JPH057026U - 根菜類の土壌掘削装置 - Google Patents

根菜類の土壌掘削装置

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JPH057026U
JPH057026U JP5659591U JP5659591U JPH057026U JP H057026 U JPH057026 U JP H057026U JP 5659591 U JP5659591 U JP 5659591U JP 5659591 U JP5659591 U JP 5659591U JP H057026 U JPH057026 U JP H057026U
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典一 神崎
泰治 水倉
渉 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土中における各根菜の深さを検出し、その深
さに応じて土壌掘削量を制御して、無駄な土壌掘削をな
くし、土壌掘削機10や昇降装置8等への負荷を軽減し
て寿命をながくし、かつ、無駄な動力を少なくして、作
業能率を向上させる。 【構成】 走行装置1に昇降装置8を介して昇降可能に
連結する土壌掘削機10に根菜類に向って超音波を発信
し、反射波を受信する根菜検出センサ15を設けると共
に、この根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、
前記昇降装置8を昇降作動させるコントローラ20を設
け、根菜類の深さに応じた適正な掘削深さに掘削できる
ようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は根菜類の土壌掘削装置、詳しくは走行装置に昇降装置を介して土壌掘 削機を昇降可能に支持した根菜類の土壌掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種土壌掘削装置は、例えば実開昭62−86827号公報に示され ているように、土壌掘削機としてチェーンに掘削する掘削刃を取付けたトレンチ ャを用い、該トレンチャをトラクタの後部に昇降装置を介して連結し、このトレ ンチャにより成育した例えば大根等の根菜類の一側部を掘削して捨て溝を形成し 、該捨て溝を利用して根菜を掘り取るようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記した従来の土壌掘削装置にあっては、根菜類を収穫する場合、 各根菜類の土中での形態がどのようになっているか解らないので、前記昇降装置 でトレンチャを昇降させて該トレンチャの掘削深さを設定するときには、最も長 大な根菜類を基準とした深さまで掘削するようにしている。このため、長大な根 菜については問題ないが、根部が短く深さの浅い根菜については無駄な掘削を行 っており、この結果、トレンチャに常に大きな負荷がかかり、このトレンチャへ の負担が大きく、長期間に亙って使用する場合その寿命が短くなるし、また、無 駄な動力を必要とし、作業能率も悪くなる問題があった。
【0004】 本考案の目的は、土中における各根菜の深さを検出し、その深さに応じて土壌 掘削機の掘削深さを制御するようにして、無駄な土壌掘削をなくし、土壌掘削機 や昇降装置等への負荷を軽減して寿命を長くでき、かつ、無駄な動力を少なくし てコストダウンを図ることができ、作業能率を向上できる根菜類の土壌掘削装置 を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、走行装置1に昇降装置8を介して土 壌掘削機10を昇降可能に支持した根菜類の土壌掘削装置であって、前記土壌掘 削機10に根菜類に向って超音波を発信し、反射波を受信する根菜検出センサ1 5を設けると共に、この根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、前記昇降 装置8を昇降作動させるコントローラ20を設けたのである。
【0006】
【作用】
上記構成により、根菜を収穫する場合、根菜検出センサ15から堀削しようと する各根菜に向って超音波を発信し、その反射波を受信することにより、各根菜 の土中での深さを検出し、該根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、コン トローラ20により前記昇降装置8を作動して土壌掘削機10を昇降制御させる ことにより、各根菜の深さに対応させた掘削量で掘削作業を行うことができ、こ れにより、前記土壌掘削機10や昇降装置8の負荷を軽減して寿命を長くでき、 かつ、無駄な動力を少なくしてコストダウンを図り、作業能率を向上できるので ある。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案に係る土壌掘削装置を備えたトラクタを示しており、図1中 1はトラクタの機体であって、前方上部にエンジン2を搭載すると共に、前記機 体1の前部両側に前車輪3を、また後部両側に前記エンジン2に連動する後車輪 4をそれぞれ支持して、前記エンジン2の駆動に伴う前記後車輪4の回転駆動に より前記機体1の走行を行うごとくしている。
【0008】 また、前記機体1の後部には、1本のトップリンク5と2本のロアリンク6を 介してトレンチャ10を上下昇降可能に支持すると共に、前記機体1には両側に 2本のリフトアーム7をもつ油圧昇降装置8を設け、該昇降装置8の各リフトア ーム7を各ロアリンク6にそれぞれ連結ロッド9を介して連結し、前記昇降装置 8による各リフトアーム7の上下動により、前記各ロアリンク6を介して前記ト レンチャ10を昇降操作するように構成している。
【0009】 前記トレンチャ10は、ブーム11に切削刃12をもつチェーン13を巻装し 、該チェーン13を、トラクタ側のPTO軸(図示せず)に連動連結される伝動 部14の伝動機構(図示せず)を介して駆動し、前記切削刃12によって切削と 土壌の掻き上げを行い連続的に掘削するように構成している。
【0010】 しかして、前記したトレンチャ10の土壌掘削機7におけるブーム11に、根 菜類に向って超音波を発信し、反射波を受信する複数個の根菜検出センサ15を 設けると共に、この根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、前記昇降装置 8を作動させるコントローラ20を設けたのである。
【0011】 前記根菜検出センサ15のブーム11への取付位置としては、図2,3に示し たように根菜と相対向する側の側面に上下に所定間隔をおいて設けるのであり、 また、これら各センサ15は、先行する前記切削刃12で掘削した掘削溝内に位 置させ、土壌と干渉しないように配置するのである。
【0012】 また、根菜検出センサ15を複数個設けるのは、単一の場合、その反射波を解 析して掘削深さの適正値を感知する必要があるが、複数のセンサ15からの検出 結果から根菜を立体視的に検出することができるのでこれらの情報により掘削深 さの適正値を補正でき、コントローラ20での負荷を軽減しながら正確な検出を 可能とし、コストダウンを可能にするためである。尚、前記根菜検出センサ15 は、実施例のごく複数設ける他、単に1つであってもよいことは勿論である。
【0013】 前記コントローラ20の入力側には、前記各根菜検出センサ15を接続し、出 力側には前記油圧昇降装置8の制御部(図示せず)を接続して、前記各根菜検出 センサ15から入力される検出信号値に応じて、コントローラ20で根菜の深さ を読み取り、その深さに応じてコントローラ20の出力部から前記昇降装置8の 制御部に昇降信号を出力し、前記トレンチャ10を昇降制御するのである。
【0014】 また、図に示す実施例では、前記トレンチャ10の後方位置に、該トレンチャ 10の支持体16を介して掘取刃30をもつ支持杆31を設け、該掘取刃30で 、前記トレンチャ10により根菜の一側部を掘削深さまで掘削すると同時に根菜 の下方部を切断し、根菜を掘取るようにしている。
【0015】 この支持杆31は図1,2に示すように前記トレントャ10で掘削した溝内を 支持杆31が通過するように前記チェーン13の後方位置に配置され、該支持杆 31の下端部で、前記トレンチャ10による掘削溝よりもやや上方位置に、根菜 側に延びる掘取刃30を片持ち状に取付けている。
【0016】 次に本考案の土壌掘削装置による作用を説明する。
【0017】 根菜類を収穫するに際しては、トラクタでトレンチャ10と掘取刃30とを牽 引しながらトレンチャにより成育した例えば大根等の根菜の一側部を掘削して捨 て溝を形成し、かつ、掘取刃30で根菜の下部を切断して根菜を掘り取るのであ る。
【0018】 しかして、前記トレンチャ10により根菜の一側部を掘削して捨て溝を形成す る場合、トレンチャ10のブーム11に設けた各根菜検出センサ15から堀取る 各根菜に向って超音波を発信し、その反射波を受信することにより、根菜の土中 での深さを検出し、該根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、コントロー ラ20により前記昇降装置8を作動させ、前記トレンチャ10及び堀取刃30を 同時に各根菜の深さに対応させた掘削深さ位置に昇降制御して、前記トレンチャ 10により各根菜の一側部に該根菜よりも一定量だけ深く掘削して捨て溝を形成 し、かつ、該捨て溝を利用して堀取刃30により根菜の下方を耕起切断して掘取 るのである。
【0019】 これにより、無駄な土壌掘削をなくし、トレンチャ10や昇降装置8等への負 荷を軽減して各装置の寿命を長くでき、無駄な動力を少なくしてコストダウンを 図り、作業能率を向上できるのである。
【0020】 また、以上の実施例において、前記コントローラ20は、その出力により昇降 装置8を昇降動作させて掘削深さを制御するようにしたが、前記根菜検出センサ 15により前記土壌掘削機10と根菜類との相対距離を検出できるのでこの距離 情報を表示器に表示させるか、又は機体1の操向運転制御を行うようにしてもよ いし、さらには、図1に仮想線で示すごとく、前記堀取刃30もつ支持杆31を 上下動させる上下装置(昇降装置)(32)を設けて、前記根菜検出センサ15 からの根菜の土中での深さと、トレンチャ10と根菜類との相対距離のと検出結 果に基づいて前記コントローラ20により、前記トレンチャ10を昇降させずに 上下装置(32)のみを所定時間後に、つまり根菜側方を通過する直前のタイミ ングに合わせて上下動作させて、前記堀取刃30を昇降させる機構を組合せても よい。
【0021】 また、土壌掘削機10としてトレンチャを用いたが、このトレンチャ10に何 ら限定されるものでなく、例えばオーガー等の土壌掘削機10にも適用できるし 、また、捨て溝を形成することなく例えば1対の掘削刃を対向状に設けて土壌を 掘削しながら根菜の下方を耕起切断して根菜を堀取る場合にも適用できる。 こ の場合、前記根菜検出センサ15は掘取刃の進行方向前面に設けて、根菜と堀取 刃との距離及び堀取刃による堀取深さの適正値を感知し、機体の運転及び掘削深 さ調節を行うようにするのである。
【0022】 また、前記トレンチャ10をトラクタに取付たものについて説明したが、トラ クタの他、土壌掘削装置専用の走行装置1に取付けてもよいし、さらに、土壌掘 削機10は、走行装置1の後部側に限らず、前部側に昇降装置を介して取付けて もよい。
【0023】
【考案の効果】 以上の如く本考案は、走行装置1に昇降装置8を介して昇降可能に連結される 土壌掘削機10に、根菜類に向って超音波を発信し、反射波を受信する根菜検出 センサ15を設けると共に、この根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、 前記昇降装置8を作動させるコントローラ20を設けたから、根菜類を収穫する 場合、前記根菜検出センサ15により堀取ろうとする各根菜の土中での深さを検 出し、該根菜検出センサ15からの検出結果に基づき、コントローラ20により 前記昇降装置8を作動して土壌掘削機10を昇降制御することにより、各根菜の 深さに対応させた掘削量で掘削作業を行うことができ、これにより、各装置の負 荷を軽減して寿命を長くできるし、無駄な動力を少なくしてコストダウンを図り 、作業能率を向上できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の土壌掘削装置を取付けたトラックタの
側面図である。
【図2】同土壌掘削装置の平面図である。
【図3】根菜検出センサによる検出状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 走行装置 8 昇降装置 10 土壌掘削機 15 根菜検出センサ 20 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 神崎 典一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 水倉 泰治 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 中川 渉 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 川渕 博史 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 走行装置1に昇降装置8を介して土壌掘
    削機10を昇降可能に支持した根菜類の土壌掘削装置で
    あって、前記土壌掘削機10に根菜類に向って超音波を
    発信し、反射波を受信する根菜検出センサ15を設ける
    と共に、この根菜検出センサ15からの検出結果に基づ
    き、前記昇降装置8を昇降作動させるコントローラ20
    を設けたことを特徴とする根菜類の土壌掘削装置。
JP1991056595U 1991-07-19 1991-07-19 根菜類の土壌掘削装置 Expired - Lifetime JP2551366Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57152803A (en) * 1981-03-16 1982-09-21 Yanmar Agricult Equip Agricultural working machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57152803A (en) * 1981-03-16 1982-09-21 Yanmar Agricult Equip Agricultural working machine

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