JPH0570525A - マレイン酸モノエステルとアルキルビニルエ−テルからなる共重合体およびその製造方法 - Google Patents
マレイン酸モノエステルとアルキルビニルエ−テルからなる共重合体およびその製造方法Info
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- JPH0570525A JPH0570525A JP23481291A JP23481291A JPH0570525A JP H0570525 A JPH0570525 A JP H0570525A JP 23481291 A JP23481291 A JP 23481291A JP 23481291 A JP23481291 A JP 23481291A JP H0570525 A JPH0570525 A JP H0570525A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】硬化性・接着性・金属への密着性・顔料の分散
性など各種機能の優れたオリゴマ−としての使用が可能
な共重合体を得ること。 【構成】アルキルビニルエ−テルおよび で示されるマレイン酸モノエステル(A)および で示されるマレイン酸モノエステル(B)からなる共重
合体。 【効果】硬化性・接着性・金属への密着性・顔料の分散
性など各種機能の優れたオリゴマ−としての使用が可能
な共重合体を得ることができた。
性など各種機能の優れたオリゴマ−としての使用が可能
な共重合体を得ること。 【構成】アルキルビニルエ−テルおよび で示されるマレイン酸モノエステル(A)および で示されるマレイン酸モノエステル(B)からなる共重
合体。 【効果】硬化性・接着性・金属への密着性・顔料の分散
性など各種機能の優れたオリゴマ−としての使用が可能
な共重合体を得ることができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マレイン酸モノエステ
ルとアルキルビニルエ−テルからなる新規な共重合体に
関する。
ルとアルキルビニルエ−テルからなる新規な共重合体に
関する。
【0002】
【従来の技術】(メタ)アクリル系のオリゴマ−は有用
な物質であり、塗料、接着剤、印刷インキやコ−ティン
グ剤およびバインダ−樹脂など種々の分野で利用されて
いる。従来、(メタ)アクリル系のオリゴマ−として
は、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体など
様々なものが知られている。
な物質であり、塗料、接着剤、印刷インキやコ−ティン
グ剤およびバインダ−樹脂など種々の分野で利用されて
いる。従来、(メタ)アクリル系のオリゴマ−として
は、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体など
様々なものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの(メタ)アク
リル系のオリゴマ−には、硬化性・接着性・金属への密
着性・顔料の分散性など各種の機能が要求されている
が、これまでに知られているオリゴマ−は必ずしもそれ
らの要求を満足していないのが現状である。
リル系のオリゴマ−には、硬化性・接着性・金属への密
着性・顔料の分散性など各種の機能が要求されている
が、これまでに知られているオリゴマ−は必ずしもそれ
らの要求を満足していないのが現状である。
【0004】本発明は、これらの各種性能を備えたオリ
ゴマ−としての使用が可能な共重合体を提供することを
目的とするものである。
ゴマ−としての使用が可能な共重合体を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の共重合体は、下
記一般式(I) R1 −O−CH=CH2 ・・・・(I) [式中、R1 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるアルキルビ
ニルエ−テル、下記一般式(II) 式中、R2 は水素原子またはメチル基を、R3 およびR
4 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式の
アルキレン残基を表わす。また、kは0から100の整
数を、lは1から100の整数を表わす。]で示される
マレイン酸モノエステル(A)および、下記一般式(II
I) [式中、R5 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキレン残基またはアルキル基を、R6 は
置換基を持つあるいは持たないフェニル基を表わす。ま
た、mは0から50の整数を、nは0または1の整数を
表わし、m、nのうち少なくとも一方は0でない]で示
されるマレイン酸モノエステル(B)からなる共重合体
である。
記一般式(I) R1 −O−CH=CH2 ・・・・(I) [式中、R1 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるアルキルビ
ニルエ−テル、下記一般式(II) 式中、R2 は水素原子またはメチル基を、R3 およびR
4 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式の
アルキレン残基を表わす。また、kは0から100の整
数を、lは1から100の整数を表わす。]で示される
マレイン酸モノエステル(A)および、下記一般式(II
I) [式中、R5 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキレン残基またはアルキル基を、R6 は
置換基を持つあるいは持たないフェニル基を表わす。ま
た、mは0から50の整数を、nは0または1の整数を
表わし、m、nのうち少なくとも一方は0でない]で示
されるマレイン酸モノエステル(B)からなる共重合体
である。
【0006】なお、本発明においては、一般式(II)で示
されるマレイン酸モノエステルをマレイン酸モノエステ
ル(A)と、下記一般式(III) で示されるマレイン酸モ
ノエステルをマレイン酸モノエステル(B)と呼ぶこと
にする。
されるマレイン酸モノエステルをマレイン酸モノエステ
ル(A)と、下記一般式(III) で示されるマレイン酸モ
ノエステルをマレイン酸モノエステル(B)と呼ぶこと
にする。
【0007】一般式(I) において、R1 で現わされる炭
素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、t−ブチル基、シ
クロヘキシル基、2,5−ジエチルヘキシル基、オクチ
ル基、デシル基などを挙げることができるが、特にメチ
ル基が好ましい。
素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、t−ブチル基、シ
クロヘキシル基、2,5−ジエチルヘキシル基、オクチ
ル基、デシル基などを挙げることができるが、特にメチ
ル基が好ましい。
【0008】一般式(II)において、R2 は水素原子また
はメチル基を表わす。
はメチル基を表わす。
【0009】また、R3 やR4 で表されるアルキレン残
基とは、次式 H−Y−H で示される炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂
環式の炭化水素中のYに当るものである。炭化水素の例
としては、メタン、エタン、2−メチルペンタン、シク
ロヘキサン、2,5−ジエチルヘキサン、オクタン、デ
カンなどを挙げることができる。
基とは、次式 H−Y−H で示される炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂
環式の炭化水素中のYに当るものである。炭化水素の例
としては、メタン、エタン、2−メチルペンタン、シク
ロヘキサン、2,5−ジエチルヘキサン、オクタン、デ
カンなどを挙げることができる。
【0010】一般式(III) において、R5 で表されるア
ルキレン残基とは、次式 H−Y−H で示される炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂
環式の炭化水素中のYに当るものである。炭化水素の例
としては、メタン、エタン、2−メチルペンタン、シク
ロヘキサン、2,5−ジエチルヘキサン、オクタン、デ
カンなどを挙げることができる。
ルキレン残基とは、次式 H−Y−H で示される炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂
環式の炭化水素中のYに当るものである。炭化水素の例
としては、メタン、エタン、2−メチルペンタン、シク
ロヘキサン、2,5−ジエチルヘキサン、オクタン、デ
カンなどを挙げることができる。
【0011】またR5 で表される炭素数1から10の直
鎖状、分枝状または脂環式のアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、
2,5−ジエチルヘキシル基、オクチル基、デシル基な
どを挙げることができる。
鎖状、分枝状または脂環式のアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、
2,5−ジエチルヘキシル基、オクチル基、デシル基な
どを挙げることができる。
【0012】また、R6 で表される置換基を持つあるい
は持たないフェニル基とは、フェニル基および、直鎖
状、分枝状または脂環式のアルキル置換基または芳香族
置換基を持ったフェニル基のことで、具体的には、フェ
ニル基、ベンジル基、2−エチルフェニル基、ナフチル
基、4−ベンジルフェニル基などを挙げることができ
る。 一般式(II)で示されるマレイン酸モノエステル
(A)のうち、特に好ましいのは、下記一般式(IV) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、xは0から
20の整数を表わす]および、下記一般式(IV') [式中、R2 は水素原子またはメチル基を示す]で示さ
れるマレイン酸のモノエステルである。
は持たないフェニル基とは、フェニル基および、直鎖
状、分枝状または脂環式のアルキル置換基または芳香族
置換基を持ったフェニル基のことで、具体的には、フェ
ニル基、ベンジル基、2−エチルフェニル基、ナフチル
基、4−ベンジルフェニル基などを挙げることができ
る。 一般式(II)で示されるマレイン酸モノエステル
(A)のうち、特に好ましいのは、下記一般式(IV) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、xは0から
20の整数を表わす]および、下記一般式(IV') [式中、R2 は水素原子またはメチル基を示す]で示さ
れるマレイン酸のモノエステルである。
【0013】また、一般式(III) で示されるマレイン酸
モノエステル(B)のうち、特に好ましいのは、下記一
般式(V) で示されるマレイン酸のモノベンジルエステルや、下記
一般式(VI) [式中、R7 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるマレイン酸
のモノアルキルエステルである。
モノエステル(B)のうち、特に好ましいのは、下記一
般式(V) で示されるマレイン酸のモノベンジルエステルや、下記
一般式(VI) [式中、R7 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるマレイン酸
のモノアルキルエステルである。
【0014】一般式(VI)において、R7 で表される炭素
数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキル
基としては、メチル基、エチル基、t−ブチル基、シク
ロヘキシル基、2,5−ジエチルヘキシル基、オクチル
基、デシル基などを挙げることができる一般式(VI)で示
される化合物のうちでも特に好ましいのは、一般式(V
I') で示されるマレイン酸モノn−ヘキシルエステルであ
る。
数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキル
基としては、メチル基、エチル基、t−ブチル基、シク
ロヘキシル基、2,5−ジエチルヘキシル基、オクチル
基、デシル基などを挙げることができる一般式(VI)で示
される化合物のうちでも特に好ましいのは、一般式(V
I') で示されるマレイン酸モノn−ヘキシルエステルであ
る。
【0015】共重合体中のモノマ−のモル比は、アルキ
ルビニルエ−テル:マレイン酸モノエステル(A):マ
レイン酸モノエステル(B)=40〜60:0〜50:
0〜50(但し、マレイン酸モノエステル(A)および
マレイン酸モノエステル(B)のうち少なくとも一方は
0でない)で行なうのが好ましい。マレイン酸モノエス
テル(A)の割合がこの範囲より少なくなると、共重合
体中の(メタ)アクリル基の割合が減少し硬化性・接着
性などの特性が得られにくくなる。
ルビニルエ−テル:マレイン酸モノエステル(A):マ
レイン酸モノエステル(B)=40〜60:0〜50:
0〜50(但し、マレイン酸モノエステル(A)および
マレイン酸モノエステル(B)のうち少なくとも一方は
0でない)で行なうのが好ましい。マレイン酸モノエス
テル(A)の割合がこの範囲より少なくなると、共重合
体中の(メタ)アクリル基の割合が減少し硬化性・接着
性などの特性が得られにくくなる。
【0016】また、この範囲より多くなると、溶媒に溶
解しにくくなり不都合である。一方、マレイン酸モノエ
ステル(B)の割合がこの範囲より少なくなると、溶媒
に溶解しにくくなり取扱い上不便である。また、この範
囲より多くなると、共重合体中の(メタ)アクリル基の
割合が減少することになり硬化性・接着性などの特性が
得られにくくなる。
解しにくくなり不都合である。一方、マレイン酸モノエ
ステル(B)の割合がこの範囲より少なくなると、溶媒
に溶解しにくくなり取扱い上不便である。また、この範
囲より多くなると、共重合体中の(メタ)アクリル基の
割合が減少することになり硬化性・接着性などの特性が
得られにくくなる。
【0017】次に、本発明の共重合体の製造方法に付い
て説明する。
て説明する。
【0018】本発明のマレイン酸モノエステルとアルキ
ルビニルエ−テルからなる共重合体は、下記の一般式(V
II) [式中、nは10〜100000の範囲の整数であり、
重合開始剤の仕込み量やアルキルビニルエ−テルモノマ
−の添加速度、重合温度によって変わる、R1 は炭素数
1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキル基
を表わす]で示される、無水マレイン酸とアルキルビニ
ルエ−テルの共重合体に、一般式 (VIII) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、R3 、R4
は炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のア
ルキレン残基を表わす。また、kは0から100の整数
を、lは1から100の整数を表わす。]で示される
(メタ)アクリル酸エステルおよび、下記一般式(IX) HO−(R5 )m −(R6 )n ・・・・(IX) [式中、R5 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキレン残基またはアルキル基を、R6 は
置換基を持つあるいは持たないフェニル基を表わす。ま
た、mは0から50の整数を、nは0または1の整数を
表わし、m、nのうち少なくとも一方は0ではない]で
示されるアルコ−ルを反応させることによって合成する
ことができる。
ルビニルエ−テルからなる共重合体は、下記の一般式(V
II) [式中、nは10〜100000の範囲の整数であり、
重合開始剤の仕込み量やアルキルビニルエ−テルモノマ
−の添加速度、重合温度によって変わる、R1 は炭素数
1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキル基
を表わす]で示される、無水マレイン酸とアルキルビニ
ルエ−テルの共重合体に、一般式 (VIII) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、R3 、R4
は炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のア
ルキレン残基を表わす。また、kは0から100の整数
を、lは1から100の整数を表わす。]で示される
(メタ)アクリル酸エステルおよび、下記一般式(IX) HO−(R5 )m −(R6 )n ・・・・(IX) [式中、R5 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキレン残基またはアルキル基を、R6 は
置換基を持つあるいは持たないフェニル基を表わす。ま
た、mは0から50の整数を、nは0または1の整数を
表わし、m、nのうち少なくとも一方は0ではない]で
示されるアルコ−ルを反応させることによって合成する
ことができる。
【0019】一般式(VII) によって示される化合物は、
無水マレイン酸とアルキルビニルエ−テルの共重合体で
あり、例えばラジカル開始剤の存在下無水マレイン酸と
アルキルビニルエ−テルを、溶媒の存在下または非存在
下で重合させることによって合成できる。アルキルビニ
ルエ−テルとしてはメチルビニルエ−テル、エチルビニ
ルエ−テル、n−プロピルビニルエ−テル、イソプロピ
ルビニルエ−テル、n−ブチルビニルエ−テル、イソブ
チルビニルエ−テル、t−ブチルビニルエ−テル,se
c−ブチルビニルエ−テルなどを挙げることができる
が、特にメチルビニルエ−テルが好ましい。
無水マレイン酸とアルキルビニルエ−テルの共重合体で
あり、例えばラジカル開始剤の存在下無水マレイン酸と
アルキルビニルエ−テルを、溶媒の存在下または非存在
下で重合させることによって合成できる。アルキルビニ
ルエ−テルとしてはメチルビニルエ−テル、エチルビニ
ルエ−テル、n−プロピルビニルエ−テル、イソプロピ
ルビニルエ−テル、n−ブチルビニルエ−テル、イソブ
チルビニルエ−テル、t−ブチルビニルエ−テル,se
c−ブチルビニルエ−テルなどを挙げることができる
が、特にメチルビニルエ−テルが好ましい。
【0020】一般式(VIII)によって示される(メタ)ア
クリル酸エステルのうち、特に好ましいのは下記一般式
(X) 式中、R2 は水素原子またはメチル基を、xは0から2
0の整数を表わす]で示される(メタ)アクリル酸エス
テルおよび、アクリル酸2−ヒドロキシエチルまたはメ
タクリル酸2−ヒドロキシエチルである。
クリル酸エステルのうち、特に好ましいのは下記一般式
(X) 式中、R2 は水素原子またはメチル基を、xは0から2
0の整数を表わす]で示される(メタ)アクリル酸エス
テルおよび、アクリル酸2−ヒドロキシエチルまたはメ
タクリル酸2−ヒドロキシエチルである。
【0021】一般式(X) によって示される化合物は、例
えば(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルとx倍の
モル比のε−カプロラクトンを開環重合させることによ
って製造することができる。
えば(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルとx倍の
モル比のε−カプロラクトンを開環重合させることによ
って製造することができる。
【0022】一般式(IX)によって示されるアルコ−ル
は、脂肪族または芳香族の1価アルコ−ルであり、具体
的には、フェノ−ル、4−エチルフェノ−ル、4−フェ
ニルフェノ−ル、n−ペンチルアルコ−ル、n−ヘキシ
ルアルコ−ル、n−ヘプチルアルコ−ル、2−エチルヘ
キシルアルコ−ル、2−フェニルヘキシルアルコ−ル、
ベンジルアルコ−ル、フェネチルアルコ−ル、4−メチ
ルベンジルアルコ−ルなどを挙げることができる。特
に、ベンジルアルコ−ルやn−ヘキシルアルコ−ルを用
いるのが好ましい。
は、脂肪族または芳香族の1価アルコ−ルであり、具体
的には、フェノ−ル、4−エチルフェノ−ル、4−フェ
ニルフェノ−ル、n−ペンチルアルコ−ル、n−ヘキシ
ルアルコ−ル、n−ヘプチルアルコ−ル、2−エチルヘ
キシルアルコ−ル、2−フェニルヘキシルアルコ−ル、
ベンジルアルコ−ル、フェネチルアルコ−ル、4−メチ
ルベンジルアルコ−ルなどを挙げることができる。特
に、ベンジルアルコ−ルやn−ヘキシルアルコ−ルを用
いるのが好ましい。
【0023】反応を行なうときのモノマ−のモル比は、
無水マレイン酸とアルキルビニルエ−テルの共重合体:
(メタ)アクリル酸エステル:アルコ−ル=2:1〜
3:0〜3の範囲であることが好ましい。
無水マレイン酸とアルキルビニルエ−テルの共重合体:
(メタ)アクリル酸エステル:アルコ−ル=2:1〜
3:0〜3の範囲であることが好ましい。
【0024】(メタ)アクリル酸エステルの割合がこの
範囲より少なくなると、共重合体中の(メタ)アクリル
基の割合が減少し硬化性・接着性などの特性が得られに
くくなる。また、この範囲より多くなると、溶媒に溶解
しにくくなり不都合である。一方、アルコ−ルの割合が
この範囲より多くなると、共重合体中の(メタ)アクリ
ル基の割合が減少することになり硬化性・接着性などの
特性が得られにくくなる。本発明の共重合体を製造する
際、必要に応じて溶媒を用いる事ができる。溶媒として
は反応に影響を及ぼさないものであればいずれも用いる
ことができるが、好ましいものとしては高沸点のエステ
ル、例えば酢酸n−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸ジエチ
レングリコ−ルなどを挙げることができる。
範囲より少なくなると、共重合体中の(メタ)アクリル
基の割合が減少し硬化性・接着性などの特性が得られに
くくなる。また、この範囲より多くなると、溶媒に溶解
しにくくなり不都合である。一方、アルコ−ルの割合が
この範囲より多くなると、共重合体中の(メタ)アクリ
ル基の割合が減少することになり硬化性・接着性などの
特性が得られにくくなる。本発明の共重合体を製造する
際、必要に応じて溶媒を用いる事ができる。溶媒として
は反応に影響を及ぼさないものであればいずれも用いる
ことができるが、好ましいものとしては高沸点のエステ
ル、例えば酢酸n−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸ジエチ
レングリコ−ルなどを挙げることができる。
【0025】用いる溶媒の量に特に規制はなく、必要量
だけ用いることによって希望の樹脂分を持った反応液を
合成できるが、操作のし易さの点から言うと樹脂分は2
0〜70%程度にするのが好ましい。また、反応を進み
やすくするため必要に応じて触媒を用いることができ
る。好ましい触媒はアルカリ性の物質で、例えばトリエ
チルアミン、トリブチルアミン、ピリジンなどを用いる
ことができる。その使用量は無水マレイン酸とアルキル
ビニルエ−テルの共重合体に対して重量比で0.01%
〜2.0%の範囲にするのが良い。少なすぎると反応が
遅く、多すぎると(メタ)アクリル基の重合などが起き
やすくなり不都合である。
だけ用いることによって希望の樹脂分を持った反応液を
合成できるが、操作のし易さの点から言うと樹脂分は2
0〜70%程度にするのが好ましい。また、反応を進み
やすくするため必要に応じて触媒を用いることができ
る。好ましい触媒はアルカリ性の物質で、例えばトリエ
チルアミン、トリブチルアミン、ピリジンなどを用いる
ことができる。その使用量は無水マレイン酸とアルキル
ビニルエ−テルの共重合体に対して重量比で0.01%
〜2.0%の範囲にするのが良い。少なすぎると反応が
遅く、多すぎると(メタ)アクリル基の重合などが起き
やすくなり不都合である。
【0026】また本発明においては、(メタ)アクリル
基の重合を防ぐため場合によりラジカル重合禁止剤を用
いることができる。禁止剤としては一般に用いられてい
るものが使用できるが、例えばヒドロキノン、ヒドロキ
ノンモノメチルエ−テル、t−ブチルカテ−コ−ル、ジ
−t−ブチルカテコ−ル、フェノチアジン、メチレンブ
ル−、ハイドロサルファイト、p−フェニレンジアミ
ン、酢酸銅、酢酸鉄などを用いることができる。その使
用量は(メタ)アクリル基に対してモル比で、10〜1
0000ppmの範囲にするのが良い。少なすぎると
(メタ)アクリル基の重合などが起きやすくなり、また
あまり多く用いても重合禁止効果はある程度以上には増
加しない。
基の重合を防ぐため場合によりラジカル重合禁止剤を用
いることができる。禁止剤としては一般に用いられてい
るものが使用できるが、例えばヒドロキノン、ヒドロキ
ノンモノメチルエ−テル、t−ブチルカテ−コ−ル、ジ
−t−ブチルカテコ−ル、フェノチアジン、メチレンブ
ル−、ハイドロサルファイト、p−フェニレンジアミ
ン、酢酸銅、酢酸鉄などを用いることができる。その使
用量は(メタ)アクリル基に対してモル比で、10〜1
0000ppmの範囲にするのが良い。少なすぎると
(メタ)アクリル基の重合などが起きやすくなり、また
あまり多く用いても重合禁止効果はある程度以上には増
加しない。
【0027】反応温度は、用いる反応原料の種類、反応
原料の仕込み比、溶媒の種類などによって変わってくる
が、50〜250℃の範囲で行なうのが好ましい。
原料の仕込み比、溶媒の種類などによって変わってくる
が、50〜250℃の範囲で行なうのが好ましい。
【0028】本発明の共重合体は、例えば次のような方
法で合成することができる。
法で合成することができる。
【0029】無水マレイン酸とアルキルビニルエ−テル
の共重合体を、必要に応じて溶液の状態または溶媒中に
分散させたスラリ−の状態にしたものを加熱した後、一
般式(VII) によって示される(メタ)アクリル酸エステ
ル、および一般式(VIII)によって示されるアルコ−ルを
連続的または間欠的に滴下して反応させることもでき
る。また、すべての反応原料を最初から一括に仕込んで
おいてから反応させるのも良い。
の共重合体を、必要に応じて溶液の状態または溶媒中に
分散させたスラリ−の状態にしたものを加熱した後、一
般式(VII) によって示される(メタ)アクリル酸エステ
ル、および一般式(VIII)によって示されるアルコ−ルを
連続的または間欠的に滴下して反応させることもでき
る。また、すべての反応原料を最初から一括に仕込んで
おいてから反応させるのも良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の共重合体を用いることにより、
硬化性・接着性・金属への密着性・顔料の分散性など各
種機能の優れたオリゴマ−としての使用が可能な共重合
体を得ることが可能である。
硬化性・接着性・金属への密着性・顔料の分散性など各
種機能の優れたオリゴマ−としての使用が可能な共重合
体を得ることが可能である。
【0031】以下に本発明の方法を実施例および比較例
によって説明するが、これらは本発明の内容を制限する
ものではない。
によって説明するが、これらは本発明の内容を制限する
ものではない。
【0032】
【実施例1】無水マレイン酸とメチルビニルエ−テルの
共重合体178.7gを酢酸ジエチレングリコ−ルモノ
エチルエ−テル735.0g中でスラリ−状態にし、さ
らにヒドロキノンモノメチルエ−テル0.015gとト
リエチルアミン0.89gを加えたものを100℃に加
熱した後、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル74.5
gとベンジルアルコ−ル61.8gを1時間かけて仕込
んだ。5.5時間反応させたところで、反応はほぼ終了
した。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチルの反応率は37%,ベンジルアルコ−ルの反応
率は21%であった。また反応粗液中の樹脂分は21%
であった。
共重合体178.7gを酢酸ジエチレングリコ−ルモノ
エチルエ−テル735.0g中でスラリ−状態にし、さ
らにヒドロキノンモノメチルエ−テル0.015gとト
リエチルアミン0.89gを加えたものを100℃に加
熱した後、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル74.5
gとベンジルアルコ−ル61.8gを1時間かけて仕込
んだ。5.5時間反応させたところで、反応はほぼ終了
した。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチルの反応率は37%,ベンジルアルコ−ルの反応
率は21%であった。また反応粗液中の樹脂分は21%
であった。
【0033】
【実施例2】無水マレイン酸とメチルビニルエ−テルの
共重合体31.2gを酢酸エチルジグリコ−ル64.3
g中でスラリ−状態にしたものを100℃に加熱した
後、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル6.5gとn−
ヘキシルアルコ−ル5.1gを1時間かけて仕込んだ。
15時間反応させたところで、反応はほぼ終了した。
共重合体31.2gを酢酸エチルジグリコ−ル64.3
g中でスラリ−状態にしたものを100℃に加熱した
後、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル6.5gとn−
ヘキシルアルコ−ル5.1gを1時間かけて仕込んだ。
15時間反応させたところで、反応はほぼ終了した。
【0034】ガスクロ分析の結果、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチルの反応率は43%,n−ヘキシルアルコ
−ルの反応率は32%であった。また反応粗液中の樹脂
分は33%であった。
ドロキシエチルの反応率は43%,n−ヘキシルアルコ
−ルの反応率は32%であった。また反応粗液中の樹脂
分は33%であった。
【0035】
【実施例3】無水マレイン酸とシクロヘキシルビニルエ
−テルの共重合体111.5gを酢酸ジエチレングリコ
−ルモノエチルエ−テル735.0g中でスラリ−状態
にし、さらにヒドロキノンモノメチルエ−テル0.01
5gとトリエチルアミン0.89gを加えたものを10
0℃に加熱した後、次の式で表される アクリル酸エステル181.0gを2時間かけて仕込ん
だ。5.5時間反応させたところで、反応はほぼ終了し
た。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸エステルの反応
率は60%であった。また反応粗液中の樹脂分は21%
であった。
−テルの共重合体111.5gを酢酸ジエチレングリコ
−ルモノエチルエ−テル735.0g中でスラリ−状態
にし、さらにヒドロキノンモノメチルエ−テル0.01
5gとトリエチルアミン0.89gを加えたものを10
0℃に加熱した後、次の式で表される アクリル酸エステル181.0gを2時間かけて仕込ん
だ。5.5時間反応させたところで、反応はほぼ終了し
た。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸エステルの反応
率は60%であった。また反応粗液中の樹脂分は21%
であった。
【0036】
【実施例4】無水マレイン酸とオクチルビニルエ−テル
の共重合体127.0gを酢酸ジエチレングリコ−ルモ
ノエチルエ−テル350.0g中でスラリ−状態にし、
さらにヒドロキノンモノメチルエ−テル0.01gとト
リエチルアミン1.08gを加えたものを100℃に加
熱した後、次の式 で表されるメタクリル酸エステル150.0gと、次の
式 HO−(CH2 )10−C6 H4 −CH3 で表されるアルコ−ル75.0gを1.5時間かけて仕
込んで行った。7.5時間反応させたところで、反応は
ほぼ終了した。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸エス
テルの反応率は50%,アルコ−ルの反応率は50%で
あった。また反応粗液中の樹脂分は34%であった。
の共重合体127.0gを酢酸ジエチレングリコ−ルモ
ノエチルエ−テル350.0g中でスラリ−状態にし、
さらにヒドロキノンモノメチルエ−テル0.01gとト
リエチルアミン1.08gを加えたものを100℃に加
熱した後、次の式 で表されるメタクリル酸エステル150.0gと、次の
式 HO−(CH2 )10−C6 H4 −CH3 で表されるアルコ−ル75.0gを1.5時間かけて仕
込んで行った。7.5時間反応させたところで、反応は
ほぼ終了した。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸エス
テルの反応率は50%,アルコ−ルの反応率は50%で
あった。また反応粗液中の樹脂分は34%であった。
【0037】
【実施例5】無水マレイン酸とメチルビニルエ−テルの
共重合体78.0gを酢酸ジエチレングリコ−ルモノエ
チルエ−テル500.0g中でスラリ−状態にし、さら
にヒドロキノンモノメチルエ−テル0.02gとトリエ
チルアミン0.9gを加えたものを100℃に加熱した
後、次の式 で表されるアクリル酸エステル180.0gを1.5時
間かけて仕込んだ。7.5時間反応させたところで、反
応はほぼ終了した。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸
エステルの反応率は55%であった。また反応粗液中の
樹脂分は23%であった。
共重合体78.0gを酢酸ジエチレングリコ−ルモノエ
チルエ−テル500.0g中でスラリ−状態にし、さら
にヒドロキノンモノメチルエ−テル0.02gとトリエ
チルアミン0.9gを加えたものを100℃に加熱した
後、次の式 で表されるアクリル酸エステル180.0gを1.5時
間かけて仕込んだ。7.5時間反応させたところで、反
応はほぼ終了した。ガスクロ分析の結果、メタクリル酸
エステルの反応率は55%であった。また反応粗液中の
樹脂分は23%であった。
Claims (15)
- 【請求項1】 下記一般式(I) R1 −O−CH=CH2 ・・・・(I) [式中、R1 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるアルキルビ
ニルエ−テル、下記一般式(II) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、R3 および
R4 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式
のアルキレン残基を表わす。また、kは0から100の
整数を、L は1から100の整数を表わす。]で示され
るマレイン酸モノエステル(A)および、下記一般式(I
II) [式中、R5 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキレン残基またはアルキル基を、R6 は
置換基を持つあるいは持たないフェニル基を表わす。ま
た、mは0から50の整数を、nは0または1の整数を
表わし、m、nのうち少なくとも一方は0ではない]で
示されるマレイン酸モノエステル(B)からなる共重合
体。 - 【請求項2】 マレイン酸モノエステル(A)が下記一
般式(IV) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、xは0から
20の整数を表わす]で示されるマレイン酸モノエステ
ルであることを特徴とする請求項1に記載の共重合体。 - 【請求項3】 マレイン酸モノエステル(A)が下記一
般式(IV') [式中、R2 は水素原子またはメチル基を表わす]で示
されるマレイン酸モノエステルであることを特徴とする
請求項1に記載の共重合体。 - 【請求項4】 マレイン酸モノエステル(B)が下記一
般式(V) で示されるマレイン酸モノエステルであることを特徴と
する請求項1から3のいずれかに記載の共重合体。 - 【請求項5】 マレイン酸モノエステル(B)が下記一
般式(VI) [式中、R7 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるマレイン酸
モノエステルであることを特徴とする請求項1から3の
いずれかに記載の共重合体。 - 【請求項6】 マレイン酸モノエステル(B)が下記一
般式(VI') で示されるマレイン酸モノエステルであることを特徴と
する請求項5に記載の共重合体。 - 【請求項7】 共重合体中のモノマ−のモル比が、アル
キルビニルエ−テル:マレイン酸モノエステル(A):
マレイン酸モノエステル(B)=40〜60:0〜5
0:0〜50(但し、マレイン酸モノエステル(A)お
よびマレイン酸モノエステル(B)のうち少なくとも一
方は0でない)であることを特徴とする請求項1から6
のいずれかに記載の共重合体。 - 【請求項8】 アルキルビニルエ−テルがメチルビニル
エ−テルであることを特徴とする請求項1から7のいず
れかに記載の共重合体。 - 【請求項9】 下記の一般式(VII) [式中、nは10〜100000の範囲の整数であり、
重合開始剤の仕込み量やアルキルビニルエ−テルモノマ
−の添加速度、重合温度などによって変わる、R1 は炭
素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のアルキ
ル基を表わす]で示される無水マレイン酸とアルキルビ
ニルエ−テルの共重合体に、下記一般式(VIII) [式中、R2 は水素原子またはメチル基を、R3 、R4
は炭素数1から10の直鎖状、分枝状または脂環式のア
ルキレン残基を表わす。また、kは0から100の整数
を、lは1から100の整数を表わす。]で示される
(メタ)アクリル酸エステルおよび、下記一般式(IX) HO−(R5 )m −(R6 )n ・・・・(IX) [式中、R5 は炭素数1から10の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキレン残基またはアルキル基を、R6 は
置換基を持つあるいは持たないフェニル基を表わす。ま
た、mは0から50の整数を、nは0または1の整数を
表わし、m、nのうち少なくとも一方は0ではない]で
示されるアルコ−ルを反応させることを特徴とする請求
項1から8のいずれかに記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項10】 一般式(VIII)で示される(メタ)アク
リル酸エステルが下記一般式(X) 式中、R2 は水素原子またはメチル基を、xは0から2
0の整数を表わす]で示される(メタ)アクリル酸エス
テルであることを特徴とする請求項9に記載の共重合体
の製造方法。 - 【請求項11】 一般式(VIII)で示される(メタ)アク
リル酸エステルが、アクリル酸2−ヒドロキシエチルま
たはメタクリル酸2−ヒドロキシエチルであることを特
徴とする請求項10に記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項12】 一般式(IX)で示されるアルコ−ルが、
ベンジルアルコ−ルであることを特徴とする請求項9か
ら11のいずれかに記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項13】 一般式(IX)で示されるアルコ−ルが下
記一般式(XI) R7 −OH ・・・・(XI) [式中、R7 は炭素数1から20の直鎖状、分枝状また
は脂環式のアルキル基を表わす]で示されるアルコ−ル
であることを特徴とする請求項9から11のいずれかに
記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項14】 一般式(XI)で示されるアルコ−ルが、
n−ヘキシルアルコ−ルであることを特徴とする請求項
13に記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項15】 反応させるモノマ−のモル比が、無水
マレイン酸とアルキルビニルエ−テルの共重合体:(メ
タ)アクリル酸エステル:アルコ−ル=2:1〜3:0
〜3であることを特徴とする請求項9から14のいずれ
かに記載の共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23481291A JPH0570525A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | マレイン酸モノエステルとアルキルビニルエ−テルからなる共重合体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23481291A JPH0570525A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | マレイン酸モノエステルとアルキルビニルエ−テルからなる共重合体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570525A true JPH0570525A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16976778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23481291A Pending JPH0570525A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | マレイン酸モノエステルとアルキルビニルエ−テルからなる共重合体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0570525A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0711813A3 (en) * | 1994-09-29 | 1997-07-16 | Hitachi Chemical Co Ltd | Coating composition and anti-fouling coating composition |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23481291A patent/JPH0570525A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0711813A3 (en) * | 1994-09-29 | 1997-07-16 | Hitachi Chemical Co Ltd | Coating composition and anti-fouling coating composition |
US5773508A (en) * | 1994-09-29 | 1998-06-30 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Coating varnish composition and antifouling coating composition |
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