JPH057004Y2 - - Google Patents

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JPH057004Y2
JPH057004Y2 JP1984157996U JP15799684U JPH057004Y2 JP H057004 Y2 JPH057004 Y2 JP H057004Y2 JP 1984157996 U JP1984157996 U JP 1984157996U JP 15799684 U JP15799684 U JP 15799684U JP H057004 Y2 JPH057004 Y2 JP H057004Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、ビル等の消火栓に用いる消火栓用バ
ルブに関し、バルブの開放操作を容易にした消火
栓用バルブの改良に関する。
b 従来の技術 火災の発生に際して消火栓を使用する場合、収
納ボツクスに収納されたホースを引き出し、消火
員のひとりが放水用ノズルを持ち、別の消火員が
消火栓バルブを開いて通水を行ない、消火作業を
行なつている。したがつて消火員がひとりしかい
ない場合には、消火栓の水圧が高いので、放水用
ノズルを持ちながら消火栓バルブを開くことは事
実上不可能であつた。
そこで、ひとりの消火員でも容易に操作を行な
うことができるようにした第4図のような消火栓
バルブを開発している(実公昭62−35495号)。
この消火栓バルブは、給水口1に回動可能に嵌
合した直角型の外管2に、円筒状の内管3を摺動
可能に嵌入し、外管2と内管3との両者間にはO
リング4,5を配装して水密性を得るようにして
いる。一方、内管3の先端には、消防用ホース6
を取付け、この消防用ホース6の先端にノズル
(図示せず)を装着している。
そして、火災に際しては、消火栓の元栓を開け
るか、ポンプの始動ボタンを押してから、ノズル
を持つて火災現場に行き、消防用ホース6を引く
と、内管3が摺動して、外管2と内管3が連通す
る。これによつて、外管2から内管3を通つて水
が流れ、放水が開始される。
c 考案が解決しようとする課題 このような先行技術の消火栓バルブによると、
ひとりの消火員によつて操作を行なうことはでき
るが、外管2内の水圧が内管3側面に作用し、通
常、水圧が4Kg/cm2のとき、引抜き力が12Kg必要
となり、水圧が7Kg/cm2のとき、引抜き力が20Kg
必要となるので、バルブの開放時にかなりの力で
内管3を引かなければならなかつた。このため、
操作に不慣れな人、あるいは女性等の非力な人が
操作をして、消防用ホース6を引いたつもりでい
たところが、実際には、内管3が摺動せずに放水
が開始されないことがある。
本考案は、上記課題を解決し、女性等の非力な
人でも容易に操作を行ない得る消火栓用バルブを
提供することを目的とする。
d 課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するために、基端側
の一方開口端を介して給水口に連結され、かつ基
端部と直交する向きに流路を形成したL字型の外
管と、先端にホースの基部を接続し、かつ後端部
を上記外管の他方開口端から同軸上に上記流路を
遮断して嵌入した内管と、上記外管の後端部に上
記内管と同一軸線上に支持されるとともに、該内
管内に離脱可能に嵌入された弁体とを備え、上記
内管後端部外周面に軸方向の溝を形成し、該溝を
介して上記内管によつて遮断された外管の基端側
空間と、外管の後端部と弁体および内管後端部に
よつて形成された空間とを連通し、上記基端側空
間に導入した水を上記溝を介して内管後端側に流
入させて、上記内管の後端に作用する水圧により
上記内管を摺動させて上記弁体から離脱し、バル
ブを開放するようにしたことにある。
e 作用 上記構成の消火栓用バルブによると、消火栓の
給水口の元栓を開くかポンプ始動ボタンを押す
と、外管の基端側空間に流入した水が内管の外周
面の溝を通して内管の後端側空間に徐々に流入
し、内管の端面の水圧が次第に上昇する。こうし
て、ホースをわずかに引くことにより内管が摺動
し、バルブが開放する。一方、ホースを引かない
場合でも、一定時間経過すると、内管の後端側に
作用する水圧によつて、内管が摺動し、バルブを
開放させるものである。
f 実施例 以下、図示の実施例を参照しながら本考案を詳
細に説明する。
第1図a,bは直角型の消火栓用バルブを示す
部分断面図、第2図は、前倒し式の消火栓ボツク
スを示す斜視図である。
第2図において、消火栓ボツクス10は、ボツ
クス本体11の前面に前倒し式の扉12を備えた
もので、この扉12の裏面に、所定間隔を置いて
2本の軸13が突設されており、この軸13に消
防用ホース14を巻回して支持するようにしたも
のである。消防用ホース14は、2本を接続して
収納され、一方の消防用ホース14の一端にノズ
ル15が装着されており、他方の消防用ホース1
4の一端を消火栓バルブ16の後述する内管に接
続している。
この消火栓バルブ16を第1図a,bにより説
明する。
この消火栓バルブ16は給水口17に連結され
たL字型の外管18と、この外管18の筒部19
に一部を摺動可能に嵌入した内管20とで構成さ
れ、該内管20を摺動させることによつて、流路
を開閉するバルブである。該外管18は給水口1
7側の開口端内面にバネ(図示せず)で付勢され
る爪部21を設け、該爪部21を介して給水口1
7に回動可能に嵌着している。
該外管18の筒部19には、軸線上に弁体22
が支持されており、該弁体22に上記内管20が
嵌合または離脱することでバルブを開閉するもの
である。該弁体22は、椀革23を2枚の円板2
4,25で挟持したもので、その中心を貫通した
ボルト26によつて上記筒部19の対向面19a
に支持されている。上記外管18の内周面には、
内管20挿入部との水密性を保持するためのOリ
ング27が配装されている。一方、内管20の後
端部外周面には、第3図のように、軸方向の溝2
8が形成されており、これは内管20によつて仕
切られた外管18の基端側空間A(一次側)と、
外管18の後端部と弁体22および内管20の後
端部とで形成される後端側空間B(二次側)とを
連通する通路となる。この溝28を介して後端側
空間Bに水が流入し、内管20後端部端面に水圧
が作用し、内管20の摺動時の引抜きを助けるよ
うにしている。この後端部端面の面積Sを調整す
ることにより引抜き力を調整する。たとえば、水
圧が4Kg/cm2として内管18端面の面積Sが4.4
cm2とすると、17.6Kg/cm2の水圧が内管18端面に
作用し、容易に引抜けることになる。一方、内管
18が引抜けるまでの時間は、上記溝28の径と
内管18後端部側の容積Qによつて調整する。容
積Qは、ボルト26の長さを調節して弁体22の
位置を変えることによつて調節できる。上記外管
18の内壁面には内管20の後端部に突設した突
起部20aに係止する係止部18a,18bが突
設してある。
放水用ノズル15は扉12の裏面に装着された
ホルダ29に支持されており、放水用ノズル15
を持つて走ることで消防用ホース14が引出され
るものである。30は収納時に消防用ホース14
が解けるのを防止する支持アームである。
上記構成による消火栓用バルブの作用は次のと
おりである。
火災が発生した場合、消火員は、まず扉12を
開き、警報スイツチを押して火災の発生を知らせ
るとともに、ポンプ始動スイツチを押す。そし
て、主バルブを開くことによつて外管18の基端
側空間Aに水が流入し、この水が内管20の溝2
8を通して内管20の後端側空間Bに徐々に流入
する。
次いで、放水用ノズル15を外し、火点に向か
うと、その方向に従つて消防用ホース14が軸1
3から巻きもどされ、消防用ホース14の延伸方
向に追随して消火栓バルブ16が向きを変える。
そして、消防用ホース14を延ばしきつた後、そ
れを引くと、消防用ホース14の基部に連結され
た内管20が摺動し、弁体22から内管20が離
脱することによつて、バルブが開放される。この
とき、内管20の後端部端面には溝28を通して
後端側空間Bに流入した水による水圧が作用して
いるので、わずかの力で、バルブの開放動作を行
なうことができる。
これによつて、消火栓用バルブが開放し放水用
ノズル15に向けて通水され、放水作業に入るこ
とができる。かくして、ひとりの消火員の操作に
よつて迅速、かつ円滑に消火活動を行なうことが
できる。
また、消火栓について不慣れな人、あるいは女
性等の非力な人が、消火活動を行なう場合、放水
用ノズル15を持つて、火点に向かい一定時間経
過すると、溝28を通して内管20後端側空間B
に流入した水が充満する。こうして、内管20後
端部端面に作用する水圧が所定圧に達すると、内
管20が強制的に摺動して、弁体22から離脱
し、消火栓用バルブが開放する。これによつて、
操作に不慣れな人、あるいは非力な人でも容易に
消火活動を行なうことができる。
g 考案の効果 以上述べたように、本考案の消火栓用バルブに
よれば、消防用ホースを引きだけの操作で、容易
にバルブを開放することができるので、ひとりの
消火員によつて容易に消火活動を行なうことがで
きる。また、消防用ホースを引かなくても、一定
時間経過後には、自動的にバルブを開放できるの
で、操作に不慣れな人、あるいは女性等の非力な
人であつても、容易に消火活動を行なうことがで
きる。
さらに、内管外周面に軸方向の溝を形成しただ
けで、外管基端側と内管後端側に連通したので、
加工が容易で、従来部品をそのまま利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、本考案の一実施例による消火
栓用バルブを示す部分断面図、第2図は、前倒し
式の消火栓ボツクスを示す斜視図、第3図は、内
管の溝を示す斜視図、第4図は、従来の消火栓用
バルブを示す断面図である。 10……消火栓ボツクス、14……消防用ホー
ス、15……ノズル、16……消火栓用バルブ、
18,31……外管、19……筒部、20……内
管、22……弁体、28……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基端側の一方開口端を介して給水口に連結さ
    れ、かつ基端部と直交する向きに流路を形成した
    L字型の外管と、先端にホースの基部を接続し、
    かつ後端部を上記外管の他方開口端から同軸上に
    上記流路を遮断して嵌入した内管と、上記外管の
    後端部に上記内管と同一軸線上に支持されるとと
    もに、該内管内に離脱可能に嵌入された弁体とを
    備え、上記内管後端部外周面に軸方向の溝を形成
    し、該溝を介して上記内管によつて遮断された外
    管の基端側空間と、外管の後端部と弁体および内
    管後端部によつて形成された空間とを連通し、上
    記基端側空間に導入した水を上記溝を介して内管
    後端側に流入させて、上記内管の後端に作用する
    水圧により上記内管を摺動させて上記弁体から離
    脱し、バルブを開放するようにしたことを特徴と
    する消火栓用バルブ。
JP1984157996U 1984-10-19 1984-10-19 Expired - Lifetime JPH057004Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59219964A (ja) * 1983-05-27 1984-12-11 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59219964A (ja) * 1983-05-27 1984-12-11 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法

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JPS6173360U (ja) 1986-05-19

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