
た。得られた粉末の収量は8.46g(収率84.6%)であっ
た。得られた粉末を篩別、および沈降法により分級し直
径12〜30μm の球状粒子を得、その比表面積は1.2 m2
g(BET法)であった。
【0021】実施例6 アミロース−3,5 −ジメチルフェニルカルバメート10.0
gをクロロホルム300ml、N,N −ジメチルアセトアミド
6ml混合溶媒に溶解させ、これにn−ヘプタン40mlを添
加する。この溶液を約400rpmで撹拌している600ml の0.
75%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液中へ徐々に滴下し
た。同速度で撹拌を続けながら、温度を60℃に加熱、
減圧し、有機溶媒を留去した。残渣を濾過により単離
し、蒸留水およびエタノールで洗浄した。得られた粉末
を90℃、20時間真空乾燥した。得られた粉末の収量は
9.41g(収率94.1%)であった。得られた粉末を篩別、
および沈降法により分級し直径3〜6μm の球状粒子を
得、その比表面積は4.3 m2/g(BET法)であった。
【0022】実施例7 実施例6で得られた粉末を内径4.6 mm、長さ125mm のカ
ラムに充填し、HPLCにより表1に示す各種ラセミ化
合物の分離を行った。表1にその結果を示す。
【0023】
【表1】
【0024】 移動相:ヘキサン/2−プロパノール=9/1 流 速:0.5 ml/min 温 度:室温 なお、HPLCは日本分光製(ポンプ 880−PU、検出
器 875 −UV)を用いた。また表中の容量比(k1') 、
分離係数(α)は、それぞれ下式により定義される。
【0025】
【数1】
【0026】実施例8 セルロース トリスフェニルカルバメート10gを酸化メ
シチル250 ml、アセトン50ml混合溶媒に溶解させ、更に
n−ノナン50mlを加え、白濁が消えるまで攪拌した。こ
れを約400rpmで撹拌している600ml の0.75%ラウリル硫
酸ナトリウム水溶液中へ徐々に滴下した。同速度で撹拌
を続けながら、温度を40℃に加熱、減圧し、有機溶媒を
留去した。残渣を濾過により単離し、蒸留水およびエタ
ノールで洗浄した。得られた粉末を 140℃、19時間真空
乾燥した。得られた粉末の収量は7.2g(収率72%)で
あった。得られた粉末を篩別、および沈降法により分級
し直径6〜15μm の球状粒子を得、その比表面積は5.4
m2/g(BET法)であった。
【0027】実施例9 実施例8で得られた粉末を内径4.6 mm、長さ125mm のカ
ラムに充填し、HPLCにより表2に示す各種ラセミ化
合物の分離を行った。表2にその結果を示す。
【0028】
【表2】
【0029】 移動相:ヘキサン/2−プロパノール=9/1 流 速:0.5 ml/min 温 度:室温 なお、HPLCは日本分光製(ポンプ 880−PU、検出
器 875 −UV)を用いた。
【0030】実施例10 セルロース トリスフェニルカルバメート10gを酸化メ
チレン250 ml、アセトン10ml混合溶媒に溶解させる。こ
れを約400rpmで撹拌している600ml の0.75%ラウリル硫
酸ナトリウム水溶液中へ徐々に滴下した。同速度で撹拌
を続けながら、温度を45℃に加熱し、有機溶媒を留去し
た。残渣を濾過により単離し、蒸留水およびエタノール
で洗浄した。得られた粉末を80℃、20時間真空乾燥し
た。得られた粉末の収量は 9.4g(収率94%)であっ
た。得られた粉末を篩別、および沈降法により分級し直
径10〜30μm の球状粒子を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08B 37/00 C 8615−4C K 8615−4C 37/02 8615−4C 37/04 8615−4C 37/06 8615−4C 37/08 A 8615−4C 37/16 8615−4C 37/18 8615−4C // G01N 30/48 W 8506−2J C08L 1:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径1〜200 μm 及び比表面積0.5
    〜300 m2/gを有する微粒状多糖芳香族カルバメート又
    は多糖芳香脂肪族カルバメートからなる多糖誘導体。
  2. 【請求項2】 多糖芳香族カルバメート又は多糖芳香脂
    肪族カルバメートが、下記 (1)式又は (2)式 R−N=C=O (1) R−X−N=C=O (2) (式中、Rはヘテロ原子を含んでもよい1価の芳香族炭
    化水素基であり、非置換であっても、又は炭素数1〜12
    のヘテロ原子を含んでもよい炭化水素、シアノ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ及びジ(炭素数1〜8
    のアルキル)アミノ基からなる群から選ばれた1つ以上
    の基によって置換されていてもよい。Xは炭素数1〜4
    の2価の炭化水素基であり、二重結合あるいは三重結合
    を含んでいてもよい。)で表されるイソシアネートから
    誘導される化合物である請求項1記載の多糖誘導体。
  3. 【請求項3】 多糖芳香族カルバメート又は多糖芳香脂
    肪族カルバメートを先ず有機溶媒に溶解させ、次いで先
    の有機溶媒に対し0〜0.5 倍容量の炭素数4〜22の炭化
    水素を添加し、更にこの溶液を十分に撹拌している界面
    活性剤水溶液に徐々に加え、撹拌を継続しながら有機溶
    媒を除去し、固体粒子を単離し、洗浄、乾燥することを
    特徴とする請求項1記載の多糖誘導体の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の製造法によって得られ
    る、微粒状の多糖芳香族カルバメート又は多糖芳香脂肪
    族カルバメートからなる多糖誘導体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の多糖誘導体からなる、ラ
    セミ化合物、構造異性体混合物を分離するための分離
    剤。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の多糖誘導体からなる、ラ
    セミ化合物、構造異性体混合物を分離するための分離
    剤。
  7. 【請求項7】 有機溶媒が酸化メシチルを主成分とする
    ものである請求項3記載の製造法。
  8. 【請求項8】 有機溶媒中の酸化メシチルの含有量が50
    〜100容量%である請求項7記載の製造法。
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