JPH0570162A - カツタヘツド - Google Patents
カツタヘツドInfo
- Publication number
- JPH0570162A JPH0570162A JP26825691A JP26825691A JPH0570162A JP H0570162 A JPH0570162 A JP H0570162A JP 26825691 A JP26825691 A JP 26825691A JP 26825691 A JP26825691 A JP 26825691A JP H0570162 A JPH0570162 A JP H0570162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass plate
- cutter head
- cutter
- cutter blade
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/02—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
- C03B33/023—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
- C03B33/027—Scoring tool holders; Driving mechanisms therefor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス板の面の凹凸にカッタ刃を追従させて
移動させることができる上に、設定された値をもってガ
ラス板に正確に一定の切目、ニュー入りを施し得るカッ
タヘッドを提供することにある。 【構成】 カッタヘッド１は、カッタヘッド基台２と、
基台２に取り付けられたエアシリンダ装置３と、ガラス
板４に切目を付けるカッタ刃６を有したカッタ刃支持体
７と、基台２に取り付けられており、カッタ刃支持体７
をエアシリンダ装置３のピストンロッド８に連結してピ
ストンロッド８の伸縮に伴うカッタ刃支持体７のＺ方向
の直線移動を案内支持するリニアボールスライド装置９
とを具備している。
移動させることができる上に、設定された値をもってガ
ラス板に正確に一定の切目、ニュー入りを施し得るカッ
タヘッドを提供することにある。 【構成】 カッタヘッド１は、カッタヘッド基台２と、
基台２に取り付けられたエアシリンダ装置３と、ガラス
板４に切目を付けるカッタ刃６を有したカッタ刃支持体
７と、基台２に取り付けられており、カッタ刃支持体７
をエアシリンダ装置３のピストンロッド８に連結してピ
ストンロッド８の伸縮に伴うカッタ刃支持体７のＺ方向
の直線移動を案内支持するリニアボールスライド装置９
とを具備している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガラス板の加工機械、特
にガラス板を折割りして所定形状のガラス板を得る場合
に、折割り予定線（切目）をカッタ刃によりガラス板に
付けるためのカッタヘッドに関する。
にガラス板を折割りして所定形状のガラス板を得る場合
に、折割り予定線（切目）をカッタ刃によりガラス板に
付けるためのカッタヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】ガラス板の折割り装置では、予め形成さ
れた折割り予定線に沿ってガラス板を押し割って所定形
状のガラス板を得るようにしている。そしてこの折割り
予定線は、カッタ刃とこのカッタ刃が取り付けられたカ
ッタ基台とを具備するカッタヘッドをガラス板の面に平
行な面内で移動させながらカッタ刃をガラス板に押し付
けて形成される。
れた折割り予定線に沿ってガラス板を押し割って所定形
状のガラス板を得るようにしている。そしてこの折割り
予定線は、カッタ刃とこのカッタ刃が取り付けられたカ
ッタ基台とを具備するカッタヘッドをガラス板の面に平
行な面内で移動させながらカッタ刃をガラス板に押し付
けて形成される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カッタ刃を
固くしっかりとカッタ基台に取り付けていると、折割り
予定線を付けるガラス板の面の凹凸にカッタ刃が追従し
て移動することができず、従ってこのような剛体的な取
り付けであると、一定にニュー入りがなされた折割り予
定線を付けることが困難となり、場合により、割れ、欠
け等が生じる。またこのような現象は、ガラス板の面に
正確に平行にカッタヘッドを移動させることが機械的な
寸法誤差等の原因により困難な場合にも生じる。これに
対処すべく、エアシリンダ装置等でカッタ刃を空気弾性
的に支持すると、一応ガラス板の面の凹凸にカッタ刃を
追従させて移動させることができるが、折割り予定線
（切目）形成中においてカッタ刃に横揺れが生じ易くな
り、新にこの横揺れにより上記と同様の問題が発生す
る。またエアシリンダ装置でカッタ刃を空気弾性的に支
持する場合、エアシリンダ装置の空気弾性力付与方向に
おいて摺動摩擦抵抗力が大きいと、エアシリンダ装置に
供給された空気弾性力に正確に対応した押圧力でカッタ
刃をガラス板に押圧することができなくなり、従って希
望する一定の切目、ニュー入りを施すことが困難とな
る。
固くしっかりとカッタ基台に取り付けていると、折割り
予定線を付けるガラス板の面の凹凸にカッタ刃が追従し
て移動することができず、従ってこのような剛体的な取
り付けであると、一定にニュー入りがなされた折割り予
定線を付けることが困難となり、場合により、割れ、欠
け等が生じる。またこのような現象は、ガラス板の面に
正確に平行にカッタヘッドを移動させることが機械的な
寸法誤差等の原因により困難な場合にも生じる。これに
対処すべく、エアシリンダ装置等でカッタ刃を空気弾性
的に支持すると、一応ガラス板の面の凹凸にカッタ刃を
追従させて移動させることができるが、折割り予定線
（切目）形成中においてカッタ刃に横揺れが生じ易くな
り、新にこの横揺れにより上記と同様の問題が発生す
る。またエアシリンダ装置でカッタ刃を空気弾性的に支
持する場合、エアシリンダ装置の空気弾性力付与方向に
おいて摺動摩擦抵抗力が大きいと、エアシリンダ装置に
供給された空気弾性力に正確に対応した押圧力でカッタ
刃をガラス板に押圧することができなくなり、従って希
望する一定の切目、ニュー入りを施すことが困難とな
る。
【０００４】本発明は前記諸点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ガラス板の面の凹凸に
カッタ刃を追従させて移動させることができる上に、設
定された値をもってガラス板に正確に一定の切目、ニュ
ー入りを施し得るカッタヘッドを提供することにある。
あり、その目的とするところは、ガラス板の面の凹凸に
カッタ刃を追従させて移動させることができる上に、設
定された値をもってガラス板に正確に一定の切目、ニュ
ー入りを施し得るカッタヘッドを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、カッタヘッド基台と、このカッタヘッド基台に取り
付けられたエアシリンダ装置と、ガラス板に切目を付け
るカッタ刃を有したカッタ刃支持体と、カッタヘッド基
台に取り付けられており、カッタ刃支持体をエアシリン
ダ装置のピストンロッドに連結して当該ピストンロッド
の伸縮に伴うカッタ刃支持体の直線移動を案内支持する
リニアボールスライド装置とを具備するカッタヘッドに
よって達成される。
は、カッタヘッド基台と、このカッタヘッド基台に取り
付けられたエアシリンダ装置と、ガラス板に切目を付け
るカッタ刃を有したカッタ刃支持体と、カッタヘッド基
台に取り付けられており、カッタ刃支持体をエアシリン
ダ装置のピストンロッドに連結して当該ピストンロッド
の伸縮に伴うカッタ刃支持体の直線移動を案内支持する
リニアボールスライド装置とを具備するカッタヘッドに
よって達成される。
【０００６】本発明の一つの例では、エアシリンダ装置
は摺動部の摩擦抵抗が極めて小さくピストンロッドが非
常に軽く動くベロフラムシリンダからなる。
は摺動部の摩擦抵抗が極めて小さくピストンロッドが非
常に軽く動くベロフラムシリンダからなる。
【０００７】本発明のリニアボールスライド装置は、一
つの例では、カッタヘッド基台に固定されたスライド基
台と、このスライド基台に直線移動自在に取り付けられ
たスライダと、スライド基台とスライダとの間で直列に
配されてスライド基台に対するスライダの直線移動を滑
らかにする複数のボールとを具備している。
つの例では、カッタヘッド基台に固定されたスライド基
台と、このスライド基台に直線移動自在に取り付けられ
たスライダと、スライド基台とスライダとの間で直列に
配されてスライド基台に対するスライダの直線移動を滑
らかにする複数のボールとを具備している。
【０００８】
【作用】このように構成される本発明のカッタヘッドは
例えば水平面内で移動される移動台に取り付けられる。
移動台に取り付けられたカッタヘッドは、移動台の移動
と共にガラス板の面と平行に移動される。この移動中、
カッタヘッドのカッタ刃は、必要箇所でエアシリンダ装
置の作動によりガラス板の面に押付けられてガラス板
に、所定折割り形状に対応した切目を形成する。ガラス
板の面に対して直交する方向に関してカッタ刃は、エア
シリンダ装置のエア圧、換言すれば空気弾性力を介して
カッタヘッド基台に支持されているため、ガラス板の面
に凹凸があったとしてもカッタ刃は、これに追従して移
動することができ、その結果一定のニュー入れをなして
カッタ刃はガラス板に切目を形成し得ることとなる。加
えてリニアボールスライド装置によりカッタ刃の直線移
動が案内支持されているため、カッタ刃の横揺れが好ま
しく阻止される。
例えば水平面内で移動される移動台に取り付けられる。
移動台に取り付けられたカッタヘッドは、移動台の移動
と共にガラス板の面と平行に移動される。この移動中、
カッタヘッドのカッタ刃は、必要箇所でエアシリンダ装
置の作動によりガラス板の面に押付けられてガラス板
に、所定折割り形状に対応した切目を形成する。ガラス
板の面に対して直交する方向に関してカッタ刃は、エア
シリンダ装置のエア圧、換言すれば空気弾性力を介して
カッタヘッド基台に支持されているため、ガラス板の面
に凹凸があったとしてもカッタ刃は、これに追従して移
動することができ、その結果一定のニュー入れをなして
カッタ刃はガラス板に切目を形成し得ることとなる。加
えてリニアボールスライド装置によりカッタ刃の直線移
動が案内支持されているため、カッタ刃の横揺れが好ま
しく阻止される。
【０００９】以下本発明を、図面に示す好ましい具体例
に基づいて説明する。これにより前記発明及び更に他の
発明が明瞭となるであろう。尚、本発明はこれら具体例
に何等限定されないのである。
に基づいて説明する。これにより前記発明及び更に他の
発明が明瞭となるであろう。尚、本発明はこれら具体例
に何等限定されないのである。
【００１０】
【具体例】図１及び図２において、カッタヘッド１は、
カッタヘッド基台２と、基台２に取り付けられたエアシ
リンダ装置３と、ガラス板４に切目を付けるカッタ刃６
を有したカッタ刃支持体７と、基台２に取り付けられて
おり、カッタ刃支持体７をエアシリンダ装置３のピスト
ンロッド８に連結してピストンロッド８の伸縮に伴うカ
ッタ刃支持体７のＺ方向の直線移動を案内支持するリニ
アボールスライド装置９とを具備している。
カッタヘッド基台２と、基台２に取り付けられたエアシ
リンダ装置３と、ガラス板４に切目を付けるカッタ刃６
を有したカッタ刃支持体７と、基台２に取り付けられて
おり、カッタ刃支持体７をエアシリンダ装置３のピスト
ンロッド８に連結してピストンロッド８の伸縮に伴うカ
ッタ刃支持体７のＺ方向の直線移動を案内支持するリニ
アボールスライド装置９とを具備している。
【００１１】ねじ１５により基台２に取り付けられた本
例のエアシリンダ装置３は、全体の摺動摩擦抵抗が極め
て小さくなるように形成されたベロフラムシリンダから
なり、シリンダ１６と、シリンダ１６に内装されたピス
トン１７と、ピストン１７を圧縮空気力に抗して付勢す
るコイルスプリング１８と、ピストン１７に一端が取り
付けられてシリンダ１６外部に伸長するピストンロッド
８とを具備しており、圧縮空気供給パイプ１９からシリ
ンダ１６の内部室２０に供給される圧縮空気によりピス
トンロッド８を進退させる。
例のエアシリンダ装置３は、全体の摺動摩擦抵抗が極め
て小さくなるように形成されたベロフラムシリンダから
なり、シリンダ１６と、シリンダ１６に内装されたピス
トン１７と、ピストン１７を圧縮空気力に抗して付勢す
るコイルスプリング１８と、ピストン１７に一端が取り
付けられてシリンダ１６外部に伸長するピストンロッド
８とを具備しており、圧縮空気供給パイプ１９からシリ
ンダ１６の内部室２０に供給される圧縮空気によりピス
トンロッド８を進退させる。
【００１２】カッタ刃支持体７は、カッタ刃６が取り付
けられたカッタブロック２５と、カッタブロック２５を
ベアリング２６を介して中心軸Ａを中心としてＲ方向に
関して回転自在に支持する支持部材２７とを具備してお
り、支持部材２７の内部空間２８には、パイプ２９から
潤滑機能、冷却機能及びニュー入れ促進機能を有する液
体が供給される。内部空間２８に供給されたこの液体
は、ベアリング２６を通ってカッタ刃６に流出するよう
になっている。
けられたカッタブロック２５と、カッタブロック２５を
ベアリング２６を介して中心軸Ａを中心としてＲ方向に
関して回転自在に支持する支持部材２７とを具備してお
り、支持部材２７の内部空間２８には、パイプ２９から
潤滑機能、冷却機能及びニュー入れ促進機能を有する液
体が供給される。内部空間２８に供給されたこの液体
は、ベアリング２６を通ってカッタ刃６に流出するよう
になっている。
【００１３】リニアボールスライド装置９は、基台２に
固定されたスライド基台３５と、基台３５に直線移動自
在、本例ではガラス板４の面３６に直交する方向である
Ｚ方向に直線移動自在に取り付けられスライダ３７と、
基台３５とスライダ３７の両側壁３８及び３９との間で
Ｚ方向に直列に２列平行に配されて基台３５に対するス
ライダ３７のＺ方向の直線移動を滑らかにする複数のボ
ール４０とを具備しており、複数のボール４０は、互い
に干渉しないようにリテーナ４１によりその互いの間隔
が保持されて、設けられている。スライダ３７の一端
は、連結具４２及びねじ４３によりピストンロッド８の
一端に連結されており、スライダ３７の他端は、連結具
４４及びねじ４５により支持部材２７に連結されてお
り、こうしてリニアボールスライド装置９は、カッタ刃
支持体７をエアシリンダ装置３のピストンロッド８に連
結して当該ピストンロッド８の伸縮に伴うカッタ刃支持
体７のＺ方向の直線移動を案内支持する。
固定されたスライド基台３５と、基台３５に直線移動自
在、本例ではガラス板４の面３６に直交する方向である
Ｚ方向に直線移動自在に取り付けられスライダ３７と、
基台３５とスライダ３７の両側壁３８及び３９との間で
Ｚ方向に直列に２列平行に配されて基台３５に対するス
ライダ３７のＺ方向の直線移動を滑らかにする複数のボ
ール４０とを具備しており、複数のボール４０は、互い
に干渉しないようにリテーナ４１によりその互いの間隔
が保持されて、設けられている。スライダ３７の一端
は、連結具４２及びねじ４３によりピストンロッド８の
一端に連結されており、スライダ３７の他端は、連結具
４４及びねじ４５により支持部材２７に連結されてお
り、こうしてリニアボールスライド装置９は、カッタ刃
支持体７をエアシリンダ装置３のピストンロッド８に連
結して当該ピストンロッド８の伸縮に伴うカッタ刃支持
体７のＺ方向の直線移動を案内支持する。
【００１４】このように形成されたカッタヘッド１は、
例えば切目形成装置の直線移動台６０にその基台２が取
り付けられて用いられる。切目形成装置はＸ方向移動機
構６１とＸ方向移動機構６１とほぼ同様に構成されたＹ
方向移動機構（図示せず）とを具備しており、Ｘ方向移
動機構６１は、フレーム６２に取り付けられた電動モー
タ６３と、フレーム６２に軸受６４を介して回転自在に
設けられていると共に、モータ６３の出力回転軸にプー
リ、ベルト等を介して連結されたねじ軸６５とを具備
し、ねじ軸６５は直線移動台６０に取付けられたナット
６６に螺合しており、フレーム６２に取り付けられた一
対の案内レール６７にスライド６８を介してＸ方向に移
動自在に取り付けられた直線移動台６０は、モータ６３
の作動でねじ軸６５が回転されると、ガラス板の４の面
３６と平行なＸ方向に移動される。図示しないＹ方向移
動機構はフレーム６２をＸ方向と直交すると共にガラス
板の４の面３６と平行なＹ方向に移動させるように構成
されている。ガラス板４は切目形成装置のテーブル６９
に載置されて固定される。
例えば切目形成装置の直線移動台６０にその基台２が取
り付けられて用いられる。切目形成装置はＸ方向移動機
構６１とＸ方向移動機構６１とほぼ同様に構成されたＹ
方向移動機構（図示せず）とを具備しており、Ｘ方向移
動機構６１は、フレーム６２に取り付けられた電動モー
タ６３と、フレーム６２に軸受６４を介して回転自在に
設けられていると共に、モータ６３の出力回転軸にプー
リ、ベルト等を介して連結されたねじ軸６５とを具備
し、ねじ軸６５は直線移動台６０に取付けられたナット
６６に螺合しており、フレーム６２に取り付けられた一
対の案内レール６７にスライド６８を介してＸ方向に移
動自在に取り付けられた直線移動台６０は、モータ６３
の作動でねじ軸６５が回転されると、ガラス板の４の面
３６と平行なＸ方向に移動される。図示しないＹ方向移
動機構はフレーム６２をＸ方向と直交すると共にガラス
板の４の面３６と平行なＹ方向に移動させるように構成
されている。ガラス板４は切目形成装置のテーブル６９
に載置されて固定される。
【００１５】以上のようになるカッタヘッド１を有した
切目形成装置おいては、数値制御装置により制御される
Ｘ方向移動機構６１とＹ方向移動機構とでカッタ６は、
所定の形状の切目をガラス板４に入れるべく、ガラス板
４の面３６上で移動される。切目形成中、エアシリンダ
装置３によりカッタ刃６は空気弾性的にガラス板４の面
３６に押し付けられる。
切目形成装置おいては、数値制御装置により制御される
Ｘ方向移動機構６１とＹ方向移動機構とでカッタ６は、
所定の形状の切目をガラス板４に入れるべく、ガラス板
４の面３６上で移動される。切目形成中、エアシリンダ
装置３によりカッタ刃６は空気弾性的にガラス板４の面
３６に押し付けられる。
【００１６】ところでカッタヘッド１では、カッタ刃６
のＺ方向の移動が、その方向の移動を極めて低摩擦抵抗
でもって案内するリニアボールスライド装置９を介して
なされると共に、Ｚ方向に関して極めて小さい摩擦抵抗
力をもったエアシリンダ装置３によりカッタ刃６がガラ
ス板４の面３６に押し付けられるため、仮にガラス板４
に凹凸があったとしても、カッタ刃６はその凹凸に対応
してＺ方向に移動し得る。また一方、エアシリンダ装置
３及びリニアボールスライド装置９の夫々の摺動摩擦抵
抗が極めて小さいため、エアシリンダ装置３に供給され
た空気弾性力は、エアシリンダ装置３及びリニアボール
スライド装置９の夫々の摺動摩擦抵抗力に妨げられるこ
となしに、ほぼそのままカッタ刃６に付与される結果、
エアシリンダ装置３に供給された空気弾性力に正確に対
応してカッタ刃６はガラス板４の面３６を押圧し、従っ
て設定された値をもってガラス板４に正確に一定の切
目、ニュー入りを施し得る。
のＺ方向の移動が、その方向の移動を極めて低摩擦抵抗
でもって案内するリニアボールスライド装置９を介して
なされると共に、Ｚ方向に関して極めて小さい摩擦抵抗
力をもったエアシリンダ装置３によりカッタ刃６がガラ
ス板４の面３６に押し付けられるため、仮にガラス板４
に凹凸があったとしても、カッタ刃６はその凹凸に対応
してＺ方向に移動し得る。また一方、エアシリンダ装置
３及びリニアボールスライド装置９の夫々の摺動摩擦抵
抗が極めて小さいため、エアシリンダ装置３に供給され
た空気弾性力は、エアシリンダ装置３及びリニアボール
スライド装置９の夫々の摺動摩擦抵抗力に妨げられるこ
となしに、ほぼそのままカッタ刃６に付与される結果、
エアシリンダ装置３に供給された空気弾性力に正確に対
応してカッタ刃６はガラス板４の面３６を押圧し、従っ
て設定された値をもってガラス板４に正確に一定の切
目、ニュー入りを施し得る。
【００１７】加えてカッタヘッド１では、リニアボール
スライド装置９によりカッタ刃６の横揺れ、即ちＸ及び
Ｙ方向の振動が阻止されるようになっているため、切目
形成中、カッタ刃６の横揺れに起因するガラス板４の面
３６の欠け若しくは割れを好ましく低減し得る。
スライド装置９によりカッタ刃６の横揺れ、即ちＸ及び
Ｙ方向の振動が阻止されるようになっているため、切目
形成中、カッタ刃６の横揺れに起因するガラス板４の面
３６の欠け若しくは割れを好ましく低減し得る。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明のカッタヘッドによ
れば、ガラス板の面の凹凸にカッタ刃を追従させて移動
させることができる上に、カッタ刃の横揺れ等の切目形
成中における不都合な動作を低減し得、その上、エアシ
リンダ装置に供給された空気弾性力に正確に対応してカ
ッタ刃をガラス板の面に押圧させることができ、設定さ
れた値をもってガラス板に正確に一定の切目、ニュー入
りを施し得る。
れば、ガラス板の面の凹凸にカッタ刃を追従させて移動
させることができる上に、カッタ刃の横揺れ等の切目形
成中における不都合な動作を低減し得、その上、エアシ
リンダ装置に供給された空気弾性力に正確に対応してカ
ッタ刃をガラス板の面に押圧させることができ、設定さ
れた値をもってガラス板に正確に一定の切目、ニュー入
りを施し得る。
【図１】本発明の好ましい一具体例の断面側面図であ
る。
る。
【図２】図１に示す具体例の正面図である。
１ カッタヘッド ２ カッタヘッド基台 ３ エアシリンダ装置 ４ ガラス板 ６ カッタ刃 ７ カッタ刃支持体 ８ ピストンロッド ９ リニアボールスライド装置
Claims (3)
- 【請求項１】 カッタヘッド基台と、このカッタヘッド
基台に取り付けられたエアシリンダ装置と、ガラス板に
切目を付けるカッタ刃を有したカッタ刃支持体と、カッ
タヘッド基台に取り付けられており、カッタ刃支持体を
エアシリンダ装置のピストンロッドに連結して当該ピス
トンロッドの伸縮に伴うカッタ刃支持体の直線移動を案
内支持するリニアボールスライド装置とを具備するカッ
タヘッド。 - 【請求項２】 エアシリンダ装置はベロフラムシリンダ
からなる請求項１に記載のカッタヘッド。 - 【請求項３】 リニアボールスライド装置は、カッタヘ
ッド基台に固定されたスライド基台と、このスライド基
台に直線移動自在に取り付けられたスライダと、スライ
ド基台とスライダとの間で直列に配されてスライド基台
に対するスライダの直線移動を滑らかにする複数のボー
ルとを具備している請求項１又は２に記載のカッタヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26825691A JPH0570162A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | カツタヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26825691A JPH0570162A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | カツタヘツド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570162A true JPH0570162A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17456053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26825691A Pending JPH0570162A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | カツタヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0570162A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001226133A (ja) * | 2001-01-16 | 2001-08-21 | Bando Kiko Kk | カッタ装置 |
| JP2001240421A (ja) * | 2001-01-22 | 2001-09-04 | Bando Kiko Kk | カッタ装置 |
| CN108787946A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-13 | 南京溧水丽华弹簧厂 | 一种便于更换刀头的弹簧生产设备用钢丝切断机构 |
| WO2022107192A1 (ja) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | スターテクノ株式会社 | ワーク加工装置及びそのワーク加工装置を備えた超音波加工装置 |
| WO2022107201A1 (ja) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | スターテクノ株式会社 | ワーク加工装置及びそのワーク加工装置を備えた超音波加工装置 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP26825691A patent/JPH0570162A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001226133A (ja) * | 2001-01-16 | 2001-08-21 | Bando Kiko Kk | カッタ装置 |
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